JP3323669B2 - 磁気ヘッドのアジマス調整機構 - Google Patents

磁気ヘッドのアジマス調整機構

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  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は磁気記録媒体に対して情
報の書込読出を行う磁気読出/書込装置における磁気ヘ
ッドの磁気記録媒体の磁気記録面に対するアジマスを調
整する磁気ヘッドのアジマス調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、クレジットカードやプリペイドカ
ートやキャッシュカード等の多種多用のカードが一般に
流布している。一般に、このようなカードには各種の情
報が記録された磁気ストライプが形成されている。この
ようなカードを取扱う各種カード端末装置には、カード
の磁気ストライプに記録された各種情報を読取り、また
必要に応じて情報を書込むためのカードリーダ/ライタ
が組込まれている。
【0003】図7に示すように、このようなカードリー
ダ/ライタに組込まれる磁気ヘッド1は、磁気記録媒体
としてのカード2の一部に形成された磁気ストライプ3
の形成方向に対して、自己の磁気ギャップ4の方向が正
確に直交する必要がある。
【0004】一般のカードリーダ/ライタにおいては、
磁気ヘッド1が固定され、カード2が矢印(挿入方向)
に搬送される。そして、磁気ヘッド1の磁気ギャップ4
の方向とカード2の搬送方向の直交方向との間の角度を
アジマスαと称する。このアジマスαの許容範囲は例え
ば規定値αs に対して±10”(1/6度)〜±20”
(1/3度)程度と非常に狭い。したがって、このアジ
マスαを機械的に例えば0°等の規定値αs に正確に設
定することは非常に困難であるので、カードリーダ/ラ
イタに対してこのアジマスαが予め調整可能に磁気ヘッ
ド1が取付けられたアジマス調整機構が組込まれてい
る。
【0005】図8はカードリーダ/ライタに組込まれた
アジマス調整機構の概略構成を示す斜視図であり、図9
は図8の要部を取出して示す平面図である。
【0006】底板6とこの底板6の両側に取付けられた
一対のガイド板7a,7bとからなる搬送機構における
底板6の上面に矢印5方向にカード2が図示しない搬送
ローラで搬送されている。この底板6の上方位置に磁気
ヘッド1を支持する箱型のヘッド支持部材8が設けられ
ている。そして、このヘッド支持部材8は前記一方のガ
イド板7aに対して一対の取付ねじ9a,9bで固定さ
れている。
【0007】具体的には、ガイド板7aに互いに離間し
て一対の貫通孔が穿設されており、また、ヘッド支持部
材8におけるこの一対の貫通孔に対向する位置にはそれ
ぞれねじ穴が刻設されている。前述した各取付ねじ9
a,9bは前記各貫通孔及びコイルばね10a,10b
を介して対向する各ねじ穴にねじ込まれる。
【0008】そして、各取付ねじ9a,9bの前記各ね
じ穴に対するねじ込み量を調整することによって、図9
に示すように、磁気ヘッド1をカード2の磁気ストライ
プ3に当接させると共にアジマスαを調整する。なお、
各コイルばね10a,10bは箱型のヘッド支持部材8
を常にガイド板7aから遠ざかる方向に付勢して、一旦
調整済みの磁気ヘッド2位置が変動することを防止する
機能を有する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図8及
び図9に示すアジマス調整機構においても、まだ改良す
べき次のような課題があった。
【0010】すなわち、磁気ヘッド1のアジマスαを変
更するためには、ガイド板7aの外面に露出している各
取付ねじ9a,9bのヘッド支持部材8のねじ穴に対す
るねじ込み量を調整する必要がある。しかし、アジマス
αは各取付ねじ9a,9bのヘッド支持部材8の各ねじ
穴に対するねじ込み量Da ,Db の相対量(Da −Db
)で定まる。
【0011】よつて、アジマス調整を行う調整員は、ガ
イド板7aの外面に露出している各取付ねじ9a,9b
の回転量(回転角度)のみを監視しても、アジマスαが
大きなったか、又は小さくなったかを全く判断できな
い。
【0012】さらに、所定のアジマスαを得るために、
一方の取付ねじ9a(9b)のみを調整した場合には、
調整方向によってはヘッド支持部材8自体が大きく移動
して、磁気ヘッド1が磁気ストライプ3の対向位置を外
れてしまう懸念がある。よって、2つ取付ねじ9a,9
bを同時に回転させてアジマスαを最適値に調整する必
要があり、調整作業が非常に繁雑であり、かつ調整作業
時間が大幅に増大する問題がある。
【0013】また、一旦設定したアジマスαが変動しな
いように、コイルばね10a,10bでヘッド支持部材
8を反対側のガイド板7b方向へ付勢しているが、一般
にコイルばね10a,10bは、長期間に亘って使用す
ると、付勢力(ばねの復元力)が劣化して、アジマスα
が変化する懸念がある。また、コイルばね10a,10
bの強度や寸法安定性が問題となる。
【0014】また、磁気ヘッドを清掃したり点検する場
合は、この磁気ヘッドを取外す必要がある。しかし、一
旦磁気ヘッドを取外せば、再度取付けた場合に再調整す
る必要がある。
【0015】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、磁気ヘッドが取付けられたヘッド取付アー
ムを1本のヘッド取付軸を介してベース部材に固定する
ことによって、磁気ヘッドの磁気記録媒体に対するアジ
マスを簡単に調整でき、かつアジマスの調整方向及び概
略調整量を目視でき、構造を簡素化でき、さらに、磁気
ヘッドの点検,清掃が容易で、これらを行うことにより
調整がずれることがない磁気ヘッドのアジマス調整機構
を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記課題を構成するため
に、本発明の磁気ヘッドのアジマス調整機構は、磁気記
録媒体の搬送路に沿って設けられ、搬送中の磁気記録媒
体の磁気記録面に直交する取付面を有する板状のベース
部材と、一端側に磁気記録媒体に当接する磁気ヘッドが
取付けられたヘッド取付アームと、一端がヘッド取付ア
ームの他端側に対して周方向に回転自在に装着され、他
端がベース部材の取付面に着脱自在に取付けられ、ヘッ
ド取付アームをベース部材に支持するヘッド取付軸とを
備えている。
【0017】そして、ヘッド取付軸におけるベース部材
の取付面に当接する他端を、ヘッド取付軸の軸心に直交
する面に対して所定微小角度だけ傾斜する傾斜面に形成
し、ヘッド取付軸を軸心回りに回転させることによって
磁気ヘッドの磁気記録媒体に対するアジマスを調整す
る。
【0018】また、別の発明においては、上記アジマス
調整機構における磁気ヘッドを、ヘッド取付アームに対
して、搬送路の搬送方向に直交する面内に回動自在に取
付ている。
【0019】さらに、別の発明のアジマス調整機構にお
いては、ヘッド取付軸のベース部材に対する取付機構
を、ヘッド取付軸における傾斜面から軸心方向に刻設さ
れたねじ穴と、ベース部材のヘッド取付軸の傾斜面が当
接する位置に穿設され、ねじ穴より大きい径を有した貫
通孔と、ベース部材の取付面に対する反対面から貫通孔
を介してねじ穴にねじ込むことによってヘッド取付軸の
傾斜面を取付面に固定する固定ねじとで構成している。
【0020】
【作用】このように構成された磁気ヘッドのアジマス調
整機構においては、磁気ヘッドはヘッド取付アームの一
端側に取付けられている。そして、このヘッド取付アー
ムはヘッド取付軸を介して磁気記録媒体の磁気記録面に
直交する取付面を有したベース部材の取付面に取付けら
れている。
【0021】この場合、ヘッド取付軸におけるベース部
材の取付面に対向する他端は、軸心に対して所定微小角
度で傾斜する傾斜面に形成されている。よって、この傾
斜面を前記取付面に取付けると、ヘッド取付軸の軸心は
ベース部材の取付面に対して所定微小角度だけ傾斜す
る。この傾斜方向は前記ヘッド取付軸の前記取付面に対
する取付角度位置に依存する。
【0022】また、磁気ヘッドが取付けられたヘッド取
付アームの他端側はヘッド取付軸の他端側に回転自在に
取付られている。したがって、磁気ヘッドを磁気記録媒
体の磁気記録面に当接させた状態で、ヘッド取付軸を軸
心回りに回転させると、このヘッド取付アームの前記ベ
ース部材に対する姿勢角が変化する。ヘッド取付アーム
の前記ベース部に対する姿勢角が変化すると磁気ヘッド
の磁気記録媒体に対するアジマスが変化する。
【0023】よって、最良にアジマスが得られる角度位
置にヘッド取付軸を軸心回りに回転させた状態で、ヘッ
ド取付軸の他端に形成された傾斜面をベース部の取付面
に固定すればよい。
【0024】この場合、アジマスはヘッド取付軸を回転
させると回転角度位置に対応して変化する。そして、ア
ジマスの最大変化量は前記傾斜面の軸心に対する傾斜角
度の2倍の角度である。したがって、角度位置が定まる
と概略のアジマスが把握できる。なお、ヘッド取付軸を
1回転させると元のアジマスに戻る。
【0025】また、別の発明においては、磁気ヘッド
は、ヘッド取付アームに対して、搬送路の搬送方向に直
交する面内に回動自在に取付られている。したがって、
ヘッド取付軸を回転することによって、たとえヘッド取
付アームが搬送路の搬送方向に直交する面内において傾
いたとしても、磁気ヘッドは磁気記録媒体の磁気記録面
に対して正しい姿勢で当接される。
【0026】さらに、別の発明においては、ヘッド取付
軸にこのヘッド取付軸の軸心方向にねじ穴を刻設し、ま
た、ベース部材にねじ穴の径より大きい径の貫通孔を穿
設し、ベース部材の外側から、貫通孔を介して固定ねじ
をヘッド取付軸のねじ穴にねじ込むことによって、ヘッ
ド取付軸がベース部材に対して傾斜した状態で固定され
る。
【0027】よって、ヘッド取付軸を回転する場合は、
この固定ねじを緩めればよい。
【0028】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面を用いて説明す
る。
【0029】図1は実施例の磁気ヘッドのアジマス調整
機構を示す斜視図である。図2及び図3は図1に示すア
ジマス調整機構を紙面に平行する面で切断して上方から
見た平面図である。図4は図1のアジマス調整機構をX
−X線で切断して矢印方向に見た場合の側断面図であ
る。また、図6は図1に示すアジマス調整機構を磁気記
録媒体の搬送方向から見た正面図である。
【0030】底板11と、この底板11の両側に取付け
られた一対のガイド板12a,12bとからなる搬送機
構における底板11の上面に矢印5方向にカード2が図
示しない搬送ローラで搬送されている。したがって、前
記ガイド板12aは、磁気記録媒体としてのカード2の
搬送路に沿って設けられ、搬送中のカード2の磁気記録
面としての磁気ストライプ3に直交するベース部材を構
成する。
【0031】搬送機構の底板11の上方位置に磁気ヘッ
ド1を支持するヘッド取付アーム13が設けられてい
る。このヘッド取付アーム13は鉄材を用いて箱型に形
成されており、先端13a近傍にカード2の磁気ストラ
イプ3に当接する磁気ヘッド1が取付けられている。な
お、磁気ヘッド1は磁気ギャップ4がカード2の搬送方
向に直交するように取付られている。
【0032】さらに、磁気ヘッド1は、図4に示すよう
に、一対の支持部材24a,24bに両端が支持された
軸25に回転自在に取付けられてる。よって、磁気ヘッ
ド1は、図6に示すように、カード2の搬送方向に直交
する面内に自由に回動可能である。
【0033】また、ヘッド取付アーム13の後端13b
近傍には、この箱型のヘッド取付アーム13の両側面1
3c,13dに直交する貫通孔14が穿設されている。
【0034】この貫通孔14にヘッド取付軸15が回転
自在に挿入されている。このヘッド取付軸15はステン
レス鋼材を用いて図5に示すように構成されている。図
5に示すように、ヘッド取付軸15の一方端15a近傍
には円周溝16が刻設されている。この円周溝16はヘ
ッド取付軸15を貫通孔14に挿入した場合に、ヘッド
取付アーム13がヘッド取付軸15から抜け落ちないよ
うに環状リング17を装着するために設けられる。
【0035】また、ヘッド取付軸15の他端側にはフラ
ンジ18が形成されている。このフランジ18の端面
は、このヘッド取付軸15の軸心に直交する面に対して
例えば1°等の所定微小角度θ(=1°)だけ傾斜した
傾斜面19に形成されている。
【0036】また、この円形のフランジ18の外周面の
一部には、図5(b)に示すように、直線状に切断され
た切欠部18a,18bが形成されている。さらに、傾
斜面19にはこのヘッド取付軸15の軸心方向にねじ穴
20が刻設されている。
【0037】一方、ガイド板12aにおける前記ヘッド
取付アーム13に穿設された貫通孔14に対向する位置
に貫通孔21が穿設されている。この貫通孔21の径は
固定ねじ23の山の径に比較して僅かに大きく設定され
ている。そして、図2又は図3に示すように、このガイ
ド板12aの外側からワッシャ22を介して固定ねじ2
3を貫通孔21内に差込んで、ヘッド取付軸15のねじ
穴20にねじ込む。
【0038】よって、ヘッド取付軸15はガイド板12
aの垂線に対して前述した所定微小角度θ(=1°)だ
け傾斜してこのガイド板12aに固定される。なお、垂
線に対してどちらの方向に傾斜しているかは、ヘッド取
付軸15の軸心回りの回転角度位置によって変化する。
その結果、このヘッド取付軸15に対して貫通孔14を
介して回転自在に取付けられているヘッド取付アーム1
3の前記ガイド板12aに対する姿勢角もヘッド取付軸
15の回転角度位置に応じて変化する。
【0039】そして、磁気ヘッド1をカード2の磁気ス
トライプ3に当接させた状態で、ヘッド取付軸15を回
転させると、図2又は図3に示すように、磁気ヘッド1
のカード2の矢印5で示す搬送方向に対する角度が変化
する。その結果、磁気ヘッド1の磁気ストライプ3に対
するアジマスαが変化する。
【0040】具体的には、ヘッド取付軸15を軸心回り
に1回転させると、アジマスαは±θ(=±1°)の範
囲で変化する。したがつて、このヘッド取付軸15の回
転角度位置が定まれば、概略のアジマスαが定まる。
【0041】次に、このように構成された磁気ヘッドの
アジマス調整機構を用いて磁気ヘッド1のアジマスαを
調整する手順を説明する。
【0042】先ず、磁気ヘッド1のリード線をデータ読
取装置に接続する。そして、予めアジマスαが正確に0
°に調整された標準のカードライタでデータが書込まれ
た基準カードと、アジマスαが正確に−20”(1/3
度)に調整された試験用のカードライタでデータが書込
まれた第1の試験カードと、アジマスαが正確に+2
0”(1/3度)に調整された試験用のカードライタで
データが書込まれた第2の試験カードとを準備する。
【0043】そして、この磁気ヘッドのアジマス調整機
構に対して基準カードを挿入して正しいデータが読取る
ことができるか否かを調べる。正しいデータが読取れな
い場合は、第1及び第2の試験カードを挿入してそれぞ
れ正しいデータが得られるか否かを調べる。
【0044】第1のカードを挿入した場合により多くの
正しいデータが得られると、この磁気ヘッド1は(−)
方向にアジマスαが付いていると判断できる。また、第
2のカードを挿入した場合により多くの正しいデータが
得られると、この磁気ヘッド1は(+)方向にアジマス
αが付いていると判断できる。
【0045】次に、固定ねじ23を緩めて、ペンチ等の
工具でフランジ18の切欠部18a,18bを挟んで、
このヘッド取付軸15をアジマスαが減少する方向に回
転させて正しいデータが得られる角度位置を求める。正
しい角度位置が求まると固定ねじ23を締めてその回転
角位置を固定する。
【0046】このように、図8で示した2つの取付ねじ
9a,9bを調整する必要があった従来のアジマス調整
機構に比較して、実施例のアジマス調整機構において
は、調整者は簡単に磁気ヘッド1のアジマスαを調整可
能である。
【0047】この場合、フランジ18の両側に切欠部1
8a,18bを形成しているで、ペンチ等の工具で簡単
に回転することができると共に、調整者は切欠部18
a,18bの方向を一瞥するのみで、磁気ヘッド1のア
ジマスαの方向と概略のアジマス値を把握できる。例え
ば、傾斜面19の傾斜θが1°の場合、180°回転さ
せると、アジマスαは1°変化する。よって20”(1
/3度)変化させるためには、フランジ18を約60°
回転させればよい。
【0048】また、このように構成されたアジマス調整
機構においては、図6に示すように、磁気ヘッド1は、
ヘッド取付アーム13に対して、軸25によって、搬送
路の搬送方向に直交する面内に回動自在に取付られてい
る。一般に、ヘッド取付軸15を回転すれば、ヘッド取
付アーム13は搬送路の搬送方向に直交する面内におい
て例えばβだけ傾いた状態となる。
【0049】しかし、磁気ヘッド1はヘッド取付アーム
13内における搬送方向に平行する軸25に回動自在に
取付けられているので、たとえヘッド取付アーム13が
搬送路の搬送方向に直交する面内においてβだけ傾いた
としても、磁気ヘッド1はカード2の磁気ストライブ3
に対して正しい姿勢で当接される。よって、読取り又は
書込みデータの信頼性が低下することはない。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の磁気ヘッ
ドのアジマス調整機構においては、磁気ヘッドが取付け
られたヘッド取付アームを1本のヘッド取付軸を介して
ベース部材に着脱自在に取付けると共に、ヘッド取付軸
のベース部材に対する当接面を微小角度だけ傾斜させて
いる。したがって、ヘッド取付軸を軸心回りに回転させ
るのみで、磁気ヘッドの磁気記録媒体に対するアジマス
を簡単に調整でき、かつアジマスの調整方向及び概略調
整量を目視でき、さらに、調整機構自体の構造を簡素化
できる。
【0051】また、ヘッド取付アームを上に起こすこと
により、調整をずらすことなく、磁気ヘッドの清掃,点
検が容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係わる磁気ヘッドのアジ
マス調整機構を示す斜視図
【図2】 図1に示す実施例アジマス調整機構を同一高
さ位置で切断して上方から見た平面図
【図3】 同じく図1に示す実施例アジマス調整機構を
同一高さ位置で切断して上方から見た平面図
【図4】 図1に示す実施例アジマス調整機構をX−X
線で切断して矢印方向に見た場合の側断面図
【図5】 同実施例アジマス調整機構に組込まれたヘッ
ド取付軸の概略構成を示す図
【図6】 図1に示す実施例アジマス調整機構を磁気記
録媒体の搬送方向から見た正面図
【図7】 一般的なカードと磁気ヘッドとの相対関係を
示す図
【図8】 従来のアジマス調整機構を示す斜視図
【図9】 図9に示す従来アジマス調整機構の要部を取
出して示す平面図 1…磁気ヘッド、2…カード(磁気記録媒体)、3…磁
気ストライプ(磁気記録面)、4…磁気ギャップ、5…
矢印、11…底板、12a,12b…ガイド板(ベース
部材)、13…ヘッド取付アーム、14,21…貫通
孔、15…ヘッド取付軸、16…円周溝、17…環状リ
ング、18…フランジ、19…傾斜面、20…ねじ穴、
22…ワッシャ、23…固定ねじ、25…軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−302410(JP,A) 実開 昭53−121011(JP,U) 実公 昭58−27374(JP,Y2) 実公 昭56−40056(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 5/48 - 5/49 G11B 5/56 - 5/60

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気記録媒体(2) の搬送路(11)に沿って
    設けられ、搬送中の磁気記録媒体の磁気記録面(3) に直
    交する取付面を有する板状のベース部材(12a) と、一端
    側に前記磁気記録媒体に当接する磁気ヘッド(1) が取付
    けられたヘッド取付アーム(13)と、一端が前記ヘッド取
    付アームの他端側に対して周方向に回転自在に装着さ
    れ、他端が前記ベース部材の取付面に着脱自在に取付け
    られ、前記ヘッド取付アームを前記ベース部材に支持す
    るヘッド取付軸(15)とを有した磁気ヘッドのアジマス調
    整機構であって、 前記ヘッド取付軸における前記ベース部材の取付面に当
    接する他端を、前記ヘッド取付軸の軸心に直交する面に
    対して所定微小角度(θ)だけ傾斜する傾斜面(19)に形
    成し、前記ヘッド取付軸を前記軸心回りに回転させるこ
    とによって前記磁気ヘッドの前記磁気記録媒体に対する
    アジマスを調整することを特徴とする磁気ヘッドのアジ
    マス調整機構。
  2. 【請求項2】 前記磁気ヘッド(1) は、前記ヘッド取付
    アーム(13)に対して、前記搬送路の搬送方向に直交する
    面内に回動自在に取付けられることを特徴とする請求項
    1記載の磁気ヘッドのアジマス調整機構。
  3. 【請求項3】 前記ヘッド取付軸(15)の前記ベース部材
    (12a) に対する取付機構は、前記ヘッド取付軸における
    前記傾斜面から前記軸心方向に刻設されたねじ穴(20)
    と、前記ベース部材の前記ヘッド取付軸の傾斜面が当接
    する位置に穿設され、前記ねじ穴より大きい径を有した
    貫通孔(21)と、前記ベース部材の前記取付面に対する反
    対面から前記貫通孔を介して前記ねじ穴にねじ込むこと
    によって前記ヘッド取付軸の傾斜面を前記取付面に固定
    する固定ねじ(23)とで構成されたことを特徴とする請求
    項1記載の磁気ヘッドのアジマス調整機構。
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