JP3323293B2 - スペクトラムアナライザのトラッキングエラー自動補正回路 - Google Patents

スペクトラムアナライザのトラッキングエラー自動補正回路

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、トラッキングジェネ
レータ(以後TGと称す)を内蔵するスペクトラムアナ
ライザにおいて、送信側のTG周波数と受信側のスペク
トラムアナライザの周波数のずれを監視して、所定の範
囲を外れた場合は、当該TG側の発振周波数を微調整す
る。これによりトラッキングエラーによる測定誤差が発
生しない様にする回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図3に、従来のスペクトラムアナライザ
の一実施例の構成ブロック図を示す。トラッキングエラ
ーとは、狭帯域バンドパスフィルタであるBPF16の
中心周波数(f8)と、実際に受信した信号がミキシン
グされて当該BPFに入力する周波数(f7)とが、周
囲温度等の変化により一致しなくなって受信信号レベル
の低下をもたらす現象である。このトラッキングエラー
は、測定バンド幅の選択をシャープにする程顕著になっ
てくる。これによって測定の誤差が発生することは測定
器の性能低下を招くため好ましくない現象である。
【0003】一般に、ブロードなバンド幅のレンジ(例
えば10KHz)では、出力レベルの低下することはな
く問題にならない。逆に、シャープなバンド幅のレンジ
(例えばバンド幅200Hz)では、周囲の温度変化に
より当該BPFの中心周波数がバンド幅の範囲を外れて
くる。この結果、出力レベルが低下してくる。これをな
くするには、必要に応じてこれを調整する手段が必要で
ある。
【0004】従来のトラッキングエラーの修正方法を説
明する。まず、使用者が、外部ケーブル33(セミリジ
ット・ケーブル等)でTG出力31と受信入力32をつ
なぐ。次に、スペクトラムアナライザのスイッチを押し
てキャリブレーション機能を実行させる。すると、スペ
クトラムアナライザが、トラッキングエラー補正のキャ
リブレーションを開始する。
【0005】ここで、シンセサイザ17(電圧可変発振
器及び信号分配回路)の周波数は、キャリブレーション
には関係ないので任意の周波数に設定しておく。発振器
21のf2発振周波数は、例えば4GHzで、微少な周
波数(例えば±5KHz)の可変ができる。一方発振器
17は、固定周波数の発振器である。
【0006】TG側の出力周波数f3は、受信側と共通
のシンセサイザ17の信号をミキサ20の一方の入力に
与え、当該ミキサ20の他方の入力には発振器21の信
号を入力してミキシング(f3=f1−f2)した出力
を次の出力部19に供給する。ここで、入力信号は、当
該出力部にあるローパスフィルタとバッファアンプとア
ッテネータで所定の出力レベルにした後TG出力31す
る。そして、この出力信号は、外部ケーブル33を通し
て受信側の入力32に与える。
【0007】つぎに、受信側では、受信入力信号は、ア
ッテネータ部11のアッテネータを通過後、ミキサ12
の一方の入力に供給する。このミキサ12の他方の入力
には、TG側と共通のシンセサイザ17の信号を入力し
て当該ミキサ12でミキシング後、この出力周波数f5
をローパスフィルタを通過させた後、次のミキサ15の
一方の入力に供給する。
【0008】そして、このミキサ15の他方の入力に
は、固定発振器17の出力周波数信号f6を入力して当
該ミキサ15でミキシング後、この出力周波数f7をバ
ンドパスフィルタのBPF16の入力に供給する。この
BPFは、内部に第2、第3のミキサを有していて所要
の周波数まで下げていく。そして狭帯域BPF(例えば
水晶フィルタ)やLC同調フィルタ等により所定のバン
ド幅で通過させた後、信号出力34する。そしてこの信
号レベルをADコンバータでデジタル処理することで各
周波数のスペクトラムデータが得られる。
【0009】ここで、発振器21と17は、PLL方式
による発振器である為、周波数がずれることはない。ま
た、シンセサイザ17は、電圧可変発振器であるが、T
G側と受信側で両方に供給しているので、ミキサ12で
ミキシング後の出力周波数は、相殺されて常に一定の周
波数(f5=f2)であり影響しない。この結果、ミキ
サ15の出力周波数f7も、シンセサイザのスイープ周
波数にかかわらず常に一定周波数である。
【0010】ところが、BPF16で使用している狭帯
域BPFの中心周波数は温度特性を持っている。その値
は、およそ±3〜10PPM/℃程度の変動である。こ
の値は、例えばf8=3.58MHzでは、周囲温度5
0℃変化した時、±1700Hz程も変動してしまうこ
とになる。この周波数変動値に影響は、フィルタのバン
ド幅設定を狭く設定(例えば200Hzバンド幅設定)
すると容易にバンド幅の範囲を外れてしまい、出力レベ
ルの低下が顕著に現れてくる。その結果大きな誤差とな
り、測定上の問題となっている。
【0011】上記の問題がある為に、従来においては、
下記のようにしている。第一は、使用者がキャリブレー
ションを必要としたときに、外部ケーブル33で図3の
ように接続後、手動でキャリブレーション機能を実行さ
せる。この手段は、発振器21の発振周波数をCPUが
測定制御して、BPF16の中心周波数に合わせるよう
にする。つまり、TG側出力周波数を微調整している。
【0012】第二は、BPF16の中心周波数のずれを
補正する手段である。この手段は、特開昭57−166
566に出願されている「トラッキングエラー補正回
路」である。この手段は、水晶フィルタに直列にバリキ
ャップダイオードを設けて水晶フィルタの中心周波数を
変えることで実現している。つまり、受信側IF周波数
を微調整している。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】先にも説明したよう
に、当該BPFのフィルタのバンド幅設定を狭く設定し
て測定使用するときに、温度特性や経時変化によってT
G出力周波数とIF側の同調周波数(IF周波数)との
間に周波数のずれが生ずる。いわゆるトラッキングエラ
ーの為、出力レベルが低下して測定誤差が生ずる問題が
ある。
【0014】そこで、本発明が解決しようとする課題
は、キャリブレーション用回路を設けてキャリブレーシ
ョン時にIF側の中心周波数を求めて、求めた中心周波
数に合わせる様にTG側の発振器を設定する構成とす
る。これにより、常に安定した測定を提供することを目
的とする。
【0015】
【課題を解決する為の手段】上記課題を解決するため
に、本発明では、シンセサイザ13と、可変発振器21
とミキサ12、15、20と、固定発振器17と、スイ
ッチ14と、アッテネータ18とBPF16と制御部2
3とで構成している。そして、随時または一定温度以上
の変化によりキャリブレーション実行して、IF中心周
波数を求める。そしてこの値を当該発振器21に設定す
ることで、トラッキングエラーをなくする手段としてい
る。
【0016】トラッキングジェネレータを内蔵したスペ
クトラムアナライザにおいては、TG部22にIF周波
数と同じ周波数の発振器21を設ける。そして、測定時
とキャリブレーション時の切り替え用のスイッチ14を
設ける。このスイッチは、外部受信信号と当該発振器2
1の何れか一方を選択するスイッチである。
【0017】ここで、当該発振器21の出力と当該スイ
ッチの間に、信号レベルを減衰させて供給するアッテネ
ータ18を設ける。この理由は、本来の受信信号の測定
時にスイッチのアイソレーション不足からくる発振器2
1の信号漏れによって残留スプリアスの影響を与える事
をなくする為である。
【0018】まず、キャリブレーション実行時は、当該
スイッチをTG側に切り替える。そして当該発振器21
をスイープして各周波数毎のBPF16の出力レベル3
4を読み取る。この結果、最大出力レベル位置の周波数
値が分かる。これが、すなわちIF中心周波数として求
まる。そしてこの周波数値を当該発振器21に設定す
る。最後に、スイッチを測定側に切り替えて本来の測定
に供する。これら一連の動作を制御部23のCPUが制
御する。
【0019】接続関係としては、微調整可能な発振器2
1の出力信号をミキサ20の一方の入力に与え、かつア
ッテネータ18の入力端子にも与える。シンセサイザ1
3の出力信号を当該ミキサ20の他方に与え、かつミキ
サ12の一方にも与える。当該ミキサ20の出力信号
は、出力部19の入力に供給し、当該出力部19の出力
信号がTG出力信号として外部の被測定機(DUT)に
供される。
【0020】そして、DUTから入力された受信入力信
号は、アッテネータ11を経由してミキサ12の他方の
入力に供給する。当該ミキサ12の出力信号は、スイッ
チ14の一方の入力に接続し、アッテネータ18の出力
信号は当該スイッチの他方の入力に接続する。そして、
当該スイッチの出力信号は、ミキサ15の一方の入力に
供給する。また発振器17の出力信号は、当該ミキサ1
5の他方の入力に供給する。そして、当該ミキサ15の
出力信号は、BPF16の入力に供給する。そして、当
該BPFの出力は、出力レベルの測定用に出力する。
【0021】以上を具備して構成手段とした、トラッキ
ングジェネレータ内蔵型スペクトラムアナライザのトラ
ッキングエラー自動補正手段である。
【0022】
【作用】発振器21はBPF16内にある水晶フィルタ
の中心周波数が、部品ばらつきによるずれがあったり、
または周囲温度変化によりずれてくるのを補正すること
が出来るようにするために、発振周波数の微調整する働
きを持っている。また、キャリブレーション実行時には
IF周波数前後をスイープすることで、中心周波数を求
めるときにも使用する働きがある。
【0023】アッテネータ18は、残留スプリアスの発
生を抑制する。すなわち、発振器21の周波数がIF周
波数と同じである為に、スイッチ14では、ストレー容
量があるためにアイソレーション不足となっている。そ
の結果、当該発振器21の信号がミキサ15に漏れるこ
とになり、あたかも受信信号として測定されてしまう。
これをなくするためにアッテネータ18を挿入してい
る。つまり、必要最低限度の信号レベルに押さえること
で漏れによる誤測定を防止する作用がある。
【0024】スイッチ14は、通常測定時には、外部受
信信号側に切り替える働きを有し、また、キャリブレー
ション時には、発振器21の信号に切り替えてミキサ1
5に供給する働きを持つ。
【0025】全体として、トラッキングエラーのずれ及
びその有無を測定するキャリブレーションを随時実施し
て容易に補正をすることができる。この結果、常に安定
した受信信号レベルの測定を可能になり、測定誤差の発
生をなくする働きを有する。
【0026】
【実施例】本発明の実施例について、図1の本発明のス
ペクトラムアナライザの一実施例の構成ブロック図を参
照して説明する。
【0027】概要を説明すると、キャリブレーション実
施時には、外部受信信号を切り放し、代わりに発振器2
1の出力信号を、直接スイッチ14を経由してIF側に
印加する。その後、当該発振器21をスイープして出力
信号34が最大になる周波数を求める。以上のようにし
て求めた最大出力レベルの周波数が求める中心周波数で
ある。その後、発振器21はこの周波数に設定して、以
後の測定に供する。ここで、TG出力周波数は、シンセ
サイザ13のスイープ周波数と発振器21を差し引いた
周波数がTG出力周波数となっている。この為、当該シ
ンセサイザには、当該発振器21の前回との差分の周波
数値を当該シンセサイザにオフセット加算する。これに
より、キャリブレーション前と同じスイープ範囲をスイ
ープさせることが出来、本来の測定に支障を与えないよ
うにしている。
【0028】キャリブレーションを実行する条件は、自
動実行や、手動実行の各方法がある。第1は、機内温度
センサを設けて、一定温度以上の変化があったら実行す
る方法である。第2は、一定時間毎に実行する方法であ
る。このインターバル時間は任意に設定できる。第3
は、ユーザーがキャリブレーション実行を指示した時に
手動で実行する方法である。第4は、受信信号データの
サンプリング後の空き時間を利用してキャリブレーショ
ンを実行させる方法である。第5の方法は、上記の実行
方法の組み合わせ選択である。つまり、単独でも、複数
の組み合わせでの実行させても良い。
【0029】また、上記実行条件には、スペクトラムア
ナライザのバンド幅選択度がシャープに選択される程多
くしたりすることも出来る。これは、例えばバンド幅設
定が5KHz以上では、キャリブレーション不要であ
り、また、バンド幅設定が50Hzであれば±1℃毎に
キャリブレーションを実行すると言った具合である。こ
の組み合わせ条件は、予め不揮発性メモリ等に設けてお
きユーザーが任意に変更できるようにしても良い。
【0030】例えば温度条件の例では、前回のキャリブ
レーション温度に対して所定温度以上の変化(例えば±
3℃)した時に、実行を開始する。ここではキャリブレ
ーション条件として温度センサの例を示したが、上記説
明にもあるように、一定時間毎に実行しても良く、ま
た、測定の空き時間を利用して実行する方法で行っても
良い。
【0031】キャリブレーションの実施例を説明する。
まず、キャリブレーション開始時は、スイッチ14を切
り替える。外部受信入力41を切り放し、発振器21の
出力信号42をアッテネータ18を介してスイッチ14
の入力42に供給し、スイッチ切り替え出力43からミ
キサ15の入力に供給する。
【0032】ここで当該アッテネータは、例えば80d
b以上の減衰量を持たせる。この理由は、発振器21の
周波数がIF周波数と同じである為に、本来の外部受信
信号(特に微弱な信号)の測定には、逆にスプリアスと
して邪魔を与える存在になるからである。このために、
発振器21の信号は、測定時において影響を与えないよ
うにする必要があるため、ここにアッテネータ18を入
れておく。
【0033】ここで、4GHz程度の高周波になってく
ると、当該スイッチは、アイソレーションを十分には得
られない問題がある。例えば図2に示すように切り替え
スイッチを14Aと14Bの2段で構成した場合におい
ても、30〜40db程度のアイソレーションしか得ら
れない。これは、スイッチ14の接点間のストレー容量
によりアイソレーションをとれないためである。この理
由から、スイッチの入力42の信号レベルは、なるべく
小さくしてから供給する。要するに、キャリブレーショ
ン時は、中心周波数さえ求まれば良いのである。
【0034】つぎに、中心周波数を求めるキャリブレー
ション手順を示す。あらかじめ当該スイッチをTG側に
切り替えておく。そして発振器21をスイープして各ス
イープ周波数毎の出力34のレベルを読み取る。この結
果、最大出力レベル点の周波数が求まる。そしてこの周
波数が、現在の周囲温度及び装置状態でのIF中心周波
数であることが求まる。この求めた中心周波数を発振器
21に設定後、当該スイッチを測定側に戻してキャリブ
レーションを完了する。
【0035】また前にも説明したように、発振器21の
前回と今回の差分値をシンセサイザ13にオフセット加
算しておくことは、言うまでもない。この理由は、TG
出力周波数スイープ範囲は、キャリブレーション前と同
じ範囲をスイープする必要があるからである。そして、
上記一連のキャリブレーション動作は、制御部23のC
PUが実行制御する。
【0036】ここで、当該発振器21(PLL発振器)
のスイープ周波数幅は、例えば4GHz±5KHzのス
イープ幅を持っている。このスイープ幅は、主にIF中
心周波数を決める水晶フィルタの温度特性と、水晶フィ
ルタ部品の固有振動数のばらつき範囲を考慮したスイー
プ範囲をスイープできるようにしておく。
【0037】また温度センサを設けている場合には、次
の方法を取ることもできる。すなわち、各温度毎に求め
た中心周波数の変化分データをあらかじめ不揮発性メモ
リに保存しておく。そして、使用時に各温度に対応した
中心周波数の設定データを当該メモリから読み出して当
該発振器21に設定する。この方法によれば、外部にT
G出力する周波数が、キャリブレーションの都度周波数
ずれをもたらしたり、または出力一時停止する必要がな
くなる。この結果、使用者のスペクトラム測定に支障を
与える条件をなくすることもできる。
【0038】また別の方法としてはつぎのキャリブレー
ション方法がある。すなわち、TG出力周波数はf3=
f1−f2であるから、発振器21をキャリブレーショ
ン時に変更した周波数Δfを当該シンセサイザ側のスイ
ープ用ランプ電圧に加算する。、この結果、TG出力周
波数を変えないようにしながら同時にキャリブレーショ
ンが実施できる。この方法の場合は、スペクトラムアナ
ライザとしての受信信号のスペクトラム測定は出来ない
が外部へのTG出力周波数に影響を与えることなく随時
キャリブレーションを実施することが可能である。
【0039】スイッチ14は、ミキサ12とミキサ15
の間に入れている。他の方法としては、TG出力31の
出力の一部を当該スイッチを設けて受信側入力32に供
給する方法が考えられるが、ここの周波数は周波数範囲
が広くかつ広帯域のスイッチが必要となるため得策では
ない。
【0040】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、下記に記載されるような効果を奏する。
【0041】随時トラッキングエラーのずれ及びその有
無を測定するキャリブレーションを実施して容易に補正
をすることができこととなった。この結果、周囲温度の
変化(または部品の経時変化)があっても、キャリブレ
ーション実行によりトラッキングエラーがなくすること
ができる。よって、常に安定した受信信号レベルのスペ
クトラム測定を可能になり、測定誤差の発生をなくする
効果を有し良好な測定を提供できる。
【0042】また、電源投入後のウォームアップ時間
が、従来では30分程度必要であったが、この時間を短
縮して測定を開始してもスペクトラム測定の測定精度が
低下することもなくなった。また、キャリブレーション
によりIF中心周波数を補正することが出来るため、B
PF内で使用している水晶フィルタ部品を温度特性の良
好な高価な部品を使用する必要がなく、安価な部品が利
用できるようになりコストダウンが可能になった。
【0043】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスペクトラムアナライザの一実施例の
構成ブロック図である。
【図2】本発明のスイッチの内部回路構成の一例を示す
図である。
【図3】従来のスペクトラムアナライザの一実施例の構
成ブロック図のである。
【符号の説明】
11 アッテネータ部 12、15、20 ミキサ 13 シンセサイザ 14 スイッチ 16 BPF 17、21 発振器 18 アッテネータ 19 出力部 22 TG部 23 制御部
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01R 23/173 G01R 35/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トラッキングジェネレータを内蔵したス
    ペクトラムアナライザのトラッキングエラー自動補正回
    において、 TG部にIF周波数をスイープ発生できる可変発振器
    (21)、 測定時とキャリブレーション時の切り替え用のスイッチ
    として、外部受信信号と当該発振器(21)の何れか一
    方を選択し、且つ受信入力(32)を測定する通常の場
    合において当該発振器(21)からの信号漏れによって
    残留スプリアスの影響を防止できるスイッチ(14)
    、 当該発振器(21)の出力を所定に減衰して当該スイッ
    チ(14)に供給するアッテネータ(18)、 当該発振器(21)を供給した状態で、所定にスイープ
    してキャリブレーションを実行し、これに基づいてIF
    フィルタの中心周波数を求める制御部(23)と、 以上を具備してトラッキングエラーに伴う外部受信信号
    の測定誤差を自動的に補正することを特徴とした、スペ
    クトラムアナライザのトラッキングエラー自動補正回
    路。
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