JPH0228934B2 - - Google Patents

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JPH0228934B2
JPH0228934B2 JP60078755A JP7875585A JPH0228934B2 JP H0228934 B2 JPH0228934 B2 JP H0228934B2 JP 60078755 A JP60078755 A JP 60078755A JP 7875585 A JP7875585 A JP 7875585A JP H0228934 B2 JPH0228934 B2 JP H0228934B2
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Goro Saito
Hiroshi Itaya
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Anritsu Corp
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Publication date
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Priority to PCT/JP1986/000183 priority patent/WO1986006174A1/ja
Priority to EP86902488A priority patent/EP0217967B1/en
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Publication of JPH0228934B2 publication Critical patent/JPH0228934B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ヘテロダイン形受信測定器の内部分
解能帯域幅フイルタの特性変化による離調のずれ
を正し、測定レベルの誤差を測定器自身で自動補
正するようにした自動離調補正受信装置に関する
ものである。
(従来の技術) 従来の一般的ヘテロダイン形受信機を備えた測
定器、例えば選択レベルメータやスペクトラムア
ナライザは、第7図に示された回路構成が採用さ
れている。
第7図において、入力端子101から入力した
被測定入力信号は、受信機内部の局部発振器10
2の出力信号とミクサ103で混合され、中間周
波信号(IF信号)がミクサ103の出力に発生
する。中間周波信号は分解能帯域幅フイルタ10
4により帯域制限され、さらに検波器105で検
波される。そしてアナログ−デイジタル変換器1
06でデイジタル信号に変換され、データ処理部
107で計算処理後、CRT表示装置108に表
示される。
また、第8図はヘテロダイン形受信機を備えた
従来の一般的ネツトワーク/スペクトラムアナラ
イザの回路構成である。
ネツトワーク/スペクトラムアナライザはRチ
ヤンネル入力端子109とTチヤンネル入力端子
110の2つの入力端子を持つている。この2つ
の端子から入力された両チヤンネルの被測定入力
信号は、ミクサ112,113にそれぞれ入力さ
れ、該ミクサ112,113で共通の内部局部発
振器111の出力信号と混合される。そして各々
分解能帯域幅フイルタ114,115で帯域制限
され、さらに検波器116,117で検波され
る。そしてアナログ−デイジタル変換部118で
デイジタル信号に変換され、データ処理部119
で計算処理後、CRT表示装置120に表示され
る。なお位相測定の場合は、両チヤンネルの被測
定入力信号を位相検波器121に加えて、位相差
をアナログ電圧として得、これをアナログ−デイ
ジタル変換部118でデイジタル信号に変換し、
データ処理部119で計算処理後、CRT表示装
置120に表示される。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、従来のような回路構成による方
式では、第9図に示すように、分解能帯域幅フイ
ルタの温度ドリフトや経年変化等によるフイルタ
中心周波数の変化、すなわち離調に対して著しい
欠点があつた。すなわち分解能帯域幅フイルタの
特性は、一般に温度または経時性により変化する
から、第9図で示されるように、規定のフイルタ
の状態における特性G1とその変化した離調後の
フイルタの状態における特性G2とでは、ピーク
周波数でF2−F1、レベルでL2−L1の誤差を発生
する。
これらの誤差を補正するために、従来は外部に
周波数、レベルの安定なシンセサイズド発振器を
用意し、測定器の局部発振周波数を掃引して第1
0図に示された様な離調曲線を測定し、同一周波
数F3のレベルL3を読み取り、シンセサイズド発
振器の設定レベルL0との差L3−L0を補正値とし
て校正する方法が採られていた。
従来のこのような離調校正方法では、外部に基
準となる信号源を用意しなければならず、かつ校
正手順が大変複雑であるという欠点があつた。
更に離調により、第10図から判る様にピーク
点ではなく傾斜点で校正データを得るため、補正
後もレベルデータの安定性が悪いという欠点があ
つた。
更にまた、分解能帯域幅フイルタのみならず、
フイルタ以外の要因による測定器内部のレベルド
リフトに対しても補償できないという欠点があつ
た。
本発明は上記の欠点を解決することを目的とし
ており、内部に周波数、レベルともに安定な基準
発振器を備え、局部発振器の周波数を掃引させる
ことにより、基準信号に対する分解能帯域幅フイ
ルタの離調曲線を測定し、レベルピーク点の周波
数のずれを検出するとともに、該周波数のずれに
基づいて分解能帯域幅フイルタの同調周波数を変
化させて中間周波数に一致させ、同調後のフイル
タピーク点におけるレベルを基準レベルと比較し
てその誤差を求め、該誤差を校正値として補正す
る自動離調補正受信装置を提供することを目的と
している。
(問題点を解決するための手段) そのため本発明の自動離調補正受信装置は測定
基準となる所定のレベルl0と周波数とを発生する
基準発振器と、該基準発振器の所定のレベルl0
記憶しておく基準レベル記憶手段と、被測定入力
信号と該基準発振器の出力信号とを選択的に切り
換えて出力する入力切換手段と、可変局部発振器
と、該入力切換手段の出力信号と該局部発振器の
出力とを受け中間周波数f0を出力するミクサと、
該ミクサの出力を受け前記中間周波数f0に同調可
能な可変同調形バンドパスフイルタと、前記入力
切換手段が該基準発振器の出力信号を出力したと
き、該局部発振器の発振周波数を漸進的に増加又
は減少の変化をさせて、該バンドパスフイルタの
出力信号を検知することによりバンドパスフイル
タ特性のレベルピーク位置を検出するレベルピー
ク位置検出手段と、検知されたピーク位置に基づ
いて、予めバンドパスフイルタのピークレベル変
遷特性が格納されている同調曲線チーブルを参照
し、該同調曲線テーブルから該バンドパスフイル
タの同調周波数を該中間周波数f0に一致させるト
ラツキング手段と、該中間周波数f0に一致させた
ときの該バンドパスフイルタのピーク値1をピー
ク値記憶手段と、前記入力切換手段が被測定入力
信号を出力したとき、該バンドパスフイルタの出
力信号lMを、該ピーク値記憶手段により記憶され
ているピーク値l1及び前記基準レベル記憶手段に
より記憶されている所定のレベルl0記憶手段と、
前記入力切換手段が被測定入力信号を出力したと
き、該ピーク値記憶手段により記憶されている該
バンドパスフイルタの出力信号をピーク値によつ
て補正演算する補正演算手段とを備えたことを特
徴としている。以下図面を参照しながら本発明を
説明する。
(実施例) 第1図は本発明に係る自動離調補正受信装置の
一実施例構成、第2図はフイルタの同調を変化さ
せる分解能帯域幅フイルタの一実施例回路構成、
第3図は当初の可変容量ダイオード印加電圧−周
波数同調曲線、第4図は同調周波数の変化を説明
している説明図、第5図補正値説明図、第6図は
本発明に係る自動離調補正受信装置が用いられて
いるネツトワーク/スペクトラムアナライザの一
実施例構成を示している。
第1図において、1は基準発振器、2は入力切
換手段、3は可変局部発振器、4はミクサ、5は
バンドパスフイルタ、6はレベルピーク位置検出
手段、7はトラツキング手段、8は同調曲線テー
ブル、9はピーク値記憶手段、10は補正演算手
段、16はアナログ−デイジタル変換部、17は
基準レベル記憶手段、18は表示手段、19は検
波器である。
可変局部発振器3は周波数分解度の高い、例え
ばシンセサイザ方式のものが用いられ、基準発振
器1は前記可変局部発振器3と位相同期し、その
周波数の安定化がはかられている発振器である。
また基準発振器1の出力レベルは、温度補償した
自動利得補正増幅器により安定化されている。該
基準発振器1の出力レベルl0が予め基準レベル記
憶手段17に記憶される。
バンドパスフイルタ5は分解能帯域幅フイル
タ、すなわちRBWフイルタであつて、該分解能
帯域幅フイルタの構成素子に、第2図に示された
如く、可変容量ダイオード61が用いられてい
る。該可変容量ダイオードに印加する電圧によつ
てフイルタの同調周波数のピーク位置が変化す
る。なお第2図において62は水晶である。
トラツキング手段7は、バンドパスフイルタ5
の出力レベルがピークとなる同調周波数をミクサ
4の中間周波数f0に一致させる役目を果すもので
あり、その中間周波数f0に一致させる手段とし
て、前記説明の如く、可変容量ダイオード61へ
印加する電圧を供給する。
レベルピーク位置検出手段6は、基準発振器1
の基準レベル及び基準周波数の信号に対し可変局
部発振器3の掃引周波数を微小変化させミキシン
グを行つたとき、バンドパスフイルタ5から出力
されるレベルのピークが最大となる掃引周波数の
位置を検出する。このレベルのピークが最大とな
る掃引周波数の位置を検出するには、例えば可変
局部発振器3にその中心周波数fcを設定し、その
ときのバンドパスフイルタ5の出力、すなわちア
ナログ−デイジタル変換部16の出力M0と、可
変局部発振器3の掃引周波数を中心周波数fcより
1ステツプ大きい(又は小さい)周波数に設定
し、そのときのバンドパスフイルタ5の出力、す
なわちアナログ−デイジタル変換部16の出力
M1とを比較することによつている。このときM1
−M0>0ならば極大値は中心周波数fcより1ス
テツプ大きい(又は小さい)周波数側にあること
が判り、局部発振器3の掃引周波数を中心周波数
fcより2ステツプ大きい(又は小さい)周波数に
設定する。そしてMi+1−Mi<0(i=1,2,
3,……)になつたときには、その1つ前のステ
ツプでの掃引周波数のとき、バンドパスフイルタ
5の出力レベルが最大となる位置であることが判
る。これはバンドパスフイルタ5の水晶フイルタ
が単峰特性であることから自明である。また、
M1−M0<0の場合も全く同様にして、バンドパ
スフイルタ5の出力レベルが最大となる掃引周波
数の位置をレベルピーク位置検出手段6によつて
検出することができる。
今、周囲温度の変化或いは経年変化等のため、
バンドパスフイルタ5の最大出力レベルとなる周
波数がミクサ4の出力する中間周波数f0からΔfず
れ、周波数f1となつているものとする。この離調
した周波数のずれΔfを解消するべく、予め求め
られているバンドパスフイルタ5についての第3
図に示された当初の可変容量ダイオード印加電圧
−周波数同調曲線から、同調周波数f0となるべき
可変容量ダイオード印加電圧の電圧差−0
求める。そしてこの電圧差−0を元の可変容
量ダイオード印加電圧0から差引いたV0−(V
−V0)=2V0−Vの電圧をバンドパスフイルタ5
の可変容量ダイオード61に印加する。これによ
り、バンドパスフイルタ5の同調周波数は第4図
に示された曲線K2のf0となる。すなわち第4図図
示の曲線K1から曲線K2に移動しバンドパスフイ
ルタ5の同調周波数はミクサ4の出力する中間周
波数f0と一致させることができる。このときのバ
ンドパスフイルタ5の出力レベル、すなわち検波
器19で検波され、アナログ−デイジタル変換部
16でデイジタル化されたレベルl1をピーク値記
憶手段9に記憶しておく。
次に入力切換手段2を被測定入力信号側に切り
換え、被測定入力信号を測定する。被測定入力信
号の測定のときには、上記説明から明らかな様に
バンドパスフイルタ5の同調周波数はミクサ4の
出力する中間周波数f0に一致し、同調しているこ
とは云うまでもない。被測定入力信号を測定した
ときのアナログ−デイジタル変換部16から出力
されるレベルlMは補正演算手段10に入力する。
補正演算手段10にはピーク値記憶手段9に記載
されているレベルl1及び基準レベル記憶手段17
に記憶されているレベルl0が読み出され、レベル
lMに第5図に示された補正値l0−l1を加えたlM
(l1−l0)の補正演算が補正演算手段10で実行さ
れる。補正演算手段10で補正演算されたレベル
lM−(l1−l0)は表示装置18へ送られ、CRT表示
装置等に表示される。このとき上記の如く、バン
ドパスフイルタ5の同調周波数をミクサ4の出力
する中間周波数f0に一致させているので、バンド
パスフイルタ5の離調による離調誤差が完全に補
正される。そしてlM−l1は入力切換手段2からア
ナログ−デイジタル変換部16に至る各誤差を相
対的に補正した値となつている。
なお基準発振器1の出力レベルを0dBmにして
おけば、基準レベル記憶手段17は不用となる。
第6図は本発明に係る自動離調補正受信装置が
用いられているネツトワーク/スペクトラムアナ
ライザの一実施例構成を示している。
第6図において、1,6,7,9,16,1
7,18は第1図のものと対応している。第1図
のものと対応しているものとして、Rチヤンネル
入力の切り換えを行う入力切換手段2aとTチヤ
ンネル入力の切り換えを行う入力切換手段2bは
2に対応し、三重のスーパヘテロダイン方式を構
成するミクサ4a,4′a,4″a及び4b,4′
b,4″bと可変局部発振器3、局部発振器3′,
3″とが4と3にそれぞれ対応している。分解能
帯域幅(RBW)フイルタ5a,5′a,5″a及
び5b,5′b,5″bは5に対応し、検波器19
a,19bは19に対応している。またRチヤン
ネルレベル補正演算手段10a及びTチヤンネル
レベル補正演算手段10bは10に対応してい
る。10cは位相補正演算手段、13は標準位相
記憶手段、15a,15′a,15b,15′bは
切換手段、20は測定/校正制御手段、21は演
算制御手段、22は掃引信号制御手段、23は入
力手段である。またトラツキング手段7は電圧コ
ードテーブル記憶手段71、RBWトラツキング
電圧コード記憶手段72、校正時トラツキング制
御手段73、測定時トラツキング制御手段74及
びデイジタル−アナログ変換部75,76で構成
されている。
第6図から明らかな様に、Rチヤンネル系とT
チヤンネル系の2チヤンネルが存在し、被測定入
力信号のレベルはRチヤンネル、Tチヤンネルい
ずれのチヤンネルでも測定することができる。
基準レベル記憶手段17には基準発振器1の基
準発振周波数fsにおける出力レベルl0が予め記憶
されている。またトラツキング手段7の電圧コー
ドテーブル記憶手段71には次の様にして得られ
たテーブルが記憶されている。すなわち、例えば
分解能帯域幅フイルタ5aについて説明すると、
該分解能帯域幅フイルタ5aにミクサ4″aの中
間周波数f0を中心にしたf0−ΔFからf0+ΔFまで
約1/300ステツプの掃引周波数を別の測定器で加
える。この約1/300ステツプの掃引周波数ごとに、
該分解能帯域幅フイルタ5aの可変容量ダイオー
ドに印加する電圧を変え、該分解能帯域幅フイル
タ5aから出力するレベルがピークとなるときの
可変容量ダイオードに印加されている各電圧を読
み取る。つまり第3図に示された可変容量ダイオ
ード印加電圧−周波数同調曲線を得る。f0−ΔF
からf0+ΔFまでを1/300ステツプにした掃引周波
数に対する各可変容量ダイオード印加電圧をそれ
ぞれコード化しテーブルを作成する。このように
して得られたテーブルを分解能帯域幅フイルタ5
aについてのものとして電圧コードテーブル記憶
手段71に予め記憶しておく。以下同様にして、
Rチヤンネルの分解能帯域幅フイルタ5′a,
5″a及びTチヤンネルの分解能帯域幅フイルタ
5b,5′b,5″bについても、上記説明のテー
ブルをそれぞれ作成し、それを電圧コードテーブ
ル記憶手段71に予め記憶しておく。分解能帯域
幅フイルタは、第6図に示された数に限られるも
のではない。またRチヤンネルの分解能帯域幅フ
イルタ5a,5′a,5″aの各帯域幅はTチヤン
ネルの分解能帯域幅フイルタ5b,5′b,5″b
の各帯域幅に対応して設けられていることは言う
までもない。
次に入力手段23からRチヤンネルの分解能帯
域幅フイルタ5aを指定して校正モードが入力さ
れたものとする。入力切換手段2aは基準発振器
1側に接続され、切換手段15a,15bはRチ
ヤンネルの分解能帯域幅フイルタ5aを選び出す
ように動作する。測定/校正制御手段20は校制
時トラツキング制御手段73を介して電圧コード
テーブル記憶手段71をアクセスし、分解能帯域
幅フイルタ5aの中間周波数f0に対する可変容量
ダイオード印加電圧0のコードを読み出す。そ
してデイジタル−アナログ変換部75で電圧0
に変換され、該電圧0が分解能帯域幅フイルタ
5aの可変容量ダイオードに印加される。
一方、測定/校正制御手段20は掃引信号制御
手段22を介して可変局部発振器3に制御信号を
送り、ミクサ4″aの出力する中間周波数がf0
ΔFからf0+ΔFまで1/300ステツプで変化する発
振周波数を可変局部発振器3から発振させる。ま
ずミクサ4″aの出力する中間周波数をf0とする
ように可変局部発振器3を設定し、そのときのア
ナログ−デイジタル変換部16で得られた出力レ
ベルM0をレベルピーク位置検出手段6が記憶す
る。次にミクサ4″aの出力する中間周波数を1
ステツプ進めたf0+ΔF/150とするように可変局
部発振器3が掃引信号制御手段22によつて設定
される。このときのアナログ−デイジタル変換部
16で得られた出力レベルM1がレベルピーク位
置検出手段6に入力され、前に記憶されている出
力レベルM0といずれが大きいか比較される。M1
−M0>0ならばミクサ4″aの出力する中間周波
数をさらに1ステツプ進めたf0+2ΔF/150とす
るように可変局部発振器3が掃引信号制御手段2
2によつて設定され、このときの出力レベルM2
が得られる。そしてレベルピーク位置検出手段6
で今入力された出力レベルM2と前に入力された
出力レベルM1との大小が比較される。これらの
処理を繰返すことにより、第1図で説明した通
り、出力レベルが最大となる掃引周波数の位置を
中間周波数f0から何ステツプ目で生じたかがレベ
ルピーク位置検出手段6で検出される。この出力
レベルが最大となるステツプ数Nをアドレスとし
て、校正時トラツキング制御手段73は電圧コー
ドテーブル記憶手段71をアクセスし、該電圧コ
ードテーブル記憶手段71に予め記憶されている
分解能帯域幅フイルタ5aについての可変容量ダ
イオード印加電圧のコードを読み出す。このコー
ドは分解能帯域幅フイルタ5aのトラツキングコ
ードとしてRBWトラツキング電圧コード記憶手
段72に記憶される。次いで測定/校正制御手段
20は掃引信号制御手段22を介してミクサ4″
aから出力する中間周波数がf0となるように可変
局部発振器3を設定する。そして測定時トラツキ
ング制御手段74に制御信号を送り、前記の
RBWトラツキング電圧コード記憶手段72から
分解能帯域幅フイルタ5aのトラツキングコード
を読み出させ、現在分解能帯域幅フイルタ5aの
可変容量ダイオード61に印加されている可変容
量ダイオード印加電圧0のコードを2倍したも
のからRBWトラツキング電圧コード記憶手段7
2に記憶されているトラツキングコードを引いた
値、つまり第1図で説明した2V0−Vに相当する
コードの値をデイジタル−アナログ変換部75で
アナログ信号に変換させる。このアナログ信号は
分解能帯域幅フイルタ5aについての可変容量ダ
イオードに印加される。これにより分解能帯域幅
フイルタ5aの同調周波数はミキサ4″aの出力
する中間周波数f0に一致する。このときの出力レ
ベルが検波器19aを介してアナログ−デイジタ
ル変換部16に入力される。該アナログ−デイジ
タル変換部16でデイジタル化された出力レベル
l11はRBWピーク値記憶手段9に記憶される。
このようにして分解能帯域フイルタ5aについ
ての校正が完了する。以下同様にして、解能帯域
フイルタ5′a,5″aについての校正を行うこと
により、RBWトラツキング電圧コード記憶手段
72及びRBWピーク値記憶手段9には、それぞ
れのトラツキングコード及び中間周波数f0と一致
したときの出力レベルl21,l31が記憶される。
次に入力手段23から分解能帯域幅及び、例え
ばRチヤンネルを指定し、測定モードを入力す
る。測定/校正制御手段20は入力切換手段2a
を被測定入力信号側のRチヤンネル入力に接続す
る。これと同時に指定された分解能帯域幅に該当
する分解能帯域幅フイルタを選択するように切換
手段15a,15bが作動する。続いて選択され
た分解能帯域幅フイルタのトラツキングが測定時
トラツキング制御手段74により行われる。すな
わちRBWトラツキング電圧コード記憶手段72
から該分解能帯域幅フイルタについてのトラツキ
ングコードが読み出され、上記説明の2V0−Vに
相当するコードの値が求められ、そのデイジタル
−アナログ変換部75でアナログ化された電圧が
該分解能帯域幅フイルタの可変容量ダイオードに
印加される。そして基準レベル記憶手段17から
基準レベルl0を読み出し、RBWピーク値記憶手
段9から前述の選択された分解能帯域幅フイルタ
のピーク値、例えば分解能帯域幅フイルタ5aが
選択されたものとすると、演算制御手段21は
l11を読み出し、これらの値l0,l11をRチヤンネル
レベル補正演算手段10aへ転送する。
このような状態の下で、Rチヤンネル入力に接
続されている被測定入力信号のレベルがRチヤン
ネル系の入力切換手段2a,ミクサ4a,4′a,
4″a、切換手段15a、分解能帯域幅フイルタ
5a、切換手段15b、検波器19aを経て測定
される。測定された被測定入力信号のレベルはア
ナログ−デイジタル変換部16でデイジタタル化
され、Rチヤンネルレベル補正演算手段10aに
送られる。今、測定された被測定入力信号のピー
クレベルをlMとすると、Rチヤンネルレベル補正
演算手段10aではlM−(l11−l0)の補正演算が
行われ、その演算結果がCRT表示装置18に表
示される。
以上はRチヤンネルについて説明してきたが、
Tチヤンネルについて全く同様にしてTチヤンネ
ルに接続された被測定入力信号のレベルを測定す
ることができる。
なお、位相の補正については次のようにして行
われる。すなわちRチヤンネルとTチヤンネルの
入力切換手段2a,2bを共に基準発振器1へ接
続する。このときの対応する各分解能帯域幅フイ
ルタについて校正のトラツキングを行つた上で、
両チヤンネルの位相差を位相検波器12で位相検
波し、その標準位相φ1を各対応する分解能帯域
幅フイルタごとに標準位相記憶手段13へ記憶し
ておく。
Rチヤンネル、Tチヤンネルに接続された被測
定入力信号の位相差の測定に当つては、入力手段
23から指定された分解能帯域幅フイルタに対応
する標準位相φ1が標準位相記憶手段13から読
み出され、位相補正演算手段10cへ転送され
る。そしてRチヤンネル、Tチヤンネルの2系列
で被測定入力信号の位相差が測定される。今、位
相検波器12で位相検波され、更にアナログ−デ
イジタル変換部16でデイジタル化された被測定
入力信号の位相差をφMとすると、該位相差φM
位相補正演算手段10cへ送られ、位相補正演算
手段10cでφM−φ1の演算を行い、位相の補正
が行われる。このφM−φ1がCRT表示装置18に
表示される。
(発明の効果) 以上説明した如く、本発明によれば、使用する
分解能帯域幅フイルタを常に中間周波数に自動的
に一致させて被測定入力信号のレベルを測定し、
この測定値と、前もつて記憶されている該分解能
帯域幅フイルタ等の補正値とから、演算によりレ
ベル補正を行うようにしたので、正しいレベルの
値を測定することができる。また同一回路で校正
値及び測定値を測定しているので、各回路の誤差
も相対的に補正される形となり、確度の高いレベ
ルを測定できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る自動離調補正受信装置の
一実施例構成、第2図はフイルタの同調を変化さ
せる分解能帯域幅フイルタの一実施例回路構成、
第3図は当初の可変容量ダイオード印加電圧−周
波数同調曲線、第4図は同調周波数の変化を説明
している説明図、第5図は補正値説明図、第6図
は本発明に係る自動離調補正受信装置が用いられ
ているネツトワーク/スペクトラムアナライザの
一実施例構成、第7図は従来の一般的なヘテロダ
イン受信機の構成例、第8図はヘテロダイン形受
信機を備えた従来の一般的ネツトワーク/スペク
トラムアナライザの回路構成、第9図は使用する
分解能帯域幅フイルタの離調によるレベル誤差説
明図、第10図は中間周波数から離調している分
解能帯域幅フイルタの同調説明図である。 図中、1は基準発振器、2は入力切換手段、3
は可変局部発振器、4はミクサ、5はバンドパス
フイルタ、6はレベルピーク位置検出手段、7は
トラツキング手段、9はピーク値記憶手段、10
は補正演算手段、16はアナログ−デイジタル変
換部、17は基準レベル記憶手段、19は検波器
を表わしている。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 測定基準となる所定のレベルl0と周波数とを
    発生する基準発振器1と、 該基準発振器の所定のレベルl0を記憶しておく
    基準レベル記憶手段17と、 被測定入力信号と該基準発振器の出力信号とを
    選択的に切り換えて出力する入力切換手段2と、 可変局部発振器3と、 該入力切換手段の出力信号と該可変局部発振器
    の出力とを受け中間周波数f0を出力するミクサ4
    と、 該ミクサの出力を受け前記中間周波数f0に同調
    可能な可変同調形バンドパスフイルタ5と、 前記入力切換手段が該基準発振器の出力信号を
    出力したとき、該可変局部発振器の発振周波数を
    漸進的に増加又は減少の変化をさせて、該バンド
    パスフイルタの出力信号を検知することによりバ
    ンドパスフイルタ特性のレベルピーク位置を検出
    するレベルピーク位置検出手段6と、 検知されたピーク位置に基づいて、予めバンド
    パスフイルタのピークレベル変遷特性が格納され
    ている同調曲線テーブル8を参照し、該同調曲線
    テーブルから該バンドパスフイルタの同調周波数
    を該中間周波数f0に一致させるトラツキング手段
    7と、 該中間周波数f0に一致させたときの該バンドパ
    スフイルタのピーク値l1を記憶するピーク値記憶
    手段9と、 前記入力切換手段が被測定入力信号を出力した
    とき、該バンドパスフイルタの出力信号lMを、該
    ピーク値記憶手段により記憶されているピーク値
    l1及び前記基準レベル記憶手段により記憶されて
    いる所定のレベルl0によつて補正演算する補正演
    算手段10とを備えた自動離調補正受信装置。
JP60078755A 1985-04-13 1985-04-13 自動離調補正受信装置 Granted JPS61237536A (ja)

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JP60078755A JPS61237536A (ja) 1985-04-13 1985-04-13 自動離調補正受信装置
DE8686902488T DE3687559T2 (de) 1985-04-13 1986-04-14 Vorrichtung und geraet zur signalmessung nach der frequenzueberlagerungsmethode mit mitteln zur automatischen korrektur der verstimmung.
US07/002,692 US4710702A (en) 1985-04-13 1986-04-14 Heterodyne type signal-measuring method and a measuring apparatus including automatic detuning correction means
PCT/JP1986/000183 WO1986006174A1 (en) 1985-04-13 1986-04-14 Heterodyne-type method and apparatus for measuring signals, having means for automatically correcting the detuning
EP86902488A EP0217967B1 (en) 1985-04-13 1986-04-14 Heterodyne-type method and apparatus for measuring signals, having means for automatically correcting the detuning

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