JP3323259B2 - たたきマッサージ機 - Google Patents

たたきマッサージ機

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JP3323259B2 JP34781492A JP34781492A JP3323259B2 JP 3323259 B2 JP3323259 B2 JP 3323259B2 JP 34781492 A JP34781492 A JP 34781492A JP 34781492 A JP34781492 A JP 34781492A JP 3323259 B2 JP3323259 B2 JP 3323259B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、肩こりなどを解消す
るための健康機器などの、たたきマッサージ機に関する
ものである。
【0002】
【従来技術】従来例(たとえば特公平 3-48826号公報)
を図16および図17に示す。すなわち、70は操作ス
イッチ、71は肩や腰などの被たたき部に当接するたた
き部材であるたたき玉、72は電磁ソレノイド75を収
納したヘッド部、73はたたき玉71を連結した電磁ソ
レノイド75のプランジャ、74は駆動回路76を収納
した把手部、77は電磁ソレノイド75を励磁しない時
にたたき玉71にたたき玉71を戻すための戻しばねで
ある。図17に駆動回路76を示すように、サイリスタ
81を導通状態にすることにより電磁ソレノイド75に
電圧パルスを印加してプランジャ73を駆動する。この
場合、可変抵抗80によりサイリスタ81の導通状態に
なる位相角を調整してたたき強さを可変にし、また可変
抵抗82によりサイリスタ81が導通状態になる時間間
隔すなわちたたき速さを可変にしている。83は電源で
ある。
【0003】このマッサージ機を用いて、肩や腰などを
たたきマッサージする場合、把手部74を把持し、操作
スイッチ70により電源83をオンにして、たたき玉7
1が肩などに当接するようにヘッド部72の位置を調整
する。そして、駆動回路76の動作により、電磁ソレノ
イド75にパルス電圧を印加するごとに1回のたたき動
作、すなわち1回のたたき動作当たり1個のパルス電圧
を印加して、たたき玉71を突出させることにより被た
たき部をたたいてたたきマッサージを行う。
【0004】この場合、可変抵抗80により電圧ソレノ
イド75への電圧印加時間を調整してたたき強さ(たた
き力)を決め、可変抵抗82により電磁ソレノイド75
の動作間隔を調整してたたき速さを決める。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来例は、可変抵抗80,82の設定後は使用者はたたき
マッサージ機に慣れてしまい十分なたたきマッサージ効
果が得られず、また使用中に可変抵抗80,82を調整
するとしてもその調整は煩雑であるという問題があっ
た。
【0006】したがって、この発明の目的は、たたき強
さやたたき速さの調整を必要とすることなく、しかもた
たきマッサージに慣れてしまうことなく、十分なマッサ
ージ効果を得ることができるたたきマッサージ機を提供
することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1のたたきマッサ
ージ機は、被たたき部に当接するたたき部材と、このた
たき部材を連結したプランジャを有する電磁ソレノイド
と、前記たたき部材による1回のたたき動作当たりのパ
ルス個数,パルス幅およびたたき間隔が時間の関数とし
て所定のパターンに変化したパルス電圧を前記電磁ソレ
ノイドに印加して前記プランジャを駆動する駆動回路と
を備え、前記駆動回路は、前記パルス幅および前記たた
き間隔の少なくとも一方を時間の関数として変化させ他
方を時間に対してほぼ一定とする一時停止スイッチを有
することを特徴とするものである。
【0008】請求項2のたたきマッサージ機は、請求項
1において、前記一時停止スイッチが前記所定のパター
ンの一部を利用して前記パルス幅または前記たたき間隔
を変化させるものである。請求項3のたたきマッサージ
機は、請求項1において、前記一時停止スイッチが別に
設けたデータにより前記パルス幅および前記たたき間隔
を変化させるものである。
【0009】
【作用】請求項1のたたきマッサージ機によれば、所定
のパターンにしたがって、1回のたたき動作当たりのパ
ルス個数,パルス幅およびたたき間隔が時間の関数とし
て変化する電圧が電磁ソレノイドに印加され、これによ
りたたき部材が被たたき部に対して動作する。この場
合、パルス個数,パルス幅およびたたき間隔が時間の関
数として変化するため、使用者はマッサージに慣れてし
まうことなく、またパルス個数等の煩雑な調整を必要と
することなく、十分なマッサージ効果を得ることができ
る。また一時停止スイッチを有するため、使用者の好み
に合わせて途中で前記変化を停止したりまた再開するこ
とにより、使用者はたたきマッサージに慣れてしまうこ
となくマッサージ師のたたき施療に近くできる。さらに
一時停止スイッチの操作中でも、パルス幅またはたたき
間隔が時間的に変化するため、使用者はたたきマッサー
ジに慣れてしまうことなく、十分なたたきマッサージ効
果が得られる。
【0010】請求項2のたたきマッサージ機によれば、
請求項1において、前記一時停止スイッチが所定のパタ
ーンの一部を利用して前記パルス幅または前記たたき間
隔を変化させるため、請求項1の作用を有するほか、記
憶データの容量が増加しないので低コストに簡単に実現
できる。請求項3のたたきマッサージ機によれば、請求
項1において、前記一時停止スイッチが別に設けたデー
タにより前記パルス幅または前記たたき間隔を変化させ
るため、請求項1の作用を有するほか、同じたたきパタ
ーンを選定したときでも繰り返し周期を長くすることが
できるので使用者は飽きることなくたたきマッサージを
して治療効果を向上できる。
【0011】
【実施例】この発明の第1の実施例を図1から図13に
基づいて説明する。すなわち、このたたきマッサージ機
は、図1において、電磁ソレノイド1と駆動回路28と
を有している。電磁ソレノイド1は、被たたき部(図示
せず)に当接するたたき部材3を連結するプランジャ1
4を有する。駆動回路28はたたき部材3による1回の
たたき動作について複数のパルス電圧を電磁ソレノイド
1に印加するものである。
【0012】図2は、具体的なマッサージ機を示すもの
で、電磁ソレノイド1と、電磁ソレノイド1を覆うヘッ
ドカバー2と、ヘッドカバー2の近傍で電磁ソレノイド
1と連結されたたたき玉アタッチメントであるたたき部
材3と、ヘッドカバー2および電磁ソレノイド1を支え
る連結部4と、駆動回路28を内蔵し連結部4に連結さ
れた把手部5と、把手部5に設けられた電源スイッチ2
6および設定部60とを有する。62はプラグである。
把手部5を把持し、たたき部材3を被たたき部位に当て
て使用する。
【0013】電磁ソレノイド1は、コイルと、コイル内
を摺動するプランジャ14と、コイルの一端側に固定さ
れた鉄心部と、プランジャ14の後端に設けたストッパ
用の鍔18とからなる公知の構成であり、鉄心部を貫通
したプランジャの先端部にたたき部材3が連結され、た
たき部材3と電磁ソレノイド1との間に戻しばね24が
設けられ、たたき部材3を突出する方向にばね付勢して
いる。
【0014】把手部5はその前部を連結部4の後端に連
結し、把手部5を把持することにより連結部4を介して
電磁ソレノイド1を持ち上げている。把手部5には電源
スイッチ26を設け、これに電源コード27を接続して
いる。また把手部5の内部に駆動回路28を設け、電源
スイッチ26および電源コード27を介して商用電源に
接続され、複数のパルス電圧の印加により一回のたたき
動作を行うために断続的なパルス電圧を電磁ソレノイド
1に供給する。
【0015】この電磁ソレノイド1の動作についてまず
説明する。すなわち、電源コード27を商用電源に接続
すると共に把手部5を手に持ち、たたき部材3を肩や腰
のような被たたき部に当接し、戻しばね体24に抗して
押付けるとプランジャ14およびたたき部材3は後退移
動する。次に電源スイッチ26をオンにすると、駆動回
路28が動作し電磁ソレノイド1の励磁コイルにパルス
電圧が印加されて励磁コイルにパルス電流が供給され、
これにより電磁ソレノイド1の質量が小さく慣性が小さ
いプランジャ14が鉄心部に吸引され、たたき部材3が
電磁ソレノイド1から外方に突出し、この動作による被
たたき部への押し込み力(押し込み量)がたたき力とし
て被たたき部に加わり、これによりたたき動作が行われ
る。また励磁コイルにはパルス電圧が印加されるため、
パルス電圧終了後には、被たたき部の戻し力(負荷)に
よりプランジャ14は押し戻され、励磁コイルにパルス
電圧が印加される前の状態に戻る。このようにして、断
続的な複数のパルス電圧を電磁ソレノイド1に印加する
ことによりプランジャ14がたたき部材3を介して被た
たき部を押し込むことにより一連のたたき動作が行われ
る。ただし、たたき動作時には、たたき力の反作用力に
よりプランジャ14に対して質量が大きく慣性が大きい
電磁ソレノイド1は被たたき部に対し多少上下動するこ
とになる。
【0016】この場合、1回のたたき動作に複数のパル
ス電圧を電磁ソレノイド1に印加すると、最初のパルス
電圧によりプランジャ14は最初のたたき動作をし、励
磁コイル12の電流がなくなりプランジャ14が最初の
状態の戻る途中または戻ってから、更に次のパルス電圧
を印加することによりプランジャ14を再度吸引し、被
たたき部にたたき力を加えることができる。その結果、
たたき力を大きくすることなく、たたき力の被たたき部
への印加時間を長くできる。したがって、単純にたたき
力の時間に対する変化率およびたたき力を大きくし、使
用者に痛さを感じさせたり、被たたき部の筋肉や皮膚な
どの組織を痛めたりせず、1回のたたき動作で十分なた
たき感を使用者に与えることができ、マッサージ効果を
高めることができる。
【0017】このように複数のパルス電圧の印加により
1回のたたき動作を連続して行う場合、通常たたき動作
は120〜1200rpm(周期500〜50mse
c)程度であるので、1回のたたき動作をするための一
連の複数のパルス電圧の印加時間の合計はパルス個数お
よび1回のたたき動作の速さにもよるが、1回のたたき
動作の速さの周期より短く通常約10〜80msec程
度とし、さらにたたき動作の周期の約2/3以下になる
ような設定にする。これにより、たたき動作の周期と、
一回のたたき動作としての一連のパルス電圧の印加時間
の合計および周期が同等になり、たたき力が単純な高速
振動になってしまうのを防止できる。
【0018】また、電磁ソレノイド1に印加するパルス
個数やパルス時間を変化させることにより、たたき力の
時間に対する色々な波形を実現でき、従来例のような1
回の振動たたきによる単純なたたきではなく、様々なた
たき動作を実現することができる。ところで、マッサー
ジ効果を高めるためには、マッサージ師のたたき力に似
たたたき力を実現できるのが好ましい。マッサージ師も
マッサージ効果を向上させるため、被たたき部の部位や
状態(凝り具合)に対応させて、図9に示すように様々
なたたき手技や手法によりたたき力を変えている。ここ
で、マッサージ師の手技を示す図9の(a)〜(d)は
たとえば図8に示すパルス電圧の態様(a)〜(d)に
ほぼ対応している。すなわち、図9の(a)は図8の
(a)に対応するが、切打法またははり扇たたきで両手
で交互のたたきであり、掌を軽く広げ縦にして被たたき
部にあて、掌および5本の指の被たたき部に当たる時間
に差をつけたたたき方であり、首、背中、腕、ふくらは
ぎおよびふとももなどに適用される。図9の(a′)は
図8の(a′)に対応するが、はり扇たたきでの両手合
わせ交互うちであり、首、肩、背中、腰、ふくらはぎお
よびふとももなどに適用される。図9(b)は図8の
(b)に対応するが、合掌打法または両手重ねのはり扇
たたきで両手による切打法のたたき力を大きくしたもの
であり、肩、背中および腰などに適用される。図9の
(c)は図8の(c)に対応するが、通常のたたき手技
である拳打法すなわちこぶしたたきであり、拳を強く握
るのではなく、軽くにぎり掌と親指が被たたき部に当た
る時間に差をつけたたき方であり、片手でする場合およ
び両手を交互にする場合があり、肩や背中および腰に適
用される。図9の(c′)は図8の(c′)に対応する
が、こぶしによるポイントたたきであり、片手によるた
たきおよび両手による交互のたたきがあり、肩やけんこ
う骨間に適用される。図9(d)は図8(d)に対応す
るが、空気手またはダンパーたたきの場合であり両手を
軽く合わせ掌間に少し空隙を開けるとともに、左右の掌
が被たたき部に当たる時間に差をつけたたき方であり、
背中および腰に適用される。
【0019】設定部60は、図3に示すように、把手部
5の幅方向に回動することができるダイヤル切換式で、
1回転で10接点の切換えが可能な5個の設定スイッチ
DSW1〜DSW5からなる。それぞれハンドル突起6
1を把手部5の幅方向に押して回動操作し、図3の正面
に現れた表示番号(0〜9)を2進数で表示し接点がオ
ンとなる。ここで、設定スイッチDSW1はたたきモー
ドの設定スイッチ、設定スイッチDSW2は同じたたき
パターンのたたき回数すなわち繰り返し回数、あるいは
言い換えれば変化速さの設定スイッチ、設定スイッチD
SW3は1回のたたき動作当たりのパルス電圧のパルス
個数の設定スイッチ、設定スイッチDSW4はたたき間
隔言い換えればパルス休止時間すなわちたたき速さの設
定スイッチ、設定スイッチDSW5はパルス幅すなわち
パルス時間幅または交流のゼロクロスからの遅れ時間を
設定するたたき強さの設定スイッチである。
【0020】図1に示す駆動回路28において、R1,
R2は過電流が流れると溶けて電路を切断する過電流保
護用ヒューズ抵抗、ZnR,C1はサージ吸収素子、T
Hは電磁ソレノイド1が異常発熱したとき電流を切断す
るサーモスイッチである。ダイオードD1,抵抗R3,
R8、コンデンサC5,C2、ツェナーダイオードZD
1により駆動回路28の電源回路を構成している。Vは
その出力端であり、接続を図示しないがこの出力端と同
じ記号の入力端に接続されている。ダイオードD2、抵
抗R4,R9、コンデンサC10、ツェナーダイオード
ZD2、トランジスタQ1によりゼロクロス検出手段を
構成し、交流電源のゼロクロスに同期した方形波を発生
させマイコンCPUに入力する。抵抗R17,R18、
ツェナーダイオードZD3、トランジスタQ3により駆
動回路28の投入直後および電源切断時にマイコンCP
Uをリセット(初期化)するリセット回路を構成してい
る。トランジスタQ2、抵抗R5,R6、コンデンサC
3によりサイリスタSCRにゲート信号を入力するゲー
ト出力手段を構成している。抵抗R7、コンデンサC4
によりサイリスタSCRの保護用サージ吸収回路を構成
している。X1はセラミック発振子、C6はコンデン
サ、R10は抵抗、SSW2はパルス個数(たたきパタ
ーン)、パルス幅(たたき力)、たたき間隔(たたき速
さ)の時間的変化を一時停止し、また再開可能な一時停
止スイッチである。
【0021】さらに設定スイッチDSW1〜DSW5は
前記したが、たたき強さ(DSW5)、たたき速さ(D
SW4)、パルス個数(DSW3)、さらには固定たた
きまたはたたき力およびたたき速さが時間の関数として
変化するコースであるウエーブたたきまたはコースたた
きの選択(DSW1)、ウエーブたたきまたはコースた
たきの変化速さ(DSW2)などを設定する設定スイッ
チである。
【0022】これをより具体的に説明すると、設定スイ
ッチDSW1は表示番号0〜3が指定可能であり、その
表示番号が0のとき、たたき強さ(DSW5),たたき
速さ(DSW4),パルス個数(DSW3)の設定によ
る単純固定たたきモード、設定スイッチDSW1の表示
番号が1のときはたたき強さ(DSW5)、たたき速さ
(DSW4)、パルス個数(DSW3)の設定を中央値
として、たたき強さを予め設定したある変化幅により三
角関数的に時間変化させるが、たたき速さとパルス個数
は固定するたたき強さ自動変化たたきモード、設定スイ
ッチDSW1の表示番号が2のときはたたき強さ(DS
W5),たたき速さ(DSW4),パルス個数(DSW
3)の設定を中央値として、たたき強さおよびたたき速
さを予め設定したある変化幅により時間変化させるが、
パルス個数は固定したウエーブたたきモード、設定スイ
ッチDSW1の表示番号が3のときはたたき強さ(DS
W5)の設定を中央値として、たたき強さを予め設定さ
れたある変化幅により時間変化させ、さらにたたき速さ
およびパルス個数をマイコンCPUのROMデータに基
づき自動変化させてプロマッサージ師のコースたたきに
近似させる、コースたたきモードである。ROMデータ
は読出し専用メモリに記憶させた内部記憶データであ
る。
【0023】また、変化速さの設定スイッチDSW2は
たたきモード設定スイッチDSW1=1〜3のときに変
化速さを設定するもので、表示番号0〜9が有効であ
り、表示番号に対応して繰り返し回数がつぎの表のよう
に設定される。すなわち、 表示番号 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 繰り返し回数 1 4 6 8 10 12 14 16 18 20 パルス個数の設定スイッチDSW3は、表示番号0〜3
の範囲でしかも、設定スイッチDSW1が0〜2のとき
に有効であり、表示番号が0のとき1個、1のとき2
個、2のとき2個、3のとき4個としている。また設定
スイッチDSW1の表示番号が3のときは時間の関数と
してパルス個数は変化する。
【0024】たたき速さの設定スイッチDSW4は表示
番号0〜9の範囲で設定スイッチDSW1が0〜2のと
きに有効で、表示番号に対応して休止時間すなわちカウ
ントする交流電源の周期数がつぎの表のように設定され
る。すなわち、 表示番号 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 電源の周期数 19 13 9 7 6 5 4 3 2 1 なお、設定スイッチDSW1=2のときは、たたき間隔
(たたき速さ)の中央値を設定する。 たたき強さの設
定スイッチDSW5は、表示番号0〜9の範囲で有効で
あり、パルス個数の設定スイッチDSW3の表示番号0
〜3に対応する。すなわち、パルス幅は交流電源のゼロ
クロスからの遅れ時間(ms)により次表のように各パ
ルスごとに設定している。
【0025】
【表1】
【0026】なお、TDa1〜TDa4,TDc1,TDc2,TDd1,TDd2,T
De1 は設定スイッチDSW3の各パルスの遅れ時間を表
す。これらのデータはマイコンCPUのROMに記憶し
ておき、たとえば設定スイッチDSW5の設定に基づき
遅れ時間をマイコンCPUのROMより読み出す。また
これらのデータはたとえばTDa2〜TDa4を同じとしたが異
なる値でもよい等任意に設定でき、かつ変更可能であ
る。
【0027】マイコンCPUは駆動回路28においてつ
ぎのような手段を備えている。すなわち、図4および図
5のフローチャートを参照しながら説明すると、パルス
個数,たたき強さを設定するための交流電源のゼロクロ
スからの遅れ時間,たたき間隔(たたき速さ)および繰
り返したたき回数を含む要素をそれぞれ設定する前記し
た設定部60の複数の設定スイッチDSW2〜DSW5
と、これらの要素の少なくともいずれかを繰り返したた
き回数の完了ごとに変化させる複数種類のモードを選択
可能なモード設定部を含む設定部60の設定スイッチD
SW1と、設定スイッチDSW1〜DSW5の入力状態
を検出する検出手段100と、一時停止スイッチSSW
2の入力状態を検出する検出手段108と、検出手段1
00,108の検出信号を入力してモード設定部である
設定スイッチDSW1により設定されているモードを判
断しそのモードで指定された要素に予め内部記憶データ
に記憶された要素の変化幅を加算もしくは減算する演算
手段101と、この演算手段101より動作指令を受け
て前記した交流電源のゼロクロスを検出するゼロクロス
検出手段102と、そのゼロクロス検出時点から遅れ時
間をカウントして、変化幅を演算した設定値に達したと
き出力信号を出力するたたき強さ設定用遅れ時間カウン
ト手段103と、その出力信号でサイリスタSCR(図
1)にゲート信号を出力する前記したゲート出力手段1
04と、パルス電圧のパルス個数をカウントするパルス
個数カウント手段105と、パルス個数がパルス個数の
変化幅を演算した設定値に達したか否かを判断して否の
場合に前記ゼロクロス検出手段102に動作指令を与え
るパルス個数判断手段106と、このパルス個数判断手
段106が是の場合にたたき間隔(たたき速さ)をカウ
ントして、変化幅を演算した設定値までカウントしたと
き出力信号を出力するたたき速さカウント手段107
と、繰り返したたき回数をカウントするたたき回数カウ
ント手段109と、そのたたき回数が変化幅を演算した
設定値に達したか否かを判断し否の場合にゼロクロス検
出手段102に動作指令を与えかつ是の場合に設定部お
よびモード設定部の入力状態の再検出を行うため検出手
段100に動作指令を与えるたたき回数判断手段110
とを有する。
【0028】この場合、実施例では、検出手段100,
108の動作のつぎのステップとして図4のように設定
スイッチDSW1の表示番号0〜3のいずれの状態かを
判定する状態判定部111を設け、またゼロクロス検出
手段102の動作の前のステップに図5に示すように設
定スイッチDSW2〜DSW5の設定にしたがったデー
タを読み出すデータ読出し部113を設けている。そし
て、設定スイッチDSW1=0のとき、設定スイッチD
SW2=0を自動設定する設定手段112を有し、また
演算手段101は設定スイッチDSW1=1のとき予め
ROMに記憶させたステップ−変化幅データ表(DSW
1=1用)より、たたき強さの最初のデータまたは次の
ステップの内部変化幅を読出し、設定スイッチDSW5
の設定値に加算する演算部101(a)と、設定スイッ
チDSW1=2のとき予めROMに記憶させたステップ
−変化幅データ表(DSW1=2用)より、たたき強さ
およびたたき速さの最初のデータまたは次のステップの
内部変化幅を読出し、設定スイッチDSW5,DSW4
の設定値に加算する演算部101(b)と、設定スイッ
チDSW1=3のとき予めROMに記憶させたステップ
−変化幅データ表(DSW1=3用)より、たたき強さ
の最初のデータまたは次のステップの内部変化幅を読出
し、設定スイッチDSW5の設定値に加算し、さらにス
テップ−変化幅データ表より最初または次のステップの
たたき速さ/パルス個数を読出し設定スイッチDSW
4,DSW3の設定値として設定する演算部101
(c)とで構成している。
【0029】さらに、演算部101(a)〜101
(c)のうち、演算部101(a),101(b)はそ
れぞれ図6に示す構成を有し、まず一時停止スイッチS
SW2がオン(SSW2=0)されたか否かを判断する
判断部111と、判断部111の判断がNOのときそれ
ぞれ前記のようにデータテーブルの次のステップの設定
演算を行う変化演算部112と、判断部111の判断が
YESのときデータテーブルの現状のステップのままの
設定演算を行う固定演算部113とを有する。また演算
部101(c)は、図7に示す構成を有し、ここでも一
時停止スイッチSSW2がオン(SSW2=0)された
か否かを判断する判断部114と、判断部114の判断
がNOのとき前記のようにデータテーブルの次のステッ
プのDSW2〜5の設定演算を行う変化演算部115
と、判断部111の判断がYESのときデータテーブル
の現状のステップのままDSW2〜5の設定演算を行う
固定演算部116と、固定演算部116のつぎにパルス
個数の変化の有無を判断する判断部117と、パルス個
数が変化した場合に変化前のパルス個数ルーチンの最初
のステップに戻りDSW2〜5の設定演算を行うパルス
個数固定部118とを有する。
【0030】これらの設定手段112および演算手段1
01のつぎのステップとして、前記したデータ読出し部
113で設定スイッチDSW2〜DSW5の設定にした
がった、前記に示したようなデータを読出しつぎのゼロ
クロス検出を行っている。このたたきマッサージ機の使
用方法を説明する。すなわち、まずプラグ62を家庭用
電源に接続し、電源スイッチ26をオンにする。そして
身体の好みの部位(被たたき部)にたたき部材3が当接
するように軽く把手部5を片手で支持して使用する。こ
のとき、設定スイッチDSW1により表示番号0〜3か
らたたきマッサージの複数のコースのうち、たとえば電
磁ソレノイド1に印加するパルス電圧のパルス個数、パ
ルス幅またはたたき間隔(たたき速さ)が時間の関数と
して変化するコースたたきを選定する。
【0031】このコースたたきの設定スイッチDSW1
=3を選定した場合、電磁ソレノイド1のパルス電圧の
パルス個数、パルス幅TS、たたき間隔(たたき速さ)
TKが図8の(a)〜(d)の動作を順次行うように変
化する。まず、図8の(a)は設定スイッチDSW3=
3すなわちパルス数4個の場合で、遅れ時間TDa1〜
TDa4はDSW5の前記した表のデータから設定さ
れ、たたき間隔(たたき速さ)TKaは約0.1 秒間であ
る。同図(b)も設定スイッチDSW3=3すなわちパ
ルス数4個の場合で、遅れ時間TDb1〜TDb4は図
(a)よりも短いがDSW5の前記した表のデータから
設定され、たたき間隔(たたき速さ)TKbは約0.2 秒
間である。同図(c)は設定スイッチDSW3=1すな
わちパルス数2個の場合で、遅れ時間TDc1〜TDc
2はDSW5の前記した表のデータから設定され、たた
き間隔TKcは約0.1 秒間である。同図(d)は設定ス
イッチDSW3=1すなわちパルス数2個の場合で遅れ
時間TDd1〜TDd2は図(c)よりも短くDSW5
の前記した表のデータから設定され、たたき間隔TKd
は約0.3 秒間である。なお同図(a′)は(a)の遅れ
時間を長くしたものであり、同図(c′)は(c)の遅
れ時間を長くした例である。
【0032】そして、たたき回数を図(a)および図
(b)について50秒間→図(c)について100 秒間→図
(d)について40秒間のように時間の関数として変化さ
せる。ここで、変化速さの設定スイッチDSW2を操作
して、その値を変えることにより、たとえば前述の変化
速さを(a)1.5 分間→(b)1.5 分間→(c)3 分間
→(d)1.2 分間や、また(a)2 分間→(b)2 分間
→(c)4 分間→(d)1.6 分間などのように変化する
ことができる。
【0033】またこの変化を使用者の好みの位置で一時
停止スイッチSSW2をオンにすることにより一時停止
し、たとえば図8の(a)〜(d)の動作のうちのたと
えば(a)の動作のみを継続して行わせることができ
る。その後またたたきマッサージをもとの変化する状態
にさせたいきときには、一時停止スイッチSSW2をオ
フに戻し、もとのコースたたきのたたきパターン、たた
き力およびたたき速さの時間変化する動作を再開継続す
る。
【0034】一方、設定スイッチDSW1の表示番号2
を選択したときはパルス個数が一定で、たたき強さおよ
びたたき速さが変化する動作が得られ、表示番号1を選
択したときはパルス個数およびたたき速さが一定でたた
き強さが変化する動作が得られ、さらに表示番号0を選
択したときはパルス個数、たたき強さおよびたたき速さ
ともに一定の変化しない動作が得られる。
【0035】つぎにこの駆動回路28の動作を説明す
る。設定スイッチDSW1により前記したコースたたき
を選定すると、前述のように、電磁ソレノイド1に印加
するパルス電圧のたたきパターンを決めるパルス個数、
たたき力を与えるパルス幅およびたたき間隔(たたき速
さ)が時間の関数として変化する。その動作は、図4の
フローチャートに示すように電源を投入し、設定スイッ
チDSW1〜DSW5の設定が完了すると、検出手段1
00によりその入力状態が検出され、検出手段108に
より一時停止スイッチSSW2の入力状態が検出され、
状態判定部111により設定スイッチDSW1の表示番
号で示される状態が判定され、この場合表示番号を3に
指定しているので演算部101(c)の動作が行われ、
さらにデータ読出し部113により、最初のパルス個
数、たたき回数、たたき強さを決める遅れ時間、たたき
速さを決めるたたき間隔の設定スイッチDSW2〜DS
W5により設定されたデータをマイコンCPUに内蔵さ
れた読出し専用メモリであるROMから読出す。つぎに
前述のゼロクロス検出手段102によりまず交流電源の
ゼロクロスポイントを検出し、そのゼロクロスポイント
から図8(a)に示すように遅れ時間TDa1をマイコ
ンCPUの内部のタイマを用いたたたき強さ設定用遅れ
時間カウント手段103によりカウントし、その後にゲ
ート出力手段104によりサイリスタSCRにゲート信
号を与え、サイリスタSCRを導通させて電磁ソレノイ
ド1に時間幅TSa1のパルス電圧を印加する。このパ
ルス電圧のパルス個数をパルス個数カウント手段105
によりカウントし、パルス個数判断手段106により設
定スイッチDSW3による設定値か否かを判断し否の場
合にゼロクロス検出手段102に実行を戻す。図8の
(a)の動作では、パルス個数が4個であるので、ゼロ
クロスポイントを検出し遅れ時間TDa1後に電磁ソレ
ノイド1にパルス幅TSa1のパルス電圧を印加してか
ら、遅れ時間TDa4後に電磁ソレノイド1にパルス電
圧TSa4のパルス電圧を印加するまで交流電源に同期
して4個のパルスを電磁ソレノイド1に印加した後、実
行がたたき速さカウント手段107に移行する。この4
個のパルスを電磁ソレノイド1に印加して1回のたたき
動作(切打法)をすることとなる。
【0036】つぎに、たたき速さカウント手段107に
よりたたき速さとして設定されたたたき間隔の交流電源
の周期個数をカウントして設定数(たとえば約0.1 秒間
に相当する回数)に達すると、繰り返したたき回数カウ
ント手段109によりたたき回数を加算し、たたき回数
判断手段110により設定スイッチDSW2による設定
値に達したか否かを判断する。たたき回数判断手段11
0の判断が否であれば実行はゼロクロス検出手段102
に戻り、是であれば検出手段100に戻る。このたたき
回数の設定スイッチDSW2による設定値は約1分間に
相当し、図8の(a)のたたき動作が約50秒間行われる
こととなる。そして、検出手段100に戻ると状態判定
部111および演算部101(c)を経て新たなデータ
がデータ読出し部113に読み出され、ゼロクロス検出
手段102により前記と同じ工程が繰り返される。この
ときのたたき動作はコースたたきの内容にしたがって図
8の(b)となり、一時停止スイッチSSW2がオフの
場合には、前述と同じ流れで図8の(b)の動作が約50
秒間継続した後、図8図の(c)の動作が約100 秒間継
続し、さらに図8の(d)の動作が約40秒間継続する。
【0037】一方、たたき動作中において、たとえば図
8の(b)のたたきパターンを長く続けたいときには、
その動作が行われているときに一時停止スイッチSSW
2をオンに操作して分岐動作させる。すなわち、図6,
7のように固定演算部113,116により一時停止ス
イッチSSW2の状態判定がYESとなるのでデータテ
ーブルの現状のステップのままの設定演算が行われ、一
定したたたき動作をすることとなる。この場合たたきパ
ターン(パルス個数)は一定であるが、DSW1=1の
ときたたき強さが、またDSW1=2のときたたき強さ
およびたたき速さが自動的に変化するので使用者は飽き
ることなく同じたたきパターンでマッサージできる。
【0038】さらに、DSW1=3のときは、データテ
ーブルの現状のステップのままDSW2〜5 の設定演算
を行い、判断部117でパルス個数の変化の有無が判断
され、YESであれば演算部118により変化前のパル
ス個数のルーチンの最初のステップに戻り、DSW2〜
5 の設定演算を行う。この場合の図8の(a)〜(d)
のたたきパターンの流れは一時停止スイッチSSW2が
オフのとき図12の矢印に沿って流れるのに対し、図1
3のように一時停止スイッチSSW2が操作されたとき
のパターン、たとえば(b)であれば、そのパターン内
で閉ループ状の流れにしたがって繰り返したたき動作が
行われる。(a),(c),(d)の場合も同様であ
る。
【0039】また一時停止前のたたきコースに戻りたい
ときには、一時停止スイッチSSW2をもとのオフに戻
すと、判定部111,114でNOの判断がなされるの
で、もとのたたきパターン、たたき力およびたたき速さ
の時間変化が再開され継続する。これにより図10およ
び図11に示すようなマッサージ師のコースたたきに近
いたたき手技、たたき力およびたたき速さの時間変化を
実現できる。図10および図11において(a)〜
(d)は図8および図9の各動作に対応し、図10はた
たきコースにおいて遅れ時間すなわちたたき力を時間の
関数として変化させており、図11はたたき速さ(たた
き間隔)を時間の関数として変化させている。また使用
者が設定スイッチDSW2の簡単な操作のみにより、た
とえば前述の時間変化の速さを、図8の(a)1.5 分間
→(b)1.5 分間→(c)3 分間→(d)1.2 分間また
は(a)2 分間→(b)2 分間→(c)4 分間→(d)
1.6 分間のように変化することができる。このように図
10および図11に示した約4分間のたたきコースを長
くしたり短くしたりすることにより、マッサージ師がこ
の変化の速さを適時調整して、ある手技を短くしたり長
く続けたりするのに近づけることができる。さらに一時
停止スイッチSSW2の操作により、随時変化する動作
中の使用者の好みの動作を任意の時間継続したり、また
設定スイッチDSW2〜DSW5を操作することにより
たたきパターン等を異なる動作に変化させたりすること
ができる。
【0040】このようなパルス個数、たたき回数、遅れ
時間およびたたき間隔のデータは内部データとしてマイ
コンのROM(読出し専用メモリ)にプログラムとして
書き込むことにより実現でき、さらにたたき回数は操作
部DSW2により調整可能である。また、別の動作とし
て、設定スイッチDSW1の表示番号1または2のウエ
ーブたたきを選択した場合、パルス個数をたとえば2個
に固定して図8の(c)に示すパルス幅(TSc1,T
Sc2)やたたき間隔(TKc)また図15および図8
の(c′)に示すパルス幅(TSc′1,TSc′2)
やたたき間隔(TKc′)のように変化させることによ
り、マッサージ師の手技に近い拳打法によるたたき力の
時間変化やたたき速さの時間変化の動作が得られる。こ
の場合に、設定スイッチDSW2のたたき回数を調整す
ることにより、マッサージ師がある手技により長時間た
たきマッサージをするときに、随時そのたたき速さやた
たき力を変化させたり、その時間を短くしたり長くし、
また同じたたき速さやたたき力を長く続けたりしている
ことに近づけることができる。さらに使用者が一時停止
スイッチSSW2を操作することにより随時使用者の好
みのたたき力、たたき速さを任意の時間継続したり、設
定スイッチ2,4,5により変化させたりすることがで
きる。
【0041】さらに設定スイッチDSW1の表示番号の
0の固定たたきを選択することにより、設定手段112
により設定スイッチDSW2=0が自動設定され、設定
スイッチDSW3〜DSW5により任意に設定されたパ
ルス個数、たたき速さおよびたたき力により一定のたた
き動作が行われる。これらの動作の流れも図4ないし図
7に示したフローチャートと同じである。
【0042】この実施例は、1回のたたき動作当たり複
数のパルス電圧を電磁ソレノイド1に印加するため、極
端に強くないたたき力を比較的長い時間加えることがで
きるので、1回のたたき動作で十分なたたき感を使用者
に与えることができる。したがって、1回のたたき動作
で1個のパルス電圧を印加することによりたたき玉を駆
動する従来例と比較して、たたき力の時間に対する変化
率やたたき力ピーク値を大きくすることがないので、使
用者に痛さを感じさせることがなくまた被たたき部の筋
肉や皮膚などの組織を痛めることもない。
【0043】また1回のたたき動作で電磁ソレノイド1
に印加するパルス電圧のパルス個数およびパルス時間を
変化することにより、たたき力の時間に対する様々な波
形を作ることができる。その結果、マッサージ師のたた
き手技に近いたたき力パターンも得ることができ、種々
の気持ちよいたたき感を使用者に与えることができるの
でマッサージ効果を向上することができる。
【0044】また駆動回路28の1回のたたき動作のた
めのパルス電圧のパルス個数,パルス幅およびパルス間
隔の少なくともいずれかを変更可能に設定したため、使
用者が効果的なたたきマッサージを自由に選択すること
ができる。また、駆動回路28は商用電源30を整流し
直流にして、電磁ソレノイド1に直流電圧パルスを印加
しているため、たたき速さおよび一連の複数パルスの印
加周期および印加時間を任意に可変でき、種々のたたき
パターンを得ることができる。
【0045】この実施例によれば、所定のパターンにし
たがって、1回のたたき動作当たりのパルス個数,パル
ス幅およびたたき間隔が時間の関数として変化する電圧
が電磁ソレノイド1に印加され、これによりたたき部材
3が被たたき部に対して動作する。この場合、パルス個
数,パルス幅およびたたき間隔が時間の関数として変化
するため、使用者はマッサージに慣れてしまうことな
く、またパルス個数等の煩雑な調整を必要とすることな
く、十分なマッサージ効果を得ることができる。また一
時停止スイッチSSW2を有するため、使用者の好みに
合わせて途中で前記変化を停止したりまた再開すること
により、使用者はたたきマッサージに慣れてしまうこと
なくマッサージ師のたたき施療に近くできる。さらに一
時停止スイッチSSW2の操作中でも、パルス幅または
たたき間隔が時間的に変化するため、使用者はたたきマ
ッサージに慣れてしまうことなく、十分なたたきマッサ
ージ効果が得られる。
【0046】また一時停止スイッチSSW2が所定のパ
ターンの一部を利用してパルス幅またはたたき間隔を変
化させるため、別に変化パターンのデータを設ける場合
と比較して、記憶データの容量が増加しないので低コス
トに簡単に実現できる。この発明の第2の実施例を図1
4および図15により説明する。すなわち、このたたき
マッサージ機は、第1の実施例の図7のフローチャート
に代えて、図14のフローチャートを適用するものであ
る。一時停止スイッチSSW2が操作されないとき、変
化演算部115によりデータテーブルの次のステップの
DSW2〜5の設定演算を行うことは図7と同じであ
る。一方、一時停止スイッチSSW2が操作されたYE
Sのときは、パルス個数固定演算部119によりパルス
個数の現状維持のままDSW5の設定演算を行い、つぎ
に別データ演算部120によりたたき速さおよびたたき
強さについて別に設けたデータの次のステップ読みだし
を行い、DSW2〜4の設定演算を行うものである。
【0047】この結果、図15のように図8のたたきパ
ターン(a)〜(d)のいずれかのたたき動作が行われ
ているときに、一時停止スイッチSSW2が押される
と、いすれの場合も自動コースP1 から分岐コースP2
に移行して別データの内容で進行する。一時停止スイッ
チSSW2がオフになると破線のようにもとのたたきパ
ターンに復帰する。
【0048】この実施例によれば、一時停止スイッチS
SW2が別に設けたデータによりパルス幅またはたたき
間隔を変化させるため、同じたたきパターンを選定した
ときでも繰り返し周期を長くすることができるので使用
者は飽きることなくたたきマッサージをして治療効果を
向上できる。すなわち、第1の実施例の図7の場合に
は、自動コースの一連のデータの一部を利用するのでパ
ルス個数を固定したときのデータ数は少なく、したがっ
て長時間パルス個数を固定すると、短い周期の同じ変化
を何回も繰り返すことになり、使用者は変化に慣れてし
まう。そこで、別のパルス幅およびたたき間隔のデータ
を利用することにより、変化周期を長くしても使用者が
簡単に慣れ飽きないようにしてたたきマッサージの効果
を向上するものである。
【0049】なお、この実施例ではパルス個数を2個,
4個により説明したが、1〜5個など個数は限定されな
い。また駆動回路28の制御にマイコン40,CPUを
使用したが、タイマ回路や単安定マルチバイブレータの
アナログ回路等により構成してもよい。さらにマイコン
CPUの内部記憶データの記憶手段としてROMを使用
したがこれに限らず、またROMカードなどの外部記憶
装置とともにまたはそのいずれか一方を適用してもよ
い。またパルス幅などの要素の時間の関数としての変化
幅も記憶装置のデータに限らずスイッチにより設定する
ようにしてもよい。また印加パルスを交流電源に同期し
た位相制御により電磁ソレノイド1にパルス電圧を印加
したが、直流電源を利用して電磁ソレノイド1にパルス
電圧を印加してもよい。
【0050】また、一時停止スイッチSSW2の操作時
にパルス個数を一定にしてたたき強さのみまたはたたき
強さおよびたたき速さを変化したが、たたき速さのみを
変化してもよく、またパルス個数も多少変化させてもよ
い。さらに、前記実施例では使用者が、手に持ち使用す
るハンディマッサージ機としたが、その他の椅子やベッ
ドなどの大型マッサージ機に応用しても良い。
【0051】
【発明の効果】請求項1のたたきマッサージ機によれ
ば、パルス個数,パルス幅およびたたき間隔が時間の関
数として変化するため、使用者はマッサージに慣れてし
まうことなく、またパルス個数等の煩雑な調整を必要と
することなく、十分なマッサージ効果を得ることができ
る。また一時停止スイッチを有するため、使用者の好み
に合わせて途中で前記変化を停止したりまた再開するこ
とにより、使用者はたたきマッサージに慣れてしまうこ
となくマッサージ師のたたき施療に近くできる。さらに
一時停止スイッチの操作中でも、パルス幅またはたたき
間隔が時間的に変化するため、使用者はたたきマッサー
ジに慣れてしまうことなく、十分なたたきマッサージ効
果が得られるという効果がある。
【0052】請求項2のたたきマッサージ機によれば、
請求項1において、前記一時停止スイッチが所定のパタ
ーンの一部を利用して前記パルス幅または前記たたき間
隔を変化させるため、請求項1の効果を有するほか、記
憶データの容量が増加しないので低コストに簡単に実現
できる。請求項3のたたきマッサージ機によれば、請求
項1において、前記一時停止スイッチが別に設けたデー
タにより前記パルス幅または前記たたき間隔を変化させ
るため、請求項1の効果を有するほか、同じたたきパタ
ーンを選定したときでも繰り返し周期を長くすることが
できるので使用者は飽きることなくたたきマッサージを
して治療効果を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例の回路図である。
【図2】たたきマッサージ機の断面図である。
【図3】設定部を示す図2の部分拡大正面図である。
【図4】モード設定部のフローチャートである。
【図5】所定のパルス電圧を発生するフローチャートで
ある。
【図6】演算部101(a)または101(b)のフロ
ーチャートである。
【図7】演算部101(c)のフローチャートである。
【図8】電磁ソレノイドに印加する電圧の波形図であ
る。
【図9】マッサージ師の手技の各種を示す説明図であ
る。
【図10】コースたたきのたたき力の時間変化図であ
る。
【図11】コースたたきのたたき速さの時間変化図であ
る。
【図12】自動コースの流れを示す説明図である。
【図13】自動コースにおいて一時停止スイッチが操作
されたときの流れを示す説明図である。
【図14】この発明の第2の実施例の演算部101
(c)のフローチャートである。
【図15】自動コースにおいて一時停止スイッチが操作
されたときの流れを示す説明図である。
【図16】従来例の断面図である。
【図17】その回路図である。
【符号の説明】
1 電磁ソレノイド 3 たたき部材 14 プランジャ 28 駆動回路 SSW2 一時停止スイッチ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被たたき部に当接するたたき部材と、こ
    のたたき部材を連結したプランジャを有する電磁ソレノ
    イドと、前記たたき部材による1回のたたき動作当たり
    のパルス個数,パルス幅およびたたき間隔が時間の関数
    として所定のパターンに変化したパルス電圧を前記電磁
    ソレノイドに印加して前記プランジャを駆動する駆動回
    路とを備え、前記駆動回路は、前記パルス幅および前記
    たたき間隔の少なくとも一方を時間の関数として変化さ
    せ他方を時間に対してほぼ一定とする一時停止スイッチ
    を有することを特徴とするたたきマッサージ機。
  2. 【請求項2】 前記一時停止スイッチは、前記所定のパ
    ターンの一部を利用して前記パルス幅または前記たたき
    間隔を変化させる請求項1記載のたたきマッサージ機。
  3. 【請求項3】 前記一時停止スイッチは、別に設けたデ
    ータにより前記パルス幅または前記たたき間隔を変化さ
    せる請求項1記載のたたきマッサージ機。
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