JP3323129B2 - ファイル転送プロトコル方式、方法、および記録媒体 - Google Patents
ファイル転送プロトコル方式、方法、および記録媒体Info
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- JP3323129B2 JP3323129B2 JP14094598A JP14094598A JP3323129B2 JP 3323129 B2 JP3323129 B2 JP 3323129B2 JP 14094598 A JP14094598 A JP 14094598A JP 14094598 A JP14094598 A JP 14094598A JP 3323129 B2 JP3323129 B2 JP 3323129B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファイル転送方
式、方法、および記録媒体に関し、特に、移動体通信で
の高信頼性を要求するファイル転送プロトコル方式に関
する。
式、方法、および記録媒体に関し、特に、移動体通信で
の高信頼性を要求するファイル転送プロトコル方式に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来技術におけるファイル転送の自動再
送方式として、例えば、特開平7−46289公報が開
示されている。このような自動再送方式は、ビットエラ
ーのような一時的で軽微な通信障害の回復は考慮されて
いるが、ネットワークアーキテクチャ[例えば、ISO
のOSI(開放型システム間相互接続)参照モデル]の
レイヤ1(物理層)が、回線断状態へ移行すると致命的
な通信障害と認識して直ちにファイル転送プロトコルが
中止される。
送方式として、例えば、特開平7−46289公報が開
示されている。このような自動再送方式は、ビットエラ
ーのような一時的で軽微な通信障害の回復は考慮されて
いるが、ネットワークアーキテクチャ[例えば、ISO
のOSI(開放型システム間相互接続)参照モデル]の
レイヤ1(物理層)が、回線断状態へ移行すると致命的
な通信障害と認識して直ちにファイル転送プロトコルが
中止される。
【0003】この考え方は有線固定網を前提としたもの
で、専用線の直接利用の場合、常時、レイヤ1は通信可
能であるべきで回線断は致命的障害であり、ファイル転
送を中止して、最初からやり直すことを意図していた。
回線交換網でレイヤ1障害が発生すると、網が回線を解
放してしまうため、やはりファイル転送を中止して、最
初からやり直すことを意図していた。
で、専用線の直接利用の場合、常時、レイヤ1は通信可
能であるべきで回線断は致命的障害であり、ファイル転
送を中止して、最初からやり直すことを意図していた。
回線交換網でレイヤ1障害が発生すると、網が回線を解
放してしまうため、やはりファイル転送を中止して、最
初からやり直すことを意図していた。
【0004】回線断状態を緩和する網側の機能として移
動体通信網では無線区間が不通になっても回線端では直
ちに切断状態にはしない例もあるが、長時間の不通に対
しては結局、回線断にしている。
動体通信網では無線区間が不通になっても回線端では直
ちに切断状態にはしない例もあるが、長時間の不通に対
しては結局、回線断にしている。
【0005】また従来のデータ通信プロトコル側の回線
断の緩和策として、ファイル転送の下位レイヤにコネク
ションレス型のデータグラムプロトコルを用いて回線断
の概念を無くした上でファイル転送プロトコルの送達確
認のタイムアウトまで耐えられるようにしたものがあ
る。
断の緩和策として、ファイル転送の下位レイヤにコネク
ションレス型のデータグラムプロトコルを用いて回線断
の概念を無くした上でファイル転送プロトコルの送達確
認のタイムアウトまで耐えられるようにしたものがあ
る。
【0006】ファイル転送プロトコル自体の中断の回復
処理方式として、例えば、特開平06−243059公
報が開示されている。この方法はOSI−FTAMに特
化した方法である。しかし、この中断の回復処理方式
は、オペレータ介入による中断と再開を明示的に設ける
ことによって実現しているため長時間の通信障害やノー
ド障害に対応できない。
処理方式として、例えば、特開平06−243059公
報が開示されている。この方法はOSI−FTAMに特
化した方法である。しかし、この中断の回復処理方式
は、オペレータ介入による中断と再開を明示的に設ける
ことによって実現しているため長時間の通信障害やノー
ド障害に対応できない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、移動
体通信など不安定な通信環境を用いて安定したファイル
転送を実現するプロトコルの構成である。
体通信など不安定な通信環境を用いて安定したファイル
転送を実現するプロトコルの構成である。
【0008】従来の有線通信の回線を想定したファイル
転送プロトコルはレイヤ1が不通になることを致命的障
害と解釈して、直ちに処理を完全に中止してしまう。
転送プロトコルはレイヤ1が不通になることを致命的障
害と解釈して、直ちに処理を完全に中止してしまう。
【0009】しかしながら、無線を用いた移動体通信で
は様々な原因によって短時間から長時間に渡るレイヤ1
の不通が頻発する。電波状態を原因とする例はトンネル
通過などの影響や、実際に空間的なサービス圏外に移行
してしまって不通となりうる。
は様々な原因によって短時間から長時間に渡るレイヤ1
の不通が頻発する。電波状態を原因とする例はトンネル
通過などの影響や、実際に空間的なサービス圏外に移行
してしまって不通となりうる。
【0010】また移動体通信用の装置には電池駆動のも
のが多いので電気容量不足のときにやむなく中断するこ
ともありうる。あるいは、その両方の原因が複合してフ
ァイル転送の長時間の中断が起こり得る。
のが多いので電気容量不足のときにやむなく中断するこ
ともありうる。あるいは、その両方の原因が複合してフ
ァイル転送の長時間の中断が起こり得る。
【0011】移動体通信網の回線交換サービスで用意さ
れる回線の保持機能は短時間の回線断の緩和に限られ
る。長時間の回線の保持は課金処理や資源管理から見て
困難である。
れる回線の保持機能は短時間の回線断の緩和に限られ
る。長時間の回線の保持は課金処理や資源管理から見て
困難である。
【0012】したがって従来の固定網向けに作られてい
たファイル転送プロトコルは、このような移動体通信網
の特性に対する回復処理が不十分だった。
たファイル転送プロトコルは、このような移動体通信網
の特性に対する回復処理が不十分だった。
【0013】ネットワークアーキテクチャ上でコネクシ
ョンレス型のデータグラムプロトコルを用いて回線断の
概念を無くす方法には多くの下位プロトコルスタックを
実装する必要があり、資源を多量に消費する欠点があ
る。
ョンレス型のデータグラムプロトコルを用いて回線断の
概念を無くす方法には多くの下位プロトコルスタックを
実装する必要があり、資源を多量に消費する欠点があ
る。
【0014】また、コネクションレス型のネットワーク
の上であっても従来のファイル転送プロトコルでは送達
確認のタイムアウトまでの通信障害に耐えられるだけで
あり。別のセッションで回復することは出来なかった。
の上であっても従来のファイル転送プロトコルでは送達
確認のタイムアウトまでの通信障害に耐えられるだけで
あり。別のセッションで回復することは出来なかった。
【0015】また従来技術のファイル転送の中断回復処
理である特開平06−243059公報においては、O
SI−FTAMの範疇での実現方法に限られるため汎用
性が無いうえに実装が重く携帯端末に実装するには無理
がある。更にオペレータの介入による中断だけに対応し
ているため、通信障害とノード障害による中断の自動回
復には無効である。具体的には中断状態に移行する方法
に通信自身を使っている為に通信障害とノード障害の下
では機能しない。更に、中断の途中に電源断が発生する
と、パラメータ等が消去してしまい回復処理ができな
い。
理である特開平06−243059公報においては、O
SI−FTAMの範疇での実現方法に限られるため汎用
性が無いうえに実装が重く携帯端末に実装するには無理
がある。更にオペレータの介入による中断だけに対応し
ているため、通信障害とノード障害による中断の自動回
復には無効である。具体的には中断状態に移行する方法
に通信自身を使っている為に通信障害とノード障害の下
では機能しない。更に、中断の途中に電源断が発生する
と、パラメータ等が消去してしまい回復処理ができな
い。
【0016】これらの、従来技術では重大な通信障害に
よるファイル転送の中断を自動的に回復することが出来
ず、手動によりファイル転送をやり直していた。
よるファイル転送の中断を自動的に回復することが出来
ず、手動によりファイル転送をやり直していた。
【0017】本発明は下位プロトコルに依存しないで致
命的な通信障害から自動的にファイル転送を回復するこ
とを目的とする。
命的な通信障害から自動的にファイル転送を回復するこ
とを目的とする。
【0018】また、本発明は携帯端末にも実装できるよ
うに、合理的で軽い実装方法とし、電源断を含むノード
障害から回復可能なファイル転送プロトコルを実現する
ことを目的とする。
うに、合理的で軽い実装方法とし、電源断を含むノード
障害から回復可能なファイル転送プロトコルを実現する
ことを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、通信網に接続された複数の装置間でフ
ァイル転送を行う場合にファイルを複数のブロックに分
割しその分割したブロック毎に応答確認の伴う転送を行
うファイル転送プロトコル方法であって、前記複数の装
置の内の第1の装置が前記ファイル転送元となり前記複
数の装置の内の第2の装置が前記ファイル転送先となる
場合に、転送元と転送先の区別とは独立に起動側の装置
が受動側の装置に開始要求を送信し、受動側の装置が応
答することで、双方の装置はファイル転送を行う前に唯
一の値を持つジョブIDを取り決める開始通知手順を取
り交わし、起動側の装置が受動側の装置から開始応答を
受信した場合にジョブIDを含む自身の手順初期状態を
不揮発性の記憶部に書き込み、前記受動側の装置が前記
開始要求を受信すると自身の手順初期状態を不揮発性記
憶部に書き込んだ後に開始応答を起動側に返し、前記第
1の装置が初期状態からプロック転送の送信を開始し、
前記第2の装置が初期状態からブロック転送を受信し始
め、受信するたびに、ブロックをファイル記憶域に記憶
し、受信確認数を前記第2の手順状態の1部として第2
の不揮発性記憶部に書き込み、ブロック転送肯定応答を
返し、前記第1の装置が前記ブロック転送中に前記第2
の装置から前記ブロック転送肯定応答を受信する度に送
達確認を示す送達確認数を前記第1の手順状態の1部と
して前記第1の不揮発性記憶部に書き込み、前記第1の
装置が全ての前記ブロックを受信し終えた場合に前記フ
ァイル転送の終了通知を前記第2の装置に送信し、前記
第2の装置は終了肯定応答を返し、前記第1の装置は終
了確認通知を返し、全ての前記第1の手順状態を前記第
1の不揮発性記憶部から消去し、前記第2の装置は終了
確認通知を受信するまで終了肯定応答を繰り返し送り、
終了確認通知を受信すると全ての前記第2の手順状態を
第2の不揮発性記憶部から消去することを特徴としてい
る。
めに、本発明は、通信網に接続された複数の装置間でフ
ァイル転送を行う場合にファイルを複数のブロックに分
割しその分割したブロック毎に応答確認の伴う転送を行
うファイル転送プロトコル方法であって、前記複数の装
置の内の第1の装置が前記ファイル転送元となり前記複
数の装置の内の第2の装置が前記ファイル転送先となる
場合に、転送元と転送先の区別とは独立に起動側の装置
が受動側の装置に開始要求を送信し、受動側の装置が応
答することで、双方の装置はファイル転送を行う前に唯
一の値を持つジョブIDを取り決める開始通知手順を取
り交わし、起動側の装置が受動側の装置から開始応答を
受信した場合にジョブIDを含む自身の手順初期状態を
不揮発性の記憶部に書き込み、前記受動側の装置が前記
開始要求を受信すると自身の手順初期状態を不揮発性記
憶部に書き込んだ後に開始応答を起動側に返し、前記第
1の装置が初期状態からプロック転送の送信を開始し、
前記第2の装置が初期状態からブロック転送を受信し始
め、受信するたびに、ブロックをファイル記憶域に記憶
し、受信確認数を前記第2の手順状態の1部として第2
の不揮発性記憶部に書き込み、ブロック転送肯定応答を
返し、前記第1の装置が前記ブロック転送中に前記第2
の装置から前記ブロック転送肯定応答を受信する度に送
達確認を示す送達確認数を前記第1の手順状態の1部と
して前記第1の不揮発性記憶部に書き込み、前記第1の
装置が全ての前記ブロックを受信し終えた場合に前記フ
ァイル転送の終了通知を前記第2の装置に送信し、前記
第2の装置は終了肯定応答を返し、前記第1の装置は終
了確認通知を返し、全ての前記第1の手順状態を前記第
1の不揮発性記憶部から消去し、前記第2の装置は終了
確認通知を受信するまで終了肯定応答を繰り返し送り、
終了確認通知を受信すると全ての前記第2の手順状態を
第2の不揮発性記憶部から消去することを特徴としてい
る。
【0020】更に、本発明は前記第1の装置が装置立ち
上げ時に第1の不揮発性記憶部に記憶された前記第1の
手順状態を検索しファイル転送中状態、すなわち中断状
態のものがあれば前記第2の装置の受動部に前記ジョブ
IDを付加した再開要求を送信し、前記第2の装置は前
記第1の装置からの再開要求を受信すると前記再開要求
に付加されたジョブIDと第2の不揮発性記憶部の前記
手順状態とを比較し、該当ジョブが存在しなければ再開
拒否応答を前記第1の装置に返し、該当ジョブが存在す
れば再開肯定応答を前記第1の装置に返し、前記第1の
装置が前記再開要求に対する肯定応答を受信した場合は
装置立ち上げ前に転送し終わった次のブロックから転送
を始め、再開拒否応答を受信した場合は前記第1の不揮
発性記憶部から該当ジョブ情報の全てを消去することを
特徴としている。
上げ時に第1の不揮発性記憶部に記憶された前記第1の
手順状態を検索しファイル転送中状態、すなわち中断状
態のものがあれば前記第2の装置の受動部に前記ジョブ
IDを付加した再開要求を送信し、前記第2の装置は前
記第1の装置からの再開要求を受信すると前記再開要求
に付加されたジョブIDと第2の不揮発性記憶部の前記
手順状態とを比較し、該当ジョブが存在しなければ再開
拒否応答を前記第1の装置に返し、該当ジョブが存在す
れば再開肯定応答を前記第1の装置に返し、前記第1の
装置が前記再開要求に対する肯定応答を受信した場合は
装置立ち上げ前に転送し終わった次のブロックから転送
を始め、再開拒否応答を受信した場合は前記第1の不揮
発性記憶部から該当ジョブ情報の全てを消去することを
特徴としている。
【0021】更に、本発明は前記第2の装置が装置立ち
上げ時に第2の不揮発性記憶部に記憶された前記第2の
手順状態を検索しファイル転送中状態、すなわち中断状
態のものがあれば前記第1の装置の受動部に前記ジョブ
IDと受信済みブロックを付加した再開要求を送信し、
前記第1の装置は前記第2の装置からの再開要求を受信
すると前記再開要求に付加されたジョブIDと第1の不
揮発性記憶部の前記手順状態とを比較し、該当ジョブが
存在しなければ再開拒否応答を前記第2の装置に返し、
該当ジョブが存在すれば再開肯定応答を前記第2の装置
に返し、転送済みブロックの次から転送を再開し、前記
第2の装置が前記再開要求に対する肯定応答を受信した
場合は装置立ち上げ前に転送し終わった次のブロックか
ら受信を始め、再開拒否応答を受信した場合は前記第2
の不揮発性記憶部から該当ジョブ情報の全てを消去する
ことを特徴としている。
上げ時に第2の不揮発性記憶部に記憶された前記第2の
手順状態を検索しファイル転送中状態、すなわち中断状
態のものがあれば前記第1の装置の受動部に前記ジョブ
IDと受信済みブロックを付加した再開要求を送信し、
前記第1の装置は前記第2の装置からの再開要求を受信
すると前記再開要求に付加されたジョブIDと第1の不
揮発性記憶部の前記手順状態とを比較し、該当ジョブが
存在しなければ再開拒否応答を前記第2の装置に返し、
該当ジョブが存在すれば再開肯定応答を前記第2の装置
に返し、転送済みブロックの次から転送を再開し、前記
第2の装置が前記再開要求に対する肯定応答を受信した
場合は装置立ち上げ前に転送し終わった次のブロックか
ら受信を始め、再開拒否応答を受信した場合は前記第2
の不揮発性記憶部から該当ジョブ情報の全てを消去する
ことを特徴としている。
【0022】また、本発明を適用することのできる装置
は不揮発性記憶域を持つ一般のコンピュータとすること
ができる。したがって、上記特徴を持つファイル転送プ
ロトコルを実現するプログラムの記録媒体を構成要素に
含めることが出来る。ファイル転送プロトコルのプログ
ラム記録媒体は、起動側プログラムだけ、または、受動
側プログラムだけを含むこともできる。
は不揮発性記憶域を持つ一般のコンピュータとすること
ができる。したがって、上記特徴を持つファイル転送プ
ロトコルを実現するプログラムの記録媒体を構成要素に
含めることが出来る。ファイル転送プロトコルのプログ
ラム記録媒体は、起動側プログラムだけ、または、受動
側プログラムだけを含むこともできる。
【0023】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図3から図5は通信障害と
ノード障害の区別が判別できないデータグラム通信を利
用した場合の実施例である。
て図面を参照して説明する。図3から図5は通信障害と
ノード障害の区別が判別できないデータグラム通信を利
用した場合の実施例である。
【0024】図2は、本発明の実施の形態を示す、通信
網3と、通信網3に接続されたノードである装置1と、
装置2とを含む。なお、通信網3には装置1,装置2以
外の装置等を接続できるが、実施の形態例では省略して
いる。
網3と、通信網3に接続されたノードである装置1と、
装置2とを含む。なお、通信網3には装置1,装置2以
外の装置等を接続できるが、実施の形態例では省略して
いる。
【0025】図2を参照すると、装置1または装置2
は、ファイル転送を行う実体であり、不揮発性の記憶域
と、人間の操作表示部と、通信用の入出力装置とを持っ
たプログラム制御を行う。通信網3は、ネットワークを
含む通信路であり、装置1または装置2以外の複数の装
置も接続することができる。
は、ファイル転送を行う実体であり、不揮発性の記憶域
と、人間の操作表示部と、通信用の入出力装置とを持っ
たプログラム制御を行う。通信網3は、ネットワークを
含む通信路であり、装置1または装置2以外の複数の装
置も接続することができる。
【0026】図1は、図2の装置1または装置2を詳細
に示したブロック図である。
に示したブロック図である。
【0027】図1を参照すると、ファイル転送プロトコ
ルプログラムを記録した記録媒体21を備えた装置1ま
たは装置2は、プログラム制御により動作する制御部1
1と、転送中の時間監視に使用するタイマ12と、制御
部11の入出力装置として接続する不揮発性記憶域13
と、表示操作部18と、通信網3とのインタフェースを
持ち他装置との通信を行う通信部17、バス16とから
構成されている。この記録媒体21は磁気ディスク、そ
の他のプログラム記録媒体であってよい。
ルプログラムを記録した記録媒体21を備えた装置1ま
たは装置2は、プログラム制御により動作する制御部1
1と、転送中の時間監視に使用するタイマ12と、制御
部11の入出力装置として接続する不揮発性記憶域13
と、表示操作部18と、通信網3とのインタフェースを
持ち他装置との通信を行う通信部17、バス16とから
構成されている。この記録媒体21は磁気ディスク、そ
の他のプログラム記録媒体であってよい。
【0028】制御部11は、図示されていない中央処理
装置とプログラムの入るメモリとを含みプログラム制御
のコンピュータとして動作する。ファイル転送プロトコ
ルプログラムは記録媒体21から制御部11内のメモリ
に読み込まれ、制御部11の動作を制御する。すなわ
ち、制御部11は制御部11内のメモリに書き込まれた
プログラムを実行することにより、ファイル転送プロト
コルに沿ったファイル転送を実行する。なお、本実施形
態例では、記録媒体21からプログラムを制御部11内
のメモリにファイル転送プロトコルプログラムをロード
してそのプログラムを実行するようにしたが、予め制御
部11内のメモリ(例えばROM)にプログラムが入っ
ていてもよい。
装置とプログラムの入るメモリとを含みプログラム制御
のコンピュータとして動作する。ファイル転送プロトコ
ルプログラムは記録媒体21から制御部11内のメモリ
に読み込まれ、制御部11の動作を制御する。すなわ
ち、制御部11は制御部11内のメモリに書き込まれた
プログラムを実行することにより、ファイル転送プロト
コルに沿ったファイル転送を実行する。なお、本実施形
態例では、記録媒体21からプログラムを制御部11内
のメモリにファイル転送プロトコルプログラムをロード
してそのプログラムを実行するようにしたが、予め制御
部11内のメモリ(例えばROM)にプログラムが入っ
ていてもよい。
【0029】表示操作部18は、マンマシンインタフェ
ースの手段として表示機能(出力機能)と入力機能とを
実行する。これは、ファイル転送の起動操作と結果表示
を行う。
ースの手段として表示機能(出力機能)と入力機能とを
実行する。これは、ファイル転送の起動操作と結果表示
を行う。
【0030】通信部17は、通信網3を介してファイル
を転送する相手と双方向に通信する機能を実行する。
を転送する相手と双方向に通信する機能を実行する。
【0031】不揮発性記憶域13は、装置1(または装
置2)が電源を断っている間もデータを記憶し続ける機
能を持ち、ファイルの記憶に使われるファイル15と、
本発明の制御手順の状態(送信元か、送信先かを示す情
報、ジョブID、ファイル名、ファイル属性、送信ブロ
ック数、受信ブロック数、送信先アドレス等から構成さ
れている:以降ジョブの記録と略す)を記憶した手順記
憶域14とから構成される。この場合の手順状態の記録
はジョブID単位毎に送信元と送信先とに分けて分類さ
れて記録されている。
置2)が電源を断っている間もデータを記憶し続ける機
能を持ち、ファイルの記憶に使われるファイル15と、
本発明の制御手順の状態(送信元か、送信先かを示す情
報、ジョブID、ファイル名、ファイル属性、送信ブロ
ック数、受信ブロック数、送信先アドレス等から構成さ
れている:以降ジョブの記録と略す)を記憶した手順記
憶域14とから構成される。この場合の手順状態の記録
はジョブID単位毎に送信元と送信先とに分けて分類さ
れて記録されている。
【0032】なお、元来、ファイルを持つ装置はファイ
ルの記憶域として何かの不揮発性記憶域として磁気ディ
スクなどの媒体が必要である。従って、本発明の実施の
形態例では、このファイル15に不可欠な不揮発性記憶
域13を手順記憶域14としても流用することを特徴と
する。したがって、本発明は一般的なコンピュータに適
用可能であり、プログラム媒体によって制御プログラム
をロードしてプロトコルを実現可能である。
ルの記憶域として何かの不揮発性記憶域として磁気ディ
スクなどの媒体が必要である。従って、本発明の実施の
形態例では、このファイル15に不可欠な不揮発性記憶
域13を手順記憶域14としても流用することを特徴と
する。したがって、本発明は一般的なコンピュータに適
用可能であり、プログラム媒体によって制御プログラム
をロードしてプロトコルを実現可能である。
【0033】従来のファイル転送方法ではジョブの状態
は揮発性記憶域(例えば、RAM)に一時的に記憶され
ていただけである。
は揮発性記憶域(例えば、RAM)に一時的に記憶され
ていただけである。
【0034】もちろん磁気ディスクなどの媒体の代わり
に、繰り返し記憶できる、あらゆる不揮発性メモリ(例
えば、フラッシュメモリ)を使用しても良い。
に、繰り返し記憶できる、あらゆる不揮発性メモリ(例
えば、フラッシュメモリ)を使用しても良い。
【0035】次に、図1〜図5を参照して本実施の形態
の全体の動作について説明する。
の全体の動作について説明する。
【0036】本発明は、従来のファイル転送に用いられ
てきた一般的な手順を基盤にして発展した手順である。
その一般的な手順と同様の部分とはファイルを複数の転
送ブロックに分割して送信する。転送されたブロックは
直ちにファイルの一部として不揮発性記憶域に記憶す
る。転送元と転送先は転送され記憶されたブロックまで
をチェックポイント(ブロック転送における正当性のチ
ェックを行う時点)として記憶する。転送元と転送先は
このチェックポイントを確実に進めていくことでファイ
ル転送の正当性を確保する。このとき、転送元から送ら
れたブロックと転送先で記憶されたブロックの間に先送
りされる複数のブロック(ブロック送信に対する返答の
前に次のブロックを送信する方式)を設けることで通信
の転送効率を上げることも可能である。この場合チェッ
クポイントの管理手順が複雑になるが、本発明の本質に
は関係が無いので、先送り転送をしない基本的な実施の
形態例を示す。
てきた一般的な手順を基盤にして発展した手順である。
その一般的な手順と同様の部分とはファイルを複数の転
送ブロックに分割して送信する。転送されたブロックは
直ちにファイルの一部として不揮発性記憶域に記憶す
る。転送元と転送先は転送され記憶されたブロックまで
をチェックポイント(ブロック転送における正当性のチ
ェックを行う時点)として記憶する。転送元と転送先は
このチェックポイントを確実に進めていくことでファイ
ル転送の正当性を確保する。このとき、転送元から送ら
れたブロックと転送先で記憶されたブロックの間に先送
りされる複数のブロック(ブロック送信に対する返答の
前に次のブロックを送信する方式)を設けることで通信
の転送効率を上げることも可能である。この場合チェッ
クポイントの管理手順が複雑になるが、本発明の本質に
は関係が無いので、先送り転送をしない基本的な実施の
形態例を示す。
【0037】図3は、装置1が転送元および装置2が転
送先となる場合のファイル転送プロトコルプログラムを
実行する場合のフローチャートである。
送先となる場合のファイル転送プロトコルプログラムを
実行する場合のフローチャートである。
【0038】図4は、図3内のステップB2およびC2
の動作を起動側か受動側に分けて詳細に示したフローチ
ャートである。
の動作を起動側か受動側に分けて詳細に示したフローチ
ャートである。
【0039】一般的な装置は、ファイル転送ジョブの起
動側にも受動側にもなれる、また起動によって転送元に
なることも転送先になることもできる。基本的に起動し
た側の表示操作部18だけが対話的に使われる。
動側にも受動側にもなれる、また起動によって転送元に
なることも転送先になることもできる。基本的に起動し
た側の表示操作部18だけが対話的に使われる。
【0040】今、装置1(転送元)が起動側となって装
置2(転送先)に対してファイルの転送を行うと仮定し
た場合、まず装置1の表示操作部18からファイル転送
ジョブが起動される(図4のステップA1)そしてステ
ップA2,A3,A4,A5,A6,A7,A8を遷移
する。このときの装置1の起動処理は、転送の起動(ス
テップA1)により、新規ジョブの記録データを決定
し、新規ジョブによる転送ファイルの開始要求をジョブ
IDを含むジョブ情報を付加して装置2に送信し、応答
を待つ(ステップA2〜A5、および通信1)。一方、
装置2は既に立ち上がっており、要求の受信待ち状態に
なっている(ステップD1,D2)。このときに装置1
から開始要求の通知を受信すると、新規か中断によるジ
ョブの再開かを判断することになるが、新規なのでジョ
ブ記録データを不揮発性記憶域3内の手順記憶域14に
記憶することにより初期化する(D3〜D5)。その後
開始要求の応答として肯定応答を装置1に送信する(ス
テップD6および通信2)。その後、自装置が転送先か
転送元かを判断することになるが、受信したジョブ情報
の内容から転送先と判断し、転送先のジョブ状態記録デ
ータとして手順記憶域14に記録される(ステップD
7)。一方、肯定応答を受信した装置1は、転送元か転
送先かを判断することになるがジョブ情報により転送元
と判断し、ジョブ状態記録データを転送元として手順記
憶域14に記憶する(ステップA6〜A8)。
置2(転送先)に対してファイルの転送を行うと仮定し
た場合、まず装置1の表示操作部18からファイル転送
ジョブが起動される(図4のステップA1)そしてステ
ップA2,A3,A4,A5,A6,A7,A8を遷移
する。このときの装置1の起動処理は、転送の起動(ス
テップA1)により、新規ジョブの記録データを決定
し、新規ジョブによる転送ファイルの開始要求をジョブ
IDを含むジョブ情報を付加して装置2に送信し、応答
を待つ(ステップA2〜A5、および通信1)。一方、
装置2は既に立ち上がっており、要求の受信待ち状態に
なっている(ステップD1,D2)。このときに装置1
から開始要求の通知を受信すると、新規か中断によるジ
ョブの再開かを判断することになるが、新規なのでジョ
ブ記録データを不揮発性記憶域3内の手順記憶域14に
記憶することにより初期化する(D3〜D5)。その後
開始要求の応答として肯定応答を装置1に送信する(ス
テップD6および通信2)。その後、自装置が転送先か
転送元かを判断することになるが、受信したジョブ情報
の内容から転送先と判断し、転送先のジョブ状態記録デ
ータとして手順記憶域14に記録される(ステップD
7)。一方、肯定応答を受信した装置1は、転送元か転
送先かを判断することになるがジョブ情報により転送元
と判断し、ジョブ状態記録データを転送元として手順記
憶域14に記憶する(ステップA6〜A8)。
【0041】もし、装置2(転送先)が起動側となって
装置1(転送元)に対してファイルの転送を行うと仮定
した場合は、装置2の表示操作部18からファイル転送
ジョブが起動され、ステップA1,A2,A3,A4,
A5,A6,A7,A9,C3を遷移する。受動側とな
る装置1がステップD1,D2,D3,D4,D5,D
6,D7,B3と遷移する。
装置1(転送元)に対してファイルの転送を行うと仮定
した場合は、装置2の表示操作部18からファイル転送
ジョブが起動され、ステップA1,A2,A3,A4,
A5,A6,A7,A9,C3を遷移する。受動側とな
る装置1がステップD1,D2,D3,D4,D5,D
6,D7,B3と遷移する。
【0042】この開始処理の中で両ノードにとって一意
にファイル転送ジョブを識別する共通の値のジョブID
を決定する。手順状態値とはジョブIDと、ファイル名
と、ファイル属性と、自装置が転送元か転送先かを示す
情報と、送達確認数または受信確認数と、転送の相手先
の送信アドレスとを含み、ジョブ種別情報として両ノー
ドの不揮発性記憶域13内の手順記憶域14に記憶され
る。これらのジョブの記録データは該当ジョブが完了す
るまで記憶される。
にファイル転送ジョブを識別する共通の値のジョブID
を決定する。手順状態値とはジョブIDと、ファイル名
と、ファイル属性と、自装置が転送元か転送先かを示す
情報と、送達確認数または受信確認数と、転送の相手先
の送信アドレスとを含み、ジョブ種別情報として両ノー
ドの不揮発性記憶域13内の手順記憶域14に記憶され
る。これらのジョブの記録データは該当ジョブが完了す
るまで記憶される。
【0043】次に、転送処理に進むことになるが、転送
処理として転送元ノード(装置1)から転送ブロックの
送信(ステップB3)が開始される(図3の通信3)。
転送先ノード(装置2)では受信したブロックを直ちに
不揮発性記憶域13内のファイル15の一部として記憶
する(ステップC3)。転送先ノード(装置2)は、そ
の直後に最新のチェックポイントとしての転送済みブロ
ック数(送達確認のために受信したブロックの数をい
う)を不揮発性記憶域3内の手順記憶域14に記憶する
(ステップC3)。続けて転送先ノード(装置2)はブ
ロック転送が成功したことを転送元ノード(装置1)に
伝える為にブロック転送肯定応答を送信する(ステップ
C5、および通信4)。なお、転送済のブロック数は転
送時のブロックのヘッダに付与されたシーケンス番号を
見ることで識別できる。
処理として転送元ノード(装置1)から転送ブロックの
送信(ステップB3)が開始される(図3の通信3)。
転送先ノード(装置2)では受信したブロックを直ちに
不揮発性記憶域13内のファイル15の一部として記憶
する(ステップC3)。転送先ノード(装置2)は、そ
の直後に最新のチェックポイントとしての転送済みブロ
ック数(送達確認のために受信したブロックの数をい
う)を不揮発性記憶域3内の手順記憶域14に記憶する
(ステップC3)。続けて転送先ノード(装置2)はブ
ロック転送が成功したことを転送元ノード(装置1)に
伝える為にブロック転送肯定応答を送信する(ステップ
C5、および通信4)。なお、転送済のブロック数は転
送時のブロックのヘッダに付与されたシーケンス番号を
見ることで識別できる。
【0044】このブロック受信のとき(ステップC
4)、もし受信ブロックデータが伝送エラーで正当でな
いか、受信タイムアウトになったら、最新のチェックポ
イントを含む再送要求を転送元に送り(ステップC
6)、ブロック受信を続ける(ステップC3)。
4)、もし受信ブロックデータが伝送エラーで正当でな
いか、受信タイムアウトになったら、最新のチェックポ
イントを含む再送要求を転送元に送り(ステップC
6)、ブロック受信を続ける(ステップC3)。
【0045】受信タイムアウトが続くときは前記予め決
められた1回あたりの待ち時間を増大させながら(例え
ば4,8,16,32,64,128,256,51
2,512[秒]・・・)再送要求と受信待ちを繰り返
す。更に、規定回数だけ待っても(相当長い時間例えば
2時間)回復しない場合は中断状態に移行し、現状のプ
ログラム実体は終了する(ステップC10,C11)。
この後は両ノードからの再開始処理(図5)を待つ。
められた1回あたりの待ち時間を増大させながら(例え
ば4,8,16,32,64,128,256,51
2,512[秒]・・・)再送要求と受信待ちを繰り返
す。更に、規定回数だけ待っても(相当長い時間例えば
2時間)回復しない場合は中断状態に移行し、現状のプ
ログラム実体は終了する(ステップC10,C11)。
この後は両ノードからの再開始処理(図5)を待つ。
【0046】転送元ノード(装置1)は転送先ノード
(装置2)の応答を待ってブロック転送ステップの成否
を判断する(ステップB4)。転送元ノード(装置1)
は再送要求がきたときか、受信データが伝送エラーにな
ったときだけブロック転送を再送する。独自にタイムア
ウトの判断と再送は行わない。
(装置2)の応答を待ってブロック転送ステップの成否
を判断する(ステップB4)。転送元ノード(装置1)
は再送要求がきたときか、受信データが伝送エラーにな
ったときだけブロック転送を再送する。独自にタイムア
ウトの判断と再送は行わない。
【0047】転送元ノード(装置1)はブロック転送が
成功したときはチェックポイントとして転送したブロッ
ク数を不揮発性記憶域3内の手順記憶域4に記憶する。
成功したときはチェックポイントとして転送したブロッ
ク数を不揮発性記憶域3内の手順記憶域4に記憶する。
【0048】全てのブロックを転送するまで、この一連
の転送処理を繰り返す(ステップB6、ステップC
4)。
の転送処理を繰り返す(ステップB6、ステップC
4)。
【0049】ファイルをすべて転送したら、転送元ノー
ド(装置1)から転送先ノード(装置2)へ終了要求を
送る(図3ではステップB3と通信3が兼用)。
ド(装置1)から転送先ノード(装置2)へ終了要求を
送る(図3ではステップB3と通信3が兼用)。
【0050】転送先ノード(装置2)では、この終了要
求を受信したら装置1に終了応答する(図3ではステッ
プC5と通信4が兼用)更に、終了確認通知(図3の通
信5)が来るまで待ってから、ジョブの記録をすべて不
揮発性記憶域14から消去し終了する(ステップC8,
C9)、もし、終了確認通知が届かなければ転送先ノー
ド(装置2)は終了応答(ステップC5またはC11)
を再送し再び終了通知を待つ。さらに規定回数だけ待っ
ても(相当長い時間)終了通知が届かなかったときは正
常終了と同じく、ジョブの記録をすべて不揮発性記憶域
から消去する(ステップC8)。
求を受信したら装置1に終了応答する(図3ではステッ
プC5と通信4が兼用)更に、終了確認通知(図3の通
信5)が来るまで待ってから、ジョブの記録をすべて不
揮発性記憶域14から消去し終了する(ステップC8,
C9)、もし、終了確認通知が届かなければ転送先ノー
ド(装置2)は終了応答(ステップC5またはC11)
を再送し再び終了通知を待つ。さらに規定回数だけ待っ
ても(相当長い時間)終了通知が届かなかったときは正
常終了と同じく、ジョブの記録をすべて不揮発性記憶域
から消去する(ステップC8)。
【0051】転送元ノード(装置1)は終了応答を受信
すると、終了確認通知を転送先ノードに返し(図3の通
信5)ジョブの記録をすべて不揮発性記憶域から消去す
る(ステップB7)。また、表示操作部に終了メッセー
ジを表示することによりジョブを終了する(ステップA
2,B8)。
すると、終了確認通知を転送先ノードに返し(図3の通
信5)ジョブの記録をすべて不揮発性記憶域から消去す
る(ステップB7)。また、表示操作部に終了メッセー
ジを表示することによりジョブを終了する(ステップA
2,B8)。
【0052】次に、異常処理の動作について述べる。
【0053】まず、転送中のタイムアウト処理は転送先
のノードでだけ判断し、長時間の無応答でない限り受信
リトライを続けプロトコルを中断すること(ステップC
11)はしない。転送先ノードは基本的に通信障害も相
手ノード障害も区別できないので長時間待ち続けた後に
中断状態にする。
のノードでだけ判断し、長時間の無応答でない限り受信
リトライを続けプロトコルを中断すること(ステップC
11)はしない。転送先ノードは基本的に通信障害も相
手ノード障害も区別できないので長時間待ち続けた後に
中断状態にする。
【0054】したがって、起動するノードでは操作表示
部から明示的にジョブを中止するか電源断などによって
暗黙のうちに中断する。中止はジョブの記録を不揮発性
メモリから消去し完全に停止してしまう事であり、中断
はジョブの記録を不揮発性メモリに残したままにして装
置の電源断をまたがって再開始が可能な状態である。も
し、通信線の切断のような致命的な障害ではなく、自然
に復旧するような障害の場合は、通常のブロック転送中
のタイムアウト処理が長い待ちに対応しているので再送
要求(ステップC6)と受信(ステップC3)のリトラ
イを実行しているうちに回復する。
部から明示的にジョブを中止するか電源断などによって
暗黙のうちに中断する。中止はジョブの記録を不揮発性
メモリから消去し完全に停止してしまう事であり、中断
はジョブの記録を不揮発性メモリに残したままにして装
置の電源断をまたがって再開始が可能な状態である。も
し、通信線の切断のような致命的な障害ではなく、自然
に復旧するような障害の場合は、通常のブロック転送中
のタイムアウト処理が長い待ちに対応しているので再送
要求(ステップC6)と受信(ステップC3)のリトラ
イを実行しているうちに回復する。
【0055】携帯端末では電池切れによって機能を停止
することが多く、これは一種のノード障害である。パソ
コンのOSの信頼性が低くリセットで回復したいときも
ノード障害である。このようなシステムダウンをまたが
ってファイル転送が中断し、再開始しされても正当に結
果を保証する。
することが多く、これは一種のノード障害である。パソ
コンのOSの信頼性が低くリセットで回復したいときも
ノード障害である。このようなシステムダウンをまたが
ってファイル転送が中断し、再開始しされても正当に結
果を保証する。
【0056】プログラムが異常終了した場合でも、明示
的に中断を指示されて終わった場合でも、該当ファイル
転送ジョブの中断時点の状態は不揮発性記憶域13内の
手順記憶域14に記憶されている。したがって電源投入
やリセットによるノード(装置)のシステム再開始後
(図5のステップE1)に不揮発性記憶域13内の手順
記憶域14を参照して(ステップE2)ジョブの記録が
残っていれば中断ジョブがあると判断してプログラムを
自動的に開始して該当ジョブを再開始する(ステップE
3)。また、起動側ノード(装置)が明示的に中断の操
作をした場合は明示的な操作によっても該当ジョブを再
開始できる。再開始したノード側のプログラムは改めて
「前処理」として相手側のノードのプログラムを開始さ
せて中断点までの状態を回復してチェックポイントの同
期を回復する。
的に中断を指示されて終わった場合でも、該当ファイル
転送ジョブの中断時点の状態は不揮発性記憶域13内の
手順記憶域14に記憶されている。したがって電源投入
やリセットによるノード(装置)のシステム再開始後
(図5のステップE1)に不揮発性記憶域13内の手順
記憶域14を参照して(ステップE2)ジョブの記録が
残っていれば中断ジョブがあると判断してプログラムを
自動的に開始して該当ジョブを再開始する(ステップE
3)。また、起動側ノード(装置)が明示的に中断の操
作をした場合は明示的な操作によっても該当ジョブを再
開始できる。再開始したノード側のプログラムは改めて
「前処理」として相手側のノードのプログラムを開始さ
せて中断点までの状態を回復してチェックポイントの同
期を回復する。
【0057】再開始ノードが手順記憶域14に転送元
(装置1)になる中断ジョブ情報を見つけた場合、ステ
ップE4〜E7を実行し、状態B5を回復する。このと
きステップE4で該当ジョブの再開要求を転送先(装置
2)のノードに送信し、転送先のノードは再開要求を受
信した事で状態C5を回復する。転送先ノード(装置
2)は再開要求のジョブID、ファイル名等を読み出
し、自装置の手順記憶域14に書き込まれた内容と比較
する。比較した結果等しいジョブがあれば、ファイル転
送の再開と判断し、最新の受信確認数と共にファイル転
送の再開要求に対する肯定応答を返し、ブロック転送の
受信待ちになる。装置2は、それ以降、図3のフローチ
ャートのステップC3以降と同じ処理を行うことにな
る。また、装置1は、装置2からの再開要求に対する肯
定応答を受信すると、前回終了したブロックの次のブロ
ックから転送を始める。それ以降の処理は、図2のフロ
ーチャートのステップB3からの処理と同じである。な
お、装置2において再開要求と上記手順記憶域14を比
較した結果が等しくない場合は、装置1に拒否応答を返
すことにより、装置1は転送元のジョブの記録を手順記
憶域14から消去する。
(装置1)になる中断ジョブ情報を見つけた場合、ステ
ップE4〜E7を実行し、状態B5を回復する。このと
きステップE4で該当ジョブの再開要求を転送先(装置
2)のノードに送信し、転送先のノードは再開要求を受
信した事で状態C5を回復する。転送先ノード(装置
2)は再開要求のジョブID、ファイル名等を読み出
し、自装置の手順記憶域14に書き込まれた内容と比較
する。比較した結果等しいジョブがあれば、ファイル転
送の再開と判断し、最新の受信確認数と共にファイル転
送の再開要求に対する肯定応答を返し、ブロック転送の
受信待ちになる。装置2は、それ以降、図3のフローチ
ャートのステップC3以降と同じ処理を行うことにな
る。また、装置1は、装置2からの再開要求に対する肯
定応答を受信すると、前回終了したブロックの次のブロ
ックから転送を始める。それ以降の処理は、図2のフロ
ーチャートのステップB3からの処理と同じである。な
お、装置2において再開要求と上記手順記憶域14を比
較した結果が等しくない場合は、装置1に拒否応答を返
すことにより、装置1は転送元のジョブの記録を手順記
憶域14から消去する。
【0058】再開始ノードが手順記憶域14に転送先
(装置2)になる中断ジョブ情報を見つけた場合、ステ
ップE8〜E11を実行し、状態C5を回復する。この
ときステップE8で受信済みブロック数を付加した該当
ジョブの再開要求を転送元(装置1)のノードに送信
し、転送元のノードは再開要求を受信した事で状態B5
を回復する。転送元ノード(装置1)は再開要求のジョ
ブID、ファイル名等を読み出し、自装置の手順記憶域
14に書き込まれた内容と比較する。比較した結果等し
いジョブがあれば、ファイル転送の再開と判断し、ファ
イル転送の再開要求に対する肯定応答を返す。装置1
は、それ以降、図3のフローチャートのステップB3以
降と同じ処理を行うことになる。また、装置2は、装置
1からの再開肯定応答を受信すると、前回中断したブロ
ックの次のブロックから受信を始める。その処理は、図
3のフローチャートのステップC3からの処理と同じで
ある。なお、装置1において再開要求と上記手順記憶域
14を比較した結果が等しくない場合は、装置2に再開
拒否応答を返すことにより、装置2は転送元のジョブの
記録を手順記憶域14から消去する。
(装置2)になる中断ジョブ情報を見つけた場合、ステ
ップE8〜E11を実行し、状態C5を回復する。この
ときステップE8で受信済みブロック数を付加した該当
ジョブの再開要求を転送元(装置1)のノードに送信
し、転送元のノードは再開要求を受信した事で状態B5
を回復する。転送元ノード(装置1)は再開要求のジョ
ブID、ファイル名等を読み出し、自装置の手順記憶域
14に書き込まれた内容と比較する。比較した結果等し
いジョブがあれば、ファイル転送の再開と判断し、ファ
イル転送の再開要求に対する肯定応答を返す。装置1
は、それ以降、図3のフローチャートのステップB3以
降と同じ処理を行うことになる。また、装置2は、装置
1からの再開肯定応答を受信すると、前回中断したブロ
ックの次のブロックから受信を始める。その処理は、図
3のフローチャートのステップC3からの処理と同じで
ある。なお、装置1において再開要求と上記手順記憶域
14を比較した結果が等しくない場合は、装置2に再開
拒否応答を返すことにより、装置2は転送元のジョブの
記録を手順記憶域14から消去する。
【0059】実際には、中断再開時の相手先(受動側ノ
ード)の動作としては、図4のフローチャートによる動
作(ステップD3,D8,D9,D10,D11,D
7)となるが、通信1により動作する相手側のノードの
プログラムは基本的に中断前に実行していた実体が待ち
続けている可能性がある。この状態のときは、中断以前
から存在している実行実体を終了させ、新たな実行実体
を有効とする(図4のステップD9)。新たな実行実体
の「前処理」で回線交換型の通信回線の回復処理を行う
為である。受動側ノードは中断点までの状態を回復し、
再同期した後に残りのファイル転送を実行する。すなわ
ち転送元ノードなら状態、ステップB5を回復し、ステ
ップB3から実行する。転送先ノードなら状態、ステッ
プC5を回復しステップC3から実行する。
ード)の動作としては、図4のフローチャートによる動
作(ステップD3,D8,D9,D10,D11,D
7)となるが、通信1により動作する相手側のノードの
プログラムは基本的に中断前に実行していた実体が待ち
続けている可能性がある。この状態のときは、中断以前
から存在している実行実体を終了させ、新たな実行実体
を有効とする(図4のステップD9)。新たな実行実体
の「前処理」で回線交換型の通信回線の回復処理を行う
為である。受動側ノードは中断点までの状態を回復し、
再同期した後に残りのファイル転送を実行する。すなわ
ち転送元ノードなら状態、ステップB5を回復し、ステ
ップB3から実行する。転送先ノードなら状態、ステッ
プC5を回復しステップC3から実行する。
【0060】もし、転送元のノード(装置1)におい
て、再開始したジョブの「前処理」の段階で転送先のノ
ード(装置2)との通信(図5の通信1、通信2)がで
きない場合は、規定回数のステップE4、E5またはス
テップE8,E9のリトライ(予め決められた時間間隔
でリトライを行う)を試みて回復できなければジョブの
記録と転送途中ファイルを不揮発性記憶域13から抹消
して(ステップE12)ジョブを終了する(ステップE
13)。
て、再開始したジョブの「前処理」の段階で転送先のノ
ード(装置2)との通信(図5の通信1、通信2)がで
きない場合は、規定回数のステップE4、E5またはス
テップE8,E9のリトライ(予め決められた時間間隔
でリトライを行う)を試みて回復できなければジョブの
記録と転送途中ファイルを不揮発性記憶域13から抹消
して(ステップE12)ジョブを終了する(ステップE
13)。
【0061】これら異常処理で行うリトライ後のジョブ
の放棄までの時間は数時間から数十時間を想定して回復
の機会を長くとる。相手ノード(装置)は起動されてい
れば常時、受動側開始処理ステップD2で待ち受けて回
復手順を始められるため、相手ノード(装置)の電源断
に対応した長時間の再開始要求のリトライを行うためで
ある。
の放棄までの時間は数時間から数十時間を想定して回復
の機会を長くとる。相手ノード(装置)は起動されてい
れば常時、受動側開始処理ステップD2で待ち受けて回
復手順を始められるため、相手ノード(装置)の電源断
に対応した長時間の再開始要求のリトライを行うためで
ある。
【0062】以上説明したように、本発明は手順記憶域
14が破壊されない限りネットワークアーキテクチャー
の他の層のプロトコルに頼らずにファイル転送プロトコ
ル自身(制御部11のメモリに格納されたプログラムに
よる動作)が不揮発性記憶域13に手順の段階を記憶し
ておき、制御部11がこの手順の段階を利用するプログ
ラムを実行することで長時間の回線断をまたがって別の
データリンクに乗り換えた後でも確実にファイル転送を
実現することを可能にする。
14が破壊されない限りネットワークアーキテクチャー
の他の層のプロトコルに頼らずにファイル転送プロトコ
ル自身(制御部11のメモリに格納されたプログラムに
よる動作)が不揮発性記憶域13に手順の段階を記憶し
ておき、制御部11がこの手順の段階を利用するプログ
ラムを実行することで長時間の回線断をまたがって別の
データリンクに乗り換えた後でも確実にファイル転送を
実現することを可能にする。
【0063】以上、説明してきた実施の形態では、利用
する下位プロトコルを通信障害と相手方ノード障害の区
別が付かない前提で説明したが、もし、専用線、回線交
換、コネクション型プロトコルのように通信線の切断を
検出できる下位プロトコルを使っている場合は、通信線
の切断を検出したときに直ちにファイル転送プロトコル
を中断状態に移行、あるいは一旦プログラムの実行を終
了して、更に、新しい通信線を確保して中断再開始処理
を開始してもよい。この手順は通信線の切断を別の通信
線に乗り換えて回復することを試みることになる。
する下位プロトコルを通信障害と相手方ノード障害の区
別が付かない前提で説明したが、もし、専用線、回線交
換、コネクション型プロトコルのように通信線の切断を
検出できる下位プロトコルを使っている場合は、通信線
の切断を検出したときに直ちにファイル転送プロトコル
を中断状態に移行、あるいは一旦プログラムの実行を終
了して、更に、新しい通信線を確保して中断再開始処理
を開始してもよい。この手順は通信線の切断を別の通信
線に乗り換えて回復することを試みることになる。
【0064】
【発明の効果】第1の効果は、あらゆる下位プロトコル
を利用可能である。本発明の回復処理は独立に機能する
ものであって、下位プロトコルの働きに依存しない。た
だし、下位プロトコルによって最適化する余地はある。
を利用可能である。本発明の回復処理は独立に機能する
ものであって、下位プロトコルの働きに依存しない。た
だし、下位プロトコルによって最適化する余地はある。
【0065】第2の効果は、ファイル転送処理の途中で
長時間の中断があっても打ち切りを行わないで再開始し
て、回復できることにある。その理由は、ファイル転送
ジョブの属性とチェックポイント(手順状態)を不揮発
性記憶域に保持している為、プログラムの終了や装置の
電源断の後でも、改めて再開始処理が行えるためであ
る。
長時間の中断があっても打ち切りを行わないで再開始し
て、回復できることにある。その理由は、ファイル転送
ジョブの属性とチェックポイント(手順状態)を不揮発
性記憶域に保持している為、プログラムの終了や装置の
電源断の後でも、改めて再開始処理が行えるためであ
る。
【0066】第3の効果は、有害な再送にまつわる伝送
データの輻輳を防止できることにある。その理由は、中
断になる前の状態でのブロック転送のタイムアウトの判
定を転送先のノードだけで行い、転送元は、その判断に
従っているため、また、そのときの転送先ノードのタイ
ムアウトが繰り返される場合は判定時間を長くしていく
ことによって無駄な再送要求が発生しないためである。
両方のノードが中断状態である間は全く通信は使用され
ないこと、更に、中断再開始時に通信できないときも再
開始処理のリトライ間隔を数分程度に長くしておく事に
よって無駄な再開始要求を低下できる。
データの輻輳を防止できることにある。その理由は、中
断になる前の状態でのブロック転送のタイムアウトの判
定を転送先のノードだけで行い、転送元は、その判断に
従っているため、また、そのときの転送先ノードのタイ
ムアウトが繰り返される場合は判定時間を長くしていく
ことによって無駄な再送要求が発生しないためである。
両方のノードが中断状態である間は全く通信は使用され
ないこと、更に、中断再開始時に通信できないときも再
開始処理のリトライ間隔を数分程度に長くしておく事に
よって無駄な再開始要求を低下できる。
【0067】第4の効果は、重大な通信障害とノード障
害を区別無く同じ手順で回復できることにある。その理
由は、第2の効果を利用して両方の場合分けをせずに、
全て中断再開始処理の中で重大障害の回復をするためで
ある。もし、重大な通信障害のときは中断再開始処理の
最初に、通信回線を確保し直すので回復可能である。も
し、ノード障害のときはノード障害が回復した後で再開
始処理が実行されるはずなので回復可能である。
害を区別無く同じ手順で回復できることにある。その理
由は、第2の効果を利用して両方の場合分けをせずに、
全て中断再開始処理の中で重大障害の回復をするためで
ある。もし、重大な通信障害のときは中断再開始処理の
最初に、通信回線を確保し直すので回復可能である。も
し、ノード障害のときはノード障害が回復した後で再開
始処理が実行されるはずなので回復可能である。
【0068】第5の効果は、移動体通信の応用だけでな
く、一般の情報処理装置の通信障害やノード障害にまた
がったファイル転送も自動回復して実行できることにあ
る。その理由は、発明を適用する構成に汎用的なコンピ
ュータを含めることができ、前記、第1から第4の効果
があるためである。
く、一般の情報処理装置の通信障害やノード障害にまた
がったファイル転送も自動回復して実行できることにあ
る。その理由は、発明を適用する構成に汎用的なコンピ
ュータを含めることができ、前記、第1から第4の効果
があるためである。
【図1】図2の装置内を詳細に示したブロック図であ
る。
る。
【図2】本発明の実施形態例を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施の形態例におけるブロック転送時
のフローチャートである。
のフローチャートである。
【図4】図3の前処理に関するフローチャートである。
【図5】再開始処理に関するフローチャートである。
1,2 装置 3 通信網 11 制御部 12 タイマ 13 不揮発性記憶域 14 手順記憶域 15 ファイル 16 バス 17 通信部 18 表示操作部 21 記録媒体
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−265428(JP,A) 特開 昭63−181047(JP,A) K.Sollins,The TFT P Protocol(Revisio n 2),RFC 1350 IETF(R.Braden,Edi tor),Requirements for Internet Hosts ‐‐ Application an d Support,RFC 1123 J.Postel,File Tra nsfer Protocol,RFC 765 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 13/00
Claims (16)
- 【請求項1】 通信網に接続された複数の装置間でファ
イル転送を行う場合にファイルを複数のブロックに分割
しその分割したブロック毎に応答確認の伴う転送を行う
ファイル転送プロトコル方式において、 前記複数の装置の内の第1の装置がファイル転送元とな
り前記複数の装置の内の第2の装置がファイル転送先と
なる場合に、 前記第1または第2の双方の装置は、ファイル転送を行
う前に唯一の値を持つジョブIDを取り決める開始通知
手段を有し、 前記第1の装置は、前記開始通知手順に対する応答を前
記第2の装置から受信した場合にジョブIDを含む自身
の第1の手順状態を不揮発性の第1の記憶部に書き込む
第1の状態記憶手段と、 前記開始通知手段に対する応答を前記第2の装置から受
信した場合は前記ブロック転送を始めるブロック転送開
始手段と、 前記ブロック転送中に前記第2の装置から前記ブロック
の受信の確認がとれる度に送達確認を示す送達確認数を
前記第1の手順状態の1部として前記第1の記憶部に書
き込む送達確認記憶手段と、 全ての前記ブロックを転送し終えた場合に全ての前記第
1の手順状態を前記第1の記憶部から消去する転送元消
去手段とを有し、 前記第2の装置は、ジョブIDを含む自身の第2の手順
状態を前記ファイル転送を行う前に不揮発性の第2の記
憶部に書き込む第2の状態記憶手段と、 前記ブロックを受信する度に受信したことを示す受信確
認数を前記第2の手順状態の1部として第2の記憶部に
書き込む受信確認記憶手段と、 前記ブロックを受信する度に受信したことを前記第1の
装置に返信する返信手段と、 全ての前記ブロックを受信し終えた場合に前記第1の装
置から終了通知を待つ受信手段と、 前記終了通知を受信した後に全ての前記第2の手順状態
を前記第2の不揮発性記憶部から消去する記憶消去手段
とを有することを含むことを特徴とするファイル転送プ
ロトコル方式。 - 【請求項2】 前記第2の装置は、予め決められた時間
内に次に受信するべき前記ブロックを受信しなければ、
再送要求を前記返信手段にて第1の装置に行い、このタ
イムアウトが続くときは前記予め決められた1回あたり
の待ち時間を増大させながら規定回数に達するまで再送
要求を繰り返すことを特徴とする請求項1記載のファイ
ル転送プロトコル方式。 - 【請求項3】 前記第1または第2の不揮発性記憶部
は、前記ジョブIDと、ファイル名と、ファイル属性
と、自装置が転送元か転送先かを示す情報と、前記送達
確認数または前記受信確認数と、転送相手の送信アドレ
スとを含む手順状態を有することを特徴とする請求項1
のファイル転送プロトコル方式。 - 【請求項4】 前記第1の装置は、装置立ち上げ時に第
1の不揮発性記憶部に記憶された前記手順状態を検索し
ファイル転送中であれば、前記第2の装置に転送中のジ
ョブIDを付加した再開要求を送信する再開要求手段
と、 前記再開要求に対する肯定応答を前記第2の装置から受
信した場合は、中断状態を回復し、装置立ち上げ前に転
送し終わった次の前記ブロックから転送を始めるブロッ
ク転送再開手段とを有することと、 前記再開要求に対する否定応答を前記第2の装置から受
信した場合は、該当ジョブの全ての記録を前記第1の不
揮発性記憶部から消去しジョブを終了することとを含む
ことを特徴とする請求項1または2記載のファイル転送
プロトコル方式。 - 【請求項5】 前記第2の装置は、前記第1の装置から
の前記再開要求を受信すると前記再開要求に付加された
ジョブIDと第2の不揮発性記憶部の前記手順状態とを
比較し、該当ジョブが存在しなければ再開拒否応答を前
記第1の装置に返し、該当ジョブが存在すれば再開肯定
応答を前記第1の装置に返すことを特徴とする請求項4
記載のファイル転送プロトコル方式。 - 【請求項6】 前記第2の装置は、装置立ち上げ時に第
2の不揮発性記憶部に記憶された前記手順状態を検索し
ファイル転送中であれば、中断状態を回復し、前記第1
の装置に前記ファイル転送の再開依頼を行うことを特徴
とする請求項1,2または3記載のファイル転送プロト
コル方式。 - 【請求項7】 前記第1の装置は、通常ジョブの受信待
ち状態のとき前記第2の装置の前記再開要求を受信する
と新たに別の実行実体にジョブの状態を明け渡すことを
特徴とする請求項1または4記載のファイル転送プロト
コル方式。 - 【請求項8】 前記第1または第2の双方の装置は、互
いに相手の新規ジョブの開始または中断ジョブの再開始
要求を受け付け、 中断ジョブの再開を要求された場合は、実行中の実体か
らジョブを引き継ぐことを特徴とする請求項1,2,
4,5,または7記載のファイル転送方式。 - 【請求項9】 通信網に接続された複数の装置間でファ
イル転送を行う場合にファイルを複数のブロックに分割
しその分割したブロック毎に応答確認の伴う転送を行う
ファイル転送プロトコル方法であって、 前記複数の装置の内の第1の装置が前記ファイル転送元
となり前記複数の装置の内の第2の装置が前記ファイル
転送先となる場合に、 転送元と転送先の区別とは独立にジョブの起動側の装置
が受動側の装置に開始要求を送信し、前記受動側の装置
が応答することで、双方の装置はファイル転送を行う前
に唯一の値を持つジョブIDを取り決める開始通知手順
を取り交わし、 前記起動側の装置が前記受動側の装置から開始応答を受
信した場合にジョブIDを含む自身の手順初期状態を不
揮発性の記憶部に書き込み、 前記受動側の装置が前記開始要求を受信すると自身の手
順初期状態を不揮発性記憶部に書き込んだ後に開始応答
を前記起動側の装置に返し、 前記第1の装置が初期状態からプロック転送の送信を開
始し、 前記第2の装置が初期状態からブロック転送を受信し始
め、受信するたびに、ブロックをファイル記憶域に記憶
し、受信確認数を前記第2の手順状態の1部として第2
の不揮発性記憶部に書き込み、ブロック転送肯定応答を
返し、 前記第1の装置が前記ブロック転送中に前記第2の装置
から前記ブロック転送肯定応答を受信する度に送達確認
を示す送達確認数を前記第1の手順状態の1部として前
記第1の不揮発性記憶部に書き込み、 前記第1の装置が全ての前記ブロックを受信し終えた場
合に前記ファイル転送の終了通知を前記第2の装置に送
信し、 前記第2の装置は終了肯定応答を返し、 前記第1の装置は終了確認通知を返し、全ての前記第1
の手順状態を前記第1の不揮発性記憶部から消去し、 前記第2の装置は終了確認通知を受信するまで終了肯定
応答を繰り返し送り、終了確認通知を受信すると全ての
前記第2の手順状態を第2の不揮発性記憶部から消去す
ることを特徴とするファイル転送プロトコル方法。 - 【請求項10】 前記第1の装置が装置立ち上げ時に第
1の不揮発性記憶部に記憶された前記第1の手順状態を
検索しファイル転送中状態、すなわち中断状態のものが
あれば前記第2の装置の受動部に前記ジョブIDを付加
した再開要求を送信し、 前記第2の装置は前記第1の装置からの再開要求を受信
すると前記再開要求に付加されたジョブIDと第2の不
揮発性記憶部の前記手順状態とを比較し、該当ジョブが
存在しなければ再開拒否応答を前記第1の装置に返し、
該当ジョブが存在すれば受信済みブロック数を付加した
再開肯定応答を前記第1の装置に返し、ブロック転送の
受信待ちとなり、 前記第1の装置が前記再開要求に対する肯定応答を受信
した場合は装置立ち上げ前に転送し終わった次のブロッ
クから転送を始め、再開拒否応答を受信した場合は前記
第1の不揮発性記憶部から該当ジョブ情報の全てを消去
することを特徴とする請求項9記載のファイル転送プロ
トコル方法。 - 【請求項11】 前記第2の装置が装置立ち上げ時に第
2の不揮発性記憶部に記憶された前記第2の手順状態を
検索しファイル転送中状態、すなわち中断状態のものが
あれば前記第1の装置の受動部に前記ジョブIDと受信
済みブロック数を付加した再開要求を送信し、 前記第1の装置は前記第2の装置からの再開要求を受信
すると前記再開要求に付加されたジョブIDと第1の不
揮発性記憶部の前記手順状態とを比較し、該当ジョブが
存在しなければ再開拒否応答を前記第2の装置に返し、
該当ジョブが存在すれば再開肯定応答を前記第2の装置
に返し、転送済みブロックの次から転送を再開し、 前記第2の装置が前記再開要求に対する肯定応答を受信
した場合は装置立ち上げ前に転送し終わった次のブロッ
クから受信を始め、再開拒否応答を受信した場合は前記
第2の不揮発性記憶部から該当ジョブ情報の全てを消去
することを特徴とする請求項9記載のファイル転送プロ
トコル方法。 - 【請求項12】 前記第1または第2の不揮発性記憶部
は、前記ジョブIDと、ファイル名と、ファイル属性
と、自装置が転送元か転送先かを示す情報と、前記送達
確認数または前記受信確認数と、転送相手の送信アドレ
スとを含む手順状態を有することを特徴とする請求項
9,10,11のファイル転送プロトコル方法。 - 【請求項13】 ファイル転送の転送元になる場合は、
前記ファイル転送を行う前に前記ファイル転送の転送先
にジョブIDを含む手順状態を付加して前記ファイル転
送の開始を通知する開始通知処理と、 前記ファイル転送を行う前に前記手順状態を転送元手順
状態として不揮発性の不揮発性記憶部に書き込む転送元
状態記憶処理と、 前記開始通知処理に対する応答を前記転送先から受信し
た場合は前記ブロック転送を始めるブロック転送開始処
理と、 前記ブロック転送中に前記転送先から前記ブロックの受
信の確認がとれる度に送達確認を示す送達確認数を前記
転送元手順状態の1部として前記不揮発性記憶部に書き
込む送達確認記憶処理と、 全ての前記ブロックを転送し終えた場合に全ての前記転
送元手順状態を前記不揮発性記憶部から消去する転送元
消去処理とをプロセッサに実行させるためと、 前記ファイル転送の転送先となる場合は、前記開始通知
処理により受信した前記手順状態を転送先手順状態とし
て不揮発性の記憶部に書き込む転送先状態記憶処理と、 前記ブロックを受信する度に受信したことを示す受信確
認数を前記転送先手順状態の1部として不揮発性記憶部
に書き込む受信確認記憶処理と、 前記ブロックを受信する度に受信したことを前記送信元
に返信する返信手段と、全ての前記ブロックを受信し終
えた場合に全ての前記転送先手順状態を前記不揮発性記
憶部から消去する転送元消去処理とをプロセッサに実行
させるためとのプログラムを記録したことを特徴とする
ファイル転送プロトコル記録媒体。 - 【請求項14】 装置立ち上げ時に前記不揮発性記憶部
に記憶された前記手順状態を検索する検索処理と、 前記検索処理においてファイル転送中で転送元であれば
前記転送先に前記転送元手順状態を付加した再開要求を
送信する再開要求処理と、 前記検索処理においてファイル転送中で転送先であれば
中断状態を回復し前記転送元に再開依頼を送信する再開
依頼処理と、 前記再開要求に対する肯定応答を前記転送先から受信し
た場合は装置立ち上げ前に転送し終わった次の前記ブロ
ックから転送を始めるブロック転送再開処理とをプロセ
ッサに実行させることを特徴とする請求項13記載のフ
ァイル転送プロトコル記録媒体。 - 【請求項15】 前記再開要求を受信すると前記再開要
求に付加された前記転送元手順状態と前記不揮発性記憶
部に格納された前記転送先手順状態とを比較し、前記ジ
ョブIDが一致すれば前記肯定応答を前記転送元に返し
ジョブIDが一致しなければ拒否応答を前記転送元に返
すことをプロセッサに実行させることを特徴とする請求
項14記載のファイル転送プロトコル記録媒体。 - 【請求項16】 前記再開要求に対する拒否応答を前記
転送先から受信した場合は前記転送元手順状態を前記不
揮発性記憶部から消去することをプロセッサに実行させ
ることを特徴とする請求項14または15記載のファイ
ル転送プロトコル記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14094598A JP3323129B2 (ja) | 1998-05-22 | 1998-05-22 | ファイル転送プロトコル方式、方法、および記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14094598A JP3323129B2 (ja) | 1998-05-22 | 1998-05-22 | ファイル転送プロトコル方式、方法、および記録媒体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11341044A JPH11341044A (ja) | 1999-12-10 |
JP3323129B2 true JP3323129B2 (ja) | 2002-09-09 |
Family
ID=15280476
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14094598A Expired - Fee Related JP3323129B2 (ja) | 1998-05-22 | 1998-05-22 | ファイル転送プロトコル方式、方法、および記録媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3323129B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20150010242A (ko) * | 2013-07-18 | 2015-01-28 | 한국전자통신연구원 | 비대칭 파일 시스템의 데이터 복제 방법 |
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JP2002014684A (ja) * | 2000-06-29 | 2002-01-18 | Matsushita Graphic Communication Systems Inc | 情報配信方法、サーバ装置及び情報受信端末装置 |
JP3780880B2 (ja) * | 2001-07-05 | 2006-05-31 | ソニー株式会社 | 通信システム、サーバ装置、クライアント装置、連携処理提供方法、連携処理方法、プログラムおよび記録媒体 |
WO2005111772A2 (en) * | 2004-05-13 | 2005-11-24 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | An information processing apparatus, an integrated circuit, a data transfer controlling method, a data transfer controlling program, a program storage medium, a program transmission medium and a data storage medium |
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JP4732248B2 (ja) * | 2006-06-08 | 2011-07-27 | キヤノン株式会社 | 画像処理装置およびその制御方法 |
JP2009194765A (ja) * | 2008-02-15 | 2009-08-27 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 情報配信システムとその情報配信装置 |
JP5392140B2 (ja) * | 2010-02-19 | 2014-01-22 | 沖電気工業株式会社 | 映像データ収集システム |
-
1998
- 1998-05-22 JP JP14094598A patent/JP3323129B2/ja not_active Expired - Fee Related
Non-Patent Citations (3)
Title |
---|
IETF(R.Braden,Editor),Requirements for Internet Hosts ‐‐ Application and Support,RFC 1123 |
J.Postel,File Transfer Protocol,RFC 765 |
K.Sollins,The TFTP Protocol(Revision 2),RFC 1350 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20150010242A (ko) * | 2013-07-18 | 2015-01-28 | 한국전자통신연구원 | 비대칭 파일 시스템의 데이터 복제 방법 |
KR102137217B1 (ko) * | 2013-07-18 | 2020-07-23 | 한국전자통신연구원 | 비대칭 파일 시스템의 데이터 복제 방법 |
Also Published As
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---|---|
JPH11341044A (ja) | 1999-12-10 |
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