JP3322956B2 - スケジュール管理サービスシステム - Google Patents

スケジュール管理サービスシステム

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JP3322956B2
JP3322956B2 JP25759093A JP25759093A JP3322956B2 JP 3322956 B2 JP3322956 B2 JP 3322956B2 JP 25759093 A JP25759093 A JP 25759093A JP 25759093 A JP25759093 A JP 25759093A JP 3322956 B2 JP3322956 B2 JP 3322956B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、固定電話、携
帯電話、パソコン等を端末とするパーソナル通信システ
ムにおいて、ユーザにスケジュール管理サービスを提供
するスケジュール管理サービスシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、個人を対象に、各個人が有する固
定電話、携帯電話、パソコン等を通信端末とし、これら
の端末を利用してユーザ間で通信を行えるようにしたパ
ーソナル通信システムが実現されている。
【0003】ところで、このパーソナル通信システムの
なかには、単に通信サービスを提供するのみならず、ユ
ーザの活動を支援するサービスをも提供するようにした
ものがある。
【0004】例えば、そのようなサービスの一つにスケ
ジュール管理サービスがある。なお、以下においては、
スケジュール管理サービスを提供するシステムをスケジ
ュール管理サービスシステムとして説明する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来提
供されているスケジュール管理サービスシステムは、各
ユーザが各自のスケジュール確認等を行うものであり、
他のユーザとのスケジュールと関連づけて管理している
ものはない。
【0006】そのため、例えば打ち合わせや会議などの
ために複数のユーザが特定の場所と時間を指定して集合
する必要のある場合は、各ユーザ同士が連絡しあって場
所と時間を決定したり、場所の予約を行わなければなら
ず、各ユーザにとって負担となっていた。
【0007】また、ユーザが打ち合わせ等があることを
忘れていたり、間違った場所に移動してしまった場合で
も、ユーザにはなんらの連絡もされていなかった。さら
に、システムにおける端末装置が固定端末である場合
は、ユーザがわざわざ固定端末の設置されている位置ま
で移動する必要があり、ユーザの負担を大きくする原因
となっていた。本発明は、このような点に鑑みてなされ
たもので、ユーザ間のスケジュール調整や場所の予約等
のわずらわしさからユーザを解放し、ユーザの負担を軽
するとともに、打ち合わせ等があることを忘れていた
り、予定の場所と違った場所に移動してしまった場合で
も、ユーザが本来のスケジュール通りの行動をとること
ができるようにし、さらにグループウェアとしてもユー
ザの作業を支援するスケジュール管理サービスシステム
を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するため以下の構成とした。図1は本発明の原理図で
ある。
【0009】本発明のスケジュール管理サービスシステ
ムは、複数のエリアに設置される固定端末FTと、この
固定端末FTを接続するネットワーク(例えば、交換装
置PBX)と、このネットワークに接続され前記固定端
末FT間の通信を制御する制御装置CONとを有し個人
番号PIDを有するユーザが前記固定端末FTを利用し
て他のユーザまたはシステムと通信を行うパーソナル通
信システムにおいて、ユーザにスケジュール管理を提供
するシステムである。
【0010】前記制御装置CONは、システム情報管理
手段20と、ユーザ数に等しい個人情報管理手段30と
を備える。前記システム情報管理手段20は、少なくと
もユーザが利用可能な場所に関する予約情報RIを記憶
する。
【0011】前記個人情報管理手段30は、情報管理部
31と情報記憶部32とを備える。前記情報記憶部32
は、個人スケジュールPSを有するが、より好ましくは
スケジュール遅延通知時間ta、スケジュール遅延許容
時間tb及び位置情報AIを有するようにする。そし
て、個人スケジュールPSは、少なくとも集合場所、開
始日時、終了日時及び参加者の項目を有するが、より好
ましくは有効無効属性及び重要参加者の項目を有するよ
うにする。さらに、位置情報AIは、{個人番号PI
D、端末種別DS/端末番号DN}を有するようにす
る。
【0012】ここで、前記パーソナル通信システムに
は、基地局BSを備えることができる。この基地局BS
は、ユーザが携帯する携帯端末PTからエリア内に存在
するユーザの個人番号PIDを入力する一方、{個人番
号PID、エリア名}を基地局情報として前記交換装置
PBXに送信する。
【0013】また、前記制御装置CONは、位置情報管
理手段40と、連絡手段50とを備えることができる。
前記位置情報管理手段40は、前記基地局情報及び前記
端末情報を入力する一方、{個人番号PID、端末種別
DS/端末番号DN}からなる位置情報AIを前記個人
情報管理手段30に出力する。
【0014】前記連絡手段50は、情報管理手段31か
らの要求により位置情報AIの端末番号DNを利用して
ユーザに各種メッセージを連絡する。以上において、固
定端末FTは、固定電話、デスクトップ型パーソナルコ
ンピュータ等を例示できる。
【0015】携帯端末PTは、携帯電話、ラップトップ
型パーソナルコンピュータ、無線機能付き電子手帳等を
例示できる。システム情報管理手段20は、一種の記憶
装置であり、例えば磁気記憶装置、光学記憶装置、半導
体記憶装置等を例示できる。
【0016】個人情報管理手段30は、中央演算処理装
置(CPU)又はマイクロプロセッサと、記憶装置の組
み合わせで構成される。詳細には、情報管理部31は、
中央演算処理装置(CPU)又はマイクロプロセッサで
あり、情報記憶部32は、例えば磁気記憶装置、光学記
憶装置、半導体記憶装置等からなる記憶装置である。
【0017】位置情報管理手段40は、基地局BSとの
インタフェース装置と中央演算処理装置(CPU)又は
マイクロプロセッサとの組み合わせで構成される。
【0018】
【作用】本発明によれば、スケジュール管理サービスシ
ステムのユーザは、スケジュール管理サービスとして、
(イ)スケジュール登録サービス、(ロ)スケジュール
変更サービス、(ハ)スケジュール削除サービス、
(ニ)スケジュール連絡サービスの4つのサービスの提
供を受けることができる。
【0019】以下、前記(イ)〜(ニ)について説明す
る。 (イ)スケジュール登録サービス ユーザがスケジュール登録を要求すると、情報管理部3
1は、予約情報RIと参加者の個人スケジュールPSを
参照してスケジュールの調整を行う。このため、ユーザ
が他のユーザにスケジュールを問い合わせる負担が軽減
される。
【0020】そして、情報管理部31は、参加者の個人
情報管理手段30に調整されたスケジュールの登録を要
求するとともに、システム情報管理手段20に必要な予
約の登録を要求する。このため、ユーザが他のユーザに
連絡する手間やシステム情報管理手段20に予約を行う
手間が軽減される。 (ロ)スケジュール変更サービス ユーザがスケジュール変更を要求すると、情報管理部3
1は、予約情報RIと参加者の個人スケジュールPSを
参照してスケジュールの調整を行う。このため、ユーザ
が他のユーザにスケジュールを問い合わせる負担がなく
なる。
【0021】そして、情報管理部31は、参加者の個人
情報管理手段30に調整されたスケジュールを個人スケ
ジュールPSとして登録を要求するとともに、必要な予
約をシステム情報管理手段20に登録を要求する。この
ため、ユーザに連絡する手間や予約を行う手間が省け
る。 (ハ)スケジュール削除サービス ユーザがスケジュール削除を要求すると、情報管理部3
1は、削除要求されたスケジュールの参加者の個人情報
管理手段30に個人スケジュールPSの削除を要求する
とともに、前記システム情報管理手段20に登録した予
約の削除を要求する。このため、ユーザに連絡する手間
や予約を行う手間が省ける。 (ニ)アナウンス(スケジュール連絡)サービス アナウンス(スケジュール連絡)サービスは、ユーザに
確認させるものと、ユーザを召集させるものとの2種類
がある。
【0022】ユーザに確認させる連絡サービスは、スケ
ジュール登録サービス、スケジュール変更サービス及び
スケジュール削除サービスが提供された場合に行われ
る。ユーザを召集させる連絡サービスは、ユーザが開始
日時のスケジュール遅延通知時間ta前になっても集合
場所に移動していない場合、ユーザが参加するスケジュ
ールの参加者のうち最初の参加者が集合場所に移動して
からスケジュール遅延許容時間tbを過ぎてもまだ集合
場所に移動していない場合に行われる。
【0023】このスケジュール連絡サービスは、情報管
理部31から連絡手段50に連絡要求がされることで行
われる。なお、情報管理部31で行われるスケジュール
調整は、各ユーザの共通する空き時間帯を見つけるとと
もに、参加者の人数を収容可能な場所を予約することで
行われる。さらに、開始日時、時間、場所のいずれかが
指定されていれば、指定された条件を満たすように各ユ
ーザの共通する空き時間帯を見つけることで行われる。
【0024】
【実施例】以下、本発明の好適実施例を図面を参照して
説明するが、個々の実施例を説明する前に、まず実施例
におけるパーソナル通信システムの概要と位置情報の更
新方法及びアナウンスの生成方法について説明する。 <システムの概要>本実施例のパーソナル通信システム
は、N数のエリア1〜Nに1台ずつ設置された固定端末
FT1〜N及び基地局BS1〜Nと、前記固定端末FT
1〜Nを接続する交換装置PBXと、この交換装置PB
Xに接続された制御装置CONを備えている。ここで、
Nはシステムの規模によって異なる値であり、具体的に
は、小規模システムでは10程度であり、大規模システ
ムでは1000程度になる。
【0025】前記制御装置CONは、固定端末接続手段
50aと、携帯端末接続手段50bと、4ユーザの個人
情報管理手段30a〜dと、システム情報管理手段20
とを備えている。
【0026】前記固定端末接続手段50aは、交換装置
PBXを介して制御装置CONと固定端末FTとを通信
可能に接続するものである。また、前記携帯端末接続手
段50bは、基地局BSを介して制御装置CONと携帯
端末PTとを通信可能に接続するものである。
【0027】ここで、固定端末接続手段50aと携帯端
末接続手段50bとをまとめて、単に端末接続手段50
と呼ぶこともある。前記個人情報管理手段30a〜d
は、図3に示すように、情報管理部31と、情報記憶部
32と、端末入出力制御部33と、通信制御部34とを
備えている。
【0028】前記情報管理部31は、情報記憶部32、
端末入出力制御部33及び通信制御部34に接続されて
いる。前記情報記憶部32は、個人スケジュールPS、
位置情報AI、スケジュール遅延通知時間ta、スケジ
ュール遅延許容時間tb及び個人番号/名前テーブルP
Nとを記憶している。この情報記憶部32は、情報管理
部31に接続されている。
【0029】前記端末入出力制御部33は、個人情報管
理手段30と端末接続手段50(固定端末接続手段50
a、携帯端末接続手段50b)とを入出力可能に接続す
るものである。この端末入出力制御部33は、情報管理
部31に接続されている。
【0030】前記通信制御部34は、個人情報管理手段
30と他の個人情報管理手段30とを通信可能に接続す
るものである。この通信制御部34は、情報管理部31
に接続されている。
【0031】前記システム情報管理手段20は、ユーザ
が利用可能な場所の予約情報RIを記憶している。な
お、個人スケジュールの例を図9に、PID/名前テー
ブルの例を図10に示す。 <位置情報の更新方法>本実施例では、ユーザは複数の
エリアのどこにいてもスケジュール管理サービスを受け
られる。そのためには、パーソナル通信システム側がユ
ーザの現在の居場所を知っている必要がある。本実施例
においては、下記の方法でユーザの居場所を把握する。
【0032】まず、ユーザがいずれかのエリア内に移動
する(ステップ401)。次に基地局BSは、下記のい
ずれかの方法でエリア内にユーザが移動したことを検出
し、移動してきたユーザのPIDとエリア名とを位置情
報管理手段40に送出する(ステップ402)。
【0033】(イ)ユーザが基地局BSに接続されたカ
ード読み取り装置へPIDが書き込まれた磁気カードや
ICカードを入力して、自分がエリア内に移動したこと
を知らせる。
【0034】(ロ)ユーザが基地局BSに接続された端
末FTへ直接PIDを入力して、自分がエリア内に移動
したことを知らせる。 (ハ)ユーザが所有する無線IDカードから無線カード
読み取り装置が自動的にPIDを入力する。この場合、
ユーザは、エリアを意識せずにすむとともに、(イ)や
(ロ)の場合と違ってPID入力忘れがなくなるという
メリットがある。そこで、この(ハ)の方法を採用する
ことが好ましい。
【0035】そして、位置情報管理手段40は、システ
ム情報管理手段20からエリア名と、端末番号DNと、
端末種別DSとを入力する(ステップ403)。次に、
位置情報管理手段40は、入力した情報をPID、端末
番号DN、端末種別DSに変換する。
【0036】そして、PIDに該当するユーザの個人情
報管理手段に位置情報更新を要求する(ステップ40
4)。 <アナウンスの生成方法>まず、情報管理部51aは、
端末種別DSと端末番号DNとを入力しておく。そし
て、端末種別DSが音声端末か情報端末かで異なる方法
によりアナウンスを生成する。
【0037】最初に、端末種別DSが音声端末の場合を
説明する。ここで、音声端末とは、電話(固定電話、携
帯電話)などの音声をインタフェースの主たる媒体とす
るものをである。
【0038】まず、情報管理部51aは、情報記憶部3
2に記憶された音声用アナウンステンプレートを入力す
る。この音声用アナウンステンプレートは、複数の音声
メッセージを有しており、それぞれの音声メッセージに
はm1、m2、…等のメッセージ番号が付けられてい
る。
【0039】以下に、アナウンス生成のシーケンスを示
す。:端末番号DNと音声応答装置を指定して端末入出
力制御部33に接続要求を行う(ステップ501)と、
端末入出力制御部33は、この要求を端末接続手段50
に送出する(ステップ502)。:端末接続手段50
は、ステップ502の接続要求により接続がされると、
音声応答装置のダイヤル番号DNvを指定してOKの返
答をする(ステップ503)。:端末入出力制御部33
は、ステップ503に基づきOKの返答をする(ステッ
プ504)。:情報管理部51aは、メッセージ番号m
1の音声メッセージを端末入出力制御部33に送出する
(ステップ505)。:端末入出力制御部33は、メッ
セージ番号m1の音声メッセージをダイヤル番号DNv
に送出する(ステップ506)。:端末入出力制御部3
3は、端末接続手段50からOKの返答がされると(ス
テップ507)、情報管理部51aにOKの返答をする
(ステップ508)。:情報管理部51a、端末入出力
制御部33、端末接続手段50間でステップ505〜5
08と同様の動作が繰り返される(ステップ509〜5
12)。:端末入出力制御部33は、端末接続手段33
から切断通知がされると(ステップ513)、この通知
を情報管理部51aに送出する(ステップ514)。:
情報管理部51aは、アナウンスの予約解除を行う。
【0040】次に、端末種別DSが情報端末の場合を説
明する。ここで、情報端末とは、パーソナルコンピュー
タなどの文字をインタフェースの主たる媒体とするもの
である。
【0041】まず、情報管理部51aは、情報記憶部3
2に記憶された情報端末用アナウンステンプレートを入
力する。この情報端末用アナウンステンプレートは、文
字メッセージを有している。
【0042】以下に、アナウンス生成のシーケンスを示
す。:情報端末番号TNと文字列を指定して端末入出力
制御部33にアナウンスウィンドウ生成要求を行う(ス
テップ520)と、端末入出力制御部33は、この要求
を端末接続手段50に送出する(ステップ521)。:
端末入出力制御部33は、端末接続手段50からウィン
ドウ消去通知がされると(ステップ522)、この通知
を情報管理部51aに送出する(ステップ523)。:
情報管理部51aは、アナウンスの予約解除を行う。 <実施例1>パーソナル通信システムにおいて提供され
るスケジュール管理サービスの第1の実施例を図6を用
いて説明する。この例は、ユーザAが、場所P1で時刻
T1からユーザB・Cを参加者とするとともにユーザB
を重要参加者として打ち合わせを行う場合の例である。
【0043】以下に、スケジュール管理サービスのシー
ケンスを示す。:ユーザAが任意の端末50からスケジ
ュール登録要求を入力する(ステップ601)。この要
求は個人情報管理手段30Aに入力される。:個人情報
管理手段30Aは、個人情報管理手段30B・Cとシス
テム情報管理手段20に対して空きスケジュールを問い
合わせる(ステップ602)。:個人情報管理手段30
B・Cとシステム情報管理手段20はスケジュール検索
を行い、その検索結果を個人情報管理手段30Aに返答
する(ステップ603)。:個人情報管理手段30A
は、返答結果に基づきスケジュール調整を行い、スケジ
ュール項目として登録を要求する(ステップ60
4)。:個人情報管理手段30A・B・Cは、情報記憶
部32にスケジュール項目を登録しておくとともに、そ
れぞれユーザA・B・Cに対して、例えば「場所P1で
時刻T1からユーザA・B・Cを参加者とするスケジュ
ールが登録されています。」などの確認のアナウンスを
行う。
【0044】さらに、時刻T1にユーザが召集すべきス
ケジュールがあることを知らせるためのアナウンス予約
を設定する。また、システム情報管理手段20は、場所
P1を時刻T1から予約しておく。:ここで、ユーザB
が任意の端末50から不参加通知を行ったとする(ステ
ップ605)。:ユーザBの個人情報管理手段30B
は、ユーザBが重要人物に指定されているスケジュール
を検索して、検索されたスケジュールに関係のあるユー
ザA・Cとシステム情報管理手段にスケジュール項目を
削除するよう要求する(ステップ606)。:個人情報
管理手段30A・B・Cは、それぞれのユーザに対し
て、例えば「時刻T1からの打ち合わせは中止されてい
ます。」などの確認のアナウンスを行う。 <実施例2>パーソナル通信システムにおいて提供され
るスケジュール管理サービスの第2の実施例を図7を用
いて説明する。この例は、場所P1でユーザA・B・C
・Dが参加者である打ち合わせのスケジュールが既に登
録されており、後からユーザBがスケジュール項目削除
を行う場合の例である。
【0045】以下に、スケジュール管理サービスのシー
ケンスを示す。:ユーザBが任意の端末50からスケジ
ュール項目削除要求を入力する(ステップ701)。こ
の要求は個人情報管理手段30Bに入力される。:個人
情報管理手段30Bは、個人情報管理手段30A・B・
Cにスケジュール項目の削除要求をする(ステップ70
2)。:個人情報管理手段30A・B・Cは、情報記憶
部32に登録されたスケジュール項目を削除するのでは
なく、無効属性を設定するようにする。
【0046】このようにすることで、例えばユーザCが
無効となったスケジュールの場所に移動すると(ステッ
プ703)、個人情報管理手段30Cは、現在時刻の無
効スケジュールの存在をチェックし、無効なスケジュー
ルの場所と位置情報によって得られた場所とが一致する
と、例えば「場所P1での打ち合わせはキャンセルされ
ています。」などの注意を促すアナウンスをユーザCに
行う。
【0047】なお、無効属性が設定されたスケジュール
項目に対しては、ユーザを召集するアナウンスの予約は
解除される。 <実施例3>パーソナル通信システムにおいて提供され
るスケジュール管理サービスの第3の実施例を図8を用
いて説明する。この例は、場所P1で時刻T1からユー
ザA・B・C・Dを参加者とする打ち合わせがあり、ユ
ーザDが時刻T1以前の時刻T2に場所P1に移動した
場合の例である。
【0048】以下に、スケジュール管理サービスのシー
ケンスを示す。:ユーザDが打ち合わせ場所P1に移動
する(ステップ801)。:位置情報管理手段40は、
個人情報管理手段30DにユーザDの位置情報更新要求
を行う(ステップ802)。:個人情報管理手段30D
は、ユーザDが既に場所P1に移動したことを個人情報
管理手段30A・B・Cに通知する(ステップ80
3)。:個人情報管理手段30A・B・Cは、時刻T2
+tbにユーザを召集するアナウンスの予約を設定す
る。
【0049】また、個人情報管理手段30Dは、スケジ
ュール項目の開始時刻をT1からT2に修正するととも
に、時刻T1−taのアナウンスを解除する。:時刻T
1−taになると、個人情報管理手段30A・B・C
は、それぞれユーザA・B・Cに対して、例えば「打ち
合わせのta分前です。場所P1に急いで下さい。」な
どの召集アナウンスを行う。:ここで、ユーザBが打ち
合わせ場所P1に移動する(ステップ804)。:位置
情報管理手段40は、個人情報管理手段30Bにユーザ
Bの位置情報更新要求を行う(ステップ805)。:個
人情報管理手段30Bは、ユーザBが既に場所P1に移
動したことを個人情報管理手段30A・C・Dに通知し
(ステップ806)、時刻T2+tbの召集のアナウン
ス予約を解除する。:時刻T2+tbになると、個人情
報管理手段30A・Cは、それぞれユーザA・Cに対し
て、例えば「ユーザB、Dは既に場所P1に移動してい
ます。あなたも急いで下さい。」などの召集のアナウン
スを行う。:ここで、ユーザAが個人情報管理手段30
Aにスケジュール項目の参照要求を行ったとする(ステ
ップ807)。:個人情報管理手段30Aは、スケジュ
ール項目の情報を抽出する。:個人情報管理手段30A
は、ユーザAに対してスケジュール項目の情報を提供す
る。
【0050】また、個人番号PIDと端末種別DSと端
末番号DNとは、基地局情報または端末情報として一体
に保持されても良い。この場合、位置情報の更新方法
(ハ)において、無線カード読み取り装置は、ユーザが
所有する無線IDカードから自動的に個人番号PIDと
端末種別DSと端末番号DNとを読み取る。
【発明の効果】本発明によれば、パーソナル通信システ
ムに個人情報管理手段を設けたため、ユーザにさまざま
なスケジュール支援サービスを提供することができる。
【0051】そのため、ユーザは、ユーザ間のスケジュ
ール調整や場所の予約等のわずらわしさから解放される
という効果がある。また、ユーザは、打ち合わせ等があ
ることを忘れていたり、予定の場所と違った場所に移動
してしまった場合でも本来のスケジュール通りの行動を
とることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の原理図である。
【図2】本発明の第2の原理図である。
【図3】個人情報管理手段の概略構成ブロック図であ
る。
【図4】位置情報の更新方法を示すシーケンス図であ
る。
【図5】アナウンスの生成方法を示すシーケンス図であ
る。
【図6】実施例1のスケジュール管理サービスのシーケ
ンス図である。
【図7】実施例2のスケジュール管理サービスのシーケ
ンス図である。
【図8】実施例3のスケジュール管理サービスのシーケ
ンス図である。
【図9】実施例の個人スケジュールの例である。
【図10】PID/名前テーブルの例である。
【図11】端末番号と端末種別の対応例である。
【符号の説明】
AI・・・・位置情報 BS・・・・基地局 CON・・・制御装置 DN・・・・端末番号 DS・・・・端末種別 FT・・・・固定端末 PBX・・・交換装置 PID・・・個人番号 PN・・・・個人番号/名前対応テーブル PS・・・・個人スケジュール PT・・・・携帯端末 RI・・・・予約情報 ta・・・・スケジュール 遅延通知時間 tb・・・・スケジュール遅延許容時間 20・・・・システム情報管理手段 30・・・・個人情報管理手段 30A・・・ユーザAの個人情報管理手段 30B・・・ユーザBの個人情報管理手段 30C・・・ユーザCの個人情報管理手段 30D・・・ユーザDの個人情報管理手段 31・・・・情報管理部 32・・・・情報記憶部 40・・・・位置情報管理手段 50・・・・端末接続手段 50a・・・固定端末接続手段 50b・・・携帯端末接続手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−12297(JP,A) 特開 平4−326240(JP,A) 特開 平3−296165(JP,A) 特開 昭58−10259(JP,A) 特開 平2−116965(JP,A) 特開 平5−6378(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 17/60 162 G06F 13/00 351 H04L 12/42

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のエリアに設置される固定端末(F
    T)と、この固定端末(FT)を接続するネットワーク
    と、このネットワークに接続され前記固定端末(FT)
    間の通信を制御する制御装置(CON)とを有し、個人
    番号(PID)を有するユーザが前記固定端末(FT)
    を利用して他のユーザまたはシステムと通信を行うパー
    ソナル通信システムにおいて、ユーザにスケジュール管
    理を提供するシステムに関し、 前記制御装置(CON)は、少なくともユーザが利用可
    能な場所に関する予約情報(RI)を管理するシステム
    情報管理手段と、情報管理部と情報記憶部とをユーザ毎
    に有する個人情報管理手段とを備え、 前記情報記憶部は、少なくとも集合場所、開始日時、終
    了日時及び参加者の項目を有する個人スケジュール(P
    S)を記憶し、 前記情報管理部は、ユーザからのスケジュール登録要求
    により前記予約情報(RI)と参加者の個人スケジュー
    ル(PS)を参照してスケジュールの調整を行う一方、
    参加者の個人情報管理手段に調整されたスケジュールの
    登録を要求するとともに、前記システム情報管理手段に
    必要な予約の登録を要求し、 前記情報記憶部に記憶される個人スケジュール(PS)
    は、有効無効属性及び重要参加者の項目を有し、前記情
    報管理部は、ユーザからの不参加通知により、そのユー
    ザが重要参加者に指定されている個人スケジュール(P
    S)を検索し、検索された個人スケジュール(PS)の
    重要参加者の個人情報管理手段に個人スケジュール(P
    S)の有効無効属性の無効設定を要求する ことを特徴と
    するスケジュール管理サービスシステム。
  2. 【請求項2】 複数のエリアに設置される固定端末(F
    T)と、この固定端末(FT)を接続するネットワーク
    と、このネットワークに接続され前記固定端末(FT)
    間の通信を制御する制御装置(CON)とを有し、個人
    番号(PID)を有するユーザが前記固定端末(FT)
    を利用して他のユーザまたはシステムと通信を行うパー
    ソナル通信システムにおいて、ユーザにスケジュール管
    理を提供するシステムに関し、 前記制御装置(CON)は、少なくともユーザが利用可
    能な場所に関する予約情報(RI)を管理するシステム
    情報管理手段と、情報管理部と情報記憶部とをユーザ毎
    に有する個人情報管理手段とを備え、 前記情報記憶部は、少なくとも集合場所、開始日時、終
    了日時及び参加者の項目を有する個人スケジュール(P
    S)を記憶し、 前記情報管理部は、ユーザからのスケジュール登録要求
    により前記予約情報(RI)と参加者の個人スケジュー
    ル(PS)を参照してスケジュールの調整を行う一方、
    参加者の個人情報管理手段に調整されたスケジュールの
    登録を要求するとともに、前記システム情報管理手段に
    必要な予約の登録を要求し、 前記パーソナル通信システムは、固定端末(FT)が設
    置されるエリア毎に基地局(BS)を備え、 前記制御装置(CON)は、位置情報管理手段と、連絡
    手段とを有し、 前記システム情報管理手段は、端末毎に、端末種別(D
    S)、端末番号(DN)または設置されるエリア名から
    なる端末情報を記憶し、 前記基地局(BS)は、ユーザが携帯する携帯端末(P
    T)からエリア内に存在するユーザの個人番号(PI
    D)を入力する一方、{個人番号(PID)、エリア
    名}を基地局情報として前記ネットワークに送信し、 前記位置情報管理手段は、前記基地局情報及び前記端末
    情報を入力する一方、個人番号(PID)、端末種別
    (DS)または端末番号(DN)からなる位置情報(A
    I)を前記個人情報管理手段に出力し、 前記情報管理部は、前記位置情報(AI)を前記情報記
    憶部に記憶させ、前記連絡手段は、前記情報管理手段か
    らの要求により前記位置情報(AI)の端末番号(D
    N)を利用してユーザに各種メッセージを連絡する こと
    を特徴とするスケジュール管理サービスシステム。
  3. 【請求項3】 請求項において、前記情報記憶部は、
    スケジュール遅延通知時間(ta)を記憶し、前記情報
    管理部は、ユーザが開始日時のスケジュール遅延通知時
    間(ta)前になっても集合場所に移動していない場
    合、ユーザに注意を促す連絡をするよう前記連絡手段に
    要求することを特徴とするスケジュール管理サービスシ
    ステム。
  4. 【請求項4】 請求項2または3において、前記情報記
    憶部は、スケジュール遅延許容時間(tb)を記憶し、
    前記情報管理部は、ユーザが参加するスケジュールの参
    加者のうち最初の参加者が集合場所に移動してからスケ
    ジュール遅延許容時間(tb)を過ぎてもまだ集合場所
    に移動していない場合、ユーザに注意を促す連絡をする
    よう前記連絡手段に要求することを特徴とするスケジュ
    ール管理サービスシステム。
  5. 【請求項5】 請求項ないしにおいて、前記情報管
    理部は、ユーザが個人スケジュール(PS)の出力を要
    求した場合、このユーザに該当個人スケジュール(P
    S)を連絡するよう前記連絡手段に要求することを特徴
    とするスケジュール管理サービスシステム。
  6. 【請求項6】 請求項ないしにおいて、前記情報管
    理部は、ユーザが有効無効属性を無効設定された個人ス
    ケジュール(PS)の場所に移動した場合、ユーザに注
    意を促す連絡をするよう前記連絡手段に要求することを
    特徴とするスケジュール管理サービスシステム。
  7. 【請求項7】 請求項ないしにおいて、前記情報記
    憶部は、ユーザの位置情報(AI)の履歴を記憶してお
    き、また、前記連絡手段は、ユーザの存在するエリアが
    不明で位置情報(AI)が得られていない場合、前記情
    報記憶部に記憶されたユーザの位置情報(AI)の履歴
    と個人スケジュール(PS)を基にユーザが存在すると
    思われるエリアを推定し、この推定されたエリアに存在
    する固定端末(FT)を使用してユーザに連絡を試みる
    ことを特徴とするスケジュール管理サービスシステム。
  8. 【請求項8】 複数のエリアに設置される基地局(B
    S)と、この基地局(BS)を接続するネットワークと
    を有し、個人番号(PID)を有するユーザが前記基地
    局(BS)に接続される携帯端末(PT)を利用して他
    のユーザまたはシステムと通信を行うパーソナル通信シ
    ステムにおいて、 システム情報管理手段と、 ユーザ毎に情報を管理する個人情報管理手段と、 位置情報管理手段と、 連絡手段とを備え、 前記個人情報管理手段は、個人スケジュール(PS)を
    記憶し、ユーザからのスケジュール登録要求により該ス
    ケジュールに参加する者の個人スケジュール(PS)を
    参照してスケジュールの調整を行う一方、参加者の個人
    情報管理手段に調整されたスケジュールの登録を要求
    し、 前記基地局(BS)は、ユーザが携帯する携帯端末(P
    T)から自エリア内に存在するユーザの個人番号(PI
    D)を入力する一方、個人番号(PID)を基地局情報
    として前記ネットワークに送信し、 前記システム情報管理手段は、携帯端末(PT)毎に、
    端末番号(DN)を有する端末情報を記憶し、 前記位置情報管理手段は、前記基地局情報及び前記端末
    情報を入力する一方、個人番号(PID)、端末番号
    (DN)を有する位置情報(AI)を前記個人情報管理
    手段に出力し、 前記個人情報管理手段は、前記位置情報(AI)を記憶
    し、 前記連絡手段は、前記個人情報管理手段からの要求によ
    り前記位置情報(AI)の端末番号(DN)を利用して
    ユーザに各種メッセージを連絡することを特徴とするパ
    ーソナル通信システム。
  9. 【請求項9】 請求項において、前記基地局は自局が
    設置されるエリアを識別するためのエリア情報をさらに
    基地局情報として前記ネットワークに送信し、 前記位置情報(AI)はさらに前記エリア情報を有する
    ことを特徴とするパーソナル通信システム。
  10. 【請求項10】 請求項において、前記個人情報管理
    手段は、集合場所およびスケジュール遅延通知時間(t
    a)を記憶し、ユーザがあらかじめ登録したスケジュー
    ルにおける予定時間のスケジュール遅延通知時間(t
    a)前になっても集合場所に移動していない場合、ユー
    ザに注意を促す連絡をするよう前記連絡手段に要求する
    ことを特徴とするスケジュール管理サービスシステム。
  11. 【請求項11】 請求項および10において、前記個
    人情報管理手段は、集合場所およびスケジュール遅延許
    容時間(tb)を記憶し、ユーザが参加するスケジュー
    ルにおける参加者のうち最初の参加者が集合場所に移動
    してからスケジュール遅延許容時間(tb)を過ぎても
    まだユーザが集合場所に移動していない場合、ユーザに
    注意を促す連絡をするよう前記連絡手段に要求すること
    を特徴とするスケジュール管理サービスシステム。
  12. 【請求項12】 請求項ないし11において、前記個
    人情報管理手段は、ユーザが個人スケジュール(PS)
    の出力を要求した場合、このユーザに該当個人スケジュ
    ール(PS)を連絡するよう前記連絡手段に要求するこ
    とを特徴とするスケジュール管理サービスシステム。
  13. 【請求項13】 請求項ないし12において、前記個
    人情報管理手段は、ユーザが有効無効属性を無効設定さ
    れた個人スケジュール(PS)の場所に移動した場合、
    ユーザに注意を促す連絡をするよう前記連絡手段に要求
    することを特徴とするスケジュール管理サービスシステ
    ム。
  14. 【請求項14】 請求項ないし13において、前記個
    人情報管理手段は、ユーザの位置情報(AI)の履歴を
    記憶しておき、また、前記連絡手段は、ユーザの存在す
    るエリアが不明で位置情報(AI)が得られていない場
    合、前記個人情報管理手段に記憶されたユーザの位置情
    報(AI)の履歴と個人スケジュール(PS)を基にユ
    ーザが存在すると思われるエリアを推定し、この推定さ
    れたエリアに存在する基地局(BS)を使用してユーザ
    に連絡を試みることを特徴とするスケジュール管理サー
    ビスシステム。
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