JP2002290563A - 通信仲介システム - Google Patents

通信仲介システム

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JP2002290563A JP2002008430A JP2002008430A JP2002290563A JP 2002290563 A JP2002290563 A JP 2002290563A JP 2002008430 A JP2002008430 A JP 2002008430A JP 2002008430 A JP2002008430 A JP 2002008430A JP 2002290563 A JP2002290563 A JP 2002290563A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 発信側及び受信側の都合及び通信目的に応じ
てきめ細かい通信サービスを行う。 【解決手段】 本発明では、発信側端末装置利用者の目
的管理部は、前記発信側の通信目的情報と通信都合情報
の双方を受信側端末装置の受信側目的管理部に送信し、
該受信側目的管理部は受信した発信側の通信都合情報と
受信側の都合管理部に管理されている通信都合情報とを
比較して、発信側および受信側の通信都合情報に一致し
た通信条件があれば該一致した通信条件で通信を許可
し、一致しない場合には受信側の利用者へ前記受信側の
通信管理部に管理されている受信側の通信都合情報以外
の通信条件で受信するか否かを問い合わせ、さらに必要
により発信側の利用者へは前記発信側の通信都合情報以
外の通信条件で発信するか否かを相互に問い合わせ、双
方の共通する通信条件を見つけ出し前記発信側端末装置
と受信側端末装置との通信を許可する都合調停サービス
を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信システムに関
し、特に、発信側及び受信側の通信目的に応じた通信を
行うことのできる、例えば発信者がどのような通信手段
で受信者へ連絡をしたいのか、あるいは逆に連絡を受け
たいのか等の要望を、間接的に相手に伝えることにより
円滑な通信を行うことが出来る通信仲介システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、通信システムを用いてコミュニ
ケーションを行う際には、例えば、電話機(発信側電話
機)から相手側電話機の電話番号を入力して、相手側電
話機を呼出し、相手側電話機が応答すると、発信側電話
機と相手側電話機とのリンクが確立され、これによっ
て、コミュニケーションを行うことができるようにな
る。
【0003】携帯端末装置(例えば、携帯電話機)等で
は、個人毎に保有する携帯端末装置を呼出し、これによ
ってコミュニケーションを行っており、いずれにしても
携帯端末装置と個人とが一対一に対応しており、発信側
では携帯端末装置のアドレス(例えば、電話番号)で受
信側を特定していることになる。
【0004】このようなことは、パソコンを用いてメー
ルを送る際にも言えることである。つまり受信側パソコ
ンにメールを送る際には、発信側パソコンでは特定のメ
ールアドレスを入力して受信側パソコン宛にメールを送
るが、この際、受信側パソコンがメールを受信するため
には受信側においてパソコンを操作するという自発的な
行為を必要とする。例えば、受信側において、メールの
開封等の操作を行う必要がある。
【0005】ところで、従来の通信システムにおいて、
受信側で受信を受けたくない場合には(例えば受信を受
けてはまずい会議中等の場合)、携帯端末装置の電源を
事前にオフ状態としておく必要があり、一方、発信側で
は、急用等によってどうしても相手側を呼出したい場合
がある。このような場合、受信側で携帯端末装置がオフ
されていると、その受信側でたとえ他の通信手段、例え
ばE-メールでなら連絡を受けることが出来る状態であっ
ても電源がオフであるために、急用にもかかわらず送信
側と受信側の間では全く通信が出来ないという結論にな
ってしまう。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述のように例えば電
話連絡の場合、受信側で電話を受けたくないという理由
で携帯端末装置等の電源がオフ状態とされてしまうと、
発信側では受信側と連絡が全くとれないことになってし
まう。また、発信側では、受信側の現在の状況を知ら
ず、現在携帯端末装置等が使用できるか否かも判らな
い。つまり、受信側がどのような通信手段を使用するこ
とができる状況下にあるか判らず、このため通信手段に
よっては、受信側の受信可能な通信端末のアドレス(電
話番号など)が判らない場合もある。何れにしても発信
側では、受信側の都合がわからず、さらに、発信側は通
信目的に応じた通信を選択して行えない。
【0007】このように、従来の通信システムでは、発
信側及び受信側の都合及び通信目的に応じて適宜その状
況に応じた適切な通信手段を選択して行うことができ
ず、例えば、受信拒否等の機能を備えることはできるも
のの、発信側及び受信側両方にとってきめ細かい発信及
び受信を行うことはできないという問題点がある。換言
すれば、発信者が要望する通信目的に応じて受信者の都
合を打診する都合照会を行うことが出来ない。
【0008】上述のようにきめ細かな発信および受信を
行うには、通信手段を適宜選択することだけに限らな
い。例えば発信者側の要望として特定の受信者一人だけ
の都合により受信されたり受信拒絶されるのではなく、
誰か複数の人により受信されれば事が足りる場合にも、
それら複数の受信者を特定する手段を従来は有していな
いため、効率的な通信を行うことが難しいのが現状であ
る。同様に高速通信/低速通信等の通信方式の指定、会
社/自宅等の環境条件の指定、昼間/夜等の通信時間条
件の指定、通信料金等の通信条件の指定、等が出来ず、
このために発信者/受信者間での円滑な通信が出来ない
という問題を有している。
【0009】さらに現行通信システムでは、受信者側は
特別の理由で自分の代理を立ててその代理人に電話等を
受けてもらいたい場合があり得るが、その特定が出来な
いという問題を有している。
【0010】さらにこれらのよりきめ細かい通信システ
ムを自動化した場合にも、そうしたサービスに対して自
動的に課金する方法を持たない問題点を有している。
【0011】さらに別の問題として現行通信システムで
は、発信者が一定の通信目的で特定の受信者にコンタク
トした場合、発信者の通信目的、例えば今即座に電話で
話したいという通信目的と、その受信者の都合が折り合
わない場合、その受信者が逆に発信者の都合を打診して
両者が同時に満足する条件を見出す、いわゆる都合調停
を行うことが出来ない。
【0012】さらに別の問題として現行通信システムで
は、発信者から例えば電話連絡を受けている受信者が、
積極的にその電話を受信する意思を持っている場合に
も、その受信者が場所的に動き回っている場合には、そ
の受信者の居場所を検索して電話を転送する空間検索は
行われず、従ってその受信者の近くの電話へ転送するこ
とが出来ないという問題点を有している。
【0013】さらにまた別の問題点として現行通信シス
テムでは、発信者が過去にどのような通話条件で通話を
したかの実績データが残らず、この発信者と受信者との
都合が合致しなかった場合にその発信者がどのような対
応をしたのかが判らない。例えば相手との都合が合致し
なかった場合、その発信者は単に伝言を残す傾向がある
のか、あるいは積極的に他の連絡方法を見つけ出そうと
したのか、等の傾向が判らず適切な対応がとれないとい
う問題点を有していた。
【0014】本発明は上記の現行通信システムが有する
不具合を解消するために考案されたもので、本発明の第
1の目的は、発信側及び受信側の都合及び通信目的に応
じてきめ細かい通信サービスを行うことのできる通信仲
介システムを提供することにある。すなわち発信者の通
信目的に対して受信者の都合を打診する都合照会サービ
スを行う通信仲介システムを提供することを目的とす
る。
【0015】本発明の第2の目的は、受信者が自己の代
理人を指定し、自分が通信を受けられない場合にもその
代理人が電話等をスムーズに受けられる通信仲介システ
ムを提供することである。
【0016】本発明の第3の目的は、きめ細かな通信サ
ービスに対して課金処理ができる通信仲介システムを提
供することである。
【0017】さらに本発明の第4の目的は、発信者の通
信目的に受信者の都合が合致しないときにも、逆に受信
者が発信者の都合を打診して両者の可能な都合を見つけ
出す都合調停サービスを行う通信仲介システムを提供す
ることである。
【0018】本発明の第5の目的は、受信者が外部から
電話等を受けあいにく不在である場合に、自動的に受信
者の居場所を検知して近くの電話へ転送する受信者追跡
サービスを行う通信仲介システムを提供することであ
る。
【0019】本発明の第6の目的は、発信者の通信条件
から受信者との都合がつかなかった場合に、どのような
対応を取ればよいのかを分析して、発信者に都合のよい
対応を取ることが出来る擬似人格を持たせるキャラクタ
ーサービスを行う通信仲介システムを提供することであ
る。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明による通信仲介シ
ステムは、複数の端末装置が接続され通信ネットワーク
で互いに接続された通信仲介システムであって、該通信
仲介システムはそれぞれの該端末装置利用者が送信する
際の要望事項である通信目的情報を管理する目的管理部
と、該端末装置利用者が受信する際における要望事項で
ある通信都合情報を管理する都合管理部とで構成され、
前記端末装置の一つが発信側端末装置となった際、該発
信側端末装置利用者の前記目的管理部は、前記通信目的
情報に基づいて発信を行うとともに前記通信目的情報を
発信側通信目的情報として受信側端末装置の受信側通信
目的管理部に送ることで、発信側および受信側の前記端
末装置の間で通信を仲介するように構成されている。こ
こで目的管理部とは、たとえば特定の相手と、特定の通
信手段、特定の通信方式、特定の通信環境等で通信を行
いたいという発信者側の通信要求を特定するためのデー
タ(通信目的情報)が記憶される機能部位である。また
都合管理部とは他の発信者から受信を受け付ける際の、
受信者としての受信条件が記憶される機能部位である。
【0021】これらの発信側端末装置と受信側端末装置
の前記目的管理部および前記都合管理部は、それぞれの
端末装置が接続された複数の通信制御装置内に分散配置
され、該複数の通信制御装置は前記通信ネットワークで
相互に接続されていてもよく、あるいは前記複数の端末
装置と前記通信ネットワークを介して接続する通信仲介
サーバ内に設けられた、該複数の端末装置毎の領域に集
中配置してもよい。
【0022】前記発信側通信目的情報を受けると、前記
受信側目的管理部は前記受信側都合管理部に管理されて
いる通信都合情報と該発信側通信目的情報とを比較し
て、該比較結果に応じて前記発信側端末装置と受信側端
末装置との通信を許可する都合照会サービスを行うよう
に構成される。すなわち受信側の通信目的情報と受信側
の予め登録した通信都合情報を比較することで、両者に
一致する通信条件を検索することになる。これにより発
信者と受信者が直接通信して相手の都合を確認しなくて
も、発信者が受信側の都合が良い条件で通信を行うこと
ができる。
【0023】前記利用者の通信都合情報には通信を許可
するか拒否するかを示す許可/拒否情報を含み、この許
可/拒否情報には、発信相手側を選別する受信相手側情
報、通信手段を選別する通信手段選別情報、通信方式を
選別する通信方式選別情報、受信側の置かれた環境を選
別する環境選別情報、通信時間帯を選別する通信時間帯
選別情報、及び通信を行う際の条件を選別する通信条件
選別情報のうちの少なくとも一つを含むように構成され
ている。これにより本通信仲介システムの利用者が受信
者となる場合に、きめ細かな受信条件を予め登録して必
要な着信だけを受けることができる。
【0024】前記受信側通信都合情報は前記端末装置か
らのアクセスに基づいて前記受信側都合管理部に設定さ
れ、該設定の際、前記受信側都合管理部は前記端末利用
者を識別確認した後、前記受信側通信都合情報の設定を
行うようにする。また受信側通信都合情報若しくは前記
通信目的情報を変更するには、前記端末利用者の識別確
認をした後、前記変更を行うようする。これによりプラ
イバシーの保護が図られる。
【0025】また前記通信目的情報には、受信相手側を
指定する受信相手側指定情報、通信手段を指定する通信
手段指定情報、通信方式を指定する通信方式指定情報、
受信側の置かれた環境を指定する環境指定情報、通信時
間帯を指定する通信時間帯指定情報、及び通信を行う際
の条件を指定する通信条件指定情報のうちの少なくとも
一つを含むようになっている。これにより着信側の都合
条件と同様にきめ細かな発信条件を設定することができ
る。
【0026】前記通信目的情報は前記端末装置からのア
クセスに基づいて前記目的管理部に設定され、該設定の
際、前記目的管理部は前記端末利用者の識別確認をした
後、前記通信目的情報の設定を行うように構成して、プ
ライバシーの保護を図っている。
【0027】さらに本発明に係る通信仲介システムで
は、前記受信側都合管理部に別の通信制御装置に代理さ
せる旨の代理者指定コマンドを設定できるようになって
おり、また前記代理者指定コマンドに応じて前記別の通
信制御装置を代理通信制御装置として前記発信側通信目
的情報を前記代理通信制御装置に渡すようにすることが
できる。これにより他の通信端末装置に着信を転送する
ことができる。
【0028】また前記発信側通信目的情報に受信側で使
用すべき特定の通信機器が指定通信機器として指定され
ていると、前記受信側都合管理部は前記指定通信機器を
制御して該指定通信機器による通信を許可するように構
成されており、これにより前記受信側通信制御装置は該
通信機器代理者指定コマンドに応じて該代理指定された
通信機器を代理通信機器とすることができる。
【0029】さらに本発明に係る通信仲介システムで
は、発信側通信目的情報と受信側通信都合情報を把握し
ておき、前記通信終了の都度通信目的若しくは都合の難
易度及び通信目的若しくは都合の達成度に応じて前記発
信側若しくは受信側に都合照会サービス料として課金を
行うことができる。これによりたとえばこのような課金
機能を通信仲介サーバ内に設けて、この都合照会サービ
スを通信仲介サーバと複数の端末装置との間でMachine-
to-Machineのビジネスモデルを組むことができる。
【0030】さらに本発明に係る通信仲介システムで
は、前記端末装置の一つが発信側端末装置となった際、
該発信側端末装置利用者の前記目的管理部は、前記発信
側の通信目的情報と通信都合情報の双方を受信側端末装
置の受信側目的管理部に送信し、該受信側目的管理部は
受信した発信側の通信都合情報と受信側の都合管理部に
管理されている通信都合情報とを比較して、発信側およ
び受信側の通信都合情報に一致した通信条件があれば該
一致した通信条件で前記発信側端末装置と受信側端末装
置との通信を許可し、一致しない場合には受信側の利用
者へ前記受信側の通信管理部に管理されている受信側の
通信都合情報以外の通信条件で受信するか否かを問い合
わせ、さらに必要により発信側の利用者へは前記発信側
の通信都合情報以外の通信条件で発信するか否かを相互
に問い合わせることにより都合調停を行いながら、発信
側および受信側双方の共通する通信条件を見つけ出すこ
とにより前記発信側端末装置と受信側端末装置との通信
を許可する都合調停サービスを行うように構成されてい
る。これにより、上述した発信側の通信目的情報と受信
側の通信都合情報とを比較するだけの通信照会サービス
と異なり、この通信調停サービスでは、発信側の通信目
的情報と同時に通信都合情報も受信側へ送るため双方の
都合をよりきめ細かに都合調停することができる。
【0031】前記受信側および送信側の都合管理部に予
め管理されている通信都合情報以外の条件で受信あるい
は発信するか否かの問い合わせは、受信側および発信側
の双方の前記通信端末装置上に設けられた表示部に該問
い合わせを表示し、前記受信側および発信側の利用者が
該表示部上で他の通信条件を選択することにより行われ
る。これにより受信者、送信者が表示部に示される相手
側の通信条件を確認して、受け入れられる通信条件で通
信が可能となる。
【0032】また発信側通信目的情報と受信側通信都合
情報を把握しておき、前記通信終了の都度通信目的若し
くは都合の難易度、通信目的若しくは都合の達成度、ま
たは都合調停の困難性等に応じて前記発信側若しくは受
信側に都合調停サービス料として課金を行うよう構成さ
れているので、都合照会サービスと同様にMachine-to-M
achineのビジネスモデルとなり得る。
【0033】さらに本発明による通信仲介システムで
は、前記端末装置の一つが受信側端末装置となった際、
該端末装置利用者が受信する際における要望事項である
通信都合情報を管理する都合管理部が該受信側端末装置
の利用者と直接連絡ができない場合、一定の空間内に設
けられた利用者認識装置が該利用者が保持する利用者端
末媒体を検知することにより得られた該利用者の位置情
報を該都合管理部が得て、該位置情報により特定された
位置の近傍に設けられた受信通知端末へ該都合管理部か
ら受信通知を出すことで、該利用者が連絡用端末で前記
発信者と連絡を取ることができる受信者追跡サービスを
行うように構成されている。これにより受信者が例えば
病院内を移動する医師であっても、その医師が自席に居
ない場合には都合管理部がその医師が現在いる近くの受
信通知装置に対して着信を知らせることができるので着
信を無駄にすることがない。
【0034】前記利用者端末媒体には、各利用者のID
が保持されて該IDを前記利用者認識装置が認識した
後、該利用者認識装置から前記都合管理部に対して定期
的に、または該都合管理部からの要求により前記利用者
の位置情報を送信するように構成されている。すなわち
各利用者のIDからその利用者が近くを通り過ぎたとい
うデータをその利用者の位置情報として利用者認識装置
内に記憶して、その位置情報を定期的に、または通信管
理部からの要求によりこの通信管理部へ送出する。これ
により通信管理部はその利用者の最新の居場所を知るこ
とができる。
【0035】具体的には、前記利用者端末媒体がICカ
ードであり、非移動体空間内に設置された前記利用者認
識装置からの信号により該ICカード上のIDを認識す
ることにより該空間内で前記利用者の位置情報を得るこ
とができ、あるいは前記利用者端末媒体が携帯電話であ
り、移動体空間である通信セル内に設置された前記利用
者認識装置が該携帯電話からの信号を検知してIDを認
識することにより該空間内で前記利用者の位置情報を得
ることもできる。すなわち前者は例えば病院内で受信者
を追跡することができ、また後者は例えば携帯電話の一
つの通信セル内での利用者の現実の位置情報を得ること
ができる。
【0036】また発信側通信目的情報と受信側通信都合
情報を把握しておき、前記通信終了の都度通信目的若し
くは都合の難易度、通信目的若しくは都合の達成度、ま
たは追跡サービスでの利用者の位置情報入手の困難性、
等に応じて前記発信側若しくは受信側に課金を行うよう
構成されている。これにより都合照会サービス、都合調
整サービスと同様にMachine-to-Machineのビジネスモデ
ルを組むことができる。
【0037】さらに本発明では、前記目的管理部および
前記都合管理部に、それぞれ過去の発信データおよび受
信データから生成された、あるいは任意に設定された前
記利用者の特定の擬似人格キャラクターをデータベース
化し、発信及び受信の際に該擬似人格キャラクターに一
致した発信及び着信の対応ができるキャラクターサービ
スを行うように構成することができる。これにより例え
ば過去の自分の通信傾向に沿った効率のよい通信条件選
択の判断材料を与えることができる。
【0038】また発信側通信目的情報と受信側通信都合
情報を把握しておき、前記通信終了の都度通信目的若し
くは都合の難易度、通信目的若しくは都合の達成度、ま
たはキャラクターサービスでの利用者の利便性、等に応
じて前記発信側若しくは受信側に課金を行うMachine-to
-Machineのビジネスモデルを作ることができる。
【0039】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図に示した実施例
を用いて詳細に説明する。但し、この実施例に記載され
る構成部品の寸法、形状、その相対配置などは特に特定
的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定
する趣旨ではなく単なる説明例に過ぎない。
【0040】都合照会サービス 図1および図2を参照して、第1実施例にかかる都合照
会サービスを行う通信仲介システム1を説明する。図1
は本発明による都合照会サービスを行う通信仲介システ
ムで、各端末装置が通信制御部で管理される一例を示す
ブロック図であり、図2は本発明による都合照会サービ
スを行う通信仲介システムで、各端末装置が通信仲介サ
ーバで管理される一例を示すブロック図である。ここで
都合照会サービスとは、通信を希望する発信者がある一
定の通信条件で通信相手である受信者と通信したい場
合、通信目的情報に定義した自己の通信条件が受信者の
都合条件に合致するか否かを通信希望時に比較照会する
サービスである。そしてこの比較照会の結果、発信者の
通信条件と受信者の都合条件が合致した時にはじめて通
信が開始される。
【0041】図1に示す通信仲介システム1は、複数の
通信制御装置12、13(例えば、サーバ装置)を備え
ており、これら通信制御装置は電話あるいはインターネ
ット等のネットワーク11で互いに接続され、さらに課
金、情報管理センター30が接続されている。通信制御
装置12及び13にはそれぞれ利用者14、15が保有
する少なくとも一台の例えばパソコン、携帯電話等の端
末装置14a及び15aが接続されている。ネットワー
ク11には、さらに課金、情報管理センター30が接続
されている。図1の例では、説明の便宜上二つの通信制
御装置12及び13のみが示されている。また同様にこ
れらの通信制御装置12、13は必ずしも端末装置と直
接接続されいる必要はなく、また独立の装置である必要
もない。例えば図2に示す通信仲介システム2のように
これらの通信制御装置12,13、及び課金、情報管理
センター30は、通信仲介サーバ40内に、それぞれ利
用者14の端末装置14a用の通信制御部41、利用者
15の端末装置15a用の通信制御部42、そして課金
・情報管理制御部43として設置してもよい。
【0042】図1に示す通信制御装置12及び13に
は、それぞれ送信目的に対応する目的管理部12a及び
13aと受信の際の受信都合や特別の事情を管理する受
信側都合管理部12b及び13bとが備えられており、
この目的管理部12a及び13aは、後述する通信目的
を管理し、利用者はこの通信目的に応じて通信を行う。
一方、都合管理部12b及び13bは、後述する個人の
受信側都合や企業の受信時にどのような条件なら受信可
能かを定義付ける特別の事情(以下通信都合情報とい
う)を管理しており、この受信側の通信都合情報を着信
毎に照会して、その通信都合情報に応じて通信(受信)
の許可又は拒否を決定する。又課金・情報管理センター
30はネットワーク11上における通信制御装置12及
び13間の通信状態を把握し、目的に応じて所定の課金
を行う。
【0043】ここでまず利用者15が受信者となった場
合に、受信側の都合管理部13bに注目して詳述する。
都合管理部13bでは、利用者15の端末装置15aが
発信者としての利用者14からの通信要求を受信する
際、その発信者である利用者14に対する受信条件(通
信都合情報)を選別管理する。この選別管理に当たって
は、例えば、相手側選別条件、通信手段選別条件、通信
方式選別条件、環境選別条件、通信時間選別条件、及び
通信条件選別条件が受信側通信都合情報として予め受信
側都合管理部13bに与えられている。そして、この受
信側の通信都合情報は通信制御装置13に接続された端
末装置15aを所有している利用者15にによって生
成、登録され、受信側都合管理部13bでは、各個人毎
に受信側の通信都合情報を管理することになる。すなわ
ち利用者A、利用者B毎に都合管理部12b、13bが設
けられている。
【0044】なお、受信側の通信都合情報は、例えば、
端末装置15から選別入力されるが、この際、予め付与
された個人ID番号等を入力して、受信側都合管理部1
3bに受信側通信都合情報を入力する。そして、受信側
都合管理部13bに入力された通信都合情報はここで記
録管理される。また通信都合情報を変更する場合には、
同様に個人ID番号等が入力されて、本人であることを
確認した後、通信都合管理部13bの変更を許可され
る。
【0045】同様にして、通信制御装置12に接続され
た端末装置14aを所有している利用者14により通信
都合情報が生成され、発信側都合管理部12bでは、こ
の通信都合情報を管理することになる。
【0046】上述の相手側選別条件として、通信を許容
又は拒否する相手側の名前及び相手側の識別符号(I
D)、及び顔写真等の相手側選別条件が用いられる。こ
の際、通信を許容又は拒否する相手側の状況、例えば、
相手側が仕事中かプライベート状態であるかを選別条件
とするようにしてもよい。相手側選別を行う際、通信許
容相手側として入力すると、後述するように、選別され
た相手側との通信(受信)のみを許容することになる。
一方、通信拒否相手側として入力すると、選別された相
手側との通信(受信)のみを拒否することになる。
【0047】通信手段選別条件として、許容又は拒否す
る通信手段の選別が行われる。通信手段としては、例え
ば、メール、電話、テレビ電話、伝言メモ、及びイベン
ト通知等があり、許容通信手段として入力すれば、その
通信手段のみが許容され、拒否通信手段として入力すれ
ば、その通信手段のみが拒否される。
【0048】同様にして、通信方式選別条件では、許容
又は拒否する通信方式が選別される。例えば、高速通信
/低速通信の別、パケット交換/回線交換の別などであ
る。環境選別条件では、自分自身が現在いる環境に応じ
てコミュニケーション(通信)の許容又は拒否が選別さ
れる。例えば、環境選別条件では、会社内、自宅内、車
中、列車中、航空機中、会議室、風呂、及びプライベー
トルーム等の環境区別が設定され、この環境区別に応じ
て通信を許容するか拒否するかが選別される。通信時間
選別では、日時及び時刻で通信の許容又は拒否が選別さ
れる。
【0049】さらに、通信条件選別においては、例え
ば、通信料金の条件、通信時間の条件、及び/又は通信
品質の条件で許容又は拒否が選別される。この通信時間
条件は、例えば、メール等の受信の際には、サーバとの
通信で料金がかかる関係上、所定の料金以上であると推
測される場合、例えばメールの受信を拒否する際等に用
いられる。また、通信時間条件は、電話等で所定の通信
時間を超えて通信(受信)が行われるだろうと予測され
る際に通信を拒否する際用いられる。
【0050】上述の相手側選別条件、通信手段選別条
件、通信方式選別条件、環境選別条件、通信時間選別条
件、及び通信条件選別条件は、各利用者の事情に応じて
適宜取捨選択されることになる。つまり、全く通信都合
情報を登録していない利用者は、都合管理部12b又は
13bには何ら受信のための通信都合情報が存在せず、
一方、利用者によっては、相手側選別条件、通信手段選
別条件、通信方式選別条件、環境選別条件、通信時間選
別条件、及び通信条件選別条件が受信側通信都合情報と
して全て選別されている場合もある。そして、この場合
には、後述するように、受信が拒否される場合が多い。
【0051】一方、目的管理部12a及び13aにはそ
れぞれ通信目的情報が格納管理される。この通信目的情
報は、発信する際の通信目的を指定するための情報であ
り、例えば、相手側指定、通信手段指定、通信方式指
定、相手側の環境指定、通信時間帯指定、及び通信条件
指定が、通信目的情報で指定される。
【0052】相手側指定において、通信を行う際、つま
り、発信を行う際には、相手側の名前、相手側の識別番
号(ID)、及び顔写真等で相手側指定を行う。加え
て、相手側指定においては、照会条件及び/又は媒体で
指定されるかもしれない。照会条件及び/又は媒体で指
定する際は、例えば、通信する相手側がデータベースで
ある場合等に用いられる。さらに、通信履歴が所定の条
件に合致する場合を指定するようにしてもよい。
【0053】同様にして、通信手段指定では、例えば、
メール、電話、テレビ電話、伝言メモ、及びイベント通
知等によって通信手段を指定する。通信方式指定では、
例えば、高速通信/低速通信の別、パケット交換/回線
交換の別等で通信手段を指定する。相手側環境指定で
は、例えば、相手側が会社内、自宅内、車中、列車中、
航空機中、会議室、風呂、又はプライベートルーム等に
いるかの環境に応じて通信を行うか否かを指定する。通
信時間選別では、日時及び時刻で通信を行うかを指定す
る。さらに、通信条件指定においては、例えば、通信料
金、通信時間、及び/又は通信品質に基づいて通信を行
うか否かを指定する。
【0054】前述の記載から容易に理解できるように、
通信目的情報は、受信側通信都合情報に対応しており、
通信都合情報が、受信者となった場合の個人的な都合で
通信を許容するか拒否するかを決定する情報であるのに
対し、通信目的情報は、発信者となった場合の通信の際
の要望事項を示すものであり、前述のように、通信都合
情報と同様に、相手側指定、通信手段指定、通信方式指
定、相手側環境指定、通信時間指定、及び通信条件指定
が通信目的情報として、それぞれ目的管理部12a及び
13aに与えられる。そして、この通信目的情報は通信
制御装置12及び13に接続された端末装置14a及び
15aを所有している各利用者14、15毎に生成さ
れ、目的管理部12a及び13aでは、各利用者14、
15毎に通信目的情報を管理することになる。
【0055】なお、通信目的情報は、例えば、端末装置
14a又は15aから選別入力されるが、この際、予め
付与された個人ID番号等を入力して、目的管理部12
a又は13aに通信目的情報を入力する。そして、目的
管理部12a又は13aに入力された通信目的情報はこ
こで記録管理され、また通信目的情報を変更する場合に
は、同様に個人ID番号等が入力されて、目的管理部1
2a又は13aが本人であることを確認した後、変更を
許可される。
【0056】ここで、図3を参照して、端末装置14a
が発信側となり、端末装置15aが受信側となって都合
照会サービスを行う場合の通信仲介システム1について
その動作説明を行う。図3は本発明による都合照会サー
ビスの具体的動作手順を示す概念図である。
【0057】まず事前にで、送信者14、受信者1
5の各端末装置14a、15aから受信の際の各利用者
の通信都合情報を登録する。この通信都合情報の登録に
より、各端末装置はどのような条件下で受信を受付ける
かの条件が定められる。通信の開始時にで、発信者の
端末装置14aから通信目的情報が目的管理部12aに
入力される。この通信目的情報には例えば誰と、どのよ
うな通信手段(E−メール、電話、Fax等)で通信を
希望するか等が定義されている。目的管理部12aで
は、この通信目的情報を入れた通信目的情報を生成後、
でネットワーク11経由で受信者側の通信制御装置1
3内の目的管理部13aへその通信目的情報を送信す
る。そして受信側の目的管理部13aは、で都合管理
部13bに対して都合照会を行う。都合管理部13bに
は予め受信者15が、どのような条件で通信を受信でき
るかの通信都合情報が保存されているからである。
で、都合管理部13bから通信都合情報が目的管理部1
3aに送られ、受信者15のこの通信都合情報と、すで
に受け取っていた通信目的情報とが合致するか否かが目
的管理部13aで照会され、で都合照会結果が目的管
理部13aからネットワーク11、目的管理部12a経
由で送信者14へ送られる。その都合照会結果が、「通
信可能」であれば、送信者14と受信者15の間にコミ
ュニケーションが開始される。もし「通信不可」の場合に
は、送信者14は再度別条件で、で通信目的入力を行
う。
【0058】ここで例えば、受信側通信都合情報に相手
側選別、通信手段選別、通信方式選別、環境選別、通信
時間選別、及び通信条件選別がすべて選別されている
と、この全ての選別条件に送信側通信目的情報が合致し
ないと、通信が拒否されることになる。一方、受信側通
信都合情報に相手側選別、通信手段選別、通信方式選
別、環境選別、通信時間選別、及び通信条件選別にいず
れの選別条件もなければ、無条件で通信が許可されるこ
となる。
【0059】このように都合照会サービスでは、送信側
通信目的情報と受信側通信都合情報とが合致した場合の
み、通信が許可されるようにしたため、送信側では、通
信相手の居場所及び通信手段等の都合を予め考慮するこ
となく、発信動作を行うことができ、相手側の都合が悪
ければ、通信が拒否されることになる。さらに、相手側
のアドレスを知らない場合でも、相手の名前、ID、又
は顔写真等のアイコンを指定するようにすれば、発信者
側は容易に発信動作を行うことができる。また、受信側
では、個人的な都合に応じて通信の許可又は拒否を適宜
選別することができ、この結果、必要とする受信のみを
適宜選択して通信を行うことが可能となる。
【0060】同様にして、端末装置15が発信者とな
り、端末装置14が受信者となって、通信を行う場合に
ついても、通信制御装置13内の目的管理部13aで
は、端末装置15aからの発信であることを識別して、
端末装置15aを使用する利用者の通信目的情報を参照
して、この通信目的情報に応じた通信を行うべく、通信
相手である端末装置14aが接続された通信制御装置1
2に通信目的情報を発信側通信目的情報としてネットワ
ーク11を介して送る。通信制御装置12では発信側通
信目的情報を受けると、受信側都合管理部12bにおい
て、発信側通信目的情報が、端末装置14aを使用する
利用者の受信側通信都合情報に適合するか否かを判定す
るという都合照会サービスが行われる。つまり、発信側
通信目的情報が受信側通信都合情報に適合した場合の
み、受信側都合管理部12bでは通信を許可することに
なり、適合しない場合には、通信を拒否する。
【0061】図4は本発明による通信仲介システムにお
いて通信機器を指定して通信を行う際の一例を示すブロ
ック図である。図4に示すように、端末装置14aから
発信を行う際、前述のように通信手段指定によって受信
側通信機器を指定することができる。この場合、受信側
通信都合情報において、特定の利用者が使用するための
複数の通信機器21−1乃至21−N(Nは2以上の整
数)が指定通信機器コマンドとして選別されていれば、
都合情報管理部13bでは、発信側の通信目的指定(通
信目的情報)が受信側通信都合情報と合致すると、複数
の通信機器のうち送信側通信目的情報で指定された通信
機器、例えば、通信機器21−2(破線で示す)を制御
して、通信を許可することになる。
【0062】なお、前述の端末装置14a及び15aは
それぞれ携帯端末装置であるかもしれない。この場合に
は、各携帯端末装置は、基地局(図示せず)を介して通
信制御装置12又は13に接続されることになる。そし
て、携帯端末装置14aが発信側となり、携帯端末装置
15aが受信側となる場合にも、上述の手法と同様の手
法で処理されることになる。ただ、携帯端末装置の場合
には、携帯端末装置は通信エリア間を移動している関係
上、各通信制御装置毎に通信目的情報及び受信側通信都
合情報を管理させることはできず、従って、図2に示す
ような通信仲介サーバ40にある通信制御部41、42
が全ての携帯端末装置の通信目的情報及び受信側通信都
合情報を管理することになる。
【0063】次に図5を参照して受信者としての利用者
15が自己の代理者として利用者17に受信させる場合
を説明する。図5は本発明による通信仲介システムにお
いて別の代理者に代理を委任する際の一例を示すブロッ
ク図である。いま、通信制御装置12に接続された端末
装置14aから通信制御装置13に接続された端末装置
15aに発信があったとする。前述のようにして、通信
制御装置13内の受信側都合管理部13bで発信側通信
目的情報と受信側通信都合情報とが合致するか否かを判
定して、通信を許可するか否かを決定しているが、受信
側通信都合情報にはさらに代理者指定コマンドを付加す
ることができる。例えば、受信側都合管理部13bで
は、プライベートな通信であれば、通信許可を行うが、
他の場合(例えば、仕事上の通信)であると、通信を拒
否する場合に、秘書等の代理者に転送するコマンド(代
理者指定コマンド:代理者、つまり、代理端末装置のア
ドレスを含む)が受信側通信都合情報に付加されている
と、受信側都合管理部13bでは、代理者指定コマンド
に応じて、代理者が使用する端末装置(代理端末装置)
を目的管理部13aに通知する。代理端末装置が通信制
御装置13に接続されていれば、目的管理部13aは当
該代理端末装置15bを呼び出す。
【0064】一方、代理者端末装置が他の通信制御装置
16に接続されていると、目的管理部13aは、発信側
通信目的情報とともに代理者指定コマンドをネットワー
ク11を介して通信制御装置16に送る。通信制御装置
16には、同様に、目的管理部16a及び受信側都合管
理部16bが備えられており、目的管理部16aは、前
述の目的管理部12a及び13aと同様に機能し、受信
側都合管理部16bは、前述の受信側都合管理部12b
及び13bと同様に機能するが、代理者指定コマンドが
送られてくると、受信側都合管理部16bは受信側通信
都合情報に関係なく代理端末装置17aと端末装置14
aとの通信を許可する。
【0065】なお、同様に通信制御装置12も代理者指
定コマンドがあると、受信側通信都合情報に関係なく通
信を許可することになる。
【0066】さらに、図6に示すように、他の通信機器
に通信を代理させることもできる。図6は本発明による
通信仲介システムにおいて別の通信機器に通信を代理委
任する際の一例を示すブロック図である。この代理は、
特定の個人が必ず所定の通信機器を用いたい場合に設定
される。この場合には、受信側通信都合情報に、さらに
代理通信機器指定コマンドを付加する。例えば、発信側
通信目的情報では、携帯端末装置22を指定していた
が、代理通信機器指定コマンド(代理通信機器のアドレ
スを含む)で、他の通信機器23が指定されていると、
受信側都合管理部13bでは、前述のように、発信側通
信目的情報と受信側通信都合情報とを比較して、合致す
ると、代理通信機器指定コマンドに応じて、代理通信機
器を目的管理部13aに通知する。代理通信機器が通信
制御装置13に接続されていれば、目的管理部13aは
当該代理通信機器23を呼び出す。
【0067】一方、代理通信機器が他の通信制御装置1
6に接続されている通信機器の場合には、目的管理部1
3aは、発信側通信目的情報とともに代理通信機器指定
コマンドをネットワーク11を介して通信制御装置16
に送る。通信制御装置16において、受信側都合管理部
16bは受信側通信都合情報に関係なく代理通信機器2
4を制御して、端末装置14aと代理通信機器24との
通信を許可する。
【0068】次に上述の都合照会サービスに対する課金
処理について再び図1、図2を参照して説明する。通信
が終了すると、課金・情報管理センター30または通信
仲介サーバ40に設けられた課金・情報管理制御部43
は、ネットワーク11上における通信制御装置12及び
13間あるいは通信制御部41、42の通信状態を把握
し、目的に応じて所定の課金が行われる。一般的には、
通信目的の難易度及び通信目的の達成度に応じて発信者
側に課金を行う。この際、受信者側において、代理等が
行われていると、受信側通信制御装置15あるいは受信
側通信制御部42では、代理部分に係わる料金を受信者
側に課金することになる。
【0069】そしてこのような課金・情報管理センター
30、課金・情報管理制御部43における課金は従来の
通信時間に依存する課金ではなく、図7に示すように、
発信者側においては、目的の難易度と目的の達成度の組
み合わせにより課金される。図7は本発明による通信仲
介システムにおいて課金・情報管理センター、または課
金・情報管理制御部で課金処理を行う際の一例を示す作
用図である。発信者側では例えば、テレビ電話を優先度
1、電話を優先度2、メールを優先度3と設定した場合
に、テレビ電話が通じた場合に100円課金し、電話の
場合は30円、メールの場合は10円を各々課金するよ
うにする。又伝言メモ及びイベント通知などの場合は1
0円のみ課金する。
【0070】更に目的の組み合わせの多少更には利用回
数等によっても課金するようにする。この場合も組み合
わせの目的達成度や満足度は結果として再利用につなが
り、その利用回数に応じて課金の大小を設定するのもよ
い。
【0071】又受信側においても都合の組み合わせの多
少によって着信の都度、課金するようにする。例えば環
境選別条件では、会社内、自宅内、車中、列車中、航空
機中、会議室、風呂、及びプライベートルーム等の環境
区別が設定され、この環境区別に応じて車中、列車中、
航空機中の場合はメール通信のみを許容するように発信
者側に返信するように設定しておけば受信者にとっても
有利であるからである。又例えば、メール等の受信の際
には、サーバとの通信で料金がかかる関係上、所定の料
金以上であると推測されると、例えば、メールの受信を
拒否する際等に用いられる。また、通信時間条件は、電
話等で所定の通信時間を超えて通信(受信)が行われる
だろうと予測される際に通信を拒否すると結果的に受信
者にとって有利である。
【0072】都合調停サービス 次に図8を参照して、第2実施例にかかる都合調停サー
ビスを行う通信仲介システム2を説明する。図8は本発
明による都合調停サービスを行う通信仲介システムで、
通信仲介サーバが各端末装置を管理して都合調停サービ
スを行う具体的動作手順を示す概念図である。同図は都
合照会サービスを行う通信仲介システム1に関する図2
と対比することが出来る。もちろん図1に表す構成でも
この都合調停サービスは可能であるが、ここでは便宜
上、図2に示す通信仲介サーバ40を介した通信仲介シ
ステムの構成図に対比させて説明する。ここで都合調停
サービスとは、発信者の通信目的と受信者の登録された
通信都合情報が合致しない場合に、受信者に直接登録以
外の都合を打診し、それでも発信者の通信目的情報とそ
の受信者の都合がつかない場合、逆に発信者の通信目的
情報に添付された通信都合情報と受信者の通信都合情報
の照合を行い、その照合結果、もし「通信可能」であれば
その合致した都合で送信者、受信者が通信を行い、もし
「通信不可」の場合には送信者へも通信都合情報の変更を
問い合わせることを繰り返して、双方の都合が一致でき
る通信条件を見出す情報仲介サービスをいう。
【0073】図8の通信仲介システム2でも、図3で説
明した都合照会サービスを行う通信仲介システム1と同
様に、事前に(1)(2)で送信者14、受信者15の
各端末装置14a、15aから受信の際の各利用者の通
信都合情報を通信制御部41、42にある都合管理部4
1b、42bに登録する。この通信都合情報の登録によ
り、各端末装置はどのような条件下で受信を受付けるか
の条件が定められる。通信の開始時に(3)で、発信者
14の端末装置14aから通信目的情報が目的管理部4
1aに入力される。この通信目的情報には例えば誰と、
どのような通信手段(E−メール、電話、Fax等)で
通信を希望するか等が定義されている。ここまでは上述
の都合照会サービスと同じであるが、都合調停サービス
では、目的管理部41aで、この通信目的情報を受け入
れた後、同時に(4)で発信者自身の都合を都合管理部
41bへ照会し、(5)で自己の通信都合情報を目的管
理部41aへ送った後に、受け入れた通信目的情報に発
信者の通信都合情報を付加する。その後(6)で、ネッ
トワーク11経由で受信者側の通信制御部42内の目的
管理部42aへ都合調停要求として送信者の通信目的情
報と通信都合情報を送信する。そして受信側の目的管理
部42aは、(7)で都合管理部42bに対して都合照
会を行う。
【0074】都合管理部42bには予め受信者15が、
どのような条件で通信を受信できるかの通信都合情報が
保存されているからである。都合管理部42bから受信
側の通信都合情報が目的管理部42aに送られ、受信者
15のこの通信都合情報と、すでに受け取っていた通信
目的情報とが合致するか否かが目的管理部42aで照会
され、もし発信者の通信目的情報と受信者の通信都合情
報が合致し「通信可能」であれば、上述の都合照会サービ
スと同様に直ちに(14)で、都合照会結果が発信者の
目的管理部41aに送られる。しかしもし発信者の通信
目的情報に記載された通信目的情報と受信者の通信都合
情報に一致点が無く「通信不可」の時は、目的管理部42
aでは、通信目的情報に添付されている発信者14の通
信都合情報と、受信者15の都合管理部42bに記憶さ
れている受信者の通信都合情報との一致点を見出す。
【0075】なお発信者、受信者の通信都合情報には上
述のように相手側選別条件、通信手段選別条件、通信方
式選別条件、環境選別条件、通信時間選別条件、さらに
通信条件選別条件等の各種の条件が登録されている。上
述の発信者、受信者間で、一致する条件を見出す際に
は、各条件の中で何を選択するかのプライオリティーを
付けておき、その上位の物から選択してもよいし、また
送信者、受信者の都合条件のどちらにプライオリティー
を置くかを設定してもよい。例えば発信者の通信目的情
報には電話連絡が要求され、その通信都合情報には電話
可、FAX可、E−メール可、伝言可の順にプライオリ
ティーが置かれていたとする。一方受信者の通信都合情
報には電話不可、伝言、E−メール、FAXの順にプラ
イオリティーが置かれていたとする。この場合、発信者
からの電話はまず受信の通信都合情報が電話不可である
ので拒絶される。次に受信者15の目的管理部42a
は、自己の通信都合情報に設定された伝言に注目し、発
信者の通信都合情報にも伝言可と設定してあるので伝言
を一致した通信条件として都合調停結果を出してもよい
し、あるいは発信者の通信都合情報のプライオリティー
を優先的に用いて、この場合にはFAXを都合調停結果
としてもよい。なおこの都合調停は上述の設定された各
条件下で行われるので、いずれの条件にプライオリティ
ーを付けるかを設定してもよい。
【0076】次に上述の都合調停でも発信者、受信者の
双方で通信都合情報の一致点が見出せない場合には、目
的管理部42aは発信者の通信目的情報に設定された電
話について、改めて(9)、(10)で受信者15が受
けられるか否かを受信者に直接打診する。これは受信者
15の通信都合情報では電話受信不可となってはいる
が、改めて再度確認すれば受信者15は電話を受けるか
も知れないからである。受信者15の許可/不許可のリ
スポンスは(11)、(12)で目的管理部42bへ伝
えられて、調整結果として発信者14へ(14)、(1
5)として伝えられて、また受信者へは(13)として
伝えられる。なお上述の都合調停でも双方の都合が一致
しない場合には、さらに逆に発信者の都合変更を発信者
に直接打診することになる。この直接打診は必要によっ
ては、双方の都合が一致するまで、または最終的に不一
致が確認されるまで繰り返される。その結果、(16)
で発信者14と受信者15との間に、コミュニケーショ
ンが成立するか、最終的に調停できなかった旨が双方に
通知されることになる。なお通信目的情報は、(16)
のコミュニケーションが開始した時点または都合調停が
うまく行かなかった時点で消滅する。
【0077】図9は上述の実施例1の都合照会サービス
および実施例2の都合調停サービスにおいて、通信都合
情報を入力する際の利用者における端末装置14a、1
5aにおける表示画面の一例である。まず基本機能とし
て、相手から受信する条件を設定するためにの選択項目
が表示される。すなわち一例として電話、E−Mai
l、FAX、伝言、訪問、その他の手段が表示される。
この場合ではE−Mail、FAX、伝言、が選択され
ている。従って受信先からこれ以外の通信要求があって
も拒絶することになる。
【0078】図10は基本設定以外の項目を設定する場
合の表示画面である。この例では、相手毎設定10−1
で田中さん、鈴木さんのみの着信を受ける設定が示され
ている。同様に用件毎設定10−2、手段毎設定10−
3、条件設置10−4等の受信条件を予め設定すること
になる。なおこれらの設定がされていない場合には、全
ての条件下で全ての受信を許諾することとなる。
【0079】図11は実際に発信者の田中さん、受信者
の森田さんの端末装置上の表示画面を図式したものであ
る。まず11−1に示すように、発信者の田中さんは、
都合条件(通信都合情報)として特に何らの限定がされ
ていない。すなわち全ての着信を許諾する。この田中さ
んが森田さんへ電話だけの連絡をしたいという目的条件
(通信目的情報)が設定されている。すなわち電話以外
の他の手段を排除する通信目的情報が生成される。
【0080】一方受信者の森田さんは、11−2に示す
ように、その受信のための都合条件には、電話不可、M
ail可、録音可、問合せ可、となっている。に今、
田中さんが森田さんを電話通話の都合照会が行われてい
る旨の画面が示されている。では、森田さんの表示画
面に田中さんからの通話要求が届いている旨の表示がさ
れる。これはもともと森田さんは電話受信が不可である
ので、本発明の調停サービスにより受信者である森田さ
んへ電話での受信可否を直接打診される。図8に示す
の手段問合せに相当する。この場合には、画面下には許
可、メニュー、拒否の選択のためのアイコンが設けられ
ており、森田さんが電話の受信を許可する時は許可アイ
コンを押しての画面に移る。もし他の通信手段を希望
する場合には後述の図12のに移る。もし他の手段も
希望せず単に拒絶する場合には、拒絶のアイコンを選択
する。で森田さんが電話受信許可を選択したとする
と、その旨がに表示され、発信者の田中さんへその旨
が連絡される。その結果、では森田さんとの都合が都
合調停サービスにより合致した旨表示されて、さらに
、へと進み通話開始となる。
【0081】図12は都合調停が行われた場合、発信
者、受信者が有する端末装置の他の表示画面の一例であ
る。送信者である田中さんの都合条件が11−1とは異
なり12−1では通話可、Mail不可、録音可、問合
せ可と設定されているとする。まずで図11と同様
に、受信者である森田さんへ電話通話の都合照会が行わ
れる旨の表示が示されている。では、森田さんの表示
画面に田中さんからの通話要求が届いている旨の表示が
される。これはもともと森田さんは電話受信が不可であ
るので、本発明の調停サービスにより電話受信の許可/
不許可の直接打診が行われる。図8に示すの手段問合
せに相当する。この場合には、画面下には許可、メニュ
ー(Mail、録音、問合せ)、拒否の選択のためのア
イコンが設けられており、森田さんが電話通話を許可す
る許可のアイコンを選択せずに、Mailを希望したと
する。でその旨が表示され森田さん自身で確認ボタン
が押されると、でその旨田中さんの表示器に森田さん
のMail希望が表示される。すなわちMailの都合
照会が行われる。もし田中さんがでMailを拒絶し
て録音を希望するために録音のアイコンを選択したとす
る。その旨、で表示され田中さんにより確認後、森田
さんの都合条件で録音は可であるのでで田中さんとの
都合調停がついた旨、表示される。森田さんによる確認
後、で田中さんにより録音がスタートして、で田中
さんより録音メッセージが届いている旨表示されて、両
者の間での都合調停サービスが完了する。
【0082】図13は上述の都合調停サービスにおける
処理フローチャートである。すなわち発信者の目的、都
合と受信者の都合が一致しなかった場合にはどのような
対応をすべきかを受信者に問い合わせ(ステップ13−
1、13−2)、また反対に受信者の都合と発信者の都
合が一致しなかった場合にはどのような対応をすべきか
を発信者に問い合わせる(ステップ13−3、13−
4)。この問合せは、発信者、受信者の間で繰り返し行
われ、双方の都合がつく条件が見つけられる。なおこの
繰り返しループは、他に選択の余地が無いまで、すなわ
ち都合調停出来なくなるまで続けられる。このようにし
て通信仲介サーバは双方の都合を調停する
【0083】図14には本発明による都合照会サービ
ス、都合調停サービスに対する課金が行われた時の、携
帯電話等の端末装置14a、15aに表示される画面の
具体例である。例えば14−1は、図12に示す例で発
信者である田中さんが受信者である森田さんへメッセー
ジを送った場合、その都合照会サービス、あるいは都合
調停サービスに対して50円の課金がされた旨を知らせ
る表示例である。また14−2は、同じく図12に示す
例で、受信者である森田さんが発信者である田中さんか
ら音声メッセージを受信した場合、その都合照会サービ
ス、あるいは都合調停サービスに対して30円の課金が
された旨を知らせる表示例である。
【0084】受信者追跡サービス 次に図15を参照にして、第3実施例にかかる受信者追
跡サービスを行う通信仲介システム3を説明する。図1
5は受信者追跡サービスの概念図である。ここで受信者
追跡サービスとは、発信者の目的管理部から送られた通
信目的情報に設定されている場所に受信者が現実に居な
い場合に、その受信者の居場所に関する追跡データを用
いて、一番近くの端末等で受信者と連絡をとるサービス
を言う。例えば図15には、本発明にかかる受信者追跡
サービスを行う通信仲介システムが、市街15−1、自
動車15−2、航空機15−3と受信者を追跡探索し、
最終的に歯科医院15−4で発見し、そこで例えば電話
連絡が入っている旨を受信者へ連絡するという、発信者
と受信者間の情報仲介システムのための通信仲介システ
ムを示している。すなわち本システムでは、受信者の携
帯電話の電源が切れているなど、受信者が見つからない
場合の解決法を提供する。
【0085】図16は、図2の通信仲介サーバ40内の
通信制御部42と、利用者認識機器60および受信通知
端末70がネットワーク11を介して結び、受信者追跡
サービスを行う通信仲介システム3で、通信仲介サーバ
が各端末装置を管理して受信者追跡サービスを行う具体
的動作手順を示す概念図である。受信者追跡サービスで
は、発信者/受信者間のコミュニケーションを確立する
際、受信者15の所在が判らない場合は、都合管理部4
2bが受信者が存在するであろう空間に対して受信者の
位置検索を行う。そして受信者の都合管理部42bは連
絡可能か否かを判断し、連絡が可能であれば連絡対象者
が存在する空間を経由して受信者に連絡手段を提供す
る。なお位置検索とは、具体的に大別して非移動体であ
る固定された空間内における位置を探し出す場合と、移
動体である刻々と位置が変わる空間内における位置を探
し出す場合がある。
【0086】同図中、利用者としての受信者15が存在
する空間とは、受信者が存在する空間、その空間に存在
するあらゆる機器、人物など、「連絡対象者」を取り巻
く自然空間、等をいう。例えば図15に示す市街地の店
舗内、高速道路を走行中のタクシー内、太平洋上の航空
機内、都市の歯科医院内などをいう。
【0087】利用者認識媒体50とは例えば携帯電話や
ICカードなどをいい、特定の利用者が認識できるもの
であればその種類は問わない。例えば受信者のIDとし
て使用するICカードを持った受信者が一定の空間を通
過するとその通過データを自動生成してデータベース化
し、これによりそのICカードを保持した人物の位置検
索が出来る等の既存医術を用いることが出来る。また携
帯電話も少なくともどの位置にその携帯電話があるのか
を判別するのはすでに多くの既存技術で可能となってい
る。
【0088】利用者認識機器60とは、上記ICカード
等の利用者認識媒体を認識し、その情報を通信仲介サー
バ内の都合管理部に通知するためのものであり、店舗や
道路などの固定空間、自動車や航空機などの移動空間な
ど、空間に設置するものとする(利用者認識機器と利用
者認識媒体を利用した受信者に限定した機能ではなく、
発信者、受信者の区別無く、全ての利用者に対する機能
である)。ここで利用者認識媒体50と利用者認識機器
60間、通信仲介サーバ40と利用者認識機器60間の
通信の手段、認識方法の手段は特に問わない。
【0089】受信通知端末70とは、通信仲介サーバ内
の受信者の都合管理部から送信する情報を受信し受信者
に伝達する機能を有する機器であり、例えば端末装置や
携帯電話、時計、ページャなどの受信者の所有物や、公
共や商用の電子情報板やスピーカーなど、種類は問わな
い。通信仲介サーバ40と受信通知端末70間の通信の
手段、認識方法の手段は問わない。
【0090】連絡用端末15bとは、受信者が端末装置
を利用できない場合に、その受信者が使用する通信用の
端末のことであり、固定電話やFAXなど、発信者へ連
絡出来るものであればその種類は問わない。利用者が保
有する端末装置、例えば携帯電話等が電源OFFとなっ
ており一時的に通信機器として利用できない状態におい
て、受信通知を受け取った後利用可能となる場合は、そ
の端末装置も連絡用端末となりうる。
【0091】次に図17を参照して、本発明の受信者追
跡サービスの動作説明を行う。図17は受信者追跡サー
ビスにおける処理フローチャートである。第1実施例の
都合照会または第2実施例に示した都合調停(ST17
−1)で、送信者、受信者間の都合が合致して双方のコ
ミュニケーションを成立させる際、受信者の所在が判ら
ずに具体的なコミュニケーション手段が確立できない場
合(ST17−2)にこの受信者追跡サービスが行われ
る。すなわちST17−3がこの受信者追跡サービスで
ある。受信者が現に保有している端末装置の電源等がO
Nの状態であり通信可能の場合には通信仲介サーバ40
からその端末装置に受信可否の問合せを行い(ST17
−3−2)、電源等がOFFで通信不可の場合には連絡
用端末15bに仲介サーバは受信可否の問合せを行う。
【0092】図16を再び参照して、より具体的に受信
者追跡サービスの動作説明を行う。利用者認識媒体50
は定期的または必要に応じて、位置情報を利用者認識機
器60に通知する。上述のように通知手段は問わない。
例えばICカードを常に保有する利用者(発信者、受信
者を問わない)がビルの中を移動している場合、その移
動中のICカードを近傍で検知する装置が利用者認識機
器60となりうる。この利用者認識機器60には利用者
認識媒体50から得られた信号により、各利用者の通過
情報、すなわち位置情報に関するデータが記憶されてお
り、都合管理部42bは利用者認識機器60が収集する
利用者認識媒体50の位置情報を利用者の移動履歴とし
て管理する機能を有する(〜)。これは時間等のデ
ータも含める。利用者認識機器60は定期的または必要
に応じて、利用者認識機器50から受信した位置情報を
都合管理部42bに通知する。この通知手段は問わな
い。
【0093】もし受信者の端末装置の電源が切れている
など、受信者が見つからない場合、次の順に処理を行
う。受信者15の都合管理部42bは、利用者の移動履
歴より受信者の移動履歴からどの利用者認識機器60近
くに受信者が居るかを判断し、その利用者認識機器60
に対して受信者15の位置検索を行うべく指示を出す
()。これは利用者認識機器60からの最新の位置情
報を得るためである。
【0094】これに対して利用者認識機器60は、受信
者15の位置情報を都合管理部42bに返す()。そ
の位置情報は通信仲介サーバ40内の追跡情報データベ
ースに記憶される。もし受信者の位置が特定または予測
できた場合は、都合管理部42bではその受信者の近く
にある、または受信者が発信者と連絡を取るのに都合の
よい特定の連絡用端末15bを決定する。
【0095】特定の連絡用端末15bが決定されるとそ
の近傍、または受信者への受信通知に最適な受信通知端
末70を選定し、今例えば誰々から電話が入っている旨
を表示して()、直接その発信者へ連絡したり、ある
いは発信者名を都合管理部42bに確認したりして、発
信者と受信者のコミュニケーションを仲介する()。
具体的には、都合管理部42bは受信通知端末70に対
して、発信者の要求情報や、どの連絡用端末を使用すべ
きかの情報の提供などを行う。
【0096】またで受信者の居場所が特定または予測
できない場合、で連絡用端末15bを決定できない場
合、あるいはで受信通知端末70を決定できない場合
には、都合調停が成立しないものとし、この時にはその
旨が発信者へ通知される。
【0097】図18は受信通知端末70の一例として列
車内の座席前に埋め込まれた座席埋め込みメッセージ表
示器70aの表示例である。この例では、受信者は例え
ば端末装置として携帯電話を保持して列車で移動中とす
る。その携帯電話の電源は切れており都合管理部42b
とは連絡がとれない状態にあった場合、図16中での
受信通知のための受診通知端末70に発信者から連絡が
入っている旨を表示する。なおこの端末装置としての携
帯電話は利用者認識媒体50としての機能を有し、電源
を切った状態においてもどこの通信セルに現在居るのか
を検知することができ、利用者認識媒体としての機能を
有するものであり、受信者の大体の位置を検知すること
が出来る。そして列車ならびに鉄道運営体は、受信者に
着信を伝えられる限りは利用者認識機器60として機能
することができる。またこの場合は、図18に例示する
座席埋め込みメッセージ表示器70aと通信仲介サーバ
へ連絡を取る公衆電話等が、実質的に受信通知端末70
として機能し、都合管理部42bから受信通知を受け
る。この場合、端末装置15aすなわち受信者15が保
有する携帯電話が、そのまま連絡用端末15bの機能を
有する。
【0098】次にこの受信者追跡サービスにおける受信
者の動作説明を行う。まず受信者15は、例示された座
席埋め込みメッセージ表示器70aにより、連絡が入っ
ている旨の通知を受け取る。そしてデッキの公衆電話に
て要求の詳細を確認し、コミュニケーションの具体的手
段を決定する。そして携帯電話の電源を入れ、携帯電話
により発信者とのコミュニケーションを確立する。
【0099】図19は他の受信通知端末70の例であ
り、非移動体、例えば病院内の待合室で用いられる院内
メッセージ表示器70bの出力部の表示例である。例え
ば病院内の医師が保有する身分証明書にICカードが用
いられている場合、そのICカードが利用者認識媒体5
0である。そのICカードを保有するとする。病院内部
の複数箇所にそのICカードの通過を検知する利用者認
識機器60が設置されており、それによりその医師が今
どこの院内メッセージ表示器70bの近くに居るかを判
断できる。そして通信仲介サーバにより、図19に示す
ようにその院内メッセージ表示器70bに連絡が入って
いる旨が表示されると共に内蔵する院内スピーカーを通
してその医師へ連絡をとり、その後に本人が発信者へ院
内電話等の連絡用端末15bで連絡をとることになる。
【0100】図20には他の例として、空間(ホテル)
内のプールサイドにて、人(ホテル従業員)より発信者
からの通話要求を受けた場合、受信通知端末70がホテ
ル従業員の動作である場合の表示例である。受信者15
はホテル滞在中であり、プールサイドで休憩している。
なお、受信者は利用者認識媒体50を所有していない。
この場合はホテル自体が利用者認識機器60として機能
することになる。すなわちホテルはプール利用者を特定
できる機能(利用者認識媒体50の機能)を有する。ホ
テル従業員の動作とホテルの内線電話が受信通知端末7
0の機能を有する。そしてホテルの内線電話が連絡用端
末15bの機能を有することになる。
【0101】キャラクターサービス 次に図21、図22を参照にして、本発明の第4実施例
にかかるキャラクターサービスを行う通信仲介システム
4を説明する。図21は本発明によるキャラクターサー
ビスの概念図であり、図22はそのキャラクターサービ
スを実現するためのシステムブロック図である。キャラ
クターサービスとは、各利用者の過去のコミュニケーシ
ョンにおけるその利用者の対応実績あるいは自由に設定
した擬似人格情報をデータ−ベース化して、利用者がそ
の後の対応手段をカスタマイズするサービスである。換
言すれば、キャラクターサービスを行う通信サービス4
では、目的管理部と都合管理部を各々擬似的な人格(キ
ャラクター)を持たせた目的キャラクター、都合キャラ
クターとして管理し、コミュニケーション上の各種の選
択肢を過去の選択実績から導き出すことが出来るように
構成されている。人格の種類、設定時期、設定方法は特
に限定しない。
【0102】図21にあるように、目的管理部41a、
42aには行動力のある擬似人格(キャラクター)を持た
せ、利用者に目的達成の意欲を提供し、信頼感、安心感
を持たせる。目的管理部を管理するキャラクターを目的
キャラクターという。一方、都合管理部41b、42b
には冷静さのあるキャラクターを持たせ、利用者に都合
保守への意欲を提供し、信頼感、安心感を持たせる。都
合管理部のキャラクターを都合キャラクターという。こ
れらの2つのキャラクターに共通しているのは「任せて
おけば何とかしてくれる」という心情が持てるところで
ある。これら2つのキャラクターは与えられた人格を持
って、発信者、受信者間でコミュニケーションの確立に
向けた動作を行う。
【0103】このキャラクターを仲介することにより、
発信者、受信者双方は、対人への心理的抵抗を軽減でき
る。最終的な判断をするのはあくまで「人」であるが、
判断材料となる情報と助言を与える、コミュニケーショ
ンに関する円滑な仲介システムを提供することができ
る。
【0104】図22はこのキャラクターサービスを実現
するためのシステムブロック図である。まずキャラクタ
ーは通信仲介サーバ40上で擬似的に生成され、利用者
14、15上で実際的な対応を実現する。人格情報DB
とは、キャラクターの人格を格納するデータベースのこ
とである。例えば、行動力や冷静さ、過去の履歴など、
キャラクターに関する情報を格納する。まず発信者14
の通信目的および通信都合情報、さらにこれに加えて人
格情報データベース22−1からその利用者の人格情報
を取り出し目的キャラクター22−2を生成する。この
人格情報データベース22−1は、過去の通信実績から
データベース化してもよいし、また各利用者自身で擬似
人格を登録してもよい。この目的キャラクターに管理さ
れた通信目的情報が受信者側の目的管理部へ送られる。
一方受信者15でも受信者の通信都合情報と受信者の人
格情報により都合キャラクター22−3が生成される。
通信都合情報は、この都合キャラクターで管理される。
そして送信者からの通信目的情報をもとに実施例2で述
べたように都合調停が行われる。ただこの都合調停では
第2実施例とは異なり発信者、受信者の擬似人格情報が
加味されている。
【0105】図23はキャラクターサービスの端末装
置、例えば携帯電話での表示画面例である。これは発信
者側の目的キャラクターの一例であり、23−1は発信
者がコミュニケーション(連絡)を要求したときの画面
例、23−2は発信者の目的と受信者の都合が一致した
場合の接続結果画面例、そして23−3は発信者の目的
と受信者の都合が一致しなかった場合の接続結果画面例
をそれぞれ示す。特に23−3で受信者と都合調停がつ
かなかった場合には、メッセージ登録の画面が用意され
ている。なお本図の示す3画面に限定されることはな
く、任意の画面数、内容を持つことができる。
【0106】図24はキャラクターサービスの端末装
置、例えば携帯電話での都合キャラクターを示す表示画
面例である。このうち24−1は発信者の目的と受信者
の都合が一致した場合の着信画面例であり、24−2は
都合が一致しなかった場合の着信画面例である。ここで
は、具体例としてメニュー項目にメッセージ記録を促
す”録音”、通話を開始する”通話”、E-Mailに
よる連絡を希望する”Mail”、FAXによる連絡を
希望する”FAX”が用意されているが、本図の示す2
画面に限定されることはなく、任意の画面数、内容を持
つことができる
【0107】図25は本発明にかかる通信仲介システム
のシステム構成図である。発信者14、受信者15はそ
れぞれ端末装置14a、15aをそれぞれ有している。
端末装置とは例えば携帯電話である。利用者14、15
からは前もって自己の受信都合に関する都合登録と、連
絡をしたい時に目的入力が行われる。それらの情報はネ
ットワーク11を介して通信仲介サーバ40内の通信都
合情報DB41a、42a、通信目的情報DB41b、
42bに記憶される。いま利用者14が利用者15に連
絡をとりたい場合を想定する。すなわち利用者14が発
信者、利用者15が受信者である。発信者の端末装置1
4aから目的入力がされ発信者の通信目的情報DBに記
憶される。通信仲介サーバ内では図示しない発信者、受
信者の目的管理部間で都合照会、あるいは都合調停要求
が行われる。そして受信者の目的管理部では自己の都合
管理部との間で都合照会、都合調停が行われる。
【0108】都合調停サービスが行われる通信仲介シス
テムで、さらに受信者追跡サービスが行われる場合に
は、利用者が各々保持する利用者認識媒体50(例えば
ICカード)を位置情報として検知する利用者認識機器
60(例えばICカード検知ゲート)からネットワーク
11を介して位置情報が通信仲介サーバ40内の追跡情
報DB42cに送られる。そしてこのデータベース内の
位置情報に基いて受信者の現在位置近くの受信通知端末
70に対して発信者から連絡が入っている旨が表示さ
れ、受信者は連絡用端末15b(例えば近くの館内電
話)で受信者へ連絡をとることになる。
【0109】さらにキャラクターサービスが行われる通
信仲介システムでは各利用者の例えば過去の通信傾向等
の各個人のキャラクターが人格DB42dに記憶され
て、図23あるいは図24に示すような発信者としての
対応、受信者としての対応がその傾向に従って優先的に
表示される。
【0110】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による通信
仲介システムでは、通信目的情報及び受信側通信都合情
報を設定管理して、発信側通信目的情報と受信側通信都
合情報とを比較して、この比較結果に基づいて通信を許
可するか否かを受信側で決定する都合検索サービスがで
きるように構成したので、発信側の通信目的及び受信側
の都合に応じてきめ細かい通信サービスを行うことがで
きるという効果がある。すなわち受信者の目的管理部が
発信者の通信目的情報を操作することにより、発信者か
らは受信者の目的管理部以降にアクセスすることことは
できないので、プライバシー保護を図ることができる。
換言すれば受信者の居場所や行動などの情報を発信者に
は隠蔽することができる。
【0111】また本発明では、別の通信制御装置又は別
の通信機器に代理させる旨の代理通信機器指定コマンド
を設定しておけば、必要に応じて別の通信制御装置又は
別の通信機器に代理させることができ、受信側の都合が
悪くても重要な情報を漏らしてしまうことがなくなると
いう効果もある。
【0112】さらに受信側で代理者の指定を代理者指定
コマンドで設定しておけば、必要に応じて例えば秘書等
が着信した電話、メール等を受信でき、指定された受信
者の都合がつかない場合でも効率よい通信が可能とな
る。
【0113】またさらに本発明の他の効果として、受信
者の都合のみを照会するだけでなく、発信者自身の通信
都合情報も同時に受信者側へ送り、受信者、発信者双方
の都合を調停する都合調停サービスを行うので、よりき
め細かな都合調整ができる効果がある。
【0114】またさらに本発明では、受信者が着信の時
に不在であっても受信者を追跡した追跡情報を有してお
り、その追跡情報にしたがって着信を知らせる受信者追
跡サービスが行われるので効率よく通信を仲介すること
ができる。
【0115】また本発明による通信仲介システムでは、
利用者一人一人の過去の通信傾向により、あるいは希望
する受信対応を入力することで、擬似的な人格(キャラ
クター)を登録するキャラクターサービスが行われるの
で、よりきめ細かな発信時、受信時の対応ができること
になる。
【0116】さらにまた本発明では、通信が終了する
と、課金・情報管理センターまたは課金・情報処理制御部
がネットワーク上における通信制御装置間の通信状態を
把握し、例えば通信目的の難易度及び通信目的の達成度
に応じて所定の課金する課金処理が行われるので、新た
なビジネスチャンスを創出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による都合照会サービスを行う通信仲
介システムで、各端末装置が通信制御装置で管理される
一例を示すブロック図である。
【図2】 本発明による都合照会サービスを行う通信仲
介システムで、各端末装置が通信仲介サーバで管理され
る一例を示すブロック図である。
【図3】 本発明による都合照会サービスの具体的動作
手順を示す概念図である。
【図4】 本発明による通信仲介システムにおいて通信
機器を指定して通信を行う際の一例を示すブロック図で
ある。
【図5】 本発明による通信仲介システムにおいて別の
代理者に代理を委任する際の一例を示すブロック図であ
る。
【図6】 本発明による通信仲介システムにおいて別の
通信機器に通信を代理委任する際の一例を示すブロック
図である。
【図7】 本発明による通信仲介システムにおいて課金
・情報管理センター、または課金・情報管理制御部で課金
処理を行う際の一例を示す作用図である。
【図8】 本発明による都合調停サービスを行う通信仲
介システムで、通信仲介サーバが各端末装置を管理して
都合調停サービスを行う具体的動作手順を示す概念図で
ある。
【図9】 本発明による都合照会サービスおよび都合調
停サービスにおいて、通信都合情報を設定する際の利用
者の端末装置における表示画面の一例である。
【図10】 基本設定以外の項目を設定する場合の端末
装置における表示画面の一例である。
【図11】 本発明による都合調停が行われた場合、発
信者、受信者が有する端末装置の表示画面の一例であ
る。
【図12】 本発明による都合調停が行われた場合、発
信者、受信者が有する端末装置の他の表示画面の一例で
ある。
【図13】 本発明による都合調停サービスにおける処
理フローチャートである。
【図14】 本発明による都合照会サービス、都合調停
サービスに対する課金が行われた時の、端末装置に表示
される画面の具体例である。
【図15】 本発明による受信者追跡サービスの概念図
である。
【図16】 本発明による受信者追跡サービスを行う通
信仲介システムで、通信仲介サーバが各端末装置を管理
して受信者追跡サービスを行う具体的動作手順を示す概
念図である。
【図17】 本発明による受信者追跡サービスにおける
処理フローチャートである。
【図18】 受信通知端末の一例として列車内の座席前
に埋め込まれた座席埋め込みメッセージ表示器の表示例
である。
【図19】 他の受信通知端末の例であり、非移動体、
例えば病院内の待合室で用いられる院内メッセージ表示
器の表示例である。
【図20】 他の受信通知端末の例であり、空間(ホテ
ル)内のプールサイドにて、ホテル従業員より発信者か
らの通話要求を受けた場合、受信通知端末がホテル従業
員の動作である場合の表示例である。
【図21】 本発明によるキャラクターサービスの概念
図である。
【図22】 キャラクターサービスを実現するためのシ
ステムブロック図である。
【図23】 キャラクターサービスの端末装置、例えば
携帯電話での目的キャラクターを示す表示画面例であ
る。
【図24】 キャラクターサービスの端末装置、例えば
携帯電話での都合キャラクターを示す表示画面例であ
る。
【図25】 本発明にかかる通信仲介システムのシステ
ム構成図である。
【符号の説明】
11 ネットワーク 12、13、16 通信制御装置 12a、13a、16a 目的管理部 12b、13b、16b (受信側)都合管理部 14a、15a、17a 端末装置 21−1〜21−N、23、24 通信機器 22 携帯端末装置 30 課金・情報管理センター
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 秀行 京都市下京区塩小路通堀川東入南不動堂町 801番地 オムロン株式会社内 (72)発明者 清水 敦 京都市下京区塩小路通堀川東入南不動堂町 801番地 オムロン株式会社内 (72)発明者 上田 博也 京都市下京区西洞院木津屋橋通東入ル オ ムロンソフトウェア株式会社内 (72)発明者 阪谷 信幸 京都市下京区西洞院木津屋橋通東入ル オ ムロンソフトウェア株式会社内 Fターム(参考) 5K024 AA01 AA31 AA41 BB00 CC01 CC07 CC11 DD01 DD03 FF01 FF05 GG01 GG03 5K051 AA08 BB01 BB02 CC01 CC02 CC07 DD00 EE01 EE02 FF00 5K101 KK02 KK20 LL01 LL02 MM07 RR00 TT02 UU19

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の端末装置が接続され通信ネットワ
    ークで互いに接続された通信仲介システムであって、該
    通信仲介システムはそれぞれの該端末装置利用者が送信
    する際の要望事項である通信目的情報を管理する目的管
    理部と、該端末装置利用者が受信する際における要望事
    項である通信都合情報を管理する都合管理部とで構成さ
    れ、前記端末装置の一つが発信側端末装置となった際、
    該発信側端末装置利用者の前記目的管理部は、前記通信
    目的情報に基づいて発信を行うとともに前記通信目的情
    報を発信側通信目的情報として受信側端末装置の受信側
    通信目的管理部に送ることで、発信側および受信側の前
    記端末装置の間で通信を仲介するように構成されたこと
    を特徴とする通信仲介システム。
  2. 【請求項2】 発信側端末装置と受信側端末装置の前記
    目的管理部および前記都合管理部は、それぞれの端末装
    置が接続された複数の通信制御装置内に分散配置され、
    該複数の通信制御装置は前記通信ネットワークで相互に
    接続されるように構成されたことを特徴とする請求項1
    記載の通信仲介システム。
  3. 【請求項3】 発信側端末装置と受信側端末装置の前記
    目的管理部および前記都合管理部は、前記複数の端末装
    置と前記通信ネットワークを介して接続する通信仲介サ
    ーバ内に設けられた、該複数の端末装置毎の領域に集中
    配置されるように構成されたことを特徴とする請求項1
    記載の通信仲介システム。
  4. 【請求項4】 前記発信側通信目的情報を受けると、前
    記受信側目的管理部は前記受信側都合管理部に管理され
    ている通信都合情報と該発信側通信目的情報とを比較し
    て、該比較結果に応じて前記発信側端末装置と受信側端
    末装置との通信を許可する都合照会サービスを行うよう
    に構成されたことを特徴とする請求項1記載の通信仲介
    システム。
  5. 【請求項5】 前記利用者の通信都合情報には通信を許
    可するか拒否するかを示す許可/拒否情報を含むように
    構成されたことを特徴とする請求項4記載の通信仲介シ
    ステム。
  6. 【請求項6】 前記許可/拒否情報には、発信相手側を
    選別する受信相手側情報、通信手段を選別する通信手段
    選別情報、通信方式を選別する通信方式選別情報、受信
    側の置かれた環境を選別する環境選別情報、通信時間帯
    を選別する通信時間帯選別情報、及び通信を行う際の条
    件を選別する通信条件選別情報のうちの少なくとも一つ
    を含むように構成されたことを特徴とする請求項5記載
    の通信仲介システム。
  7. 【請求項7】 前記受信側通信都合情報は前記端末装置
    からのアクセスに基づいて前記受信側都合管理部に設定
    され、該設定の際、前記受信側都合管理部は前記端末利
    用者を識別確認した後、前記受信側通信都合情報の設定
    を行うように構成されたことを特徴とする請求項1乃至
    6のいずれかに記載された通信仲介システム。
  8. 【請求項8】 前記受信側通信都合情報若しくは前記通
    信目的情報を変更する際には、前記端末利用者の識別確
    認をした後、前記変更を行うように構成されたことを特
    徴とする請求項7に記載された通信仲介システム。
  9. 【請求項9】 前記通信目的情報には、受信相手側を指
    定する受信相手側指定情報、通信手段を指定する通信手
    段指定情報、通信方式を指定する通信方式指定情報、受
    信側の置かれた環境を指定する環境指定情報、通信時間
    帯を指定する通信時間帯指定情報、及び通信を行う際の
    条件を指定する通信条件指定情報のうちの少なくとも一
    つを含むように構成されたことを特徴とする請求項1乃
    至8のいずれかに記載された通信仲介システム。
  10. 【請求項10】 前記通信目的情報は前記端末装置から
    のアクセスに基づいて前記目的管理部に設定され、該設
    定の際、前記目的管理部は前記端末利用者の識別確認を
    した後、前記通信目的情報の設定を行うように構成され
    たことを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載さ
    れた通信仲介システム。
  11. 【請求項11】 前記受信側都合管理部に別の通信制御
    装置に代理させる旨の代理者指定コマンドを設定できる
    ように構成されたことを特徴とする請求項2記載の通信
    仲介システム。
  12. 【請求項12】 前記受信側通信制御装置は前記代理者
    指定コマンドに応じて前記別の通信制御装置を代理通信
    制御装置として前記発信側通信目的情報を前記代理通信
    制御装置に渡すように構成されたことを特徴とする請求
    項11記載の通信仲介システム。
  13. 【請求項13】 前記発信側通信目的情報に受信側で使
    用すべき特定の通信機器が指定通信機器として指定され
    ていると、前記受信側都合管理部は前記指定通信機器を
    制御して該指定通信機器による通信を許可するように構
    成されたことを特徴とする請求項2記載の通信仲介シス
    テム。
  14. 【請求項14】 前記受信側通信制御装置の前記受信側
    都合管理部に別の通信機器に代理させる旨の通信機器代
    理者指定コマンドが設定されていると、前記受信側通信
    制御装置は該通信機器代理者指定コマンドに応じて該代
    理指定された通信機器を代理通信機器とするように構成
    されたことを特徴とする請求項2記載の通信仲介システ
    ム。
  15. 【請求項15】 発信側通信目的情報と受信側通信都合
    情報を把握しておき、前記通信終了の都度通信目的若し
    くは都合の難易度及び通信目的若しくは都合の達成度に
    応じて前記発信側若しくは受信側に都合照会サービス料
    として課金を行うよう構成されたことを特徴とする請求
    項4記載の通信仲介システム。
  16. 【請求項16】 前記端末装置の一つが発信側端末装置
    となった際、該発信側端末装置利用者の前記目的管理部
    は、前記発信側の通信目的情報と通信都合情報の双方を
    受信側端末装置の受信側目的管理部に送信し、該受信側
    目的管理部は受信した発信側の通信都合情報と受信側の
    都合管理部に管理されている通信都合情報とを比較し
    て、発信側および受信側の通信都合情報に一致した通信
    条件があれば該一致した通信条件で前記発信側端末装置
    と受信側端末装置との通信を許可し、一致しない場合に
    は受信側の利用者へ前記受信側の通信管理部に管理され
    ている受信側の通信都合情報以外の通信条件で受信する
    か否かを問い合わせ、さらに必要により発信側の利用者
    へは前記発信側の通信都合情報以外の通信条件で発信す
    るか否かを相互に問い合わせることにより都合調停を行
    いながら、発信側および受信側双方の共通する通信条件
    を見つけ出すことにより前記発信側端末装置と受信側端
    末装置との通信を許可する都合調停サービスを行うよう
    に構成されたことを特徴とする請求項1記載の通信仲介
    システム。
  17. 【請求項17】 前記受信側および送信側の都合管理部
    に予め管理されている通信都合情報以外の条件で受信あ
    るいは発信するか否かの問い合わせは、受信側および発
    信側の双方の前記通信端末装置上に設けられた表示部に
    該問い合わせを表示し、前記受信側および発信側の利用
    者が該表示部上で他の通信条件を選択することにより行
    われるように構成されたことを特徴とする請求項16記
    載の通信仲介システム。
  18. 【請求項18】 発信側通信目的情報と受信側通信都合
    情報を把握しておき、前記通信終了の都度通信目的若し
    くは都合の難易度、通信目的若しくは都合の達成度、ま
    たは都合調停の困難性等に応じて前記発信側若しくは受
    信側に都合調停サービス料として課金を行うよう構成さ
    れたことを特徴とする請求項16記載の通信仲介システ
    ム。
  19. 【請求項19】 前記端末装置の一つが受信側端末装置
    となった際、該端末装置利用者が受信する際における要
    望事項である通信都合情報を管理する都合管理部が該受
    信側端末装置の利用者と直接連絡ができない場合、一定
    の空間内に設けられた利用者認識装置が該利用者が保持
    する利用者端末媒体を検知することにより得られた該利
    用者の位置情報を該都合管理部が得て、該位置情報によ
    り特定された位置の近傍に設けられた受信通知端末へ該
    都合管理部から受信通知を出すことで、該利用者が連絡
    用端末で前記発信者と連絡を取ることができる受信者追
    跡サービスを行うように構成されたことを特徴とする請
    求項1記載の通信仲介システム。
  20. 【請求項20】 前記利用者端末媒体には各利用者のI
    Dが保持されて、該IDを前記利用者認識装置が認識し
    た後、該利用者認識装置から前記都合管理部に対して定
    期的に、または該都合管理部からの要求により前記利用
    者の位置情報を送信するように構成されたことを特徴と
    する請求項19記載の通信仲介システム。
  21. 【請求項21】 前記利用者端末媒体がICカードであ
    り、非移動体空間内に設置された前記利用者認識装置か
    らの信号により該ICカード上のIDを認識することに
    より該空間内で前記利用者の位置情報を得ることができ
    るように構成されたことを特徴とする請求項19記載の
    通信仲介システム。
  22. 【請求項22】 前記利用者端末媒体が携帯電話であ
    り、移動体空間である通信セル内に設置された前記利用
    者認識装置が該携帯電話からの信号を検知してIDを認
    識することにより該空間内で前記利用者の位置情報を得
    ることができるように構成されたことを特徴とする請求
    項19記載の通信仲介システム。
  23. 【請求項23】 発信側通信目的情報と受信側通信都合
    情報を把握しておき、前記通信終了の都度通信目的若し
    くは都合の難易度、通信目的若しくは都合の達成度、ま
    たは追跡サービスでの利用者の位置情報入手の困難性、
    等に応じて前記発信側若しくは受信側に課金を行うよう
    構成されたことを特徴とする請求項19記載の通信仲介
    システム。
  24. 【請求項24】 前記目的管理部および前記都合管理部
    に、それぞれ過去の発信データおよび受信データから生
    成された、あるいは任意に設定された前記利用者の特定
    の擬似人格キャラクターをデータベース化し、発信及び
    受信の際に該擬似人格キャラクターに一致した発信及び
    着信の対応ができるキャラクターサービスを行うように
    構成されたことを特徴とする請求項1記載の通信仲介シ
    ステム。
  25. 【請求項25】 前記キャラクターサービスが、前記発
    信側および受信側の利用者に効率のよい通信条件選択の
    判断材料を与えることができるように構成されたことを
    特徴とする請求項24記載の通信仲介システム。
  26. 【請求項26】 発信側通信目的情報と受信側通信都合
    情報を把握しておき、前記通信終了の都度通信目的若し
    くは都合の難易度、通信目的若しくは都合の達成度、ま
    たはキャラクターサービスでの利用者の利便性、等に応
    じて前記発信側若しくは受信側に課金を行うよう構成さ
    れたことを特徴とする請求項25記載の通信仲介システ
    ム。
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