JP3322782B2 - 曖昧さの解決論理を備えたキーボード - Google Patents

曖昧さの解決論理を備えたキーボード

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JP3322782B2
JP3322782B2 JP30473195A JP30473195A JP3322782B2 JP 3322782 B2 JP3322782 B2 JP 3322782B2 JP 30473195 A JP30473195 A JP 30473195A JP 30473195 A JP30473195 A JP 30473195A JP 3322782 B2 JP3322782 B2 JP 3322782B2
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    • B41J5/10Arrangements of keyboards, e.g. key button disposition
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    • G06F3/0237Character input methods using prediction or retrieval techniques

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はデータ入力装置に係
り、特に、多数の文字キーを有するキーボードに関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、ラップトップ、ノートブック、及
び、パームトップ形コンピュータは、非常に携帯性があ
り、事務所、家庭、及び海外へ容易に携行し得るので徐
々に普及し始めている。同時に、このようなコンピュー
タ用のキーボードは寸法が小さくなりつつある。例え
ば、典型的な標準サイズのキーボードは、富士通モデル
FKD4870形キーボードのように、略18インチ
(45.72センチメートル)の幅と、7インチ(1
7.78センチメートル)の奥行きがある。一方、富士
通製のポケットPCプラス プロリニアPS1000(P
oget PC Plus ProlinearPS1000)形パームトップコンピ
ュータのような平均的なパームトップ形コンピュータ
は、キーボード、シャーシ及びディスプレイ組立体を含
む全体的な外形寸法が幅10インチ(25.4センチメ
ートル)、奥行き4インチ(10.16センチメート
ル)よりも小さい。上記キーボードの小型化を限定する
要因は、平均的な人の手の大きさである。コンピュータ
の寸法が小さくなるに従って、狭小化した範囲で通常の
タッチタイプ技能を適用する問題は増大する。一つの解
決法は、標準サイズのキーボードの全機能が組み込まれ
たキーボードでかつ片手で効果的に使えるものを作成す
ることである。この方法によれば、ユーザが必要とする
多数の文字、数字、及び機能を含むため、2個以上の文
字、数字、又は機能を有するよう多数のキーを構成する
必要がある点に問題がある。
【0003】標準的なキーボードは、ローマ字の各文字
に対応する26個の英字キーで設計されている。数字、
機能、及び他の補助的なキーを付加することにより、キ
ーの個数は実質的に増加する。例えば、富士通モデルF
KB4870形キーボードは101個のキーを有する。
キーの個数を20個未満に削減することにより、片手で
使用可能なキーボードを作成し得るようになる。しか
し、26個未満のアルファベット文字キーしかないキー
ボードを設計する場合、1個のキーに対し2個以上のア
ルファベット文字を割り当てる問題が生じる。更に、上
記多重文字キーが使用される場合、常に、2個以上のア
ルファベット文字の中で何れのアルファベット文字が選
択されるかに関し曖昧さを解決する必要があるという問
題が生じる。
【0004】上記問題点の一つの解決法は、ユーザが多
重文字キーに割り当てられた数個のアルファベット文字
の中で選択できるように親指キーを使用することであ
る。エンドフィールド(Endfield)に発行された米国特許
第4,360,892 号明細書には、指及び親指キーを備えた片
手キーボードを有する携帯形ワードプロセッサが開示さ
れている。上記キーは、文字、数字、又は、句読点を入
力するため調和的に入力されるが、オペレータが親指キ
ーの中の一つを用いてキーボードを選択した後、特定の
文字を選択するために親指キーが使用されることはな
い。
【0005】ベクァート(Bequaert)等に発行された米国
特許第4,042,777 号明細書には、指及び親指キーを備え
た片手キーボードが記載されている。オペレータはアル
ファベット又はケースを選択するため親指キーを押し、
アルファベット又はケースの中の1文字を個別に識別す
るため1本の指で最大4個の指キーを押すことが可能で
ある。オペレータは、アルファベット又はケースを選択
した後に、特定の文字を選択するため親指キーを押すこ
とはない。
【0006】マティアス(Mathias) に発行された米国特
許第5,288,158 号明細書には、完全なキーボードの半分
に相当するキーを有する片手キーボードが開示されてい
る。指キーは、標準形キーボードの半分毎に1個ずつあ
る2個の文字をキー入力するため使用される。オペレー
タは、2種類の半分形のキーボードの一方を選択するた
め親指で変更キーを押す。上記'892号、'777号、'158号
特許の問題は、ユーザが大部分のキー打ちの際に親指キ
ーを使用するかどうかを判断する必要がある点である。
【0007】多重文字キーを使用して入力された2個以
上のアルファベットを識別する問題の別の解決法は、後
で曖昧さを解決することである。ホー(Ho)に発行された
米国特許第4,484,305 号明細書には、ユーザが標準のQ
WERTY形キーボードを使用して中国語、日本語、又
は、その他の表意文字を入力することが可能な音声(pho
netic)ワードプロセッサが開示されている。ユーザは、
単語を構成する3要素である子音、母音及びトーンを選
択する。表意文字は、同一音を有する全ての単語(同音
異議語)と共にスクリーンに表示される。
【0008】ヨン−ミン(Yong-Min)に発行された米国特
許第4,684,926 号明細書には、図形的な形式に従って符
号化された中国語の文字及び句の語根を構成する基本的
な字画の配置からなるキーボードを有する中国語文字の
符号化装置が開示されている。ユーザは同一の符号を有
する文字を切り換える。上記'305号及び'926号特許で採
用された方法は、上記装置によって個々の表意文字又は
同音異義語の間の曖昧さの解決が可能になるが、多重文
字の単語の間の曖昧さを解決することができないという
問題がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従って、キーのシーケ
ンスが入力されたとき、好ましくは、キー1個当たりに
2個以上の文字が割り当てられた片手キーボードからキ
ーのシーケンスが入力されたとき、その名前のキーに割
り当てられた多数の文字の間で曖昧さを解決するキーボ
ードが必要である。更に、片手の指による最も効率的な
入力のためキーが配置されたキーボードが必要である。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の一実施例のキー
ボードは、人の片手の指による操作用のキーボードであ
る。各文字キーは、操作されたとき、割り当てられた文
字を発生することが可能である。第1のキーの組は、片
手の人差し指による操作のため配置され、文字n及びp
を割り当てられた少なくとも1個のキーと、文字t及び
gを割り当てられた少なくとも1個のキーと、中指によ
る操作のため配置され、文字r及びcを割り当てられた
少なくとも1個のキーと、薬指による操作のため配置さ
れ、文字k及びzを割り当てられた少なくとも1個のキ
ーと、小指による操作のため配置され、文字j及びwを
割り当てられた少なくとも1個のキーとを有する。第2
のキーの組は、片手の人差し指による操作のため配置さ
れ、文字d及びuを割り当てられた少なくとも1個のキ
ーと、文字f及びxを割り当てられた少なくとも1個の
キーと、中指による操作のため配置され、文字m及びy
を割り当てられた少なくとも1個のキーと、薬指による
操作のため配置され、文字l及びvを割り当てられた少
なくとも1個のキーと、小指による操作のため配置さ
れ、文字b及びqを割り当てられた少なくとも1個のキ
ーとを有する。上記第1及び第2のキーの組の間にある
中間のキーの組は、片手の人差し指による操作のため配
置され、文字aを割り当てられた少なくとも1個のキー
と、文字eを割り当てられた少なくとも1個のキーと、
中指による操作のため配置され、文字i及びhを割り当
てられた少なくとも1個のキーと、薬指による操作のた
め配置され、文字o及びsを割り当てられた少なくとも
1個のキーとを有する。
【0011】上記本発明のキーボードは、好ましくは、
片手の指による操作のため配置されたキーボード機能キ
ーを更に有し、上記第1のキーの組は、発生された上記
文字の大文字化の制御のため上記キーボード内で操作可
能であり、小指による操作のため配置された少なくとも
1個のキーボード機能キーを更に有する。好ましくは、
上記中間のキーの組は、小指による操作のため配置さ
れ、上記文字の中の2個以上を割り当てられた上記文字
キーの中の一つが操作されたとき、複数の上記キーの操
作中に上記発生された文字の間の曖昧さの解決を誘起す
る少なくとも1個のキーボード機能キーを有する。
【0012】好ましくは、上記第2のキーの組は、小指
による操作のため配置され、発生された文字の間に空白
文字を入れるための少なくとも1個のキーボード機能キ
ーを有する。更に、好ましくは、片手の親指による操作
のため配置された副キーの組が上記キーボードの制御の
ため設けられる。
【0013】好ましくは上記キーは実質的に平行の行及
び対角の列に配置される。上記対角の列は:文字n、
p、a、d及びuを割り当てられたキーを有する第1の
対角の列と;文字t、g、e、f及びxを割り当てられ
たキーを有する第2の対角の列と;文字r、c、i、
h、m及びyを割り当てられたキーを有する第3の対角
の列と;文字k、z、o、s、l及びvを割り当てられ
たキーを有する第4の対角の列と;文字j、w、b及び
qを割り当てられたキーよりなる第5の対角の列とから
なる。
【0014】更に、好ましくは、2個以上の文字を割り
当てられ、複数のキーの操作中に上記文字キーの中の一
つが操作されるとき、上記発生される文字の間の曖昧さ
の解決を誘起する少なくとも1個の機能キーを備えた第
6の対角の列が小指による操作のため配置される。好ま
しくは、上記キーボードは、図2又は3に示されたよう
に配置されたキーを有する。
【0015】本発明の一実施例のキーボードは、アルフ
ァベット文字を片手の指で入力するキーボードである。
上記キーボードは、第1、第2及び中間の文字入力キー
行よりなり、上記中間の行は上記第1及び第2の行の間
にある。上記中間の行において、上記文字入力キーは、
連続的な順で“a”キーと、“e”キーと、“i”及び
“h”キーと、“o”及び“s”キーである。上記第1
の行において、上記文字入力キーは、連続的な順で
“n”及び“p”キーと、“g”及び“t”キーと、
“c”及び“r”キーと、“z”及び“k”キーと、
“w”及び“j”キーである。上記第2の行において、
上記文字入力キーは、連続的な順で“d”及び“u”キ
ーと、“f”及び“x”キーと、“m”及び“y”キー
と、“l”及び“v”キーと、“b”及び“q”キーで
ある。
【0016】好ましくは、上記列挙された各文字の表記
が対応するキーに関連して表示される。好ましい一実施
例において、各文字の各表記は対応するキー上にある。
好ましい一実施例において、上記キーは実質的に平行の
行及び対角の列に配置される。上記対角の列は:n、
p、a、d及びuのキーよりなる第1の対角の列と;
t、g、e、f及びxのキーよりなる第2の対角の列
と;r、c、i、h、m及びyのキーよりなる第3の対
角の列と;k、z、o、s、l及びvのキーよりなる第
4の対角の列と;j、w、b及びqのキーよりなる第5
の対角の列とからなる。
【0017】好ましくは、上記第5の対角の列と上記中
間の行は、キーボード制御用の機能キーと、かかる制御
キーと関連して表示される表記“Ar”とを有する。本
発明の一実施例の文字発生器は、文字の入力用のキーよ
りなるキーボード用の文字発生器である。各キーは文字
を割り当てられ、キーの中の少なくとも幾つかの各キー
は多数の文字を割り当てられた多重文字キーである。発
生器は、上記文字キーの各シーケンスに割り当てられた
上記文字の中の一つを発生し、何れかの多重文字キーが
上記キーのシーケンス内に入力されたとき、発生される
べき正しい文字に関し曖昧さがある。曖昧さの解決装置
は、上記キーのシーケンスの中に入力された上記多重文
字キーの何れかに対し上記正しい文字を決定するため上
記既に入力された文字キーのシーケンスに基づいて動作
する。
【0018】本発明の一実施例のキーボード文字入力装
置は、各々に文字が割り当てられ、多数の文字を割り当
てられた多重文字キーを含むキーを有する。文字発生器
は、上記キーのシーケンスの入力時に、上記キーの各シ
ーケンスに割り当てられた文字を含む上記文字のシーケ
ンスを発生し、上記文字のシーケンスに含まれるべく正
しく割り当てられた文字に関し、入力された多重文字キ
ーに割り当てられた上記多数の文字の間に曖昧さがあ
る。多重文字解決装置は、曖昧さを解決するため、入力
された上記文字のシーケンスに応答する。
【0019】本発明の他の実施例の文字シーケンスの発
生方法は、割り当てられた文字の入力用のキーを有する
キーボード用の文字発生器を使用して文字シーケンスを
発生する。キーの中の少なくとも幾つかの各キーは多数
の文字を割り当てられた多重文字キーである。上記発生
器は、上記キーボードで入力された上記文字キーの各シ
ーケンスに割り当てられた上記文字の中の一つを発生す
るため使用される。上記多重文字キーが上記キーのシー
ケンスに入力されたとき、発生されるべき正しい文字に
関し曖昧さが存在する。既に入力された文字キーのシー
ケンスに基づいて、入力された文字のシーケンス内の多
重文字キーに対する正しい文字に関し解決する。
【0020】以下の詳細な説明では、本発明の最良の実
施の形態と考えられる例として本発明の好ましい実施例
だけを示し説明しているが、本発明はそれらの例に限定
されることはなく、本発明のその他の実施例は当業者に
とって容易に明らかになる。本発明の精神及び目的の範
囲を逸脱することなく、本発明は他の種々の実施例が可
能であり、その詳細は種々の明白な観点に基づいて変更
し得ることが認められる。従って、図面及び詳細な説明
は、制限的ではなく、本質的に例示であると見なす必要
がある。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の実施例を説明する。図26は本発明の一実施例のキー
ボード装置を示す図である。キー及びキースイッチ(図
示せず)を有するキーボード276は、打鍵又は入力さ
れた各キーを表わす2値符号化ディジタル信号をキーボ
ードコントローラ285へ送出する。キーボードコント
ローラ285は、入力されたキーに固有の信号をディジ
タルコンピュータ又はマイクロプロセッサ286に送出
する。コンピュータプログラムの制御下にあるマイクロ
プロセッサ286は、入力されたキーを認識し、入力さ
れたキーに割り当てられた文字又は記号をディジタル符
号化された信号の形式で形成又は発生する。文字又は記
号の視覚的な表示は視覚用ディスプレイ277に形成さ
れる。
【0022】かかる本発明の一実施例は、従来の両手キ
ーボードに使用してもよいが、片手キーボードの場合、
特に、効果的である。以下の説明は、キーの空間的な配
置と、曖昧さの解決論理と、ソフトウェアエミュレータ
及びハードウェア実装部とからなる三つの節により構成
される。 I. キーの空間的配置 図1、2及び3を参照するに3種類の片手キーボードが
示されている。図1は、上側の指キー行2と、内側の指
キー行3と、下側の指キー行4を有し、第1、中間及び
第2のキー行を形成するキーパッド1よりなる右利き用
片手キーボード1の全体的なレイアウトを示す図であ
る。例えば、全部で18個の指キーに対し1行当たり6
個の指キーがある。行2、3及び4のキーは、列a、
b、c、d、e及びfに配置された文字キーである。列
a乃至eには、各々が少なくとも1個の文字を発生する
ため割り当てられたキーがある。機能キーである第3行
第f列のキーは例外である。各行の第f列のキーは、キ
ーボードの機能を制御するための機能キーである。図2
及び3の実施例には3個の親指キーの組が含まれている
が、図1の例には含まれていない。図2及び3の実施例
は親指キーの組6を有する。
【0023】キーボードは、図2に示すような右利き用
キーパッド1’、又は、図3に示すような左利き用キー
パッド1”の何れを用いても構成することが可能であ
り、一方の特定のキー配置は、もう一方の鏡像であるこ
とが好ましい。図2には、右利き用片手キーボード5が
3個の右手親指キー6と共に示されている。 A. キーの割り当て 図2及び3は、右利き用片手キーボード5の各キーに割
り当てられた文字、制御及び機能を示すため名称が付け
られている。右利き用片手キーボード5及び左利き用片
手キーボード7の機能性、部品の配置、動作は、本質的
に同一であるので、一方についての説明は、もう一方に
適用し得ることが認められる。親指キー6は従来のシフ
トキーと同様の方法で機能する。各文字キーには主文字
が割り当てられている。指キーの中には代替文字又は特
殊機能が割り当てられているものがある。親指キーは、
代替文字にアクセスするため、又は、特殊機能を実行す
るため指キーと同時に押される。
【0024】図2には第2、3及び4行の第a乃至f列
の14個の指キーに割り当てられた26文字のローマ字
が示され、その中の2文字だけが単独の文字キーに割り
当てられている。上記キーは第3行の第a及びb列の文
字A及びEである。残りの12個の指キーは、各々に2
文字が割り当てられた多重文字キーである。各多重文字
に割り当てられ、下側に図示された文字は、ユーザがそ
の多重文字キーを押したときに形成される主文字であ
る。各多重文字キーの上側の文字は、ユーザが親指キー
T2と多重文字キーを同時に入力したときに記録される
代替文字である。従って、主文字の組は、文字A、B、
D、E、F、I、J、K、L、M、N、O、R及びTよ
りなる。代替文字の組は、文字C、G、H、P、Q、
S、U、V、W、X、Y及びZよりなる。以下の説明に
おいて、指キーは、特に指定されない限り、割り当てら
れた主文字の名前で呼ぶ。
【0025】右利き用キーボードの場合左から右に、左
利き用キーボードの場合右から左に並べられたアルファ
ベットキーの割り当ては、主/代替文字の順序で表す
と、上側の行2に対し:N/P、T/G、R/C、K/
Z及びJ/Wであり、内側の行3に対し:A、E、I/
H及びO/Sであり、下側の行4に対し:D/U、F/
X、M/Y、L/V及びB/Qである。以下に説明する
曖昧さの解決論理は、2文字以上の各多重文字キーの2
重使用により生じる曖昧さを解決する。
【0026】アルファベット以外の4個の指制御キーが
存在する。上側の行2の最も右側、即ち、第2行第f列
のキーは、Up−Ctrl/En−Numキーである。
このキーに割り当てられ主機能は、大文字化制御機能U
p−Ctrlであり:通常、小文字が発生される。Up
−Ctrlキーは大文字を発生させる。代替機能En−
Numによって、キーボードは数字入力モードへ切換え
られ、或いは、数字入力モードが中止され、このキーを
入力することにより、アルファベット文字の代わりに数
字が形成される。代替機能にアクセスするため、ユーザ
は親指キーT2とUp−Ctrl/En−Numキーを
同時に押す。
【0027】内側の行3の右側からの第2のキーはAr
/Crキーであり、第e列の中で文字キー以外の唯一の
キーである。主機能Arは曖昧さの解決論理を開始させ
る。代替機能Crは改行を入力する。代替機能にアクセ
スするため、ユーザは親指キーT2とAr/Crキーを
同時に押す。内側の行3の第f列、即ち、最も右側のキ
ーは、Tc/Ctrlキーである。主機能Tcは終端文
字、即ち、句読点を形成する。利用可能な終端文字の組
を以下に説明する。代替機能Ctrlは、制御機能の入
力を可能にさせる。代替機能にアクセスするため、ユー
ザは親指キーT2と指キーTc/Ctrlを同時に押
す。
【0028】行4の最も右側のキー、即ち、下側の行4
の第f列は、Sp/Shfキーである。主機能Spは空
白を入力する。代替機能Shfにより、ユーザはケース
シフト又はカーソルアップ移動のような特殊コードを入
力することが可能になる。代替機能にアクセスするた
め、ユーザは親指キーT2とキーSp/Shfを同時に
押す。
【0029】片手キーボードの使用を容易にするため、
右利き用の場合に内側の行のキー配列は、キーEに人差
し指、キーIに中指、キーOに薬指、キーArに小指、
キーT2に親指とされている。 B. アルファベット文字キー割り当ての基礎 片手キーボードを構成する指キーへのアルファベット文
字の割り当ては、3個の変数の関数である。
【0030】第1の変数は通常の英文中の各アルファベ
ット文字の出現頻度である。文字の出現頻度は、表1に
示され、ビーチング(W.A. Beeching) 著の“タイプライ
ターの百年(The Century of the Typewriter) ”、ペー
ジ41−42(1974年にロンドンで発行)に詳述さ
れている。
【0031】
【表1】
【0032】上記表1には、26文字のローマ字が左か
ら右、上から下に頻度が減少する順に並べられている。
従って、最も出現頻度の高い7文字は、図2のキーボー
ドの中程及び左上のキーE、T、A、O、N、R及びI
である。片手キーボード内のキー配置の第2の変数は、
相対的な指の動き易さである。各指の動き易さは、横方
向移動、屈曲、伸展の3個の変数で定義される。横方向
移動とは、水平方向、左右方向に指を移動させる相対的
な能力を示している。従って、人差し指と小指は、共に
「外側」の指であるため、最も大きい横方向移動をうけ
る。一方、中指及び薬指は、共に両側を別の指で拘束さ
れ:即ち、人差し指と薬指が中指を取り囲み、中指と小
指が薬指を取り囲んでいるので、最も小さい横方向移動
をうける。従って、片手キーポードは、人差し指及び小
指に夫々2列のキー列を割り当て、中指及び薬指に夫々
1列のキー列を割り当てる。
【0033】屈曲とは指が曲がる能力を示している。通
常、手の全ての指は同様の柔軟性がある。伸展とは指が
外側に伸びる能力を示している。通常、全ての指は同様
の伸展性がある。しかし、キー配置の設計において、屈
曲及び伸展の有効性は指の長さによる影響を受ける。即
ち、小指は、中指又は薬指よりも大きい範囲の横方向移
動を受けるが、その長さが短いため内側の行から遠くへ
移動させるのに最も不適当な指である。小指を内側の行
から遠くへ移動させるためには、手全体を移動させるこ
とが必要であり不所望な副作用が生じる。しかしなが
ら、小指は、指の移動のタイミングを合わせ、別の指を
内側の行の位置に留める助けをするため良好な機能が設
けられている。この結果として、片手キーボードにおけ
る小指用の内側の行の位置は、本発明の好ましい一実施
例において頻繁に使用される機能、即ち、曖昧さの解決
論理を誘起するキーArである。
【0034】図2のキーボードは、指の相対的な動き易
さと、通常の文章内の各アルファベット文字の出現頻度
とに従ってアルファベット文字を割り当てる。人差し指
は、全体で最大の動き易さを享受しているので、最も頻
繁に使用される4文字、A、E、N及びTが人差し指に
割り当てられる。更に、下側の行の位置ではあるが、文
字D及びFが人差し指に割り当てられる。
【0035】最も頻繁に使用されるアルファベット文字
Eは、人差し指の内側の行の位置に割り当てられてい
る。2番目に頻繁に使用されるアルファベット文字T
は、人差し指の上側の行の位置に割り当てられている。
3番目に頻繁に使用されるアルファベット文字Aは、人
差し指の左側の位置に割り当てられている。最後に、5
番目に頻繁に使用されるアルファベット文字Nは、人差
し指の左上側に割り当てられている。4番目に頻繁に使
用される文字Oは、薬指の内側の行の位置に割り当てら
れている。6番目及び7番目に頻繁に使用される文字R
及びIは、中指の上側の行及び内側の行に割り当てられ
ている。
【0036】アルファベット文字の最も頻繁な並びは、
“TION”である。上記キー配置によれば、キーT、
I及びOは、右利き用の場合に左から右へ、左利き用の
場合には右から左へ連なるより自然な指の移動の流れが
伝わる位置に置かれている。その上、文字Iが内側の行
の位置に割り当てられているならば、上記の文字のシー
ケンスを打つことは一層容易である。従って、文字Rは
文字Iよりも頻繁に出現するにも係わらず、効率的なタ
イプを行なうため文字Iは中指の内側の行の位置にあ
る。
【0037】好ましい一実施例において、英語の5個の
母音字の中の3個であるE、I及びOは、主文字として
内側の行の位置に割り当てられ、入力の際に親指キーは
必要ではない。その上、最も頻繁に使用される子音字
N、R及びTは、主文字として割り当てられ、入力の際
に親指キーは必要ではない。片手キーボードのキー配置
の第3の変数は、生の入力文字列から多数の単語候補が
でないようにすることである。従って、キー配置は、主
文字だけを用いて入力し得る多数の単語の選択の数を最
小限に抑え、これにより、曖昧さの解決論理の効率を高
めるることを目指している。その上、残りのアルファベ
ット文字は通常の文章中の出現頻度の順序で割り当てら
れている。
【0038】C. 文字セット 図4を参照すると、キーボード5には図2と同様の指キ
ーのセットが示され、理解を助けるため制御機能の名称
を付けられているものがある。制御キーは、典型的に
は、ディスプレイのカーソル移動と制御機能のためにあ
るが、他の目的は当業者にとって容易に明らかになる。
制御文字は、親指キーT1と制御指キーの中の一つを同
時に入力することによって入力される。
【0039】図5を参照すると、キーボード5には図2
と同様の指キーのセットが示されているが、各キーは数
字又は算術演算機能の名称を付けられている。上記文字
は、数値及び算術演算を入力するため使用され、その機
能は、当業者に周知の方法を用いて夫々の数字又は算術
演算の重要性を認める(図26のマイクロプロセッサ2
86のような)プロセッサ内のコンピュータプログラム
を介して得られる。数字文字セットからの文字は二つの
方法で入力することができる。片手キーボードは数字文
字入力モードを有する。数字文字入力モードは、親指キ
ーT2とUp−Ctrl/En−Numキーを同時に入
力することにより開始される。一旦開始されると、図5
に示す数値で名称を付けられたキーは数字キーになり、
数字文字は上記の数値の名称を付けられたキーの中の一
つを入力することにより入力される。第2の方法によれ
ば、数字文字は、親指キーT1と、図5に示す所望の数
値を有する指キーとを同時に入力することにより入力さ
れる。かかる数字文字の入力方法は、数字文字入力モー
ドとは別個に動作する。
【0040】図6を参照すると、キーボード5には図2
と同様のキーのセットが示されているが、機能キーの機
能としてF1乃至F12の名前が付けられているものが
ある。機能キーは、キーに割り当てられたコンピュータ
プログラムの機能を変えることにより通常のキーボード
によって典型的に処理される如く、種々の目的のユーザ
又はプログラムによって割り当てることができる。上記
セットからの機能キーは、親指キーT3とキーTc/C
trlを同時に入力し、機能キーF1乃至F12の中の
一つを後に続けて入力することにより入力される。
【0041】図7を参照すると、キーボード5には図2
と同様のキーのセットが示されているが、その中には終
端文字機能として適用する目的のための
【外1】 で名前を付けられているものがある。終端文字のセット
は、句読点により構成され、各終端文字はキーTc/C
trlを入力し、次いで、対応するキーを続けることに
より入力される。
【0042】II. 曖昧さの解決論理 キーボードのキーは、図2及び3のように名前を付ける
ことが好ましい。曖昧さの解決論理によって、ユーザ
は、上記の如く、親指キーT2を使用することにより多
重文字キーに割り当てられた所望の文字を選択し得るよ
うになる。或いは、曖昧さの解決論理は、所望の文字を
有する文字キーのシーケンスが入力された後、実際の単
語を構成する文字のシーケンスを選択、表示するため使
用することが可能である。後者の場合、所望の文字のシ
ーケンス又は単語がユーザに対し生成、表示されないな
らば、ユーザは、所望の文字のシーケンス又は単語が生
成されるまで、文字シーケンスを打ち込むことにより、
又は、キーArを入力することにより入力されたキーの
同一のシーケンスに割り当てられた少なくとも1個の代
替文字シーケンス又は単語を選択することができる。キ
ーArが入力される毎に、先に入力されたキーに割り当
てられた文字を用いて別の文字のシーケンス又は単語が
選択、表示される。
【0043】更に説明を加えると、多数のアルファベッ
ト文字を1個のキーに割り当てることによって「曖昧
さ」が生じる文字を使用する必要がある。ユーザが多重
文字キーに割り当てられた代替アルファベット文字を選
択するため親指キーを同時に入力する必要なく文字列を
入力できるようになると、ユーザはより高速かつ効率的
なタイプ速度を維持することができる。ユーザが親指キ
ーを同時に入力する必要がある場合、ユーザは親指キー
を入力する不便さによる妨害をうけることになる。曖昧
さの解決論理によって、ユーザはキーのシーケンスを入
力し、従って、ディスプレイで見るための文字のシーケ
ンスを生成し得るようになるので、主文字キーの排他的
な使用を犠牲にして本質的に存在する文字の曖昧さの解
決を先に延ばすことが可能になる。
【0044】例えば、ユーザが単語“this”を入力
する場合を想定する。図2を参照すると、ユーザは文字
“T−H−I−S”でキーを打つことにより単語を入力
する。文字H及びSを直接選択するには、親指キーT2
がI/Hキー及びO/Sキー夫々と同時に入力されるこ
とが必要である。逆に言えば、ユーザは、文字T−H−
I−S及び文字T−I−I−Sでキーを打ち、文字“t
iio”をディジタル形式で発生、表示させることが可
能である。キーArの入力は、単語“this”を表示
させる曖昧さの解決論理を誘起する。曖昧さの解決論理
は、ユーザが入力することを意図した単語が、その2番
目の文字及び4番目の文字がキーボードを介して実際に
入力されたようなi及びoではなく本当は夫々h及びs
であることを確かめる。従って、ユーザは上記文字キー
のシーケンスに対し親指キーを2回入力する必要を回避
することにより労力を節約する。
【0045】A. 基本的な曖昧さの解決論理 文字列の曖昧さは要求に応じて解決される。完全な単語
に対するようなキーの列が入力された後、ユーザは曖昧
さを解決するためキーArを押す。キーArの入力によ
って、曖昧さの解決論理は、入力された多重文字キーに
基づいてユーザが入力する可能性のある単語の綴りに対
応する単語選択リストから文字のシーケンス又は単語を
ユーザに提示する。新しい文字のシーケンス又は単語が
望ましくない場合、所望の文字のシーケンス又は単語が
発生、表示されるまでキーArが何度も入力される。
【0046】図8には図26のコンピュータ装置で実行
されるコンピュータプログラム又は曖昧さの解決論理の
全体的なブロック図が示されている。上記装置はメモリ
を有するマイクロプロセッサ装置上に実現され、5個の
機能モジュールと2個のデータ辞書とからなる。エント
リーポイントは、コード取得(GET_CODE)ルー
チン21と、大文字生成(GEN_CAP)ルーチン2
2と、曖昧さの解決(AMB_RES)ルーチン23と
を呼び出すメイン(MAIN)ルーチン20である。次
いで、曖昧さの解決ルーチン23は、片手用DICT
(SH_DICT)辞書24をアクセスし、強化された
曖昧さの解決ルーチン(ENH_AMB_RES)25
を呼び出す。
【0047】曖昧さの解決論理の第2段階は、強化され
た曖昧さの解決ルーチン25に実現される。曖昧さの解
決ルーチン23と同様に、強化された曖昧さの解決ルー
チン25は辞書、即ち、DICT辞書26にアクセスす
る。強化された曖昧さの解決ルーチン25は、コード取
得ルーチン21と、大文字生成ルーチン22を呼び出
す。大文字生成ルーチン22はコード取得ルーチン21
を呼び出す。以下、上記ルーチンの正確な機能を詳細に
説明する。
【0048】図9にはメインルーチン20のフローチャ
ートが示されている。メインルーチン20の目的はユー
ザにより入力された一つの入力単語を返すことである。
上記ルーチンは、コード取得ルーチン21を反復的に呼
び出すことにより(ブロック27)、同時に1個の入力
キーコードを受ける。キーコードとは、キーボードを介
して入力されたキー入力に対する文字を個別に識別する
数値である。各キーに多数の文字が表わされているの
で、キーコードが必要とされる。アスキー文字のセット
は一般的に周知のキーコードのセットからなる。
【0049】入力キーコードを受けた後、メインルーチ
ン20は、取るべき適当な動作(ブロック28乃至3
5)を決めるため、上記キーコードを解析する。上記ル
ーチンは、コード取得ルーチン21から受けた入力キー
コードのセットを含むバッファを維持する(図26を参
照のこと)。入力キーコードが改行の場合(ブロック2
8)、メインルーチンは終了する(ブロック38)。入
力キーコードがバックスペースの場合(ブロック2
9)、入力キーコードのバッファは、1個分のキーコー
ドを切り詰められ、タイプされた最後の文字が効率的に
「消去」される(ブロック30)。主ルーチン20は、
新しいキーコードを受け、新たに解析処理を始める。入
力キーコードがエスケープの場合(ブロック31)、入
力キーコードのバッファは空又はヌルの文字列(ブロッ
ク32)に設定され、メインルーチン20は終了する
(ブロック38)。入力キーコードが曖昧さの解決文
字、即ち、キーArが入力された場合(ブロック3
5)、曖昧さの解決ルーチン23が呼び出され(ブロッ
ク36)、メインルーチン20は終了する(ブロック3
8)。最後に、入力キーコードが、改行、バックスペー
ス、エスケープ、又は曖昧さの解決文字の中の何れでも
ない場合、入力キーコードのバッファは入力キーコード
と連結され(ブロック37)、メインルーチン20は次
の入力キーコードを受け、解析処理が新たに始まる。
【0050】図10にはメインルーチン20のブロック
27で呼ばれるコード取得ルーチン21のフローチャー
トが示されている。コード取得ルーチン21の主目的
は、キーボードから少なくとも1個の生の入力文字を受
け、片手キーボードで支援された5個の文字セット(ア
ルファベット、制御、数字、機能キー、及び終端文字の
セット)の中の1個の文字だけに対応する1個のキーコ
ードだけを呼び出し元のルーチンに返すことである。
【0051】コード取得ルーチン21はキーボード上の
打鍵によって選択された生の入力文字を受けることによ
り始まる(ブロック40)。メインルーチン20は、キ
ーボードが現在数字文字入力モードであるかどうかの内
部標示を保持する。かかる内部標示(図示せず)は、コ
ード取得ルーチン21によって検査され(ブロック4
1)、その標示が現在設定されている場合、コード取得
ルーチン21は、内部テーブル(図示せず)から数字文
字キーコードを調べるため入力文字の値を使用し(ブロ
ック42)、そのキーコードを呼び出し元ルーチンのメ
インルーチンに返す(ブロック67)。内部標示が設定
されていない場合、コード取得ルーチン21は、いずれ
かの親指キーが入力されたかどうかを決めるため(ブロ
ック43、45、57)生の入力文字を解析する。
【0052】入力文字が親指キーT3である場合(ブロ
ック43)、コード取得ルーチンは、適当な指キーに対
応する制御文字キーに対し内部テーブル(図示せず)か
らのキーコードを調べ(ブロック44)、かかるキーコ
ードを呼び出し元のルーチンに返す(ブロック67)。
入力文字が親指キーT2である場合(ブロック45)、
コード取得ルーチンは、最初に、Up−Ctrl/En
−Numキーも入力されたかどうかを検査する(ブロッ
ク46)。Up−Ctrl/En−Numキーが入力さ
れている場合、コード取得ルーチンは数字文字入力モー
ドの標示(図示せず)を開始させ(ブロック47)、呼
び出し元ルーチンに戻る(ブロック67)。Tc/Ct
rlキーが同時に入力された場合(ブロック48)、コ
ード取得ルーチンはキーボードから別の入力文字を受け
(ブロック49)、適当な指キーに対応する制御文字に
対し内部テーブル(図示せず)からのキーコードを調べ
る(ブロック50)。コード取得ルーチンは上記キーコ
ードを呼び出し元ルーチンに返す(ブロック67)。S
p(空白)/Shfキーが入力された場合(ブロック5
1)、コード取得ルーチンは、キーボードから別の生の
入力文字を受ける(ブロック52)。次いで、コード取
得ルーチン21は、親指キーT2がもう一度入力された
かどうかを判定し(ブロック53)、もし親指キーT2
が入力されている場合、適当な指キーに対応する大文字
化された代替文字に対しキーコードを調べる(ブロック
54)。或いは、親指キーT2が再度入力されていない
場合、コード取得ルーチンは、適当な指キーに対応する
大文字化された主文字に対しキーコードを調べる(ブロ
ック55)。何れの場合でもコード取得ルーチン21
は、呼び出し元のルーチンにキーコードを返す(ブロッ
ク67)。
【0053】元の生の入力文字が親指キーT2であり、
Up−Ctrl/En−Num、Tc/Ctrl、又は
Sp/Shfキーは入力されていない場合、コード取得
ルーチン21は、適当な指キーに対応する代替文字に対
し内部テーブル(図示せず)からのキーコードを調べ
(ブロック56)、上記ルーチンは呼び出し元のルーチ
ンに上記キーコードを返す(ブロック67)。
【0054】元の生の入力文字が親指キーT1である場
合(ブロック57)、コード取得ルーチン21は、Tc
/FNキーが入力されたかどうかを確かめる(ブロック
58)。Tc/FNキーが入力された場合、コード取得
ルーチンはキーボードから別の生の入力文字を取得し
(ブロック59)、適当な指キーに対応する機能キー文
字に対し内部テーブル(図示せず)からのキーコードを
調べる(ブロック60)。或いは、コード取得ルーチン
は、適当な指キーに対応する数字文字に対し内部テーブ
ル(図示せず)からのキーコードを調べる(ブロック4
2)。何れの場合でもコード取得ルーチンは呼び出し元
のルーチンにキーコードを返す(ブロック67)。
【0055】T1、T2又はT3の何れの親指キーも入
力されていない場合、コード取得ルーチン21は生の入
力文字がキーTcであるかどうかを検査する(ブロック
61)。入力文字がキーTcではない場合、主文字が入
力され、コード取得ルーチンは、適当な指キーに対応す
る主文字に対し内部テーブル(図示せず)からのキーコ
ードを調べる。或いは、コード取得ルーチンは、キーボ
ードから別の生の入力文字を取得し(ブロック63)、
親指キーT2がもう一度入力されたかどうかを判定する
(ブロック64)。親指キーT2がもう一度入力された
ならば、コード取得ルーチンは、適当な指キーに対応す
る代替終端文字に対し内部テーブル(図示せず)からの
キーコードを調べる(ブロック65)。或いは、コード
取得ルーチンは、適当な指キーに対応する主文字に対し
内部テーブル(図示せず)からのキーコードを調べる
(ブロック66)。コード取得ルーチンは呼び出し元の
ルーチンにキーコードを返す(ブロック67)。
【0056】図11には大文字生成ルーチンが示されて
いる。大文字生成ルーチンの目的は、入力単語の大文字
化に基づく3通りの単語の変形のリストを生成し、3個
の単語の中から一つを選択するようユーザを促し、選択
された単語を呼び出し元のルーチンに返すことである。
大文字生成ルーチン22は、バッファに格納された入力
単語の3通りの変形:即ち、最初の文字が大文字化され
た変形、全部の文字が大文字化された変形、1文字も大
文字化されていない変形を生成することによって始まる
(ブロック70)。次いで、大文字生成ルーチンは、リ
スト内の最初の単語をユーザに表示し(ブロック7
1)、次のキーコードを得るためコード取得ルーチンを
呼び出す(ブロック72)。入力キーコードがキーUp
−Ctrlである場合(ブロック73)、大文字生成ル
ーチンは、リストの先頭でリストの順序をリスト内の次
の単語と入れ換える(ブロック74)。大文字生成ルー
チンは、再度リスト内の最初の単語を表示しユーザを促
すか、或いは、選択された単語を呼び出し元のプログラ
ムに返す(ブロック75)。
【0057】例えば、ユーザが文字“cat”からなる
入力文字の文字列を入力する場合を想定する。大文字生
成ルーチン22は、“Cat, CAT, cat”か
らなる3通りの単語のリストを生成する(ブロック7
0)。大文字生成ルーチンは、最初の単語“Cat”を
ユーザに表示し(ブロック71)、次の入力キーコード
(ブロック72)を取得する。ユーザがUp−Ctrl
キーを入力する場合を想定する(ブロック73)。リス
ト内の最初の文字は“CAT”になり(ブロック7
4)、この単語がユーザに表示される(ブロック7
1)。ユーザが入力する文字がUp−Ctrlキーでは
ない場合、大文字生成ルーチン22は次の入力キーコー
ドを取得し(ブロック72)、文字列“CAT”は呼び
出し元のルーチンに返される(ブロック75)。
【0058】図12には曖昧さの解決ルーチン23のフ
ローチャートが示されている。曖昧さの解決ルーチン2
3は、第1段階の曖昧さの解決論理よりなる。この論理
は、生の入力文字列と単語の組合せのテーブルとの間に
正確な文字どおりの一致を見つけようとする。このルー
チンの目的は、SH_DICT辞書内で入力文字列に対
し正確な一致を見つけるか、或いは、入力文字列の代わ
りに終端文字記号を用いることである。
【0059】曖昧さの解決ルーチンは、バッファに格納
された文字入力の文字列と、SH_DICT辞書に格納
された見出し語のセットとの正確な一致を探すことによ
り始められる(ブロック77)。SH_DICT辞書は
単語の組合せのセットよりなる。SH_DICT辞書の
構造及び作成方法を以下に説明する。入力文字列とSH
_DICT辞書の索引単語との間に正確な一致が見つけ
られた場合(ブロック77)、曖昧さの解決ルーチン
は、入力文字列が、頻繁に使用される終端文字に対応す
る終端文字ニーモニックと一致するかどうかを検査する
(ブロック78)。
【0060】本発明の好ましい一実施例では、通常の文
章で頻繁に使用される句読点の中から選択された句読点
に特別の考慮がなされている。上記終端記号の中には、
ピリオド、カンマ、コロン、セミコロン、疑問符、感嘆
符、バックスペース、及び改行が含まれる。上記の如
く、かかる句読点記号は、終端文字セットから文字を入
力する通常の方法を用いて入力し得る。終端文字は、最
初にTcキーを入力し、次いで、適当な終端文字に対応
する終端文字の指キーを入力することによって入力し得
ることを想起する必要がある(図7を参照のこと)。
【0061】通常の終端文字、特に、頻繁に使用される
終端文字を入力する方法により、片手キーボードにおけ
るタイプの自然な流れに中断が生じる。その主な理由
は、小指は中間の行位置から遠くへ移動することが必要
とされるので、ユーザのタイミングが混乱させられるか
らである。従って、好ましい一実施例において、選択さ
れた頻繁に使用される終端文字がニーモニックキーのシ
ーケンスと、それに続くArキーを用いて入力できるよ
うな構成がなされている。ニーモニックのセットは以下
の表2に記載されている。
【0062】
【表2】
【0063】表2には3列が表わされている。第1列に
は頻繁に使用される終端文字が一覧されている。第2列
には所望の頻繁に使用される記号に対するニーモニック
キーのシーケンスを入力するため必要とされる主入力文
字が一覧されている。第3列には終端記号として適用可
能なニーモニックが一覧されている。第2列と第3列の
相違点は、ニーモニックが記憶媒体として機能し得るよ
うにニーモニックの列は適当な代替文字を置き換える点
である。例えば、“QU”は“BD”よりも記憶し易
い。
【0064】この特徴を示す例を以下に説明する。ユー
ザはニーモニック機構を用いて疑問符をタイプしたい場
合を想定する。ユーザは、Arキーを入力する前に“B
D”(主文字)をタイプ入力する。曖昧さの解決ルーチ
ン23は、入力主文字“BD”を周知のニーモニックと
比較し(ブロック78)、バッファに格納された文字
“BD”を疑問符“?”で置き換える(ブロック7
9)。Arキーは、曖昧さの解決論理を開始させ、ユー
ザにより入力されたニーモニックにより構成された2又
は3個の入力文字を所望の終端文字で置き換えさせる特
定の機能を果たすことに注意が必要である。
【0065】入力文字の文字列が周知のニーモニックと
一致しない場合、曖昧さの解決論理23は、強化された
曖昧さの解決論理(ENH_AMB_RES)ルーチン
25を呼び出し、第2段階の曖昧さの解決論理に入る
(ブロック80)。入力文字の文字列がSH_DICT
辞書の見出し語と一致しない場合、曖昧さの解決論理2
3は、単語の変形規則の適用を試みる(ブロック8
2)。曖昧さの解決論理は、可能性のある単語の語幹
(語根単語)がSH_DICT辞書内の単語と一致する
かどうかを検査する。これは、単語に接頭辞及び接尾辞
の規則を適用するために行なわれる。強化された曖昧さ
の解決論理ルーチン25の結果とは無関係に、曖昧さの
解決ルーチン23は呼び出し元のルーチンに戻る(ブロ
ック81)。
【0066】B. 強化された曖昧さの解決論理 基本的な形式において、曖昧さの解決論理は、文字上の
文字列の曖昧さを解決する。しかし、好ましい一実施例
において、上記装置の基本機能を強化するため曖昧さの
解決論理の補助的な段階が設けられる。図13には強化
された曖昧さの解決ルーチン25のフローチャートが示
されている。この強化された曖昧さの解決ルーチンは、
第1段階から第2段階へのエントリーポイントであり3
重の目的を達成する。第1に、強化された曖昧さの解決
ルーチンは、同一の索引単語を有する単語の集団によっ
て構成されるより多数の単語の選択をユーザに促す。単
語の集団は辞書作成過程で作成され、DICT辞書に格
納される。
【0067】第2に、上記ルーチンは入力単語に対応す
る動詞の時制の種々の形式をユーザに提示する。例え
ば、ユーザが主文字“IO”を入力した場合を想定す
る。曖昧さの解決ルーチン23は、文字列の曖昧さを解
決し、単語“IS”を用いてユーザを促す。強化された
曖昧さの解決ルーチン25は、リスト“is, wa
s,will be, has been, had
been”を表示する。
【0068】第3に、強化された曖昧さの解決ルーチン
は、入力文字列によって開始されるマクロを実行する能
力を有する。かかるマクロは、例えば、単語“I”を
“Masakatsu Sugimoto”のようなユ
ーザの名前の代わりに提示し、或いは、時刻を表示し、
又は、ストップウォッチタイマーを設定する機能を実行
する。
【0069】強化された曖昧さの解決ルーチン25は、
バッファに格納された入力文字列と一致する単語がDI
CT辞書にあるならば、その全単語のリストを作成する
ことにより開始される(ブロック83)。DICT辞書
の構造及び作成処理を以下に説明する。一致が検出され
ず、リストが空の場合(ブロック84)、強化された曖
昧さの解決ルーチンは、呼び出し元のルーチンに戻るだ
けである(ブロック93)。或いは、曖昧さの解決ルー
チン23と同様に、強化された曖昧さの解決ルーチン2
5は、リスト内の最初の単語をユーザに表示し(ブロッ
ク85)、次のキーコードを得るためコード取得ルーチ
ン21を呼び出す(ブロック86)。上記キーコードが
キーArと一致する場合(ブロック87)、本ルーチン
は、リストの先頭でリストの順序をリスト内の次の単語
へシフトする(ブロック88)。或いは、強化された曖
昧さの解決ルーチンは、入力キーコードがキーUp−C
trlであるかどうかを判定する(ブロック89)。入
力キーコードがキーUp−Ctrlである場合、大文字
生成ルーチン22が呼び出され(ブロック90)、その
結果が呼び出し元のルーチンに返される(ブロック9
3)。入力キーコードがキーArとキーUp−Ctrl
の何れでもない場合、リスト内の最初の単語が認められ
(ブロック92)、現在の文字は、更なる利用のためル
ックアヘッドバッファに置かれ、呼び出し元のルーチン
に返される(ブロック93)。
【0070】強化された曖昧さの解決ルーチン25は、
基本的な曖昧さの解決論理の機能の強化に関し最大の柔
軟性を取り込むことに注意が必要である。DICT辞書
内の「単語」のセットは、一般的なフォーマットからな
る。第1の単語は索引単語である。DICT辞書の第2
の見出し語は、単語、単語のリスト、又は、関数値の中
の何れでもよく、当業者は機能性のレベルを容易に強化
し得ることが容易に分かる。ここに記載された強化され
た特徴のセット(時制及びマクロ)は、例示に過ぎず、
基本的な曖昧さの解決論理に対する強化の排他的かつ網
羅的なリストを意図するものではない。
【0071】C. 曖昧さの解決論理辞書の作成 曖昧さの解決論理は、DICT辞書及びSH_DICT
辞書の1対のデータ辞書にアクセスする。かかる辞書の
構成及び作成方法を以下に説明する。1. SH_DI
CT辞書図14にはSH_DICT辞書の構成が示され
ている。好ましい一実施例において、上記辞書は、主文
字のセット内の各文字(A、B、D、E、F、I、J、
K、L、M、N、O、R、及びP)に対し1グループの
14グループに組織化された単語の組のセットからな
る。曖昧さの解決論理は、SH_DICT辞書内で一致
を探索するとき、入力単語の最初の文字を有効に利用す
る。探索速度を高めるため、上記辞書は各入力単語の最
初の文字が辞書内の適当な単語グループを識別するよう
構成されている。
【0072】グループ名100は14の単語グループの
各々を区別する。グループ名100は、文字列“_SH
_DICT”が連結された主文字により構成される。例
えば、主文字Aに対応するグループ名100は“A_S
H_DICT”である。SH_DICT辞書の見出し語
よりなる各単語の対は、索引単語101と、被比較単語
102とからなる。索引単語101は、片手キーボード
を使用し、かつ、主文字だけを用いて直接入力し得る文
字列に対応する。換言すれば、全ての索引単語101か
らなるセットの各単語は、主文字だけからなる。
【0073】被比較単語102は、索引単語101に現
れ、索引単語101を曖昧にさせる上記主文字の代わり
に代替文字を用いる正確に綴られた単語である。一方、
主文字を用いて入力された単語が全て曖昧であるという
訳ではない。従って、SH_DICT辞書内の単語対の
見出し語の中には、索引単語101及び被比較単語10
2と同一の見出し語がある。その上、同一の索引単語1
01を使用する数種類の単語対の見出し語が辞書内にあ
っても構わない。
【0074】図14はSH_DICT辞書内の主文字A
に対する単語グループの一例を示す図である。以下、曖
昧さの解決論理の動作方法の一例を説明する。ユーザが
入力文字列“aorribe”を入力する場合を想定す
る。基本的な曖昧さの解決論理は、上記文字列をSH_
DICT辞書への索引単語101として使用する。上記
文字列は主文字“A”で始まるので、曖昧さの解決論理
は、“A_SH_DICT”と一致するグループ名10
1の単語グループだけを調べる。次いで、曖昧さの解決
論理は、文字列“aorribe”とグループ内の索引
単語101のセットとの間の一致を探して上記単語グル
ープを調べる。このような見出し語は存在するので、曖
昧さの解決論理は、文字列“ascribe”からなる
一致した単語102を表示する。
【0075】図15を参照すると、SH_DICT辞書
の作成処理の全体的なブロック図である。この処理の目
的は、前述の如く、14の単語グループに組織化された
単語の対の見出し語のデータベースを確立することであ
る。SH_DICT辞書の作成処理は、ユーザが基本的
な曖昧さの解決論理によって認識されるべく正確に綴ら
れた単語により構成される入力ファイル105を作成す
ることから始まる。入力ファイル105は、SH_DI
CT作成ルーチン106により読み出され、SH_DI
CT作成ルーチン106は各単語の綴りを主文字だけで
排他的に構成される綴りに変換するSHKB(片手キー
ボード)変換ルーチン107を呼び出す。SH_DIC
T作成ルーチン106は、次いで、得られた単語の対の
見出し語をSH_DICT辞書108に書き込む。
【0076】図16にはSH_DICT作成ルーチン1
06のフローチャートが示されている。SH_DICT
作成ルーチンの目的は、SH_DICT辞書108に格
納されるように、入力ファイル105に現れる各単語を
各主文字に対し1グループの単語対の見出し語グループ
のセットに変換することである。入力ファイル105に
現れる各単語は、主文字だけからなる綴りに変換され
る。
【0077】SH_DICT作成ルーチンは、基本的な
曖昧さの解決論理によって使用されるべき単語を含む入
力ファイル105をオープンすることから始まる(ブロ
ック110)。次いで、SH_DICT作成ルーチン
は、入力ファイル105の最初の単語を読み出し(ブロ
ック111)、入力単語の綴りを主文字だけに排他的に
変換するためSHKB変換ルーチン107を呼び出す
(ブロック112)。SHKB変換ルーチン107は変
換された入力単語を一時的なバッファに格納する。SH
_DICT作成ルーチンは、次いで、索引単語101及
び被比較単語102からなる単語の対に関係したグルー
プ名100を有する単語の対の見出し語をSH_DIC
T辞書108に作成する。索引単語101は、主文字だ
けで排他的に構成され、被比較単語102は、入力ファ
イル105から読み込まれるような入力単語に対応する
(ブロック113)。SH_DICT作成ルーチンが入
力ファイル105の最後に達したとき(ブロック11
4)、入力ファイル105に残された単語はなく、SH
_DICT作成ルーチンは終了する(ブロック11
6)。入力ファイル105の最後に達していないとき、
SH_DICT作成ルーチン106は、入力ファイル1
05内の次の単語を取得し(ブロック115)、新たに
変換処理へ続く。
【0078】図17にはSHKB変換ルーチン107の
フローチャートが示されている。SHKB変換ルーチン
の目的は、主文字だけで綴られ、一時的なバッファに格
納された入力単語を一つだけ出力単語に変換することで
ある。SHKB変換ルーチン107は、入力単語を受
け、内部ポインタを上記単語の最初の文字に設定するこ
とにより始まる(ブロック120)。次いで、SHKB
変換ルーチンは、入力単語を一度に1文字ずつ解析し、
各文字を主文字に変換する。現在の文字が既に主文字で
ある場合(ブロック123、125、127、133、
135、139、141、143、147、149、1
57、159、161及び171)、上記現在の文字は
上記主文字の小文字表現に割り当てられる(ブロック1
24、126、128、134、136、140、14
2、144、148、150、158、160、162
及び172)。現在の文字が主文字ではない場合、現在
の入力文字は代替文字であり(ブロック121、12
9、131、137、145、151、153、15
5、163、165、167及び169)、その代替文
字に割り当てられた主文字の小文字表現に割り当てられ
る(ブロック122、130、132、138、14
6、152、154、156、164、166、168
及び170)。
【0079】SHKB変換ルーチン107は、更に二つ
の特殊な場合を扱う。第1に、現在の入力文字が空白の
場合(ブロック173)、上記文字は小文字のBに割り
当てられる(ブロック174)。第2に、入力文字がピ
リオドの場合(ブロック175)、上記文字は小文字の
Bに割り当てられる(ブロック176)。一方、現在の
入力文字が主又は代替文字、或いは、空白又はピリオド
の何れでもない場合、上記文字は疑問符に割り当てられ
る(ブロック177)。
【0080】割り当て処理の結果とは無関係に、SHK
B変換ルーチンは、割り当てられた文字を一時的なバッ
ファに連結し(ブロック178)、内部ポインタを入力
単語内の次の文字へ進める(ブロック179)。SHK
B変換ルーチンは、各入力単語がヌルで終端されること
を想定しているので、次の入力文字がヌル文字である場
合(ブロック180)、単語の終わりに達し、SHKB
変換ルーチンは、一時的なバッファ内の変換された単語
を返す(ブロック181)。次の入力文字がヌル文字で
はない場合、SHKB変換ルーチンは新たに解析処理を
開始する。
【0081】2. DICT辞書 DICT辞書の目的は、基本的な曖昧さの解決論理に付
加的な機能性のレベルを与えるデータベースを提供する
ことである。図18の(a)にはDICT辞書の一実施
例が示されている。DICT辞書は、索引単語184と
リスト185を有する見出し語のセットからなる。索引
単語184は正確に綴られた単語である。その結果とし
て、DICT辞書は、初期の入力単語の曖昧さが解決さ
れた後、強化された曖昧さの解決論理だけにより使用さ
れる。リスト185は、索引単語184の代替綴りに対
応する少なくとも1個の単語からなり、即ち、代替文字
は、索引単語184を構成する少なくとも1個の単語の
代わりに用いられる。
【0082】図18の(b)はDICT辞書の他の一実
施例を示す図である。同図に示された他の実施例は、上
記好ましい実施例における解決法を用いるのではなく、
むしろ、SH_DICT辞書108(図14を参照のこ
と)と同様に構成された単語対の見出し語を作成するこ
とによってリスト185を「横に延ばす(flatten out)
」。従って、同一の索引単語184を使用するが異な
る被比較単語186を有する多数の見出し語がDICT
辞書に存在する。各被比較単語186はリスト185内
で見つけられた単語の中の一つからなる。
【0083】図19にはDICT辞書を作成する処理の
全体的なブロック図が示されている。DICT作成ルー
チン189は、SH_DICT辞書108に格納された
単語対の見出し語のセットを読み出す。DICT作成ル
ーチンは、次いで、各主文字に対し1回ずつの多重検査
ルーチン190を反復的に呼び出す。多重検査ルーチン
190は、現行データベース191と呼ばれる一時的な
データベース内のSH_DICT辞書からの各見出し語
を記録する。多重検査ルーチン190は、多数の索引単
語がSH_DICT辞書108にあるかどうかを検査
し、多重の出現を全て別の一時的なデータベースである
多重データベース192に記録する。SH_DICT辞
書108の処理後、DICT作成ルーチン189は、多
重処理ルーチン193を呼び出す。多重処理ルーチンは
多重データベース192内の各見出し語を読み出し、各
多重の見出し語を単一の見出し語に整理し、単一の見出
し語をDICT辞書194に格納する。
【0084】図20にはDICT作成ルーチン189の
フローチャートが示されている。DICT作成ルーチン
の目的は、2重の見出し語のためSH_DICT辞書1
08に格納された単語対の見出し語の各グループを処理
することである。DICT作成ルーチンは、読み出しの
ためSH_DICT辞書108をオープンすることによ
り始まる。DICT作成ルーチンは、次いで、各主文字
に対し1回ずつ多重検査ルーチン190を反復的に呼び
出す(ブロック198)。多重検査ルーチン190は、
現在の主文字の単語グループを分析し(ブロック19
9)、最後の主文字が処理されるまで、その処理は反復
される(ブロック200)。その処理の終了後、DIC
T作成ルーチン189は、SH_DICT辞書108で
検出された全ての多重の見出し語を処理するため多重処
理ルーチン193を呼び出し(ブロック201)、終了
する(ブロック202)。
【0085】図21は多重検査ルーチン190のフロー
チャートである。多重検査ルーチンの目的は、SH_D
ICT辞書108内の2重の見出し語を検出し、多重処
理ルーチン193による処理のため上記2重の見出し語
を記録することである。多重検査ルーチン190は、S
H_DICT辞書108から単語対の見出し語を取得す
ることにより開始される(ブロック205)。多重検査
ルーチンは、単語対からなる第1の(索引)単語を格納
するため変数コード(CODE)を使用し、第2の(被
比較)単語を単語対に格納するため変数エントリー(E
NTRY)を使用する。単語対の見出し語は一時的なデ
ータベースである現行データベース191に記録される
(ブロック206)。
【0086】次いで、多重検査ルーチンは、現行データ
ベース191に2重の見出し語が存在するかどうかを検
知するため、変数コードに格納されたような現在の索引
単語を使用して現行データベース191を調べる(ブロ
ック207)。2重の見出し語が検出された場合、多重
検査ルーチン190は、かかる見出しを別の一時的なデ
ータベースである多重データベース192に記録する。
多重検査ルーチンは、2重の被比較単語を記憶するため
変数マルチプル(MULTIPLE)を使用する。SH
_DICT辞書108から見出し語を取得し、2重の見
出し語に対し現行データベース191を探索する処理
は、現在の主文字に対する最後の見出し語が得られるま
で続けられ(ブロック209)、その後、多重検査ルー
チンはリターンする(ブロック210)。
【0087】図22は多重処理ルーチン193のフロー
チャートである。多重処理ルーチンの目的は、多重デー
タベース192に記録されたような各2重の見出し語を
処理し、整理された見出し語をDICT辞書194に書
き込むことである。多重処理ルーチン193は、多重デ
ータベース192から見出し語を取得することにより開
始される(ブロック213)。多重処理ルーチンは、次
いで、単語対からの第2の見出し語を変数リスト(LI
ST)に連結する(ブロック214)。多重処理ルーチ
ンは、最後の見出し語に達するまで(変数コードに格納
されたような)同一の索引単語で示された全ての2重の
見出し語を処理し続ける(ブロック215)。
【0088】同一の索引単語に対する全ての見出し語が
処理された後、多重処理ルーチン193は、索引単語
と、その索引コードの単語に対応する2重の見出し語の
リストとからなるDICT辞書194に見出し語を書き
込む(ブロック216)。多重データベース192の最
後の見出し語が処理されたとき(ブロック217)、多
重処理ルーチンはリターンする(ブロック218)。
【0089】III. ソフトウェアエミュレータとハ
ードウェアの実施例 片手キーボードの一実施例は、従来のパーソナルコンピ
ュータ上で動作し、従来の標準キーボードを片手キーボ
ードに変換するソフトウェアエミュレータからなる。他
の実施例は、パーソナルデータアシスタントに類似した
専用片手キーボードよりなる。
【0090】A. ソフトウェアエミュレータ 片手キーボードの一実施例は、標準の従来の両手キーボ
ードのキーを片手の用途に割り当てるコンピュータプロ
グラムを備えたパーソナルコンピュータプログラムを使
用するエミュレータである。これにより、ユーザは標準
キーボードを右利き用片手キーボード5又は左利き用片
手キーボード7の両方に変換することが可能になる。か
かるエミュレータには、練習目的の試験台としての用
途、電話の受話器を持つような動作のためにもう一方の
手を自由にさせるよう片手のタイプ入力を可能にする用
途を含む数通りの応用がある。
【0091】ソフトウェアエミュレータは、従来の標準
形のキーボード上にあるキーの一部を利用する。図23
の(a)には、従来のキーボード300のキー配置が示
され、右利き用片手キーボード5’のキー301が太線
で表わされている。同様に図23の(b)には、従来の
キーボード302のキー配置が示され、左利き用片手キ
ーボード7’のキー303が太線で表わされている。
【0092】図24にはSHKB割り当てコンピュータ
プログラムルーチン220が示されている。このルーチ
ンの目的は、従来のパーソナルコンピュータを使用して
標準形キーボード及びキーボードコントローラから出力
された(入力されたキーを表わす)生の信号を割り当て
ることである。割り当ては、片手キーボードをエミュレ
ートするような態様で行なわれる。図24に示す如く、
SHKB割り当てルーチン220は右利き用片手キーボ
ード5’に対するルーチンであるが、左利き用片手キー
ボード7’のためのルーチンとして機能させるために上
記ルーチンを如何に変形すべきであるかは当業者にとっ
て明らかである。
【0093】SHKB割り当てルーチン220は、ドラ
イバプログラムとして動作するよう設計されている。従
って、SHKB割り当てルーチンは、ハードウェアと直
接的に接続され、曖昧さの解決論理に影響を与えない。
SHKB割り当てルーチンは、キーボードから入力単語
を取得し(ブロック221)、内部ポインタを上記入力
単語の最初の文字に設定することにより始まる(ブロッ
ク222)。SHKB割り当てルーチンは、上記生の入
力文字を解析し(ブロック223、225、227、2
29、231、233、235、237、239、24
1、243、245、247、及び249)、生の入力
文字を片手キーボードによって認識される14個の主文
字の中の一つに割り当てる(ブロック224、226、
228、230、232、234、236、238、2
40、242、244、246、248、及び25
0)。生の入力文字が認識されない場合、SHKB割り
当てルーチン220は、その文字を文字Bに割り当てる
(ブロック251)。
【0094】SHKB割り当てルーチン220は、割り
当てられた文字を一時的な入力バッファと連結し(ブロ
ック252)、内部ポインタを入力単語の次の文字に進
める(ブロック253)。SHKB割り当てルーチンは
入力単語がヌルで終端されることを想定し、ヌル文字が
検出されたとき(ブロック254)、SHKB割り当て
ルーチンは、割り当てられた入力単語を曖昧さの解決論
理に返し、終了する(ブロック255)。
【0095】B. 専用片手キーボード 図25には、人間の掌で保持できる専用片手キーボード
5’とディスプレイのスクリーン277を有するキーボ
ード入力装置が示されている。キーボード入力装置27
5は、電子インタフェース278を介してパーソナルコ
ンピュータ279に接続される。
【0096】キーボード5’は、以下に説明する点を除
いて図2に示されたキーボード5と本質的に同一である
指キー及び親指キー281からなる。専用片手キーボー
ド5’のキャビネット内にある電子インタフェース(図
示せず)は、パーソナルコンピュータ279との接続用
の通常のRS−232C又はRS−422形のシリアル
接続、専用バスインタフェース、無線インタフェース、
PCMCIAインタフェース、標準5線式DIN形キー
ボードインタフェース、或いは、行/列のインタフェー
スである。上記インタフェース装置のリストは、それに
限定することを意図するものではなく、本発明の要旨の
精神の範囲内で別のインタフェースを利用することが可
能である。
【0097】キーボード5に関し説明したように、キー
がキーボード5’に入力されると共に、ラップトップコ
ンピュータの技術分野で周知の従来の方法で、生成され
た文字がディスプレイのスクリーン277に表示され
る。これにより、ユーザは入力されたキーのシーケンス
として生成された文字のシーケンスを見ることができる
ようになる。これにより、ユーザは、主文字から入力さ
れた多重文字キーに割り当てられた副文字に文字を変え
るため、或いは、キーのシーケンスが入力された後、デ
ィスプレイのスクリーン277上の文字のシーケンスを
見ながら曖昧さの解決装置を用いて文字のシーケンスを
変えるべくキーArを入力するためCTViキーを使用
し得るようになる。
【0098】図26は片手キーボード入力装置275の
概略的なブロック図である。キーパッド276は、上記
片手キーボード、又は、図24に示す如く片手キーボー
ドへの文字割り当てのある従来の両手キーボードの何れ
か一方のキーを有する。キーは、キースイッチ(図示せ
ず)を介して、走査コード信号をマイクロプロセッサ2
86に送出する専用キーボードコントローラ285に接
続される。コンピュータプログラムの制御下のマイクロ
プロセッサ286は、文字の生成を行い、上記の如く、
曖昧さの解決を実施し、最終的に正確に綴られ、曖昧さ
のない形式で単語又は文字のシーケンスをパーソナルコ
ンピュータ279(図25)に送出する。
【0099】専用片手キーボード装置275は、オン/
オフスイッチ288によって制御され、キーボード装置
275の全体に電源を供給するバッテリーパック287
による自家動力式である。リセットボタン289は、コ
ンピュータプログラムの異常、又は、ユーザの介入によ
ってマイクロプロセッサ286をリセットするため設け
られる。マイクロプロセッサ286は、ユーザによって
入力されたキーをディスプレイのスクリーン277にエ
コーさせる。好ましい一実施例において、ディスプレイ
のスクリーン277は、40列×20行の液晶ダイオー
ド(LCD)ディスプレイである。
【0100】パーソナルコンピュータ279との通信は
マイクロプロセッサ286に接続された電子インタフェ
ース278を介して行なわれる。選択的なインタフェー
スの一つは、2メガバイト(MB)のメモリカードを含
むPCMCIAインタフェース290である。例えば、
マクロプロセッサ286は、2台の外部記憶装置、即
ち、ランダムアクセスメモリ(RAM)291と、読み
出し専用メモリ(ROM)292とが設けられ;RAM
291及びROM292の両方は、2MBの容量を有
し、ROM292は専用片手キーボードのオペレーティ
ングシステムを格納するためにある。
【0101】専用片手キーボード275の一実施例にお
いて、マイクロプロセッサ286は、8MHz以上のク
ロック速度を用いるインテル80286−互換形のマイ
クロプロセッサである。その上、マイクロプロセッサ用
の好ましいオペレーティングシステムは、バージョン
5.0以上のMS−DOSである。かかる本発明の一実
施例は、ワードプロセッサの中に組み込み、或いは、P
DA(パーソナルデータアシスタント)として組み込む
ことが可能である。更に、文字発生器及び曖昧さの解決
装置は、ワードプロセッサに組み込み、或いは、ワード
プロセッサと共に使用することができる。その上、図2
6のキーボード及びスイッチは、一つのユニットに収め
ることができ、ディスプレイがキーボードユニットの一
部又はコンピュータ内にあるとき、装置のリセットはコ
ンピュータの一部にすることができる。
【0102】
【発明の効果】上記説明の如く、本発明によれば、キー
1個当たりに2個以上の文字が割り当てられたキーボー
ドからキーのシーケンスが入力されたとき、その名前の
キーに割り当てられた多数の文字の間の曖昧さが解決さ
れ、片手の指によるキー入力に最適なキー配置がなされ
たキーボードが実現される。従って、ラップトップ、ノ
ートブック、及び、パームトップ形コンピュータ等の容
易に携行し得る携帯形のコンピュータのための小型化さ
れた片手で操作し得るキーボードが得られるので、上記
の形のコンピュータの普及に寄与する。
【0103】本発明の好ましい実施例を参照して本発明
を具体的に示し、説明しているが、本発明の精神及び目
的の範囲を逸脱することなく、上記及び他の形式的、詳
細な変形をなし得ることは当業者により認められるであ
ろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】文字発生器を有し親指キーのない本発明の一実
施例の片手キーボードの等角図である。
【図2】文字発生器を有し親指キーのある右利き用キー
配置を有する本発明の一実施例の片手キーボードの等角
図である。
【図3】文字発生器を有し親指キーのある左利き用キー
配置を有する本発明の一実施例の片手キーボードの等角
図である。
【図4】図2のキーボードの制御文字セットのキー配置
を示す等角図である。
【図5】図2のキーボードの数字文字セットのキー配置
を示す等角図である。
【図6】図2のキーボードの機能キー文字セットのキー
配置を示す等角図である。
【図7】図2のキーボードの終端文字セットのキー配置
を示す等角図である。
【図8】図1及び2のキーボード又は図26の装置のプ
ログラムされたコンピュータに使用する曖昧さの解決論
理を構成するコンピュータプログラムのブロック図であ
る。
【図9】図8のメインルーチンのフローチャートであ
る。
【図10】図8のコード取得ルーチンのフローチャート
である。
【図11】図8の大文字発生ルーチンのフローチャート
である。
【図12】図8の曖昧さの解決ルーチンのフローチャー
トである。
【図13】図8の強化された曖昧さの解決ルーチンのフ
ローチャートである。
【図14】図8のSH_DICT辞書の構造を示す図で
ある。
【図15】図8のSH_DICT辞書を作成する処理を
示すブロック図である。
【図16】図8のSH_DICT辞書作成ルーチンのフ
ローチャートである。
【図17】図8のSHKB変換ルーチンのフローチャー
トである。
【図18】(a)はDICT辞書の好ましい一実施例、
(b)はDICT辞書の他の実施例の構成図である。
【図19】DICT辞書を作成する処理のブロック図で
ある。
【図20】図19のDICT辞書作成ルーチンのフロー
チャートである。
【図21】図19のDICT辞書生成ルーチンのフロー
チャートである。
【図22】図19の多重処理ルーチンのフローチャート
である。
【図23】(a)及び(b)は、プログラムされたコン
ピュータによる片手使用のため変換された従来の両手キ
ーボードの夫々右利き用及び左利き用キーボードのキー
配置の平面図である。
【図24】図23の説明で参照されたプログラムされた
コンピュータにおける用途のコンピュータプログラムの
SHKB割り当てルーチンのフローチャートである。
【図25】パーソナルコンピュータへの入力装置として
補正された専用片手キーボードの斜視図である。
【図26】プログラムされたコンピュータ又はプロセッ
サを有する片手キーボード装置の電子部品を示す概略的
なブロック図である。
【符号の説明】
1,1’,1” キーパッド 2 上側の指キー行 3 内側の指キー行 4 下側の指キー行 5,5’ 右利き用片手キーボード 6 親指キーの組 7,7’ 左利き用片手キーボード 20 メインルーチン 21 コード取得ルーチン 22 大文字生成ルーチン 23 曖昧さの解決ルーチン 24 SH_辞書 25 強化された曖昧さの解決ルーチン 26 DICT辞書 100 グループ名 101,184 索引単語 102 被比較単語 105 入力ファイル 106 SH_DICT作成ルーチン 107 SHKB変換ルーチン 108 SH_DICT辞書 185 リスト 190 多重検査ルーチン 191 現行データベース 192 多重データベース 193 多重処理ルーチン 194 DICT辞書 220 SHKB割り当てルーチン 275 キーボード入力装置 276 キーボード 277 ディスプレイ 278 電子インタフェース 279 パーソナルコンピュータ 281 指キー及び親指キー 285 キーボードコントローラ 286 マイクロプロセッサ 287 バッテリーパック 288 オン/オフスイッチ 289 リセットボタン 290 PCMCIAインタフェース 291 RAM 292 ROM 300,302 従来のキーボード 301 右利き用片手キーボードのキー 303 左利き用片手キーボードのキー

Claims (21)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作されたとき割り当てられた文字を各
    々発生し得る文字キーからなる人間の片手の指による操
    作用のキーボードであって、 上記片手の人差し指による操作のため配置され、文字n
    及びpを割り当てられた少なくとも1個のキーと、文字
    t及びgを割り当てられた少なくとも1個のキーと、中
    指による操作のため配置され、文字r及びcを割り当て
    られた少なくとも1個のキーと、薬指による操作のため
    配置され、文字k及びzを割り当てられた少なくとも1
    個のキーと、小指による操作のため配置され、文字j及
    びwを割り当てられた少なくとも1個のキーとにより構
    成される第1のキーの組と、 上記片手の人差し指による操作のため配置され、文字d
    及びuを割り当てられた少なくとも1個のキーと、文字
    f及びxを割り当てられた少なくとも1個のキーと、中
    指による操作のため配置され、文字m及びyを割り当て
    られた少なくとも1個のキーと、薬指による操作のため
    配置され、文字l及びvを割り当てられた少なくとも1
    個のキーと、小指による操作のため配置され、文字b及
    びqを割り当てられた少なくとも1個のキーとにより構
    成される第2のキーの組と、 上記片手の人差し指による操作のため配置され、文字a
    を割り当てられた少なくとも1個のキーと、文字eを割
    り当てられた少なくとも1個のキーと、中指による操作
    のため配置され、文字i及びhを割り当てられた少なく
    とも1個のキーと、薬指による操作のため配置され、文
    字o及びsを割り当てられた少なくとも1個のキーとに
    より構成される上記第1及び第2のキーの組の間にある
    中間のキーの組とからなる、キーボード。
  2. 【請求項2】 上記片手の指による操作のため配置され
    たキーボード機能キーを更に有し、 上記第1のキーの組は、発生された上記文字の大文字化
    の制御のため上記キーボード内で操作可能であり、該小
    指による操作のため配置された少なくとも1個のキーボ
    ード機能キーを更に有する、請求項1記載のキーボー
    ド。
  3. 【請求項3】 指による操作のため配置されたキーボー
    ド機能キーを更に有し、 上記中間のキーの組は、該小指による操作のため配置さ
    れ、上記文字の中の二つ以上を割り当てられた上記文字
    キーの中の一つが操作されるとき、複数の上記キーの操
    作中に上記発生された文字の間の曖昧さの解決を誘起す
    る少なくとも1個のキーボード機能キーを更に有する、
    請求項1記載のキーボード。
  4. 【請求項4】 上記第2のキーの組は、該小指による操
    作のため配置され、該発生された文字の間に空白文字を
    入れるための少なくとも1個のキーボード機能キーを更
    に有する請求項1記載のキーボード。
  5. 【請求項5】 上記片手の親指による操作のため配置さ
    れた上記キーボードの制御のための副キーの組を更に有
    する請求項1記載のキーボード。
  6. 【請求項6】 上記キーは実質的に平行の行及び対角の
    列に配置され、上記対角の列は、 文字n、p、a、d及びuを割り当てられたキーよりな
    る第1の対角の列と、 文字t、g、e、f及びxを割り当てられたキーよりな
    る第2の対角の列と、 文字r、c、i、h、m及びyを割り当てられたキーよ
    りなる第3の対角の列と、 文字k、z、o、s、l及びvを割り当てられたキーよ
    りなる第4の対角の列と、 文字j、w、b及びqを割り当てられたキーよりなる第
    5の対角の列とからなる、請求項1記載のキーボード。
  7. 【請求項7】 該小指による操作のため配置され、上記
    文字の中の二つ以上を割り当てられた上記文字キーの中
    の一つが操作されるとき、上記発生される文字の間の曖
    昧さの解決を誘起する少なくとも1個の機能キーよりな
    る第6の対角の行を更に有する、請求項6記載のキーボ
    ード。
  8. 【請求項8】 第1、第2及び中間の文字入力キー行よ
    りなり、上記中間の行は上記第1及び第2の行の間にあ
    り、アルファベットの文字を片手の指で入力するキーボ
    ードであって、 上記中間の行において、上記文字入力キーは、連続的な
    順で“a”キーと、“e”キーと、“i”及び“h”キ
    ーと、“o”及び“s”キーとからなり、 上記第1の行において、上記文字入力キーは、連続的な
    順で“n”及び“p”キーと、“g”及び“t”キー
    と、“c”及び“r”キーと、“z”及び“k”キー
    と、“w”及び“j”キーとからなり、 上記第2の行において、上記文字入力キーは、連続的な
    順で“d”及び“u”キーと、“f”及び“x”キー
    と、“m”及び“y”キーと、“l”及び“v”キー
    と、“b”及び“q”キーとからなる、キーボード。
  9. 【請求項9】 上記対応するキーに関連して表示される
    上記列挙された各文字の表記を有する請求項8記載のキ
    ーボード。
  10. 【請求項10】 各文字の該各表記は上記対応するキー
    上にある請求項9記載のキーボード。
  11. 【請求項11】 上記片手の親指による操作のため配置
    され、上記キーボードを制御するキーの組を更に有する
    請求項8記載のキーボード。
  12. 【請求項12】 上記キーは実質的に平行の行及び対角
    の列に配置され、上記対角の列は、 n、p、a、d及びuのキーよりなる第1の対角の列
    と、 t、g、e、f及びxのキーよりなる第2の対角の列
    と、 r、c、i、h、m及びyのキーよりなる第3の対角の
    列と、 k、z、o、s、l及びvのキーよりなる第4の対角の
    列と、 j、w、b及びqのキーよりなる第5の対角の列とから
    なる、請求項8記載のキーボード。
  13. 【請求項13】 キーボード制御キーを更に有し、 上記第5の対角の列と上記中間の行は、機能キーと、該
    制御キーに関連して表示される表記“Ar”とからなる
    請求項12記載のキーボード。
  14. 【請求項14】 少なくとも1文字からなる曖昧に綴ら
    れた単語に対応する入力単語をキー入力する複数のキー
    よりなり、各キーは主文字を有し、少なくとも一つのキ
    ーは複数の代替文字を有するキーボードと、 上記キーボードからの上記入力単語を受ける論理と、 上記入力単語を少なくとも1個の正しく綴られた単語よ
    りなるリストと比較する論理と、 少なくとも1個の正しく綴られた単語をユーザに表示す
    るディスプレイとからなる、単語の曖昧さを解決するキ
    ーボード装置であって、 上記キーボードは複数の親指キーを更に有し、 上記入力単語は、上記主文字の一つと一致する少なくと
    も1個の入力文字、又は、上記代替文字の一つと一致す
    る少なくとも1個の入力文字からなり、 上記代替文字はキーと親指キーを同時に押すことにより
    入力可能である、キーボード装置。
  15. 【請求項15】 少なくとも1個の主文字からなる複数
    の索引単語により構成される主の組と、 少なくとも1個の主文字又は代替文字からなる少なくと
    も1個の単語よりなり索引単語に対応する複数の単語リ
    ストにより構成される代替の組と、 を収容した辞書を更に有する請求項14記載のキーボー
    ド装置。
  16. 【請求項16】 少なくとも幾つかのキーは少なくとも
    1個の文字を割り当てられ、少なくとも1個のキーは複
    数の文字を割り当てられた複数のキーと、 複数の文字キーコードを格納する文字バッファと、 上記複数のキーから文字キーコードを得る論理と、 上記文字キーコードが改行キーと対応するとき、上記文
    字バッファの内容に対応する単語を返す論理と、 上記文字キーコードがバックスペースキーと対応すると
    き、上記文字バッファの内容を1文字分切り詰める論理
    と、 上記文字キーコードがエスケープキーと対応するとき、
    上記文字バッファの内容をヌル文字列に設定する論理
    と、 上記文字キーコードが曖昧さの解決キーと対応すると
    き、上記文字バッファの内容の曖昧さの解決を行なう論
    理と、 上記文字キーコードが改行キー、バックスペースキー、
    エスケープキー又は曖昧さの解決キーと対応しないと
    き、上記文字キーコードを上記文字バッファに格納する
    論理と、記憶装置と、 上記記憶装置に格納された辞書と、 上記文字バッファの内容を上記辞書内の単語と比べる論
    理、上記文字バッファの内容が上記辞書内の単語と一致
    しない場合に、単語の変化を処理する論理、及 び、上記
    文字バッファの内容が上記辞書内の単語と一致し、上記
    単語が所定のニーモニックと対応する場合に、上記文字
    バッファの内容を終端記号で置き換える論理を含む曖昧
    さの解決を行なう論理と、 上記文字バッファの内容が上記辞書内の単語と一致しな
    い場合、又は、上記文字バッファの内容が上記辞書内の
    単語と一致するが上記単語が所定のニーモニックと対応
    しない場合に、強化された曖昧さの解決を行なう論理
    と、 上記文字バッファの内容が上記辞書内の単語と一致する
    場合に、上記辞書内で一致した上記単語を表示するディ
    スプレイと、 上記単語を選択するようユーザを促す論理と、 を有する単語の曖昧さを解決するキーボード。
  17. 【請求項17】 1文字ずつを表現する複数の単一文字
    キー、及び、少なくとも2文字を表現する複数の多重文
    字キーを含む複数のキーと、 キーのシーケンスの入力時に、入力されたキーのシーケ
    ンスに割り当てられた文字のシーケンスであって、文字
    のシーケンスに含まれる正しい割り当て文字に関して、
    入力された多重文字キーに割り当てられた多数の文字の
    間に曖昧さが存在する文字のシーケンスを生成する手段
    と、 文字のシーケンスが、単語、又は、少なくとも1文字を
    含む文字列と関連付けられた所定のニーモニックと一致
    するかどうかを判定することにより曖昧さを解決する手
    段と、 を有するキーボード文字入力装置であって、 文字のシーケンスは、先頭にある最初の文字と、末尾に
    ある最後の文字とを含み、最初の文字及び最後の文字
    は、文字のシーケンスの区切りを形成し、 上記曖昧さを解決する手段は、 文字のシーケンスが、該単語、又は、該所定のニーモニ
    ックと一致しない場合に、文字のシーケンスの中で区切
    りを含む一部分を、少なくとも1文字を含む少なくとも
    一つの所定の文字の組と比較する手段と、 文字のシーケンスが、該単語、又は、該所定のニーモニ
    ックと一致し、文字のシーケンスの中で区切りを含む一
    部分が、少なくとも一つの所定の文字の組と一致する場
    合に、該文字のシーケンスから該一部分を削除すること
    により、文字の 語根シーケンスを作成する手段と、 文字の語根シーケンスを該単語又は該所定のニーモニッ
    クと一致するかどうかを判定することにより、曖昧さを
    さらに解決する手段と、 を具備する、 キーボード文字入力装置。
  18. 【請求項18】 キー及び文字発生器を有し、各キーに
    は少なくとも一つの文字が割り当てられ、少なくとも一
    つのキーは多数の文字が割り当てられた多重文字キーで
    ある、キーボード文字入力装置を使用して、文字シーケ
    ンスを発生させる方法であって、 キーのシーケンスの入力時に、入力されたキーのシーケ
    ンスに割り当てられた文字のシーケンスであって、文字
    のシーケンスに含まれる正しい割り当て文字に関して、
    入力された多重文字キーに割り当てられた多数の文字の
    間に曖昧さが存在する文字のシーケンスを生成する段階
    と、 文字のシーケンスが、単語、又は、少なくとも1文字を
    含む文字列と関連付けられた所定のニーモニックと一致
    するかどうかを判定することにより曖昧さを解決する段
    階と、 を有し、 文字のシーケンスは、先頭にある最初の文字と、末尾に
    ある最後の文字とを含み、最初の文字及び最後の文字
    は、文字のシーケンスの区切りを形成し、 上記曖昧さを解決する段階は、 文字のシーケンスが、単語、又は、所定のニーモニック
    と一致しない場合に、文字のシーケンスの中で区切りを
    含む一部分を、少なくとも1文字を含む少なくとも一つ
    の所定の文字の組と比較する段階と、 文字のシーケンスが、単語、又は、所定のニーモニック
    と一致し、文字のシーケンスの中で区切りを含む一部分
    が、少なくとも一つの所定の文字の組と一致する場合
    に、該文字のシーケンスから該一部分を削除することに
    より、文字の語根シーケンスを作成する段階と、 文字の語根シーケンスを該単語又は該所定のニーモニッ
    クと一致するかどうかを判定することにより、曖昧さを
    さらに解決する段階と、 を有する、方法。
  19. 【請求項19】 各キーに少なくとも一つの文字が割り
    当てられ、少なくとも一つのキーに複数の文字が割り当
    てられている複数のキーと、 複数の文字キーコードを格納する文字バッファと、 上記複数のキーより選択された一つのキーから文字キー
    コードを得る論理と、 上記文字キーコードが改行キーと対応するとき、上記文
    字バッファの内容に対応する単語を返す論理と、 上記文字キーコードがバックスペースキーと対応すると
    き、上記文字バッファの内容を1文字分切り詰める論理
    と、 上記文字キーコードがエスケープキーと対応するとき、
    上記文字バッファの内容をヌル文字列に設定する論理
    と、 上記文字キーコードが曖昧さの解決キーと対応すると
    き、上記文字バッファの内容に関する曖昧さの解決を行
    なう論理と、 上記文字キーコードが改行キー、バックスペースキー、
    エスケープキー又は曖昧さの解決キーと対応しないと
    き、上記文字キーコードを上記文字バッファに格納する
    論理と、 ランダムアクセスメモリと、 上記ランダムアクセスメモリに格納された辞書と、 曖昧さの解決を行なう論理と、 を有し、 上記曖昧さの解決を行う論理は、 上記文字バッファの内容を上記辞書内の単語と比べる論
    理と、 上記文字バッファの内容が上記辞書内の単語と一致しな
    い場合に、単語の変形を処理する論理と、 上記文字バッファの内容が上記辞書内の単語と一致し、
    上記単語が少なくとも2文字を含む所定のニーモニック
    文字列と対応する場合に、上記文字バッファの内容を終
    端記号で置き換える論理と、 上記文字バッファの内容が上記辞書内の単語と一致しな
    い場合、又は、上記文字バッファの内容が上記辞書内の
    単語と一致するが上記単語が上記所定のニーモ ニック文
    字列と対応しない場合に、強化された曖昧さの解決を行
    なう論理と、 上記文字バッファの内容が上記辞書内の単語と一致する
    場合に、上記辞書内で一致した上記単語を表示する手段
    と、 上記単語を選択するよう上記ユーザに促す論理と、 を具備する、 入力された単語の曖昧さを解決するキーボード。
  20. 【請求項20】 1文字ずつを表現する複数の単一文字
    キー、及び、少なくとも2文字を表現する複数の多重文
    字キーを含む複数のキーと、 キーのシーケンスの入力時に、入力されたキーのシーケ
    ンスに割り当てられた文字のシーケンスであって、文字
    のシーケンスに含まれる正しい割り当て文字に関して、
    入力された多重文字キーに割り当てられた多数の文字の
    間に曖昧さが存在する文字のシーケンスを生成する手段
    と、 文字のシーケンスが、単語、又は、少なくとも1文字を
    含む文字列と関連付けられた所定のニーモニックと一致
    するかどうかを判定することにより曖昧さを解決する手
    段と、 シーケンス内の先頭文字が大文字である文字のシーケン
    ス、シーケンス内の全ての文字が大文字である文字のシ
    ーケンス、及び、シーケンス内に大文字が含まれない文
    字のシーケンスによる構成された文字のシーケンスのリ
    ストを形成する手段と、 上記リスト内で一つの文字のシーケンスを選択する手段
    と、 を有するキーボード文字入力装置。
  21. 【請求項21】 キー及び文字発生器を有し、各キーに
    は少なくとも一つの文字が割り当てられ、少なくとも一
    つのキーは多数の文字が割り当てられた多重文字キーで
    ある、キーボード文字入力装置を使用して、文字シーケ
    ンスを発生させる方法であって、 キーのシーケンスの入力時に、入力されたキーのシーケ
    ンスに割り当てられた文字のシーケンスであって、文字
    のシーケンスに含まれる正しい割り当て文字に関して、
    入力された多重文字キーに割り当てられた多数の文字の
    間に曖昧さが存在する文字のシーケンスを生成する段階
    と、 文字のシーケンスが、単語、又は、少なくとも1文字を
    含む文字列と関連付けられた所定のニーモニックと一致
    するかどうかを判定することにより曖昧さを解決する段
    階と、 を有し、 上記曖昧さを解決する段階は、 シーケンス内の先頭文字が大文字である文字のシーケン
    ス、シーケンス内の全ての文字が大文字である文字のシ
    ーケンス、及び、シーケンス内に大文字が含まれない文
    字のシーケンスによる構成された文字のシーケンスのリ
    ストを形成する段階と、 上記リスト内で一つの文字のシーケンスを選択する段階
    と、 を含む、方法。
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