JP3322635B2 - 表示装置 - Google Patents

表示装置

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JP3322635B2
JP3322635B2 JP11964198A JP11964198A JP3322635B2 JP 3322635 B2 JP3322635 B2 JP 3322635B2 JP 11964198 A JP11964198 A JP 11964198A JP 11964198 A JP11964198 A JP 11964198A JP 3322635 B2 JP3322635 B2 JP 3322635B2
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淳司 小池
泰生 大西
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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  • Liquid Crystal Display Device Control (AREA)
  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、表示装置に関
し、特に、入力映像信号の水平総ドット数に係わらず映
像を適切に表示することができる液晶表示装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】液晶表示装置では、1水平走査期間にお
いて、入力映像信号が有するドットデータの1ドット
と、液晶パネルの1画素との同期が取られて画像が表示
される。また、入力映像信号が1垂直走査期間内に有す
る任意数のラインデータにおける1本の水平走査線のラ
インデータが、液晶パネルにおける垂直方向の1ライン
に対応して表示される。このラインデータは、ドットデ
ータの集合体である。
【0003】近年においては、多種多様な仕様のコンピ
ュータが製造されている。各種コンピュータから出力さ
れるXGA映像信号であっても、たとえば、図3(a)
に示す映像信号と図3(b)に示す映像信号とでは、水
平総ドット数が異なる。ただし、XGA映像信号におい
ては水平有効ドット数は共通している。つまり、XGA
映像信号の水平有効ドット数は、1024ドットであ
る。
【0004】入力されたXGA映像信号の水平有効期間
の1024ドットをサンプリングするためのサンプリン
グクロックは、入力されたXGA映像信号の水平同期信
号に基づいて生成される。したがって、入力されたXG
A映像信号の水平総ドット数に応じて、サンプリングク
ロックの生成方法を変える必要がある。このため、サン
プリングクロックを生成するためには、入力されたXG
A映像信号の水平総ドット数を認識する必要がある。
【0005】従来は、XGA映像信号の各種類毎に水平
総ドット数が記憶されたテーブルを用意しておき、コン
ピュータから入力されるXGA映像信号の特性から、X
GA映像信号の種類を判別し、判別された種類に対する
水平総ドット数をテーブルの中から選ぶことにより、入
力されたXGA映像信号の水平総ドット数を認識してい
る。しかしながら、この方法では、新しい仕様のコンピ
ュータによって生成されたXGA映像信号に対して、対
応することができない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、水平有効
ドット数が既知であり水平総ドット数が異なる複数種類
の映像信号に対して適切なサンプリングクロックを生成
でき、この結果、水平有効ドット数が既知であり水平総
ドット数が異なる複数種類の映像信号に対して適切な映
像を表示できるようになる表示装置を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明による表示装置
は、入力映像信号の水平同期信号に基づいてサンプリン
グクロックを発生させるための周波数可変のクロック発
生回路、入力映像信号をクロック発生回路から発生した
サンプリングクロックに基づいてサンプリングするA/
D変換器、A/D変換器から出力される映像データを所
定のしきい値と比較することにより、各水平ラインの水
平映像開始位置および水平映像終了位置を検出する検出
手段、1フィールド内において検出された水平映像開始
位置のうち、水平同期信号によって特定される水平期間
開始位置に最も近い水平映像開始位置と、1フィールド
内において検出された水平映像終了位置のうち、水平同
期信号によって特定される水平期間開始位置から最も遠
い水平映像終了位置とに基づいて、1フィールド毎に入
力映像信号の水平映像開始位置と水平映像終了位置まで
の距離に相当するサンプリングクロック数を算出するた
めの算出手段、算出手段によって算出されたサンプリン
グクロック数と、予め設定された値とを比較する比較手
段、および比較手段の比較結果に基づいて、クロック発
生回路から出力されるサンプリングクロックの周波数を
制御する制御手段を備えていることを特徴とする。
【0008】クロック発生回路としては、たとえば、サ
ンプリングクロックを出力するVCO、VCOから出力
されたサンプリングクロックを分周する分周回路、分周
回路の出力と入力映像信号の水平同期信号とが入力し、
両入力信号の位相差に応じた検波信号を出力する位相検
波手段、および位相検波手段から出力される検波信号を
積分してVCOに出力するフィルタ手段を備えたものが
用いられる。この場合には、分周回路の分周値が制御手
段によって制御される。
【0009】比較手段としては、たとえば、算出手段に
よって算出されたサンプリングクロック数と、予め設定
された入力映像信号の水平有効ドット数および水平有効
ドット数より1だけ多い数とを比較し、算出手段によっ
て算出されたサンプリングクロック数が入力映像信号の
水平有効ドット数または水平有効ドット数より1だけ多
い数のいずれかと一致するか、いずれとも一致しないか
に応じた一致・不一致判別信号を出力するとともに、算
出手段によって算出されたサンプリングクロック数が入
力映像信号の水平有効ドット数より小さいかあるいは水
平有効ドット数より1だけ多い数より大きいかに応じた
大小判別信号を出力するものが用いられる。
【0010】制御手段としては、たとえば、入力映像信
号の垂直同期信号がクロックとして、比較手段からの一
致・不一致判別信号がイネーブル信号として、比較手段
からの大小判別信号をアップダウン制御信号としてそれ
ぞれ入力されかつ予め所定のデフォルト値がプリセット
されるアップダウンカウンタが用いられる。このアップ
ダウンカウンタは、一致・不一致判別信号が一致を表し
ている場合にはカウント動作を禁止し、大小判別信号が
小さいことを表している場合には入力映像信号の垂直同
期信号をアップカウントし、大小判別信号が大きいこと
を表している場合には入力映像信号の垂直同期信号をダ
ウンカウントする。そして、アップダウンカウンタのカ
ウント値に基づいてクロック発生回路から出力されるサ
ンプリングクロックの周波数が制御される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
を、液晶表示装置に適用した場合の実施の形態について
説明する。
【0012】図1は、液晶表示装置の全体的な構成を示
している。
【0013】コンピュータから送られてきたXGA映像
信号R、G、Bは、レベル調整部1R、1G、1Bによ
って、後段のA/D変換器2R、2G、2Bの入力条件
に合うようにレベル調整される。レベル調整が行われた
映像信号R、G、Bは、A/D変換器2R、2G、2B
によってデジタルの映像データR、G、Bに変換された
後、走査変換回路3R、3G、3Bに送られる。
【0014】走査変換回路3R、3G、3Bでは、液晶
パネル7R、7G、7Bに適合するように、映像データ
R、G、Bが走査変換される。走査変換回路3R、3
G、3Bの出力は、D/A変換器4R、4G、4Bによ
ってアナログの映像信号R、G、Bに変換される。
【0015】D/A変換器4R、4G、4Bから出力さ
れる映像信号R、G、Bは、色信号ドライバ5およびサ
ンプルホールド回路6R、6G、6Bを介して液晶パネ
ル7R、7G、7Bに送られる。
【0016】走査変換回路3R、3G、3B、色信号ド
ライバ5、サンプルホールド回路6R、6G、6Bおよ
び液晶パネル7R、7G、7Bには、タイミングコント
ローラ20からタイミング信号が送られる。A/D変換
器2R、2G、2BおよびD/A変換器4R、4G、4
Bに送られるサンプリングクロックは、サンプリングク
ロック制御回路30によって生成される。タイミングコ
ントローラ20およびサンプリングクロック制御回路3
0は、CPU10によって制御される。
【0017】まず、図3に示された2種類のXGA映像
信号を例にとって、サンプリングクロック制御回路30
の動作原理について説明する。
【0018】水平同期信号の出力位置から水平映像開始
位置HSまでのサンプリングクロックのカウント値(水
平映像開始カウント値)と、水平同期信号の出力位置か
ら水平映像終了位置HEまでのサンプリングクロックの
カウント値(水平映像終了カウント値)との差を測定す
る。
【0019】水平映像開始カウント値と水平映像終了カ
ウント値との差が1024より多い場合には、サンプリ
ングクロックの周波数が適切な周波数より高いと考えら
れるので、サンプリングクロックの周波数を低くする方
向に制御する。
【0020】反対に、水平映像開始カウント値と水平映
像終了カウント値との差が1024より少ない場合に
は、サンプリングクロックの周波数が適切な周波数より
低いと考えられるので、サンプリングクロックの周波数
を高くする方向に制御する。
【0021】ところで、水平映像開始位置HSと水平映
像終了位置HEとは、映像信号のレベルに基づいて検出
される。そうすると、水平有効期間において全てのドッ
トに有効なデータが存在する場合には、水平映像開始位
置HSと水平映像終了位置HEとを正確に検出できる
が、水平有効期間において全てのドットに有効なデータ
が存在しない場合には、水平映像開始位置HSと水平映
像終了位置HEとを正確に検出できなくなる。
【0022】そこで、この実施の形態では、1垂直期間
内の各水平ライン毎に水平映像開始位置と水平映像終了
位置とを検出し、水平同期信号を基準として最も時間的
に早い水平映像開始位置を最終的な水平映像開始位置で
あると決定し、水平同期信号を基準として最も時間的に
遅い水平映像終了位置を最終的な水平映像終了位置と決
定するようにしている。
【0023】映像信号をサンプリング(A/D変換)す
る前のアナログ信号は波形なまり等があるため、水平映
像開始カウント値と水平映像終了カウント値との差が、
実際の1024ドットより若干多くなる傾向がある。そ
うすると、図4に示すように、サンプリングクロックの
周波数が適切であっても、水平同期信号を基準としたサ
ンプリングクロックの位相によっては、水平映像開始カ
ウント値と水平映像終了カウント値との差が、1024
となる場合と1025となる場合があると考えられる。
【0024】そこで、この実施の形態では、水平映像開
始カウント値と水平映像終了カウント値との差が102
4または1025のときにサンプリングクロックの周波
数が適切であるとみなしている。しかしながら、水平映
像開始カウント値と水平映像終了カウント値との差が1
025である場合にサンプリングクロックの位相を変化
させると、水平映像開始カウント値と水平映像終了カウ
ント値との差が1026となる可能性がある。そこで、
サンプリングクロックの位相にかかわらず水平映像開始
カウント値と水平映像終了カウント値との差が1024
または1025となるように、微調整を行っている。こ
の微調整は、水平映像開始カウント値と水平映像終了カ
ウント値との差が1024または1025となった後
に、サンプリングクロックの位相を数ナノ単位で少なく
とも1サンプリングクロック分ディレイさせることによ
り行われる。
【0025】図2は、サンプリングクロック制御回路3
0の構成を示している。
【0026】このサンプリングクロック制御回路30
は、パソコンから送られてくる全画面白のXGA映像信
号からなるテスト信号に基づいて、XGA映像信号の水
平総ドット数を検出してサンプリングクロックの周波数
を制御する。
【0027】サンプリングクロック制御回路30は、入
力映像信号の水平同期信号に基づいてサンプリングクロ
ックを出力するPLL回路40、PLL回路40から出
力されるサンプリングクロックの周波数を制御する水平
総ドット数検出回路50およびPLL回路40から出力
されるサンプリングクロックの位相を制御するための位
相制御回路60によって制御される。
【0028】位相制御回路60は、入力映像信号の水平
同期信号が入力するディレイ回路61およびディレイ回
路61を制御するディレイデータ作成部62を備えてい
る。
【0029】PLL回路40は、よく知られているよう
に、位相検波部41、LPF42、VCO43および分
周回路44を備えている。位相検波部41には、ディレ
イ回路61を介して送られてきた水平同期信号と、分周
回路44の出力とが入力する。LPF42には、位相検
波部41の出力が入力する。VCO43には、LPF4
2の出力が入力する。分周回路44には、VCO43か
ら出力されるサンプリングクロックと水平総ドット数検
出回路50からの分周値データ(水平総ドット数検出デ
ータ)とが入力する。
【0030】水平総ドット数検出回路50は、水平映像
開始終了検出回路51、Hカウンタ52、減算器53、
コンパレータ54、アップダウンカウンタ55および最
大ホールド部56を備えている。
【0031】水平映像開始終了検出回路51は、A/D
変換器2R、2G、2Bの出力データに基づいて、各水
平ライン毎に水平映像開始位置と水平映像終了位置とを
検出して、第1水平映像開始信号(水平映像開始信号
1)と第1水平映像終了信号(水平映像終了信号1)と
を出力する。つまり、水平映像開始終了検出回路51
は、入力された映像データR、G、Bが所定のしきい値
より大きくなったときに、サンプリングクロック1個分
のパルス信号からなる第1水平映像開始信号を出力す
る。また、水平映像開始終了検出回路51は、入力され
た映像データR、G、Bが所定のしきい値より小さくな
ったときにサンプリングクロック1個分のパルス信号か
らなる第1水平映像終了信号を出力する。
【0032】しきい値として大きな値を設定すると輝度
の低いデータが読み取れなくなり、しきい値として小さ
な値を設定するとノイズをデータとして読み取る可能性
があるので、しきい値としてはノイズを拾わない程度の
低い値が設定される。
【0033】Hカウンタ52は、Hカウンタ52に入力
されるサンプリングクロックの数をカウントする。ただ
し、Hカウンタ52は、ディレイ回路61を介して入力
映像信号の水平同期信号が入力される毎にリセットされ
る。したがって、Hカウンタ52は、各水平期間毎に、
ディレイ回路61から出力される水平同期信号の出力タ
イミングからのサンプリングクロックの出力数をカウン
トする。Hカウンタ52のカウンタ値は最大ホールド部
56に送られる。
【0034】また、Hカウンタ52は、最大ホールド部
56から第2水平映像開始信号が送られてくると、その
ときのカウンタ値を第2映像開始カウント値として保持
するとともに出力する。Hカウンタ52は、最大ホール
ド部56から第2水平映像終了信号が送られてくると、
そのときのカウンタ値を第2映像終了カウント値として
保持するとともに出力する。Hカウンタ52から出力さ
れる第2映像開始カウント値および第2映像終了カウン
ト値は、減算器53に送られるとともに最大ホールド部
56に送られる。なお、第2映像開始カウント値の初期
値としては、一般的な値より大きめの値(たとえば60
0)に設定され、第2映像終了カウント値の初期値とし
ては一般的な値より小さめの値(たとえば700)に設
定される。
【0035】水平映像開始終了検出回路51からの第1
水平映像開始信号および第1水平映像終了信号は、最大
ホールド部56に送られる。最大ホールド部56は、次
のような動作を行う。第1水平映像開始信号が入力され
る毎に、最大ホールド部56は、Hカウンタ52のカウ
ント値(以下、第1映像開始カウント値という)を読み
取る。そして、今回読み取られた第1映像開始カウント
値が第2映像開始カウント値より小さいときにのみ、第
2水平映像開始信号(水平映像開始信号2)をHカウン
タ52に出力する。Hカウンタ52は、第2水平映像開
始信号が入力されると、そのときのカウント値を第2映
像開始カウント値として保持するとともに最大ホールド
部56および減算器53に出力する。
【0036】第1水平映像終了信号が入力される毎に、
最大ホールド部56は、Hカウンタ52のカウント値
(以下、第1映像終了カウント値という)を読み取る。
そして、今回読み取られた第1映像終了カウント値が、
第2映像終了カウント値より大きいときにのみ、第2水
平映像終了信号(水平映像終了信号2)をHカウンタ5
2に出力する。Hカウンタ52は、第2水平映像終了信
号が入力されると、そのときのカウント値を第2映像終
了カウント値として保持するとともに最大ホールド部5
6および減算器53に出力する。
【0037】減算器53は、第2映像終了カウント値か
ら第2映像開始カウント値を減算する。この減算結果
は、コンパレータ54に送られる。コンパレータ54
は、減算器53から送られてきた減算結果が、XGA映
像信号の水平有効ドット数1024または1025と一
致するか、1024より小さいか、または1025より
大きいかを判別する。
【0038】減算結果が1024または1025と一致
している場合には、コンパレータ54は第1判別信号
(一致・不一致判別信号)をLレベルにし、減算結果が
1024または1025と一致していない場合には、コ
ンパレータ54は第1判別信号をHレベルにする。
【0039】減算結果が1025より大きい場合には第
2判別信号(大小判別信号)をLレベルにし、減算結果
が1024より小さい場合には第2判別信号をHレベル
にする。
【0040】第1判別信号はアップダウンカウンタ55
のイネーブル信号入力端子に入力する。第2判別信号
は、アップダウンカウンタ55のアップダウン入力端子
に入力する。また、入力映像信号の垂直同期信号は、ア
ップダウンカウンタ55のクロック入力端子に入力す
る。アップダウンカウンタ55は、垂直同期信号が入力
されたときに、第1判別信号がLレベルである場合(減
算結果が1024または1025と一致している場合)
には、垂直同期信号をカウントしない。
【0041】アップダウンカウンタ55は、垂直同期信
号が入力されたときに、第1判別信号がHレベルであ
り、第2判別信号がLレベルである場合(減算結果が1
025より大きい場合)には、垂直同期信号をダウンカ
ウントする。アップダウンカウンタ55は、垂直同期信
号が入力されたときに、第1判別信号がHレベルであ
り、第2判別信号がHレベルである場合(減算結果が1
024より小さい場合)には、垂直同期信号をアップカ
ウントする。
【0042】アップダウンカウンタ55のカウント値
は、分周値データ(水平総ドット数検出データ)とし
て、分周回路44に入力される。アップダウンカウンタ
55のカウント値(分周値データ)のデフォルト値は、
初期設定時にアップダウンカウンタ55に設定される。
このデフォルト値としては、XGA映像信号の一般的な
水平総ドット数に近い値が設定される。
【0043】第2判別信号がLレベルである場合(減算
器53の減算結果が1025より大きい場合)に垂直同
期信号がアップダウンカウンタ55に入力すると、アッ
プダウンカウンタ55のカウント値は1だけ小さくな
り、分周回路44の分周値データも1だけ小さくなる。
この結果、VCO43から出力されるサンプリングクロ
ックの周波数は小さくなる。
【0044】反対に、第2判別信号がHレベルである場
合(減算器53の減算結果が1024より小さい場合)
に垂直同期信号がアップダウンカウンタ55に入力する
と、アップダウンカウンタ55のカウント値は1だけ大
きくなり、分周回路44の分周値データも1だけ大きく
なる。この結果、VCO43から出力されるサンプリン
グクロックの周波数は大きくなる。
【0045】減算器53の減算結果が1024または1
025と一致したときには、第1判別信号がLレベルに
されるので、アップダウンカウンタ55のカウント値は
変化しない。このLレベルの第1判別信号はディレイデ
ータ作成部62にも送られている。ディレイデータ作成
部62は、第1判別信号がLレベルになると、垂直同期
信号が入力される毎に数ナノ単位で水平同期信号をディ
レイさせるようにディレイ回路61を制御する。
【0046】そして、ディレイ値のトータルが、1サン
プリングクロック分以上の所定値となったときに、ディ
レイデータ作成部62は、ディレイ制御を停止させると
ともに、トータルドット検出終了命令をアップダウンカ
ウンタ55に送る。アップダウンカウンタ55は、トー
タルドット検出終了命令が入力されると、その時点でイ
ネーブル信号を強制的にLレベルにしてカウンタ値が変
化しないようにする。
【0047】このように、減算器53の減算結果が10
24または1025と一致した後に、ディレイ制御を行
っているのは、次のような理由による。上述したよう
に、映像信号をサンプリング(A/D変換)する前のア
ナログ信号は波形なまり等があるため、水平映像開始カ
ウント値と水平映像終了カウント値との差が、実際の1
024ドットより若干多くなる傾向がある。
【0048】そうすると、図4に示すように、サンプリ
ングクロックの周波数が正しくても、水平同期信号を基
準としたサンプリングクロックの位相によっては、水平
映像開始カウント値と水平映像終了カウント値との差
が、1024となる場合と1025となる場合があると
考えられる。
【0049】そこで、第2映像開始カウント値と第2映
像終了カウント値との差が1024または1025のと
きにサンプリングクロックの周波数が適切であるとみな
している。しかしながら、第2映像開始カウント値と第
2映像終了カウント値との差が1025であると判別さ
れたときにおいて、サンプリングクロックの位相を変化
させると、第2映像開始カウント値と第2映像終了カウ
ント値との差が1026となる可能性がある。
【0050】そこで、第2映像開始カウント値と第2映
像終了カウント値との差が1024または1025であ
ると判別された後において、サンプリングクロックの位
相を一定範囲内で変化させ、第2映像開始カウント値と
第2映像終了カウント値との差が仮に1026となった
としても、サンプリングクロックの周波数が小さくなる
ように微調整を行っているのである。
【0051】上記実施の形態の特徴は、各フィールドに
おいて、各水平ラインによって検出された水平映像開始
カウント値のうち最小値を保持できるようにするととも
に、各水平ラインによって検出された水平映像終了カウ
ント値のうち最大値を保持できるようにしたことにあ
る。このようにすると、1フイールド内に有効な映像デ
ータのない水平ラインが存在しても、水平有効期間に対
応するサンプリングクロック数を検出することができる
ようになる。つまり、1フィールド内において、水平有
効ラインの開始位置に有効データがある少なくとも1つ
の水平ラインと、水平有効ラインの終了位置に有効デー
タがある少なくとも1つの水平ラインとが存在すれば、
水平有効期間に対応するサンプリングクロック数を検出
することができるようになる。
【0052】このような特徴を図5に基づいて、より具
体的に説明する。
【0053】この例では、説明の便宜上、1垂直期間に
水平有効ラインが4つ存在している有効ライン1では、
Hカウンタ52のカウント値が300〜350、500
〜550および700〜750に対応する位置に有効デ
ータが存在し、有効ライン2では、Hカウンタ52のカ
ウント値が200〜250および600〜650に対応
する位置に有効データが存在し、有効ライン3では、H
カウンタ52のカウント値が400〜700および12
00〜1250に対応する位置に有効データが存在し、
有効ライン4では、有効データが全く存在しないとす
る。
【0054】有効ライン1においてカウント値300に
対応する第1水平映像開始信号が最大ホールド部56に
入力すると、Hカウンタ52によって保持されている第
2映像開始カウント値600より今回の水平映像開始カ
ウント値(第1映像開始カウント値)300が小さいの
で、最大ホールド部56は第2水平映像開始信号を出力
する。これにより、第2映像開始カウント値が600か
ら300に更新される。
【0055】その後、カウント値500に対応する第1
水平映像開始信号またはカウント値700に対応する第
1水平映像開始信号が最大ホールド部56に入力して
も、既に保存している水平映像開始カウント値300よ
り今回の水平映像開始カウント値500または700は
大きいため、最大ホールド部56から第2水平映像開始
信号は出力されない。したがって、第2映像開始カウン
ト値は更新されない。
【0056】有効ライン2においてカウント値200に
対応する第1水平映像開始信号が最大ホールド部56に
入力すると、Hカウンタ52によって保持されている第
2映像開始カウント値300より今回の水平映像開始カ
ウント値(第1映像開始カウント値)200が小さいの
で、最大ホールド部56は第2水平映像開始信号を出力
する。これにより、第2映像開始カウント値が300か
ら200に更新される。
【0057】有効ライン3および4においては、水平映
像開始カウント値200より小さいカウント値に対応す
る第1水平映像開始信号は出力されないため、最大ホー
ルド部56から第2水平映像開始信号は出力されない。
したがって、第2映像開始カウント値は更新されない。
【0058】有効ライン1においてカウント値750に
対応する第1水平映像終了信号が最大ホールド部56に
入力すると、Hカウンタ52によって保持されている第
2映像終了カウント値700より今回の水平映像終了カ
ウント値(第1映像終了カウント値)750が大きいの
で、最大ホールド部56は第2水平映像終了信号を出力
する。これにより、第2映像終了カウント値が700か
ら750に更新される。
【0059】また、有効ライン3においてカウント値1
250に対応する第1水平映像終了信号が最大ホールド
部56に入力すると、Hカウンタ52によって保持され
ている第2映像終了カウント値750より今回の水平映
像終了カウント値(第1映像終了カウント値)1250
が大きいので、最大ホールド部56は第2水平映像終了
信号を出力する。これにより、第2映像終了カウント値
が750から1250に更新される。
【0060】現フィールドが終了して垂直同期信号が入
力される時点においては、減算器53からは、第2映像
終了カウント値1250から第2映像開始カウント値2
00を減算した値1050が出力されている。この値”
1050”は、入力映像信号の水平有効ドット数102
4より1だけ大きい値”1025”より大きいので、コ
ンパレータ54からはHレベルの第1判別信号が出力さ
れているとともにLレベルの第2判別信号が出力されて
いる。
【0061】したがって、垂直同期信号がアップダウン
カウンタ55に入力されると、ダウンカウントされ、ア
ップダウンカウンタ55のカウント値はxから(x−
1)に更新される。
【0062】
【発明の効果】この発明によれば、水平有効ドット数が
既知であり水平総ドット数が異なる複数種類の映像信号
に対して適切なサンプリングクロックを生成できる。こ
の結果、水平有効ドット数が既知であり水平総ドット数
が異なる複数種類の映像信号に対して適切な映像を表示
できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】液晶表示装置の全体的な構成を示すブロック図
である。
【図2】図1のサンプリングクロック制御回路の構成を
示すブロック図である。
【図3】水平総ドット数が異なる2種類のXGA映像信
号を示すタイミングチャートである。
【図4】サンプリングクロックの周波数が適切であって
も、水平同期信号を基準としたサンプリングクロックの
位相によっては、水平映像開始カウント値と水平映像終
了カウント値との差が、1024となる場合と1025
となる場合があることを示すタイミングチャートであ
る。
【図5】最大ホールド部の動作を示すためのタイムチャ
ートである。
【符号の説明】
2R、2G、2B A/D変換器 10 CPU 20 タイミングコントローラ 30 サンプリングクロック制御回路 40 PLL回路 41 位相検波部 42 LPF 43 VCO 44 分周回路 50 水平総ドット数検出回路 51 水平映像開始終了検出回路 52 Hカウンタ 53 減算器 54 コンパレータ 55 アップダウンカウンタ 56 最大ホールド部 60 位相制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G09G 3/20 623 G09G 3/36

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力映像信号の水平同期信号に基づいて
    サンプリングクロックを発生させるための周波数可変の
    クロック発生回路、 入力映像信号をクロック発生回路から発生したサンプリ
    ングクロックに基づいてサンプリングするA/D変換
    器、 A/D変換器から出力される映像データを所定のしきい
    値と比較することにより、各水平ラインの水平映像開始
    位置および水平映像終了位置を検出する検出手段、 1フィールド内において検出された水平映像開始位置の
    うち、水平同期信号によって特定される水平期間開始位
    置に最も近い水平映像開始位置と、1フィールド内にお
    いて検出された水平映像終了位置のうち、水平同期信号
    によって特定される水平期間開始位置から最も遠い水平
    映像終了位置とに基づいて、1フィールド毎に入力映像
    信号の水平映像開始位置と水平映像終了位置までの距離
    に相当するサンプリングクロック数を算出するための算
    出手段、 算出手段によって算出されたサンプリングクロック数
    と、予め設定された値とを比較する比較手段、および比
    較手段の比較結果に基づいて、クロック発生回路から出
    力されるサンプリングクロックの周波数を制御する制御
    手段、 を備えている表示装置。
  2. 【請求項2】 クロック発生回路は、サンプリングクロ
    ックを出力するVCO、VCOから出力されたサンプリ
    ングクロックを分周する分周回路、分周回路の出力と入
    力映像信号の水平同期信号とが入力し、両入力信号の位
    相差に応じた検波信号を出力する位相検波手段、および
    位相検波手段から出力される検波信号を積分してVCO
    に出力するフィルタ手段を備えており、分周回路の分周
    値が制御手段によって制御される請求項1に記載の表示
    装置。
  3. 【請求項3】 比較手段は、算出手段によって算出され
    たサンプリングクロック数と、予め設定された入力映像
    信号の水平有効ドット数および水平有効ドット数より1
    だけ多い数とを比較し、算出手段によって算出されたサ
    ンプリングクロック数が入力映像信号の水平有効ドット
    数または水平有効ドット数より1だけ多い数のいずれか
    と一致するか、いずれとも一致しないかに応じた一致・
    不一致判別信号を出力するとともに、算出手段によって
    算出されたサンプリングクロック数が入力映像信号の水
    平有効ドット数より小さいかあるいは水平有効ドット数
    より1だけ多い数より大きいかに応じた大小判別信号を
    出力するものである請求項1および2のいずれかに記載
    の表示装置。
  4. 【請求項4】 制御手段は、入力映像信号の垂直同期信
    号がクロックとして、比較手段からの一致・不一致判別
    信号がイネーブル信号として、比較手段からの大小判別
    信号をアップダウン制御信号としてそれぞれ入力されか
    つ予め所定のデフォルト値がプリセットされるアップダ
    ウンカウンタからなり、アップダウンカウンタは、一致
    ・不一致判別信号が一致を表している場合にはカウント
    動作を禁止し、大小判別信号が小さいことを表している
    場合には入力映像信号の垂直同期信号をアップカウント
    し、大小判別信号が大きいことを表している場合には入
    力映像信号の垂直同期信号をダウンカウントし、アップ
    ダウンカウンタのカウント値に基づいてクロック発生回
    路から出力されるサンプリングクロックの周波数を制御
    する請求項3に記載の表示装置。
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