JP3322606B2 - 板幅・蛇行検出方法及び装置 - Google Patents

板幅・蛇行検出方法及び装置

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JP3322606B2 JP12513797A JP12513797A JP3322606B2 JP 3322606 B2 JP3322606 B2 JP 3322606B2 JP 12513797 A JP12513797 A JP 12513797A JP 12513797 A JP12513797 A JP 12513797A JP 3322606 B2 JP3322606 B2 JP 3322606B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱間圧延設備にお
ける鋼板の板幅及び蛇行を検出する板幅・蛇行検出方法
及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】熱間圧延設備において、帯板鋼の板幅や
蛇行量を正確に検出する技術は、熱間圧延装置の性能を
維持する上で必要不可欠な技術である。
【0003】従来の帯板鋼の板幅及び蛇行を検出する装
置は、図6に示すように、帯板鋼(圧延材)1の板幅方
向のエッジ部(端部)2,3を撮影するため、端部2,
3の位置にそれぞれ2台のカメラ4,5及びカメラ6,
7を設置し、高温の圧延材1からの可視及び赤外領域の
輻射をこれらのカメラ4,5及びカメラ6,7で検出し
ている。カメラ4,5及びカメラ6,7で撮影された画
像はアナログ画像信号に変換され、ケーブル9〜12に
より画像信号入力部13に伝送される。
【0004】画像信号入力部13ではデジタル信号に変
換されて記憶され、記憶された画像信号の中から、エッ
ジ検出処理部14で画像輝度のしきい値処理等の画像処
理により、圧延材1の端部2,3の位置を検出する。求
められた圧延材1の端部2,3とカメラ4,5及びカメ
ラ6,7の設定位置とから、圧延材1の蛇行量や板幅を
蛇行量・板幅演算処理部15で演算処理により求め、モ
ニタ部16に検出量として与える。
【0005】求める蛇行量Dは、圧延材1の板幅方向の
機械中心17と板幅中心18とのずれ量である。蛇行量
Dと板幅Wはカメラ4,5及びカメラ6,7の設定条件
であるカメラ4,5及びカメラ6,7の位置、傾き及び
カメラ位置を起点とする端部2,3の位置の直線y1,
y2,y3,y4から演算することができる。
【0006】上述した従来技術には、対象とする圧延材
1が加熱され可視及び赤外領域で自発光する輻射をカメ
ラ4,5及びカメラ6,7で検出する自発光方式と、圧
延材1の下側に蛍光灯19等を入れた防水構造の光源2
0を配置し、圧延材1での自発光を除去する光学フィル
タを通した画像から、光源20と圧延材1の境界で明暗
の変化する部分を端部として検出するバックライト方式
とがある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、自発光方式
では圧延材1の温度が500 ℃以下に低下すると、発光す
る輻射の波長が長波長になり、カメラ4,5及びカメラ
6,7の検出波長域外になることから、カメラ4,5及
びカメラ6,7により端部2,3の検出が不可能とな
る。また、バックライト方式では、光源20が圧延材1
の下にあることから、光源20への水垢、汚物の付着に
よる光量の低下や、圧延材1のスケールの付着等により
誤検出が発生し、頻繁にメンテナンスする必要がある。
【0008】上述したように、圧延材1の温度が低下し
可視及び赤外領域の輻射の波長がカメラ4,5及びカメ
ラ6,7の検出波長域にない圧延材1では、圧延材1の
端部2,3の検出精度が著しく低下する。このため、別
途光源を設け、光ファイバーケーブル等を用いて圧延材
1の上方から照明する手段が講じることが考えられる
が、単純に光ファイバーケーブル等で圧延材1を照射す
ると、光の強度分布の不均一が生じ、精度の高い端部
2,3の検出は困難となり、圧延装置全体の性能に著し
く悪い影響を与えている。
【0009】本発明は上記状況に鑑みてなされたもの
で、低コストで極めて簡便な手法で、輻射を生じない帯
板鋼に対しても端部(エッジ部)の高精度な検出を可能
とした板幅・蛇行検出方法及び装置を提供することを目
的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の板幅・蛇行検出方法は、圧延中の帯板鋼を照
明して得られる撮像状態から前記帯板鋼の板幅と蛇行量
を検出する鋼板の熱間圧延設備における板幅及び蛇行検
出方法であって、照明ヘッドのガラスロッド部に光を伝
える光ファイバーケーブルの入射位置または入射角度を
調整して前記照明ヘッドから出る照射光強度に勾配を与
え、前記照明ヘッドからの距離に拘らず前記帯板鋼のエ
ッジ部からの反射光の強度分布を略均一にして圧延中の
前記帯板鋼の板幅及び蛇行量を検出することを特徴とす
る。
【0011】また、上記目的を達成するための本発明の
板幅・蛇行検出装置は、圧延中の帯板鋼を照明して得ら
れる撮像状態から前記帯板鋼の板幅と蛇行量を検出する
鋼板の熱間圧延設備における板幅及び蛇行検出装置であ
って、レンズとガラスロッドで構成された照明ヘッド
と、前記照明ヘッドに光を供給するためのランプ及び集
光装置及び前記ガラスロッドへの入射状況が調整可能な
光ファイバーケーブルで構成された光源と、前記帯板鋼
に照射された光の反射光により前記帯板鋼のエッジ部を
撮像するため前記帯板鋼の両エッジ部近傍の上部にそれ
ぞれ2個一対で位相をずらして設置された撮像装置と、
前記撮像装置からの信号を演算処理する信号処理装置お
よびモニタ部とから構成され、前記ガラスロッド部に光
を伝える前記光ファイバーケーブルの入射位置または入
射角度を調整して前記照明ヘッドから出る照射光強度に
勾配を与え、前記帯板鋼のエッジ部からの反射光の強度
分布を前記照明ヘッドからの距離に拘らず略均一にして
圧延中の前記帯板鋼の板幅及び蛇行量を検出するように
したことを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】光ファイバーケーブルを用いた照
明では、照明の強度分布を均一にするため、透明のガラ
スロッドを光ファイバーケーブルの出口に配置し、ガラ
スロッドの内部での反射を利用して光強度の分布を略一
定にして複数のレンズで集光して対象物に照射する。通
常は、ガラスロッドの中心と光ファイバーケーブルの中
心を一致させて使用する。
【0013】しかしこの方法では、帯板鋼のエッジ部の
光強度は、帯板鋼が蛇行して照明ヘッドに近づいた時は
強く、離れると弱くなり、帯板鋼の幅方向の蛇行による
遠近で光強度が大きく変化して離れた場合の計測が困難
になる。このため、蛇行量の正確な把握が困難である。
【0014】ガラスロッドに対して光ファイバーケーブ
ルの中心位置をずらして偏心させたり、ガラスロッドと
光ファイバーケーブルの中心軸を傾ける手段を講じるこ
とにより、照明光の強度分布を変化させることができ
る。これにより、帯板鋼のエッジ部がどこにあってもエ
ッジ部の光強度分布が一定になるようにガラスロッドと
光ファイバーケーブルの相対位置を偏心させたり傾斜さ
せたりする手段が講じられる。
【0015】
【実施例】図1には本発明の一実施例に係る板幅・蛇行
検出装置の全体構成、図2には照明ヘッドの発光分布、
図3には反射光の強度分布、図4には照明ヘッドの概略
構成、図5にはガラスロッド内の光路状況を示してあ
る。本実施例は、光ファイバーケーブルとガラスロッド
間の中心軸の偏心により、帯板鋼上での光強度分布を一
定とし、カメラによるエッジ検出の精度を向上させたも
のである。
【0016】図1に示すように、例えば、板幅2000mmの
帯板鋼(圧延材)21の板幅方向のエッジ部(端部)2
2,23を視野に入れて撮影するため、端部22,23
の位置にそれぞれ2台の撮像装置としてのカメラ24,
25及びカメラ26,27(視野角24度)を設置して
いる。カメラ24,25及びカメラ26,27は、機械
中心側のカメラ24,26が板幅方向のみ角度θ1 (θ
1 =12度)で板面から高さ950mm に位置し、その外側
のカメラ25,27が板幅方向のみ角度θ2 (θ2 =2
1度)で板面からの高さ860mm に位置し、内側のカメラ
24,26と外側のカメラ25,27はそれぞれ板幅方
向の間隔130mm で圧延材21の同一部分を撮影してい
る。
【0017】出力60ワットのメタルハライドランプ光
源(光源)28,29から、光ファイバーケーブル3
0,31で光を照明ヘッド32,33に導き、光を圧延
材21のカメラ撮影位置に照射する。照明ヘッド32,
33の位置は、板幅方向が内側のカメラ24,26と外
側のカメラ25,27の中間で、高さ960mm 、角度は板
幅方向に16度、ライン方向に20度で設置されてい
る。
【0018】この際、照明ヘッド32,33の光ファイ
バーケーブル30,31とガラスロッド34,35の間
の中心軸の相対位置をずらして偏心させているため、照
明ヘッド32,33の出口では光強度分布36は一定で
はなく、圧延材21との距離が遠い機械中心側が明るく
なっている。この光を圧延材21に照射することによ
り、圧延材21上では光強度分布37は一定となり、カ
メラ24,25及びカメラ26,27で圧延材21の端
部22,23を検出することができる。
【0019】カメラ24,25及びカメラ26,27で
で撮影された画像信号は、ケーブル41〜44で画像信
号入力部45に入力され、更にエッジ検出処理部46に
入力される。そして、蛇行量・板幅演算処理部47で処
理された後、モニタ部48で表示されモニタリングされ
る。
【0020】図4(a) に示すように、光ファイバーケー
ブル30(31)は直径8mmのバンドル型で、照明ヘッ
ド32(33)内のガラスロッド34(35)は幅26m
m、高さ8mm、長さ79mmで、レンズ51(52)は口径5
0mmで焦点距離120mm のものを3枚使用して照明してい
る。
【0021】光ファイバーケーブル30(31)を用い
た照明では、照明の強度分布を均一にするため、透明の
ガラスロッド34(35)を光ファイバーケーブル30
(31)の出口に配置し、ガラスロッド34(35)の
内部での反射を利用して光強度の分布を略一定にして3
枚のレンズ51(52)で集光して圧延材21に照射す
る。通常は、図4(a) に示すようにガラスロッド34
(35)の中心と光ファイバーケーブル30(31)の
中心を一致させて使用する。
【0022】しかしこの方法では、圧延材21の端部2
2,23の光強度は、圧延材21が蛇行して照明ヘッド
32(33)に近づいた時は強く、離れると弱くなり、
圧延材21の幅方向の蛇行による遠近で光強度が大きく
変化して離れた場合の計測が困難になる。このため、蛇
行量の正確な把握が困難である。
【0023】図4(b) や図4(c) のようにガラスロッド
34(35)に対して光ファイバーケーブル30(3
1)の中心位置をずらして偏心させたり、ガラスロッド
34(35)と光ファイバーケーブル30(31)の中
心軸を傾ける手段を講じることにより、照明光の強度分
布を変化させることができる。図4(b) や図4(c) に示
した手段で、圧延材21の端部22,23がどこにあっ
ても端部22,23の光強度分布が一定になるようにガ
ラスロッド34(35)と光ファイバーケーブル30
(31)の相対位置を偏心させたり傾斜させたりする手
段が講じられる。
【0024】前述の照明ヘッド32の光強度分布を図2
に示す。図2で示した光強度分布は、照明ヘッド32の
前方1mの位置に半透明のスクリーンを置き、スクリー
ンの照明ヘッド32とは反対側からカメラで撮影し、光
の強度Iとガラスロッドの幅方向及び高さ方向の位置と
の関係を表したものである。
【0025】図2(a) は、光ファイバーケーブル30を
ガラスロッド34の中心に傾き無しで照明した場合のも
ので、圧延材21の表面の光軸に垂直な面にガラスロッ
ド34の幅方向Smm(約460mm )、ガラスロッド34の
高さ方向Rmm(約140mm )の範囲が略一様に照明されて
いる。
【0026】図2(b) は、光ファイバーケーブル30を
ガラスロッド34の中心より幅方向に4mm偏心させた場
合のもので(図4(b) 参照) 、図2(a) と同様の範囲を
照明し、ガラスロッド34の幅方向の左右で約2倍の明
るさの差をつけることが可能となっている。
【0027】図2(c) は、光ファイバーケーブル30を
ガラスロッド34の中心に位置し、光ファイバーケーブ
ル30の幅方向の端部の一方を図4(c) に示すLが1mm
になるようにガラスロッド34より離して傾けた場合の
もので、図2(b) と同様に幅方向で明るさの差をつける
ことが可能となっている。
【0028】光ファイバーケーブル31,32とガラス
ロッド34,35の相対的な位置関係を、光ファイバー
ケーブル31,32の中心軸とガラスロッド34,35
の中心軸を偏心させたり、中心軸間に傾斜をつけること
により、圧延材21上に照射される照明用の光の強度分
布は一定となる。この中心軸の偏心や中心軸間の傾斜が
ガラスロッド34,35中の光路にどのように作用する
かを図5を用いて説明する。
【0029】図5(a) は、従来の配置であり、光ファイ
バーケーブル31,32とガラスロッド34,35の中
心が一致している配置である。ガラスロッド34,35
中の光路は中心軸に対して対称であり、ガラスロッド3
4,35を出た光強度の分布は一定になる。この光を照
明として圧延材21に斜めから照射すると、ガラスロッ
ド34,35の出口の光強度が図5(a) の真中の図で示
すように均一であるため、圧延材21からの反射光は図
5(a) の左の図に示すように、ガラスロッド34,35
からの距離xが近い場合は強く、離れると弱くなる。
【0030】図5(b) に示すように偏心型を採用する
と、ガラスロッド34,35内の反射光が一方(図では
下方)に偏り、ガラスロッド34,35の出口での光強
度が図5(b) の真中の図で示すように圧延材21の遠方
側を強く照射するようにできる。この結果、圧延材21
からの反射光を図5(b) の左の図に示すように、ガラス
ロッド34,35からの距離xに関係なく均一あるいは
均一に近い状態に調整することが可能になる。
【0031】図5(c) に示すように傾斜型を採用した場
合も、図5(b) と同様に、ガラスロッド34,35内の
反射光を一方(図では下方)に偏らせ、圧延材21から
の反射光を図5(c) の左の図に示すように、ガラスロッ
ド34,35からの距離xに関係なく均一あるいは均一
に近い状態に調整することが可能になる。
【0032】従って、低コストで極めて簡便な手法で、
輻射を生じない圧延材21に対しても端部22,23を
高精度に検出することが可能となる。図3に示した結果
が、帯板鋼面での反射光の光強度分布である。
【0033】尚、上記実施例では、実際に使用した機器
の使用を詳細に記載したが、本発明の効果取得には必ず
しもこれらの機器の仕様に制限されるものではなく、帯
板であればすべての板幅の圧延材に適用可能である。ま
た、カメラ24,25及びカメラ26,27は視野角2
4度に限定されるものではなく、その配置も端部22,
23毎に2台設置し、2台のカメラを互いにある位相差
を付けて設置すれば、帯板の幅及び位置演算は可能であ
る。
【0034】また、光源28,29、光ファイバーケー
ブル30,31、ガラスロッド34,35及びレンズ5
1,52の組み合わせも、設備スペースや環境等に勘案
して許される範囲で最大限に明るい状態にすることが可
能である。また、光ファイバーケーブル30,31のガ
ラスロッド34,35の中心に対する偏心及び傾きは、
カメラ24,25及びカメラ26,27の位置やガラス
ロッド34,35の位置により調整量は異なり、圧延材
21の端部22,23の反射光がカメラ24,25及び
カメラ26,27に到達する時にほぼ均一になるよう設
置時に調整されるようになっている。
【0035】
【発明の効果】本発明の板幅・蛇行検出方法は、圧延中
の帯板鋼を照明して得られる撮像状態から前記帯板鋼の
板幅と蛇行量を検出する鋼板の熱間圧延設備における板
幅及び蛇行検出方法であって、照明ヘッドのガラスロッ
ド部に光を伝える光ファイバーケーブルの入射位置また
は入射角度を調整して前記照明ヘッドから出る照射光強
度に勾配を与え、前記照明ヘッドからの距離に拘らず前
記帯板鋼のエッジ部からの反射光の強度分布を略均一に
して圧延中の前記帯板鋼の板幅及び蛇行量を検出するよ
うにしたので、光ファイバーケーブルとガラスロッドの
間の相対的な位置関係を軸ずらしや傾斜をつけ変化させ
ることにより、被照射物での光強度分布を均一にするこ
とが可能となる。この結果、帯板鋼のエッジ部の検出精
度が格段に向上し、従来法では輻射を生じない低温の帯
板鋼に対しても、極めて高精度なエッジ検出が可能とな
り、熱間圧延装置の性能を著しく向上させることが可能
となる。
【0036】本発明の板幅・蛇行検出装置は、圧延中の
帯板鋼を照明して得られる撮像状態から前記帯板鋼の板
幅と蛇行量を検出する鋼板の熱間圧延設備における板幅
及び蛇行検出装置であって、レンズとガラスロッドで構
成された照明ヘッドと、前記照明ヘッドに光を供給する
ためのランプ及び集光装置及び前記ガラスロッドへの入
射状況が調整可能な光ファイバーケーブルで構成された
光源と、前記帯板鋼に照射された光の反射光により前記
帯板鋼のエッジ部を撮像するため前記帯板鋼の両エッジ
部近傍の上部にそれぞれ2個一対で位相をずらして設置
された撮像装置と、前記撮像装置からの信号を演算処理
する信号処理装置およびモニタ部とから構成され、前記
ガラスロッド部に光を伝える前記光ファイバーケーブル
の入射位置または入射角度を調整して前記照明ヘッドか
ら出る照射光強度に勾配を与え、前記帯板鋼のエッジ部
からの反射光の強度分布を前記照明ヘッドからの距離に
拘らず略均一にして圧延中の前記帯板鋼の板幅及び蛇行
量を検出するようにしたので、光ファイバーケーブルと
ガラスロッドの間の相対的な位置関係を軸ずらしや傾斜
をつけ変化させることにより、被照射物での光強度分布
を均一にすることが可能となる。この結果、帯板鋼のエ
ッジ部の検出精度が格段に向上し、従来法では輻射を生
じない低温の帯板鋼に対しても、極めて高精度なエッジ
検出が可能となり、熱間圧延装置の性能を著しく向上さ
せることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る板幅・蛇行検出装置の
全体構成図。
【図2】照明ヘッドの発光分布図。
【図3】反射光の強度分布図。
【図4】照明ヘッドの概略構成図。
【図5】ガラスロッド内の光路状況説明図。
【図6】従来の板幅・蛇行検出装置の全体構成図。
【符号の説明】
21 帯鋼板(圧延材) 22,23 エッジ部(端部) 24,25,26,27 カメラ 28,29 メタルハライドランプ光源(光源) 30,31 光ファイバーケーブル 32,33 照明ヘッド 34,35 ガラスロッド 36,37 光強度分布 41,42,43,44 ケーブル 45 画像信号入力部 46 エッジ検出処理部 47 蛇行量・板幅演算処理部 48 モニタ部 51,52 レンズ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 寺本 洋二 広島県広島市西区観音新町四丁目6番22 号 三菱重工業株式会社 広島製作所内 (72)発明者 田崎 澄晴 広島県広島市西区観音新町四丁目6番22 号 三菱重工業株式会社 広島製作所内 (56)参考文献 特開 平7−270125(JP,A) 特開 昭63−177007(JP,A) 特開 平4−248449(JP,A) 特開 平5−38976(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01B 11/00 - 11/30 102 B21C 51/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧延中の帯板鋼を照明して得られる撮像
    状態から前記帯板鋼の板幅と蛇行量を検出する鋼板の熱
    間圧延設備における板幅及び蛇行検出方法であって、照
    明ヘッドのガラスロッド部に光を伝える光ファイバーケ
    ーブルの入射位置または入射角度を調整して前記照明ヘ
    ッドから出る照射光強度に勾配を与え、前記照明ヘッド
    からの距離に拘らず前記帯板鋼のエッジ部からの反射光
    の強度分布を略均一にして圧延中の前記帯板鋼の板幅及
    び蛇行量を検出することを特徴とする板幅・蛇行検出方
    法。
  2. 【請求項2】 圧延中の帯板鋼を照明して得られる撮像
    状態から前記帯板鋼の板幅と蛇行量を検出する鋼板の熱
    間圧延設備における板幅及び蛇行検出装置であって、レ
    ンズとガラスロッドで構成された照明ヘッドと、前記照
    明ヘッドに光を供給するためのランプ及び集光装置及び
    前記ガラスロッドへの入射状況が調整可能な光ファイバ
    ーケーブルで構成された光源と、前記帯板鋼に照射され
    た光の反射光により前記帯板鋼のエッジ部を撮像するた
    め前記帯板鋼の両エッジ部近傍の上部にそれぞれ2個一
    対で位相をずらして設置された撮像装置と、前記撮像装
    置からの信号を演算処理する信号処理装置およびモニタ
    部とから構成され、前記ガラスロッド部に光を伝える前
    記光ファイバーケーブルの入射位置または入射角度を調
    整して前記照明ヘッドから出る照射光強度に勾配を与
    え、前記帯板鋼のエッジ部からの反射光の強度分布を前
    記照明ヘッドからの距離に拘らず略均一にして圧延中の
    前記帯板鋼の板幅及び蛇行量を検出するようにしたこと
    を特徴とする板幅・蛇行検出装置。
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