JPH09304287A - 外観検査装置 - Google Patents

外観検査装置

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JPH09304287A
JPH09304287A JP14234896A JP14234896A JPH09304287A JP H09304287 A JPH09304287 A JP H09304287A JP 14234896 A JP14234896 A JP 14234896A JP 14234896 A JP14234896 A JP 14234896A JP H09304287 A JPH09304287 A JP H09304287A
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Japan
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cylindrical surface
imaging
line sensor
inspection
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JP14234896A
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Katsutoshi Matsuoka
勝年 松岡
Katsuyoshi Yamashita
勝義 山下
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NSK Ltd
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NSK Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高分解能且つ安価であって、しかも短時間で
の外観検査を可能とした。 【解決手段】 照明装置3の光軸を被検査物1の円筒面
に対して直交するように前記照明装置3を配設し、複数
台のラインセンサカメラ4a、4bを被検査物1の軸芯
方向の長さに応じ照明装置3を挟んで千鳥状に配設す
る。そして、照明装置3からの出射光の内、出射角度θ
が所定範囲内の出射光により照射された部分の円筒面を
ラインセンサカメラ4a、4bで撮像し、該撮像結果を
画像処理装置5に供給して被検査物1の外観に欠陥が有
るか否かを判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は外観検査装置に関
し、より詳しくは、円筒形状に形成された被検査物の外
観、すなわち円筒面を検査する外観検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、被検査物として軸芯方向の寸
法が長い円筒形状の転がり軸受用ころをラインセンサカ
メラ等の撮像手段により撮像し、該被検査物の外観検査
をする外観検査装置が知られている。
【0003】この種の外観検査装置は、照射手段を被検
査物の円筒面に対し斜め上方に配設し、該照射手段から
の線状光源を被検査物の円筒面に照射すると共に、該円
筒面からの反射光が入光する位置に撮像手段を配設し、
該円筒面からの反射光を含む円筒面を前記撮像手段で撮
像している。
【0004】しかるに、被検査物が転がり軸受の場合
は、「ころ」に微小な傷があっても該転がり軸受の寿命
に大きな影響を及ぼすため、倍率を大きくして高分解能
での検査を行うことが要請されるが、撮像手段の視野内
に円筒面の一次元画像が入るようにすると倍率を小さく
しなければならず、分解能が低下して欠陥検出性能が不
十分となるという欠点があった。
【0005】そこで、近年では図9〜図11に示す外観
検査装置を使用して被検査物の外観検査を行なってい
る。
【0006】図9に示す第1の従来技術では、2台の撮
像手段51a、51bを略密着状に並設し、照射手段5
2からの線状光を被検査物53に入射する。そして、該
被検査物53からの反射光を含む円筒面が前記2台の撮
像手段51a、51bにより撮像され、これら撮像手段
51a、51bの夫々の撮像結果が画像処理装置54で
処理され、被検査物53の円筒面における欠陥の有無が
判定される。すなわち、該第1の従来技術においては、
被検査物の軸芯方向の寸法が長い場合であっても複数台
の撮像手段51…を並設することにより、被検査物53
を矢印a方向に1回転させるだけで該被検査物53の円
筒面全域に亙って外観検査を行うことが可能となる。
【0007】図10に示す第2の従来技術は、1台の撮
像手段55でもって被検査物53の円筒面を外観検査を
行なおうとするものであり、撮像手段55の視野範囲に
応じて被検査物53を矢印b方向に移動させて分割撮像
することにより、被検査物53の円筒面全域に亙って外
観検査をしている。すなわち、該第2の従来技術におい
ては、被検査物53を矢印a方向に1回転させて検査し
た後、該被検査物53を矢印b方向に移動させて再度被
検査物53を矢印a方向に1回転させることにより外観
検査を行っている。
【0008】図11に示す第3の従来技術は、撮像手段
56a、56bと照射手段57a、57bからなる2組
の光学系58a、58bを軸芯方向に対して異なる位置
に配設し、被検査物53を矢印a方向に1回転させるこ
とにより、被検査物53の円筒面全域に亙って外観検査
を行うものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記第
1の従来技術においては、倍率を上げて分解能を高める
べく、図12の仮想線に示すように、被検査物53を撮
像手段51a、51bに近づけて配置した場合、図中c
部の外観検査を行うことができなくなる。すなわち、前
記第1の従来技術においては、高分解能で外観検査を行
うべく被検査物53を撮像手段51a、51bに近づけ
た場合、撮像手段51a、51bの筐体の厚みが障害と
なって死角ψが形成され、このため図中c部の外観検査
を行うことができなくなる。したがって、倍率を上げて
高分解能で外観検査をするには限界があるという問題点
があった。
【0010】上記第2の従来技術においては、被検査物
53を撮像手段55に近づけても上記第1の従来技術の
ように死角が生じることなく、したがって高倍率に設定
して撮像することができるため高分解能での外観検査が
可能であるが、円筒面全域に亙って検査をするためには
被検査物53を矢印b方向に移動させる必要があり、こ
のため矢印a方向への回転機構の他、別途矢印b方向へ
の移動機構が必要となり、装置が複雑なものになるとい
う問題点があった。さらに、円筒面全域を検査するには
被検査物53を分割撮像の回数分だけ複数回回転させる
必要がある。このため、検査に長時間を要し、検査時間
の短縮化、生産効率の向上の要請に反するという問題点
があった。
【0011】上記第3の従来技術においても、被検査物
53を撮像手段56a、56bに近づけても上記第1の
従来技術のように死角が生じることなく、したがって高
倍率に設定して撮像することができるため高分解能での
外観検査が可能であり、また上述の第2の従来技術のよ
うに被検査物53を移動させるための移動機構も必要と
しないが、複数の光学系58a、58bを設けて外観検
査を行っているため、装置全体が大型化し、照射手段も
2組必要で装置のコストアップを招来するという問題点
があった。さらに、被検査物53の外径が異なると光学
系の調整に手間がかかり、外観検査を迅速に行うには限
界があるという問題点があった。
【0012】本発明はかかる問題点に鑑みなされたもの
であって、高分解能且つ安価であって、しかも短時間で
外観検査を行うことができる外観検査装置を提供するこ
とを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、円筒形状に形成された被検査物を所定位置
に保持して該被検査物を自転させる被検査物回転手段
と、指向性を有する光を前記被検査物の円筒面に照射す
る照射手段と、前記円筒面からの反射光に相対する位置
に配設されて前記照射手段により照射された前記円筒面
を撮像する撮像手段と、該撮像手段の撮像結果に基づい
て前記被検査物の円筒面を評価する評価手段とを備えた
外観検査装置において、前記照射手段の光軸が前記円筒
面に対して直交するように前記照射手段が配設されると
共に、前記撮像手段が前記被検査物の軸芯方向の長さに
応じ前記照射手段を挟んで千鳥状に複数個配設され、且
つ、前記照射手段からの出射光の内、出射角度θが所定
範囲内の出射光により照射された部分の前記円筒面が前
記撮像手段により撮像され、更に、該撮像結果が前記評
価手段に供給されることを特徴としている。
【0014】外観検査を光学的に行う場合、線状光源等
指向性を有する光源を出射する照射手段であっても照射
手段からの出射角度θが所定範囲内(例えば、−30°
≦θ≦+30°)の照射領域からは十分な光量を得るこ
とが知られている(例えば、FIBER OPTICS
(N.S.Kapany著,Academic Press社出版)。
【0015】したがって、照射手段を挟んで千鳥状に、
すなわち照射手段を挟んで両側に交互に被検査物の軸芯
方向の長さに応じて複数の撮像手段を配設し、照射手段
からの出射光が入光する円筒面を前記複数の撮像手段で
撮像することにより、被検査物の円筒面に死角が生ずる
こともなく、該被検査物を1回転させるだけで被検査物
の円筒面全域に亙って外観検査を行うことが可能とな
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳説する。
【0017】図1は本発明に係る外観検査装置の一実施
の形態を示す斜視図であって、円筒形状に形成された被
検査物1を矢印A方向に回転させる回転駆動機構2(被
検査物回転手段)と、円筒面に対して光軸が直交するよ
うに被検査物1の上方に配設された照明装置3(照射手
段)と、該照明装置3を挟んで互いに千鳥状に配設され
た2台のラインセンサカメラ4a、4b(撮像手段)
と、これらラインセンサカメラ4a、4bからの撮像結
果に基づいて被検査物1の欠陥有無を判定評価する画像
処理部5とを備えている。
【0018】ラインセンサカメラ4a、4bは、一方方
向に列設された多数(例えば、1024個)のCCD
(電荷結合素子)と、被検査物1を所定倍率に拡大する
レンズとを有している。そして、CCDは光量に比例し
た電荷を蓄積して、レンズを介して所定倍率に拡大され
た被検査物1の撮像画像を取得する。
【0019】回転駆動機構2は、矢印B方向に回転する
一対の回転ローラ6a、6bと、該回転ローラ6a、6
bを駆動する駆動モータ(不図示)とを有している。そ
して、一対の回転ローラ6a、6bの間に被検査物1を
載置し、駆動モータを介して前記一対の回転ローラ6
a、6bを矢印B方向に回転させることにより前記被検
査物1は矢印A方向に自転する。
【0020】照明装置3は、図2に示すように、光を発
する光源部7と、線状光を射出する光射出部8と、該光
射出部8と前記光源部7とを接続するファイバ束からな
る接続ケーブル9とを備えている。
【0021】光源部7は、具体的には光源としてのハロ
ゲンランプ10と、該ハロゲンランプ10が発する赤外
線を吸収する赤外線吸収フィルタ11と、該赤外線吸収
フィルタ11と前記ハロゲンランプ10との間に介在さ
れたレンズとを具備している。
【0022】また、光射出部8は、図3に示すように、
所定外径(例えば、外径50μm)を有する円形断面形
状の多数の光ファイバ12…からなり、1個の光ファイ
バ12からは図2のD部に示すように、出射角度θでも
って円錐状の光を射出するので、全体しては略線状の射
出光が得られる。
【0023】図4は1つの光ファイバ12から発する線
状光源の光量分布を示す分布図であって、出射角度θが
±30°の範囲内にあるときは、最大光量(出射角度θ
が0°の場合に相当する)の70%以上の光量が得られ
る(図中、Lで示す)。光射出部8の光出口部分の長手
方向に直交する任意断面での光量分布もこれと略同様と
なる。そして、本実施の形態では後述するようにかかる
光ファイバ12の光量分布特性を利用することにより、
被検査物3の欠陥の有無を光学的に検査している。
【0024】また、画像処理部5は、図5に示すよう
に、ラインセンサカメラ4aからの出力信号が入力され
る第1のコンパレータ13aと、ラインセンサカメラ4
bからの出力信号が入力される第2のコンパレータ13
bと、該コンパレータ13a、13bからの出力信号が
入力される論理和回路14と、該論理和回路14からの
出力信号が入力される判定回路15と、該判定回路15
に入力された判定結果を取り込んで欠陥の有無を判定し
且つ欠陥情報を前記判定回路15に供給する演算処理部
16とを備えている。
【0025】このように構成された画像処理部5におい
ては、第1のコンパレータ13aでは予め定められた基
準値T1とラインセンサカメラ4aからの出力信号とが
比較され、第2のコンパレータ13bでは予め定められ
た基準値T2とラインセンサカメラ4bからの出力信号
とが比較される。そして、ラインセンサカメラ4a、4
bからの出力信号が基準値T1、T2より低い場合は第
1及び/又は第2のコンパレータ4a、4bはハイレベ
ル信号を出力し、該出力信号が論理和回路14に入力さ
れる。該論理和回路14では、第1及び第2のコンパレ
ータ13a、13bからの出力信号に対して論理和演算
を行う。そして、第1及び第2のコンパレータ13a、
13bの内の少なくともいずれか一方の出力信号がハイ
レベル信号のときは該ハイレベル信号を判定回路15を
介して演算処理部16に供給し、第1及び第2のコンパ
レータ13a、13bの出力信号が共にローレベル信号
のときは該ローレベル信号を判定回路15を介して演算
処理部16に供給する。そして、演算処理部16では欠
陥信号を出力すべきか否かを判定して被検査物1の欠陥
情報を判定回路15に供給し、判定回路15は被検査物
1に欠陥が有るときは欠陥信号を出力する。
【0026】しかして、図1に示すように、ラインセン
サカメラ4aは矢印Eに示すように、第1の撮像領域1
7を撮像し、ラインセンサカメラ4bは矢印Fに示すよ
うに、第2の撮像領域18を撮像する。尚、撮像領域に
死角が生じるのを回避すべく、第1の撮像領域17と第
2の撮像領域18との間にはオーバラップ領域19が形
成されている。
【0027】図6はラインセンサカメラ4a、4bの配
設位置を示す本装置の正面図であって、上述したよう
に、照明装置3は、XY平面においてその光軸Gが被検
査物1の中心を通るY軸と一致するように被検査物1の
上方適所に配設されている。
【0028】また、ラインセンサカメラ4a、4bの配
設位置は以下の如く決定される。すなわち、照明装置3
は出射角度θでもって被検査物の軸線方向に亘って線状
光を出力するが、線状光源の光量は、上述したように光
軸G上を通過する光のみならず光軸Gに対する出射角度
θが所定範囲、すなわち±30°の範囲内にあるときは
出射角度θが0°のときに対し70%以上の光量を確保
することができ、したがって、かかる所定範囲の出射角
度θ内では被検査物1の欠陥を光学的に検査する場合に
十分な光量を得ることができる。そして、かかる光量分
布特性を活用すべく、後述のように定められる。ある特
定の出射角度θで入射する入射角φ1に対し反射角φ2
(=φ1)で反射する反射光の延長線上にラインセンサ
カメラ4bが配設されている。被検査物1の半径をr、
照明装置3の先端までの高さをhとすると点P(x,
y)は数式(1)、(2)で表される。
【0029】
【数1】 ここで、e=cot θである。
【0030】数式(2)を数式(1)に代入して整理す
ると点P(x,y)は数式(3)のようになる。
【0031】
【数2】 また、光軸Gとラインセンサカメラ4bに入光する反射
光との成す角度をθd、入射角φ1と反射角φ2との境
界線Hと光軸Gとの成す角度をθrとすると、数式
(4)が成立する。
【0032】φ1=φ2=θ+θr …(4) したがって、数式(5)が幾何学的に成立し、該数式
(5)から角度θdは数式(6)で示される。
【0033】θ+θd=2(θ+θr) …(5) θd=2θr+θ …(6) ここで、角度θrは数式(7)で示される。
【0034】
【数3】 したがって、ラインセンサカメラ4bの傾きθcを予め
決めておき、上式より角度θdと傾きθcが等しくなる
ような出射角度θを求める。この時出射角度θが所定の
範囲内(例えば、−30°≦θ≦30°)であれば問題
ない。もし出射角度θが前記所定範囲外ならば、ライン
センサカメラ4bの傾きθc(角度θd)を見直す。出
射角度θが求まることにより、点P(x,y)を求める
ことができる。よって、ラインセンサカメラ4bを図6
のJ方向に移動させて該ラインセンサカメラ4bの光軸
が点Pを通るように配置することにより、照明装置3よ
りθなる角度で出射し、被検査物1で正反射した光をラ
インセンサカメラ4bで撮像することが可能となる。
【0035】尚、ラインセンサカメラ4aについても同
様にして配設位置が決定される。
【0036】また、本実施の形態ではラインセンサカメ
ラ4a、4bを保持するカメラ保持機構20がラインセ
ンサカメラ4a、4bの背後に設けられている。カメラ
保持機構20は、具体的にはラインセンサ4a、4bを
保持して矢印I方向に可動する支持台21と、互いに逆
方向に螺刻された雄ねじ部21と、該雄ねじ部21の送
りを調整する調整用つまみ22とを備え矢印J方向に可
動する水平方向調整機構と、不図示の送りネジを介して
ラインセンサカメラ4a、4bを矢印K方向に可動する
ピント調整機構(不図示)とを備えている。
【0037】上記カメラ保持機構20においては、調整
用つまみ22を操作することにより、照明装置3を対称
として同時に互いに反対方向に水平移動するように構成
されている。また、ラインセンサカメラ4a、4bはピ
ント調整機構を介して、或いは支持台5を上下方向(矢
印I方向)に移動させることにより、被検査物1との距
離が調整される。
【0038】このように構成された外観検査装置におい
ては、照明装置3から被検査物1の円筒面に線状光が照
射されると、光軸Gに対して角度θdの方向に配された
ラインカメラセンサ4a、4bにより被検査物1の円筒
面が撮像され、その撮像結果が画像処理装置5に供給さ
れ、該画像処理装置5で被検査物1の欠陥の有無を判定
する。
【0039】図7は上記外観検査装置で被検査物1を検
査した場合の検査結果を示した図である。
【0040】すなわち、図7(a)に示すように、ライ
ンセンサカメラ4a、4bの第1及び第2の撮像領域1
7、18において、点Q及び点Rの2箇所に欠陥(傷)
がある場合を示している。
【0041】この場合、ラインセンサカメラ4bからは
図7(b)に示すような出力波形が第2のコンパレータ
13bに入力され、ラインセンサカメラ4aからは図7
(c)に示すような出力波形が第1のコンパレータ13
aに入力される。
【0042】そして、第1及び第2のコンパレータ13
a、13bでは夫々の基準値T1、T2と比較され、出
力波形が基準値T1、T2より低いときに第1及び第2
のコンパレータ13a、13bはハイレベル信号(欠陥
信号K)を出力し、次いで図7(d)に示すように、論
理和回路14がハイレベル信号を出力し、被検査物3の
欠陥を検出する。
【0043】このように本実施の形態によれば、光軸G
が被検査物1の円筒面に対して直交するように照明装置
3が配設されると共に、2台のラインセンサカメラ4
a、4bが照明装置3を挟んで千鳥状に配設され、且
つ、照明装置3からの出射光の内、出射角度θが所定範
囲(例えば、±30°)内の出射光により照射された部
分の円筒面を前記ラインセンサカメラ4a、4bで撮像
しているので、被検査物を1回転させるだけで死角が生
じることもなく被検査物の円筒面全域に亙って高分解能
でもって撮像することが可能となり、さらに該撮像結果
を画像処理部5で処理して被検査物1の欠陥の有無を判
定しているので、被検査物に対し短時間で且つ高精度に
外観検査を行うことができる。しかも、ラインセンサ4
a、4bや照明装置は従来から使用されている汎用品を
使用することができ、したがってコストアップを招来す
ることもない。
【0044】尚、本発明は上記実施の形態に限定される
ものではない。上記実施の形態では2台のラインセンサ
カメラ4a、4bを使用して外観検査を行っているが、
被検査物3の軸芯方向の寸法が長いときは、図8に示す
ように、軸芯方向の寸法に応じて3台以上のラインセン
サカメラ4a、4b、4c、4d…を千鳥状に配設する
ことにより、被検査物1を1回転させるだけで円筒面全
域に亙る外観検査を行うことができる。
【0045】
【発明の効果】以上詳述したように本発明に係る外観検
査装置は、前記照射手段の光軸が前記円筒面に対して直
交するように前記照射手段が配設されると共に、前記撮
像手段が、前記被検査物の軸芯方向の長さに応じ前記照
射手段を挟んで千鳥状に複数個配設され、且つ、前記照
射手段からの出射光の内、出射角度θが所定範囲内の出
射光により照射された部分の前記円筒面が前記撮像手段
により撮像され、更に、該撮像結果が前記評価手段に供
給されるので、被検査物を1回転させるだけで死角が生
じることもなく被検査物の円筒面全域に亙って高分解能
でもって撮像することができ、かかる撮像結果に基づい
て被検査物の高精度な外観検査を行うことができる。し
かも、撮像手段や照明手段は従来から使用されている汎
用品を使用することができ、したがって安価な外観検査
装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る外観検査装置を模式的に示した斜
視図である。
【図2】照明装置の詳細を模式的に示した図である。
【図3】図2のZ部拡大図である。
【図4】光ファイバの光量分布図である。
【図5】画像処理装置の詳細を示すブロック構成図であ
る。
【図6】本発明に係る外観検査装置を模式的に示した正
面図である。
【図7】本発明に係る外観検査装置で被検査物の外観検
査を行った場合の検査結果を示す図である。
【図8】ラインセンサカメラを多数配列した場合の状態
を示す平面図である。
【図9】第1の従来技術の斜視図である。
【図10】第2の従来技術の斜視図である。
【図11】第3の従来技術の正面図である。
【図12】第1の従来技術の問題点を説明するための図
である。
【符号の説明】 1 被検査物 2 回転駆動機構(被検査物回転手段) 3 照明装置(照射手段) 4a、4b ラインセンサカメラ(撮像手段) 5 画像処理装置(評価手段)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒形状に形成された被検査物を所定位
    置に保持して該被検査物を自転させる被検査物回転手段
    と、指向性を有する光を前記被検査物の円筒面に照射す
    る照射手段と、前記円筒面からの反射光に相対する位置
    に配設されて前記照射手段により照射された前記円筒面
    を撮像する撮像手段と、該撮像手段の撮像結果に基づい
    て前記被検査物の円筒面を評価する評価手段とを備えた
    外観検査装置において、 前記照射手段の光軸が前記円筒面に対して直交するよう
    に前記照射手段が配設されると共に、前記撮像手段が前
    記被検査物の軸芯方向の長さに応じ前記照射手段を挟ん
    で千鳥状に複数個配設され、 且つ、前記照射手段からの出射光の内、出射角度θが所
    定範囲内の出射光により照射された部分の前記円筒面が
    前記撮像手段により撮像され、更に、該撮像結果が前記
    評価手段に供給されることを特徴とする外観検査装置。
JP14234896A 1996-05-14 1996-05-14 外観検査装置 Pending JPH09304287A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005003645A (ja) * 2003-06-16 2005-01-06 Inspeck Kk パターン検査装置
EP1407253B1 (fr) * 2001-07-17 2009-02-11 Centre de Recherches Metallurgiques - Centrum voor de Research in de Metallurgie Procede pour l'inspection de la surface d'un cylindre de laminoir
JP2010060500A (ja) * 2008-09-05 2010-03-18 Showa Denko Kk 円筒体の表面検査装置
CN105928950A (zh) * 2016-04-15 2016-09-07 宁波百加百测控设备有限公司 一种基于机器视觉的轴承检测装置
JP2021067549A (ja) * 2019-10-23 2021-04-30 株式会社野毛電気工業 欠陥検査装置および欠陥検査方法

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