JP3321447B2 - V型2気筒エンジンの吸気装置 - Google Patents

V型2気筒エンジンの吸気装置

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動二輪車、小型
のオールテラインビィークル(All Train vihcle;小型
不整地走行車、以下、単にATVとも言う)、スノーモ
ビル、あるいは小型レジャービィークル等(以下、総称
して「乗物」という)に搭載されるV型2気筒エンジン
の吸気装置に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】自動
二輪車、小型ATV(小型不整地走行車)、スノーモビ
ル、あるいは小型レジャービィークル等には、小型のV
型2気筒エンジン(以下、単にV型エンジンともいう)
が搭載されている。このV型2気筒エンジンは、同じ排
気量の場合、正面視において(クランク軸に直交する方
向から見て)、シリンダが一部重複して配置できること
から、エンジンの幅(クランク軸の長手方向の寸法)を
狭くできるという利点がある。従って、騎乗型の乗物に
搭載するエンジンとしては、好適なエンジンとなる。
【0003】そして、V型2気筒エンジンの場合、2個
のダウンドラフト型の気化器を前後のシリンダの間に形
成されるV字状の空間に配置するとともに、その気化器
の上方にエアクリーナを配置することによって、全体を
コンパクトにするような配置構成が採用されている。
【0004】しかしながら、V型2気筒エンジンの場
合、両方のシリンダがV型に配置され且つクランク軸方
向にずれているため、直列(インライン)型のエンジン
のように、2個の気化器をクランク軸に平行な同一軸上
に配置できないことから、各気化器を、各シリンダ毎に
別個に独立して、それぞれのシリンダの位置に合わせて
配置している。
【0005】このため、各気化器のスロットルレバーや
チョークレバー等をそれぞれ別途配置するとともに、両
方の気化器を所定位置に固定する剛性の高いしかも複雑
な形状の固定金具とエアクリーナ側の固定部材、該両方
の気化器の各レバーを連動させて操作するための連動機
構が、必要となる。かかる場合、二つの気化器を含む吸
気装置全体として、構造が複雑になるとともに、部品点
数が増加し、この結果、組み立て工数が増加し、ひいて
は、製造原価を高くすることになっていた。この種の先
行技術として、実開昭60−66862号がある。
【0006】一方、V型2気筒エンジンにおいて、両方
の気化器を並列に同一軸上に配置した構成とすると、そ
れぞれの、シリンダの吸気口と気化器のベンチュリーボ
ア(気化器の混合気出口)との間の各距離が、それぞれ
異なり、従って該吸気口とベンチュリーボアとを接続す
る二つのインテークマニホルドの長さが異なり、しかも
インテークマニホルドが途中で曲がった構成となる。こ
のような構成は、エンジン性能上好ましい構成となら
ず、且つ形態が複雑になることから、インテークマニホ
ルド自体の原価が高価になる。
【0007】本発明は、上述のような現況に鑑みておこ
なわれたもので、簡単な構成によって、各シリンダにお
けるシリンダの吸気口と気化器のベンチュリーボアとの
距離が等しく且つ曲がりが少ない、しかも安価に実施で
きるV型2気筒エンジンの吸気装置を提供することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を、
以下のような構成からなるV型2気筒エンジンの吸気装
置によって解決することができる。即ち、本発明にかか
るV型2気筒エンジンの吸気装置は、V型2気筒エンジ
ンの両シリンダ間にダウンドラフト型気化器が2個配設
され、これらの各気化器がそれぞれのシリンダの吸気口
とインテークマニホルドを介して連結されている吸気装
置であって、上記2個の気化器を、各気化器のベンチュ
リーボアが同じ方向を向くように並列にした状態で連結
ボルトで連結することによって一体状の気化器ユニット
を形成し、この気化器ユニットが、エンジンのクランク
軸方向における各シリンダの位置的ずれに対応して、各
シリンダに形成された吸気口に対し、各対応する気化器
のベンチュリーボアが近接するように、平面視におい
て、斜めに配置されていることを特徴とする。
【0009】しかして、このように構成されたV型2気
筒エンジンの気化器ユニットによると、各シリンダにお
けるシリンダの吸気口とそれに対応する気化器のベンチ
ュリーボア(この明細書において、気化器から混合気を
シリンダ側に供給する開口をいう)間の距離を短く且つ
等しくすることができ、該吸気口とベンチュリーボア間
を接続するインテークマニホルドを短く且つ曲がりの少
ない形態にすることができる。従って、エンジン性能を
向上させる上で好ましい構成となる。また、2個の気化
器を並列にした状態で連結ボルトで連結することによっ
て一体状の気化器ユニットに形成していることから、ス
ロットルレバーユニットをはじめ、燃料供給ホース等を
それぞれの気化器に別途配置する必要がなくなり、且つ
これらを連動させて操作するための複雑な連動機構も不
要となり、安価に実施できる吸気装置となる。
【0010】また、上記発明において、上記斜めが、二
つのシリンダに形成された各吸気通路の延長線上にそれ
に対応する気化器のベンチュリーボアがそれぞれ位置す
るような「斜め」であると、適正に、各シリンダにおけ
る該シリンダの吸気口と気化器との距離を等しく且つ短
く、しかも曲がりの少ない状態に構成することができ
る。
【0011】また、上記発明において、各シリンダの吸
気口を通ってクランク軸に直交する方向に延びる線上
に、各対応する気化器のベンチュリーボアが、それぞれ
略一致するよう配置されていると、実施形態として好ま
しい構成となる。
【0012】また、上記発明において、上記気化器ユニ
ットの一方の端部に、スロットルからの操作によって前
記両気化器の開度を操作する単一のスロットルレバーユ
ニットを配置した構成とすることができ、この場合、こ
のスロットルレバーユニットのみ操作すれば、二つの気
化器を等しく(同時に)操作することができることにな
り、安価な気化器ユニットを提供する上で好ましい構成
となる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態にかかる
V型2気筒エンジンの吸気装置について、これらが搭載
される不整地走行車両の構成とともに、図面を参照しな
がら、具体的に説明する。
【0014】図1は本実施形態にかかるV型2気筒エン
ジンの吸気装置を具備したエンジンを搭載した不整地走
行車両の全体側面図、図2は図1に示す不整地走行車両
に搭載された吸気装置を含むエンジン部分の配置状態を
示す拡大側面図、図3はシリンダの平面的位置関係と吸
気装置の平面的配置状態を概念的に示した概略図、図4
は図1に示す不整地走行車両に搭載された吸気装置の気
化器ユニットを示す拡大平面図、図5は図4に示す気化
器ユニットの拡大側面図、図6は図5のV1−V1矢視図、
図7は図5の VII−VII 矢視図、図8は図2の IIX−II
X 矢視図である。
【0015】図1に示すように、騎乗式の四輪不整地走
行車Aは、車体Frに旋回自在に取り付けられた操舵用
のバー型のハンドルHn、左右の前輪Wf、及び左右の
後輪Wrを有している。さらに、この四輪不整地走行車
Aには、ハンドルHnの前側に前部キャリヤCfが配設
され、ハンドルHnの後方に収納部Tを介して騎乗用の
シートSeが配設され、該シートSeの後側に後部キャ
リヤCrが配設されている。また、上記シートSeの左
右両側の前方斜め下方の、前輪Wf及び後輪Wrの車軸
の高さに略等しい高さ部位には、フートボードFbがそ
れぞれ配設されている。そして、上記収納部Tの下方
に、下端がフートボードFbの高さに略等しい高さに下
端が位置するよう、V型2気筒のOHC型4サイクルエ
ンジン(以下、単にV型エンジンという)Eが配設され
ている。V型エンジンEの2つのシリンダS1,S2
は、車体Frの前後方向に挟み角を持つよう前後に傾斜
して配置されている。
【0016】そして、V型エンジンEは、図示しないト
ルクコンバータおよび変速ギヤユニット、略前後方向に
配設された前方出力軸Pfあるいは後方出力軸Pr、お
よびデファレンシャル装置(図示せず)を介して、前輪
Wfあるいは後輪Wrを駆動するよう構成されている。
【0017】このように構成された騎乗型四輪不整地走
行車1は、ライダーが、シートSeに跨り、足をフート
ボードFb上に置き、ハンドルHnを両手で握った姿勢
で、該走行車Aを運転する。
【0018】ところで、上記ATVに搭載されるV型2
気筒エンジンは、側面視においてV型に配置された前後
のシリンダが、車幅方向に配設されたクランク軸の軸方
向に、ずれて配置されている。
【0019】また、図9に図示するように、1シリンダ
当たり2個づつ形成された吸気バルブ穴2および排気バ
ルブ穴3は、図10に図示するように、それぞれ、シリ
ンダ(燃焼室)の中心方向に向かって傾いて開口してい
る。そして、各シリンダSには吸気通路6が形成されて
いるが、この吸気通路6は、上記吸気バルブ穴2と二つ
のシリンダS1,S2で挟まれたV字状の空間30側に
開口する吸気口6aとの間を連結する。この実施形態で
は、この吸気通路6は、図9に図示するように、平面視
において、ほぼ直線に近い曲がりの少ない且つ短く構成
し、シリンダS内の吸気抵抗の低減を図っている。ま
た、前後のシリンダS1,S2は、実質上同じもので構
成されていることから、該前後のシリンダS1,S2の
平面視における吸気口6a相互間のクランク軸方向のず
れd1は、上記前後のシリンダS1,S2のクランク軸
方向のずれd2と寸法的に一致している。
【0020】そして、上記V字状の空間30には、図2
に図示するように、吸気装置Qが配置される。つまり、
このV字状の空間には、吸気装置Qの一部を構成する気
化器ユニットUが配設されるとともに、各気化器U1,
U2のベンチュリーボアUaと上記各シリンダSの吸気
口6aとを接続するインテークマニホルド8が配設され
ている。また、この実施形態の場合、各シリンダ用の二
つのインテークマニホルド8は共通部品となっている。
【0021】上記気化器ニットUは、図2〜4に図示す
るように、実質的に同一の二つのダウンドラフト型の気
化器U1,U2単体を、図4、図8に図示するように、
各気化器のベンチュリーボアが同じ方向を向くように
設した状態で、一体に連結している。つまり、この連結
は、図4に図示するように、各気化器U1,U2に、該
並設した方向(図4の矢印X方向参照)に延びる共通
(同一軸上)の穴(図4の穴の長手方向の中心線h1,
h2参照)を形成することによっておこなわれている。
この穴は、図6,図7に示すように、気化器U1,U2
の正面視あるいは背面視において、対角線上に二箇所形
成されている。そして、これらの穴に連結ボルト4,5
を挿通することによってボルト止めして、二つの気化器
U1,U2を一体に連結している。
【0022】そして、図4,5,6,8に図示するよう
に、気化器U1の上記気化器U2から離間した側の端面
には、これら気化器U1,U2、つまりこの気化器ユニ
ットUの開度を操作するスロットルレバーユニット7が
配設されている。つまり、このスロットルレバーユニッ
ト7のスロットルドラム13を操作(回動)すると、図
8に図示する、二つの気化器U1,U2のバタフライバ
ルブ9が同時に操作されることになる。従って、このス
ロットルレバーユニット7のスロットルドラム13に一
体に取着され且つ回転可能になっている操作軸11は、
気化器U1のバタフライバルブ9の回動軸9aを延設し
た同軸のもので構成されているとともに、この回動軸9
a(操作軸11)に、気化器U2のバタフライバルブ9
の回動軸9bが、間に連結機構Adを介して連結されて
いる。この連結機構Ad自体は、二つの回動軸9a,9
bの連結部分に形成された各連結片9cを互いに押圧す
る方向に作用するスプリング9dと、各連結片9cを引
き離す方向に作用する調整スクリュー9eを備えてい
る。
【0023】また、図4,6,8に図示するように、上
記スロットルドラム13には、基端が、図1に図示する
ハンドルHn(図1参照)の操作グリップG近傍に配設
されたスロットルレバー(図示せず)に取着されたワイ
ヤの先端が取着されている。そして、上記ハンドルHn
のスロットルレバーを回動させてワイヤを長手方向に移
動させることによって、図4,6,8に図示する、該ス
ロットルドラム13を回動させるよう構成している。つ
まり、このワイヤの移動量に比例して、上記各気化器U
1,U2のバタフライバルブ9が同時に且つ均等に操作
できるよう構成されている。
【0024】また、図4,図7に図示するように、各気
化器U1,U2の燃料供給通路19A,19Bを、間に
燃料通路18Aを備えた接続部材18を介装して、該燃
料供給通路19A,19B相互を接続するとともに、上
記燃料供給通路19Bの供給口19aに、図示しない燃
料タンク側からの燃料パイプを接続し、且つ上記燃料供
給通路19Aの反接続部材18側の端部を閉塞部材12
によって閉塞することによって、気化器ユニットUの燃
料通路が形成されている。
【0025】また、図3〜図8において、14はスロッ
トルセンサー、15は上記スロットルレバーユニット7
に配設されているアイドリング調整用の「つまみ」、2
6はアイシング防止のため温水を通すパイプである。
【0026】そして、上記構成からなる気化器ユニット
Uは、図1,図2および図3に図示するように、V型に
配置された各シリンダS1,S2に挟まれ側面視がV字
状の空間30に、各シリンダS1,S2に対して、平面
視において、斜めに配置されている。つまり、この気化
器ユニットUの「斜め」は、二つのシリンダS1,S2
に形成されている各吸気通路6の延長線上に、それに対
応する気化器U1,U2のベンチューボアUaが位置す
るように、該気化器ユニットUを配置したような「斜
め」となっている。この実施形態の場合、吸気通路6が
クランク軸に直交する方向に形成されていることから、
図9に図示するように、前方のシリンダS1の吸気口6
aの中心線(クランク軸に直交する方向に延びる中心
線)と、それに対応する気化器U1のベンチュリーボア
Uaの中心線(クランク軸に直交する方向に延びる中心
線)が略一致するような状態に、且つ、後方のシリンダ
S2の吸気口6aの中心線(クランク軸に直交する方向
に延びる中心線)と、それに対応する気化器U2のベン
チュリーボアUaの中心線(クランク軸に直交する方向
に延びる中心線)が略一致するような状態で、気化器ユ
ニットUは「斜め」に配置されている。
【0027】また、後述するように、本実施形態の場合
には、図5に図示するように、側面視においても、該気
化器ユニットUをエンジンの前後方向の基線(この実施
例では水平線)18に対して、斜め(図5の角度β参
照)になるよう配設されている。
【0028】しかして、このように構成された気化器ユ
ニットUによると、以下のように作用する。
【0029】つまり、実質的に同じ二つの気化器U1,
U2を、それらに正面視あるいは背面視において対角線
状に形成された穴内(中心線h1,h2参照)内に、連
結ボルト4,5を挿通して、先端にナットNを螺着し
て、ボルト止めして一体に組み立てる。そして、上記締
結する際に、上記二つの気化器U1,U2の各バタフラ
イバルブ9の回動軸9bと9bを、連結機構Adを介し
て連結しておく。また、上記連結に際して、上記二つの
気化器U1,U2の各燃料供給通路19A,19Bの間
に燃料通路18Aを備えた接続部材18を介装する。そ
して、気化器U1の燃料供給通路19Aの反接続部材1
8側の端部を閉塞部材12によって閉塞する。
【0030】次に、各気化器U1,U2のチョーク操作
金具25a,25bを連結金具16によって連結し、操
作しない状態においてチョークが作動しない状態となる
よう、この連結金具16を気化器ユニットUの固定部分
側にスプリングSpで付勢しておく。そして、気化器U
1の反気化器U2側の端部に、スロットルドラム13が
上記回動軸9aと同軸になった操作軸11に取着された
状態となるように、スロットルレバーユニット7を連結
するだけで、気化器ユニットUを組み立てることができ
る。そして、上記スロットルレバーユニット7のスロッ
トルドラム13に、スロットル操作用のワイヤの一端を
係止すると、スロットルレバーによって、スロットル操
作することが可能となる。なお、この実施形態の場合、
上記スロットルレバーユニット7にはゴミが込まないよ
うに、該ユニット7を外覆するカバーCが設けられてい
る。
【0031】そして、このように組み立てられた気化器
ユニットUは、上記シリンダS1,S2間の空間30部
分に、斜めに配設される。つまり、図3に図示するよう
に、平面視において、各気化器U1,U2のベンチュリ
ーボアUaとシリンダS1,S2の吸気口6aとが等し
い距離となるように、且つ曲がりが少なくなるように、
シリンダS1の吸気口6aの中心線と、それに対応する
気化器U1のベンチュリーボアUaの中心線が略一致す
るような状態で、気化器ユニットUを、エンジンの前後
方向の基線17に対して、斜め(図4の角度α参照)に
配設する。この実施例の場合には、各シリンダS1,S
2が垂線に対して異なる角度で前方あるいは後方に傾斜
した状態でクランクケース側に配置されている。このた
め、図2、図5に図示するように、各気化器U1,U2
と各シリンダS1,S2の吸気口とが等しい距離となる
ように、図5に図示するように側面視においても、該気
化器ユニットUをエンジンの前後方向の基線(この実施
例では水平線)18に対しても、斜め(図5の角度β参
照)に配設される。
【0032】上述のように構成された本V型2気筒エン
ジンの吸気装置によると、簡単な構成によって、各シリ
ンダにおけるシリンダの吸気口と気化器のベンチュリー
ボアとの距離が等しく、且つ曲がりが少ない吸気装置と
なることは勿論のこと、シリンダの吸気口と気化器のベ
ンチュリーボア間を接続するインテークマニホルドを共
通部品化できる。さらに、両方の気化器を所定位置に固
定する剛性の高い且つ嵩張る固定金具、該両方の気化器
を連動させて操作するための複数のリンク等から構成さ
れる連動機構が不要となる。この結果、気化器ユニット
の部品点数が削減できるとともに、組み立て工数が低減
でき、ひいては、製造原価を低減できる。さらには、気
化器ユニットUを配置するためのスペースが小さくなる
ため、シリンダ周辺にスペースができ、組立工程に自由
度が増し、且つ、整備性および冷却性も向上する。特
に、エンジン搭載状態での調整が要求される空燃比、ア
イドリング調整等の調整がし易くなる。
【0033】なお、この実施形態では、上記側面視にお
いても、斜めに配置されているが、各シリンダの配置に
よっては、正面視においても斜めに配置されていてもよ
い。
【0034】
【発明の効果】本発明にかかるV型2気筒エンジンの気
化器ユニットによれば、簡単な構成によって、各シリン
ダにおけるシリンダの吸気口と気化器のベンチュリーボ
アとの距離を等しくすることができるとともに、これら
を接続するインテークマニホルドの曲がりも必要最小限
にすることができるため、吸気抵抗が小さい優れた吸気
装置となる。さらに、構造が簡単になることから部品点
数および組立工数が低減できるため、安価に提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施例にかかる気化器ユニットを具備した
V型2気筒エンジンを搭載した不整地走行車両の全体側
面図である。
【図2】 図1に示す不整地走行車両に搭載された気化
器ユニットを含むエンジン部分の配置状態を示す拡大側
面図である。
【図3】 シリンダの平面的位置関係と気化器ユニット
の平面的配置状態(斜め配置状態)を概念的に示した概
略図である。
【図4】 図1に示す不整地走行車両に搭載されたエン
ジンの気化器ユニットを示す拡大平面図である。
【図5】 図4に示す気化器ユニットの拡大側面図であ
る。
【図6】 図5のV1−V1矢視図である。
【図7】 図5の VII−VII 矢視図である。
【図8】 図5の VIII −VIII矢視図である。
【図9】 吸気装置の平面的配置構成を示す図で、気化
器の一部を切欠くと共にシリンダを模示的に表した平面
図である。
【図10】 気化器と、インテークマニホルドとシリン
ダの吸気通路の側面的配置構成を示す図で、インテーク
マニホルドとシリンダヘッドの一部を切り欠いて示した
側断面図である。
【符号の説明】
Q……吸気装置 U……気化器ユニット U1,U2……気化器 S1,S2……シリンダ 4,5……締結ボルト 8……インテークマニホルド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02B 67/00 F02B 75/22 F02B 61/02 F02M 13/02 F02M 13/04 F02M 17/34

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 V型2気筒エンジンの両シリンダ間にダ
    ウンドラフト型気化器が2個配設され、これらの各気化
    器がそれぞれのシリンダの吸気口とインテークマニホル
    ドを介して連結されている吸気装置であって、 上記2個の気化器を、各気化器のベンチュリーボアが同
    じ方向を向くように並列にした状態で連結ボルトで連結
    することによって一体状の気化器ユニットを形成し、 この気化器ユニットが、エンジンのクランク軸方向にお
    ける各シリンダの位置的ずれに対応して、各シリンダに
    形成された吸気口に対し、各対応する気化器のベンチュ
    リーボアが近接するように、平面視において、斜めに配
    置されていることを特徴とするV型2気筒エンジンの吸
    気装置。
  2. 【請求項2】 前記斜めが、二つのシリンダに形成され
    た各吸気通路の延長線上にそれに対応する気化器のベン
    チュリーボアがそれぞれ位置するような「斜め」である
    ことを特徴とする請求項1記載のV型2気筒エンジンの
    吸気装置。
  3. 【請求項3】 各シリンダの吸気口を通ってクランク軸
    に直交する方向に延びる線上に、各対応する気化器のベ
    ンチュリーボアが、それぞれ略一致するよう配置されて
    いることを特徴とする請求項1記載のV型2気筒エンジ
    ンの吸気装置。
  4. 【請求項4】 前記気化器ユニットの一方の端部に、ス
    ロットルからの操作によって前記2個の気化器の開度を
    操作する単一のスロットルレバーユニットを配置したこ
    とを特徴とする請求項1〜3のいずれか1の項に記載の
    V型2気筒エンジンの吸気装置。
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