JP3321313B2 - 料額印検出装置、料額印検出方法および郵便物処理装置 - Google Patents

料額印検出装置、料額印検出方法および郵便物処理装置

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JP3321313B2
JP3321313B2 JP23670494A JP23670494A JP3321313B2 JP 3321313 B2 JP3321313 B2 JP 3321313B2 JP 23670494 A JP23670494 A JP 23670494A JP 23670494 A JP23670494 A JP 23670494A JP 3321313 B2 JP3321313 B2 JP 3321313B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、郵便物上の料額印を
検出する料額印検出装置、料額印検出方法およびそれを
用いる郵便物処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】郵便物に貼布または印刷されている料額
印たとえば料金計器を検出し、その検出結果に応じて郵
便物の上下位置を揃えながらその郵便物上の料金計器に
消印を付け、その郵便物を集積する郵便物処理装置いわ
ゆる取揃え押印機がある。
【0003】この取揃え押印機では、郵便物上の料金計
器を検出し、その検出結果に応じて郵便物の揃え方向お
よび郵便物に対する消印位置を決定するようにしてい
る。料金計器の検出は、料金計器の印影を形成するイン
クに含まれている蛍光体の発光の有無を捕らえることに
より行なわれる。
【0004】郵便物の例を図4に示し、取揃え押印機の
例を図5に示している。まず、郵便物Pには、片面の右
上隅およびその対角位置の左下隅にそれぞれ料金計器を
付ける領域(第1領域および第2領域)1があり、そこ
に丸形印影2aおよび角形印影2bからなる料金計器が
貼布または印刷される。貼布とは、あらかじめ料金計器
が印刷された紙片が貼り付けられることである。
【0005】取揃え押印機は、未処理の郵便物Pを一枚
ずつ取り出すための取出部3を有し、そこから集積部4
にかけて郵便物Pの搬送路5を設けている。取出部3で
取出された郵便物Pは集積部4に向けて搬送路5を搬送
される。搬送される郵便物Pは、図6に示すように、向
きおよび表裏が様々な状態にある。
【0006】郵便物P1 は表面がこちら側を向いてい
て、その右上隅の位置に料金計器がある。郵便物P2
表面が同じくこちら側を向いていて、その左下隅の位置
に料金計器がある。郵便物P3 は表面が向こう側を向い
ていて、その右上隅の位置に料金計器がある。郵便物P
4 は同じく表面が向こう側を向いていて、その左下隅の
位置に料金計器がある。
【0007】搬送路5を搬送される郵便物Pは、先ず検
出部6および検出部7に送られる。検出部6は、郵便物
Pの向こう側の面の下半分の領域について料金計器を検
出する。検出部7は、郵便物Pのこちら側の面の下半分
の領域について料金計器を検出する。検出部6,7のど
ちらも、料金計器の印影を形成するインクに含まれてい
る蛍光体の発光の有無を捕らえることにより、料金計器
を検出する。
【0008】検出部6,7を経た郵便物Pは反転部8に
送られる。反転部8は、郵便物Pをそのままの状態で流
す直進流路、および郵便物Pの上下位置を反転して流す
反転流路を有し、検出部6,7の検出結果に応じて両流
路のいずれか一方に選択的に郵便物Pを導く。たとえ
ば、郵便物P2 のように料金計器がこちら側の面の下半
分の領域に存する場合、その料金計器が検出部7で検出
されることにより、郵便物P2 は直進流路に導かれてそ
のままの状態を維持する。郵便物P4 のように料金計器
が向こう側の面の下半分の領域に存する場合、その料金
計器が検出部6で検出されることにより、郵便物P4
直進流路に導かれてそのままの状態を維持する。郵便物
1 ,P3 のように料金計器が上半分の領域に存する場
合、その料金計器は検出部6,7のどちらにも検出され
ず、よって郵便物P1 ,P3 は反転流路に導かれて上下
位置が反転され、郵便物P2 ,P4 の状態と同じにな
る。
【0009】反転部8を経た郵便物Pは、検出部9およ
び検出部10に送られる。検出部9は、郵便物Pの向こ
う側の面の下半分の領域について料金計器を検出する。
検出部10は、郵便物Pのこちら側の面の下半分の領域
について料金計器を検出する。検出部9,10のどちら
も、料金計器の印影を形成するインクに含まれている蛍
光体の発光の有無を捕らえることにより、料金計器を検
出する。
【0010】検出部9,10を経た郵便物Pは印字部1
1,12に送られる。印字部11は、検出部9が料金計
器を検出したとき、郵便物Pの向こう側の面の所定位置
に消印を付ける。印字部12は、検出部10が料金計器
を検出したとき、郵便物Pのこちら側の面の所定位置に
消印を付ける。印字部11,12を経た郵便物Pは、集
積部4に集積される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記の取揃え押印機で
は、料金計器をいかに検出するかが処理能力および信頼
性を左右する大きな要因となる。しかしながら、料金計
器は簡単な押印機器を作業員が手操作することによりプ
リントされるため、郵便物Pの数が多くて作業が大雑把
になったり、プリントに際して郵便物P内の収容物の厚
みが邪魔になるなどの影響から、印影が不鮮明になるこ
とが多い。また、蛍光体を含まないインクが使用される
こともある。
【0012】印影が不鮮明でその印影に含まれる蛍光体
の量が少ないような場合、印影を確実に捕らえることが
困難となる。また、蛍光体を含まないインクが使用され
た場合には、当然ながら、印影を捕らえることができな
い。
【0013】このような状況の下では、料金計器から外
れたところに消印が付いてしまったり、消印を付けられ
ないなどの不具合を生じる。この発明は上記の事情を考
慮したもので、第1、第2、および第3の発明の料金計
器検出装置は、郵便物上の料金計器の印影が不鮮明でそ
の印影に含まれる蛍光体の量が少ないような場合でも、
また印影として蛍光体を含まないインクが使用されてい
ても、料金計器を確実に検出できることを目的とする。
【0014】第4の発明の郵便物処理装置は、郵便物上
の料金計器の印影が不鮮明でその印影に含まれる蛍光体
の量が少ないような場合でも、また印影として蛍光体を
含まないインクが使用されていても、料金計器を確実に
検出することができ、これにより料金計器の上に正しく
消印を付けられることを目的とする。
【0015】
【0016】
【課題を解決するための手段】第1の発明の料金計器検
出装置は、郵便物の一方の面の画像を読取り、その読取
り画像に含まれる特定色の印影画像を抽出し、抽出した
印影画像の形状、大きさ、個数から、郵便物の一方の面
における料金計器を認識しかつ認識結果に信頼度のラン
クを定める検出部と、前記郵便物の他方の面の画像を読
取り、その読取り画像に含まれる特定色の印影画像を抽
出し、抽出した印影画像の形状、大きさ、個数から、郵
便物の他方の面における料金計器を認識しかつ認識結果
に信頼度のランクを定める検出部と、前記各検出部の認
識結果をそれぞれのランクを含めて比較することによ
り、前記郵便物における料金計器の有無および位置を判
定する判定部とを具備している。
【0017】第2の発明の料金計器検出装置は、郵便物
の一方の面における第1領域の画像を読取り、その読取
り画像に含まれる特定色の印影画像を抽出し、抽出した
印影画像の形状、大きさ、個数から、一方の面の第1領
域における料金計器を認識しかつ認識結果に信頼度のラ
ンクを定める検出部と、前記郵便物の一方の面における
第2領域の画像を読取り、その読取り画像に含まれる特
定色の印影画像を抽出し、抽出した印影画像の形状、大
きさ、個数から、一方の面の第2領域における料金計器
を認識しかつ認識結果に信頼度のランクを定める検出部
と、前記郵便物の他方の面における第1領域の画像を読
取り、その読取り画像に含まれる特定色の印影画像を抽
出し、抽出した印影画像の形状、大きさ、個数から、他
方の面の第1領域における料金計器を認識しかつ認識結
果に信頼度のランクを定める検出部と、前記郵便物の他
方の面における第2領域の画像を読取り、その読取り画
像に含まれる特定色の印影画像を抽出し、抽出した印影
画像の形状、大きさ、個数から、他方の面の第2領域に
おける料金計器を認識しかつ認識結果に信頼度のランク
を定める検出部と、前記各検出部の認識結果をそれぞれ
のランクを含めて比較することにより、前記郵便物にお
ける料金計器の有無および位置を判定する判定部とを具
備している。
【0018】第3の発明の郵便物処理装置は、郵便物を
搬送する搬送手段と、前記郵便物の一方の面における上
半分の領域の画像を読取り、その読取り画像に含まれる
特定色の印影画像を抽出し、抽出した印影画像の形状、
大きさ、個数から、一方の面の上半分の領域における料
金計器を認識しかつ認識結果に信頼度のランクを定める
検出部と、前記郵便物の一方の面における下半分の領域
の画像を読取り、その読取り画像に含まれる特定色の印
影画像を抽出し、抽出した印影画像の形状、大きさ、個
数から、一方の面の下半分の領域における料金計器を認
識しかつ認識結果に信頼度のランクを定める検出部と、
前記郵便物の他方の面における上半分の領域の画像を読
取り、その読取り画像に含まれる特定色の印影画像を抽
出し、抽出した印影画像の形状、大きさ、個数から、他
方の面の上半分の領域における料金計器を認識しかつ認
識結果に信頼度のランクを定める検出部と、前記郵便物
の他方の面における下半分の領域の画像を読取り、その
読取り画像に含まれる特定色の印影画像を抽出し、抽出
した印影画像の形状、大きさ、個数から、他方の面の下
半分の領域における料金計器を認識しかつ認識結果に信
頼度のランクを定める検出部と、前記各検出部の認識結
果をそれぞれのランクを含めて比較することにより、前
記郵便物における料金計器の有無および位置を判定する
判定部と、前記郵便物の上下位置を前記判定部の判定結
果に応じて選択的に反転する反転部と、前記判定部の判
定結果に応じて前記郵便物の一方の面または他方の面の
いずれかの所定位置に消印を付ける消印部と、前記反転
部および消印部を経た郵便物を集積する集積部とを具備
する。第4の発明の郵便物処理装置は、郵便物を搬送す
る搬送手段と、この搬送手段により搬送される郵便物の
一方の面の画像を読取り、その読取り画像に含まれる特
定色の印影画像を抽出し、抽出した印影画像の形状、大
きさ、個数から、郵便物の一方の面における料額印を認
識しかつ認識結果に信頼度のランクを定める検出部と、
前記搬送手段により搬送される郵便物の他方の面の画像
を読取り、その読取り画像に含まれる特定色の印影画像
を抽出し、抽出した印影画像の形状、大きさ、個数か
ら、郵便物の他方の面における料額印を認識しかつ認識
結果に信頼度のランクを定める検出部と、前記各検出部
の認識結果をそれぞれのランクを含めて比較することに
より、前記郵便物における料額印の有無および位置を判
定する判定部と、前記搬送手段により搬送され、前記各
検出部を通過した郵便物を集積する集積手段とを具備す
る。第5の発明の郵便物処理装置は、郵便物を搬送する
搬送手段と、この搬送手段により搬送される郵便物の一
方の面における第1領域の画像を読取り、その読取り画
像に含まれる特定色の印影画像を抽出し、抽出した印影
画像の形状、大きさ、個数から、一方の面の第1領域に
おける料額印を認識しかつ認識結果に信頼度のランクを
定める検出部と、前記搬送手段により搬送される郵便物
の一方の面における第2領域の画像を読取り、その読取
り画像に含まれる特定色の印影画像を抽出し、抽出した
印影画像の形状、大きさ、個数から、一方の面の第2領
域における料額印を認識しかつ認識結果に信頼度のラン
クを定める検出部と、前記搬送手段により搬送される郵
便物の他方の面における第1領域の画像を読取り、その
読取り画像に含まれる特定色の印影画像を抽出し、抽出
した印影画像の形状、大きさ、個数から、他方の面の第
1領域における料額印を認識しかつ認識結果に信頼度の
ランクを定める検出部と、前記搬送手段により搬送され
る郵便物の他方の面における第2領域の画像を読取り、
その読取り画像に含まれる特定色の印影画像を抽出し、
抽出した印影画像の形状、大きさ、個数から、他方の面
の第2領域における料額印を認識しかつ認識結果に信頼
度のランクを定める検出部と、前記各検出部の認識結果
をそれぞれのランクを含めて比較することにより、前記
郵便物における料額印の有無および位置を判定する判定
部と、前記搬送手段により搬送され、前記各検出部を通
過した郵便物を集積する集積手段とを具備する。
【0019】
【作用】第1の発明の料金計器検出装置は、郵便物上の
画像が読取り、この読取った画像から特定色の印影画像
を抽出し、この抽出した印影画像の特徴から郵便物上の
料金計器を認識する。
【0020】第2の発明の料金計器検出装置は、郵便物
の一方の面の画像を読取り、その読取り画像に含まれる
特定色の印影画像を抽出し、抽出した印影画像の形状、
大きさ、個数から、郵便物の一方の面における料金計器
を認識しかつ認識結果に信頼度のランクを定める。さら
に、郵便物の他方の面の画像を読取り、その読取り画像
に含まれる特定色の印影画像を抽出し、抽出した印影画
像の形状、大きさ、個数から、郵便物の他方の面におけ
る料金計器を認識しかつ認識結果に信頼度のランクを定
める。これら認識結果をそれぞれのランクを含めて比較
することにより、郵便物における料金計器の有無および
位置を判定する。
【0021】第3の発明の料金計器検出装置は、郵便物
の一方の面における第1領域の画像を読取り、その読取
り画像に含まれる特定色の印影画像を抽出し、抽出した
印影画像の形状、大きさ、個数から、一方の面の第1領
域における料金計器を認識しかつ認識結果に信頼度のラ
ンクを定める。同じ一方の面における第2領域の画像を
読取り、その読取り画像に含まれる特定色の印影画像を
抽出し、抽出した印影画像の形状、大きさ、個数から、
一方の面の第2領域における料金計器を認識しかつ認識
結果に信頼度のランクを定める。さらに、郵便物の他方
の面における第1領域の画像を読取り、その読取り画像
に含まれる特定色の印影画像を抽出し、抽出した印影画
像の形状、大きさ、個数から、他方の面の第1領域にお
ける料金計器を認識しかつ認識結果に信頼度のランクを
定める。同じ他方の面における第2領域の画像を読取
り、その読取り画像に含まれる特定色の印影画像を抽出
し、抽出した印影画像の形状、大きさ、個数から、他方
の面の第2領域における料金計器を認識しかつ認識結果
に信頼度のランクを定める。これら認識結果をそれぞれ
のランクを含めて比較することにより、郵便物における
料金計器の有無および位置を判定する。
【0022】第4の発明の郵便物処理装置は、郵便物を
搬送しながら、その郵便物の一方の面における上半分の
領域の画像を読取り、その読取り画像に含まれる特定色
の印影画像を抽出し、抽出した印影画像の形状、大き
さ、個数から、一方の面の上半分の領域における料金計
器を認識しかつ認識結果に信頼度のランクを定める。同
じ一方の面における下半分の領域の画像を読取り、その
読取り画像に含まれる特定色の印影画像を抽出し、抽出
した印影画像の形状、大きさ、個数から、一方の面の下
半分の領域における料金計器を認識しかつ認識結果に信
頼度のランクを定める。さらに、郵便物の他方の面にお
ける上半分の領域の画像を読取り、その読取り画像に含
まれる特定色の印影画像を抽出し、抽出した印影画像の
形状、大きさ、個数から、他方の面の上半分の領域にお
ける料金計器を認識しかつ認識結果に信頼度のランクを
定める。同じ他方の面における下半分の領域の画像を読
取り、その読取り画像に含まれる特定色の印影画像を抽
出し、抽出した印影画像の形状、大きさ、個数から、他
方の面の下半分の領域における料金計器を認識しかつ認
識結果に信頼度のランクを定める。これら認識結果をそ
れぞれのランクを含めて比較することにより、郵便物に
おける料金計器の有無および位置を判定する。そして、
郵便物の上下位置を判定結果に応じて選択的に反転し、
かつ判定結果に応じて郵便物の一方の面または他方の面
のいずれかの所定位置に消印を付け、その後郵便物を集
積する。
【0023】
【実施例】以下、この発明の一実施例について図面を参
照して説明する。郵便物処理装置いわゆる取揃え押印機
は、図2に示すように、未処理の郵便物Pを一枚ずつ取
り出すための取出部3を有し、そこから集積部4にかけ
て郵便物Pの搬送路5を設けている。取出部3で取出さ
れた郵便物Pは集積部4に向けて搬送路5を搬送され
る。搬送される郵便物Pは、図6に示したP1 、P2
3、P4 のように、向きおよび表裏が様々な状態にあ
る。
【0024】搬送路5を搬送される郵便物Pは、先ず検
出部21および検出部22に送られる。検出部21は、
郵便物Pの向こう側の面(一方の面)の上半分および下
半分の領域についてそれぞれ料額印であるところの料金
計器を検出する。検出部22は、郵便物Pのこちら側の
面(他方の面)の上半分および下半分の領域についてそ
れぞれ料額印であるところの料金計器を検出する。
【0025】検出部21,22を経た郵便物Pは反転部
8に送られる。反転部8は、郵便物Pをそのままの状態
で流す直進流路、および郵便物Pの上下位置を反転して
流す反転流路を有し、検出部21,22の検出結果に応
じて両流路のいずれか一方に選択的に郵便物Pを導く。
【0026】たとえば、郵便物P2 のように料金計器が
こちら側の面の下半分の領域に存する場合、その料金計
器が検出部22の下領域検出機能によって検出されるこ
とにより、郵便物P2 は直進流路に導かれてそのままの
状態を維持する。郵便物P4のように料金計器が向こう
側の面の下半分の領域に存する場合、その料金計器が検
出部21の下領域検出機能で検出されることにより、郵
便物P4 は直進流路に導かれてそのままの状態を維持す
る。
【0027】郵便物P1 のように料金計器がこちら側の
面の上半分の領域に存する場合、その料金計器が検出部
22の上領域検出機能で検出されることにより、郵便物
1は反転流路に導かれて上下位置が反転され、郵便物
2 の状態と同じになる。郵便物P3 のように料金計器
が向こう側の面の上半分の領域に存する場合、その料金
計器が検出部21の上領域検出機能で検出されることに
より、郵便物P3 は反転流路に導かれて上下位置が反転
され、郵便物P4 の状態と同じになる。
【0028】反転部8を経た郵便物Pは、印字部11,
12に送られる。印字部11は、検出部21が料金計器
を検出したとき、郵便物Pの向こう側の面の所定位置に
消印を付ける。印字部12は、検出部22が料金計器を
検出したとき、郵便物Pのこちら側の面の所定位置に消
印を付ける。
【0029】印字部11,12を経た郵便物Pは、集積
部4に集積される。上記検出部21,22の具体例を図
1に示す。検出部21は、郵便物Pの向こう側の面(一
方の面)の上半分の領域に対向する上側検出部21a、
および同じ向こう側の面の下半分の領域に対向する下側
検出部21bからなる。
【0030】上側検出部21aは、照明ランプ31、結
像レンズ32、光電変換素子たとえばカラーラインセン
サ33、量子化回路34、赤抽出回路35、および認識
部36からなる。
【0031】照明ランプ31は、郵便物Pに光を照射す
る。結像レンズ32は、郵便物Pからの反射光を取り込
んでカラーラインセンサ33に光像を形成する。この光
像は、郵便物Pの上半分の領域の画像に対応する。
【0032】カラーラインセンサ33は、形成される光
像をライン走査し、光像およびその光像の色に応じたレ
ベルの電気信号を出力する。このカラーラインセンサ3
3のライン走査と郵便物Pの移動とにより、郵便物P上
の画像が光学的に読取られることになる。カラーライン
センサ33のライン走査の方向を主走査方向、郵便物P
の移動方向を副走査方向と称する。
【0033】量子化回路34は、カラーラインセンサ3
3の出力信号を二値化し、ディジタルの画像データに変
換する。赤抽出回路35は、量子化回路34から出力さ
れる画像データのうち、特定色たとえば赤色に対応する
画像データを抽出する。認識部36は、赤抽出回路35
で抽出される画像データの特徴(印影画像の形状、大き
さ、個数など)から郵便物Pの向こう側の面の上半分の
領域における料金計器を認識し、かつ認識結果に信頼度
のランクを定める。
【0034】下側検出部21bは、郵便物Pの向こう側
の面の下半分の領域における料金計器を認識し、かつ認
識結果に信頼度のランクを定めるもので、郵便物Pの下
半分の領域の画像を読み取るほかは、上側検出部21a
と同じ構成である。
【0035】検出部22も、上側検出部および下側検出
部からなり、郵便物Pのこちら側の面(他方の面)の画
像を読み取るほかは、検出部21と同じ構成である。検
出部21の上側検出部21aの出力と下側検出部21b
の出力、および検出部22の上側検出部の出力と下側検
出部の出力が、判定部40に供給される。
【0036】判定部40は、各検出部の認識結果をそれ
ぞれのランクを含めて比較することにより、郵便物Pに
おける料金計器の有無および位置を最終的に判定する。
つぎに、上記の構成の作用を説明する。
【0037】まず、郵便物P上の丸形印影2aおよび角
形印影2bからなる料金計器は、蛍光体を含んでいるい
ないに関わらず、赤色インクでプリントされる。取出部
3で一枚ずつ取出される郵便物Pは、初めに検出部21
に送られる。この検出部21により、郵便物Pの向こう
側の面の上半分領域および下半分領域の画像がそれぞれ
光学的に読取られる。読取られた画像のうち、料金計器
に対応する赤色の印影画像が赤抽出回路35で抽出され
る。
【0038】抽出される赤色の印影画像には、副走査方
向に沿う特徴および主走査方向に沿う特徴がある。これ
らの特徴の射影をとった結果およびその射影を二値化し
たデータによって表わしたのが図3である。
【0039】認識部36は、次の処理を行なう。 [1]抽出された赤色の印影画像のうち、副走査方向に
沿うブロックXの長さと主走査方向に沿うブロックZの
長さとの関係が、丸形印影2aの特徴に合致するか否か
判定する。
【0040】[2]抽出された赤色の印影画像のうち、
副走査方向に沿うブロックYの長さと主走査方向に沿う
ブロックZの長さとの関係が、角形印影2bの特徴に合
致するか否か判定する。
【0041】[3]抽出された赤色の印影画像のうち、
副走査方向に沿うブロックXの始点とブロックYが終点
との間の距離が、料金計器の長手方向の大きさD1 に合
致するか否か判定する。
【0042】[4]抽出された赤色の印影画像のうち、
主走査方向に沿うブロックZの長さが、料金計器の短手
方向の大きさD2 に合致するか否か判定する。 [5]抽出された赤色の印影画像のうち、副走査方向に
沿うブロックX内の印影の個数Na、副走査方向に沿う
ブロックY内の印影の個数Nb、主走査方向に沿うブロ
ックZ内の印影の個数Ncをそれぞれ二値化信号から計
数して求め、その合計値(=Na+Nb+Nc)が料金
計器の全印影数Noに合致しているか否か判定する。
【0043】[6]上記の[1]から[5]の判定のう
ち少なくとも1つが合致のとき、赤色の印影画像が料金
計器のものであると認識し、かつその認識結果に信頼度
のランクを定める。信頼度のランクをどのように定める
かを表1に示している。○印は合致を表わし、×印は合
致せずを表わす。
【0044】
【表1】
【0045】たとえば、すべてが合致のとき、信頼度は
Aランク。丸形印影2aまたは角形印影2bのどちらか
一方が合致せずで、残りがすべて合致のとき、信頼度は
Bランク。全印影数Noのみ合致で、残りがすべて合致
せずのとき、信頼度はDランクとなる。
【0046】こうして、郵便物Pの向こう側の面の上半
分領域および下半分領域についてそれぞれ料金計器の認
識およびランク設定が行なわれ、その認識結果およびラ
ンクが判定部40に送られる。
【0047】検出部21を経た郵便物Pは、次に検出部
22に至る。検出部22では、郵便物Pのこちら側の面
の上半分領域および下半分領域について上記同様に認識
結果およびランクが得られ、それが判定部40に送られ
る。
【0048】判定部40は、検出部21の上側検出部お
よび下側検出部の認識結果、検出部22の上側検出部お
よび下側検出部の認識結果をそれぞれのランクを含めて
比較することにより、郵便物Pにおける料金計器の有無
および位置を最終的に判定する。
【0049】すなわち、 [1]各検出部のいずれにおいても料金計器が認識され
ない場合、郵便物Pに料金計器が無いと判定する。
【0050】[2]複数の検出部で料金計器が認識され
た場合には、認識結果がランクAまたはランクBである
場合に限り、その認識結果を出した検出部に対応する郵
便物P上の位置に料金計器が有ると判定する。換言する
と、複数の認識結果がランクCやランクDである場合、
郵便物Pに料金計器が無いと判定する。
【0051】[3]各検出部のうち1つのみで料金計器
が認識された場合には、認識結果がランクAやランクB
の場合はもちろん、たとえランクCやランクDであって
も、認識結果を出した検出部に対応する郵便物P上の位
置に料金計器が有ると判定する。
【0052】たとえば、検出部21の上側認識部21a
と下側認識部21bの両方で料金計器が認識され、上側
認識部21aの認識結果がランクA、下側認識部21b
の認識結果がランクCである場合、郵便物Pの向こう側
の面の上半分(上側認識部21aに対応)の領域に料金
計器が有ると判定する。また、検出部21の下側認識部
21bでのみ料金計器が認識された場合には、その認識
結果がランクCであっても、またランクDであっても、
郵便物Pの向こう側の面の下半分(下側認識部21bに
対応)の領域に料金計器が有ると判定する。
【0053】郵便物Pの向こう側の面の上半分(上側認
識部21aに対応)の領域に料金計器が有るとの判定結
果が出た場合、つまり郵便物Pが図6に示す郵便物P3
の状態にある場合、その郵便物Pは反転部8の反転流路
に導かれて上下位置が反転され、図6に示す郵便物P4
の状態となる。
【0054】反転部8を経た郵便物Pは、印字部11,
12に送られる。この場合、料金計器が郵便物Pの向こ
う側の面に存するので、印字部11が作動し、郵便物P
の向こう側の面の所定位置つまり料金計器の上に消印が
付けられる。
【0055】印字部11,12を経た郵便物Pは、集積
部4に集積される。このように、郵便物P上の料金計器
が赤色インクでプリントされることに着目し、読取り画
像から赤色の印影画像を抽出し、この抽出した印影画像
の特徴から郵便物P上の料金計器を認識するようにした
ので、たとえ郵便物P上の料金計器の印影が不鮮明でそ
の印影に含まれる蛍光体の量が少ないような場合でも、
また印影として蛍光体を含まないインクが使用されてい
ても、料金計器を確実に検出できる。
【0056】しかも、郵便物P上の複数の領域について
読取りおよび認識を行ない、その各認識結果に信頼度の
ランクを設定し、そのランクを比較することによって各
認識結果の採用と非採用を決めるようにしたので、料金
計器を宛名文字等のノイズに影響を受けることなく正し
く検出できる。ひいては、郵便物P上の料金計器の上に
正しく消印を付けることができる。
【0057】
【発明の効果】以上述べたように、第1の発明の料金計
器検出装置は、郵便物上の画像を読取り、この読取った
画像から特定色の印影画像を抽出し、この抽出した印影
画像の特徴から郵便物上の料金計器を認識する構成とし
たので、郵便物上の料金計器の印影が不鮮明でその印影
に含まれる蛍光体の量が少ないような場合でも、また印
影として蛍光体を含まないインクが使用されていても、
料金計器を確実に検出できる。
【0058】第2の発明の料金計器検出装置は、郵便物
の一方の面の画像を読取り、その読取り画像に含まれる
特定色の印影画像を抽出し、抽出した印影画像の形状、
大きさ、個数から、郵便物の一方の面における料金計器
を認識しかつ認識結果に信頼度のランクを定めるととも
に、郵便物の他方の面の画像を読取り、その読取り画像
に含まれる特定色の印影画像を抽出し、抽出した印影画
像の形状、大きさ、個数から、郵便物の他方の面におけ
る料金計器を認識しかつ認識結果に信頼度のランクを定
め、これら認識結果をそれぞれのランクを含めて比較す
ることにより、郵便物における料金計器の有無および位
置を判定する構成としたので、郵便物上の料金計器の印
影が不鮮明でその印影に含まれる蛍光体の量が少ないよ
うな場合でも、また印影として蛍光体を含まないインク
が使用されていても、料金計器を確実に検出できる。
【0059】第3の発明の料金計器検出装置は、郵便物
の一方の面における第1領域の画像を読取り、その読取
り画像に含まれる特定色の印影画像を抽出し、抽出した
印影画像の形状、大きさ、個数から、一方の面の第1領
域における料金計器を認識しかつ認識結果に信頼度のラ
ンクを定めるとともに、同じ一方の面における第2領域
の画像を読取り、その読取り画像に含まれる特定色の印
影画像を抽出し、抽出した印影画像の形状、大きさ、個
数から、一方の面の第2領域における料金計器を認識し
かつ認識結果に信頼度のランクを定め、さらに郵便物の
他方の面における第1領域の画像を読取り、その読取り
画像に含まれる特定色の印影画像を抽出し、抽出した印
影画像の形状、大きさ、個数から、他方の面の第1領域
における料金計器を認識しかつ認識結果に信頼度のラン
クを定めるとともに、同じ他方の面における第2領域の
画像を読取り、その読取り画像に含まれる特定色の印影
画像を抽出し、抽出した印影画像の形状、大きさ、個数
から、他方の面の第2領域における料金計器を認識しか
つ認識結果に信頼度のランクを定め、これら認識結果を
それぞれのランクを含めて比較することにより、郵便物
における料金計器の有無および位置を判定する構成とし
たので、郵便物上の料金計器の印影が不鮮明でその印影
に含まれる蛍光体の量が少ないような場合でも、また印
影として蛍光体を含まないインクが使用されていても、
料金計器を確実に検出できる。
【0060】第4の発明の郵便物処理装置は、郵便物を
搬送しながら、その郵便物の一方の面における上半分の
領域の画像を読取り、その読取り画像に含まれる特定色
の印影画像を抽出し、抽出した印影画像の形状、大き
さ、個数から、一方の面の上半分の領域における料金計
器を認識しかつ認識結果に信頼度のランクを定めるとと
もに、同じ一方の面における下半分の領域の画像を読取
り、その読取り画像に含まれる特定色の印影画像を抽出
し、抽出した印影画像の形状、大きさ、個数から、一方
の面の下半分の領域における料金計器を認識しかつ認識
結果に信頼度のランクを定め、さらに郵便物の他方の面
における上半分の領域の画像を読取り、その読取り画像
に含まれる特定色の印影画像を抽出し、抽出した印影画
像の形状、大きさ、個数から、他方の面の上半分の領域
における料金計器を認識しかつ認識結果に信頼度のラン
クを定めるとともに、同じ他方の面における下半分の領
域の画像を読取り、その読取り画像に含まれる特定色の
印影画像を抽出し、抽出した印影画像の形状、大きさ、
個数から、他方の面の下半分の領域における料金計器を
認識しかつ認識結果に信頼度のランクを定め、これら認
識結果をそれぞれのランクを含めて比較することによ
り、郵便物における料金計器の有無および位置を判定す
るとともに、郵便物の上下位置を判定結果に応じて選択
的に反転し、かつ判定結果に応じて郵便物の一方の面ま
たは他方の面のいずれかの所定位置に消印を付け、その
後郵便物を集積する構成としたので、郵便物上の料金計
器の印影が不鮮明でその印影に含まれる蛍光体の量が少
ないような場合でも、また印影として蛍光体を含まない
インクが使用されていても、料金計器を確実に検出する
ことができ、これにより料金計器の上に正しく消印を付
けられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例における検出部の具体例な構成を示す
ブロック図。
【図2】一実施例の全体的な構成を示すブロック図。
【図3】一実施例における印影画像の特徴の射影をとっ
た結果およびその射影の二値化したデータによって表わ
した図。
【図4】一実施例および従来装置に関わる郵便物Pの例
を示す図。
【図5】従来装置の全体的な構成を示すブロック図。
【図6】一実施例および従来装置に関わる郵便物Pの様
々な搬送状態の例を示す図。
【符号の説明】
P…郵便物、1…料金計器を付ける領域、2a…丸形印
影、2b…角形印影、3…取出部、4…集積部、5…搬
送路、8…反転部、11…消印部、12…消印部、21
…検出部、21a…上側検出部、21b…下側検出部、
22…検出部、31…照明ランプ、32…結像レンズ、
33…カラーラインセンサ、34…量子化回路、35…
認識部、40…判定部。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G06F 15/62 455

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 郵便物の一方の面の画像を読取り、その
    読取り画像に含まれる特定色の印影画像を抽出し、抽出
    した印影画像の形状、大きさ、個数から、郵便物の一方
    の面における料額印を認識しかつ認識結果に信頼度のラ
    ンクを定める検出部と、 前記郵便物の他方の面の画像を読取り、その読取り画像
    に含まれる特定色の印影画像を抽出し、抽出した印影画
    像の形状、大きさ、個数から、郵便物の他方の面におけ
    る料額印を認識しかつ認識結果に信頼度のランクを定め
    る検出部と、 前記各検出部の認識結果をそれぞれのランクを含めて比
    較することにより、前記郵便物における料額印の有無お
    よび位置を判定する判定部と、 を具備したことを特徴とする料額印検出装置。
  2. 【請求項2】 郵便物の一方の面における第1領域の画
    像を読取り、その読取り画像に含まれる特定色の印影画
    像を抽出し、抽出した印影画像の形状、大きさ、個数か
    ら、一方の面の第1領域における料額印を認識しかつ認
    識結果に信頼度のランクを定める検出部と、 前記郵便物の一方の面における第2領域の画像を読取
    り、その読取り画像に含まれる特定色の印影画像を抽出
    し、抽出した印影画像の形状、大きさ、個数から、一方
    の面の第2領域における料額印を認識しかつ認識結果に
    信頼度のランクを定める検出部と、 前記郵便物の他方の面における第1領域の画像を読取
    り、その読取り画像に含まれる特定色の印影画像を抽出
    し、抽出した印影画像の形状、大きさ、個数から、他方
    の面の第1領域における料額印を認識しかつ認識結果に
    信頼度のランクを定める検出部と、 前記郵便物の他方の面における第2領域の画像を読取
    り、その読取り画像に含まれる特定色の印影画像を抽出
    し、抽出した印影画像の形状、大きさ、個数から、他方
    の面の第2領域における料額印を認識しかつ認識結果に
    信頼度のランクを定める検出部と、 前記各検出部の認識結果をそれぞれのランクを含めて比
    較することにより、前記郵便物における料額印の有無お
    よび位置を判定する判定部と、 を具備したことを特徴とする料額印検出装置。
  3. 【請求項3】 郵便物を搬送する搬送手段と、 前記郵便物の一方の面における上半分の領域の画像を読
    取り、その読取り画像に含まれる特定色の印影画像を抽
    出し、抽出した印影画像の形状、大きさ、個数から、一
    方の面の上半分の領域における料額印を認識しかつ認識
    結果に信頼度のランクを定める検出部と、 前記郵便物の一方の面における下半分の領域の画像を読
    取り、その読取り画像に含まれる特定色の印影画像を抽
    出し、抽出した印影画像の形状、大きさ、個数から、一
    方の面の下半分の領域における料額印を認識しかつ認識
    結果に信頼度のランクを定める検出部と、 前記郵便物の他方の面における上半分の領域の画像を読
    取り、その読取り画像に含まれる特定色の印影画像を抽
    出し、抽出した印影画像の形状、大きさ、個数から、他
    方の面の上半分の領域における料額印を認識しかつ認識
    結果に信頼度のランクを定める検出部と、 前記郵便物の他方の面における下半分の領域の画像を読
    取り、その読取り画像に含まれる特定色の印影画像を抽
    出し、抽出した印影画像の形状、大きさ、個数から、他
    方の面の下半分の領域における料額印を認識しかつ認識
    結果に信頼度のランクを定める検出部と、 前記各検出部の認識結果をそれぞれのランクを含めて比
    較することにより、前記郵便物における料額印の有無お
    よび位置を判定する判定部と、 前記郵便物の上下位置を前記判定部の判定結果に応じて
    選択的に反転する反転部と、 前記判定部の判定結果に応じて前記郵便物の一方の面ま
    たは他方の面のいずれかの所定位置に消印を付ける消印
    部と、 前記反転部および消印部を経た郵便物を集積する集積部
    と、 を具備したことを特徴とする郵便物処理装置。
  4. 【請求項4】 郵便物の一方の面の画像を読取り、その
    読取り画像に含まれる特定色の印影画像を抽出し、抽出
    した印影画像の形状、大きさ、個数から、郵便物の一方
    の面における料額印を認識しかつ認識結果に信頼度のラ
    ンクを定める第1の検出工程と、 前記郵便物の他方の面の画像を読取り、その読取り画像
    に含まれる特定色の印影画像を抽出し、抽出した印影画
    像の形状、大きさ、個数から、郵便物の他方の面におけ
    る料額印を認識しかつ認識結果に信頼度のランクを定め
    る第2の検出工程と、 前記第1、第2の検出工程の認識結果をそれぞれのラン
    クを含めて比較することにより、前記郵便物における料
    額印の有無および位置を判定する判定工程と、 を有することを特徴とする料額印検出方法。
  5. 【請求項5】 郵便物を搬送する搬送手段と、 この搬送手段により搬送される郵便物の一方の面の画像
    を読取り、その読取り画像に含まれる特定色の印影画像
    を抽出し、抽出した印影画像の形状、大きさ、個数か
    ら、郵便物の一方の面における料額印を認識しかつ認識
    結果に信頼度のランクを定める検出部と、 前記搬送手段により搬送される郵便物の他方の面の画像
    を読取り、その読取り画像に含まれる特定色の印影画像
    を抽出し、抽出した印影画像の形状、大きさ、個数か
    ら、郵便物の他方の面における料額印を認識しかつ認識
    結果に信頼度のランクを定める検出部と、 前記各検出部の認識結果をそれぞれのランクを含めて比
    較することにより、前記郵便物における料額印の有無お
    よび位置を判定する判定部と、 前記搬送手段により搬送され、前記各検出部を通過した
    郵便物を集積する集積手段と、 を具備したことを特徴とする郵便物処理装置。
  6. 【請求項6】 郵便物を搬送する搬送手段と、 この搬送手段により搬送される郵便物の一方の面におけ
    る第1領域の画像を読取り、その読取り画像に含まれる
    特定色の印影画像を抽出し、抽出した印影画像の形状、
    大きさ、個数から、一方の面の第1領域における料額印
    を認識しかつ認識結果に信頼度のランクを定める検出部
    と、 前記搬送手段により搬送される郵便物の一方の面におけ
    る第2領域の画像を読取り、その読取り画像に含まれる
    特定色の印影画像を抽出し、抽出した印影画像の形状、
    大きさ、個数から、一方の面の第2領域における料額印
    を認識しかつ認識結果に信頼度のランクを定める検出部
    と、 前記搬送手段により搬送される郵便物の他方の面におけ
    る第1領域の画像を読取り、その読取り画像に含まれる
    特定色の印影画像を抽出し、抽出した印影画像の形状、
    大きさ、個数から、他方の面の第1領域における料額印
    を認識しかつ認識結果に信頼度のランクを定める検出部
    と、 前記搬送手段により搬送される郵便物の他方の面におけ
    る第2領域の画像を読取り、その読取り画像に含まれる
    特定色の印影画像を抽出し、抽出した印影画像の形状、
    大きさ、個数から、他方の面の第2領域における料額印
    を認識しかつ認識結果に信頼度のランクを定める検出部
    と、 前記各検出部の認識結果をそれぞれのランクを含めて比
    較することにより、前記郵便物における料額印の有無お
    よび位置を判定する判定部と、 前記搬送手段により搬送され、前記各検出部を通過した
    郵便物を集積する集積手段と、 を具備したことを特徴とする郵便物処理装置。
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