JP3321241B2 - 磁気記録媒体 - Google Patents

磁気記録媒体

Info

Publication number
JP3321241B2
JP3321241B2 JP12055893A JP12055893A JP3321241B2 JP 3321241 B2 JP3321241 B2 JP 3321241B2 JP 12055893 A JP12055893 A JP 12055893A JP 12055893 A JP12055893 A JP 12055893A JP 3321241 B2 JP3321241 B2 JP 3321241B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thin film
perfluoropolyether
lubricant
magnetic
magnetic recording
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP12055893A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06309655A (ja
Inventor
昇 磯江
明沙 馬越
昌仁 池ケ谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Maxell Energy Ltd
Original Assignee
Hitachi Maxell Energy Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Maxell Energy Ltd filed Critical Hitachi Maxell Energy Ltd
Priority to JP12055893A priority Critical patent/JP3321241B2/ja
Publication of JPH06309655A publication Critical patent/JPH06309655A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3321241B2 publication Critical patent/JP3321241B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lubricants (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)
  • Magnetic Record Carriers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、非磁性基体上に強磁性
金属薄膜を有する磁気テ―プなどの磁気記録媒体に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】強磁性金属を真空蒸着法などにより基体
上に被着してつくられる強磁性金属薄膜型の磁気記録媒
体は、磁性粉を樹脂で結合させた塗布型の磁気記録媒体
に比べて、高密度記録特性にすぐれている反面、強磁性
金属が露出し、表面平滑性がすぐれるため、磁気ヘツド
と凝着摩耗を生じやすい。
【0003】このため、たとえば、特開平2−7801
6号公報では、潤滑剤として、パ―フルオロポリエ―テ
ル鎖にアミド結合を介して炭化水素鎖を結合させた化合
物を使用し、これを強磁性金属薄膜上に付着させること
により、耐久性や走行特性を改善することが提案されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、この従来の
磁気記録媒体によると、繰り返し走行時の耐久性はある
程度改善されるが、スチル耐久性は十分でなく、また連
続走行時に磁気ヘツドが汚れやすかつたり、磁気ヘツド
が摩耗しやすいといつた難点があり、連続走行時の信頼
性に欠ける問題があつた。
【0005】本発明は、上述の事情に鑑み、スチル耐久
性にすぐれるとともに、連続走行時の信頼性にもすぐれ
た磁気記録媒体を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の目
的を達成するため鋭意検討した結果、潤滑剤として、パ
―フルオロポリエ―テル鎖を有する特定の化合物と特定
の脂肪酸エステルとを2種組み合わせ使用したときに、
スチル耐久性と連続走行時の信頼性にすぐれた磁気記録
媒体が得られることを知り、本発明を完成するに至つ
た。
【0007】すなわち、本発明は、非磁性基体上に強磁
性金属薄膜を有する磁気記録媒体において、上記の薄膜
上に、パ―フルオロポリエ―テル鎖にエ―テル結合およ
びアミド結合を含む炭化水素鎖が結合した変性パ―フル
オロポリエ―テル(以下、単に変性パ―フルオロポリエ
―テルという)と、脂肪酸とフツ化アルコ―ルとのエス
テル(以下、単に脂肪酸フツ化エステルという)を有す
ることを特徴とする磁気記録媒体に係るものである。
【0008】
【発明の構成・作用】本発明では、上述のように、潤滑
剤として、変性パ―フルオロポリエ―テルと脂肪酸フツ
化エステルとを併用したことにより、スチル耐久性が向
上するとともに、連続走行時の磁気ヘツドの汚れや摩耗
が軽減されて、連続走行時の信頼性にすぐれたものとな
るが、この理由は以下のように推定される。
【0009】変性パ―フルオロポリエ―テルは、炭化水
素鎖中のエ―テル結合およびアミド結合が適度な極性を
有するため、この両結合部分が強磁性金属薄膜の表面に
吸着して、炭化水素鎖が上記薄膜の表面に強固に固定さ
れる。また、脂肪酸フツ化エステルは、脂肪酸を構成す
る炭化水素鎖が上記の変性パ―フルオロポリエ―テルの
炭化水素鎖と水素結合して固定され、そのエステル基を
介してフツ化アルコ―ルを構成するフツ化炭素鎖が保持
される。
【0010】その結果、強磁性金属薄膜の表面に、変性
パ―フルオロポリエ―テルのパ―フルオロポリエ―テル
鎖と脂肪酸フツ化エステルのフツ化炭素鎖とが密に配位
し、これら両鎖が変性パ―フルオロポリエ―テルの炭化
水素鎖を介して上記薄膜の表面に強固に固定された構造
となる。かかる構造の潤滑剤層は、表面エネルギ―が小
さく、磁気ヘツドとの摩擦係数が小さいため、磁気ヘツ
ドとの凝着摩耗を軽減し、また強磁性金属薄膜の表面に
強固に固定されているため、磁気ヘツドを汚さず、スチ
ル耐久性の向上にも好結果を与えるものと思われる。
【0011】これに対し、脂肪酸フツ化エステルを用い
ず、変性パ―フルオロポリエ―テルだけを使用すると、
スチル耐久性の向上効果が低減し、また連続走行時の磁
気ヘツドの汚れや摩耗を十分に防止できない。これは、
強磁性金属薄膜の表面における潤滑性能に寄与するフツ
化炭素部分の密度が低下し、そのぶん上記薄膜表面と磁
気ヘツドとが接触しやすくなるためと推定される。
【0012】また、本発明の上記潤滑剤に代えて、前記
従来のパ―フルオロポリエ―テル鎖にアミド結合を介し
て炭化水素鎖を結合させた化合物を用いると、この化合
物が強磁性金属薄膜の表面に対する吸着保持性に劣るた
め、磁気ヘツドとの摺動により簡単に脱離して、磁気ヘ
ツドの汚れや摩耗が多く発生し、またスチル耐久性の向
上効果も低くなるものと思われる。
【0013】本発明に用いる変性パ―フルオロポリエ―
テルにおいて、パ―フルオロポリエ―テル鎖としては、
たとえば、つぎの一般式(a)〜(d); −(CF2 CF2 O)m −(CF2 O)n − …(a) −(CF2 CF2 CF2 O)n − …(b) −〔CF(CF3 )CF2 O〕n − …(c) −〔CF2 CF(CF3 )O〕m −(CF2 O)n − …(d) (式中、m,nは10〜500の整数である)で表され
る基本骨格を有するものが、とくに好ましく用いられる
が、これら以外の基本骨格を有するものであつてもよ
い。
【0014】また、このパ―フルオロポリエ―テル鎖に
結合するエ―テル結合およびアミド結合を含む炭化水素
鎖としては、たとえば、つぎの一般式(e); −CONH−R2 −O−R1 …(e) (式中、R1 ,R2 は炭化水素鎖であつて、分岐や不飽
和結合が含まれていてもよく、炭素数はR1 が4以上、
2 が2以上で、合計の炭素数が50以下である)で表
されるものが好ましい。上記の一般式中、R1 が4未満
であつたり、R2 が2未満であると、脂肪酸フツ化エス
テルを十分に保持できないため、所期の効果を得にく
く、また合計の炭素数が50を超えると、パ―フルオロ
ポリエ―テル鎖のすぐれた潤滑特性を十分に発揮できな
くなる。
【0015】なお、エ―テル結合およびアミド結合を含
む炭化水素鎖としては、上記の一般式で示されるものに
限定されず、エ―テル結合およびアミド結合の位置、分
岐などの構造が異なつていてもよい。また、このエ―テ
ル結合およびアミド結合を含む炭化水素鎖は、通常パ―
フルオロポリエ―テル鎖の分子末端に結合されるが、そ
の結合数は分子片末端でも分子両末端でもよく、さらに
パ―フルオロポリエ―テル鎖が枝分かれ構造のものであ
れば、そのいずれか少なくともひとつの分子末端に結合
されておればよい。
【0016】このような変性パ―フルオロポリエ―テル
は、いかなる製法にて合成されたものであつてもよい。
工業的な合成法としては、たとえば、分子末端にアミノ
基を有し分子中にエ―テル結合を有する炭化水素化合物
と、分子末端にカルボキシル基を有するパ―フルオロポ
リエ―テル化合物とを、混合加熱し、発生した水を留去
または脱水剤で除去して反応させるなどの方法がある。
【0017】このように合成される変性パ―フルオロポ
リエ―テルは、分子量が大きすぎると高粘度となり、強
磁性金属薄膜上に付着させたとき、磁気テ―プ相互間で
貼り付き現象を誘発して、走行特性に支障をきたすこと
がある。このため、平均分子量が通常50,000以下
のものが好適に使用される。
【0018】本発明に用いる脂肪酸フツ化エステルは、
脂肪酸とフツ化アルコ―ルとのエステルであつて、つぎ
の一般式(f); R3 COO(CH2 p q 2q+1 …(f) (式中、R3 は炭化水素鎖であつて、分岐や不飽和結合
が含まれていてもよく、その炭素数は9以上、pは0〜
5の整数、qは5以上である)で表されるものである。
上記の一般式中、R3 の炭素数が9未満であつたり、p
が5を超えたり、qが5未満となると、スチル耐久性や
連続走行時の信頼性の面で十分な効果が得られない。
【0019】このような脂肪酸フツ化エステルは、いか
なる製法にて合成されたものであつてもよい。合成法の
一例として、相当する酸塩化物(R3 COCl)と、相
当するフツ化アルコ―ル〔Cq 2q+1(CH2 p
H〕とを反応させるなどの方法を挙げることができる。
【0020】本発明において、上記の変性パ―フルオロ
ポリエ―テルと脂肪酸フツ化エステルとからなる潤滑剤
を強磁性金属薄膜上に付着させるには、たとえば、両者
を混合溶解した溶液を強磁性金属薄膜の表面へ塗布する
方法、強磁性金属薄膜と反対側の非磁性基体に塗布しこ
れを上記薄膜の表面へ転写させる方法、強磁性金属薄膜
と反対側の非磁性基体に形成するバツクコ―ト層中に含
ませてこれを上記薄膜の表面へ転写させる方法などがあ
る。また、変性パ―フルオロポリエ―テルと脂肪酸フツ
化エステルとを別々に溶解した溶液を用いて、上記の方
法を単独または組み合わせて付着させるようにしてもよ
い。
【0021】変性パ―フルオロポリエ―テルと脂肪酸フ
ツ化エステルとの混合比率は、前者/後者の重量比率で
1/0.1〜10の範囲が好ましい。また、両者の合計
量としては、薄膜表面に対し、0.3〜20mg/m2の範
囲が好ましい。過少では本発明の効果が得られず、過多
となつても磁気ヘツドを汚れおそれがある。
【0022】なお、本発明では、上記の潤滑剤以外に、
脂肪酸またはその塩、脂肪族エステル、脂肪族アミド、
脂肪族アルコ―ル、パラフイン類、シリコ―ン化合物、
他のパ―フルオロポリエ―テルなどの潤滑剤を適宜併用
してもよい。また、強磁性金属薄膜の上に、これら潤滑
剤のほかに、ポリテトラフルオロエチレンなどの樹脂粉
末、リン系、イオウ系、ハロゲン系、有機金属系などの
極圧剤、ベンゾトリアゾ―ルまたはその誘導体、ベンゾ
イミダゾ―ルまたはその誘導体、ニトロソナフト―ルな
どの防錆剤、カ―ボン、酸化シリコン、酸化ジルコニウ
ム、酸化コバルトなどの無機保護膜、有機高分子保護膜
などを設けてもよい。
【0023】本発明の磁気記録媒体において、非磁性基
体としては、ポリエチレンテレフタレ―ト、ポリエチレ
ンナフタレ―ト、ポリカ―ボネ―ト、ポリイミド、ポリ
アミド、ポリ塩化ビニルなどのプラスチツク基体、これ
らに無機物を混合したもの、アルミニウム合金などの金
属基体、ガラスなどが好適に使用される。また、この非
磁性基体は、テ―プ、シ―ト、デイスク、カ―ドなどの
いずれの形態であつてもよく、表面に突起や溝を設けた
ものであつてもよい。
【0024】また、強磁性金属薄膜の形成材料として
は、たとえば、Co、Ni、Feなどの強磁性金属やこ
れらの合金、これらにCr、Pt、B、Pd、Pなどの
元素を添加したものなどが用いられる。強磁性金属薄膜
の形成は、これら材料を非磁性基体上に真空蒸着、スパ
ツタリング、イオンプレ―テイングなどの方法によつて
薄膜形成すればよい。この薄膜は、部分酸化されていて
もよい。
【0025】本発明の磁気記録媒体は、非磁性基体の一
面側に上記の強磁性金属薄膜を設け、その反対面側にバ
ツクコ―ト層などの非磁性層を設けたものであつてもよ
い。本発明では、このような各種タイプの磁気記録媒体
において、その少なくとも強磁性金属薄膜の上に前記し
た特定の潤滑剤を付着させることにより、前記すぐれた
効果が奏されるものである。
【0026】
【発明の効果】以上のように、本発明は、潤滑剤とし
て、前記の変性パ―フルオロポリエ―テルと脂肪酸フツ
化エステルとを組み合わせ使用したことにより、スチル
耐久性にすぐれ、しかも連続走行時の磁気ヘツドの汚れ
や摩耗の少ない、連続走行時の信頼性にすぐれた磁気記
録媒体を提供できる。
【0027】
【実施例】つぎに、この発明の実施例を比較例と対比し
て、具体的に説明する。
【0028】実施例1 分子末端にカルボキシル基を有するパ―フルオロポリエ
―テル〔モンテカチ―ニ社製の「フオンブリンZ DI
AC」;前記の一般式(a)にて表される基本骨格を有
するもの〕と、3−ドデシロキシプロパンアミンとを反
応させて、パ―フルオロポリエ―テル鎖の分子末端に、
下記の式; −CONH−CH2 CH2 CH2 −O−(CH2 11
3 で表されるエ―テル結合およびアミド結合を含む炭化水
素鎖が結合した変性パ―フルオロポリエ―テル(以下、
潤滑剤Aという)を得た。
【0029】別に、リノ―ル酸とフツ化アルコ―ルとの
反応により、下記の式; C1731COOC2 4 (C2 4 3 F で表される脂肪酸フツ化エステル(以下、潤滑剤Bとい
う)を得た。この潤滑剤Bと前記の潤滑剤Aとを、その
重量比がA:B=1:0.5となるように、メチルイソ
ブチルケトンに混合溶解して、潤滑剤溶液を調製した。
【0030】つぎに、酸素ガスを吹き込んだ1×10-4
ト―ルの真空中で、斜め蒸着法を用いて、厚さが10μ
mのポリエチレンテレフタレ―トフイルム上に、厚さが
0.2μmのCo−Ni−O〔Co:Ni(重量比)=
80:20〕からなる強磁性金属薄膜を形成して、蒸着
原反を得た。
【0031】ついで、この蒸着原反の強磁性金属薄膜上
に、前記の潤滑剤溶液を、潤滑剤AおよびBの合計量が
薄膜表面に対し1.5mg/m2となるように塗布し、乾燥
したのち、8mm幅に裁断して、磁気テ―プを作製した。
【0032】比較例1 潤滑剤Bを除き、潤滑剤Aだけをメチルイソブチルケト
ンに溶解し、これを潤滑剤Aが薄膜表面に対し1.5mg
/m2となるように塗布するようにした以外は、実施例1
と同様にして、磁気テ―プを作製した。
【0033】比較例2 潤滑剤Aを除き、潤滑剤Bだけをメチルイソブチルケト
ンに溶解し、これを潤滑剤Bが薄膜表面に対し1.5mg
/m2となるように塗布するようにした以外は、実施例1
と同様にして、磁気テ―プを作製した。
【0034】比較例3 分子末端にカルボキシル基を有するパ―フルオロポリエ
―テル(実施例1で用いたものと同じ)と、ラウリルア
ミンとを反応させて、パ―フルオロポリエ―テル鎖の分
子末端に、下記の式; −CONH−(CH2 11CH3 で表されるアミド結合を含む炭化水素鎖が結合した化合
物(以下、潤滑剤Cという)を得た。この潤滑剤Cを、
潤滑剤Aに代えて用いた以外は、比較例1と同様にし
て、磁気テ―プを作製した。
【0035】実施例2 分子末端にカルボキシル基を有するパ―フルオロポリエ
―テル〔モンテカチ―ニ社製の「ガルデン・モノ・アシ
ツド」;前記の一般式(d)にて表される基本骨格を有
するもの〕と、3−ドデシロキシエタンアミンとを反応
させて、パ―フルオロポリエ―テル鎖の分子末端に、下
記の式; −CONH−CH2 CH2 −O−(CH2 11CH3 で表されるエ―テル結合およびアミド結合を含む炭化水
素鎖が結合した変性パ―フルオロポリエ―テル(以下、
潤滑剤Dという)を得た。
【0036】別に、リノレン酸とフツ化アルコ―ルとの
反応により、下記の式; C1729COOC2 4 (C2 4 3 F で表される脂肪酸フツ化エステル(以下、潤滑剤Eとい
う)を得た。この潤滑剤Eと前記の潤滑剤Dとを、その
重量比がD:E=1:0.5となるように、メチルイソ
ブチルケトンに混合溶解して、潤滑剤溶液を調製した。
【0037】この潤滑剤溶液を用い、これを潤滑剤Dお
よびEの合計量が薄膜表面に対して1.5mg/m2となる
ように塗布するようにした以外は、実施例1と同様にし
て、磁気テ―プを作製した。
【0038】以上の実施例および比較例の各磁気テ―プ
について、市販のVTR(SONY社製;EV−S90
0)を用いて、以下の要領で、スチル耐久性および連続
走行時の信頼性を調べた。その結果を、後記の表1に示
す。
【0039】<スチル耐久性>20℃,50%RHの条
件下で、再生出力が初期出力に比べて−6dBとなるま
でのスチル時間を測定した。
【0040】<連続走行時の信頼性>90分長さの磁気
テ―プを連続100回走行させ、このときの最大出力劣
化、磁気ヘツドの摩耗量および磁気ヘツドの汚れを調べ
た。
【0041】
【表1】
【0042】上記の表1の結果から明らかなように、本
発明の実施例1,2の磁気テ―プは、比較例1〜3の磁
気テ―プに比べて、スチル耐久性にすぐれているととも
に、連続走行時の信頼性にもすぐれていることがわか
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI // C10N 40:18 C10N 40:18 (56)参考文献 特開 平2−78016(JP,A) 特開 平4−321925(JP,A) 特開 平5−12656(JP,A) 特開 平5−143968(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 5/62

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非磁性基体上に強磁性金属薄膜を有する
    磁気記録媒体において、上記の薄膜上に、パ―フルオロ
    ポリエ―テル鎖にエ―テル結合およびアミド結合を含む
    炭化水素鎖が結合した変性パ―フルオロポリエ―テル
    と、脂肪酸とフツ化アルコ―ルとのエステルを有するこ
    とを特徴とする磁気記録媒体。
JP12055893A 1993-04-23 1993-04-23 磁気記録媒体 Expired - Lifetime JP3321241B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12055893A JP3321241B2 (ja) 1993-04-23 1993-04-23 磁気記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12055893A JP3321241B2 (ja) 1993-04-23 1993-04-23 磁気記録媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06309655A JPH06309655A (ja) 1994-11-04
JP3321241B2 true JP3321241B2 (ja) 2002-09-03

Family

ID=14789288

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12055893A Expired - Lifetime JP3321241B2 (ja) 1993-04-23 1993-04-23 磁気記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3321241B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06309655A (ja) 1994-11-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3240654B2 (ja) パーフルオロポリエーテル誘導体及びこれを用いた潤滑剤並びに磁気記録媒体
JP2905554B2 (ja) 磁気記録媒体
US5374480A (en) Magnetic recording medium
JPH08106628A (ja) 磁気記録媒体
JP3321241B2 (ja) 磁気記録媒体
JPH08259482A (ja) 潤滑性物質とこれを用いた磁気記録媒体
JP3365790B2 (ja) 磁気記録媒体
JP2990682B2 (ja) 磁気記録媒体
US7323260B2 (en) Lubricant, recording medium and carboxylic acid compound
JPH02210615A (ja) 磁気記録媒体
JPH08259501A (ja) 潤滑性物質とこれを用いた磁気記録媒体
JPS59172134A (ja) 磁気記録媒体
JPH05247200A (ja) フッ素化ポリエ−テルおよびこのフッ素化ポリエ−テルを用いた磁気記録媒体
JP3124978B2 (ja) 磁気記録媒体
JPH08259976A (ja) 潤滑性物質とこれを用いた磁気記録媒体
JP2003067912A (ja) 磁気記録媒体
JPH07216375A (ja) 潤滑剤
JPS63217519A (ja) 磁気記録媒体
JPH0485723A (ja) 磁気記録媒体
JP2005194469A (ja) ジエステルジカルボン酸系化合物、潤滑剤及び記録媒体
JPH03241524A (ja) 磁気記録媒体
JPH04228106A (ja) 磁気テープ
JP2005194468A (ja) テトラエステルテトラカルボン酸系化合物、潤滑剤及び記録媒体
JPS62141626A (ja) 磁気記録媒体
JPS62236118A (ja) 磁気記録媒体

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20020514

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080621

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090621

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100621

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100621

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100621

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110621

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110621

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120621

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120621

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130621

Year of fee payment: 11

EXPY Cancellation because of completion of term