JP3320848B2 - 貯蔵安定性と揺変性を有するウレタン組成物 - Google Patents

貯蔵安定性と揺変性を有するウレタン組成物

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JP3320848B2 JP18503993A JP18503993A JP3320848B2 JP 3320848 B2 JP3320848 B2 JP 3320848B2 JP 18503993 A JP18503993 A JP 18503993A JP 18503993 A JP18503993 A JP 18503993A JP 3320848 B2 JP3320848 B2 JP 3320848B2
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、揺変性と貯蔵安定性に
優れる末端イソシアネート基を有するウレタン組成物に
関する。
【0002】
【従来の技術】ポリウレタンは、主鎖の繰り返し単位中
にウレタン結合−NHCOO−を持つ化合物であり、工
業的には、主としてジイソシアナートとグリコールとの
重付加法が用いられている。トリレンジイソシアナート
(2,4─および2,6─の混合物)と、ポリオキシプ
ロピレングリコール、ポリオキシプロピレン─ポリオキ
シエチレングリコールのようなポリエーテル形のグリコ
ールを使用して合成する場合と、アジピン酸とエチレン
グリコールを縮合させたものを主とするポリエステル形
のものを使用して合成する場合とがある。最近は、前者
の組み合わせによる製造量が多くなっている。ポリウレ
タンの用途は、耐磨耗性、耐薬品性、耐溶剤性等に優
れ、加工が容易であるという性質を有することから、ポ
リウレタン樹脂、ポリウレタンフォーム、ポリウレタン
合成繊維、エラストマー等を挙げることができる。ま
た、目地材、シーリング材、接着剤および被覆材等とし
ても需要が多く、添加剤、可塑剤等を加えてウレタン組
成物として使用されている。シーリング材、接着剤等と
してウレタン組成物を使用する場合には、壁面や天井等
様々な施工場所で使用できること、狭い施工場所へ注入
する際等、ある程度の流動性があること、注入後は注入
時の形状を保てるように揺変性(チキソトロピー性)を
有することが必須とされる。施工時に粘度が低く、施工
後のウレタンポリマーの重合度ができるだけ均一になる
ことが望ましいため、ウレタン組成物の主成分には、通
常、末端イソシアナート基を有するオリゴマーであるウ
レタンプレポリマーが使用される。一方、ウレタンプレ
ポリマーの末端イソシアナート基は水と反応して架橋し
やすいことから、製造時から使用時まで架橋を防いで安
定に貯蔵することが必要である。末端イソシアナート基
間の一次的な架橋を防ぐためには、窒素充填等をおこな
って水分を遮断する方法と、末端イソシアナート基をブ
ロックする方法が代表的なものとして採用されている。
しかし、ウレタンプレポリマーの末端イソシアナート基
をブロックする方法では、ブロック剤をはずすために加
熱が必要であるが、施工場所との関係上加熱はできず、
室温硬化が必須である。従って、ウレタンプレポリマー
の末端をブロックする方法は採用できない。ここで、窒
素充填を行って空気中の水分を遮断しても、末端イソシ
アナート基間の二次的な架橋は形成されるため、経時的
にウレタン組成物の粘度が上昇することは抑制できな
い。以上より、ウレタン組成物をシーリング材、接着剤
等として使用する場合には、製造時から施工時までの貯
蔵安定性と、施工時から硬化までの揺変性がウレタン組
成物の処方時には重要となる。
【0003】従来、ウレタン組成物に揺変性を付与する
にあたっては、コロイド状シリカ等を主に添加する方法
が採用され、以下の公報において開示されている(特公
昭45─4110号公報、特公昭47─7632号公
報、特公昭52─1747号公報、特公昭53─589
9号公報、特公昭53─44338号公報、特公昭51
─11656号公報、特公平3─15669号公報)。
また、貯蔵安定性に関しては、エチレングリコールの誘
導体や他のグリコールを添加する方法がこれらに開示さ
れている(特公昭45─4110号公報、特公昭47─
7632号公報、特公昭52─1747号公報、特公昭
53─5899号公報、特公昭53─44338号公
報、特公昭51─11656号公報)。特公昭45─4
110号公報には、ウレタンプレポリマーに分子量10
0から20000のポリエチレングリコール(PE
G)、そのエーテルあるいはエステルとコロイド状シリ
カを添加した組成物が開示されている。特公昭47─7
632号公報には、ウレタンプレポリマーに、二酸化珪
素等の無機充填剤と、ポリオキシアルキル化合物である
【0004】
【化3】 Y=R,RCO R=アルキル、アリール、アルキルアリール p,q≧0の正数, p+q≧5 m≠n と、モノイソシアネート、酸無水物、塩化アセチル等の
ハロゲン化物等の水酸基処理剤とともに加えることが開
示されている。特公昭52─1747号公報には、ウレ
タンプレポリマーにポリオキシアルキレン化合物の高級
脂肪酸エステル、好ましくは炭素数10〜30、分子量
3000〜20000のポリオキシアルキレングリコー
ルの高級脂肪酸エステルを0.1〜50重量部添加する
ことが開示されている。このとき、側鎖のポリアルキレ
ンオキシド部分以外は20重量%以下であり、シリカゲ
ルは添加されていない。特公昭53─5899号公報に
は、ウレタンプレポリマーに、ランダムポリオキシアル
キレン化合物を添加することが開示されているが、この
とき、側鎖のポリアルキレンオキシド部分が10〜70
重量%、分子量1000〜20000のものを0.00
1〜50重量部と、コロイド状シリカを添加することが
開示されている。特公昭53─44338号公報では、
ウレタンプレポリマーに、アルキレンオキシドのランダ
ムグリコール、ブロック型グリコールであって、側鎖の
ポリアルキレンオキシド部分が50〜90重量%、末端
OHが3、NCO/OH比が2〜8であって分子量が3
000〜9000のものと、エチレンオキシド(EO)
とプロピレンオキシド(PO)のブロックコポリマーで
ある
【0005】
【化4】 m=3〜172 n=30〜409 n:m=1:0.05〜0.5 R:低分子ポリマー残基 を、0.01〜50重量部添加することが開示されてい
る。特公昭51─11656号公報には、ウレタンプレ
ポリマーに、微粉シリカ・ベントナイトと、側鎖がエチ
レンオキシドとプロピレンオキシドのブロックコポリマ
ーであり、2〜3個の水酸基を有する末端第2アルコー
ル基含有のポリヒドロキシ化合物である
【0006】
【化5】 EO:PO=1:0.05〜1:0.5 EO=30〜409mol PO=3〜172mol を0.1〜50重量部と、微粉シリカ、ベントナイトを
添加することが開示されている。特公平3─15669
号公報には、ウレタンプレポリマーに、ブロック型グリ
コールのエステルである
【0007】
【化6】 と、
【0008】
【化7】 R =C1-4 のアルキル基 R’=C1-4 のアルキル基、またはアセチル基 l =1〜3の整数 m =4〜60の整数 n =2〜40の整数 p =0または2〜3の整数 m’=10〜100の整数 n’=0または1〜50の整数 とコロイド状シリカを加えることが開示されている。
【発明が解決しようとする課題】
【0009】以上のように、ウレタン組成物に揺変性を
付与する、あるいは貯蔵安定性を付与する試みはなされ
ているが、これらの技術によっては、揺変性の付与と貯
蔵安定性の向上を同時に行うことはできていなかった。
例えば、特公昭45─4110号公報に記載された技術
では、コロイド状シリカの配合によって揺変性を付与す
ることはできるが、ポリエチレングリコール(PEG)
の配合では、経時的に粘度の上昇は抑制されず、貯蔵安
定性は必ずしも改善されていない。また、他の公報記載
の技術では、オキシアルキレン化合物とコロイド状シリ
カを併用している場合が多いが、この組合せを使用した
場合には、経時的にウレタン組成物の粘度が大きく上昇
し、使用の際に支障をきたすことがある。あるいは、経
時的にウレタン組成物の粘度が上昇しない場合であって
も、揺変性が経時的に変化し初期状態が保たれないとい
う問題があり、やはり貯蔵安定性に問題があった。
【0010】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は、ウレ
タンプレポリマーに、コロイド状シリカとビスフェノー
ルを配合し、貯蔵安定性を向上させ、揺変性を付与した
ウレタン組成物を提供することを目的とする。
【0011】すなわち、本発明は、末端イソシアネート
基を有するウレタンプレポリマーと、ビスフェノール誘
導体と、コロイド状シリカを含む、貯蔵安定性と揺変性
を有するウレタン組成物である。ここで、前記ビスフェ
ノール誘導体は、ビスフェノールと炭素数2〜5のアル
キレングリコールと、アクリル酸またはその誘導体より
なる化合物であることが好ましい。さらに、前記ビスフ
ェノールの誘導体が、一般式[1]または[2]で表さ
れることが好ましい。
【0012】
【化8】
【0013】
【化9】 ここで、R1 およびR2 は、それぞれ独立に水素、C
1-6 のアルキル基、C1- 6 のアルキレン基またはC1-6
のアルキリデン基である。一般式[1]の末端はアクリ
ル基、一般式[2]の末端はメタクリル基であり、m及
びnは0以上の正の整数であって、m+nは10を越え
る。また、前記ビスフェノール誘導体の含有量は、前記
末端イソシアネート基を有するウレタンプレポリマー1
00重量部に対して0.01から20重量部であること
が好ましい。コロイド状シリカは、用途に応じて配合量
を変えて使用する。
【0014】以下に、本発明を詳細に説明する。
【0015】末端にイソシアネート基を有するウレタン
プレポリマーとは、水の存在により、イソシアネート基
部分がウレタン結合を形成しながら、架橋、硬化して高
分子となる化合物であり、ポリヒドロキシル化合物とポ
リイソシアネート化合物との反応生成物である。
【0016】本発明に用いる末端にイソシアネート基を
有するウレタンプレポリマーは、一般に、一液型ウレタ
ン組成物に用いられるものであればいかなるものでもよ
く、特に限定されない。
【0017】ウレタンプレポリマーの一方の製造原料で
あるポリヒドロキシル化合物としては、一般にウレタン
化合物の製造に用いられる種々のポリエーテルポリオー
ル、もしくはポリエステルポリオール、または、ポリマ
ーポリオールが挙げられる。ポリエーテルポリオールと
は、例えば、エチレンオキサイド、プロピレンオキサイ
ド、ブチレンオキサイド、テトラヒドロフラン等のアル
キレンオキサイドの1種または2種以上を、2個以上の
活性水素を有する化合物に付加重合させた生成物であ
る。ここで、2個以上の活性水素を有する化合物として
は、例えば、多価アルコール類、アミン類、アルカノー
ルアミン類、多価フェノール類等が挙げられる。多価ア
ルコール類としては、エチレングリコール、プロピレン
グリコール、ブタンジオール、ジエチレングリコール、
グリセリン、ヘキサントリオール、トリメチロールプロ
パン、ペンタエリスリトール等が、また、アミン類とし
ては、エチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン等
が、アルカノールアミン類としては、エタノールアミ
ン、プロパノールアミン等が、そして多価フェノール類
としては、レゾルシン、ビスフェノール類等を挙げるこ
とができる。また、ポリエステルポリオールとは、多価
アルコールと多塩基性カルボン酸の縮合物、多価アルコ
ールとヒドロキシカルボン酸の縮合物、ラクトンの重合
物等であり、これらに使用される多価アルコール類とし
ては、先にポリエーテルポリオールの項で例示した化合
物等が挙げられる。多塩基性カルボン酸類としては、例
えば、アジピン酸、グルタール酸、アゼライン酸、フマ
ール酸、マレイン酸、フタール酸、テレフタール酸、ダ
イマー酸、ピロメリット酸等が挙げられる。さらに、多
価アルコールとヒドロキシカルボン酸の縮合物として
は、ヒマシ油、ヒマシ油とエチレングリコールの反応生
成物、ヒマシ油とプロピレングリコールの反応生成物等
も有用である。また、ラクトンの重合物とは、ε−カプ
ロラクタム、α−メチル−ε−カプロラクタム、ε−メ
チル−ε−カプロラクタム等を適当な重合開始剤で開環
重合させた物をいう。ポリマーポリオールとは、例え
ば、前記ポリエーテルポリオールまたはポリエステルポ
リオールに、アクリロニトリル、スチレン、メチル(メ
タ)アクリレート等のエチレン性不飽和化合物をグラフ
ト重合させたものや、1,2−ポリブタンジオールまた
は1,4−ポリブタンジオール、またはこれらの水素添
加物等をいう。ウレタンプレポリマーの一方の製造原料
であるヒドロキシル化合物としては上記の物があり、単
独あるいは2種以上を併用してもよいが、重量平均分子
量は100〜10000程度のものが好ましく、500
〜5000程度のものがさらに好ましい。
【0018】ウレタンプレポリマーの他方の原料である
ポリイソシアネート化合物としては、通常のポリウレタ
ン樹脂の製造に用いられる種々のものがある。具体的に
は、2,4−トリレンジイソシアナートまたは2,6−
トリレンジイソシアナート、フェニレンジイソシアナー
ト、キシレンジイソシアナート、ジフェニルメタン−
4,4−ジイソシアナート、ナフチレン−1,5−ジイ
ソシアナート、およびこれらに水素添加した化合物、エ
チレンジイソシアナート、プロピレンジイソシアナー
ト、テトラメチレンジイソシアナート、ヘキサメチレン
ジイソシアナート、イソホロンジイソシアナート、1−
メチル−2,4−ジイソシアネートシクロヘキサン、1
−メチル−2,6−ジイソシアネートシクロヘキサン、
ジシクロヘキシルメタンジイソシアナート、トリフェニ
ルメタントリイソシアナート等が挙げられる。これらの
ポリイソシアナート化合物は、単独でも2種以上を併用
してもよい。
【0019】末端にイソシアネート基を有するウレタン
プレポリマー製造の際のポリヒドロキシル化合物とポリ
イソシアネート化合物の量比は、ポリイソシアネート化
合物中のイソシアネート基1個あたり、ポリヒドロキシ
ル化合物中のヒドロキシル基が1個以下となる量比とす
るが、好ましくは0.95〜0.75個である。また、
ウレタンプレポリマーの製造条件は、通常のウレタンプ
レポリマーの製造条件でよい。すなわち、反応温度50
〜100℃程度で、常圧下で反応させればよい。
【0020】本発明のウレタン組成物に使用されるビス
フェノール誘導体は、ビスフェノールを基本骨格とすれ
ばよく、このビスフェノールと炭素数2〜5のアルキレ
ングリコールを結合させ、側鎖であるアルキレングリコ
ールの末端をアクリル酸またはメタクリル酸とエステル
結合させたものが好ましい。mまたはnは0または正の
整数で、m+nが10を越え、好ましくは50以下であ
るときに、ウレタン組成物に揺変性を付与し、経時的粘
度の上昇を妨げる効果が著しい。
【0021】本発明に用いるコロイド状シリカとは、無
水硅酸(二酸化珪素)のうち、コロイド状を呈している
ものである。コロイド状シリカは、水素結合による鎖状
の構造を形成しているため、一液型ポリウレタン組成物
に揺変性を付与する。市販品としては、アエロジル#2
00(日本アエロジル社製)、アエロジルR972(日
本アエロジル社製)、Cabo−SiL M45(Ca
bot社製)等が挙げられる。ビスフェノール誘導体
は、前記末端にイソシアネート基を有するポリウレタン
プレポリマー100重量部に対して0.01〜20重量
部、好ましくは0.1〜15重量部を配合する。0.0
1重量部以下では、ウレタン組成物に揺変性を付与する
ことができず、貯蔵安定性も改善されない。また、20
重量部以上になるとウレタン組成物が粘稠となって、作
業性が悪くなる。コロイド状シリカの量は揺変性を変化
させるが、用途によって配合量を変えることができる。
好ましくは、前記末端イソシアネート基を有するポリウ
レタンプレポリマー100重量部に対し、0.1〜20
重量部である。
【0022】本発明の組成物は溶剤を用いてもよく、イ
ソシアネート基と反応する活性水素基を持たない有機溶
媒、好ましくは芳香族系炭化水素溶媒を用いる。芳香族
系溶剤とは、キシレン、トルエン等をいい、ウレタンプ
レポリマーの粘度を低下させるために使用される。好ま
しくは、ウレタンプレポリマー100重量部に対して0
〜50重量部を配合する。本発明のウレタン組成物は、
上記のような成分を含有するが、この他に、充填剤、可
塑剤、老化防止剤、顔料、硬化促進剤、有機金属系ある
いはアミン系化合物等を配合してもよい。
【0023】充填剤としては、炭酸カルシウム、カーボ
ンブラック、クレー、タルク、酸化チタン、生石灰、カ
オリン、ゼオライト、ケイソウ土、塩化ビニルペースト
レジン、ガラスバルーン、塩化ビニリデン樹脂バルーン
等が挙げられ、単独で、または混合して使用することが
できる。
【0024】可塑剤としては、例えば、ジオクチルフタ
レート(DOP)、ジブチルフタレート(DBP)、ジ
ラウリルフタレート(DLP)、ジブチルベンジルフタ
レート(BBP)、ジオクチルアジペート、ジイソデシ
ルアジペート、トリオクチルフォスフェート、トリス
(クロロエチル)フォスフェート、トリス(ジクロロプ
ロピル)フォスフェート、アジピン酸プロピレングリコ
ールポリエステル、アジピン酸ブチレングリコールポリ
エステル、エポキシステアリン酸アルキル、エポキシ化
大豆油等が挙げられ、単独で、あるいは混合して使用す
ることができる。本発明のウレタン組成物の製造方法
は、特に限定されないが、好ましくは各成分を減圧下ま
たは不活性雰囲気下に十分混練し、均一に分散させて組
成物とするのがよい。
【0025】
【実施例】以下に実施例を示して、本発明を具体的に説
明するが、本発明は、これらに限られるものではない。
【0026】分子量3000のポリオキシプロピレング
リコール500g、分子量3000のポリオキシプロピ
レントリオール1500g(いずれも三井東圧化学
(株)社製)、4,4−ジフェニルメタンジイソシアネ
ート290gを三つ口フラスコに入れ、80℃以下で反
応させ末端NCO%1.5のウレタンプレポリマー
(A)を得た。ウレタン組成物は、ウレタンプレポリマ
ー(A)に、三菱化成ビニル(株)社製のフタル酸オク
チル、丸尾カルシウム(株)社製の炭酸カルシウムスー
パーS、関東化学(株)社製のキシレン、日本エアロジ
ル(株)社製のコロイド状シリカAEROSIL #2
00を配合し、新中村化学工業(株)社製のビスフェノ
ール誘導体NK ESTERおよび、NK ESTER
BPE−1300の配合量を変化させて調整し、本発
明例および比較例とした。ビスフェノール誘導体は、表
1に示す4種類を使用した。末端基がアクリル基のビス
フェノール誘導体と、メタクリル基のビスフェノール誘
導体とを区別するために、それぞれA−BPE、BPE
と略称した。
【0027】 表 1 ────────────────────────────── ビスフェノール誘導体名 末端基 m+n ────────────────────────────── A−BPE−10 アクリル基 10 A−BPE−20 アクリル基 20 A−BPE−30 アクリル基 30 BPE−30 メタクリル基 30 ──────────────────────────────
【0028】(本発明例1及び4)攪拌機付き容器内に
製造例のウレタンプレポリマー(A)100重量部、加
熱乾燥した重質炭酸カルシウム50重量部、A−BPE
−20を2重量部、コロイド状シリカ7重量部を加え、
減圧下で30分間、混練後脱水したDOP50重量部と
脱水したキシレン15重量部を加え、減圧下でさらに1
5分間攪拌して、一液性の本発明のウレタン組成物を得
た。
【0029】(本発明例2、3及び7)攪拌機付き容器
内に製造例のウレタンプレポリマー(A)100重量
部、加熱乾燥した重質炭酸カルシウム50重量部、A−
BPE−30を2重量部、コロイド状シリカ7重量部を
加え、減圧下で30分間、混練後脱水したDOP50重
量部と脱水したキシレン15重量部を加え、減圧下でさ
らに15分間攪拌して、一液性の本発明のウレタン組成
物を得た。
【0030】(本発明例5)攪拌機付き容器内に製造例
のウレタンプレポリマー(A)100重量部、加熱乾燥
した重質炭酸カルシウム50重量部、A−BPE−20
を12重量部、コロイド状シリカ7重量部を加え、減圧
下で30分間、混練後脱水したDOP50重量部と脱水
したキシレン15重量部を加え、減圧下でさらに15分
間攪拌して、一液性の本発明のウレタン組成物を得た。
【0031】(本発明例6)攪拌機付き容器内に製造例
のウレタンプレポリマー(A)100重量部、加熱乾燥
した重質炭酸カルシウム50重量部、A−BPE−30
を0.2重量部、コロイド状シリカ7重量部を加え、減
圧下で30分間、混練後脱水したDOP50重量部と脱
水したキシレン15重量部を加え、減圧下でさらに15
分間攪拌して、一液性の本発明のウレタン組成物を得
た。
【0032】(本発明例8)攪拌機付き容器内に製造例
のウレタンプレポリマー(A)100重量部、加熱乾燥
した重質炭酸カルシウム50重量部、A−BPE−30
を12重量部、コロイド状シリカ7重量部を加え、減圧
下で30分間、混練後脱水したDOP50重量部と脱水
したキシレン15重量部を加え、減圧下でさらに15分
間攪拌して、一液性の本発明のウレタン組成物を得た。
【0033】(本発明例9)攪拌機付き容器内に製造例
のウレタンプレポリマー(A)100重量部、加熱乾燥
した重質炭酸カルシウム50重量部、A−BPE−30
を25重量部、コロイド状シリカ7重量部を加え、減圧
下で30分間、混練後脱水したDOP50重量部と脱水
したキシレン15重量部を加え、減圧下でさらに15分
間攪拌して、一液性の本発明のウレタン組成物を得た。
【0034】(本発明例10)攪拌機付き容器内に製造
例のウレタンプレポリマー(A)100重量部、加熱乾
燥した重質炭酸カルシウム50重量部、BPE−30を
2重量部、コロイド状シリカ7重量部を加え、減圧下で
30分間、混練後脱水したDOP50重量部と脱水した
キシレン15重量部を加え、減圧下でさらに15分間攪
拌して、一液性の本発明のウレタン組成物を得た。
【0035】(本発明例11)攪拌機付き容器内に製造
例のウレタンプレポリマー(A)100重量部、加熱乾
燥した重質炭酸カルシウム50重量部、BPE−30を
12重量部、コロイド状シリカ7重量部を加え、減圧下
で30分間、混練後脱水したDOP50重量部と脱水し
たキシレン15重量部を加え、減圧下でさらに15分間
攪拌して、一液性の本発明のウレタン組成物を得た。
【0036】(比較例1及び3)攪拌機付き容器内に製
造例のウレタンプレポリマー(A)100重量部、加熱
乾燥した重質炭酸カルシウム50重量部、A−BPE−
10を2重量部、コロイド状シリカ7重量部を加え、減
圧下で30分間、混練後脱水したDOP50重量部と脱
水したキシレン15重量部を加え、減圧下でさらに15
分間攪拌して、一液性ポリウレタン樹脂を得た。
【0037】(比較例2、5、6及び7)攪拌機付き容
器内に製造例のウレタンプレポリマー(A)100重量
部、加熱乾燥した重質炭酸カルシウム50重量部、コロ
イド状シリカ7重量部を加え、減圧下で30分間、混練
後脱水したDOP50重量部と脱水したキシレン15重
量部を加え、減圧下でさらに15分間攪拌して、一液性
ポリウレタン樹脂を得た。
【0038】(比較例4)攪拌機付き容器内に製造例の
ウレタンプレポリマー(A)100重量部、加熱乾燥し
た重質炭酸カルシウム50重量部、A−BPE−10を
12重量部、コロイド状シリカ7重量部を加え、減圧下
で30分間、混練後脱水したDOP50重量部と脱水し
たキシレン15重量部を加え、減圧下でさらに15分間
攪拌して、一液性ポリウレタン樹脂を得た。
【0039】(実施例1)末端基がアクリル基であるビ
スフェノール誘導体4種類を同じ重量部配合して、無配
合のもの(比較例2)とともに、ウレタン組成物(本発
明例1、2、3および比較例1)を調整し、初期状態お
よび50℃で14日間加速試験を行った後の物性の変化
を測定した。物性の変化は、粘度、チキソトロピー係数
(VIS比)、およびスランプを指標とした。粘度は、
(株)東京計器社製のB型粘度計、BS型ロータ#7を
使用し、20℃で測定した。また、スランプは、米国航
空機規格MIL−S−8802Dに準拠して測定した。
結果を表2に示す。
【0040】
【表1】
【0041】表2の比較例2に示したように、ビスフェ
ノール誘導体を配合しない場合には、初期状態でスラン
プの値が大きく、揺変性は付与されていない。また、5
0℃14日間の加速試験後は、粘度の変化が激しく、チ
キソトロピー係数も大きく変化しており、貯蔵安定性が
悪いことが明らかであった。なお、スランプの値は0と
なっていたが、これはウレタン組成物の固化(ケ−キン
グ)によるものであった。本発明例1乃至3に示したよ
うに、ビスフェノール誘導体であるA−BPE−20、
A−BPE−30、およびBPE−30を2重量部配合
した場合には、チキソトロピー係数の変化もなく、粘度
の上昇も抑えられており、スランプの値にも殆ど変化は
認められなかった。このことから、ビスフェノールの配
合によって揺変性が付与されており、貯蔵安定性も向上
していることが示された。一方、比較例1に示したよう
に、やはりビスフェノール誘導体であり、側鎖の短いA
−BPE−10を2重量部配合した場合には、粘度の上
昇は認められ無かったが、スランプの値が大きく、揺変
性が付与されていないことが明らかとなった。
【0042】(実施例2)ビスフェノール誘導体の配合
量を変化させ、揺変性と貯蔵安定性がどの様に変化する
かを検討した。A−BPE−10(比較例3、4)およ
びA−BPE−20(本発明例4、5)を、2重量部お
よび12重量部配合したウレタン組成物とビスフェノー
ル誘導体を配合しないウレタン組成物(比較例5)を調
整し、初期状態および50℃で14日間加速試験を行っ
た後の物性の変化を測定した。物性の変化は、実施例1
と同様の方法で行った。結果を表3に示す。
【0043】
【表2】
【0044】表3の比較例5に示したように、ビスフェ
ノール誘導体を配合しない場合には、初期状態ではスラ
ンプの値が大きく、揺変性は付与されていない。また、
50℃14日間の加速試験後は、粘度の上昇も非常に大
きくなっており、貯蔵安定性も悪いことが明らかであっ
た。なお、スランプは0となっていたが、これはウレタ
ン組成物の固化(ケ−キング)によるものであった。本
発明4および5に示したように、A−BPE−20を2
重量部及び12重量部配合したウレタン組成物では、チ
キソトロピー係数の変化も小さく、粘度上昇も認められ
ず、スランプの値に変化が見られないことから、いずれ
の配合量においても揺変性が付与されていることが明ら
かであった。比較例3及び4に示したように、A−BP
E−10を2重量部及び12重量部配合したウレタン組
成物では、初期状態においてもスランプの値が大きく、
揺変性はいずれの配合量でも付与されなかった。しか
し、チキソトロピー係数の変化は認められず、粘度の上
昇の割合もA−BPE−20と大差なかったことから、
貯蔵安定性は向上していると判断された。以上より、A
−BPE−10を配合しても揺変性は付与されず、ビス
フェノール誘導体の側鎖の長さm+nは、10を越えた
ときに揺変性に寄与することが示された。
【0045】(実施例4)A−BPE−30を、0.2
重量部ないし25重量部配合したウレタン組成物(本発
明例6、7、8)とビスフェノール誘導体を配合しない
ウレタン組成物(比較例6)を調整し、初期状態および
50℃で14日間加速試験を行った後の物性の変化を測
定した。物性の変化は、実施例1と同様の方法で行っ
た。結果を表4に示す。
【0046】
【表3】
【0047】表4の比較例6に示したように、ビスフェ
ノール誘導体を配合しない場合には、初期状態ではスラ
ンプの値が大きく、揺変性は付与されていない。また、
50℃14日間の加速試験後は、粘度の上昇も非常に大
きくなっており、貯蔵安定性も悪いことが明らかであっ
た。なお、スランプは0となっていたが、これはウレタ
ン組成物の固化(ケ−キング)によるものであった。本
発明6ないし8に示したように、A−BPE−30を
0.2重量部から12重量部配合したウレタン組成物で
は、チキソトロピー係数の変化も小さく、粘度上昇も認
められず、スランプの値も2mm以内と変化が見られな
いことから、いずれの配合量においても揺変性が付与さ
れていることが明らかであった。さらにA−BPE−3
0の配合量を増加し25重量部とすると、本発明例9に
示したように、粘度の上昇は認められなかったが、スラ
ンプの値が初期状態で92mmであり、50℃14日間
の加速試験後でもスランプの値が19.7mmと大き
く、揺変性が付与されていないことが示された。従っ
て、ビスフェノール誘導体は、一定量以上ウレタン組成
物に配合しても、揺変性の付与に寄与しないことが明ら
かになった。
【0048】(実施例5)BPE−30を、2から12
重量部まで配合割合を変化させたウレタン組成物(本発
明例10、11)とビスフェノール誘導体を配合しない
ウレタン組成物(比較例7)を調整し、初期状態および
50℃で14日間加速試験を行った後の物性の変化を測
定した。物性の変化は、実施例1と同様の方法で行っ
た。結果を表5に示す。
【0049】
【表4】
【0050】表5の比較例7に示したように、ビスフェ
ノール誘導体を配合しない場合には、初期状態ではスラ
ンプが大きく、揺変性が付与されていない。50℃14
日間の加速試験後は、スランプは0となっていたが、こ
れはウレタン組成物の固化(ケ−キング)によるもので
あった。また、チキソトロピー係数から明らかなように
粘度の上昇も非常に大きくなっていた。本発明例10お
よび11に示したように、BPE−30を2重量部およ
び12重量部配合したウレタン組成物では、スランプも
5mm以内の範囲にあり、BPE−30の配合によって
揺変性が付与されていた。また、チキソトロピー係数の
変化もなく、粘度上昇も認められず、貯蔵安定性の向上
も明らかであった。
【0051】
【発明の効果】本発明により、コロイド状シリカとビス
フェノール誘導体とを含有する一液型のウレタン組成物
であって、揺変性と粘度の上昇を防止することによる貯
蔵安定性に優れる組成物が提供される。本発明のウレタ
ン組成物は、経時的な粘度の上昇が小さいので、長期貯
蔵後であっても、製造直後の組成物を使用した場合と比
較して遜色のない作業性が保たれている。これによっ
て、シーリング材、接着剤等としてウレタン組成物を使
用したときに、コロイド状シリカの配合量を変えること
によって、任意の揺変性を付与することが可能となり、
また、ビスフェノール誘導体とコロイド状シリカの相乗
作用によって貯蔵安定性を向上させることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08G 18/00 - 18/87 C08K 3/36 C08L 75/04 - 75/12

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】末端イソシアネート基を有するウレタンプ
    レポリマーと;ビスフェノールと、炭素数2〜5のアルキレングリコー
    ルと、アクリル酸またはその誘導体よりなるビスフェノ
    ール誘導体と; コロイド状シリカと; を含む、貯蔵安定性と揺変性を有するウレタン組成物。
  2. 【請求項2】 前記ビスフェノール誘導体が、一般式
    [1]または[2]で表される請求項1に記載の貯蔵安
    定性と揺変性を有するウレタン組成物。 【化1】 【化2】 ここで、R1 およびR2 は、それぞれ独立に水素、C
    1-6 のアルキル基、C1-6 のアルキレン基またはC1-6
    のアルキリデン基である。一般式[1]の末端はアクリ
    ル基、一般式[2]の末端はメタクリル基であり、m及
    びnは0以上の正の整数であって、m+nは10を越え
    る。
  3. 【請求項3】 前記ビスフェノール誘導体の含有量が、前
    記末端イソシアネート基を有するウレタンプレポリマー
    100重量部に対して0.01から20重量部である
    求項1または2に記載の貯蔵安定性と揺変性を有するウ
    レタン組成物。
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