JP3320699B2 - 半導体装置、および半導体装置の実装体 - Google Patents

半導体装置、および半導体装置の実装体

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    • H01L2224/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/10Bump connectors; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/12Structure, shape, material or disposition of the bump connectors prior to the connecting process
    • H01L2224/13Structure, shape, material or disposition of the bump connectors prior to the connecting process of an individual bump connector

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ウエハレベルで一
括してパッケージ形成するための半導体装置の構造、及
びその半導体装置を用いた実装体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電子機器およびシステムの小型・
軽量化、高性能化の実現のため、半導体集積回路の高密
度実装が要求されている。それに伴って半導体パッケー
ジに対しても小型化が要求されており、この要求に対応
した半導体パッケージとして、たとえば、半導体チップ
をフリップチップ接続またはワイヤボンディング接続に
よってキャリア基板に実装し、半導体チップとキャリア
基板との間に絶縁性樹脂を充填した、チップサイズパッ
ケージ(CSP)が開発、実用化されている。
【0003】さらに、近年では、複数の半導体チップを
ウエハレベルで一括してパッケージ形成する、いわゆる
ウエハレベルパッケージ技術が提案されている。ウエハ
レベルで形成可能な半導体パッケージとして、たとえ
ば、特開平10−79362号公報、および「日経マイ
クロデバイス」1998年4月号第164−167頁
に、図4に示すような構造の半導体パッケージが提案さ
れている。
【0004】図4において、21はシリコン基板であ
り、その上に素子が形成されて半導体装置を構成してい
る。その主面には、図4(b)に示すように、金属配線
22が形成され、金属配線22の一方の端部上には銅の
金属柱からなる金属体19が形成されている。金属配線
22の他方の端部はパッド電極23と接続されている。
金属体19の上面には、ハンダボール18などからなる
回路基板との接続電極が形成されている。また、複数の
金属体19の間には、絶縁性の保護樹脂層20が形成さ
れている。回路基板への実装は、半田ペーストを回路基
板上に印刷などで形成した後、かかる回路基板の所定位
置へ、半導体装置をチップマウンターで位置合わせして
設置し、リフローすることで実施される。
【0005】この従来例では、金属配線22、および金
属体19には、メッキ法で形成された銅などが使用され
ている。
【0006】上記の半導体装置は、従来のCSPに比
べ、ウエハレベルでの一括形成が可能であるため、各製
造工程での検査が簡素化できたこと、キャリア基板を必
要としていないことなどの利点を有し、製造および材料
の両面からの低コスト化が可能である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】半導体装置と回路基板
とを接続する接続部には、半導体装置と回路基板との熱
膨張差に起因した熱応力、及び回路基板の機械的変形に
伴う応力が加わる。図4に示すような半導体装置におい
ては、接続部(金属配線22、および金属体19)が剛
体である金属で構成されているため、上記応力に対する
耐性が乏しかった。従って、半導体装置と回路基板との
熱膨張差、および回路基板の機械的変形に起因する応力
によって接続部が破損するおそれがあり、半導体素子の
パッド電極23と回路基板の電極と間の電気的接続を確
実に担保することは困難であった。また、特開平10−
79362号公報には、金属体19を、たとえば高融点
半田を介在させて設けることが開示されているが、十分
な効果がえられるとは言い難い。
【0008】本発明は、半導体装置の接続電極と回路基
板との接続部分の優れた半導体装置を提供することを目
的する。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明の第一の半導体装置は、半導体素子が形成さ
れた半導体基板と、半導体基板の主面上に形成された複
数個のパッド電極と、半導体基板の主面上にパッド電極
を覆って形成された保護樹脂層と、保護樹脂層を貫通す
る複数個の金属体と、保護樹脂層下に形成され金属体と
パッド電極とを接続する金属配線と、保護樹脂層の表面
部に各金属体と接続して各々設けられた接続電極とを備
える。接続電極は導電性樹脂で構成され、接続電極の上
面のみに半田づけ可能層を有する
【0010】この構成によれば、導電性樹脂が変形に対
して追従するフレキシブルな材料であるため、接続電極
に内在した導電性樹脂が半導体と回路基板との熱膨張
差、および回路基板の機械的変形による応力を緩和する
作用を発揮する。また接続電極の上面に半田付け可能層
が形成されることにより、回路基板に実装される際の接
続に好適となる。その理由は、半導体装置はウエハのよ
うなレベルでパッケージ形態に形成された後、個片に分
割されて回路基板に実装される際、たとえばCSP、あ
るいはBGAのようにほとんどのパッケージがはんだで
接続されるため、実用化の際にははんだづけが可能な構
成が好適だからである。しかも、応力を緩和する層であ
る接続電極の側面には半田付け可能層が形成されていな
いため、接続電極上下の基板の熱膨張差により発生する
横方向の応力を効果的に緩和し、長期に亘って良好な接
続信頼性を維持することが可能となる。
【0011】接続電極の表面は、たとえば金、あるいは
銅などの半田づけが可能な材料で構成されていることが
望ましい。その理由は、半導体装置はウエハのようなレ
ベルでパッケージ形態に形成された後、個片に分割され
て回路基板の所定位置に実装される際、たとえばCS
P、あるいはBGAのようにほとんどのパッケージがは
んだで接続されているため、実用化の際にははんだづけ
が可能な構成が好適であるからである。
【0012】半田づけ可能層は、金、銅、ニッケルのい
ずれかであることが望ましい。
【0013】このような構成の半導体装置も、導電性樹
脂が変形に対して追従するフレキシブルな材料であるた
め、導電性樹脂が半導体と回路基板との熱膨張差、およ
び回路基板の機械的変形による応力を緩和する作用を発
揮する。またこの構成によれば、パッド電極と接続電極
とは電気的に接続されていないため、半導体装置の製造
工程、保管搬送工程、および回路基板への実装工程など
で半導体装置の静電破壊を抑制することができる。本発
明の半導体装置は、応力緩和作用に加えて、電気的な破
壊からも半導体装置を防御する作用を兼ね備えたもので
ある。
【0014】上記構成において、回路基板の所定位置に
実装される際の加圧により、接続電極が接着性樹脂層に
埋没して金属体との電気的接続が形成され得る構造とす
ることが望ましい。
【0015】また金属体は、保護樹脂層から突出した構
造、先鋭形状、もしくは金属体表面の表面荒さがRa
0.1以上、30以下、好ましくはRa1以上、10以
下とすることが望ましい。この理由は、本発明の半導体
装置は、加圧によって回路基板の所定位置に実装される
時に金属体と接続電極との間の電気的な接続を達成する
ため、その際の接続を良好に発現させるために好適だか
らである。
【0016】本発明は、以上のいずれかの構成の半導体
装置を複数個形成した半導体ウェハの形態として適用で
きる。
【0017】また、以上のいすれかの構成の半導体装置
を、回路基板の所定位置に装着し、接続電極と回路基板
の電極とが電気的に接続された半導体装置の実装体とす
る。
【0018】さらに、上記構成の半導体装置の実装体に
おいて、半導体装置と回路基板との間に接着性樹脂層が
存在する構成とすることができる。それにより、半導体
装置と回路基板との機械的な接続が接着性樹脂で確保さ
れるため、強固に回路基板に接続される。その際、接続
電極の導電性樹脂が熱可塑性であれば応力緩和作用にお
いて優れているため好適である。また接着性樹脂層が、
半導体装置、および半導体装置と回路基板の接続部分
を、湿度などの外部環境から保護する作用も兼ね備える
ため信頼性に優れた実装体となる。
【0019】
【発明の実施の形態】(実施形態1)図1は、本発明の
実施形態1に関わる半導体装置の構造の一例を示す。図
1(a)はウエハ段階における半導体装置を示す平面
図、図1(b)はウエハから分割された個片の半導体装
置を示す断面図、および図1(c)は接続部の構造を示
す要部の拡大断面図である。
【0020】拡散工程が終了し、シリコン基板5に素子
が形成された半導体ウエハ1の主面上には、図1(c)
に示すように、パッド電極8から再配線電極として金属
配線7がパッシベーション層(図示せず)表面に形成さ
れる。金属配線7におけるパッド電極8の他端上には、
銅の金属柱からなる金属体6が形成されている。金属体
6の周囲には保護樹脂層4が充填、形成されている。
【0021】以上のようなウエハ主面上への金属配線
7、金属体6、及び保護樹脂層4などの形成は、たとえ
ば特開平10−79362号公報に開示されている方法
を用いることができる。また、金属配線7、金属体6、
及び保護樹脂層4などの材料、形状、寸法に関しても、
たとえば特開平10−79362号公報に開示されてい
る内容を適応することができる。
【0022】本実施形態では更に、金属体6の表面に接
続電極2が形成される。接続電極2は、導電性樹脂層2
aとその上に形成された金/ニッケルメッキ層2bから
なる。
【0023】導電性樹脂層2aは、例えば円形パターン
状に形成される。導電性樹脂層2aの材料としては、熱
硬化性のバインダーに金属フィラーを分散させた熱硬化
型の導電性接着剤を用いる。本実施形態に基づく実施例
では、エポキシ樹脂をバインダーとし、銀フィラーが分
散された熱硬化型の導電性接着剤を用いた。導電性樹脂
層2aの形成に際しては、例えばメタルマスクのスクリ
ーン印刷によりペースト状の導電性接着剤がパターン形
成され、その後このパターン形成された半導体ウエハ1
を例えば150℃の熱風循環炉中に30分間設置して、
パターン形成された導電性接着剤を硬化させる。実施例
では、導電性樹脂層2aの形状は円柱状で、高さは20
0μm、直径は500μm、および隣接間ピッチは80
0μmとした。
【0024】次に、導電性樹脂層2aの表面に、例えば
ニッケルと金を順次無電解メッキすることにより金/ニ
ッケルメッキ層2bを形成する。このニッケル、金は、
図1(c)に示すように、導電性樹脂層2aの表面には
形成されるが、側面には形成されていないことが望まし
い。ニッケル、金が側面にも形成された場合、回路基板
にハンダで実装する場合にはハンダが導電性樹脂2aの
側面にも接合し、導電性樹脂2aの応力緩和作用が発現
しにくくなるためである。実施例ではニッケルの厚みは
1.0μm、金の厚みは0.05μmとした。
【0025】以上のようにして図1に示すウエハ段階の
半導体素子が完成する。この後、半導体ウエハ1は分割
されて個片3のチップサイズパッケージとなり、半田ペ
ーストが印刷された回路基板の所定位置に配置後、半田
リフロー炉で半田づけによって実装される。
【0026】本実施形態の半導体装置においては、接続
電極2の一部を構成する導電性樹脂層2aが変形に対し
て追従するフレキシブルな材料であるため、導電性樹脂
層2aが、半導体装置と回路基板との熱膨張差、および
回路基板の機械的変形による応力を緩和する作用を発揮
する。従って、接続信頼性が大幅に向上する。
【0027】上記の実施例では、導電性接着材としてエ
ポキシ樹脂バインダーに銀フィラー分散させたものを用
いたが、熱硬化性のバインダーとして、他の樹脂バイン
ダーを用いることもできる。金属フィラーとしては、
銅、ニッケル、および銀コート銅なども使用できる。ま
た、樹脂バインダーとして、熱可塑性のものも使用可能
で、例えばポリイミド、アクリル系、シリコン系などの
樹脂も使用可能である。さらに、熱硬化性樹脂と熱可塑
性樹脂との両方の混合物であっても良い。
【0028】(実施形態2)図2及び図3は、本発明の
実施形態2に関わる半導体装置の構造の一例を示す。図
2(a)は半導体ウエハから分割された個片レベルの半
導体装置の断面図、図2(b)は(a)の半導体装置の
接続部を拡大して示した要部断面図である。図3は図2
の半導体装置を実装した実装体の接続部拡大図である。
【0029】図2(a)において、半導体ウエハのシリ
コン基板12の主面上には、パッド電極15から再配線
電極として金属配線14がパッシヘーション層表面に形
成される。金属配線14におけるパッド電極15の他端
上には、銅の金属柱からなる金属体13が形成されてい
る。金属体13の周囲には保護樹脂層11が充填、形成
されている。
【0030】以上のようなシリコン基板12の主面上へ
の金属配線14、金属体13、保護樹脂層11などの形
成は、たとえば特開平10−79362号公報に開示さ
れている方法を用いることができる。また、金属配線1
4、金属体13、保護樹脂層11などの材料、形状、寸
法に関しても、たとえば特開平10−79362号公報
に開示されている内容を適応することができる。
【0031】本実施の形態では更に、保護樹脂層11上
に絶縁性の接着性樹脂層10が形成されている。接着性
樹脂層10はとしては、たとえば熱圧着タイプのフィル
ム、あるいは液状樹脂材料を使用できる。本実施形態に
基づく実施例では、厚み20μmの熱圧着タイプのフィ
ルムを用いた。
【0032】さらに接着性樹脂層10の表面における金
属体13の直上には、導電性樹脂からなる接続電極9
が、例えば円形パターン状に形成される。接続電極9を
形成する導電性樹脂の材料として、実施例では、アクリ
ル系樹脂をバインダーとし、銀フィラーが分散された熱
可塑性の導電性接着剤を用いた。接続電極9の形成に際
しては、例えば、メタルマスクのスクリーン印刷でペー
スト状の導電性接着剤をパターン形成し、その後このパ
ターン形成された半導体ウエハを例えば120℃の熱風
循環炉中に60分間設置して、パターン形成された導電
性接着剤を硬化させる。実施例では接続電極9の形状は
円柱状で、高さは200μm、直径は500μm、およ
び隣接間ピッチは800μmとした。
【0033】以上のようにしてウエハ段階の半導体素子
が完成する。この後、ウエハは分割されて図2(a)に
示す個片のチップサイズパッケージとなる。
【0034】なお、この状態においては、金属体13と
接続電極9とは、接着性樹脂層10の介在により、電気
的に接続されていない。この構造の目的は、半導体装置
の製造工程、保管搬送工程、および回路基板への実装工
程などで半導体装置の静電破壊を抑制するためである。
半導体装置は静電気などのノイズに対して敏感であり、
半導体装置の接続電極9がパッド電極15と電気的に接
続されている場合、ノイズが接続電極からパッド電極を
通じて半導体装置のトランジスタ回路部分などに入り、
回路を破壊しかねない。本実施形態の半導体装置は、こ
のような電気的な破壊から半導体装置を防御する作用も
兼ね備えたものである。
【0035】上記のように個片化された半導体装置を回
路基板に実装した状態を、図3に示す。半導体装置のチ
ップは、図3に示すように、回路基板16の所定位置
に、加熱ヘッドを装着したチップマウンターで実装され
て、半導体装置の実装体となる。その際、接続電極9が
回路基板16上の基板電極17と接続される。また、チ
ップマウンターの加熱・加圧により、接続電極9が接着
性樹脂層10に埋没して金属体13と接続される。それ
により、半導体装置と回路基板16との間の電気的接続
が形成される。さらに、接着性樹脂層10によって、半
導体装置は回路基板17に強固に固着される。実装時の
条件は、一実施例では、加熱ヘッドの設定温度が200
℃、チップマウンターの実装加重は5kgf、実装時間
は10秒とした。
【0036】また金属体13は、保護樹脂層11から突
出した構造、または先鋭形状とすることが望ましい。あ
るいは、金属体13の表面の表面荒さがRa0.1以
上、30以下、好ましくはRa1以上、10以下とす
る。この理由は、上記のように加圧によって実装される
時に、金属体13と接続電極9との間の電気的接続を良
好に発現するために好適だからである。
【0037】本実施形態の半導体装置においても、接続
電極9を形成する導電性樹脂が変形に対して追従するフ
レキシブルな材料であるため、接続電極9が、半導体装
置と回路基板との熱膨張差、および回路基板の機械的変
形による応力を緩和する作用を発揮する。従って、接続
信頼性が大幅に向上する。
【0038】上記実施例では、導電性接着材としてアク
リル系樹脂バインダーに金属フィラーとして銀フィラー
分散させたものを用いたが、熱硬化性のバインダーとし
て、他の樹脂バインダーを用いることもできる。熱可塑
性のものが応力緩和作用上好ましいが、それに限定され
るものではない。金属フィラーとしては、銅、ニッケ
ル、および銀コート銅なども使用できる。
【0039】
【発明の効果】本発明の半導体装置、および半導体装置
の実装体によれば、半導体素子と回路基板の接続構造に
一部、フレキシブルな導電性樹脂で構成された部分を含
むため、従来例のような金属配線と金属体で構成された
半導体装置において課題であった半導体素子と回路基板
の熱膨張率の相違、および回路基板の機械的変形に起因
した応力を確実に緩和し、接続信頼性が大幅に向上でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態1に係る半導体装置を示
し、(a)はそのウエハ段階における表面形態を示す平
面図、(b)はウエハから個片化された半導体装置を示
す断面図、(c)はその接続部構造を示す要部の拡大断
面図
【図2】 本発明の実施形態2に係る半導体装置を示
し、(a)は断面図、(b)はその接続部構造を示す要
部の拡大断面図
【図3】 図2の半導体装置を用いた実装体の接続構造
を示す断面図
【図4】 従来例の半導体装置を示し、(a)は断面
図、(b)はその接続部構造を示す要部の拡大断面図
【符号の説明】
1 半導体ウエハ 2、9 接続電極 4、11 保護樹脂層 5、12 シリコン基板 6、13 金属体 7、14 金属配線 8、15 パッド電極 10 接着性樹脂層 16 回路基板 17 基板電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 北江 孝司 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 塚本 勝秀 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平9−64049(JP,A) 特開 平6−224203(JP,A) 特開 平5−90269(JP,A) 特開 平6−302604(JP,A) 特開2000−68401(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 23/12 H01L 21/60

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体素子が形成された半導体基板と、
    前記半導体基板の主面上に形成された複数個のパッド電
    極と、前記半導体基板の主面上に前記パッド電極を覆っ
    て形成された保護樹脂層と、前記保護樹脂層を貫通する
    複数個の金属体と、前記保護樹脂層下に形成され前記金
    属体と前記パッド電極とを接続する金属配線と、前記保
    護樹脂層の表面部に前記各金属体と接続して各々設けら
    れた接続電極とを備えた半導体装置であって、前記接続
    電極は導電性樹脂で構成され、前記接続電極の上面のみ
    に半田づけ可能層を有する半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記半田づけ可能層は、金、銅、ニッケ
    ルのいずれかである請求項1記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】 半導体素子が形成された半導体基板と、
    前記半導体基板の主面上に形成された複数個のパッド電
    極と、前記半導体基板の主面上に前記パッド電極を覆っ
    て形成された保護樹脂層と、前記保護樹脂層を貫通する
    複数個の金属体と、前記保護樹脂層下に形成され前記金
    属体と前記パッド電極とを接続する金属配線と、前記保
    護樹脂層の表面に形成された絶縁性の接着性樹脂層と、
    前記接着性樹脂層の表面の前記各金属体と対応する位置
    に各々形成された導電性樹脂からなる接続電極とを備
    え、前記金属体は前記接続電極とは電気的に絶縁された
    構造の半導体装置。
  4. 【請求項4】 回路基板の所定位置に実装される際の加
    圧により、接続電極が接着性樹脂層に埋没して金属体と
    の電気的接続が形成され得る構造であることを特徴とす
    る請求項3記載の半導体装置。
  5. 【請求項5】 導電性樹脂は熱可塑性であることを特徴
    とする請求項3記載の半導体装置。
  6. 【請求項6】 金属体は保護樹脂層から突出した構成、
    もしくは先鋭形状、もしくは金属体表面の表面荒さがR
    a0.1以上、30以下であることを特徴とする請求項
    3記載の半導体装置。
  7. 【請求項7】 金属体表面の表面荒さがRa1以上、1
    0以下であることを特徴とする請求項6記載の半導体装
    置。
  8. 【請求項8】 請求項1または3に記載の半導体装置を
    複数個形成した半導体ウェハ。
  9. 【請求項9】 請求項1または請求項3に記載の半導体
    装置が、回路基板の所定位置に装着され、前記接続電極
    と前記回路基板の電極とが電気的に接続された半導体装
    置の実装体。
  10. 【請求項10】 請求項3に記載の半導体装置を用い、
    前記半導体装置と回路基板との間に接着性樹脂層が存在
    する請求項9記載の半導体装置の実装体。
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