JP3319157B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JP3319157B2
JP3319157B2 JP15011594A JP15011594A JP3319157B2 JP 3319157 B2 JP3319157 B2 JP 3319157B2 JP 15011594 A JP15011594 A JP 15011594A JP 15011594 A JP15011594 A JP 15011594A JP 3319157 B2 JP3319157 B2 JP 3319157B2
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哲雄 牛膓
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高度に微細集積化され
たメモリ素子等の半導体装置の製造方法に関し、特に自
己整合的に配線接続用の接続孔を形成する方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の高集積化を達成するために
は、加工寸法の微細化に加えて、自己整合的に配線接続
用の接続孔を形成する方法が不可欠となっている。この
自己整合による接続孔形成の例として、IEDM’92
(p837−p840)に記載されるような、最小線幅
で加工されたAl配線間に接続孔を形成する場合につい
て、図面を参照しながら説明する。
【0003】まず、図10に示すように、下層配線21
上に、SiO2 よりなる第1の層間絶縁膜22、Alよ
りなる配線膜23、及びAl23よりなる絶縁膜24を
この順に積層した後、配線パターンを形成するためにフ
ォトレジストパターン25を形成する。そして、配線膜
23及び絶縁膜24に対して反応性イオンエッチングを
施して、図11に示すように、上面を絶縁膜24aで被
覆された配線パターン23aを形成する。
【0004】次に、図12に示すように、全面にAl2
3よりなる絶縁膜26を形成した後、第1の層間絶縁
膜22が露出するまで絶縁膜26をエッチバックするこ
とにより、図13に示すように、配線パターン23aの
側壁面を被覆する絶縁膜26aを形成する。
【0005】以上の工程により、図13に示すように、
配線パターン23aの上面を被覆する絶縁膜24aと、
配線パターン23aの側壁面を被覆する絶縁膜26aが
形成され、後工程で配線パターン23aの配線間スペー
スに形成される配線と配線パターン23aとの絶縁が成
される。
【0006】次に、図14に示すように、絶縁膜23
a,26aで被覆された配線パターン23aを覆うよう
に、全面にSiO2 よりなる第2の層間絶縁膜27を形
成した後、接続孔を形成するために、第2の層間絶縁膜
27上にフォトレジストパターン28を形成する。そし
て、図15に示すように、下層配線21が露出するま
で、第2の層間絶縁膜27及び第1の層間絶縁膜22に
対して、SiO2 よりなる層間絶縁膜22,27とAl
23よりなる絶縁膜23a,26aとの間の選択比が確
保できる条件にて、反応性イオンエッチングを施す。こ
れにより、絶縁膜23a,26aで被覆された配線パタ
ーン23a間に下層配線21への接続孔29が形成され
る。
【0007】このように自己整合的に接続孔29を形成
することにより、反応性イオンエッチングはリソグラフ
ィ解像度の制約を受けないため、接続孔29の開口幅を
最小線幅以下にすることができ、配線をより微細なもの
とすることができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このように自
己整合的に接続孔を形成する場合、接続孔形成用のフォ
トレジスト膜28をパターニングする際に、図14の矢
印Aで示すように、フォトレジスト膜28を露光する際
の露光光が配線パターン23aから反射してしまい、こ
の反射光の影響により良好なフォトレジスト膜28のパ
ターニングが行えないという問題があった。
【0009】すなわち、配線パターン23aからの反射
光によりレジストの一部分に光が集中して、いわゆるハ
レーションによりレジストパターンの寸法にばらつきが
生じてしまったり、あるいは、配線パターン23aから
の反射光によりレジスト内で光干渉が生じレジストの高
さ方向に光強度分布が生じるため、いわゆる定在波効果
により露光後に得られるレジストパターンの開口部28
aの断面形状が波状に劣化してしまっていた。
【0010】したがって、図15に示すように、接続孔
29の断面29aの形状が不良なものとなってしまい、
配線パターンの高集積化が困難になるとともに、絶縁不
良等の原因となっていた。
【0011】そこで本発明は、このような従来の実情に
鑑みて提案されたものであり、光反射率の高い配線パタ
ーンの間に自己整合的に接続孔を形成する際、フォトレ
ジスト膜のパターニングにおける定在波効果を軽減し、
接続孔の形成が良好に行える半導体装置の製造方法を提
供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに本発明の半導体装置の製造方法は、第1の層間絶縁
膜上に、この第1の層間絶縁膜よりもエッチング速度の
小さい絶縁性反射防止膜で上面及び側壁面が被覆された
複数の配線パターンを形成する工程と、前記第1の層間
絶縁膜とエッチング速度が実質的に等しい第2の層間絶
縁膜で前記配線パターンを被覆する工程と、前記第2の
層間絶縁膜上でフォトレジスト膜をパターニングし、隣
接する前記配線パターンの配線間スペースに臨んで少な
くとも該配線間スペースの幅と同等以上の開口幅を有す
る開口部を形成する工程と、前記開口部を介して前記第
2の層間絶縁膜と前記第1の層間絶縁膜とを一括してエ
ッチングし、前記配線間スペース内に自己整合的に接続
孔を開口する工程と、前記接続孔を形成した後、該接続
孔内に表出した前記絶縁性反射防止膜をプラズマを用い
て酸化する工程とを有するものである。
【0013】上記半導体装置の製造方法において、前記
絶縁性反射防止膜による前記配線パターンの被覆は、例
えば、該配線パターンを構成する配線膜上に該絶縁性反
射防止膜を積層する工程と、該配線膜と該絶縁性反射防
止膜とを一括パターニングする工程と、形成された配線
パターンを被覆して再び絶縁性反射防止膜を形成する工
程と、この絶縁性反射防止膜を異方的にエッチバックす
る工程とを経て行われる。
【0014】また、上記半導体装置の製造方法におい
て、絶縁性反射防止膜は、第1の層間絶縁膜及び第2の
層間絶縁膜とエッチング選択比を取り得る必要がある。
したがって、絶縁性反射防止膜には、例えばSiON系
材料膜が用いられ、第1の層間絶縁膜と第2の層間絶縁
膜には、例えばSiO系材料膜が用いられる。なお、通
常は第1の層間絶縁膜及び第2の層間絶縁膜にはSiO
2 が用いられるので、絶縁性反射防止膜は、SiO2
エッチング選択比を取り得るものであればよく、例えば
SiリッチなSiOx でもよいが、SiON系材料膜が
特に好適である。
【0015】
【0016】そして、前記絶縁性反射防止膜にSiON
系材料膜を、前記第1の層間絶縁膜と前記第2の層間絶
縁膜にSiO系材料膜を用いる場合は、前記フォトレジ
スト膜は150〜450nmの波長域の露光光を用いた
フォトリソグラフィを経てパターニングし、前記SiO
N系材料膜として組成式SiOxyz (ただし、xは
0.30〜0.70、yは0.05〜0.30、zは0
〜0.50である。)で表される材料膜を用いることが
好ましい。なお、フォトレジスト膜の露光光の波長域
は、g線(波長436nm)、i線(波長365n
m)、KrFエキシマレーザ(波長248nm)、及び
ArFエキシマレーザ(波長193nm)等の波長を考
慮して、150〜450nmとした。そして、x,y,
zの数値の範囲は、先に本願出願人がシミュレーション
及び実験により見いだしたものである。
【0017】なお、SiON系材料膜の組成は、例え
ば、成膜ガスの種類及び流量比を任意に設定してプラズ
マCVD装置で成膜することにより制御できる。例え
ば、SiH4 とN2 Oを成膜ガスとして、これら成膜ガ
スの流量比をかえることにより、成膜されるSiON系
材料膜の組成を制御することができる。そして、このよ
うにSiON系材料膜の組成を制御することにより、S
iON系材料膜からなる絶縁性反射防止膜の光学定数
(複素振幅屈折率の実数部と虚数部係数)を制御でき、
反射防止効果を最適なものとすることができる。すなわ
ち、反射防止効果が最適となるときの絶縁性反射防止膜
の光学定数の値は、下地材料層の種類等により変化する
ものであるが、このように絶縁性反射防止膜の光学定数
を制御することにより、下地材料層の種類等に応じて最
適な反射防止効果が得られるようにすることができる。
【0018】
【作用】配線パターンを絶縁性反射防止膜で被覆した上
で、自己整合的に接続孔を形成することにより、接続孔
形成用のフォトレジスト膜をパターニングする際に露光
光の配線パターンからの反射が防止され、ハレーション
や定在波効果の影響が軽減される。
【0019】また、接続孔を形成した後、該接続孔内に
表出した前記絶縁性反射防止膜をプラズマを用いて酸化
させることにより、絶縁性反射防止膜の絶縁耐圧が向上
する。
【0020】また、SiON系材料膜は、遠紫外線から
近紫外線の波長域(150〜450nm程度の波長域)
における反射防止効果に優れているため、本発明に用い
られる絶縁性反射防止膜として好適である。さらに、絶
縁性反射防止膜をSiON系材料膜とし、第1の層間絶
縁膜と第2の層間絶縁膜をSiO系材料膜とすることに
より、絶縁性反射防止膜の絶縁性及び反射防止効果が優
れたものとなるとともに、第1及び第2の層間絶縁膜と
絶縁性反射防止膜とのエッチングレートの選択比を大き
くすることができるため、自己整合による接続孔の形成
を良好に行うことができる。
【0021】また、絶縁性反射防止膜にSiON系材料
膜を、前記第1の層間絶縁膜と前記第2の層間絶縁膜に
SiO系材料膜を用いる場合に、前記SiON系材料膜
として組成式SiOxyz (ただし、xは0.30〜
0.70、yは0.05〜0.30、zは0〜0.50
である。)で表される材料膜を用いることにより、本出
願人による特願平4−359750号に記載されるよう
に、特に優れた反射防止効果が得られる。
【0022】
【実施例】以下、本発明を適用した具体的な実施例につ
いて説明する。なお、当然のことながら本発明は下記の
実施例により限定を受けるものではない。
【0023】本実施例では、半導体装置の製造における
最小線幅で加工された配線パターン間に自己整合的に接
続孔を形成する工程について説明する。
【0024】まず、図1に示すように、金属配線材料や
Si基板中の不純物拡散領域等よりなる下層配線1上
に、SiO2 よりなる第1の層間絶縁膜2、Alよりな
る配線膜3、及びSiONよりなる絶縁性反射防止膜4
をこの順に積層する。なお、SiONよりなる絶縁性反
射防止膜4は、例えば、膜厚23nm、n=2.16、
k=0.875(nはn+ikで表される複素振幅屈折
率の実数部であり、kはn+ikで表される複素振幅屈
折率の虚数部係数である。)となるように、以下の条件
で成膜する。
【0025】 成膜装置 :平行平板型枚葉式プラズマCVD装置 成膜ガス :SiH4=50SCCM、N2O=25SCCM RFバイアスパワー:190W(周波数=13.56MHz) 圧力 :333Pa(約2.5Torr) 基板温度 :360℃ 電極間距離 :1cm 次に、図2に示すように、Al配線パターンを形成する
ためにフォトレジスト膜5をパターニングする。フォト
レジスト膜5のパターニングは、例えば、レジスト材料
にポジ型化学増幅系レジスト材料(和光純薬株式会社
製、商品名:WKR−PT1)を用いて、KrFエキシ
マレーザステッパで露光して行う。その後、絶縁性反射
防止膜4及び配線膜3に対して反応性イオンエッチング
を施して、図3に示すように、絶縁性反射防止膜4aで
上面を被覆された配線パターン3aを形成する。
【0026】次に、図4に示すように、SiONよりな
る絶縁性反射防止膜6を全面に上述の条件と同様に成膜
する。そして、図5に示すように、第1の層間絶縁膜2
が配線パターン間に露出するまで、通常のSiO2 用の
反応性イオンエッチング条件又はポリシリコン用の反応
性イオンエッチング条件にて、絶縁性反射防止膜6をエ
ッチバックすることにより、配線パターン3aの側壁面
を被覆する絶縁性反射防止膜6aを形成する。
【0027】以上の工程により、図5に示すように、配
線パターン3aの上面を被覆する絶縁膜4aと、配線パ
ターン3aの側壁面を被覆する絶縁膜6aが形成され、
後工程で配線パターン3aの配線間スペースに形成され
る配線と配線パターン3aとの絶縁が成される。
【0028】次に、図6に示すように、絶縁性反射防止
膜3a,6aで被覆された配線パターン3aを覆うよう
に、全面にSiO2 よりなる第2の層間絶縁膜7を形成
する。そして、接続孔を形成するために、図7に示すよ
うに、配線パターン3aの配線間スペースに臨んで該配
線間スペースの幅と同等以上の開口幅を有する開口部8
aが形成されたフォトレジスト膜8を、前記第2の層間
絶縁膜7上にパターニングする。このとき、配線パター
ンはSiONよりなる絶縁性反射防止膜4a,6aで覆
われており、フォトレジスト膜8を露光する際の露光光
の配線パターン3aからの反射は抑制されるため、良好
なフォトレジスト膜8のパターニングが行える。なお、
フォトレジスト膜8の開口部8aの開口幅を配線間スペ
ースの幅と同等以上としたのは、フォトマスクの合わせ
ずれを考慮して、後工程で形成する接続孔の幅にマージ
ンを持たせて、確実に配線パターン3aの配線間スペー
スに接続孔が形成されるようにするためである。
【0029】そして、図8に示すように、配線パターン
3aの配線間スペースに下層配線1への接続孔9を形成
するために、下層配線1が露出するまで、第2の層間絶
縁膜7及び第1の層間絶縁膜2に対して、エッチングを
施す。このとき、自己整合的に接続孔9を開口するため
に、SiONよりなる絶縁性反射防止膜4a,6aのエ
ッチングが進まず、SiO2 よりなる第1の層間絶縁膜
2及び第2の層間絶縁膜7のみを選択的にエッチングす
るように、例えば、以下のような条件でエッチングす
る。なお、エッチング条件は以下の例に限られるもので
はなく、SiO2とSiONの選択比が得られるもので
あればよく、エッチング装置やエッチングガス等は適宜
選択すればよい。
【0030】 (1)エッチング条件例1 エッチング装置 :マグネトロン型反応性イオンエッチング装置 エッチングガス :CHF3 =30SCCM、CO=170SCCM RFパワー :1400W(周波数=13.56MHz) 圧力 :5.3Pa(約40mTorr) 基板温度 :20℃ 本条件では、エッチングガスCOによるSiO2 からの
酸素原子引き抜き効果によりSiO2 のエッチング速度
が上昇する。そして、本条件においては、SiO2 /S
iONのエッチング選択比は約20:1となる。
【0031】 (2)エッチング条件例2 エッチング装置 :ECRプラズマエッチング装置 エッチングガス :CHF3 =45SCCM、CH22=5SCCM マイクロ波パワー :1200W(周波数=2.45GHz) RFバイアスパワー :200W(周波数=1.8MHz) 圧力 :0.27Pa(約2mTorr) 基板温度 :20℃ 本条件では、エッチングガスCH22がカーボン系ポリ
マーを堆積させ得るガスであるためSiONのエッチン
グ速度が減少する。そして、本条件においては、SiO
2 /SiONのエッチング選択比は約20:1となる。
【0032】(3)エッチング条件例3 エッチング装置 :誘導結合型プラズマエッチング装置 エッチングガス :C26=50SCCM ソース放電用RFパワー:1200W(周波数=2MHz) 基板RFバイアスパワー:800W(周波数=1.8MHz) 圧力 :0.27Pa(約2mTorr) 基板温度 :20℃ 本条件では、エッチングガスに高次フルオロカーボンガ
スを用いるため、及び高密度プラズマよるエッチングの
ため、エッチング種の生成が促進され、エッチングが高
速化する。そして、本条件においては、SiO2 /Si
ONのエッチング選択比は30:1〜50:1となる。
【0033】 (4)エッチング条件例4 エッチング装置 :ECRプラズマエッチング装置 エッチングガス :CHF3 =50SCCM、S22=10SCCM マイクロ波パワー :1200W(周波数=2.45GHz) 基板RFバイアスパワー:200W 圧力 :0.27Pa(約2mTorr) 基板温度 :−50℃ 本条件では、冷却基板上におけるSの堆積により選択比
の向上が見込めるため、低バイアス化が可能となりダメ
ージを軽減できる。そして、本条件においては、SiO
2 /SiONのエッチング選択比は50以上:1とな
る。
【0034】以上のような条件にてエッチングすること
により、配線パターン3aの配線間スペースに下層配線
1への接続孔9が形成される。そして、図9に示すよう
に、接続孔9の内部に形成される接続用配線部10a
と、前記接続用配線部10aに連なり第2の層間絶縁膜
7上に形成される上層配線部11bからなる上層配線1
0を形成する。これにより、配線パターン3aの配線間
スペースにおいて導通した下層配線1と上層配線10
と、これらの配線と絶縁された配線パターン3aが形成
される。
【0035】図8に示すように、接続孔9を形成した
後、接続孔9内に表出したSiONよりなる絶縁性反射
防止膜4a,6aを酸化させる。なお、酸化させる方法
は熱プロセスを避けるために、低温プラズマ酸化によ
り、例えば以下の条件で行う。
【0036】 プラズマ装置 :ECRプラズマ装置等の高密度プラズマ装置 ガス :O =100SCCM 圧力 :0.133Pa(約1mTorr) 基板温度 :室温 前記絶縁性反射防止膜であるSiONは、SiOの比
べてSiリッチな膜であるため、絶縁耐圧が劣ることが
懸念される。これに対して、接続孔形成後に絶縁性反射
防止膜を酸化させることにより、絶縁性反射防止膜の絶
縁耐圧を向上させることができる。
【0037】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば、配線パターン間に自己整合的に接続孔を形成す
る際に、定在波効果の影響が軽減されてレジストパター
ンの寸法が均一なものとなるため、良好な接続孔を形成
できる。
【0038】また、接続孔を形成した後、該接続孔内に
表出した前記絶縁性反射防止膜をプラズマを用いて酸化
させることにより、絶縁性反射防止膜の絶縁耐圧を向上
させることができる。
【0039】したがって、本発明によれば、より微細な
パターンの半導体装置を製造できるため、半導体装置の
高集積化を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用した半導体装置の製造方法の一
例において、下層配線上に、第1の層間絶縁膜,配線
膜,及び絶縁性反射防止膜を積層する工程を示す要部断
面図である。
【図2】 図1に示す工程の次工程として、配線パター
ンを形成するためにフォトレジスト膜をパターニングす
る工程を示す要部断面図である。
【図3】 図2に示す工程の次工程として、配線パター
ンを形成する工程を示す要部断面図である。
【図4】 図3に示す工程の次工程として、絶縁性反射
防止膜を成膜する工程を示す要部断面図である。
【図5】 図4に示す工程の次工程として、絶縁性反射
防止膜をエッチバックする工程を示す要部断面図であ
る。
【図6】 図5に示す工程の次工程として、第2の層間
絶縁膜を成膜する工程を示す要部断面図である。
【図7】 図6に示す工程の次工程として、接続孔を形
成するためにフォトレジスト膜をパターニングする工程
を示す要部断面図である。
【図8】 図7に示す工程の次工程として、接続孔を形
成する工程を示す要部断面図である。
【図9】 図8に示す工程の次工程として、上層配線を
形成する工程を示す要部断面図である。
【図10】 従来の半導体装置の製造方法の一例におい
て、配線パターンを形成するためにフォトレジスト膜を
パターニングする工程を示す要部断面図である。
【図11】 図10に示す工程の次工程として、配線パ
ターンを形成する工程を示す要部断面図である。
【図12】 図11に示す工程の次工程として、絶縁膜
を成膜する工程を示す要部断面図である。
【図13】 図12に示す工程の次工程として、絶縁膜
をエッチバックする工程を示す要部断面図である。
【図14】 図13に示す工程の次工程として、接続孔
を形成するためにフォトレジスト膜をパターニングする
工程を示す要部断面図である。
【図15】 図14に示す工程の次工程として、接続孔
を形成する工程を示す要部断面図である。
【符号の説明】
1 下層配線 2 第1の層間絶縁膜 3 配線膜 3a 配線パターン 4,4a 絶縁性反射防止膜 5 フォトレジスト膜 6,6a 絶縁性反射防止膜 7 第2の層間絶縁膜 8 フォトレジスト膜 8a 開口部 9 接続孔 10 上層配線 10a 接続用配線部 10b 上層配線部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−126246(JP,A) 特開 平1−253256(JP,A) 特開 平5−3256(JP,A) 特開 平5−299607(JP,A) 特開 平7−74170(JP,A) 特開 平7−122643(JP,A) 特開 平7−230997(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/768 H01L 21/027 H01L 21/318 H01L 21/3205

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の層間絶縁膜上に、この第1の層間
    絶縁膜よりもエッチング速度の小さい絶縁性反射防止膜
    で上面及び側壁面が被覆された複数の配線パターンを形
    成する工程と、 前記第1の層間絶縁膜とエッチング速度が実質的に等し
    い第2の層間絶縁膜で前記配線パターンを被覆する工程
    と、 前記第2の層間絶縁膜上でフォトレジスト膜をパターニ
    ングし、隣接する前記配線パターンの配線間スペースに
    臨んで少なくとも該配線間スペースの幅と同等以上の開
    口幅を有する開口部を形成する工程と、 前記開口部を介して前記第2の層間絶縁膜と前記第1の
    層間絶縁膜とを一括してエッチングし、前記配線間スペ
    ース内に自己整合的に接続孔を開口する工程と、前記接続孔を形成した後、該接続孔内に表出した前記絶
    縁性反射防止膜をプラズマを用いて酸化する工程と を有
    することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記絶縁性反射防止膜による前記配線パ
    ターンの被覆は、該配線パターンを構成する配線膜上に
    該絶縁性反射防止膜を積層する工程と、該配線膜と該絶
    縁性反射防止膜とを一括パターニングする工程と、形成
    された配線パターンを被覆して再び絶縁性反射防止膜を
    形成する工程と、この絶縁性反射防止膜を異方的にエッ
    チバックする工程とを経て行われることを特徴とする請
    求項1記載の半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記絶縁性反射防止膜がSiON系材料
    膜であり、前記第1の層間絶縁膜と前記第2の層間絶縁
    膜がSiO系材料膜であることを特徴とする請求項1又
    は請求項2に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記フォトレジスト膜は150〜450
    nmの波長域の露光光を用いたフォトリソグラフィを経
    てパターニングし、前記SiON系材料膜として組成式
    SiOxNyHz (ただし、xは0.30〜0.70、y
    は0.05〜0.30、zは0〜0.50である。)で
    表される材料膜を用いることを特徴とする請求項1乃至
    請求項3のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方
    法。
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