JP3318967B2 - 非水電解液二次電池 - Google Patents
非水電解液二次電池Info
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Description
関し、特に負極活物質として難黒鉛化炭素材料を使用す
る非水電解液二次電池に関する。
子機器の小型・軽量化を次々と実現させている。それに
伴い、移動用電源としての電池に対しても益々小型・軽
量且つ高エネルギー密度のものが求められるようになっ
ている。
池,ニッケル・カドミウム電池等の水溶液系電池が主流
であった。これらの電池はサイクル特性には優れるが、
電池重量やエネルギー密度の点では十分満足のできる特
性とは言えない。
極に用いた非水電解液二次電池の研究・開発が盛んに行
われている。この電池は高エネルギー密度を有し、自己
放電も少なく、軽量という優れた特徴を有するものであ
る。ところが、この非水電解液二次電池では、充放電サ
イクルの進行に伴い、充放電時にリチウムがデンドライ
ト状に結晶成長し、正極に到達して内部ショートに至る
可能性が高くなる欠点があり、実用化への大きな障害と
なっている。
水電解液二次電池は、化学的、物理的方法により、予め
炭素材料に担持させたリチウム、正極活物質の結晶構造
中のリチウム、電解液中に溶解しているリチウム等の炭
素層間へのドープ・脱ドープを利用するもので、充放電
サイクルが進行しても充電時のデンドライト状の析出は
みられず、1000回を越える充放電サイクル特性を示
す。特に、炭素材料として難黒鉛化炭素材料を使用する
と、リチウムドープ量が大きいために高エネルギー密度
が達成される。
電池では、充電器や電池使用機器の故障等が原因して所
定量以上の電気量が充電されると(いわゆる過充電状
態)、電池電圧が高くなった結果、電解液が分解してガ
スを発生し、電池内圧が上昇する。更に、この過充電状
態が継続すると、異常反応として電解質や活物質の急速
な分解が起こり、急激な電池温度上昇が見られることが
ある。
65783号公報において防爆型密閉電池が提案されて
いる。この防爆型密閉電池は、電池内圧の上昇に応じて
作動する電流遮断弁を備えており、例えば過充電状態が
進行し、発生したガスにより電池内圧が上昇し始める
と、電流遮断弁が作動して充電電流を遮断する。これに
より、電池内部の異常反応が停止し、急激な電池内圧や
電池温度の上昇を防ぐことができる。
遮断弁をより確実に作動させるために、特願平3─12
5303号公報等に示されるように、正極中に炭酸リチ
ウムを添加する方法が提案されている。
爆型密閉電池においては、電流遮断弁が作動するタイミ
ングが一定せず、電池内部の異常反応を早期に停止でき
ない場合があり、十分安全性の高いものとは言えない。
鑑みて提案されたものであり、過充電時に電流遮断弁が
速やかに作動し、電池内圧上昇や温度上昇を早期に停止
することが可能な非水電解液二次電池を提供することを
目的とする。
めに、本発明者らが鋭意検討を重ねた結果、非水電解液
二次電池において、電流遮断弁の作動時期および温度上
昇等の停止時期が遅延するのは、炭素質材料中に粒径の
小さいものが含有されているからであることが判明し
た。このような傾向は、特に難黒鉛化炭素材料を使用し
た場合に顕著であるが、難黒鉛化炭素材料を用いる場合
でも粒度分布が適正なものを使用すれば電流遮断弁が速
やかに作動し、温度上昇等が確実に停止できるようにな
ることを見い出した。
ような知見に基づいて完成されたものであって、負極活
物質として難黒鉛化炭素材料を用いた非水電解液二次電
池において、上記難黒鉛化炭素材料は、10%累積径が
6〜15μm、50%累積径が15〜35μm、90%
累積径が35〜54μmであるような粒度分布を有し、
且つ0.5μm以下の粒子の含有率が体積比で0.01
%以下としたものである。
ルギー密度を得るために、負極活物質として難黒鉛化炭
素材料を使用する。この難黒鉛化炭素材料はリチウムド
ープ量が大きく、電池の放電容量を増大できる。
の面間隔が3.70Å以上、真密度1.70g/cm3
未満であり、且つ空気気流中に於ける示差熱分析で70
0℃以上に発熱ピークを有しない炭素質材料である。
機材料を焼成等の手法により炭素化して得られる炭素質
材料が挙げられ、炭素化の出発原料としてはフルフリル
アルコールあるいはフルフラールのホモポリマー、コポ
リマーよりなるフラン樹脂が好適である。具体的には、
フルフラール+フェノール、フルフリルアルコール+ジ
メチロール尿素、フルフリルアルコール、フルフリルア
ルコール+ホルムアルデヒド、フルフリルアルコール+
フルフラール、フルフラール+ケトン類等よりなる重合
体が、非水電解液二次電池用負極剤として非常に好適な
特性を示す。
0.6〜0.8の石油ピッチを用い、これに酸素を含む
官能基を導入し、いわゆる酸素架橋を施して酸素含有量
10〜20重量%の前駆体とした後、焼成して得られる
炭素質材料も好適である。さらには、前記フラン樹脂や
石油ピッチ等を炭素化する際にリン化合物、あるいはホ
ウ素化合物を添加することにより、リチウムに対するド
ープ量を大きなものとした炭素質材料も使用可能であ
る。
10%累積径が6〜15μm、50%累積径が15〜3
5μmであるような粒度分布を有するものを使用する必
要がある。10%累積径,50%累積径が上記範囲を下
回る場合,すなわち小粒径粒子の含有率が大きい場合に
は、電流遮断弁作動後、温度上昇等が速やかに停止せ
ず、電池の安全性が低下する。また、上記範囲を上回る
場合、すなわち大粒径粒子の含有率が大きい場合には、
大粒径粒子がセパレータを貫通することによって内部シ
ョートが誘発されるようになる。さらに、10%累積径
が6〜15μm、50%累積径が15〜35μmである
とともに90%累積径が35〜54μmであるような粒
度分布を有するものを使用すると、上記原因によって誘
発する内部ショートの発生がより確実に防止され、生産
性の高いものとなる。また、さらに粒径が0.5μm以
下の粒子の含有率を体積比で0.01%以下に抑える
と、電流遮断弁が早期に作動するようになり、より安全
性が向上する。なお、粒径が0.5μm以下の粒子の含
有率は、たとえば炭素質材料を電子顕微鏡で観察するこ
とによって調べることができる。
50%累積粒径,90%累積粒径とは、粒度分布図にお
いて、それぞれ0μmから積分した体積が10%,50
%,90%となったときの粒径のことで、例えば、マイ
クロトラック粒度分析計を用い、レーザー光の散乱によ
り粒子個数n並びに粒子1個の直径dを測定すること
で、容易に算出することができる。
(ただし、Mは1種以上の遷移金属、好ましくは、Co
またはNiの少なくとも一種をあらわし、0.05≦x
≦1.10である。)を含んだ活物質が使用される。か
かる活物質としては、LiCoO2 、LiNiO2 、L
iNiy Co(1-y) O2 (但し、0.05≦x≦1.1
0、0<y<1)で表される複合酸化物が挙げられる。
バルト、ニッケル等の炭酸塩を組成に応じて混合し、酸
素雰囲気下600℃〜1000℃の温度範囲で焼成する
ことにより得られる。なお、出発原料は炭酸塩に限定さ
れず、水酸化物、酸化物からも同様に合成可能である。
を電解質とし、これを有機溶媒に溶解した電解液が用い
られる。ここで有機溶媒としては、特に限定されるもの
ではないが、例えばプロピレンカーボネート、エチレン
カーボネート、ジエチルカーボネート、1,2−ジメト
キシエタン、1,2−ジエトキシエタン、γ−ブチロラ
クトン、テトラヒドロフラン、1,3−ジオキソラン,
4−メチル−1,3−ジオキソラン、ジエチルエーテ
ル、スルホラン、メチルスルホラン、アセトニトリル、
プロピオニトリル等の単独もしくは二種類以上の混合溶
媒が使用できる。電解質も従来より公知のものがいずれ
も使用でき、LiClO4 、LiAsF6、LiP
F6 、LiBF4 、LiB(C6 H5 )4 、LiCl、
LiBr、CH3 SO3 Li、CF3 SO3 Li等があ
る。
10%累積径が6〜15μm、50%累積径が15〜3
5μmであるような粒度分布を有する難黒鉛化炭素材料
を使用すると、高放電容量が得られるとともに電流遮断
弁の作動によって異常反応による温度上昇が速やかに停
止し、極めて安全性の高いものとなる。
0%累積径が15〜35μmとともに90%累積径が3
5〜54μmであるような粒度分布を有する難黒鉛化炭
素材料を使用すると、内部ショートの発生率も低減し、
生産性が向上する。また、さらに、0.5μm以下の粒
子の含有率が体積比で0.01%以下に抑えると、電流
遮断弁の作動が速やかなものとなり、より安全性の高い
ものとなる。
ついて詳細に説明する。
ようにして作製した。
官能基10〜20重量%を導入して酸素架橋させた後、
不活性ガス気流中で炭素化して炭素前駆体を得た。次い
で、この炭素前駆体を1200℃で焼成して、ガラス状
炭素に近い性質を持った炭素質材料を得た。この材料に
ついて、X線回折測定を行った結果、(002)面の面
間隔は3.80Å、C軸方向の結晶子厚さは12Åであ
った。ピクノメータ法により真比重を測定したところ、
1.56g/cm3 であった。空気気流中に於ける示差
熱分析では、660℃に発熱ピークが認められた。
うな粒度分布を有する炭素材料粉末A,炭素材料粉末
B,炭素材料粉末C,炭素材料粉末F,炭素材料粉末G
を作製し、さらに遠心力分級方式の空気分級装置を用い
て炭素材料粉末Aから直径0.5μm未満の粒子を除去
することによって炭素材料粉末D,炭素材料粉末Eを作
製した。炭素材料粉末A,炭素材料粉末Dの撮影写真を
図1および図2にそれぞれ示す。
回折法によってマイクロトラック粒度分析計(SRA
型)を用いて求めた。以下の実施例では、このようにし
て作製した各種炭素材料粉末を用いて防爆型の非水電解
液二次電池を作成し、電流遮断弁の動作を調べた。
示す。この非水電解液二次電池は、負極集電体9に負極
活物質を塗布してなる負極1と、正極集電体10に正極
活物質を塗布してなる正極2とを、セパレータ3を介し
て巻回し、この巻回体の上下に絶縁体4を載置した状態
で電池缶5に収納してなるものである。
ト6を介してかしめることによって取付けられ、それぞ
れ負極リード11及び正極リード12を介して負極1あ
るいは正極2と電気的に接続され、電池の負極あるいは
正極として機能するように構成されている。
2は電流遮断弁であるアルミニウム製電流遮断弁8に溶
接されて取付けられ、この電流遮断弁8を介して電池蓋
7との電気的絶縁が図られている。この電流遮断弁8
は、電池内圧が上昇するとそれに伴って押し上げられて
変形するようになっており、上記正極リード12は、こ
の電流遮断弁8の変形によって電流遮断弁8と溶接され
た部分を残して切断されるようになっている。
作成した。
上記炭素材料粉末Aを負極活物質担持体とし、これを9
0重量部、結着材としてポリフッ化ビニリデン(PVD
F)10重量部を混合して負極合剤を調製した。そし
て、この負極合剤を、溶剤であるN−メチルピロリドン
に分散させてスラリー(ペースト状)とし、負極合剤ス
ラリーを調製した。
箔を用い、この集電体の両面に負極合剤スラリーを塗布
し、乾燥させた後、圧縮成型して帯状負極1を作製し
た。帯状負極の合剤厚さは両面共に80μmで同一と
し、電極の幅は41.5mm、長さは700mmとし
た。
た。炭酸リチウム0.5モルと炭酸コバルト1モルを混
合し、900℃の空気中で5時間焼成して正極活物質
(LiCoO2 )を得た。得られた正極活物質について
X線回折測定を行った結果、JCPDSファイルに登録
されたLiCoO2 のピークと良く一致していた。この
正極活物質を粉砕し、50%累積粒径が15μmの正極
活物質粉末を得た。この正極活物質粉末95重量部と炭
酸リチウム粉末5重量部からなる混合物を91重量部、
導電剤としてグラファイト6重量部、結着剤としてポリ
フッ化ビニリデン3重量部を混合して正極合剤を調製し
た。そして、この正極合剤をN−メチルピロリドンに分
散させてスラリー(ペースト状)として正極合剤スラリ
ーを調製した。
ルミニウム箔を用い、この集電体の両面に均一に正極合
剤スラリーを塗布し、乾燥させた後、圧縮成型して帯状
正極2を作製した。帯状正極の合剤厚さは両面共に80
μmで同一とし、電極の幅は40.5mm、長さは65
0mmとした。
m、幅44mmの微多孔性ポリプロピレンフィルムより
成るセパレータ3を、負極1、セパレータ3、正極2、
セパレータ3の順に積層してから多数回巻回し、外径2
0mmの渦巻型電極体を作製した。
両面には絶縁板4を配設し、アルミニウム製正極リード
12を正極集電体10から導出して電池蓋7に、ニッケ
ル製負極リード11を負極集電体9から導出して電池缶
5に溶接した。この電池缶5の中に、プロピレンカーボ
ネートとジエチルカーボネートとの等容量混合溶媒中
に、LiPF6 を1モル/lの割合で溶解した電解液を
注入した。
スケット6を介して電池缶5をかしめることにより、電
流遮断弁8並びに電池蓋7を固定し、電池内の気密性を
保持させ、直径20mm、高さ50mmの円筒型非水電
解液二次電池を組み立てた(実施例電池1)。
と以外は実施例1と同様にして円筒型非水電解液二次電
池(実施例電池2〜実施例電池5)を作成した。
と以外は実施例1と同様にして円筒型非水電解液二次電
池(比較例電池1,比較例電池2)を作成した。
し、このうちそれぞれ20個を任意に抽出した。そし
て、上限電圧4.2V、電流1Aの条件で定電流充電を
行った後、終止電圧2.75V、抵抗6Ωの条件で放電
を行うといった充放電サイクルを繰り返し行い、10サ
イクル目の放電容量および100サイクル目の放電容量
を測定し、容量維持率〔(100サイクル目の放電容量
/10サイクル目の放電容量)×100〕を求めた。
る電池のうちさらに20個を任意に抽出し、通常の条件
で充電を行った後、更に3.7Aの定電流で充電し続け
て過充電状態とし、電流遮断弁作動後の電池状態、電池
表面温度を調査した。
よび過充電によって電流遮断弁が開裂した電池の個数、
電流遮断弁が開裂しなかった電池の表面最高温度(平均
値)を表2に示す。なお、電池200個のうち電池組立
時に絶縁不良が発生した電池数も併せて表2に示す。
0%累積径が適正範囲である炭素材料粉末を使用する実
施例電池1〜実施例電池5は、いずれも高容量で優れた
サイクル特性を示すとともに、電流遮断弁作動後、速や
かに温度上昇が停止し、電流遮断弁の開裂が防止され
る。しかも、絶縁不良電池数も少ない。特に、0.5μ
m以下の微細粒子を除いた炭素材料粉末を使用する実施
例電池4および実施例電池5では、電流遮断用薄膜の作
動が速やかであり、温度上昇が早期に停止する。また、
90%累積径が35μm〜54μmの範囲にある実施例
電池1〜実施例電池4では、ほとんど絶縁不良が生じて
いない。
径.90%累積径が適正範囲を下回る炭素材料粉末を使
用する比較例電池1では、20個中2個の電池に電流遮
断弁の開裂が認められ、また電流遮断弁が開裂しない場
合でも、温度上昇が大きい。また、50%累積径,90
%累積径が適正範囲を上回る炭素材料粉末を使用する比
較例電池2では、絶縁不良発生率が高い。
積径が6〜15μm、50%累積径が15〜35μmで
あるような粒度分布を有する難黒鉛化炭素材料を使用す
ることは、放電容量が大きく、安全性が高く、さらに絶
縁不良の発生し難い非水電解液二次電池を得る上で有効
であることがわかった。また、特に、炭素材料粉末中の
0.5μm以下の微細粒子の含有率を抑えると安全性が
より向上し、さらに90%累積系を35〜54μmとす
ると絶縁不良電池数が飛躍的に減少することがわかっ
た。
明の非水電解液二次電池では、負極活物質として粒度分
布が適正な難黒鉛化炭素材料を使用しているので、高放
電容量であるとともに過充電に際して電流遮断弁によっ
て温度上昇等が早期に停止し、高い安全性が得られる。
また、内部ショートの発生率も低く、高い生産性を得る
ことが可能である。
示す概略縦断面図である。
ある。
ある。
Claims (1)
- 【請求項1】 負極活物質として難黒鉛化炭素材料を用
いた非水電解液二次電池において、 上記難黒鉛化炭素材料は、10%累積径が6〜15μ
m、50%累積径が15〜35μm、90%累積径が3
5〜54μmであるような粒度分布を有し、且つ0.5
μm以下の粒子の含有率が体積比で0.01%以下であ
ることを特徴とする非水電解液二次電池。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16182592A JP3318967B2 (ja) | 1992-05-29 | 1992-05-29 | 非水電解液二次電池 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16182592A JP3318967B2 (ja) | 1992-05-29 | 1992-05-29 | 非水電解液二次電池 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05335017A JPH05335017A (ja) | 1993-12-17 |
JP3318967B2 true JP3318967B2 (ja) | 2002-08-26 |
Family
ID=15742632
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16182592A Expired - Lifetime JP3318967B2 (ja) | 1992-05-29 | 1992-05-29 | 非水電解液二次電池 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3318967B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5985489A (en) * | 1995-06-20 | 1999-11-16 | Nippon Sanso Corporation | Carbon for a lithium secondary battery, lithium secondary battery, and manufacturing methods therefor |
CN100359732C (zh) * | 2005-09-27 | 2008-01-02 | 武汉理工大学 | 一种提高导电复合材料双极板电导率的方法 |
JP6596815B2 (ja) * | 2014-11-27 | 2019-10-30 | 株式会社村田製作所 | 二次電池用活物質、二次電池用電極、二次電池、電動車両および電子機器 |
-
1992
- 1992-05-29 JP JP16182592A patent/JP3318967B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPH05335017A (ja) | 1993-12-17 |
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