JP3318481B2 - 空気清浄装置 - Google Patents

空気清浄装置

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JP3318481B2 JP1962696A JP1962696A JP3318481B2 JP 3318481 B2 JP3318481 B2 JP 3318481B2 JP 1962696 A JP1962696 A JP 1962696A JP 1962696 A JP1962696 A JP 1962696A JP 3318481 B2 JP3318481 B2 JP 3318481B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、室内の空気を浄化
する空気清浄装置に関し、特に電気集塵式の空気清浄装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電気集塵式の空気清浄装置は、高
電圧発生器によってイオン化電極と集塵電極の間に高電
圧を印加し、空気中の汚れ成分を集塵紙や静電フィルタ
等の集塵体に付着させて空気を浄化するものである。こ
の従来の電気集塵式の空気清浄装置を図5に示す。イオ
ン化電極1は陰極であり、空気をイオン化させて空気中
の汚れ成分を帯電させる。集塵電極2は陽極であり、帯
電した汚れ成分を集塵する。
【0003】集塵電極2の表面には集塵紙3が取り付け
られているために汚れ成分は集塵紙3に付着する。尚、
20は空気清浄装置を支える台であり、21は支柱であ
る。22は通風可能な覆いである。空気の清浄を続ける
と、集塵紙にはタバコのタール、煤、ウィルス等の汚れ
成分が堆積し、やがて集塵紙の交換が必要となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の空気清浄装置で
は使用を続けると集塵体にタバコ、ダニ、ウィルス等の
汚れが付着して堆積し、約1カ月経過するたびに集塵紙
を交換するメンテナンスが必要となる。又、汚れ成分の
堆積によって集塵体に細菌が増殖したり、空気の浄化速
度が低下したり、一旦付着した汚れが脱離して室内に再
放出したりする問題もある。
【0005】本発明はこのような課題を解決するもの
で、浄化速度の向上と、集塵体の使用期間が延長された
空気清浄装置又は集塵体の交換が不必要となる空気清浄
装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
、本発明では空気清浄装置を次のように構成する
【0007】すなわち本発明の空気清浄装置は、空気中
の汚れ成分を帯電させるイオン化電極と、帯電した汚れ
成分を集塵する集塵電極と、この集塵電極の表面に取り
付けられるとともに汚れ成分が付着する集塵体とを備
え、前記集塵体の表面に光触媒層を設けている。
【0008】上記構成によれば、イオン化電極により空
気がイオン化され、空気中の汚れ成分が帯電する。帯電
した汚れ成分は集塵電極に集塵される。集塵電極により
集塵される汚れ成分は集塵電極の表面に取り付けられた
集塵体に付着するが、この集塵体の表面には光触媒層が
設けられており、この光触媒層に紫外線が照射されるこ
とにより、光触媒層に含まれる光触媒が励起してその汚
れ成分は二酸化炭素や水分子等に分解される。分解され
た二酸化炭素、水分子等は集塵体より脱離する。このよ
うに空気が浄化され、集塵体は長期間の使用が可能とな
る。
【0009】また本発明では、前記光触媒層に吸着剤が
含有されていることとした。
【0010】上記構成によれば、空気中の汚れ成分は吸
着剤に付着され保持される。吸着剤によって空気の浄化
力が向上する。又、吸着剤に吸着された汚れ成分は分解
されるまで吸着剤に保持され続け、集塵体からの汚れ成
分の再放出が防止される。
【0011】また本発明では、紫外線を前記光触媒層に
照射するための紫外線ランプを設けることとした
【0012】上記紫外線ランプから紫外線が光触媒層に
照射されることにより、光触媒層に付着した汚れ成分が
分解される
【0013】光触媒層に含有された吸着剤に付着した汚
れ成分も、上記紫外線ランプからの紫外線照射により
解される。
【0014】
【発明の実施の形態】
<第1の実施形態>本発明の第1の実施形態を図1に示
す。イオン化電極1と集塵電極2の間に高電圧が印加さ
れる。イオン化電極1は陰極であり、空気をイオン化さ
せて空気中の汚れ成分を帯電させる。集塵電極2は陽極
であり、帯電した汚れ成分を集塵する。集塵電極2の表
面には集塵紙3が取り付けられ、汚れ成分は集塵紙3に
付着する。集塵紙3の表面に光触媒層6が設けられてい
る。
【0015】光触媒層6は光触媒の微粒子を含有する塗
料を集塵紙3に塗布したものである。光触媒は紫外線の
照射によって励起し、集塵紙3に付着した汚れ成分を二
酸化炭素や水分子等に分解する。これらの分解した二酸
化炭素や水分子等は集塵紙3より脱離する。紫外線を光
触媒層6に照射するために紫外線ランプ4が設置され
る。但し、室内光等の紫外線が光触媒層6の全体に照射
するのであれば、紫外線ランプ4は設置されなくても良
い。
【0016】例えば、光触媒には石原産業(株)の酸化
チタン粉ST−01を使用する。更に、塗料に吸着剤を
含ませるために、日産ガードラー(株)の合成ゼオライ
トであるペンタジル粉を重量比で1wt%を銅イオン交
換したものを使用する。吸着剤を銅イオン交換すること
により、吸着剤のミクロ的な細孔形状が変化して吸着力
が増大する。又、バインダーとしてテルニック工業
(株)のシリカゾル系無機バインダーベタックを使用す
る。これらをイオン交換水とともにボールミルで混合し
て塗料化する。
【0017】この塗料に含まれる吸着剤の効果を比較す
るために、吸着剤を含有しない塗料と、吸着剤を含有し
た塗料を用意する。具体的に、光触媒、吸着剤、バイン
ダー、イオン交換水の重量比が、7.4:0:37.0:55.6
と、4.0:8.5:27.9:59.6 の2種類の塗料をそれぞれ
集塵紙に酸化チタンで4.3(mg/cm2)となるように塗布
し、100℃で1時間乾燥して光触媒層6とする。これ
を集塵電極2の表面に取り付け、光触媒層6の全体に紫
外線が照射するように紫外線ランプ4としてブラックラ
イトFL6BLが2本設置される。
【0018】これらの空気清浄装置と通常集塵紙(光触
媒層6を設けていない集塵紙)を用いた従来の空気清浄
装置をそれぞれ1m3の密閉ボックスに入れ、たばこ5
本を吸煙した後、運転を開始し、30分後のガス成分濃
度の除去率を測定した。その結果を次表に示す。 トータル除去率(%) 通常集塵紙 24.6 光触媒塗布集塵紙 21.2 光触媒+吸着剤塗布集塵紙 54.7
【0019】このように光触媒+吸着剤塗布集塵紙(光
触媒層6に吸着剤を含む集塵紙)が使用された空気清浄
装置では著しく除去率が向上していた。又、光触媒塗布
集塵紙(光触媒層6に吸着剤を含まない集塵紙)及び光
触媒+吸着剤集塵紙にブラックライト(15w)で20
時間照射した後での同様試験後でも上記除去率はいずれ
も維持され、通常集塵紙に比べて煙の集塵速度が早かっ
た。
【0020】更に、集塵紙3に付着した汚れ成分を光触
媒層6が分解することにより、集塵紙3の交換までの使
用期間が延長される。尚、20は空気清浄装置を支える
台であり、21は支柱である。22は通風可能な覆いで
ある。
【0021】<第2の実施形態> 本発明の第2の実施形態を図2示す。尚、図2におい
て図1と同一の部分については同一の符号を付し、説明
を省略する。集塵電極板5は金属板又は導電性セラミッ
ク板である。集塵電極板5の表面に光触媒層6が設けら
れる。光触媒層6は光触媒の微粒子を含有する塗料を集
塵電極板5の表面に塗布したものである。
【0022】集塵電極板5が金属板の場合には、塗料の
金属板への密着性を高めるためにその表面をサンドブラ
ストにより粗面にした後に上記塗布を行う。一方、集塵
電極板5が導電性セラミック板の場合には、塗布が容易
であり、直接塗布する。イオン化電極1と集塵電極板5
の間に高電圧が印加され、空気中の汚れ成分が集塵電極
板5に集塵される。
【0023】空気中の汚れ成分は集塵電極板5の表面に
付着するが、光触媒層6に紫外線が照射されることによ
り光触媒6に含まれる光触媒が励起し、その汚れ成分は
分解される。集塵電極板5の表面から汚れ成分が除去さ
れるので集塵紙の交換のようなメンテナンスが不必要と
なる。
【0024】<第3の実施形態>本発明の第3の実施形
態を図3に示す。尚、図3において図1と同一の部分に
ついては同一の符号を付し、説明を省略する。集塵電極
5の表面に光触媒と酸化触媒を含む光触媒層7が設けら
れる。これは光触媒と酸化触媒の微粒子を含有する塗料
を集塵電極5の表面に塗布したものである。
【0025】酸化触媒は、貴金属系酸化触媒又は金属酸
化物系酸化触媒であり、加熱されることにより、汚れ成
分を分解する。例えば、酸化触媒は酸化鉄、酸化マンガ
ン等である。酸化触媒を加熱するために抵抗発熱体8が
取り付けられる。集塵電極板5が金属板である場合に
は、絶縁材を介して抵抗発熱体が集塵電極板5に取り付
けられる。一方、集塵電極板5が導電性セラミック板で
ある場合には、抵抗発熱体8は集塵電極板5に接触して
取り付けられる。又、導電性セラミック板自体抵抗発
熱体8とすることも可能である。
【0026】抵抗発熱体8により集塵電極板5の表面は
250゜C以上に加熱され、光触媒層7に含まれる酸化
触媒が集塵電極板5の表面に付着した汚れ成分を分解す
る。紫外線照射によっても光触媒が汚れ成分を分解す
るので、全体の分解速度が増す。抵抗発熱体8によって
加熱を行うので電気暖房機として利用可能である。
【0027】<第4の実施形態>本発明の第4の実施形
態を図4に示す。尚、図4において図1と同一の部分に
ついては同一の符号を付し、説明を省略する。集塵電極
の形状はハニカム体9となっており、その表面に光触媒
の微粒子を含有する塗料が塗布されている。尚、ハニカ
ム体9は金属でも導電性セラミックでも使用可能であ
る。
【0028】ハニカム体9が金属である場合には、塗料
を塗布する前にプライマーコートとしてバインダー成分
のみを塗布するか、金属表面に酸化皮膜を形成して表面
を粗面化させて上記塗布を容易にする。一方、ハニカム
体9が導電性セラミックである場合には、上記塗布は容
易であり、直接塗布する。送風機10により空気が吸引
され、ハニカム体9の穴を通過するときに浄化されて送
風筒23より排気される。
【0029】この空気の流れの方向を矢印Aで示す。空
気がハニカム体の穴を通過するときに、空気中の汚れ成
分はハニカム体9の穴に付着する。紫外線の照射によ
り、その汚れ成分が分解される。このような送風によっ
て空気の浄化速度が向上している。
【0030】
【発明の効果】<請求項1の効果>集塵電極の表面に取り付けられた 集塵体表面に設けられ
た光触媒層に紫外線が照射されることにより、集塵体に
付着した汚れ成分が分解される。
【0031】これにより、光触媒層が設けられていない
場合に比べて集塵体の交換までの使用期間が延長され
る。
【0032】<請求項の効果>吸着剤によって空気の汚れ成分を吸着することにより空
気の浄化力が向上する。
【0033】又、集塵体からの汚れ成分の再放出も防止
される。
【0034】<請求項3の効果>紫外線ランプから紫外線が光触媒層に照射されることに
より、光触媒層に付着した汚れ成分が分解される
【0035】光触媒層に含有された吸着剤に付着した汚
れ成分も、上記紫外線ランプからの紫外線照射により分
解される
【0036】このように紫外線ランプを用いることによ
り、光触媒層への紫外線の照射強度が増加し、汚れ成分
の分解速度が増大する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の空気清浄装置の概略
図。
【図2】本発明の第2の実施形態の空気清浄装置の概略
図。
【図3】本発明の第3の実施形態の空気清浄装置の概略
図。
【図4】本発明の第4の実施形態の空気清浄装置の概略
図。
【図5】従来の空気清浄装置の概略図。
【符号の説明】 1 イオン化電極 2 集塵電極 3 集塵紙 4 紫外線ランプ 5 集塵電極板 6 光触媒層 8 抵抗発熱体 10 送風機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI B03C 3/74 B01D 53/36 J (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B03C 3/00 - 3/88

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気中の汚れ成分を帯電させるイオン化
    電極と、帯電した汚れ成分を集塵する集塵電極と、この
    集塵電極の表面に取り付けられるとともに汚れ成分が付
    着する集塵体とを備え、 前記集塵体の表面に光触媒層を設けたことを特徴とする
    空気清浄装置。
  2. 【請求項2】 前記光触媒層に吸着剤が含有されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の空気清浄装置。
  3. 【請求項3】 紫外線を前記光触媒層に照射するための
    紫外線ランプが設けられていることを特徴とする請求項
    1又は請求項2に記載の空気清浄装置。
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JP3248465B2 (ja) * 1997-10-14 2002-01-21 ダイキン工業株式会社 空気清浄機
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