JP3316351B2 - Agc装置 - Google Patents

Agc装置

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JP3316351B2
JP3316351B2 JP24942495A JP24942495A JP3316351B2 JP 3316351 B2 JP3316351 B2 JP 3316351B2 JP 24942495 A JP24942495 A JP 24942495A JP 24942495 A JP24942495 A JP 24942495A JP 3316351 B2 JP3316351 B2 JP 3316351B2
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03GCONTROL OF AMPLIFICATION
    • H03G3/00Gain control in amplifiers or frequency changers
    • H03G3/20Automatic control
    • HELECTRICITY
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    • H03G3/00Gain control in amplifiers or frequency changers
    • H03G3/20Automatic control
    • H03G3/30Automatic control in amplifiers having semiconductor devices
    • H03G3/3052Automatic control in amplifiers having semiconductor devices in bandpass amplifiers (H.F. or I.F.) or in frequency-changers used in a (super)heterodyne receiver
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03GCONTROL OF AMPLIFICATION
    • H03G7/00Volume compression or expansion in amplifiers
    • H03G7/06Volume compression or expansion in amplifiers having semiconductor devices

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  • Control Of Amplification And Gain Control (AREA)
  • Circuits Of Receivers In General (AREA)
  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル処理に対
応したAGC(オートマチック・ゲイン・コントロール)装
置に関し、たとえば、デジタル信号の処理を行うCAT
V(ケーブルテレビ受像機)の電子チューナの一部を構成
するAGC装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のAGC装置としては、図
15に示すCATVのチューナ100のAGC装置があ
る。このチューナ100は、チューナ本体部10と復調
部11を有している。そして、このチューナ本体部10
の可変利得増幅回路2と、復調部11の制御電圧発生回
路7とD/Aコンバータ8と入力レベル検出回路9とA
/Dコンバータ3とデジタル復調回路4がAGC装置を
構成している。
【0003】上記チューナ部10は、チューナ入力端子
1に接続されたバンドパスフィルタBF1と可変利得増
幅回路2と増幅器AMP1と混合器MXR1とバンドパ
スフィルタBF2と増幅器AMP2と局部発振器LOと
を有している。また、上記復調部11は、バンドパスフ
ィルタBF3とA/Dコンバータ3とデジタル復調回路
4と入力レベル検出回路9とD/Aコンバータ8と制御
電圧発生回路7を有している。
【0004】上記復調部11に入力された信号は、A/
Dコンバータ3によって量子化される。たとえば、A/
Dコンバータ3の分解能を10ビットとするならば、上
記復調部11の入力信号レベルは0〜1023の整数値
をとる。ここで、デジタル復調回路4に入力される信号
レベルと255以下とするならば、上記入力信号レベル
のうちの256〜1023は過大な入力となる。したが
って、チューナ部10の可変利得増幅回路2は、入力信
号を最大で20log(1023/255)≒12(dB)だけゲインを落
とさなければならないことになる。
【0005】上記レベル検出回路9は入力信号レベルが
AGCをかける必要があるレベルか否かを判断し、か
つ、上記入力信号のレベルをどれだけ下げる必要がある
のかを判断して、必要なレベル減衰量に相当する制御電
圧データを出力する。そして、D/Aコンバータ8は上
記制御電圧データをアナログ信号に変換して、制御電圧
発生回路7に出力する。制御電圧発生回路7は、電圧バ
ッファあるいは電流バッファの働きをし、上記アナログ
信号に変換された制御電圧データを可変利得増幅回路2
を駆動できるようなAGC信号vに変換する。
【0006】上記制御電圧発生回路7が出力するアナロ
グ制御信号としてのAGC電圧vは、チューナ本体部
10の可変利得増幅回路2に直接入力される。そして、
可変利得増幅回路2は、上記AGC電圧vに基づいて
チューナゲインを制御する。
【0007】図16に上記可変利得増幅回路2の構成を
示す。この可変利得増幅回路2が備える3つのダイオー
ドD1,D2,D3はPiNダイオードであり、図18に
示すように、順方向電流Iを変えることによって、高
周波抵抗rdを変えることができる。
【0008】今、AGC電圧vをAGC電圧の可変範
囲の内の最大値に設定すると、電流は高周波遮断用コイ
ルLを介して、ダイオードDと抵抗Rを有する径路
を流れる。ここで、接点aの電圧vは電源電圧Bを抵
抗RとRとで分圧した電圧である。そして、この接
点aの電圧vは、接点16に最大AGC電圧vを印
加したときの接点cの電圧vよりも低い値に設定して
いる。
【0009】したがって、AGC電圧の最大値において
は、ダイオードDとDは接点cの電圧vでもって
逆バイアスされているから、ダイオードDとDには
電流は流れない。したがって、このとき、可変利得増幅
回路2の入出力特性(端子14から端子15への信号通
過特性)は、ダイオードDの高周波抵抗Rのみによ
る減衰となり、利得最大(max gain)になる。
【0010】次に、AGC電圧vを下げていくと、ダ
イオードDを流れる電流は減り、接点cにおける電圧
vが下がる。これにより、ダイオードDおよびD
を流れる電流が増加する。すなわち、図16に示した可
変利得増幅回路2によれば、AGC電圧vが最大であ
るときにチューナ部10が最大ゲインを持ち、AGC電
圧vを下げることによりゲインが低下するようなAG
C特性を得ることができる。
【0011】図16に示した可変利得増幅回路2の高周
波等価回路を図17に示す。図17において、抵抗
,RおよびRは、ダイオードD,DおよびD
の高周波抵抗成分である。また、抵抗RLは、可変利
得増幅回路2の後段の回路のインピーダンスである。上
記後段の回路は、増幅器AMP1,混合器MXR1,局部
発振器LOなどを含んでいる。
【0012】この図17に示した等価回路において、可
変利得増幅回路2の端子14から後段を見た入力インピ
ーダンスZinは、次の式(1)によって表される。
【0013】 Zin=[{R+RR/(R+R)}・R]/[{R+RR/(R+R)}+R] … …(1) CATVのチューナにおいて、上記入力インピーダンス
Zinは重要である。何故ならば、インピーダンス整合が
とれていない場合には、上記可変利得増幅回路2の入力
端子14で反射が起こるからである。この場合、他のシ
ステムに影響を及ぼす可能性が出てくる。特に、デジタ
ルシステムであるCATVのチューナにおいては、上記
反射によるマルチパス(多重伝搬)が発生して信号に位
相差が生じ、データを正確に復調ができなくなることが
ある。
【0014】したがって、上記可変利得増幅回路2でも
ってAGCをかけて、チューナゲインを制御した場合に
おいても、(1)式に表わされた入力インピーダンスZin
は、システムのインピーダンスと整合がとれていなけれ
ばならない。ここで、(1)式におけるR,Rおよび
はダイオードD,DおよびDの高周波抵抗で
ある。この高周波抵抗の抵抗値は、ダイオードD,D
およびDに流れている直流電流の関数である。そし
て、このダイオードD,DおよびDに流れる直流
電流は、AGC電圧vを変えることによって変化す
る。
【0015】即ち、図16において、可変利得増幅回路
2のダイオードDを流れる電流をIとし、ダイオー
ドDおよびDを流れる電流をIとすると、この電
流IおよびIは、次の(2)式および(3)式で表され
る。ただし、DおよびDは同じ特性をもつダイオー
ドであって、その飽和電流をIsとし、Dの飽和電
流をIsとする。
【0016】 I=IS1[exp{q(v−v)/kT}−1] ……… (2) I=IS2[exp{q(v−v)/2kT}−1] ……… (3) この(2)式および(3)式で用いられている各記号の意味
を次に示す。
【0017】 q: 電子の電荷量 Is:飽和電流 k: ボルツマン定数 T:絶対温度 したがって、上述したように、図16に示す可変利得増
幅回路2の入力インピーダンスZinは、(2)式および
(3)式に示されるダイオード電流IおよびIの関数
になる。また、上記入力インピーダンスZinは、ダイオ
ードD,DおよびDとして使用するPiNダイオー
ドの(順方向電流)対(高周波抵抗)特性によって決定され
る。そして、図18に示すように、PiNダイオードの
高周波抵抗rdは、順方向電流Iの中間領域では、概
ねIの対数に対するリニアな関数として表わされる
が、微少電流あるいは大電流領域においては飽和特性を
示す。
【0018】上記(1)式,(2)式,(3)式を含む条件によ
って、最大ゲイン状態を含め、AGCをかけた状態にお
いても、上記(1)式における入力インピーダンスZinが
システムインピーダンスZsに整合するようにダイオー
ド電流IとIを設定すると、そのAGC特性、即ち
AGC電圧の変化に対して、AGCゲインつまり減衰量
の対数値は、図2に示すように曲線的に変化してしま
う。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】デジタルシステムの場
合、図15に示すように、出力信号は復調部11のA/
Dコンバータ3によってアナログ信号はデジタル信号に
変換されて、デジタル復調回路4によってデジタル復調
される。同時に、レベル検出回路9によって復調回路4
に入力されたデジタル信号のレベルを検出し、制御電圧
発生回路7は、上記復調回路4に入力されるデジタル信
号のレベルが所定のレベルになるようにAGC電圧v1
を発生する。そして、このAGC電圧vを帰還信号v
=vとしてチューナ部10の可変利得増幅回路2に
帰還することによって、チューナのゲインをコントロー
ルする。このように、可変利得増幅回路2と復調回路4
とレベル検出回路9と制御電圧発生回路7とがAGCル
ープを構成している。このAGCループにおいて、チュ
ーナ部10の可変利得増幅回路2が、図2に示したよう
に曲線的に変化するAGC特性を持つ場合、必要とする
システム特性を得るにはD/Aコンバータ8の分解能を
上げなければならなくなる。したがって、コストアップ
を招く問題がある。
【0020】ここで、D/Aコンバータ8の分解能につ
いて、具体的に説明する。たとえば、AGCを1dBス
テップで行うとし、この時のAGC電圧xの範囲を0〜
10Vとする。この場合、図2に示した曲線的に変化す
るAGC特性では、AGC感度が0.025V/1dB〜
2.0V/1dBまで変化している。したがって、このA
GC感度が0.025V/1dBである領域においても1
dBステップでもってゲインを制御するためには、AG
C電圧xを0.025Vステップでもって変化させるこ
とが必要になる。従って、D/Aコンバータ8は、(1
0/0.025)+1=401段階に出力信号を分解でき
なければならない。すなわち、D/Aコンバータ8は9
ビットの分解能を持つことが必要になる。これに対し
て、たとえばAGC感度が0.1V/dBで一定値であれ
ば、1dBステップでゲインを変える場合にも、AGC
電圧を0.1Vステップで変化させればよい。従って、
D/Aコンバータ8は出力を10/0.1+1=101
段階に分解すれば良い。つまり、D/Aコンバータ8は
7ビットの分解能を持っていれば良いことになる。この
ように、可変利得増幅回路2が、曲線的に変化するAG
C特性を持つ場合には、D/Aコンバータ8の分解能を
上げなければならくなって、コストの上昇を招く。
【0021】そこで、この発明の目的は、十分なインピ
ーダンス整合特性と、リニアなAGC特性とを両立する
ことができる安価なAGC装置を提供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明のAGC装置は、アナログ制御信号
のレベルに応じて、アナログ入力信号に対するアナログ
出力信号の利得を調整する可変利得増幅手段と、上記可
変利得増幅手段の上記アナログ出力信号を受けて、デジ
タル信号を出力する信号処理手段と、上記信号処理手段
から出力されたデジタル信号を受けて、アナログ信号を
出力するD/A変換手段と、上記D/A変換手段の分解
能を上げなくても良いようにするために、上記D/A変
換手段から出力されたアナログ信号を受けて、このアナ
ログ信号に基く入力電圧の範囲を複数の区間に分割し、
この複数の各区間において、上記入力電圧と出力電圧と
の関係が直線式で表され、かつ、上記複数の各区間のう
ちの所定の区間における上記直線式の傾きは、この区間
よりも入力電圧が小さい区間における上記直線式の傾き
よりも大きく、かつ、上記入力電圧の最も小さい区間に
おいて入力電圧と出力電圧との関係を表す直線式の傾き
は、入力電圧と出力電圧とが等しくなることを表す場合
の直線式の傾きよりも小さく設定され、上記出力電圧
を、上記アナログ信号を補正した補正信号とし、この補
正信号を上記制御信号として上記可変利得増幅手段に出
力するリニア補正手段とを備えたことを特徴としてい
る。
【0023】したがって、請求項1のAGC装置によれ
ば、上記リニア補正手段が、D/A変換手段からのアナ
ログ信号を受ける。そして、上記リニア補正手段は、上
記アナログ信号を補正した補正信号を制御信号として上
記可変利得増幅手段に出力する。この補正は、補正前の
アナログ信号の変化に対して上記可変利得増幅手段のA
GCゲインがリニアに変化するように行われる。そし
て、上記可変利得増幅手段は上記制御信号に応じてAG
Cゲインを変化させる。このとき、上記可変利得増幅手
段は、補正前のアナログ信号の変化に対してAGCゲイ
ンがリニアに変化する。
【0024】このように、請求項1のAGC装置は、リ
ニア補正手段がD/A変換手段から出力されたアナログ
信号を補正して作成した補正信号を制御信号とすること
によって、可変利得増幅回路のAGC特性をリニアにす
る。したがって、可変利得増幅回路の入力端子において
十分なインピーダンス整合が得られるように上記可変利
得増幅回路を構成したときにも、可変利得増幅回路のA
GC特性をリニアにすることができる。したがって、請
求項1のAGC装置によれば、十分なインピーダンス整
合特性と、リニアなAGC特性とを両立することができ
る。
【0025】また、請求項2の発明のAGC装置は、ア
ナログ制御信号のレベルに応じて、アナログ入力信号に
対するアナログ出力信号の利得を調整する可変利得増幅
手段と、上記可変利得増幅手段の上記アナログ出力信号
を受けて、デジタル信号を出力する信号処理手段と、上
記信号処理手段から出力されたデジタル信号を受けて、
アナログ信号を出力するD/A変換手段と、上記D/A
変換手段の分解能を上げなくても良いようにするため
に、上記D/A変換手段から出力されたアナログ信号を
受けて、上記アナログ信号を補正した補正信号を上記制
御信号として上記可変利得増幅手段に出力するリニア補
正手段とを備え、上記リニア補正手段は、上記D/A変
換手段から出力された上記アナログ信号を補正しないで
上記可変利得増幅手段に制御信号として入力したと仮定
した場合において、上記制御信号に対する上記可変利得
増幅手段の利得の関係を表す特性曲線を、xを電圧、y
は利得として、2つの1次関数y=f1(x)=c1x+d
1,y=f2(x)=c2x+d2で表した場合(ただし、y=
1(x)とy=f2(x)との交点のx座標をtとしたとき
に、x≦tのときにy=f1(x)を使用し、x>tのと
きにy=f2(x)を使用する。)、上記f1(x),f2(x)
の逆関数f1 -1(x),f2 -1(x)の変数xとして、補正前
のアナログ信号xの1次関数ax+bを用いて、式w=
1 -1(ax+b),w=f2 -1(ax+b)の値wを上記補
正信号とすることを特徴としている。
【0026】この請求項2の発明のAGC装置によれ
ば、上記リニア補正手段は、AGC電圧xを1次関数f
の逆関数f−1でもって補正すればよいから、補正内容
が単純になる。したがって、リニア補正回路の構成を簡
単にすることができる。したがって、インピーダンス整
合とAGC特性のリニア化の両方を安いコストで実現で
きる。
【0027】また、請求項3の発明のAGC装置は、ア
ナログ制御信号のレベルに応じて、アナログ入力信号に
対するアナログ出力信号の利得を調整する可変利得増幅
手段と、上記可変利得増幅手段の上記アナログ出力信号
を受けて、デジタル信号を出力する信号処理手段と、上
記信号処理手段から出力されたデジタル信号を受けて、
アナログ信号を出力するD/A変換手段と、上記D/A
変換手段の分解能を上げなくても良いようにするため
に、上記D/A変換手段から出力されたアナログ信号を
受けて、上記アナログ信号を補正した補正信号を上記制
御信号として上記可変利得増幅手段に出力するリニア補
正手段とを備え、上記リニア補正手段は、複数の帰還抵
抗が並列接続され、入力電圧によって上記帰還抵抗の値
が変化する演算増幅器からなることを特徴としている。
また、請求項4の発明のAGC装置は、請求項3に記載
のAGC装置において、上記リニア補正手段は、上記帰
還抵抗の少なくとも一つに直列接続されたダイオード
と、上記ダイオードと帰還抵抗との間の接続点とグラン
ドとの間に接続された抵抗とからなることを特徴として
いる。また、請求項5の発明のAGC装置は、請求項3
または4に記載のAGC装置において、上記演算増幅器
の出力側に反転アンプを接続したことを特徴としてい
る。また、請求項6の発明のAGC装置は、請求項1に
記載のAGC装置において、上記可変利得増幅回路と上
記リニア補正手段は、チューナ本体部とデジタル復調部
とからなるチューナの上記チューナ本体部に設けられて
いることを特徴としている。
【0028】したがって、請求項のAGC装置によれ
ば、AGC装置の可変利得増幅手段とリニア補正手段と
をチューナ本体部と一体の物として取り扱うことができ
る。したがって、調整,組み立て等の取り扱い性を向上
できる。
【0029】また、請求項のAGC装置は、請求項1
に記載のAGC装置において、上記リニア補正手段は、
負帰還がかけられた演算増幅器を備え、この演算増幅器
によってアナログ入力信号が所定のレベル以上のときに
アナログ出力信号が飽和することを特徴としている。
【0030】従って、請求項の発明によれば、上記リ
ニア補正手段は、上記演算増幅器の飽和特性を利用し
て、可変利得増幅手段のAGC特性を最大ゲインで飽和
する特性にすることができる。この飽和特性によれば、
所定のAGC電圧付近でAGCゲインを必ず最大にする
ことができるから、AGC特性の設計が容易になる。
【0031】また、請求項のAGC装置は、請求項1
に記載のAGC装置において、上記信号処理手段は、上
記可変利得増幅手段を通したチューナIF信号を受け
て、A/D変換するA/Dコンバータと、上記A/Dコ
ンバータからのデジタル信号を受けて、デジタル復調を
行ってデジタル信号を出力するデジタル復調部とからな
ることを特徴としている。
【0032】したがって、請求項の発明によれば、A
/Dコンバータから出力されたデジタル信号をデジタル
復調部でデジタル復調できる。そして、このデジタル復
調されたデジタル信号を上記D/A変換手段でアナログ
信号に変換し、このアナログ信号をリニア補正手段で補
正して、可変利得増幅手段に出力できる。
【0033】また、請求項のAGC装置は、請求項1
に記載のAGC装置において、上記D/A変換手段は、
上記デジタル信号を受けてアナログ信号を出力するD/
Aコンバータと、上記D/Aコンバータからのアナログ
信号に応じた制御電圧信号を上記リニア補正手段に出力
する制御電圧発生回路とからなることを特徴としてい
る。
【0034】この請求項の発明によれば、上記D/A
コンバータからのアナログ信号を制御電圧発生回路で制
御電圧信号に変換して上記リニア補正手段に出力するこ
とができる。したがって、上記リニア補正手段に適した
制御電圧信号を上記リニア補正手段に出力することがで
きる。
【0035】また、請求項10のAGC装置は、請求項
1に記載のAGC装置において、上記可変利得増幅手段
は、複数のPiNダイオードを備えていることを特徴と
している。
【0036】したがって、請求項10の発明によれば、
順方向電流と高周波抵抗値との非線形関係を持つPiN
ダイオードで構成された可変利得増幅器のリニアなAG
C特性とインピーダンス整合とを両立することができ
る。
【0037】また、請求項11のAGC装置は、請求項
1に記載のAGC装置において、上記信号処理手段から
出力されたデジタル信号のレベルを表すデジタル信号を
D/A変換手段に出力するレベル検出手段をさらに備え
ていることを特徴としている。
【0038】したがって、請求項11の発明によれば、
上記信号処理手段から出力されたデジタル信号のレベル
を検出して、このレベルが所定値になるように、D/A
コンバータにデジタルデータを出力することができる。
【0039】
【発明の実施の形態】以下、この発明を図示の実施の形
態に基づいて詳細に説明する。
【0040】〔第1形態〕 図1に、本発明のAGC装置の実施の第1形態を含んで
いるCATVチューナ101を示す。A/Dコンバータ
3とデジタル復調回路4が信号処理手段を構成してお
り、制御電圧発生回路7とD/Aコンバータ8がD/A
変換手段を構成している。このCATVチューナ101
は、図15に示したチューナ部10の制御電圧入力端子
12と復調部11の制御電圧出力端子13との間にリニ
ア補正回路6を接続したものであるから、図15に示し
た構成と同じ構成の部分には同じ番号を付する。
【0041】このCATVチューナ101が有するチュ
ーナ部10の可変利得増幅回路2のAGC特性を、可変
利得増幅回路2に入力される制御電圧をwとし、この可
変利得増幅回路2による減衰量の対数値をyとして、次
の式(4)で表わす。
【0042】 y=f(w) ……… (4) 〔 y: 減衰量の対数値 〕 〔 w:制御電圧 〕 また、復調部11の制御電圧発生回路7が出力するAG
C電圧をxとすると、このAGC電圧xの変化に対して
上記減衰量の対数値yがリニアに変化するためには、次
の式(5)が成立すればよい。そして、この式(5)が求め
るAGC特性である。
【0043】 y=ax+b ……… (5) 〔 a,bは定数 〕 したがって、上記式(4)と式(5)から、次の式(6)が求
められる。
【0044】 w=f−1(ax+b) ……… (6) 従って、この第1形態のAGC装置のリニア補正回路6
は、この式(6)を満足するように、AGC電圧xを補正
して制御電圧wにすればよい。こうすれば、ループAG
C特性を、復調部11の制御電圧発生回路7が出力する
AGC電圧xに対して、傾きがaでy切片がbである直
線特性にすることができる。
【0045】ところで、チューナ部10の可変利得増幅
回路2は、制御電圧wを下げると減衰量が増えるリバー
スAGC回路である。この可変利得増幅回路2の回路構
成は従来と同じであり図16に示す。この可変利得増幅
回路2のAGC特性は、前述の式(2)と式(3)に示した
ダイオード電流I,Iと、ダイオードD,D,D
の(順方向電流)対(高周波抵抗)特性によって決まる。
したがって、上記AGC特性を表している上記式(4)の
関数fは、非常に複雑である。したがって、上記式(6)
を満足する関数f−1は非常に複雑である。
【0046】そこで、この第1形態では、図2に示した
曲線をなす未補正のAGC特性について、AGC電圧範
囲を複数の区間に分割し、それぞれの区間において直線
近似を行い、複数の直線近似式を作った。そして、この
複数の直線近似式を表す複数の関数のそれぞれに対する
逆関数を、後述するようなリニア補正回路6で回路的に
実現した。従って、このリニア補正回路6によって、こ
の形態のAGC装置のAGC特性の直線性を向上させて
リニア化させることができる。
【0047】このことを、以下に、より具体的に説明す
る。
【0048】AGC電圧範囲をn個の区間に分割し、そ
れぞれの区間でのAGC特性曲線の直線近似式を、次の
n個の式(7),式(7),…,式(7),…,式(7)
で表す。
【0049】 〔 c,c,…,cとd,d,…,dnは定数 〕 すると、求める逆関数f−1(ax+b)は、次のn個の
式(8),式(8),…式(8)になる。
【0050】 この式(8)から明らかなように、一区間をみると、その
補正関数f−1は傾きki、切片liの直線式である。し
たがって、この補正関数f −1を実現するリニア補正
回路6は、ゲインとオフセット電圧をもつ演算増幅器に
よって構成できる。このことを次に説明する。
【0051】ここでは、最も簡単な例として、AGC電
圧範囲を二つの区間に分割する場合を考える。図2に示
すAGC特性におけるAGC曲線を、図3に示すよう
に、傾きの絶対値が小さな直線L1と傾きの絶対値が大
きな直線L2の2直線で近似する。この場合、求める最
適化された補正式は、次の式(9)と式(10)とで表され
る。式(10)はAGC電圧xが低い領域を近似する直線
L2の逆関数を表しており、式(9)はAGC電圧xが
高い領域を近似する直線L1の逆関数を表している。
【0052】 w=kx+l [VAGC−M<x<VAGC−H] …… … (9) w=kx+l [VAGC−L<x<VAGC−M] …… …(10) ここで、|k|>|k| 次に、図5に、上記補正式(9)と(10)を実現するリ
ニア補正回路6の構成を示す。このリニア補正回路6
は、演算増幅器icとicを有している。この演算増
幅器icの出力端子と(-)入力端子との間には、抵抗R
とダイオードDの直列回路と抵抗Rとが並列に接
続された並列回路が接続されている。また、上記抵抗R
とダイオードDとの接続点gとグランドとの間に抵
抗Rが接続されている。また、上記並列回路と上記
(-)入力端子との接続点dとAGC電圧発生回路出力端
子13との間には抵抗Rが接続されている。また、上
記演算増幅器icの(+)入力端子と電源電圧Bのバッテ
リーとの間には抵抗R10が接続されている。そして、
この抵抗R10と上記(+)入力端子との接続点eとグラ
ンドとの間には抵抗R11が接続されている。
【0053】そして、上記演算増幅器icの出力端子
は、抵抗R12を介して演算増幅器icの(-)入力端
子に接続されている。そして、この演算増幅器ic
(+)入力端子と電源電圧Bのバッテリーとの間には抵抗
14が接続されている。そして、この抵抗R14と上
記(+)入力端子との接続点とグランドとの間には抵抗R
15が接続されている。また、上記抵抗R12と上記
(-)入力端子との接続点と上記演算増幅器icの出力
端子との間には抵抗R13が接続されている。また、こ
の演算増幅器icの出力端子は抵抗R16を介して電
流バッファ用トランジスタQのベースに接続されてい
る。この電流バッファ用トランジスタQのコレクタは
電源電圧Bのバッテリーに接続されており、エミッタは
チューナAGC電圧入力端子16に接続されている。
【0054】図5に示した回路において、AGC電圧発
生回路出力端子13に印加された電圧vつまり補正前
のAGC電圧xが最大値のときに、演算増幅器ic
出力が飽和するように抵抗R10と抵抗R11の抵抗値
を設定している。この設定によって、素子特性が多少ば
らついていても、AGC電圧最大のポイントではAGC
がかからないようにすることができる。
【0055】上記電圧vが最大値の時に、演算増幅器
icの出力レベルvは最低出力レベルになる。そし
て、接点gにおける電圧vは、上記電圧vを抵抗R
とRで分圧した電圧であり、ダイオードDはオフ
している。
【0056】次に、電圧vを下げていくと、演算増幅
器icは動作領域に入り、接点fの電圧vは、抵抗
と抵抗Rとで決まる傾きでもって増加して行く。
そして、接点dにおける電圧vが電圧vよりも大き
いときにはダイオードDはオフ状態のままである。
【0057】次に、さらに電圧vを下げていくと、接
点fの電圧vは上昇し、接点gの電圧vも増える。
そして、この電圧vが電圧vよりも大きくなるとダ
イオードDはオンになる。ここで、ダイオードD
オン抵抗を無視すると、演算増幅器icの帰還抵抗は
抵抗Rと抵抗Rの並列値となる。すなわち、上記ダ
イオードDがオンすることによって、演算増幅器ic
のゲインが小さくなる。したがって、電圧vつまり
AGC電圧xの増分に対する制御電圧wの増分が小さく
なり、w‐x座標における直線の傾きが小さくなる。
【0058】したがって、上記演算増幅器icを含ん
だ増幅器において、上記抵抗Rと抵抗Rと抵抗R
とを、|k|=R/R,かつ|k|=(R//R
)/Rと設定することによって、上記式(9)および
式(10)からなる補正特性の反転特性を得ることができ
る。ここで、上記(R//R)は、抵抗R7と抵抗R8
とを並列接続したときの抵抗値を表している。
【0059】そして、この演算増幅器icの出力を、
演算増幅器icに入力している。そして、抵抗R12
=抵抗R13として、上記演算増幅器icを反転アン
プにしたから、この演算増幅器icの出力vを、上
記補正特性とすることができ、図4に示した補正特性を
得ることができる。
【0060】図6に、図1のCATVチューナ101が
含んでいる第1例のAGC装置の補正されたAGC特性
を示す。図2の未補正のAGC特性に比べて、直線性が
改善されていることが分かる。この図6に示した直線性
が改善されたAGC特性によれば,AGC電圧xが2V
から6Vの範囲ではAGC感度は、0.1V/1dBでほ
ぼ一定値になる。したがって、1dBステップでもって
ゲインを制御するためには、AGC電圧xを0.1Vス
テップで変化させればよい。したがって、D/Aコンバ
ータ8は、(10/0.1)+1=101段階に出力を分解
できればよい。したがって、D/Aコンバータ8は、従
来に比べて小さな7ビットの分解能を有していれば良
い。したがって、この例によれば、従来に比べて、D/
Aコンバータ8のコストダウンを図ることができる。
【0061】また、図11に、この第1形態のチューナ
10の入力端子1での定在波比VSWR(ボルテージ・
スタンディングウエーブ・レシオ)と可変利得増幅回路
2のAGCゲインとの関係特性を示す。この関係特性を
参照すれば分かるように、0〜35dBの範囲におい
て、上記定在波比を2.0よりも小さくすることがで
き、インピーダンス整合状態を良くすることができた。
尚、定在波比が1.0に近いほどインピーダンス整合状
態が良い。
【0062】従って、この形態によれば、可変利得増幅
回路2の入力端子14において十分なインピーダンス整
合が得られるように上記可変利得増幅回路2を構成した
ときにも、可変利得増幅回路2のAGC特性をリニアに
することができる。したがって、この形態によれば、十
分なインピーダンス整合特性と、リニアなAGC特性と
を両立することができる。
【0063】また、この形態によれば、AGC電圧xを
補正なしで可変利得増幅回路2に入力したときの可変利
得増幅回路2の非線形なAGC特性を複数の直線で近似
してこの近似直線が表す1次関数の逆関数でもって、リ
ニア補正回路6がAGC電圧xを補正する。したがっ
て、リニア補正回路6は、簡単な1次関数の逆関数でも
ってAGC電圧xを補正すればよいので、補正内容を簡
単,単純にすることができる。したがって、インピーダ
ンス整合とAGC特性のリニア化の両方を安いコストで
実現できる。
【0064】また、この形態によれば、上記リニア補正
回路6が、負帰還をかけた演算増幅器icで構成され
ているから、この演算増幅器icの飽和特性を利用し
て、図6に示すように、可変利得増幅回路2のAGC特
性を最大ゲインで飽和する特性にすることができる。し
たがって、最大ゲイン付近ではAGC電圧xが変動して
もAGCゲインを最大に保つことができる。この飽和特
性によれば、所定のAGC電圧付近でAGCゲインを必
ず最大にすることができるから、AGC特性の設計が容
易になる。
【0065】尚、上記第1形態では、式(7)と式(8)に
おける分割区間の個数nを2として、図5に示したリニ
ア補正回路6を構成した。これに対し、図5に示したダ
イオードDと抵抗RとRが構成する1段目のダイ
オード‐抵抗回路と同じ構造で構成素子の特性値を変更
した別のダイオード‐抵抗回路を、上記1段目のダイオ
ード‐抵抗回路に並列に接続することによって、3以上
のn個の分割区間で曲線を直線で近似することができ
る。したがって、この場合には、より直線性の良いAG
C特性を実現することができる。具体的に、上記分割区
間の個数nを3としたときのリニア補正回路6Tの回路
構成を図12に示す。図12に示すように、このリニア
補正回路6Tは、図5に示した上記第1例のリニア補正
回路6のダイオードDと抵抗Rと抵抗Rが構成す
る1段目のダイオード‐抵抗回路に、ダイオードD
抵抗R24と抵抗R25とが構成する2段目のダイオー
ド‐抵抗回路が並列に接続されている回路である。
【0066】この場合、図2に示したAGC特性を図1
3に示すように3直線L1,L2,L3で近似して、この
3直線L1,L2,L3の逆関数f −1,f −1,f
−1を作成する。そして、図14に示すように、補正前
のAGC電圧xを変数とし補正後のAGC電圧wを関数
値とする上記3つの逆関数を、上記リニア補正回路6T
で実現すればよい。つまり、ダイオードDがオンする
電圧をダイオードDがオンする電圧よりも小さく設定
して、AGC電圧xを下げて行くにしたがって、ダイオ
ードD,Dが順に導通するようにする。そうすれ
ば、AGC電圧xを下げて行くにしたがって、演算増幅
器icのゲインを3段階に低下させることができる。
したがって、リニア補正回路6Tは入力された補正前A
GC電圧xを、図14に示すように補正して、補正した
AGC電圧wを可変利得増幅回路2に出力することがで
きる。したがって、図12に示したリニア補正回路6T
によれば、図5に示したリニア補正回路6に比べて、図
2に示す曲線特性を一層正確に近似して補正することが
できる。したがって、リニア補正回路6Tによれば、リ
ニア補正回路6よりも、AGC特性を一層直線に近づけ
ることができる。
【0067】〔第2形態〕 次に、図10に本発明のAGC装置の実施の形態の第2
形態を構成するリニア補正回路56と、可変利得増幅回
路52を示す。この第2形態のAGC装置が組み込まれ
たCATVチューナは、図1に示したCATVチューナ
101の可変利得増幅回路2とリニア補正回路6とに替
えて、上記可変利得増幅回路52とリニア補正回路56
とを備えている。
【0068】図10に示すように、この第2形態のAG
C装置はリニア補正回路56と可変利得増幅回路52を
有している。このリニア補正回路56は、演算増幅器i
cを有している。この演算増幅器icの出力端子と
(-)入力端子との間には、抵抗R19とダイオードD
の直列回路と抵抗R18とが並列に接続された並列回路
が接続されている。また、上記抵抗R19とダイオード
との接続点とグランドとの間に抵抗R20が接続さ
れている。また、上記並列回路と上記(-)入力端子との
接続点とAGC電圧発生回路出力端子13との間には抵
抗R17が接続されている。また、上記演算増幅器ic
の(+)入力端子とバッテリーBとの間には抵抗R21
が接続されている。そして、この抵抗R21と上記(+)
入力端子との接続点とグランドとの間には抵抗R22
接続されている。
【0069】そして、上記演算増幅器icの出力端子
は、抵抗R23を介して電流バッファ用トランジスタQ
のベースに接続されている。この電流バッファ用トラ
ンジスタQのコレクタはバッテリーBに接続されてお
り、エミッタはAGC回路への制御信号の入力端子16
に接続されている。この入力端子16には、可変利得増
幅回路52が接続されている。
【0070】この可変利得増幅回路52は、3つのPi
NダイオードD11,D12,D13を有している。上記
ダイオードD11は、キャパシタC11とC14を介し
て、入力端子14と出力端子15との間に接続されてい
る。上記ダイオードD11と上記キャパシタC11との
接続点と電源電圧Bのバッテリとの間には抵抗R26
接続されている。また、上記接続点とグランドとの間に
は、抵抗R27が接続されている。また、上記接続点か
ら延びている同電位の導線にはキャパシタC12が接続
されている。このキャパシタC12には上記ダイオード
12とD13が直列に接続されている。そして、この
ダイオードD13は、上記ダイオードD11とキャパシ
タC14との接続線に接続されている。また、上記キャ
パシタC12と上記ダイオードD12との接続線と上記
AGC回路への制御信号の入力端子16との間にはイン
ダクタンスL11が接続されている。また、上記ダイオ
ードD12とD13との接続線とグランドとの間にはキ
ャパシタC13が接続されている。また、上記ダイオー
ドD11と上記キャパシタC14との接続線とグランド
との間には抵抗R28が接続されている。
【0071】チューナ部の可変利得増幅回路52はフォ
ワードAGCタイプであって、端子12に入力される制
御電圧wを上げると減衰量が増える。図7に補正回路5
6でAGC電圧xを補正しなかったときの(電流バッフ
ァ用トランジスタQを含む)可変利得増幅回路52の
AGC特性を示す。
【0072】この第2形態についても、上記第1形態と
同様に、図7に示した未補正のAGC特性を表す曲線
を、図8に示す2本の直線L3と直線L4でもって近似
する。この場合、上記第1例の式(9)と(10)に相当す
る最適化された補正式(11)と(12)を得る。補正式
(11)はAGC電圧xが低い領域の傾きの絶対値が小さ
い直線L3を補正するもので、傾きの絶対値が大きい。
一方、補正式(12)はAGC電圧xが高い領域の傾き
絶対値が大きな直線L4を補正するもので、傾きの絶対
が小さい。
【0073】 w=px+q [VAGC−L<x<VAGC−M] ………( 11) w=px+q [VAGC−M<x<VAGC−H] ………( 12) ここで、|p|>|p| この補正式(11)と(12)が表している補正特性を図9
に示す。
【0074】いま、図10に示した回路において、制御
電圧発生回路7が出力端子13に印加した電圧vつま
り未補正のAGC電圧xを最小値にして、チューナ可変
利得増幅回路52における減衰量を最小値にする場合、
演算増幅器icの出力電圧v10はicにおける最大
飽和出力レベルとなる。したがって、ダイオードD
オフする。次に、上記電圧v(未補正のAGC電圧x)
が上がっていくと演算増幅器icは動作領域に入る。
このとき、上記ダイオードDがオフしている動作領域
では、演算増幅器icの出力電圧v10は傾き|p
=(R18/R17)でもって低下して行く。この特性
は図9の傾斜が急な直線部分に相当する。
【0075】次に、さらに電圧vが上昇して、それに
つれて電圧v10が低下して行くと、ダイオードD
オンする。すると、演算増幅器icの出力電圧特性の
傾きは減少し、傾き|p|=(R18//R19)/R
17となる。この特性は図9の傾斜が緩い直線部分に相
当する。なお、(R18//R19)は抵抗R18と抵抗R
19とを並列接続したときの抵抗値を表している。
【0076】このように、この第2形態のリニア補正回
路56は、図7に示した湾曲した未補正のAGC特性曲
線を図8に示した2区間の直線で近似した折れ曲がりA
GC特性を、図9に示した逆折れ曲がり補正特性でもっ
て補正して、リニアなAGC特性にすることができる。
【0077】したがって、この第2形態のACC装置に
よれば、可変利得増幅回路52に十分なインピーダンス
整合特性を持たせた上で、リニアなAGC特性を低コス
トでもって実現することができる。
【0078】尚、この第2形態のAGC装置のリニア補
正回路56においても、図10に示したダイオードD
と抵抗R19とR20が構成する1段目のダイオード‐
抵抗回路と同じ構造で構成素子の特性値を変更した別の
ダイオード‐抵抗回路を、上記1段目のダイオード‐抵
抗回路に並列にn段接続することによって、3以上のn
個の分割区間で曲線を直線で近似することができる。し
たがって、この場合には、より直線性の良いAGC特性
を実現することができる。また、上記リニア補正回路
6,56を、上記チューナ部10に一体化した場合に
は、AGC装置の可変利得増幅回路2とリニア補正回路
6,56とをチューナ部10と一体の物として取り扱う
ことができる。したがって、調整,組み立て等の取り扱
い性を向上できる。また、上記第1,第2形態では、可
変利得増幅増幅回路2,52をpinダイオードで構成
したがトランジスタで構成してもよい。
【0079】
【発明の効果】以上より明らかなように、請求項1の発
明のAGC装置は、アナログ制御信号のレベルに応じ
て、アナログ入力信号に対するアナログ出力信号の利得
を調整する可変利得増幅手段と、上記可変利得増幅手段
の上記アナログ出力信号を受けて、デジタル信号を出力
する信号処理手段と、上記信号処理手段から出力された
デジタル信号を受けて、アナログ信号を出力するD/A
変換手段と、上記D/A変換手段の分解能を上げなくて
も良いようにするために、上記D/A変換手段から出力
されたアナログ信号を受けて、このアナログ信号に基く
入力電圧の範囲を複数の区間に分割し、この複数の各区
間において、上記入力電圧と出力電圧との関係が直線式
で表され、かつ、上記複数の各区間のうちの所定の区間
における上記直線式の傾きは、この区間よりも入力電圧
が小さい区間における上記直線式の傾きよりも大きく、
かつ、上記入力電圧の最も小さい区間において入力電圧
と出力電圧との関係を表す直線式の傾きは、入力電圧と
出力電圧とが等しくなることを表す場合の直線式の傾き
よりも小さく設定され、上記出力電圧を、上記アナログ
信号を補正した補正信号とし、この補正信号を上記制御
信号として上記可変利得増幅手段に出力するリニア補正
手段とを備えている。
【0080】従って、請求項1のAGC装置によれば、
リニア補正手段がD/A変換手段から出力されたアナロ
グ信号を補正して作成した補正信号を制御信号とするこ
とによって、可変利得増幅回路のAGC特性をリニアに
する。従って、可変利得増幅回路の入力端子において十
分なインピーダンス整合が得られるように上記可変利得
増幅回路を構成したときにも、可変利得増幅回路のAG
C特性をリニアにすることができる。従って、請求項1
のAGC装置によれば、十分なインピーダンス整合特性
と、リニアなAGC特性とを両立することができる。
【0081】また、請求項2の発明のAGC装置は、
記リニア補正手段は、上記D/A変換手段から出力され
た上記アナログ信号を補正しないで上記可変利得増幅手
段に制御信号として入力したと仮定した場合において、
上記制御信号に対する上記可変利得増幅手段の利得の関
係を表す特性曲線を、xを電圧、yは利得として、2つ
の1次関数y=f (x)=c x+d ,y=f (x)
=c x+d で表した場合(ただし y=f (x)とy
=f (x)との交点のx座標をtとしたときに 、x≦t
のときにy=f (x)を使用し、x>tのときにy=f
(x)を使用する )、上記f (x),f (x)の逆関数
−1 (x),f −1 (x)の変数xとして、補正前の
アナログ信号xの1次関数ax+bを用いて、式w=f
−1 (ax+b),w=f −1 (ax+b)の値wを上
記補正信号とする。
【0082】したがって、この請求項2の発明のAGC
装置によれば、上記リニア補正手段は、AGC電圧xを
1次関数fの逆関数f−1でもって補正すればよいか
ら、補正内容が単純になる。したがって、リニア補正回
路の構成を簡単にすることができる。したがって、イン
ピーダンス整合とAGC特性のリニア化の両方を安いコ
ストで実現できる。また、請求項3〜5の発明によれ
ば、上記リニア補正手段を容易に実現できる。
【0083】また、請求項のAGC装置は、請求項1
に記載のAGC装置において、上記可変利得増幅回路と
上記リニア補正手段は、チューナ本体部とデジタル復調
部とからなるチューナの上記チューナ本体部に設けられ
ている。
【0084】したがって、請求項のAGC装置によれ
ば、AGC装置の可変利得増幅手段とリニア補正手段と
をチューナ本体部と一体の物として取り扱うことができ
る。したがって、調整,組み立て等の取り扱い性を向上
できる。
【0085】また、請求項のAGC装置は、請求項1
に記載のAGC装置において、上記リニア補正手段は、
負帰還がかけられた演算増幅器を備え、この演算増幅器
によってアナログ入力信号が所定のレベル以上のときに
アナログ出力信号が飽和する。
【0086】従って、請求項の発明によれば、上記リ
ニア補正手段は、上記演算増幅器の飽和特性を利用し
て、可変利得増幅手段のAGC特性を最大ゲインで飽和
する特性にすることができる。この飽和特性によれば、
所定のAGC電圧付近でAGCゲインを必ず最大にする
ことができるから、AGC特性の設計が容易になる。
【0087】また、請求項のAGC装置は、請求項1
に記載のAGC装置において、上記信号処理手段は、上
記可変利得増幅手段を通したチューナIF信号を受け
て、A/D変換するA/Dコンバータと、上記A/Dコ
ンバータからのデジタル信号を受けて、デジタル復調を
行ってデジタル信号を出力するデジタル復調部とからな
る。
【0088】したがって、請求項の発明によれば、A
/Dコンバータから出力されたデジタル信号をデジタル
復調部でデジタル復調できる。そして、このデジタル復
調されたデジタル信号を上記D/A変換手段でアナログ
信号に変換し、このアナログ信号をリニア補正手段で補
正して、可変利得増幅手段に出力できる。
【0089】また、請求項のAGC装置は、請求項1
に記載のAGC装置において、上記D/A変換手段は、
上記デジタル信号を受けてアナログ信号を出力するD/
Aコンバータと、上記D/Aコンバータからのアナログ
信号に応じた制御電圧信号を上記リニア補正手段に出力
する制御電圧発生回路とからなる。
【0090】この請求項の発明によれば、上記D/A
コンバータからのアナログ信号を制御電圧発生回路で制
御電圧信号に変換して上記リニア補正手段に出力するこ
とができる。したがって、上記リニア補正手段に適した
制御電圧信号を上記リニア補正手段に出力することがで
きる。
【0091】また、請求項10のAGC装置は、請求項
1に記載のAGC装置において、上記可変利得増幅手段
は、複数のPiNダイオードを備えている。
【0092】したがって、請求項10の発明によれば、
順方向電流と高周波抵抗値との非線形関係を持つPiN
ダイオードで構成された可変利得増幅器のリニアなAG
C特性とインピーダンス整合とを両立することができ
る。
【0093】また、請求項11のAGC装置は、請求項
1に記載のAGC装置において、上記信号処理手段から
出力されたデジタル信号のレベルを表すデジタル信号を
D/A変換手段に出力するレベル検出手段をさらに備え
ている。
【0094】したがって、請求項11の発明によれば、
上記信号処理手段から出力されたデジタル信号のレベル
を検出して、このレベルが所定値になるように、D/A
コンバータにデジタルデータを出力することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のAGC装置の実施の第1形態を含ん
でいるCATVチューナ101のブロック図である。
【図2】 従来のAGC装置の湾曲したAGC特性曲線
を表すAGC特性図。
【図3】 上記湾曲したAGC特性曲線を2直線で近似
した様子を表しているAGC特性図。
【図4】 図3の特性を補正する補正関数を表す図であ
る。
【図5】 上記第1形態のリニア補正回路と可変利得増
幅回路の回路図である。
【図6】 上記第1形態のAGC装置のリニア化された
AGC特性を表すAGC特性図である。
【図7】 フォワード可変利得増幅回路52の湾曲した
AGC特性を表すAGC特性図である。
【図8】 図7の湾曲したAGC特性を2直線で近似し
た様子を表しているAGC特性図。
【図9】 図3の特性を補正する補正関数を表す図であ
る。
【図10】 本発明の第2形態のAGC装置のリニア補
正回路56と可変利得増幅回路52の回路図である。
【図11】 本発明の第1形態のチューナ10の入力端
子1での電圧定在波比とAGCゲインとの関係特性図で
ある。
【図12】 本発明の第1形態の変形例のAGC装置の
リニア補正回路の回路図である。
【図13】 上記変形例において、湾曲したAGC特性
曲線を3直線で近似した様子を表しているAGC特性図
である。
【図14】 上記変形例において、図13の特性を補正
する補正関数を表す図である。
【図15】 従来のAGC装置を含んでいるCATVチ
ューナ100のブロック図である。
【図16】 従来のAGC装置の可変利得増幅回路の回
路図である。
【図17】 図12の可変利得増幅回路の高周波等価回
路図である。
【図18】 PiNダイオードの(順方向電流)対(高周波
抵抗)特性を表す特性図である。
【符号の説明】 1…チューナ入力端子、2…可変利得増幅回路、3…A
/Dコンバータ、 4…デジタル復調回路、5…復調データ出力端子、 6…リニア補正回路、7…制御電圧発生回路、 8…D/Aコンバータ、9…レベル検出回路、10…チ
ューナ部、 11…復調部、12…制御電圧入力端子、 13…制御電圧出力端子、14…可変利得増幅回路の入
力端子、 15…可変利得増幅回路の出力端子、101…チュー
ナ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−260861(JP,A) 特開 昭55−8131(JP,A) 特開 昭63−187735(JP,A) 特開 平6−61899(JP,A) 米国特許4591796(US,A) 米国特許4546326(US,A) 米国特許4517526(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03G 1/00 - 3/34

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アナログ制御信号のレベルに応じて、ア
    ナログ入力信号に対するアナログ出力信号の利得を調整
    する可変利得増幅手段と、 上記可変利得増幅手段の上記アナログ出力信号を受け
    て、デジタル信号を出力する信号処理手段と、 上記信号処理手段から出力されたデジタル信号を受け
    て、アナログ信号を出力するD/A変換手段と、上記D/A変換手段の分解能を上げなくても良いように
    するために、 上記D/A変換手段から出力されたアナロ
    グ信号を受けて、このアナログ信号に基く入力電圧の範
    囲を複数の区間に分割し、この複数の各区間において、
    上記入力電圧と出力電圧との関係が直線式で表され、か
    つ、上記複数の各区間のうちの所定の区間における上記
    直線式の傾きは、この区間よりも入力電圧が小さい区間
    における上記直線式の傾きよりも大きく、かつ、上記入
    力電圧の最も小さい区間において入力電圧と出力電圧と
    の関係を表す直線式の傾きは、入力電圧と出力電圧とが
    等しくなることを表す場合の直線式の傾きよりも小さく
    設定され、上記出力電圧を、上記アナログ信号を補正し
    た補正信号とし、この補正信号を上記制御信号として上
    記可変利得増幅手段に出力するリニア補正手段とを備え
    たことを特徴とするAGC装置。
  2. 【請求項2】 アナログ制御信号のレベルに応じて、ア
    ナログ入力信号に対するアナログ出力信号の利得を調整
    する可変利得増幅手段と、 上記可変利得増幅手段の上記アナログ出力信号を受け
    て、デジタル信号を出力する信号処理手段と、 上記信号処理手段から出力されたデジタル信号を受け
    て、アナログ信号を出力するD/A変換手段と、上記D/A変換手段の分解能を上げなくても良いように
    するために、 上記D/A変換手段から出力されたアナロ
    グ信号を受けて、上記アナログ信号を補正した補正信号
    を上記制御信号として上記可変利得増幅手段に出力する
    リニア補正手段とを備え、 上記リニア補正手段は、上記D/A変換手段から出力さ
    れた上記アナログ信号を補正しないで上記可変利得増幅
    手段に制御信号として入力したと仮定した場合におい
    て、上記制御信号に対する上記可変利得増幅手段の利得
    の関係を表す特性曲線を、xを電圧、yは利得として、
    2つの1次関数y=f1(x)=c1x+d1,y=f2(x)
    =c2x+d2で表した場合(ただし、y=f1(x)とy=
    2(x)との交点のx座標をtとしたときに、x≦tの
    ときにy=f1(x)を使用し、x>tのときにy=f
    2(x)を使用する。)、上記f1(x),f2(x)の逆関数f1
    -1(x),f2 -1(x)の変数xとして、補正前のアナログ
    信号xの1次関数ax+bを用いて、式w=f1 -1(ax
    +b),w=f2 -1(ax+b)の値wを上記補正信号とす
    ることを特徴とするAGC装置。
  3. 【請求項3】 アナログ制御信号のレベルに応じて、ア
    ナログ入力信号に対するアナログ出力信号の利得を調整
    する可変利得増幅手段と、 上記可変利得増幅手段の上記アナログ出力信号を受け
    て、デジタル信号を出力する信号処理手段と、 上記信号処理手段から出力されたデジタル信号を受け
    て、アナログ信号を出力するD/A変換手段と、上記D/A変換手段の分解能を上げなくても良いように
    するために、 上記D/A変換手段から出力されたアナロ
    グ信号を受けて、上記アナログ信号を補正した補正信号
    を上記制御信号として上記可変利得増幅手段に出力する
    リニア補正手段とを備え、 上記リニア補正手段は、複数の帰還抵抗が並列接続さ
    れ、入力電圧によって上記帰還抵抗の値が変化する演算
    増幅器からなることを特徴とするAGC装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のAGC装置において、 上記リニア補正手段は、 上記帰還抵抗の少なくとも一つに直列接続されたダイオ
    ードと、 上記ダイオードと帰還抵抗との間の接続点とグランドと
    の間に接続された抵抗とからなることを特徴とするAG
    C装置。
  5. 【請求項5】 請求項3または4に記載のAGC装置に
    おいて、 上記演算増幅器の出力側に反転アンプを接続したことを
    特徴とするAGC装置。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載のAGC装置において、 上記可変利得増幅回路と上記リニア補正手段は、チュー
    ナ本体部とデジタル復調部とからなるチューナの上記チ
    ューナ本体部に設けられていることを特徴とするAGC
    装置。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載のAGC装置において、 上記リニア補正手段は、 負帰還がかけられた演算増幅器を備え、この演算増幅器
    によってアナログ入力信号が所定のレベル以上のときに
    アナログ出力信号が飽和することを特徴とするAGC装
    置。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載のAGC装置において、 上記信号処理手段は、上記可変利得増幅手段を通したチ
    ューナIF信号を受けて、A/D変換するA/Dコンバ
    ータと、上記A/Dコンバータからのデジタル信号を受
    けて、デジタル復調を行ってデジタル信号を出力するデ
    ジタル復調部とからなることを特徴とするAGC装置。
  9. 【請求項9】 請求項1に記載のAGC装置において、 上記D/A変換手段は、上記デジタル信号を受けてアナ
    ログ信号を出力するD/Aコンバータと、上記D/Aコ
    ンバータからのアナログ信号に応じた制御電圧信号を上
    記リニア補正手段に出力する制御電圧発生回路とからな
    ることを特徴とするAGC装置。
  10. 【請求項10】 請求項1に記載のAGC装置におい
    て、 上記可変利得増幅手段は、複数のPiNダイオードを備
    えていることを特徴とするAGC装置。
  11. 【請求項11】 請求項1に記載のAGC装置におい
    て、 上記信号処理手段から出力されたデジタル信号のレベル
    を表すデジタル信号をD/A変換手段に出力するレベル
    検出手段をさらに備えていることを特徴とするAGC装
    置。
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