JP3315534B2 - フォークリフトの荷役装置 - Google Patents

フォークリフトの荷役装置

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JP3315534B2
JP3315534B2 JP21745294A JP21745294A JP3315534B2 JP 3315534 B2 JP3315534 B2 JP 3315534B2 JP 21745294 A JP21745294 A JP 21745294A JP 21745294 A JP21745294 A JP 21745294A JP 3315534 B2 JP3315534 B2 JP 3315534B2
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洋志 天野
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Izumi Machine Mfg Co Ltd
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Izumi Machine Mfg Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンテナ荷役用、主と
してコンテナ内の荷物の取り降ろし作業に好適なフォー
クリフトの荷役装置に関する。
【0002】
【従来の技術】コンテナ内に段積みされた荷物(多くは
段ボール箱詰め製品)を取り降ろす作業は、多くの場
合、小型のフォークリフトをコンテナ内に乗り入れ、作
業員がコンテナの荷物を手作業でパレットに積み替えて
から搬出するという形態で荷物の取り降ろし作業を行っ
ている。
【0003】なお、工場や倉庫等において、段積みされ
た荷物のパレット上への積み替え作業に用いられるフォ
ークリフトの荷役装置としては、例えば特開昭62ー1
41000号公報が知られている。これは、リフトブラ
ケットに上下方向に延在する直立柱を設ける一方、この
直立柱には前後方向に水平に突出するアーム部材を上下
動可能に設け、さらにこのアーム部材にバキューム装置
を吊り下げる保持部材を前後動可能に設けてあり、そし
てそれらをシリンダにより移動させる構成としている。
すなわち、公報記載の荷役装置はシリンダを駆動装置と
してバキューム装置を前後方向と上下方向に移動できる
ように構成したものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記した公
報記載の荷役装置では、荷物積み替え用の荷役装置が常
にフォーク上方に位置している。すなわち、荷役装置が
通常のフォーク作業を邪魔する位置に存在するものであ
り、そのため、このような荷役装置を装備したフォーク
リフトはパレットに対する荷物積み替え用としてしか使
用し得ず、汎用性に乏しいという問題がある。
【0005】本発明は、上述の問題点に鑑みてなされた
ものであり、その目的とするところは、不使用時にはフ
ォーク作業の邪魔にならない車体側面に沿った格納位置
に格納することが可能なフォークリフトの荷役装置を提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は次のように構成したものである。すなわ
ち、本発明はフォークリフトの荷役装置であって、左右
のアウタマスト前面に横長のベース部材を配置し、この
ベース部材の一側を一方のアウタマストにスイングピン
を介して水平回動可能に装着する一方、前記ベース部材
の前面に横移動可能に取付けられたシフターには、前方
へ略水平に延在されるとともに先端に上下動可能な荷物
取上装置を備えたアームの基部をスイングピンを介して
水平回動可能に装着したことを特徴とする。
【0007】
【作用】上述のように構成された本発明に係るフォーク
リフトの荷役装置は、使用位置にあるときは、主として
パレットに対する荷物の積み替え作業に使用される。一
方、その不使用時においてはシフターを一方のアウタマ
スト側に寄せた状態において、アームを約90度水平回
動、すなわち旋回させることによりベース部材の前面に
折り重ね、またベース部材を約270度旋回させること
により荷役装置全体を車体側方へ変位させて該車体側面
に沿って格納する。このことにより、荷役装置はマスト
前面から退避されるため、この状態ではフォークによる
フォーク作業が可能となる。
【0008】
【発明の効果】従って、本発明によれば、一台のフォー
クリフトを、パレットに対する荷物の積み替え作業のほ
か、通常のフォーク作業にも使用できることから、フォ
ークリフトの汎用性が高められ、設備費の低減を図る上
で有効となる。また、荷物積み替え作業用の荷役装置が
車体側に格納されることに伴い、車体側の重量比が増大
するため、フォーク作業時におけるロストロードが低減
されて許容荷重を高めることができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて具体
的に説明する。図1及び図2は本実施例に係る荷役装置
全体の概略を示している。荷役装置は主としてコンテナ
Uに段積みされた荷物WをパレットP上へ積み替える作
業に用いるものであり、荷物取上装置としてのバキュー
ム装置Dを左右(車幅)方向に水平移動させる横移動装
置Aと、横移動装置Aの移動体としてのシフター8に装
着され、バキューム装置Dを前後方向に水平移動させる
アーム伸縮装置Bと、アーム伸縮装置Bのアーム先端に
装着され、バキューム装置Dを上下動させる巻上装置C
とから構成されており、フォークリフトにおけるフォー
ク2の上方に位置するように固定マスト、つまりアウタ
マスト1の上端に装着される。
【0010】以下、各装置を個別的に説明する。バキュ
ーム装置Dを水平移動させるための横移動装置Aは、図
3〜図6に示すように、マスト前面に配置されるベース
部材としてのベースプレート3を備えている。このベー
スプレート3は左右のマストの両側方まで張り出すとと
もにその面方向を縦方向とする横長に形成されており、
その左右両側部がアウタマスト1の上端部に固着された
ブラケット4に2本のピン5,6を介して取付けられて
いる。
【0011】ベースプレート3の前面には上下一対の水
平なガイドレール7が略全幅にわたって設けられてお
り、このガイドレール7にシフター8が上下のスライド
メタル9を介して横移動可能に取付けられている。な
お、本実施例では図5に示すように、上部スライドメタ
ル9は上部ガイドレール7に対してL字係合による摺動
式とし、下部スライドメタル9は下部ガイドレール7に
対して凹凸係合による摺動式とした場合を示している
が、このスライドメタル9による摺動式はローラを利用
した転動方式に変更してもよい。
【0012】また、図3、図4に示すように、ベースプ
レート3の前面には駆動装置としてのシフター移動用の
油圧シリンダ10がその軸方向を水平方向にして取付け
られ、該油圧シリンダ10のピストンロッド10aの先
端にはピニオン11が回転可能に取付けられている。そ
して、このピニオン11にはベースプレート3に固定さ
れた水平の固定ラック12と、シフター8に設けられた
水平の可動ラック13とが上下から挟む込む如く噛み合
っている。従って、油圧シリンダ10が伸縮作動される
と、図示仮想線の如くシフター8が可動ラック13と共
にシリンダストロークの2倍のストロークで移動され
る。
【0013】次に、バキューム装置Dを前後動させるた
めのアーム伸縮装置Bを主に図7〜図11に基づいて説
明する。本実施例に係るアーム伸縮装置Bは、油圧シリ
ンダを用い、バキューム装置Dを荷役作業に必要な大き
なストロークに増大して移動できるようにした上で装置
のコンパクト化及び小型化を図ることを目的として以下
の如く構成されている。アーム伸縮装置Bは断面矩形を
なす相互に伸縮自在に嵌合する複数(本実施例では4本
の場合を示す)の筒体からなる伸縮アーム17を主体部
として構成され、横移動装置Aのシフター8に装着され
て車両前方に水平に延在されている。なお、説明の便宜
上、アーム伸縮装置Bのシフター8に対する取付構造に
ついては後述する。
【0014】伸縮アーム17は図7及び図8に示すよう
に、最も基部側の第1アーム17aがシフター8に固定
され、それに第2アーム17b、第3アーム17c、第
4アーム17dの順序で摺動可能に挿入されている。す
なわち、第1アーム17aが固定アームとされ、他の第
2〜第4アーム17b〜17dがそれぞれ可動アームと
なっている。なお、本実施例では第1アーム17aが最
も太く、最縮小時には第2〜第4アームが第1アーム1
7a内にそれぞれ収納されるように各アーム長が略等長
に設定されており、しかも最縮小時の伸縮アーム17は
図1に示すように、その全長がマストに沿って昇降可能
なフォーク2と略等長となるように設定されている。
【0015】しかして、伸縮アーム17はアーム伸縮用
の油圧シリンダ18及び巻掛伝動機構を介して伸縮され
る構成となっている。具体的には油圧シリンダ18は図
7に示すように、伸縮アーム17の外側下面に平行に配
置されるとともにシリンダ本体が第1アーム17aの基
部側下面にブラケットを介して固定され、ピストンロッ
ド18aの先端が第2アーム17bの先端側下面にブラ
ケットを介して連結されている。従って、油圧シリンダ
18が伸縮作動されれば、第2アーム17bは油圧シリ
ンダ18と同一ストロークで伸縮移動される。
【0016】一方、第3アーム17cを移動させるため
に、図8及び図11(A)に示すように、第2アーム1
7bにおける一側面の軸方向両端部にはそれぞれ回転車
としてのスプロケット19aが回転可能に取付けられ、
これに掛装された巻掛部材としての無端チェーン20a
が第3アーム17cの基部側と、第1アーム17aの先
端側にそれぞれブラケット21aを介して連結されてい
る。従って、第2アーム17bが伸縮移動されると、そ
れに連動して第3アーム17cが2倍のストロークで伸
縮移動される。
【0017】同様に、第4アーム17dを移動させるた
めに、図8及び図11(B)に示すように、第3アーム
17cにおける一側面の軸方向両端部にはそれぞれ回転
車としてのスプロケット19bが回転可能に取付けら
れ、これに掛装された巻掛部材としての無端チェーン2
0bが第4アーム17dの基部側と、第2アーム17b
の先端側にそれぞれブラケット21bを介して連結され
ている。従って、第3アーム17cが伸縮移動される
と、それに連動して第4アーム17dが2倍のストロー
クで伸縮移動される。
【0018】このように、第3及び第4アーム17c,
17dは、それぞれスプロケット19a,19bと無端
チェーン20a,20bとから構成される巻掛伝動機構
を介して隣接アームに連動して移動される。従って、本
実施例の4段伸縮構造の場合は、伸縮アーム17の全ス
トロークはシリンダストロークに可動アーム数を乗じた
値、つまり油圧シリンダ18のストロークの3倍とな
る。すなわち、本実施例ではアーム伸縮装置Bは、最縮
小時には固定アームである第1アーム17a長まで縮小
される構成であって、その全体のコンパクト化を達成し
た上でバキューム装置Dを荷役に必要な大きなストロー
クに増大して前後動することができる。
【0019】しかして、前記巻掛伝動機構は図8及び図
9に示すように、アーム相互間の隙間を利用して配置さ
れる。つまり、第3アーム17c用の無端チェーン20
aは第1アーム17aと第2アーム17bの隙間のう
ち、運転席から見て左側面の隙間に配置され、この配置
を実現するために、当該隙間が広めに設定されている。
そして第2アーム17bの左側外側面にはスプロケット
19aが回転自在に軸支され、これに掛装された無端チ
ェーン20aは、第1アーム17aの先端側左内側面に
固着されたブラケット21aに連結されるとともに、第
3アーム17cの基部側左外側面に固着されたブラケッ
ト21aに連結されている。
【0020】なお、第3アーム17cのブラケット21
aは第2アーム17bの左側板に形成されたスリット2
2aを貫いて第2アーム17bと第1アーム17aの隙
間に突出しており、このスリット22aはブラケット2
1aの移動を許容するために長手方向に水平に形成され
ている。
【0021】また、第4アーム17d用の無端チェーン
20bは第2アーム17bと第3アーム17cの隙間の
うち、運転席から見て右側面の隙間に配置され、この配
置を実現するために、当該隙間が広めに設定されてい
る。そして第3アーム17c用の場合と同様に、第3ア
ーム17cの右側外側面にはスプロケット19bが回転
自在に軸支され、これに掛装された無端チェーン20b
は、第2アーム17bの先端側右内側面に固着されたブ
ラケット21bに連結されるとともに、第4アーム17
dの基部側右外側面に固着されたブラケット21bに連
結されている。
【0022】なお、第4アーム17dのブラケット21
bは無端チェーン20bと連結するために、第3アーム
17cの右側板に形成されたスリット22bを貫いて第
3アーム17cと第2アーム17bの隙間に突出してお
り、このスリット22bはブラケット21bの移動を許
容するために長手方向に水平に形成されている。
【0023】さらにまた、各アームの円滑な摺動作用を
得るために、各アームの嵌合面の隙間、つまり左右の側
面、上面及び下面にはそれぞれ相互に係合するライナー
23がアーム伸縮方向に平行に取付けられており、これ
らのライナー23は、摩耗時の交換を考慮して図示省略
のビスによって着脱自在に締着されている。このよう
に、無端チェーン20a,20b及びスプロケット19
a,19bはアーム内に収容配置されることで外観見栄
えを損なわずまた落下物等から保護される。しかもアー
ム間の隙間を利用した配置構成を採用したことにより、
アーム伸縮装置Bの全体のコンパクト化が図られてい
る。
【0024】次に、バキューム装置Dを上下動させる巻
上装置Cを主に図12〜図14に基づいて説明する。本
実施例に係る巻上装置Cは、駆動装置として油圧シリン
ダを用い、バキューム装置Dを荷役に必要な大きなスト
ロークに増大して上下動できるようにした上で装置のコ
ンパクト化及び小型化を図ることを目的として以下の如
く構成されている。巻上装置Cは巻掛伝動機構を主要部
として構成されており、これを収容するために前後方向
に水平状に延在するボックス28を有している。このボ
ックス28は伸縮アーム17の上方に平行に配置され、
図1又は図7に示すように、最縮小時の伸縮アーム17
と略同長の長さを有する。
【0025】ボックス28はその前端下面に固着された
ブラケット28bを介して第4アーム17dの先端部上
面の取付台座29に固着されており、前端部には前方及
び下方を開放したチェーン出入口としての開口部28a
を備えている。なお、ボックス28は第4アーム17d
と一体に前後方向に移動されるため、第1〜第3アーム
17a,17b,17cの上板先端部にはアーム縮小時
のブラケット28bとの干渉回避用としての切欠30が
所要範囲にわたって設定されている。
【0026】しかして、前記ボックス28内の前寄りに
は図12〜図14に示すように、駆動装置としての油圧
シリンダ31がその軸方向を前後方向として配置される
とともにシリンダ本体がブラケットを介して固定されて
おり、ピストンロッド31aの先端にはピニオン32が
回転可能に取付けられている。このピニオン32には油
圧シリンダ31と平行な固定ラック33と可動ラック3
4が上下から挟み込む如く噛み合っている。
【0027】固定ラック33はボックス28内下面にブ
ラケット35を介して固着され、可動ラック34はボッ
クス28内上面にリニアガイド36を介して前後方向に
移動可能に取付けられた車ホルダーとしてのスプロケッ
トホルダー37に固定されている。なお、スプロケット
ホルダー37はボックス28の後ろ寄りに配置されてい
る。従って、油圧シリンダ31の伸縮作動時にはスプロ
ケットホルダー37は可動ラック34と共にシリンダス
トロークの2倍のストロークで移動される。
【0028】また、図13及び図14に示すように、ス
プロケットホルダー37には複数、本実施例では第1〜
第3の3個の可動車としての可動スプロケット38a,
38b,38cが回転自在に取付けられている。そし
て、バキューム装置D巻上用の巻掛部材として採用され
た巻上チェーン40は、その一端がボックス28側に連
結されていて、第1可動スプロケット38aからボック
ス28の前寄りに回転自在に取付けられた第1の固定ス
プロケット39aに巻き掛けられたのち、第2可動スプ
ロケット38b、第3可動スプロケット38cに順次巻
き掛けられて前方へ延在するとともに、ボックス28前
端部の開口部28a付近に回転自在に設けられた案内車
としての第2の固定スプロケット39bに巻き掛けられ
て開口部28aからボックス28下方へと引き出され、
その端部には荷物取上装置としてのバキューム装置Dが
連結されている。
【0029】すなわち、本実施例にあっては固定スプロ
ケット39a,39b、可動スプロケット38a,38
b,38c及びそれらに巻き掛られた巻上チェーン40
により巻掛伝動機構が構成されており、巻上チェーン4
0が4回蛇行して巻き掛けられている。従って、巻上チ
ェーン40によって吊られたバキューム装置Dは、スプ
ロケットホルダー37のストロークに巻上チェーン40
の巻掛数を乗じた値、つまりスプロケットホルダー37
のストロークを4倍したストローク、従ってシリンダス
トロークの8倍のストロークで上下動される。
【0030】このように本実施例の巻上装置Cによれ
ば、可動スプロケット38a,38b,38cの水平移
動を利用した巻掛伝動機構によりシリンダストロークを
増大してバキューム装置Dを巻上げる構成としてあるた
め、装置全体のコンパクト化を達成しつつ巻上チェーン
40の蛇行数を適宜に設定することで所要ストロークを
容易に得ることができる。また、巻上伝動機構はボック
ス28に収容されているため、見栄えが良好であるとと
もに、落下物等から保護される。
【0031】次に、荷物取上装置としてのバキューム装
置Dを主に図15に基づいて説明する。バキューム装置
Dは前記巻上チェーン40によって吊られる略方形の基
板43と、該基板43の下面に装着される荷取具として
の本実施例では2列に並ぶ6個の吸盤44とから構成さ
れる。各吸盤44は基板43に固定された中空の吊下ロ
ッド45により上下動可能に吊られるとともにスプリン
グ46により下向きに押圧付勢されている。
【0032】そして、各吊下ロッド45はホース47を
介して図示省略の真空発生器又は真空ポンプ等に接続さ
れており、空圧回路のバルブコントロールによって真空
発生及びその解除が制御されるようになっている。ま
た、各吊下ロッド45の先端にはエア通路開閉用のニー
ドルバルブ48が備えられ、該ニードルバルブ48はそ
の下端部が吸盤44の吸着面から突出されていて、吸盤
44の荷物上面への押圧に先行して荷物上面で押されて
通路を開放する。
【0033】ところで、巻上チェーン40にて吊られる
バキューム装置Dは、アーム伸縮による水平移動時や車
両の前後進時に前後方向に揺動するおそれがある。これ
を防止又は抑制するために、本実施例では巻上チェーン
振止機構を設けている。この巻上チェーン振止機構は図
16に示すように、チェーン構成要素個々の一方向に関
する屈曲規制と、巻上装置Cの案内車としての第2の固
定スプロケット39bに対する巻上チェーン40全体の
一方向に関する振れ規制とを行う。
【0034】チェーン構成要素個々の屈曲規制のため
に、図16、図17(及び図14)に示すように、巻上
チェーン40の構成要素である各ローラリンクプレート
40aには、それぞれ第2の固定スプロケット39bに
対する巻き付き側の反対側に突出するL形の突起40b
が形成され、この突起40bに矩形の振止プレート49
がボルト50によって固定されている。すなわち、振止
プレート49は巻上チェーン40のスプロケットに対す
る巻き付き側の反対側の面に連鎖状に設定されていて、
隣接し合う振止プレート49がその端面49aを相互に
当接することによって各ローラリンクプレート40aの
一方向、本実施例では前方への屈曲を規制する構成とな
っている。なお、振止プレート49はバキューム装置D
との連結部を起点にして巻上チェーン40の巻き付き方
向が転換する第1の可動スプロケット38aの近くまで
設定されている。
【0035】一方、チェーン全体の振れ規制のために、
図16に示すように、前記巻上装置Cにおけるボックス
28のチェーン出入用としての開口部28aの前面側を
覆う振止カバー51が取付けられている。この振止カバ
ー51は前面及び左右両側面以外の面を開放する縦向き
の略溝形カバーであって、その両側面上部が第2の固定
スプロケット39aの支軸52に取付けられ、該スプロ
ケット39bに掛けられて垂下する巻上チェーン40の
振止プレート49前面に対してその対向面である後面部
51aが摺接することにより第2の固定スプロケット3
9aを中心として前方に振れることを規制している。
【0036】なお、本実施例では後述するバキューム装
置Dの変向を許容するために、振止カバー51は支軸5
2に対して回動自在に取付けられており、常にはロック
ピン53によって振止位置に保持される。ロックピン5
3は図16及び図18に示すように、ボックス28の下
板前端部に立設された左右の筒体54間に上下動可能に
横架されており、常には該筒体54内に収容されたスプ
リング55にて下向きに押圧付勢されている。そして、
振止カバー51の側面下部に形成された略フック状の係
止溝56の凹部56aに係合することにより該振止カバ
ー51を初期位置である振止位置にロックしている。な
お、ロックピン53は筒体54に嵌合する両端部が二面
幅とされ、この二面幅部53aが筒体54のスリット5
4aにより案内されて安定姿勢で移動する。
【0037】このように構成された本実施例の巻上チェ
ーン振止機構は、巻上チェーン40の構成要素の一方向
への屈曲を規制し、かつ第2の固定スプロケット39a
回りの振れを防止することにより、バキューム装置Dの
前方への揺動を阻止する。なお、巻上チェーン40の後
方への振れは規制されないが、前方への振れが阻止され
ることから、仮に後方へ振れたとしてもその振れは単発
で終了する。つまり、振れの繰り返しが防止される。
【0038】また、一般にコンテナU内に段積みされる
荷物Wは、積付け効率を上げるべくコンテナUの天井に
接近して積まれる。従って、最上段の荷物Wの上面をバ
キューム装置Dの吸盤44により吸着することは事実上
不可能である。そのため、本実施例ではバキューム装置
Dを上昇端まで巻き上げたとき、吸盤44の吸着面が前
向きとなるように変向する構成を採用している。以下、
この吸盤44の向きを変向する荷取具変向機構を図1
5、図16及び図18に基づいて説明する。
【0039】荷取具変向機構は前記巻上装置Cの第2の
固定スプロケット39bの支軸52上に該スプロケット
39bを挟む如く回転可能に取付けられた反転誘導部材
としての左右2個のガイドローラ57と、これに対応し
てバキューム装置D側に設けられた反転部材としての左
右2枚の反転プレート58とから構成されている。反転
プレート58はバキューム装置Dの基板43上面におけ
る巻上チェーン40との連結部の後側に立設されてお
り、そしてガイドローラ57外周面に当接可能に対向す
る上端面にはV溝58aが設定されている。すなわち、
ガイドローラ57と反転プレート58は、バキューム装
置Dが上昇端に上動したときに、第2の固定スプロケッ
ト39bの軸中心の下方でかつ巻上チェーン40のバキ
ューム装置Dとの連結部の後方において当接可能に設定
されている。
【0040】反転プレート58はバキューム装置Dが上
昇端まで巻き上げられたとき、その上端のV溝58aが
ガイドローラ57の外周面に当接する。この当接により
バキューム装置Dには巻上チェーン40の引張力による
回転モーメントがガイドローラ57の軸中心、つまり第
2の固定スプロケット39bの軸中心回りに作用するこ
とになる。そのため、バキューム装置Dは図15及び図
16に仮想線で示すように、ガイドローラ57の軸中心
回りに前方へ跳ね上げられる如く反転するとともに、ボ
ックス28の前端に設けたストッパ(図示省略)にて反
転動作を規制されて水平姿勢となる。
【0041】このとき、バキューム装置Dの揺動防止用
の振止カバー51はロックピン53によるロックを解除
されて巻上チェーン40に押されて前方へ追従するよう
に設定されている。すなわち、反転プレート58の下部
後面にはロック解除用の突起59が後方に突設されてお
り、この突起59がロックピン53を図示仮想線の如く
振止カバー51の係止溝56の凹部56aからスプリン
グ55に抗して持ち上げるため、振止カバー51のロッ
クが解除され、反転プレート58と共にガイドローラ5
7の軸中心回りに回動されて水平姿勢に変換される。
【0042】このように、バキューム装置Dは上昇端で
は吸盤44の吸着面を前向きとする水平姿勢に自動的に
変向され、このときは吸盤44にて荷物Wの後面を吸着
することができる。従って、巻上装置Dのボックス28
と同レベルの高さにある荷物、つまりコンテナUの天井
に接近して積まれた最上段の荷物Wを取り出すことが可
能となる。
【0043】また、本実施例に係る荷物積み替え用の荷
役装置は、その不使用時にはフォーク2によるフォーク
作業を可能とするために、作業の邪魔にならない車体側
方位置に格納する構成を採用している。すなわち、図8
及び図10に示すように、前記アーム伸縮装置Bの伸縮
アーム17の基部、つまり第1アーム17aの基部上面
にはスイングピン24が台座24aを介して直立され、
このスイングピン24が横移動装置Aのシフター8前面
に突設されたボス部8aに対してブッシュ25を介して
回動可能に嵌合され、かつロックナット26にて固止さ
れている。
【0044】かくして、伸縮アーム17はスイングピン
24を介して旋回可能に支持されており、常にはボス部
8aに突設されたロックプレート8bを通してスイング
ピン24の台座24aに形成されたロック孔24bに差
し込まれたロックピン27により回動が阻止されてい
る。従って、横移動装置Aのシフター8を一方向に寄せ
た状態で、ロックピン27を抜き上げてから約90度旋
回したときは、図19に仮想線Xで示す如く伸縮アーム
17を横移動装置Aの前面に重なるように折り畳むこと
ができる。なお、スイングピン27の台座24aには9
0度ずれた位置に格納位置用として他の1つのロック孔
24cが設定されている。
【0045】また、図4に示すように、横移動装置Aの
ベースプレート3をアウタマスト1に固定された左右の
ブラケット4に取付ける左右のピン5,6は、その一方
(本実施例では右側)のピン5が図5に示すように、ベ
ースプレート3のボス部3aを旋回可能に支持するスイ
ングピンとされ、他方のピン6が図6に示すように、旋
回阻止用のロックピンとなっている。そして、ロックピ
ン6は常にはブラケット4及びベースプレート3のボス
部3aに差し込まれて該ベースプレート3を初期位置に
保持している。
【0046】従って、格納時にはロックピン6を抜き取
ってから横移動装置Aのベースプレート3をスイングピ
ン5回りに270度旋回すれば、図19に仮想線Yで示
すように、荷役装置全体を車体前面から車体側面へと変
位させることができる。すなわち、荷役装置は不使用時
にはその長手方向を前後方向にしてフォークリフトの車
体側面に沿って格納され、その格納姿勢は荷役装置の適
宜位置に設けたフック等の掛け金具(図示省略)を車体
側、例えばヘッドガード又はそのピラーに設けた係止部
に掛止することで保持できる。
【0047】本実施例に係る荷役装置は上述のように構
成したものであり、図1及び図2に示すように、コンテ
ナUに段積みされた荷物W、主として段ボール箱をパレ
ットP上に積み替える作業に用いられる。荷役装置を構
成する横移動装置A、アーム伸縮装置B、巻上装置C、
バキューム装置D等の各装置はフォークリフトの運転席
上において遠隔操作され、その動作態様が図1及び図2
にそれぞれ仮想線で示されている。
【0048】すなわち、横移動装置Aのシフター用の油
圧シリンダ10を伸縮作動させてシフター8をベースプ
レート3のガイドレール7に沿って横移動させる動作
と、アーム伸縮装置Bのアーム伸縮用の油圧シリンダ1
8を伸縮作動させて伸縮アーム17を伸縮させる動作
と、巻上装置Cの荷物取上装置巻上用の油圧シリンダ3
1を伸縮作動させて巻上チェーン40を上下動させる動
作とを個別的に又は複合的に行わせることにより、バキ
ューム装置Dを車幅方向、前後方向及び上下方向の三方
向へ任意に移動させ、またバキューム装置Dの吸盤44
による荷物Wの吸着作用及びその解除を操作することに
より、コンテナCに段積みされた荷物Wの上面を吸着し
て順次取り出しこれをパレットP上に積み替えることが
できる。
【0049】上記荷物Wの積み替え作業時において、本
実施例の荷役装置によれば、伸縮アーム17は前述した
ように油圧シリンダ18の3倍のストロークで伸縮移動
できること、また巻上チェーン40は油圧シリンダ31
の8倍のストロークで上下動できることから、遠い位置
の荷物Wや高い位置の荷物Wを容易に取り上げてこれを
パレットP上に積み替えることが可能となる。
【0050】また、最上段の荷物WがコンテナUの天井
面一杯まで積まれているような場合にあっては、巻上装
置Cの油圧シリンダ31をストローク一杯まで縮小すれ
ば、前述したように、バキューム装置Dにおける反転プ
レート58が振止カバー51のロックを解除する一方、
そのV溝58aがガイドローラ57に当接後、第2の固
定スプロケット39bの軸中心回りに前方へ反転し、吸
盤44の吸着面が前方を向く水平姿勢に変向される。
【0051】従って、このときは伸縮アーム17を適宜
に伸縮作動させることにより、吸盤44にて荷物Wの後
面を吸着後、これを手前に引き出して取り出すことがで
きる。すなわち、巻上装置Cのボックス28と同レベル
の高さにある荷物W、つまりコンテナUの天井に接近し
て積まれた最上段の荷物Wを取り出すことが可能とな
る。なお、荷物Wの取出し後は巻上チェーン40を緩め
ると、バキューム装置Dは自重によりガイドローラ57
の軸中心回りに反転プレート58と共に下方へ回動され
て垂直姿勢に復帰後、垂直姿勢のまま下動され、荷物W
をパレットP上に降ろすことができる。
【0052】ところで、アウタマスト1の上端を越える
ような高積みの荷物Wについては、マストの後傾動作を
利用してバキューム装置Dを標準高さ以上に上昇してこ
れを取り扱うことができる。つまり、図1に仮想線で示
す如く、マストを後傾したとき、これに取付けられてい
る荷役装置の前端部は上方へ変位することになり、この
とき伸縮アーム17を最大に伸長させておけば、吸盤4
4はマスト直立時の高さを標準高さとしてこれから相当
量高い位置へ変位される。従って、天井高さの異なるコ
ンテナUに対しても対応することができる。
【0053】また、本実施例の荷役装置にあっては、巻
上チェーン40の振止機構を採用してあるため、バキュ
ーム装置Dの揺動が防止され、荷役作業時にあってはバ
キューム装置Dの位置決めが容易となって荷物Wの積み
替え作業を手際よく行うことができ、また車両の移動時
にはバキューム装置Dの振れに原因する周辺部材との干
渉が未然に防止される。なお、本実施例の荷役装置はコ
ンテナUの荷物WをパレットPに積み替える作業に限ら
ず、その逆の作業、つまりパレットPに積載した荷物W
をコンテナUに積み込む作業に適用し得ることは勿論で
ある。このように、本実施例によれば、コンテナUに対
する積荷の取り降ろしや積み込み作業を能率的にかつ安
全に行い得ることの可能なフォークリフトの荷役装置を
提供できる。
【0054】そして、荷役装置はその不使用時には、前
述したように、まずシフター8を右側に寄せた状態にお
いて、ロック孔24bからロックピン27を抜き上げて
伸縮アーム17のロックを解除後、該伸縮アーム17を
スイングピン24を旋回中心としてシフター8のボス部
8a回りに約90度旋回させてベースプレート3の前面
に重ねて畳む。そして、ロックピン27を格納位置用の
ロック孔24cに差し込むことにより、伸縮アーム17
を格納位置にロックする。
【0055】つづいて、ロックピン6を抜き取ってベー
スプレート3のロックを解除後、該ベースプレート3を
スイングピン5回りに約270度旋回させることにより
車体の右側方に変位させて車体側面に平行する折り畳み
状態で格納することができる。このように荷役装置をマ
スト前面から退避して格納することにより、フォーク2
を用いての標準的なフォーク作業が可能となる。つま
り、荷役装置はアウタマスト1に装着してあることか
ら、フォーク2の昇降には関与しない。マストのティル
ト動作に対しては一体に変位するだけであって、フォー
ク作業を阻害するに至らない。なお、荷役装置の使用位
置への復帰は上記と逆の手順で行うことができる。
【0056】このように、本実施例によれば、荷役装置
を用いてのパレットPに対する荷物Wの積み替え作業の
ほか、フォーク2を用いての標準的なフォーク作業が可
能となるため、フォークリフトの汎用性を高めることが
できる。また荷役装置が車体側面に格納された状態で
は、車体側の重量比が増加するため、フォーク作業時の
ロストロードが低減されて許容荷重を高め得る効果もあ
る。
【0057】次に、図20〜図23に基づいて本発明の
他の実施例を説明する。他の実施例は荷役装置を使用位
置から格納位置へ又は格納位置から使用位置へ旋回させ
る場合の動力化に関する。すなわち、図20及び図21
は荷役装置全体の270度旋回用、つまりベースプレー
ト3旋回用に関するものであり、この実施例では駆動装
置として油圧モータ又は電動モータ65が用いられてい
る。図示のように、駆動装置としてのモータ65はベー
スプレート3にブラケット66を介して固定されてお
り、そしてこのモータ65にて図示省略の減速装置を介
して駆動される駆動スプロケット67と、ベースプレー
ト3のボス部3aを旋回可能に支持するスイングピン5
に固定された固定スプロケット68とにチェーン69を
掛装した構成としてある。なお、スイングピン5はアウ
タマスト1に固定のブラケット4に固定されている。
【0058】従って、この実施例によるときは、モータ
65を正転又は逆転して駆動スプロケット67を回転さ
せると、固定スプロケット68に掛装されたチェーン6
9に作用する引張力の反力でベースプレート3がスイン
グピン5を回動中心として右回り又は左回りに回転され
ることになる。つまり、ベースプレート3を使用位置か
ら格納位置へ又は格納位置から使用位置へと旋回するこ
とができる。
【0059】図22及び図23は伸縮アーム17の90
度旋回用に関するものであり、この実施例では駆動装置
として油圧シリンダ70を用い、ラック・ピニオン機構
により伸縮アーム17を旋回する構成としている。具体
的には、油圧シリンダ70をシフター8にブラケット7
1を介して水平状に取付ける一方、そのピストンロッド
70aの先端に連結したラック72を、伸縮アーム17
のスイングピン24に設けたピニオン73に噛み合わせ
ている。なお、スイングピン24はシフター8のボス部
8aに回動自在に支持されている。従って、この実施例
によるときは油圧シリンダ70を伸縮作動させてラック
72を水平移動すれば、ピニオン70と共にスイングピ
ン24が右回り又は左回りに回動されて伸縮アーム17
が格納位置又は使用位置へ旋回される。
【0060】このように、他の実施例によれば、荷役装
置の旋回作動を動力化したことにより、運転席から一々
降車することなく荷役装置を格納又は使用位置へ復帰す
ることができ、作業員を煩わしい作業から解放できる。
なお、ベースプレート3の旋回動作の動力化に関して、
図示のチェーン伝動機構はウォームギヤ装置に変更して
も実施できるし、油圧シリンダを用いたラック・ピニオ
ンによる旋回方式に変更することもできる。一方、伸縮
アーム17の旋回動作の動力化に関しては、同様に、油
圧モータや電動モータを駆動装置として、ウォームギヤ
装置や巻掛伝動機構を利用することが可能である。
【0061】なお、動力伝達手段としてウォームギヤ装
置を利用する場合及び駆動装置として油圧シリンダを用
いるときは、これをロック機構としても利用できること
から、別途ロック機構を設定する手間が省ける利点があ
る。
【0062】なお、本発明は図示の実施例に限定される
ものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の変
更が可能であり、例示すれば下記のとおりである。 (1)横移動装置Aにおけるベース部材としてのベース
プレート3をロッドに変更した上で、これにシフター8
がリニアガイドを介して摺動する構成に変更してもよ
い。 (2)アーム伸縮装置Bにおける伸縮アーム17の伸縮
に用いられる巻掛部材としての無端チェーン20a,2
0b及び回転車としてのスプロケット19a,19b
は、それぞれロープやベルト及びプーリーに変更しても
よい。 (3)巻上装置Cにおける巻掛伝動機構を構成する巻掛
部材、可動車、固定車としての巻上チェーン40及び各
スプロケット38a,38b,38c,39a,39b
は、チェーン形式からロープ形式やベルト形式に変更し
てもよい。 (4)荷役装置の格納位置への変位及び使用位置への復
帰を油圧モータや電動モータを用いて動力化することが
可能である。 (5)積荷のパレットPへの積み替え作業は、コンテナ
Uに限らず工場や倉庫等にも適用できることは勿論のこ
と、荷取具としては、必ずしも吸盤44による吸着方式
に限るものではなく、取り扱う荷種に対応して適宜に設
定可能であり、フックやクランプ又は電磁石等を利用で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るフォークリフトの荷役装
置を示す全体側面図である。
【図2】同じく全体平面図である。
【図3】横移動装置を示す正面図である。
【図4】横移動装置を示す平面図である。
【図5】図4のG−G線断面図である。
【図6】図4のH−H線断面図である。
【図7】アーム伸縮装置を示す側面図である。
【図8】アーム伸縮装置の一部切断平断面図である。
【図9】アーム伸縮装置の縦断面図である。
【図10】図8のI−I線断面図である。
【図11】伸縮アームの伸縮作動を示す模式図であり、
(A)は第2及び第3アームの作動を示し、(B)は第
3及び第4アームの作動を示す。
【図12】巻上装置の駆動部を示す側断面図である。
【図13】巻上装置の巻掛伝動機構を示す側断面図であ
る。
【図14】巻上装置の縦断面図である。
【図15】バキューム装置及びその変向機構を示す側面
図である。
【図16】巻上チェーンの振止機構を示す側面図であ
る。
【図17】図16のF部詳細図である。
【図18】図16のJ−J線断面図である。
【図19】荷役装置の格納構成を示す平面図である。
【図20】ベースプレートの旋回機構に関する他の実施
例を示す側面図である。
【図21】同じく平面図である。
【図22】伸縮アームの旋回機構に関する他の実施例を
示す正面図である。
【図23】同じく平面図である。
【符号の説明】
A…横移動装置 B…アーム伸縮装置 C…巻上装置 D…バキューム装置 1…アウタマスト 2…フォーク 3…ベースプレート 5…スイングピン 6…ロックピン 17…伸縮アーム 24…スイングピン 27…ロックピン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−172298(JP,A) 特開 昭62−141000(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B66F 9/18

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右のアウタマスト前面に横長のベース
    部材を配置し、このベース部材の一側を一方のアウタマ
    ストにスイングピンを介して水平回動可能に装着する一
    方、前記ベース部材の前面に横移動可能に取付けられた
    シフターには、前方へ略水平に延在されるとともに先端
    に上下動可能な荷物取上装置を備えたアームの基部をス
    イングピンを介して水平回動可能に装着したフォークリ
    フトの荷役装置。
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