JP3315203B2 - 水制工並びに根固工 - Google Patents

水制工並びに根固工

Info

Publication number
JP3315203B2
JP3315203B2 JP16190093A JP16190093A JP3315203B2 JP 3315203 B2 JP3315203 B2 JP 3315203B2 JP 16190093 A JP16190093 A JP 16190093A JP 16190093 A JP16190093 A JP 16190093A JP 3315203 B2 JP3315203 B2 JP 3315203B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blocks
block
river
stacked
dike
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP16190093A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0718639A (ja
Inventor
良平 吉野
Original Assignee
株式会社エヌピーエフ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社エヌピーエフ filed Critical 株式会社エヌピーエフ
Priority to JP16190093A priority Critical patent/JP3315203B2/ja
Publication of JPH0718639A publication Critical patent/JPH0718639A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3315203B2 publication Critical patent/JP3315203B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Revetment (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は河岸の洗掘防止や河川の
流速の低減、また、河岸に砂洲を形成する為に設けられ
る水制工並びに護岸の為に設けられる根固工に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来か
ら、河岸21の洗掘防止や河川22の流速の低減、また、河
岸21に砂洲24を形成する為図1に図示したような水制工
23を河岸21に突出状態で設けたり、また、護岸の為に根
固工25を河岸21に沿って設けたりしている。
【0003】この水制工23,根固工25の形状及び大きさ
は、その河川の流れ、流速等種々の条件を考慮して決定
されるもので、これまでは木杭や木枠により形成した
り、また、石材やコンクリートブロックを単に積み上げ
て形成したりしている。
【0004】しかし、これまでの水制工23,根固工25は
美感の点で好ましくないことは勿論、木材・石材などの
天然の資材不足、天然の資材採取の自然破壊などという
問題点を有している。
【0005】本発明は美感良好にして非常に堅固であ
り、その他上記問題点を全て解決した水制工並びに根固
工を提供することを技術的課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】添付図面を参照して本発
明の要旨を説明する。
【0007】河岸2の所望位置に、河川1の中央に向か
って流れとほぼ直角に形成される水制工9であって、角
錐台形状にして自然石形状を呈するように表面に凹凸を
形成したブロックAを複数設け、これらのブロックA
は、河底3に先細り部4を下方にして外縁がアーチ状と
なるように且つ隣接するブロックAとテーパー側面同志
が当接するように積み上げられ、更に、これらのブロッ
クAは、河岸2から河川1の中央に向かって流れとほぼ
直角となるように並設且つ積み上げられていることを特
徴とする水制工に係るものである。
【0008】また、河岸2に沿って形成される根固工で
あって、角錐台形状にして自然石形状を呈するように
面に凹凸を形成したブロックAを複数設け、これらの
ロックAは、河底3に先細り部4を下方にして外縁がア
ーチ状となるように且つ隣接するブロックAとテーパー
側面同志が当接するように積み上げられ、更に、これら
のブロックAは、河岸2に沿って並設且つ積み上げられ
ていることを特徴とする根固工に係るものである。
【0009】
【作用】本発明に係る水制工並びに根固工は、各ブロッ
クAが自然石形状の表面デザイ ンを呈し且つ外縁がアー
チ状となるように積み上げられているから、非常に美感
が秀れることとなり、しかも、各ブロックA同志は、先
細り部4を下方にして外縁がアーチ状となるように且つ
隣接するブロックAとテーパー側面同志が当接するよう
に積み上げられているからくさび作用が生じて非常に堅
固であり、また、表面に凹凸が形成されているから、他
のブロックAと並設した際に大きな摩擦力が生じ、この
点においても非常に堅固であり、そして更に、各ブロッ
クAの表面凹凸とも相まって各ブロックA同志の間には
適度な空隙が形成され、よって、水や空気の流通を阻害
することなく、それだけ生態系に対して良好となる。
【0010】
【実施例】図面は本発明の水制工9に係る一実施例を図
示したもので以下に説明する。
【0011】本実施例は図2〜5の4種類のコンクリー
トブロックを使用する場合である。
【0012】図2は頂面5が正方形状の四角錐台形状ブ
ロックa1、図3は頂面5が長方形状の四角錐台形状ブ
ロックa2であって、図6,7に図示したように水制工
9の基部9'を構築する為のものである。
【0013】また、図4は頂面5が三角形状の三角錐台
形状ブロックb1、図5は頂面5が台形状の四角錐台形
状ブロックb2であって、図6,7に図示したように水
制工9の先端部9"を構築する為のものである。このブ
ロックb1,b2はブロックa1,a2に比し、大きな水流
力を受ける為ブロックa1,a2より大きく設計される。
【0014】これらのブロックは外観が自然石形状を呈
するように表面に凹凸が形成されている。また、ブロッ
クを並設且つ積み上げた場合、この凹凸によりブロック
同志の摩擦力が大きくなる為、水流力に対する抵抗力が
より大きな水制工9となる。符号6は、ブロックa1同志
を連結する為、ブロックa1に埋設される係止金具、7
は該係止金具6同志を連結するチェーンである。従っ
て、この係止金具6,チェーン7によりブロックa1
志の間隔は一定に保たれ、ブロックa1は確実に固定さ
れる。
【0015】また、符号8は割栗石、符号10は水位線で
ある。
【0016】上記の各ブロックを河底3に並設且つ積み
上げると、美感が良好にして非常に堅固な水制工9が簡
易に形成し得ることになる。本実施例は各ブロックをコ
ンクリートにより固めて並設且つ積み上げるのではな
く、コンクリートを使用しないでブロック形状によるく
さび作用により並設且つ積み上げるものである為、各ブ
ロックの表面凹凸とも相まって各ブロック同志の間には
適度な空隙が形成され、よって、水や空気の流通を阻害
することはなく、従って、それだけ生態系に対して良好
な水制工9を形成し得ることになる。
【0017】尚、水制工9の施工長さや、各ブロックの
大きさはその河川の条件により適宜設定する。
【0018】各ブロックの並設且つ積み上げを、図6,
7,8をもとにして具体的に説明すると、水制工9の基
部9'は、ブロックa1,ブロックa2を千鳥状に並設且
つ積み上げる。図8に付した〜の順に積み上げる。
【0019】先端部9"は、ブロックb2を半円状に並設
し、このブロックb2の上にブロックb1を同様に積み上
げて形成する。
【0020】このようにして形成した水制工9は縦断面
がアーチ状にして美感に秀れ、また、基部9'において
はブロックは千鳥状に配設され且つ各ブロックがくさび
状の為、図8に図示した,,のブロックの自重に
より各ブロックは強固に噛み合い、また、先端部9"に
おいても各ブロックのくさび作用が発揮され、よって、
形成される水制工9は全体として水流に対し非常に強い
堅固な水制工9となる。
【0021】尚、根固工についても上記と同様である。
【0022】
【発明の効果】本発明は、上述のように構成したから美
感に秀れ、非常に堅固な水制工並びに根固工となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の水制工並びに根固工の説明図である。
【図2】本実施例のブロックの斜視図である。
【図3】本実施例のブロックの斜視図である。
【図4】本実施例のブロックの斜視図である。
【図5】本実施例のブロックの斜視図である。
【図6】本実施例の各ブロックを積み上げた状態の平面
図である。
【図7】同上の側面図である。
【図8】図6におけるA−A指示線断面図である。
【符号の説明】
A ブロック 1 河川 2 河岸 3 基礎 4 先細り部 9 水制工
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E02B 3/02 E02B 3/14 301

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 河岸の所望位置に、河川の中央に向かっ
    て流れとほぼ直角に形成される水制工であって、角錐台
    形状にして自然石形状を呈するように表面に凹凸を形成
    したブロックを複数設け、これらのブロックは、河底に
    先細り部を下方にして外縁がアーチ状となるように且つ
    隣接するブロックとテーパー側面同志が当接するように
    積み上げられ、更に、これらのブロックは、河岸から河
    川の中央に向かって流れとほぼ直角となるように並設且
    つ積み上げられていることを特徴とする水制工。
  2. 【請求項2】 河岸に沿って形成される根固工であっ
    て、角錐台形状にして自然石形状を呈するように表面に
    凹凸を形成したブロックを複数設け、これらのブロック
    は、河底に先細り部を下方にして外縁がアーチ状となる
    ように且つ隣接するブロックとテーパー側面同志が当接
    するように積み上げられ、更に、これらのブロックは、
    河岸に沿って並設且つ積み上げられていることを特徴と
    する根固工。
JP16190093A 1993-06-30 1993-06-30 水制工並びに根固工 Expired - Fee Related JP3315203B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16190093A JP3315203B2 (ja) 1993-06-30 1993-06-30 水制工並びに根固工

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16190093A JP3315203B2 (ja) 1993-06-30 1993-06-30 水制工並びに根固工

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0718639A JPH0718639A (ja) 1995-01-20
JP3315203B2 true JP3315203B2 (ja) 2002-08-19

Family

ID=15744154

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16190093A Expired - Fee Related JP3315203B2 (ja) 1993-06-30 1993-06-30 水制工並びに根固工

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3315203B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101755649B1 (ko) 2016-12-12 2017-07-11 재단법인 거창화강석연구센터 자연석 전석을 이용한 세굴방지블록의 제작방법과 설치방법

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101755649B1 (ko) 2016-12-12 2017-07-11 재단법인 거창화강석연구센터 자연석 전석을 이용한 세굴방지블록의 제작방법과 설치방법

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0718639A (ja) 1995-01-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5190403A (en) Erosion protection device
US5791827A (en) Concrete retaining wall built from stacked concrete blocks of different configurations
US5174681A (en) Permeable breakwater
RU2090702C1 (ru) Растягивающаяся георешетка
US3875750A (en) Modular erosion control device
US4998844A (en) Wave actuated coastal erosion reversal system for shorelines
JP3315203B2 (ja) 水制工並びに根固工
US3355894A (en) Structure for use in river and sea
JPH06180008A (ja) 冠水ダム工法
JP2000096586A (ja) 開口部隠ぺい用中空ブロック体及びそのブロック体の組積方法
JP3364432B2 (ja) 石材擁壁
CN218667401U (zh) 筑堤构件及堤坝结构
CN211816340U (zh) 一种河道护坡围堰结构
JPS6088708A (ja) 護岸工法
KR102500560B1 (ko) 해안침식 및 월파 방지가 가능한 친수 호안 블록 시스템, 친수 호안 블록 거푸집 및 친수 호안 블록
KR200370059Y1 (ko) 호안 보호용 구조체
JP2500358B2 (ja) 護岸ブロック及び護岸構造物
KR200370047Y1 (ko) 하천 제방의 전도 방지용 조립식 옹벽 구조
JP3112741B2 (ja) 防波堤
JPH04336105A (ja) 防波堤または護岸のかさ上げ方法
JPH061618Y2 (ja) 築堤護岸用多目的ブロック
JP3884270B2 (ja) スリット型砂防堰堤
JPH07158032A (ja) 多自然型魚巣付き低水位用護岸
JPH0455066Y2 (ja)
JPS60168806A (ja) U字形ブロツク及びこれを用いた階段式護岸堤

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090607

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090607

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100607

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110607

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees