JP3314907B2 - 完成中子の製造方法およびその部分中子 - Google Patents

完成中子の製造方法およびその部分中子

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雅由 笠崎
久 原田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の部分中子を組み
合わせて一つの完成中子を製造するのに好適な製造方法
およびその部分中子の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、エンジン用中子のように複雑な
外形を有する中子の造型は、一般に、この中子すなわち
完成中子を複数の部分中子に分割してそれぞれ造型し、
その後造型した部分中子を組合わせて一つの所定の完成
中子にするようにしてなされている。そして、これら複
数の部分中子を基にして完成中子を製造する方法として
は、従来、特公平3ー46214号公報および特開平5
ー123824号公報で開示されるものがある。前者は
部分中子にチャンネルまたは開口を形成して部分中子同
士を当接して組み合わせた時に前記チャンネル部分等が
並ぶようにするとともにそのチャンネル部分等に鋳物砂
を充填した後硬化させ、もってチャンネル部分等には共
通の部分中子を後発的に造型するようにしたものであ
り、また、後者は未完の部分中子を造型し、続いて未完
部分中子を組み合わせた後、この未完部分中子に中子型
を用いて中子キャビィティを画成し、この中子キャビィ
ティに鋳物砂を充填して硬化させ、もって未完部分中子
を完成させながら同時に完成中子にするようにしたもの
である。
【0003】
【発明が解決しょうとする課題】しかし、このような従
来の完成中子の製造方法では次のような問題があった。
すなわち、前者では、本来中空状にすべき部分に鋳物砂
を充填することになるため、鋳物砂が無駄になるととも
に、完成中子が重くなる。また、後者では未完部分中子
を完成するための中子型が必要である上に、中子型に鋳
物砂を吹き込む時に未完中子と中子型の間から鋳物砂が
吹き出したり、未完中子に継ぎ足した部分と未完中子と
の継ぎ目部分に段差が生じやすく、しかも、本方法を実
施するためには大型で高価な造型装置が必要である。
【0004】そのため、本出願人は先に、特開平7ー3
14089号公報で開示されるように、所定の外形を有
する前記部分中子における他の部分中子と当接する合わ
せ面に、それだけでは鋳物砂を完全に留め置くことがで
きない未完凹みを形成し、前記部分中子を前記未完凹み
をそれぞれ対向させて当接して二つの部分中子の当接部
に鋳物砂を留め置くことが可能な完成凹みを画成し、こ
の完成凹みに鋳物砂を充填した後、この充填した鋳物砂
を硬化させるようにした完成中子の製造方法を提案して
いる。しかし、この完全中子の製造方法では、前記完成
凹み内の鋳物砂と部分中子との接合強度が弱いために、
部分中子同士が相互に分離することがある新たな問題が
生じている。本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
ので、複数の部分中子が画成する完成凹み内の鋳物砂と
部分中子とを強固に接合しておくことが可能な完成中子
の製造方法およびその部分中子を提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明における完成中子の製造方法は、複数の部分
中子を組み合わせて一つの完成中子を製造する方法であ
って、所定の外形を有する前記部分中子における他の部
分中子と当接する合わせ面に、それだけでは鋳物砂を完
全に留め置くことができない未完凹みを前記合わせ面に
沿って複数個形成し、前記部分中子を前記複数個の未完
凹みをそれぞれ対向させて当接して二つの部分中子の当
接部に鋳物砂を留め置くことが可能な複数個の完成凹み
を前記合わせ面に沿って画成し、これら複数個の完成凹
み内に鋳物砂を充填した後、この充填した鋳物砂を硬化
させ、この鋳物砂が硬化した個所においては、前記部分
中子同士を相互に分離する方向へ力が作用した際、前記
完成凹み内の鋳物砂に引張り力が作用する面と剪断力が
作用する面との比が、引張り面:剪断面=1:1〜3:
1になるようにしたことを特徴とする完成中子の製造方
法。
【0006】なお、前記完成凹み内に充填する鋳物砂
は、特に限定されるものではなく、しかも部分中子の鋳
物砂と、同一であっても相違していてもよい。また、前
記完成凹みの寸法は、部分中子同士を相互に分離する方
向へ力が作用した際、完成凹み内の鋳物砂に引張り力が
作用する面と剪断力が作用する面との比が、引張り面:
剪断面=1:1〜3:1が妥当であり、好ましくは1.
5:1〜2:1が結合強度としてバランスが取れる。
【0007】
【実施例】本発明の一実施例について図1〜図3に基づ
き詳細に説明する。図2に示すように、完成中子1は、
所定の外形を有する複数の部分中子、すなわち、複数個
のクランクケース中子2と、これら複数個のクランクケ
ース中子2群の両端に配置された2個のエンド中子3と
で構成してある。そして、図1に示すように、前記クラ
ンクケース中子2とエンド中子3とが当接する合わせ面
に、それだけでは鋳物砂を完全に留め置くことができな
いが、クランクケース中子2とエンド中子3を相互に当
接させた時に鋳物砂を留め置くことが可能な複数個の完
成凹みをそれらの合わせ面位置に画成可能な複数個の未
完凹み4、5がそれぞれ形成してある。
【0008】このように構成したものは、図3に一部示
すように、複数個のクランクケース中子2と、2個のエ
ンド中子3を相互に当接させて、クランクケース中子2
の未完凹み4と、エンド中子3の未完凹み5をもって複
数個の完成凹み6をクランクケース中子2とエンド中子
3との合わせ面に、或いはクランクケース中子2同士の
合わせ面にそれぞれ形成する。次いで、これら複数個の
完成凹み6にそれぞれ鋳物砂を充填し、その後充填した
鋳物砂を慣用の硬化手段で硬化させる。これにより、図
2に示す所望の完成中子1を製造することができる。そ
して、完成凹み6におけるクランクケース中子2とエン
ド中子3との合わせ方向に広がる面の面積の和が大きく
なっている。
【0009】したがって、例えば、クランクケース中子
2とエンド中子3とに、これらの合わせ方向へこれらを
引き離すように力が作用した場合、完成凹み6における
クランクケース中子2とエンド中子3の合わせ方向に広
がる面の面積の和が大きくなっているため、完成凹み6
内の鋳物砂と、クランクケース中子2或いはエンド中子
3との接合力が大きい。なぜなら、これらの合わせ方向
へこれらを引き離すように力が作用した場合、完成凹み
6におけるクランクケース中子2とエンド中子3の合わ
せ方向の面には剪断力が生じるが、クランクケース中子
2とエンド中子3の合わせ方向に広がる面積が大きくな
れば、中子の許容できる剪断力が、大きくなるからであ
る。
【0010】
【発明の効果】所定の外形を有する前記部分中子におけ
る他の部分中子と当接する合わせ面に、それだけでは鋳
物砂を完全に留め置くことができない未完凹みを前記合
わせ面に沿って複数個形成し、前記部分中子を前記複数
個の未完凹みをそれぞれ対向させて当接して二つの部分
中子の当接部に鋳物砂を留め置くことが可能な複数個の
完成凹みを前記合わせ面に沿って画成し、これら複数個
の完成凹みに鋳物砂を充填した後、この充填した鋳物砂
硬化させ、この鋳物砂が硬化した個所においては、前
記部分中子同士を相互に分離する方向へ力が作用した
際、前記完成凹み内の鋳物砂に引張り力が作用する面と
剪断力が作用する面との比が、引張り面:剪断面=1:
1〜3:1になるようにしたから、剪断力が生じるとこ
ろの、完成凹みにおける部分中子の合わせ方向に広がる
面の面積の和が、従来の完成中子の製造方法による完成
凹みのそれよりも大きくなって許容剪断力が大きくなる
ため、複数の部分中子を強固に接合しておくことが可能
であるなどの優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示し、複数の部分中子の斜
視図である。
【図2】本発明の一実施例を示し、複数の部分中子を組
み立てて完成した一つの完成中子の斜視図である。
【図3】本発明の一実施例について説明するための主要
部の拡大詳細斜視図である。
【符号の説明】
1 完成中子 2 クランクケース中子 3 エンド中子 4、5 未完凹み
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B22C 9/10 B22C 9/24

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の部分中子を組み合わせて一つの完
    成中子を製造する方法であって、 所定の外形を有する前記部分中子における他の部分中子
    と当接する合わせ面に、それだけでは鋳物砂を完全に留
    め置くことができない未完凹みを前記合わせ面に沿って
    複数個形成し、前記部分中子を前記複数個の未完凹みを
    それぞれ対向させて当接して二つの部分中子の当接部に
    鋳物砂を留め置くことが可能な複数個の完成凹みを前記
    合わせ面に沿って画成し、これら複数個の完成凹みに鋳
    物砂を充填した後、この充填した鋳物砂を硬化させ、こ
    の鋳物砂が硬化した個所においては、前記部分中子同士
    を相互に分離する方向へ力が作用した際、前記完成凹み
    内の鋳物砂に引張り力が作用する面と剪断力が作用する
    面との比が、引張り面:剪断面=1:1〜3:1になる
    ようにしたことを特徴とする完成中子の製造方法。
  2. 【請求項2】 複数の部分中子を組み合わせて一つの完
    成中子を構成する当該部分中子において、 所定の外形を有する前記部分中子における他の部分中子
    と当接する合わせ面に、それだけでは鋳物砂を完全に留
    め置くことができないが、二つの部分中子を相互に当接
    させた時に鋳物砂を留め置くことが可能な複数個の完成
    凹みをそれらの合わせ面位置に画成可能な複数個の未完
    凹みを形成し、これにより、複数個の未完凹みに充填し
    た鋳物砂を硬化させ、この鋳物砂が硬化した個所におい
    ては、前記部分中子同士を相互に分離する方向へ力が作
    用した際、前記完成凹み内の鋳物砂に引張り力が作用す
    る面と剪断力が作用する面との比が、引張り面:剪断面
    =1:1〜3:1になるようにしたたことを特徴とする
    部分中子。
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