JPH0716758B2 - 中子の接合方法 - Google Patents
中子の接合方法Info
- Publication number
- JPH0716758B2 JPH0716758B2 JP6371686A JP6371686A JPH0716758B2 JP H0716758 B2 JPH0716758 B2 JP H0716758B2 JP 6371686 A JP6371686 A JP 6371686A JP 6371686 A JP6371686 A JP 6371686A JP H0716758 B2 JPH0716758 B2 JP H0716758B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- core
- cores
- shell
- joining
- recess
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Molds, Cores, And Manufacturing Methods Thereof (AREA)
- Casting Devices For Molds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、別個に形成された2以上の中子を接合する中
子の接合方法に関するものである。
子の接合方法に関するものである。
〔従来技術〕 従来、2つの中子を一体化した複合中子の製造方法とし
て、特公昭50−38052号公報に開示され、また第4図に
も示したように、予め別途造形した第1中子1の凸部
を、模型下型3の嵌合凹部4に嵌合させ、次いで、第2
中子2の造形用の砂をブロー造形して第1中子1と第2
中子2とを一体化する方法が知られている。
て、特公昭50−38052号公報に開示され、また第4図に
も示したように、予め別途造形した第1中子1の凸部
を、模型下型3の嵌合凹部4に嵌合させ、次いで、第2
中子2の造形用の砂をブロー造形して第1中子1と第2
中子2とを一体化する方法が知られている。
しかしながら、上記従来の方法では、ブロー造形に長時
間を要するため、複数の中子を結合する際にコストアッ
プを招来するという問題点を有していた。
間を要するため、複数の中子を結合する際にコストアッ
プを招来するという問題点を有していた。
一方、2以上の中子を一体化した複合中子の他の製造方
法として、接着剤により中子同士を接合する方法が知ら
れている。しかしながら、この接着剤による方法では工
程が複雑化し、複数の中子を結合する際にコストアップ
を招来するという問題点を有していた。
法として、接着剤により中子同士を接合する方法が知ら
れている。しかしながら、この接着剤による方法では工
程が複雑化し、複数の中子を結合する際にコストアップ
を招来するという問題点を有していた。
〔発明の目的〕 本発明は、上記従来の各問題点を考慮してなされたもの
であって、工程を簡略化して2以上の中子を短時間で接
合することにより、複数の中子を結合する際のコストダ
ウンを成し得る中子の接合方法の提供を目的とするもの
である。
であって、工程を簡略化して2以上の中子を短時間で接
合することにより、複数の中子を結合する際のコストダ
ウンを成し得る中子の接合方法の提供を目的とするもの
である。
本発明にかかる中子の接合方法は、上記の目的を達成す
るために、少なくとも2つの中子を別個に形成した後
に、これらの中子を接合する中子の接合方法であって、
1つの中子をシェル中子とし、このシェル中子に、他方
の中子の外周面に嵌合し得る内面を有する凹部を造形し
た後、両中子を焼成し、次に、上記シェル中子を焼成温
度に保ちつつ他方の中子を常温状態に冷却した後にシェ
ル中子の凹部の内面と他方の中子の外周面とを嵌め合わ
せ、その後、シェル中子を冷却することにより、シェル
中子の冷却収縮によって上記凹部の内面と他方の中子の
外周面とが接合されて、シェル中子と他方の中子とを簡
便に接合することを特徴とするものである。
るために、少なくとも2つの中子を別個に形成した後
に、これらの中子を接合する中子の接合方法であって、
1つの中子をシェル中子とし、このシェル中子に、他方
の中子の外周面に嵌合し得る内面を有する凹部を造形し
た後、両中子を焼成し、次に、上記シェル中子を焼成温
度に保ちつつ他方の中子を常温状態に冷却した後にシェ
ル中子の凹部の内面と他方の中子の外周面とを嵌め合わ
せ、その後、シェル中子を冷却することにより、シェル
中子の冷却収縮によって上記凹部の内面と他方の中子の
外周面とが接合されて、シェル中子と他方の中子とを簡
便に接合することを特徴とするものである。
〔第1実施例〕 本発明の第1実施例を第1図及び第2図に基づいて以下
に説明する。
に説明する。
第1図に示すように、複合中子17は、リング状の第1中
子(他方の中子)10を囲むように第2中子11と第3中子
13とが接合されてなっている。
子(他方の中子)10を囲むように第2中子11と第3中子
13とが接合されてなっている。
上記複合中子17は、以下の工程にて作製される。初め
に、第1中子10と第2中子11と第3中子13とを別個に形
成する。この際、第2中子11と第3中子13とは、細かい
けい砂に樹脂を混合した砂で形成してシェル中子とする
と共に、第1中子10の外周部には凸状部10a・10aを形成
し、更に、第2中子11と第3中子13とには上記凸状部10
a・10aに挿入可能な凹状部(凹部)11a・13aを形成す
る。
に、第1中子10と第2中子11と第3中子13とを別個に形
成する。この際、第2中子11と第3中子13とは、細かい
けい砂に樹脂を混合した砂で形成してシェル中子とする
と共に、第1中子10の外周部には凸状部10a・10aを形成
し、更に、第2中子11と第3中子13とには上記凸状部10
a・10aに挿入可能な凹状部(凹部)11a・13aを形成す
る。
次に、第2中子11と第3中子13とを焼成温度に保ったま
ま、第1中子10を常温まで冷却する。次いで、第1中子
10の凸状部10a・10aに第2中子11と第3中子13との凹状
部11a・13aを嵌め合わせる。この際、第1中子10の凸状
部10a・10aの側面には、僅かな抜き勾配が形成されてい
るため、非常に簡単に嵌め合わせることができる。
ま、第1中子10を常温まで冷却する。次いで、第1中子
10の凸状部10a・10aに第2中子11と第3中子13との凹状
部11a・13aを嵌め合わせる。この際、第1中子10の凸状
部10a・10aの側面には、僅かな抜き勾配が形成されてい
るため、非常に簡単に嵌め合わせることができる。
その後、第2中子11と第3中子13とを冷却して、第2中
子11と第3中子13とを熱収縮させることにより、上記各
凹状部11a・13aの内周面と凸状部10a・10aの外周面とが
接合された接合面15・15及び接合面16・16にて第1中子
10と第2中子11及び第3中子13とが接合される。
子11と第3中子13とを熱収縮させることにより、上記各
凹状部11a・13aの内周面と凸状部10a・10aの外周面とが
接合された接合面15・15及び接合面16・16にて第1中子
10と第2中子11及び第3中子13とが接合される。
このようにして作製された複合中子17は、第2図(a)
の矢印Iで示すように、コアーセッター治具18を用いて
主型14の凹所14aに嵌め込まれ、次に、複合中子17を覆
うために、主型19を矢印IIで示すように移動させ、その
B面と上記主型14のA面とを合わせる。これにより、上
記複合中子17は、主型14の凹所14aと主型19の凹所19aと
により囲まれることとなる。
の矢印Iで示すように、コアーセッター治具18を用いて
主型14の凹所14aに嵌め込まれ、次に、複合中子17を覆
うために、主型19を矢印IIで示すように移動させ、その
B面と上記主型14のA面とを合わせる。これにより、上
記複合中子17は、主型14の凹所14aと主型19の凹所19aと
により囲まれることとなる。
次いで、第2図中子11及び第3中子13と第1中子10とに
囲まれた空所12・12及び第2中子11及び第3中子13と主
型14・14とに囲まれた空所21・21とに、第2図(b)に
示す湯口20から溶湯を供給し、しかる後に溶湯が冷却さ
れることにより、1対のディスクブレーキが作製され
る。
囲まれた空所12・12及び第2中子11及び第3中子13と主
型14・14とに囲まれた空所21・21とに、第2図(b)に
示す湯口20から溶湯を供給し、しかる後に溶湯が冷却さ
れることにより、1対のディスクブレーキが作製され
る。
〔第2実施例〕 本発明の第2実施例を第3図に基づいて以下に説明す
る。尚、第1実施例と同一の機能を有する部材には、同
一の符号を付記している。
る。尚、第1実施例と同一の機能を有する部材には、同
一の符号を付記している。
第3図に示すように、複合中子17は、第2中子23と第3
中子24とによってリング状の第1中子(他方の中子)22
を挟むようにして、上記第2中子23と第3中子24とが互
いに接合されてなっている。
中子24とによってリング状の第1中子(他方の中子)22
を挟むようにして、上記第2中子23と第3中子24とが互
いに接合されてなっている。
上記複合中子17は、以下の工程にて作製される。初め
に、第1中子22と中空軸状部23aを有する第2中子23と
を常温まで冷却した後、上記中空軸状部23aの外周面と
上記第1中子22の内周面とを嵌め合わす。
に、第1中子22と中空軸状部23aを有する第2中子23と
を常温まで冷却した後、上記中空軸状部23aの外周面と
上記第1中子22の内周面とを嵌め合わす。
次いで、リング状の第3中子24を、焼成温度を保ったま
ま、第3中子24の内周面と第2中子23の中空軸状部23a
の外周面とが接するように第2中子23に嵌め合わせる。
この際、上記第1中子22は、第2中子23と第3中子24と
で挾持される。
ま、第3中子24の内周面と第2中子23の中空軸状部23a
の外周面とが接するように第2中子23に嵌め合わせる。
この際、上記第1中子22は、第2中子23と第3中子24と
で挾持される。
次いで、第3中子24を冷却して第3中子24を熱収縮させ
ることにより、第2中子23と第3中子24との接合面25に
て第2中子23と第3中子24とが接合され、更に、第1中
子22も第2中子23と第3中子24との間に挟持される。こ
れにより、3つの中子22・23・24からなる複合中子17が
作製される。
ることにより、第2中子23と第3中子24との接合面25に
て第2中子23と第3中子24とが接合され、更に、第1中
子22も第2中子23と第3中子24との間に挟持される。こ
れにより、3つの中子22・23・24からなる複合中子17が
作製される。
本発明の中子の接合方法は、以上のように、少なくとも
2つの中子の内、1つの中子をシェル中子とし、このシ
ェル中子に、他方の中子の外周面に嵌合し得る内面を有
する凹部を造形した後、両中子を焼成し、次に、上記シ
ェル中子を焼成温度に保ちつつ他方の中子を常温状態に
冷却した後にシェル中子の凹部の内面と他方の中子の外
周面とを嵌め合わせた後、シェル中子を冷却する方法で
ある。
2つの中子の内、1つの中子をシェル中子とし、このシ
ェル中子に、他方の中子の外周面に嵌合し得る内面を有
する凹部を造形した後、両中子を焼成し、次に、上記シ
ェル中子を焼成温度に保ちつつ他方の中子を常温状態に
冷却した後にシェル中子の凹部の内面と他方の中子の外
周面とを嵌め合わせた後、シェル中子を冷却する方法で
ある。
それゆえ、上記方法は、シェル中子の冷却収縮により、
他方の中子の外周面とシェル中子の凹部の内面とが密着
するから、シェル中子を他方の中子と接合することがで
きる。
他方の中子の外周面とシェル中子の凹部の内面とが密着
するから、シェル中子を他方の中子と接合することがで
きる。
したがって、上記方法は、シェル中子を冷却するという
非常に簡単な方法で2以上の中子を接合することができ
るので、複数の中子を結合する際に大幅なコストダウン
を成し得る等の効果を奏する。
非常に簡単な方法で2以上の中子を接合することができ
るので、複数の中子を結合する際に大幅なコストダウン
を成し得る等の効果を奏する。
第1図は本発明の第1実施例を示す断面図、第2図は本
発明にて作製された中子を用いてディスクブレーキを製
造するときの製造段階を示すものであり、同図(a)は
断面図、同図(b)は溶湯を供給するときの説明図、第
3図は本発明の第2実施例を示す断面図、第4図は従来
の中子の接合方法を示す断面図である。 10・22は第1中子、11・23は第2中子、13・24は第3中
子、15・16は接合面であり、第1実施例では第1中子10
が他方の中子を、第2中子11と第3中子13とがシェル中
子を構成し、第2実施例では第1中子22と第2中子23と
が他方の中子を、第3中子24がシェル中子を構成してい
る。
発明にて作製された中子を用いてディスクブレーキを製
造するときの製造段階を示すものであり、同図(a)は
断面図、同図(b)は溶湯を供給するときの説明図、第
3図は本発明の第2実施例を示す断面図、第4図は従来
の中子の接合方法を示す断面図である。 10・22は第1中子、11・23は第2中子、13・24は第3中
子、15・16は接合面であり、第1実施例では第1中子10
が他方の中子を、第2中子11と第3中子13とがシェル中
子を構成し、第2実施例では第1中子22と第2中子23と
が他方の中子を、第3中子24がシェル中子を構成してい
る。
Claims (1)
- 【請求項1】少なくとも2つの中子を別個に形成した後
に、これらの中子を接合する中子の接合方法であって、
1つの中子をシェル中子とし、このシェル中子に、他方
の中子の外周面に嵌合し得る内面を有する凹部を造形し
た後、両中子を焼成し、次に、上記シェル中子を焼成温
度に保ちつつ他方の中子を常温状態に冷却した後にシェ
ル中子の凹部の内面と他方の中子の外周面とを嵌め合わ
せ、その後、シェル中子を冷却することを特徴とする中
子の接合方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6371686A JPH0716758B2 (ja) | 1986-03-19 | 1986-03-19 | 中子の接合方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6371686A JPH0716758B2 (ja) | 1986-03-19 | 1986-03-19 | 中子の接合方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62220246A JPS62220246A (ja) | 1987-09-28 |
JPH0716758B2 true JPH0716758B2 (ja) | 1995-03-01 |
Family
ID=13237392
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6371686A Expired - Lifetime JPH0716758B2 (ja) | 1986-03-19 | 1986-03-19 | 中子の接合方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0716758B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102451882B (zh) * | 2011-02-24 | 2016-01-20 | 机械科学研究总院先进制造技术研究中心 | 一种金属件快速复合精密制造方法 |
-
1986
- 1986-03-19 JP JP6371686A patent/JPH0716758B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62220246A (ja) | 1987-09-28 |
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