JP3312495B2 - 硬度計 - Google Patents
硬度計Info
- Publication number
- JP3312495B2 JP3312495B2 JP20696994A JP20696994A JP3312495B2 JP 3312495 B2 JP3312495 B2 JP 3312495B2 JP 20696994 A JP20696994 A JP 20696994A JP 20696994 A JP20696994 A JP 20696994A JP 3312495 B2 JP3312495 B2 JP 3312495B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- test piece
- mounting table
- indenter
- holding member
- load
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Description
間で試験片を挟持するように試験片に圧痕を形成し、か
つ、試験片を移動して試験片の複数の計測点で硬度測定
することができる自動ロックウエル硬度計などに代表さ
れる硬度計に関する。
硬度計は、試験片に試験荷重をかけてその表面に圧痕を
形成する圧子と、この圧子と対向配置されて試験片を載
置する載置台と、この載置台に設けられ、試験片の計測
点の裏面で圧子からの荷重を受けるスポットアンビル
(荷重受け部)と、試験片上の複数の計測点で圧痕を形
成するために試験片を順次に移動するXYステージ(移
動機構)とを備えている。
を使用して薄板状試験片の硬さを複数の測定点で計測す
る場合、測定点が圧子とスポットアンビルとの間に位置
するように試験片を試験片載置台に置き、上押え部材で
試験片を載置台との間で挟持して圧子で試験片の測定点
を押圧して硬さを測定する。一箇所の測定が終了したら
上押え部材を解放してXYステージで試験片を移動さ
せ、複数の測定点を順次に圧子と対向させてそれぞれの
点で硬さを計測する。
状に巻き取られた薄い板材から切出された試験片のよう
に反りのある試験片にあっては、XYステージで移動さ
せるとき反り部分がスポットアンビルに接触して円滑に
移動できないことがある。
れるな荷重受け部に接触させずに試験片を移動させるこ
とができるようにした硬度計を提供することにある。
荷重をかけてその表面に圧痕を形成する圧子と、この圧
子と対向配置されて前記試験片を載置する載置台と、こ
の載置台に設けられ、前記試験片の計測点の裏面で前記
圧子からの荷重を受ける荷重受け部と、前記試験片上の
複数の計測点で圧痕を形成するために前記試験片を順次
に移動する移動機構とを有する硬度計に適用される。そ
して、上述した目的は、前記試験片を前記載置台に上方
から押圧して挟持する上押え部材と、この上押え部材と
の間で前記試験片を下方から挟持する下押え部材と、前
記上押え部材を前記載置台に押圧するように駆動する第
1の駆動装置と、前記試験片を前記載置台との間で挟持
するように前記第1の駆動装置で駆動されている上押え
部材を、その駆動方向とは逆方向に、前記試験片を介し
て前記下押え部材で駆動して上下押え部材間に挟持され
た試験片を前記載置台から離す第2の駆動装置とを具備
することにより達成される。
間で試験片を挟持したまま、第2の駆動装置で下押え部
材を上方に駆動すると、下押え部材は上押え部材との間
に試験片を挟持して試験片を載置台と荷重受け部から上
方に離す。この状態で試験片を移動機構で移動させる。
硬度計に適用した一実施例を説明する。図1は自動ロッ
クウエル硬度計の全体構成を示し、この硬度計は、本体
1と、本体1に設置されたXYステージ(移動機構)2
と、XYステージ2に搭載された試験片保持台3と、X
Yステージ2とは別に本体1に固定設置された試験片載
台4と、この載置台4に設けられたスポットアンビル
(荷重受け部)5と、試験片に上方から圧痕を形成する
複数の圧子6が装着されていずれか一つの圧子6を試験
片と対峙させる圧子切換部7と、圧子6に作用する荷重
を計測する荷重検出器8と、本体1内に設けられ圧子6
を昇降する図示しない圧子駆動装置とを備えている。複
数の圧子は、たとえば、鋼球圧子や円錐状のダイアモン
ド圧子である。
図である。XYステージ2は、本体1に連結する基板2
1と、X方向駆動用のステップモータ22と、Y方向駆
動用のステップモータ23と、両ステップモータ22,
23でXY方向に移動する移動板24とを備える。基板
21には載置台4が立設されている。この載置台4の上
端には図3の紙面と直交する方向の断面矩形の溝4aが
形成され、スポットアンビル5が突設された円板5aが
この溝4aに嵌合されている。スポットアンビル5は圧
子の荷重を試験片の裏面で受け、試験片の変形を防止す
るものである。
端面との間で挟持する上押え部材31のシリンダ装置3
2と、試験片を上押え部材31との間で挟持する下押え
部材33のシリンダ装置34とが設けられている。上押
え部材31は、シリンダ装置32と接続される本体部分
から突設された2本の押え腕31aを有し、圧子6が一
対の押え腕31aの間に形成された空間31bを通って
試験片の測定点に離接する。押え腕31aは載置台4と
の間で試験片を挟持する。下押え部材33は、シリンダ
装置34と接続される本体部分から突設された2本の押
え腕33aを有し、上押え腕31aと下押え腕33aと
の間で試験片を挟持する。
置34の受圧面積に比べて小さくされ、同一の空圧供給
源からの圧空を受けたとき、シリンダ装置34の推力が
大きくなるように設定されている。その結果、上押え腕
31aで試験片を載置台4に押圧したまま下押え部材3
3をシリンダ装置34で上方に移動させることにより、
試験片を上押え腕31aと下押え腕33aで挟持したま
ま載置台4、すなわちスポットアンビル5から上方に離
すことができる。
載置台4の側面には圧子6の位置を測定して圧痕の深さ
を計測する変位計41が取り付けられ、変位計41のプ
ローブ41aが上記空間31b内に立設されている。図
1(a)に示すように、このプローブ41aと対向し
て、圧子切換部7の下面からドッグ42が突設されてい
る。
度計の動作を説明する。たとえばダンベル形薄板状試験
片TP1の複数の測定点(図2に×印で示す)で硬度を
計測する場合、まず図3に示す吸着式搬送装置51で試
験片TP1を搬送して、測定点が圧子6とスポットアン
ビル5との間に位置するように試験片保持台3と載置台
4との間に試験片TP1を横架させる。シリンダ装置3
2を収縮して上押え部材31で試験片TP1を載置台4
の上端面に狭圧し、その状態で圧子6を試験片TP1の
測定点に押し付けて圧痕を形成する。
変えて圧子6で圧痕を形成する。たとえば、ダイヤモン
ド圧子を使用して10Kgの荷重をかけたときの圧痕の
深さを測定し、次に、同一圧子を使用して100Kgま
での荷重をかけ、最後に10Kgの荷重をかけたときの
圧痕の深さを測定する。そして、1回目の深さと3回目
の深さの差を求めてロックウエル硬さを演算する。な
お、荷重は荷重検出器8で測定し、深さは変位計41で
測定する。
さを求めたら、シリンダ装置34を伸長して下押え部材
33を上昇させ、試験片TP1を上下の押え腕31a,
33aで挟持し、そのままスポットアンビル5の上方に
退避させる。その後、上下押え腕31a,33aで挟持
されている試験片TP1をXYステージ2で移動して次
の測定点を圧子と対向させる。そして、シリンダ装置3
4を収縮して試験片TP1を上押え部材31と載置台4
との間で挟持した状態として、上述したと同様な硬さ試
験を行なう。なお、TP2は長い試験片を示す。
退避させてから試験片TP1を移動するようにしたか
ら、試験片TP1が反っていても試験片TP1はスポッ
トアンビル5に接触せず、試験片を正確な位置へ移動で
きる。また、測定点の位置決めが精度よくできるから測
定点の研磨面積が小さくてよく、試験準備作業時間が短
縮される。さらに、試験片の搬入から多点硬さ測定まで
の全工程を全自動化できる。
として説明したが、圧子とその荷重受け部との間で試験
片を押圧して圧痕を形成して硬さを測定する硬度計であ
れば、とくにロックウエル硬度計に限定されない。ま
た、押え部材の形状なども実施例に限定されない。
下押え部材で試験片を挟持し、圧子と配向配置された荷
重受け部の上方に退避させてから試験片を移動するよう
にしたから、反っている試験片でも荷重受け部に接触せ
ずに試験片を正確な位置へ移動でき、多点連続自動試験
が可能となる。また、計測点を研磨する必要がある試験
片の場合には、計測点の位置決めが正確になるから研磨
面積を狭くでき、試験前準備時間を短縮できる。
実施例を示す図で、(a)は正面図、(b)は側面図で
ある。
テージ周辺の詳細を示す平面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 試験片に試験荷重をかけてその表面に圧
痕を形成する圧子と、この圧子と対向配置されて前記試
験片を載置する載置台と、この載置台に設けられ、前記
試験片の計測点の裏面で前記圧子からの荷重を受ける荷
重受け部と、前記試験片上の複数の計測点で圧痕を形成
するために前記試験片を順次に移動する移動機構とを有
する硬度計において、前記試験片を前記載置台に上方か
ら押圧して挟持する上押え部材と、この上押え部材との
間で前記試験片を下方から挟持する下押え部材と、前記
上押え部材を前記載置台に押圧するように駆動する第1
の駆動装置と、前記試験片を前記載置台との間で挟持す
るように前記第1の駆動装置で駆動されている上押え部
材を、その駆動方向とは逆方向に、前記試験片を介して
前記下押え部材で駆動して、上下押え部材間に挟持され
た試験片を前記載置台から離す第2の駆動装置とを具備
することを特徴とする硬度計。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20696994A JP3312495B2 (ja) | 1994-08-31 | 1994-08-31 | 硬度計 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20696994A JP3312495B2 (ja) | 1994-08-31 | 1994-08-31 | 硬度計 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0868738A JPH0868738A (ja) | 1996-03-12 |
JP3312495B2 true JP3312495B2 (ja) | 2002-08-05 |
Family
ID=16532008
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20696994A Expired - Fee Related JP3312495B2 (ja) | 1994-08-31 | 1994-08-31 | 硬度計 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3312495B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101811144B1 (ko) * | 2016-10-21 | 2017-12-20 | 한국수력원자력 주식회사 | 압입시험기 시편 수직측정 및 수직조절장치 |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5008083B2 (ja) * | 2008-03-04 | 2012-08-22 | 独立行政法人産業技術総合研究所 | 硬さ試験機用アンビル |
CN109794754B (zh) * | 2019-03-13 | 2024-02-06 | 中科新松有限公司 | 单输入多工位大负载压头自动切换装置 |
CN112857989B (zh) * | 2021-02-03 | 2022-11-25 | 吉林大学 | 一种服役工况下管材原位力学性能测试装置 |
CN117470696B (zh) * | 2023-12-26 | 2024-03-12 | 山东特检科技有限公司 | 一种多功能自动球压痕测试仪 |
-
1994
- 1994-08-31 JP JP20696994A patent/JP3312495B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101811144B1 (ko) * | 2016-10-21 | 2017-12-20 | 한국수력원자력 주식회사 | 압입시험기 시편 수직측정 및 수직조절장치 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0868738A (ja) | 1996-03-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8607641B2 (en) | Clamping mechanism for shear testing apparatus | |
JP3344727B2 (ja) | 特に錠剤または丸剤などの試験品に対して硬度試験を行なうためのプロセスおよび装置 | |
JP3312495B2 (ja) | 硬度計 | |
EP0772036A2 (en) | Apparatus for testing bonds between an (electric) element and a support provided with conducting tracks | |
US6370948B2 (en) | Mini-tension tester | |
JP3266457B2 (ja) | 自動ロックウェル硬さ試験機 | |
US5767414A (en) | Automatically aligning tool for uniformly applying a controlled force to an object | |
JP4346392B2 (ja) | ローバーの研磨装置及び研磨方法 | |
JP3053104B2 (ja) | 薄板保持装置 | |
JP3112512B2 (ja) | チャックテーブルの表面状態検査方法 | |
US6355122B1 (en) | Method for ultrasonically connecting and inspecting slider-lead joints for disk drive head gimbal assemblies | |
JP7354966B2 (ja) | 測厚装置 | |
JPH03264120A (ja) | 板材形状矯正装置及び方法並びに板材形状矯正装置付板材操作装置及びプレスブレーキ装置 | |
JP2501613B2 (ja) | ウエハプロ―バ | |
JPH10138070A (ja) | シリンダ式ワーク押付け固定装置 | |
JP3295697B2 (ja) | 引張り試験における試験片把持方法及び試験片把持装置 | |
WO2023145091A1 (ja) | 処理装置及び処理方法 | |
JPH0329744Y2 (ja) | ||
JP2022098555A (ja) | せん断強度測定装置、及びせん断強度測定システム | |
JPS5824946B2 (ja) | ウエハ−検査装置 | |
GB2524517A (en) | A semiconductor automatic test equipment, a backing apparatus for use therein, and methods for operating these equipments | |
JP2687559B2 (ja) | 三次元測定装置 | |
JPH0457458B2 (ja) | ||
CN114839039A (zh) | 一种金属基复合材料纤维顶出试验装置和测试方法 | |
JPH0550368U (ja) | Ic実装ボードの検査装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080531 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090531 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100531 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100531 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110531 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110531 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120531 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130531 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130531 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140531 Year of fee payment: 12 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |