JP3311550B2 - リチウム二次電池 - Google Patents

リチウム二次電池

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JP3311550B2 JP22007595A JP22007595A JP3311550B2 JP 3311550 B2 JP3311550 B2 JP 3311550B2 JP 22007595 A JP22007595 A JP 22007595A JP 22007595 A JP22007595 A JP 22007595A JP 3311550 B2 JP3311550 B2 JP 3311550B2
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    • Y02P70/00Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
    • Y02P70/50Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リチウム二次電池
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、電池の小型化、軽量化、薄形化、
高性能化が望まれており、これらの要求に応じる高エネ
ルギー電池として負極活物質材料にリチウムを用い、電
解質として非水電解液、固体電解質または高分子マトリ
ックスに非水電解液を含有させたものを用いたリチウム
二次電池が提案されている。この種のリチウム二次電池
は一般的に図5に示すように正極集電体101の片面上
に形成された正極活物質層102と、負極集電体103
の片面上に形成された負極活物質層104とが電解質層
105を介して積層された構造を有している。しかしな
がらリチウム二次電池では、電池の充電時に負極活物質
材料であるリチウムが負極活物質の表面に均一に析出し
ないため、電池に充放電が繰り返されると負極活物質表
面から樹枝状のデンドライトが成長する。この成長した
デンドライトが脱落すると負極活物質を充放電に十分に
利用できなくなる上、デンドライトが正極活物質まで成
長すると極板間短絡が発生して電池機能が喪失するとい
う問題が生じる。また、このように極板間に短絡が発生
すると過大な電流が電池内に流れて電池温度が異常に上
昇し、有機電解液が揮発する。その結果、電池の内圧が
上昇して、最悪の場合には、電池の破裂、爆発を起こ
す。特に電池が破裂すると化学的に活性なリチウムが空
気中の水分と反応して、Li+HO→LiOH+1
/2Hの反応式により水素ガスと反応熱が発生する
ため、安全性に大きな問題が生じる。
【0003】そこで、負極活物質層104の活物質材料
としてリチウム−アルミニウム(Li−Al)のリチウ
ム合金を用いることが提案された。負極活物質としてL
i−Al合金を用いると電池の充電時にLiの合金化反
応が起こり、デンドライトの成長が抑制される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、リチウ
ム−アルミニウム合金は、固くて脆いため、電池の充放
電により、負極活物質層内におけるリチウムの吸蔵、放
出が繰り返されると、負極活物質が微細化する。そのた
め、セパレータに非水電解液が含有された電解質層を用
いたリチウム二次電池では、電池の充放電により負極活
物質が微細化して負極活物質材料が容易に負極活物質層
から脱落する。リチウム二次電池は負極の寿命により、
電池の寿命が決定される。したがって、このような電池
では、サイクル寿命が短くなるという問題があった。
【0005】また、電解質として高分子固体電解質を用
いた電池では、非水電解液に比べてイオン伝導度が小さ
い(1/100程度)ので、大きな電流で電池を放電す
ると著しく容量が低下するという問題があった。
【0006】本発明の目的は、大きな電流で放電しても
容量が低下するのを抑えることができ、しかもサイクル
寿命が短くなるのを防ぐことができる、Li−Al合金
を負極活物質として用いるリチウム二次電池を提供する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、リチウムを含
有する複合酸化物を主成分とする正極活物質層とリチウ
ム−アルミニウム合金からなる負極活物質層とが電解質
層を介して積層されてなるリチウム二次電池を対象とす
る。本発明では、セパレータに非水電解液が含有されて
なる主電解質層と、該主電解質層と負極活物質層との間
に配置された高分子固体電解質を主成分とする補助電解
質層とから電解質層を構成する。
【0008】負極活物質層は、リチウム−アルミニウム
合金を最初から用いてもよく、アルミニウムを用いて電
池を組み立てた後に電気化学的にアルミニウムをリチウ
ム−アルミニウム合金にしてもよい。また正極活物質層
に用いるリチウムを含有する複合酸化物としては、Li
CoO、LiMn、Li
、Li・nHO、Li
、LiFeO、LiTi
等を用いることができる。
【0009】補助電解質層は、メトキシオリゴエチレン
ポリフォスファゼンからなる高分子固体電解質にリチウ
ム塩を含有させて構成し、その厚みは4.7〜50%と
する。補助電解質層の厚みが4.7%を下回ると、電池
の充放電により微細化した負極活物質が脱落するのを十
分に防止できない。補助電解質層の厚みが50%を上回
るとイオン伝導度が低下して大きな電流を流せなくな
る。
【0010】また無機化合物固体電解質からなる主電解
質層と、該主電解質層と負極活物質層との間に配置され
た高分子固体電解質を主成分とする負極側補助電解質層
とから電解質層を形成することができる。無機化合物固
体電解質は固いため、電解質層全体を無機化合物固体電
解質により形成すると、負極活物質層内におけるリチウ
ムの吸蔵、放出の繰り返しに伴う負極活物質層の膨脹、
収縮に電解質層は追随できず、電池の充放電で微細化し
た負極活物質が負極活物質層から脱落する。そこで高分
子固体電解質を主成分とする負極側補助電解質層を配置
すると電池の充放電により微細化した負極活物質が脱落
するのを防止できる。
【0011】この種の電池では、主電解質層と正極活物
質層との間に高分子固体電解質を主成分とする正極側補
助電解質層を配置するのが好ましい。このようにする
と、正極活物質の正極集電体からの脱落を防ぐことがで
きる。また負極側補助電解質層と正極側補助電解質層と
を併せた厚みは、電解質層の厚みの9〜67%とするの
が好ましい。補助電解質層を併せた厚みが9%を下回る
と電池の充放電により微細化した負極活物質が脱落する
のを十分に防止できない。補助電解質層を併せた厚みが
67%を上回るとイオン伝導度が低下して大きな電流を
流せなくなる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面を参
照して詳細に説明する。
【0013】(実施例1) 図1は偏平形高分子固体電解質リチウム二次電池に適用
した本発明の実施例の断面図である。本実施例の電池は
正極集電体1の片面上に形成された正極活物質層2と、
負極集電体3の片面上に形成された負極活物質層4とが
電解質層5を介して積層された構造を有している。正極
集電体1は厚み20μmの電解ニッケル箔により形成さ
れている。正極活物質層2は、LiCoOからなる
活物質材料とグラファイトとポリテトラフルオロエチレ
ン(PTFE)との混合物により形成されており200
μmの厚みを有している。この正極活物質層2は、まず
LiCoOと、平均粒径3μmのグラファイトとポ
リテトラフルオロエチレン(PTFE)とを重量比で1
5:5:2となるように混合してからこれを混練した。
そしてこれをロールプレスによりシート状に成形してか
ら、適当な大きさに切断した後に、正極集電体1に貼り
付けて形成した。負極集電体3は厚み20μmのステン
レス箔である。負極活物質層4は厚み30μmのアルミ
ニウム箔である。 電解質層5は主電解質層5aと、主
電解質層5aと負極活物質層4との間に配置された補助
電解質層5bとから形成されている。主電解質層5aは
ポリエチレン微多孔膜からなるセパレータに電解液が含
浸されて構成されており50μmの厚みを有している。
電解液は炭酸プロピレンに該炭酸プロピレンに対して1
モル/lのLiBFを溶解させたものである。主電
解質層5aは正極活物質層2の上にセパレータを載置し
た後に電解液をセパレータに含浸させて形成した。これ
により、電解液はセパレータと正極活物質の双方に含浸
される。補助電解質層5bはメトキシオリゴエチレンポ
リフォスファゼン(MEP)からなる高分子固体電解質
にLiBFからなるリチウム塩が含有されて構成さ
れており、50μmの厚みを有している。補助電解質層
5bは次のようにして形成した。最初にメトキシオリゴ
エチレンオキシポリホスファゼン(MEP)と該MEP
に対して7重量%のLiBFとからなるMEP−L
iBF混合体を1,2−ジメトキシエタン(DM
E)からなる溶媒に20重量%の割合で溶解して20重
量%MEP/DME溶液を作った。次に20重量%ME
P/DME溶液(但しMEP中には7重量%のLiBF
が含まれる)を負極活物質層4上に塗布した後にD
MEを揮発除去して補助電解質層5bを形成した。本実
施例では、補助電解質層5bの厚みは電解質層5の厚み
の50%になっている。
【0014】次に、正極集電体1または負極集電体3の
周縁部に封止材6を配置してから、主電解質層5aと補
助電解質層5bとが互いに接合するように正極集電体1
と負極集電体3と重ねた。そして、封止材6を正極集電
体1及び負極集電体3の周縁部に加熱圧着させて未充電
のリチウム二次電池を完成した。次に、アルミニウム箔
からなる負極活物質層4に電気化学的にLiが吸蔵する
ように電池を初充電して本実施例のリチウム二次電池を
完成した。リチウム−アルミニウム合金よりアルミニウ
ムは安価なため、本実施例のように、アルミニウムを用
いて電池を組み立てた後に電気化学的にアルミニウムを
リチウム−アルミニウム合金にすれば、負極活物質を安
価に形成できる。またリチウム合金は水、窒素、酸素等
との反応性が高いため、リチウム合金を用いて負極活物
質層を形成する場合には、不活性な乾燥環境で形成しな
ければならないが、本実施例では、アルミニウムを用い
て負極活物質層を形成するので、このような環境にする
必要がないという利点がある。
【0015】(実施例2) 図2は本発明の他の実施例の断面図である。本実施例の
電池は正極集電体21の片面上に形成された正極活物質
層22と、負極集電体23の片面上に形成された負極活
物質層24とが電解質層25を介して積層された構造を
有している。正極集電体21は厚み20μmの電解ニッ
ケル箔により形成されている。正極活物質層22は、電
気化学的にリチウムイオンが吸蔵されたLi
キセロゲル膜(Li・nH
O)により形成されている。正極活物質層22は次のよ
うにして形成した。まず、非晶質Vが2〜3
重量%の水溶液を正極集電体21に塗布した後に乾燥
し、Vキセロゲル膜を形成した。次にこのV
キセロゲル膜を形成した正極集電体21とリ
チウムからなる対極とをプロピレンカーボネートに該プ
ロピレンカーボネートに対して1モル/lのLiBF
を溶解させた電解液中に浸漬した。そして正極集電
体21のVキセロゲル膜をアノード電解し、
キセロゲル膜中にリチウムイオンを吸蔵さ
せた。なお電解の条件は、温度25℃において、0.5
mA/cmの電流密度で、VがLiV
になる電解量(147 mAh/g)で行った。その後、
テトラヒドロフラン(THF)等の溶媒でキセロゲル膜
表面を洗浄した後に乾燥して正極活物質層22を形成し
た。負極集電体23は厚み20μmのステンレス箔であ
る。負極活物質層24は厚み30μmのアルミニウム箔
である。
【0016】電解質層25は主電解質層25aと、主電
解質層25aと負極活物質層24との間に配置された負
極側補助電解質層25bと、主電解質層25aと正極活
物質層22との間に配置された正極側補助電解質層25
cとから形成されている。主電解質層25aはLi
3.6 Si0.6 0.4 からなる無機化
合物により形成されており50μmの厚みを有してい
る。負極側補助電解質層25b及び正極側補助電解質層
25cは、いずれもメトキシオリゴエチレンポリフォス
ファゼン(MEP)からなる高分子固体電解質にLiB
からなるリチウム塩が含有されて構成されてお
り、それぞれ50μmの厚みを有している。電解質層2
5は次のようにして形成した。最初にメトキシオリゴエ
チレンオキシポリホスファゼン(MEP)と該MEPに
対して7重量%のLiBFとからなるMEP−Li
BF混合体を1,2−ジメトキシエタン(DME)
からなる溶媒に20重量%の割合で溶解して20重量%
MEP/DME溶液を作った。次に20重量%MEP/
DME溶液(但しMEP中には7重量%のLiBF
が含まれる)を負極活物質層24及び正極活物質層22
上にそれぞれ塗布した後にDMEを揮発除去して負極側
補助電解質層25b及び正極側補助電解質層25cを形
成した。次に負極側補助電解質層25b及び正極側補助
電解質層25cの上にLiSiOとLi
との混合物を高周波でスパッタリングして主電解
質層25aの半部をそれぞれ形成した。次に、正極集電
体21または負極集電体23の周縁部に封止材26を配
置してから、各主電解質層25aの半部が互いに接合す
るように正極集電体21と負極集電体23と重ねた。そ
して、封止材26を正極集電体21及び負極集電体23
の周縁部に加熱圧着させて、未充電のリチウム二次電池
を完成すると共に高分子固体電解質層25を形成した。
本実施例では、負極側補助電解質層25bと正極側補助
電解質層25cとを併せた厚みは、電解質層25の厚み
の67%になっている。
【0017】そして、アルミニウム箔からなる負極活物
質層24に電気化学的にLiが吸蔵するように電池を初
充電して本実施例のリチウム二次電池を完成した。
【0018】(比較例) 本比較例の電池は、図5に示すように、セパレータに電
解液が含浸された主電解質層と同じ構造で電解質層全体
を形成し、その他は実施例1の電池と同じようにして製
造したものである。
【0019】次に上記各電池を終止電圧2.5Vまで
0.5mA(40μA/cm)で放電した後に4.0V
(0.5mA規制)で定電圧充電を行う充放電を繰り返し
た。そして各電池のサイクル寿命特性を調べた。図3は
実施例1と比較例との測定結果を示している。図4は実
施例2と比較例との測定結果を示している。両図におい
て、横軸はサイクル数であり、縦軸は初回の放電容量を
100とした場合の各電池の容量保持率(%)である。
両図より、実施例1及び2の電池は、充放電を繰り返し
ても、わずかにしか容量が低下しないのが分る。これに
対して比較例の電池は約70サイクルで初期の70%程
度まで容量が低下するの分る。サイクル寿命試験後に比
較例の電池を解体して負極活物質を観察したところ、粉
が堆積したような状態で負極活物質がセパレータに付着
しているのが認められた。これより、容量低下の原因
は、リチウムの吸蔵、放出の繰り返しにより負極活物質
材料が微細化し、負極活物質層から脱落して活物質とし
ての機能を果たさなくなったものと考えられる。
【0020】なお、上記実施例2では、負極活物質層及
び正極活物質層の双方側に補助電解質層を形成したが、
本発明はこれに限定されるものではなく、負極活物質層
側にのみ補助電解質層を形成しても構わない。
【0021】以下、明細書に記載した複数の発明の中で
いくつかの発明についてその構成を示す。
【0022】(1) LiCoOを主成分とする正
極活物質層とリチウム−アルミニウム合金からなる負極
活物質層とが電解質層を介して積層されてなるリチウム
二次電池において、前記電解質層は、ポリエチレン微多
孔膜からなるセパレータにLiBFを含む非水電解
液が含有されてなる主電解質層と、前記主電解質層と前
記負極活物質層との間に配置された補助電解質層とから
なり、前記補助電解質層はメトキシオリゴエチレンポリ
フォスファゼンにLiBFが含有されてなることを特
徴とするリチウム二次電池。
【0023】(2) 前記補助電解質層の厚みは、前記
電解質層の厚みの4.7〜50%であることを特徴とす
る上記(1)に記載のリチウム二次電池。
【0024】(3) Liのキセロゲ
ル膜からなる正極活物質層とリチウム−アルミニウム合
金からなる負極活物質層とが電解質層を介して積層され
てなるリチウム二次電池において、前記電解質層は、L
3.6 Si0.6 0.4 からなる主電
解質層と、前記主電解質層と前記負極活物質層との間に
配置されたメトキシオリゴエチレンポリフォスファゼン
にLiBFが含有された負極側補助電解質層と、前
記主電解質層と前記正極活物質層との間に配置されたメ
トキシオリゴエチレンポリフォスファゼンにLiBF
が含有された正極側補助電解質層とからなることを
特徴とするリチウム二次電池。
【0025】(4) 前記負極側補助電解質層と前記正
極側補助電解質層とを併せた厚みは、前記電解質層の厚
みの9〜67%であることを特徴とする上記(3)に記
載のリチウム二次電池。
【0026】
【発明の効果】高分子固体電解質は柔軟性を有している
ので、本発明のように主電解質層と負極活物質層との間
に高分子固体電解質を主成分とする補助電解質層を配置
すると、電池に充放電が繰り返されて、リチウムの吸
蔵、放出による負極活物質層の膨脹、収縮が生じても、
高分子固体電解質(補助電解質層)の柔軟な性質によ
り、微細化した負極活物質が脱落するのを防ぐことがで
きる。そのため、本発明によれば、電池のサイクル寿命
を延ばすことができる。また本発明では、主電解質層と
して、セパレータに非水電解液が含有されたものを用い
るので、大きな電流で放電できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例のリチウム二次電池の断面図
である。
【図2】 本発明の他の実施例のリチウム二次電池の断
面図である。
【図3】 試験に用いた電池のサイクル寿命特性を示す
図である。
【図4】 試験に用いた電池のサイクル寿命特性を示す
図である。
【図5】 従来のリチウム二次電池の断面図である。
【符号の説明】
2,22 正極活物質層 4,24 負極活物質層 5,25 電解質層 5a,25a 主電解質層 5b,25b 補助電解質層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 早川 他▲く▼美 東京都新宿区西新宿二丁目1番1号 新 神戸電機株式会社内 (72)発明者 小牧 昭夫 東京都新宿区西新宿二丁目1番1号 新 神戸電機株式会社内 (72)発明者 笹岡 三千雄 徳島県徳島市川内町加賀須野463番地 大塚化学株式会社 徳島研究所内 (72)発明者 中長 偉文 徳島県徳島市川内町加賀須野463番地 大塚化学株式会社 徳島研究所内 (72)発明者 犬伏 昭嘉 徳島県徳島市川内町加賀須野463番地 大塚化学株式会社 徳島研究所内 (56)参考文献 特開 昭59−173977(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01M 10/36 - 10/40

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リチウムを含有する複合酸化物を主成分
    とする正極活物質層とリチウム−アルミニウム合金から
    なる負極活物質層とが電解質層を介して積層されてなる
    リチウム二次電池において、 前記電解質層は、セパレータに非水電解液が含有されて
    なる主電解質層と、 前記主電解質層と前記負極活物質層との間に配置された
    柔軟性を有する高分子固体電解質を主成分とする負極側
    補助電解質層とを有し、 前記補助電解質層は、メトキシオリゴエチレンポリフォ
    スファゼンからなる高分子固体電解質にリチウム塩が含
    有されて構成されており、その厚みは4.7〜50%で
    ある ことを特徴とするリチウム二次電池。
  2. 【請求項2】 リチウムを含有する複合酸化物を主成分
    とする正極活物質層とリチウム−アルミニウム合金から
    なる負極活物質層とが電解質層を介して積層されてなる
    リチウム二次電池において、 前記電解質層は、無機化合物固体電解質からなる主電解
    質層と、 前記主電解質層と前記負極活物質層との間に配置された
    高分子固体電解質を主成分とする負極側補助電解質層と
    からなることを特徴とする リチウム二次電池。
  3. 【請求項3】 前記主電解質層と前記正極活物質層との
    間に高分子固体電解質を主成分とする正極側補助電解質
    層が配置されていることを特徴とする請求項2に記載の
    リチウム二次電池。
  4. 【請求項4】 前記負極側補助電解質層と前記正極側補
    助電解質層とを併せた厚みは、前記電解質層の厚みの9
    〜67%であることを特徴とする請求項3に記載のリチ
    ウム二次電池。
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