JP3310618B2 - 暗証番号入力装置 - Google Patents

暗証番号入力装置

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JP3310618B2
JP3310618B2 JP16926298A JP16926298A JP3310618B2 JP 3310618 B2 JP3310618 B2 JP 3310618B2 JP 16926298 A JP16926298 A JP 16926298A JP 16926298 A JP16926298 A JP 16926298A JP 3310618 B2 JP3310618 B2 JP 3310618B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、扉のロッ
クを解除する際に暗証番号が入力される暗証番号入力装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、出入口を閉鎖する扉には、該扉を
ロックする施錠装置が設けられており、前記扉の近傍に
は、前記施錠装置によるロックを解除するための暗証番
号が入力されるランダムテンキー、スクランブルキーパ
ット、あるいはマジカルテンキーなどからなる暗証番号
入力装置が設けられている。
【0003】この暗証番号入力装置は、操作用の複数の
キースイッチを備えており、各キースイッチには、表面
にキー番号を表示する番号表示部が一体化されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記暗
証番号入力装置における各キースイッチにあっては、操
作時に指が押圧される表面にキー番号が表示されるよう
に構成されており、キースイッチ操作時において、表示
されたキー番号が指により覆われてしまい、誤入力等の
不安を招いてしまう。また、キースイッチと番号表示部
とが一体化されているため、キースイッチの構造を検討
する上で、操作性、耐久性、及びコストに制約が多い。
【0005】本発明は、このような従来の課題に鑑みて
なされたものであり、操作時における誤入力等の不安を
招くことなく、構造上の自由度が高い暗証番号入力装置
を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明の請求項1の暗証番号入力装置にあっては、暗
証番号が入力される暗証番号入力装置において、複数の
スイッチと、各スイッチに対応するとともに、対応する
スイッチに任意に割り当てられた内容を表示する表示部
とを独立的に有する操作パネルを備え、前記各表示部を
前記操作パネルの表面より没入させ、各表示部での視野
角を前記表面から表示部分までの没入量を利用して制限
する一方、前記各スイッチの操作部分を、前記各表示部
の表示部分より表面側に配置した。
【0007】すなわち、暗証番号を入力するスイッチ
と、該スイッチに割り当てられた内容を表示する表示部
とは、独立して設けられているので、スイッチ操作時に
おいて、前記スイッチの表面が指で覆われても、前記表
示部による表示の視認性が確保される。
【0008】また、前記操作パネルの表面と前記各表示
部の表示部分との間には、段差が形成され、前記表示部
による表示の左右の視野角が狭められる。
【0009】また、本発明の請求項2の暗証番号入力装
置においては、予め設定された登録暗証番号データを記
憶する記憶手段と、外部より送られてくる通信データ、
もしくは内蔵設定スイッチ等により設定された設定デー
タに基づき、セキュリティレベルが高レベルか低レベル
かを選択する選択手段と、該選択手段により低レベルが
選択された際に、前記各スイッチに、各スイッチ毎に予
め設定された数字を割り当てる固定割当手段と、前記選
択手段により高レベルが選択された際に、前記各スイッ
チに、所定の数字を無作為に割り当てるランダム割当手
段と、前記各スイッチに割り当てられた数字を、それぞ
れのスイッチに対応した前記各表示部に表示させる表示
手段と、前記スイッチが操作された際に、操作されたス
イッチに割り当てられた数字を入力データとして入力す
る入力手段と、該入力手段により入力された前記入力デ
ータに基づき、入力暗証番号データを形成する入力暗証
番号データ形成手段と、該入力暗証番号データ形成手段
により形成された前記入力暗証番号データが、前記記憶
手段に記憶された登録暗証番号データと一致するか否か
を照合する照合手段と、をさらに備えている。
【0010】すなわち、外部から通信データが送られて
きた場合には、この通信データに基づき、また内蔵設定
スイッチ等により設定データが設定されている場合に
は、この設定データに基づき、セキュリティレベルが高
レベルか低レベルかが選択手段により選択される。この
とき、低レベルが選択された際には、前記各スイッチに
は、固定割当手段によって各スイッチ毎に予め設定され
た数字が割り当てられる一方、高レベルが選択された際
には、前記各スイッチには、ランダム割当手段によって
所定の数字が無作為に割り当てられるとともに、前記各
スイッチに割り当てられた数字は、表示手段により、そ
れぞれのスイッチに対応した前記各表示部に表示され
る。
【0011】次に、各表示部における表示に基づき、前
記各スイッチより暗証番号が入力された際には、入力手
段により操作されたスイッチに割り当てられた数字が入
力データとして入力され、入力暗証番号データ形成手段
によって、前記入力データに基づく入力暗証番号データ
が形成された後、該入力暗証番号データは、照合手段に
よって前記記憶手段に記憶された登録暗証番号データと
一致するか否かが照合される。
【0012】このように、オンライン操作もしくはオフ
ライン操作によってセキュリティレベルが変更されると
ともに、セキュリティレベルが低レベルに選択された際
には、前記各スイッチに、各スイッチ毎に予め設定され
た数字が割り当てられる一方、高レベルが選択された際
には、前記各スイッチに、所定の数字が無作為に割り当
てられる。
【0013】さらに、請求項3の暗証番号入力装置で
は、個人別に予め設定された個人識別データに対応する
登録暗証番号データを記憶する記憶手段と、前記操作パ
ネルの操作者が所有するカード体からカードデータを読
み込み、該カードデータより当該操作者の個人識別デー
タを特定する特定手段と、該特定手段により特定された
前記個人識別データに基づき、セキュリティレベルが高
レベルか低レベルかを選択する選択手段と、該選択手段
により低レベルが選択された際に、前記各スイッチに、
各スイッチ毎に予め設定された数字を割り当てる固定割
当手段と、前記選択手段により高レベルが選択された際
に、前記各スイッチに、所定の数字を無作為に割り当て
るランダム割当手段と、前記各スイッチに割り当てられ
た数字を、それぞれのスイッチに対応した前記各表示部
に表示させる表示手段と、前記スイッチが操作された際
に、操作されたスイッチに割り当てられた数字を入力デ
ータとして入力する入力手段と、該入力手段により入力
された前記入力データに基づき、入力暗証番号データを
形成する入力暗証番号データ形成手段と、該入力暗証番
号データ形成手段により形成された前記入力暗証番号デ
ータが、前記個人識別データに対応する前記登録暗証番
号データと一致するか否かを照合する照合手段と、をさ
らに備えている。
【0014】すなわち、操作者のカード体からカードデ
ータが読み込まれた際には、特定手段によって前記カー
ドデータより操作者の個人識別データが特定され、この
個人識別データに基づきセキュリティレベルが選択手段
にて選択される。このとき、前記セキュリティレベルが
低レベルに選択された際には、前記各スイッチには、固
定割当手段によって各スイッチ毎に予め設定された数字
が割り当てられる一方、高レベルが選択された際には、
前記各スイッチには、ランダム割当手段によって所定の
数字が無作為に割り当てられるとともに、前記各スイッ
チに割り当てられた数字は、表示手段により、それぞれ
のスイッチに対応した前記各表示部に表示される。
【0015】次に、各表示部における表示に基づき、前
記各スイッチより暗証番号が入力された際には、入力手
段により操作されたスイッチに割り当てられた数字が入
力データとして入力され、入力暗証番号データ形成手段
によって、前記入力データに基づく入力暗証番号データ
が形成された後、該入力暗証番号データは、照合手段に
よって、前記個人識別データに対応して前記記憶手段に
記憶された登録暗証番号データと一致するか否かが照合
される。
【0016】このように、操作者が所有するカード体の
カードデータから個人識別データが特定され、この個人
識別データに基づきセキュリティレベルが選択されると
ともに、セキュリティレベルが低レベルに選択された際
には、前記各スイッチに、各スイッチ毎に予め設定され
た数字が割り当てられる一方、高レベルが選択された際
には、前記各スイッチに、所定の数字が無作為に割り当
てられる。
【0017】
【0018】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)以下、本発
明の第1の実施の形態を図にしたがって説明する。図1
は、本実施の形態にかかる暗証番号入力装置1を示すブ
ロック図であり、図1(a)には、内蔵設定スイッチに
よる設定データに基づきセキュリティレベルが変更され
るオフライン装置が、また、図1(b)には、通信デー
タに基づきセキュリティレベルが変更されるオンライン
装置が示されている。
【0019】この暗証番号入力装置1は、扉により閉鎖
された出入口の近傍に設置され、入力されたn桁の暗証
番号の照合結果に基づき、前記扉に設けられた施錠装置
のロックを解除するものであり、CPU11を中心に構
成されている。該CPU11には、暗証番号入力装置1
の動作手順が記憶されたROM12と、必要なデータの
読み書きが行われるとともに、n桁の登録暗証番号が予
め記憶されたRAM13が接続されている。なお、図1
(a)に示したオフライン装置の場合には、前記登録暗
証番号を前記ROM12に記憶しても良い。
【0020】また、前記CPU11には、磁気カード、
非接触カード、あるいはICカードなどのカード体に記
憶されたカードデータを読み込むカードリーダーからな
るリーダ部14と、前記扉に設けられた施錠装置のロッ
ク・アンロックを制御するロック制御部15と、暗証番
号が入力されるキーブロック16と、表示ブロック17
を駆動する駆動部18と、通信回線に接続された通信制
御部19と、内蔵の設定スイッチ20とが接続されてい
る(図1(a)参照)。
【0021】なお、図1(b)におけるオンライン装置
にあっては、通信制御部19には、前記通信回線を介し
て群制御部21に接続されており、該群制御部21に
も、カード体に記憶されたカードデータを読み込むリー
ダ部22と、扉に設けられた施錠装置のロック・アンロ
ックを制御するロック制御部23と、他の暗証番号入力
装置24とが接続されている。
【0022】前記キーブロック16は、図2に示すよう
に、操作パネル30に設けられた第1〜第12のキース
イッチ31〜42から構成されており、前記表示ブロッ
ク17は、前記操作パネル30に設けられるとともに、
前記第1〜第10のキースイッチ31〜40と対応関係
を有した第1〜第10の表示部51〜60により構成さ
れている。前記操作パネル30は、該操作パネル30
を、縦4行・横3列に区画する区画線を有しており、1
行目から3行目の総ての部位、及び4行目2列の部位の
それぞれには、対をなす前記キースイッチ31〜40と
前記表示部51〜60とが配置されている。また、4行
目1列の部位には、*マーク61が印刷されているとと
もに、該*マーク61に対応した前記第11のキースイ
ッチ41が設けられている。さらに、4行目3列の部位
には、#マーク62が印刷されているとともに、該#マ
ーク62に対応した前記第12のキースイッチ42が設
けられている。
【0023】前記各キースイッチ31〜42は、図3
(第1のキースイッチ31の縦断面のみ図示)に示すよ
うに、操作パネル30に貼着された貼着フィルム71が
表面側に膨出されてなる膨出部72と、該膨出部72内
へボタン73を突出させたマイクロスイッチ74とから
なり、該マイクロスイッチ74の操作状態が前記CPU
11へ伝達されるように構成されている。また、前記各
表示部51〜60は(第1の表示部51のみ図示)、前
記操作パネル30のケーシング75に開設された開口部
76と、前記ケーシング75内に収容されるとともに、
前記開口部76より視認可能に設けられた7セグメント
LED77とからなり、該7セグメントLED77は、
プリント基板78に固定されるとともに、前記CPU1
1からの信号に基づく所定の数字を発光できるように構
成されている。
【0024】また、図4は、第10の表示部60を示す
横断面図であり、開口部76周縁のケーシング75の肉
厚は、厚肉となるように設定されている。これにより、
左右方向の視野角αが、図3に示したように、上下方向
の視野角βより小さくなるように構成されている。な
お、図3は、図2のB−B断面図であるとともに、図4
は、図2のA−A断面図であり、図3には、各表示部5
1〜60を代表して第1の表示部51が示されている。
一方、図4には、前記各表示部51〜60を代表して第
10の表示部60が示されているが、各表示部51〜6
0の開口部76周縁における縦断面及び横断面は、総て
同形状となるように構成されている。したがって、前述
したように、前記各表示部51〜60において、左右方
向の視野角αが上下方向の視野角βより小さくなるよう
に設定されている。
【0025】なお、図3及び図4にあっては、マイクロ
スイッチ74のボタン73を貼着フィルム71に形成さ
れた膨出部72内へ突出させた場合を例に挙げたが、図
5に示すように、ケーシング75の表面に透明アクリル
71を貼着して前記開口部76を閉鎖するとともに、前
記ケーシング75及び前記透明アクリル71に、前記マ
イクロスイッチ74のボタン73を押圧するキートップ
79を貫通させても良い。
【0026】以上の構成にかかる本実施の形態におい
て、前記暗証番号入力装置1の動作を、図6に示すフロ
ーチャートに従って説明する。
【0027】すなわち、メインルーチンより暗証番号照
合処理が呼び出された際には、ステップS1にて、通信
回線を介して通信制御部19に送られてきた通信データ
を入力するとともに、通信データが示すコマンドに基づ
き、セキュリティレベルを、高レベルまたは低レベルの
いずれかから選択する(S2)。
【0028】なお、本実施の形態にあっては、これら通
信データの入力(S1)、及び入力された通信データに
基づくセキュリティレベルの選択(S2)を、暗証番号
照合処理の始めに実行した場合を例に挙げて説明する
が、これに限定されるものではない。また、通信データ
の入力に変えて、設定スイッチ20による設定状態を入
力するとともに、この設定データに基づきセキュリティ
レベルを選択しても良い。
【0029】そして、選択されたセキュリティレベルが
高レベルか否かを判断し(S3)、高レベルが選択され
ている場合には、前記第1〜第10のキースイッチ31
〜40に、”0”〜”9”の数字を無作為に割り当てる
一方(S4)、高レベルが選択されていない場合、つま
りセキュリティレベルが低レベルの場合には、図2に示
したように、前記第1〜第10のキースイッチ31〜4
0に、”1”〜”9”、”0”の数字を順に割り当てる
(S5)。そして、前記各キースイッチ31〜40に割
り当てられた数字を、各キースイッチ31〜40に対応
する各表示部51〜60に表示した後(S6)、暗証番
号入力処理へ移行する(S7)。
【0030】該暗証番号入力処理は、前記操作パネル3
0より入力される暗証番号を処理するサブルーチンであ
り、図7に示すように、先ず、前記各キースイッチ31
〜40が操作され、暗証番号を形成するn桁目の数字が
入力されるまで待機する(SB1)。
【0031】このとき、前記操作パネル30には、暗証
番号を入力するための各キースイッチ31〜40と、各
キースイッチ31〜42に割り当てられた数字を表示す
る各表示部51〜60とが独立して設けられており、ス
イッチ操作時において、前記各キースイッチ31〜40
の表面が指で覆われても、前記各表示部51〜60によ
る表示の視認性を確保することができる。したがって、
対をなす各キースイッチ31〜40と各表示部51〜6
0とが一体化され、スイッチ操作時において、スイッチ
表面に表示された数字が指により覆われてしまう従来の
暗証番号入力装置と比較して、表示が隠蔽されてしまう
ことによる誤入力などの不安を解消することができる。
【0032】また、前記各キースイッチ31〜40と前
記各表示部51〜60とは別体なので、各キースイッチ
31〜40と各表示部51〜60とが一体化されている
従来と比較して、スイッチ構造の選択肢が増加するとと
もに、操作性、耐久性、及びコストを考慮した際のスイ
ッチの構造上の自由度を高めることができる。
【0033】そして、前記ステップSB1にて、いずれ
かのキースイッチ31〜40が操作された際には、操作
されたキースイッチに割り当てられた数字をn桁目デー
タとして記憶し(SB2)、前記各キースイッチ31〜
40が操作され、暗証番号を形成する(n−1)桁目の
数字が入力されるまで待機するとともに(SB3)、い
ずれかのキースイッチ31〜40が操作された際には、
操作されたキースイッチに割り当てられた数字を(n−
1)桁目データとして記憶する(SB4)。このよう
に、暗証番号を形成する数字の入力待ちと、入力された
数字を桁データとして記憶する処理とを、暗証番号にお
ける1桁目までの入力が終了するまで繰り返す。そし
て、入力された1桁目データ〜n桁目データより、n桁
の入力暗証番号を確定し(SB5)、前記暗証番号照合
処理へ戻る。
【0034】該暗証番号処理では、図6に示したよう
に、ステップS8にて、前記RAM13に予め記憶され
たn桁の登録暗証番号を読み出した後、前記暗証番号入
力処理にて入力された前記入力暗証番号と、前記RAM
13より読み出された前記登録暗証番号とが一致するか
否かを照合する(S9)。このとき、前記入力暗証番号
と前記登録暗証番号とが不一致の場合には、前記施錠装
置によるロックを解除すること無く、メインルーチンへ
戻る一方、前記入力暗証番号と前記登録暗証番号とが一
致していた場合には、前記ロック制御部15を介して、
前記施錠装置によるロックを解除した後(S10)、メ
インルーチンへ戻る。
【0035】このように、通信回線を利用したオンライ
ン操作、あるいは、設定スイッチ20によるオフライン
操作により、本暗証番号入力装置1が設けられた出入口
におけるセキュリティレベルを変更することができ、セ
キュリティレベルを低レベルから高レベルに変更するこ
とによって、図2に示したように、前記第1〜第10の
キースイッチ31〜40に”1”〜”9”、”0”の数
字が順に割り当てられた固定配置状態から、前記第1〜
第10のキースイッチ31〜40に”0”〜”9”の数
字が無作為に割り当てられたランダム配置状態へ移行す
ることができる。
【0036】これにより、特定スイッチの摩耗や汚れ及
び操作手順により、第三者への暗証番号の漏れを未然に
防止することができる。また、セキュリティレベルに合
わせた動作状況の設定、及び設置後における動作状況の
変更を容易に行うことができ、使用状況に応じた応用範
囲の広い暗証番号入力装置1となり得る。
【0037】一方、前記操作パネル30にあっては、前
記各表示部51〜60を構成する7セグメントLED7
7は、図3及び図4に示すように、前記操作パネル30
のケーシング75内に収容されるとともに、該ケーシン
グ75に開設された開口部76より視認可能に設けられ
ており、前記操作パネル30の表面より没入した位置に
設けられている。これにより、前記操作パネル30の表
面と前記7セグメントLED77との間には、前記ケー
シング75の肉厚分の段差が形成され、前記7セグメン
トLED77による表示の左右の視野角αを狭めること
ができる。また、上下の視野角βは、操作者の身長差を
考慮し広くとられている。これにより、スイッチ操作時
における前記各表示部51〜60の覗き等による直接的
な暗証番号の漏れを未然に防止することができる。
【0038】(第2の実施の形態)図8は、本発明の第
2の実施の形態にかかる暗証番号照合処理を示すフロー
チャートであり、メインルーチンより暗証番号照合処理
が呼び出された際には、ステップSC1にて、前記操作
パネル30の操作者が所有するカード体からのカードデ
ータをリーダ部14を介して読み込み、読み込まれたカ
ードデータより当該操作者の個人識別データを特定し、
この個人識別データに基づき、セキュリティレベルを高
レベルまたは低レベルのいずれかから選択する(SC
2)。
【0039】そして、選択されたセキュリティレベルが
高レベルか否かを判断し(SC3)、高レベルが選択さ
れている場合には、前記第1〜第10のキースイッチ3
1〜40に、”0”〜”9”の数字を無作為に割り当て
る一方(SC4)、高レベルが選択されていない場合、
つまりセキュリティレベルが低レベルの場合には、前記
第1〜第10のキースイッチ31〜40に、”1”〜”
9”、”0”の数字を順に割り当てる(SC5)。そし
て、前記各キースイッチ31〜40に割り当てられた数
字を、各キースイッチ31〜40に対応する各表示部5
1〜60に表示した後(SC6)、第1の実施の形態と
同様の暗証番号入力処理へ移行する(SC7)。
【0040】次に、前記カード所有者の個人別に設定さ
れた個人識別データに対応して予め前記RAM13に記
憶されたn桁の登録暗証番号データを、前記RAM13
より読み出した後(SC8)、前記暗証番号入力処理に
て入力されたn桁の入力暗証番号と、前記RAM13よ
り読み出された前記登録暗証番号とが一致するか否かを
照合する(SC9)。このとき、前記入力暗証番号と前
記登録暗証番号とが不一致の場合には、前記施錠装置に
よるロックを解除すること無く、メインルーチンへ戻る
一方、前記入力暗証番号と前記登録暗証番号とが一致し
ていた場合には、前記ロック制御部15を介して、前記
施錠装置によるロックを解除した後(SC10)、メイ
ンルーチンへ戻る。
【0041】このように、操作者が所有するカード体の
カードデータから個人識別データを特定し、この個人識
別データに基づきセキュリティレベルを選択することが
できる。これにより、図2に示したように、前記第1〜
第10のキースイッチ31〜40に、”1”〜”
9”、”0”の数字が順に割り当てられた固定配置状態
から、前記第1〜第10のキースイッチ31〜40
に、”0”〜”9”の数字が無作為に割り当てられたラ
ンダム配置状態へ移行することができるので、第1の実
施の形態と同様に、特定スイッチの摩耗や汚れ及び操作
手順による第三者への暗証番号の漏れを未然に防止する
ことができる。よって、個人毎に設定されたセキュリテ
ィレベルに合わせて動作状況を変更することができる。
【0042】なお、本実施の形態にあっては、セキュリ
ティレベルが高レベルに設定された際に、前記第1〜第
10のキースイッチ31〜40に、”0”〜”9”の数
字を無作為に割り当てる場合を例に挙げて説明したが、
例えば、前記数字をローテーションさせたり、シフトさ
せて、各キースイッチ31〜40に割り当てられる数字
を変更しても良い。
【0043】また、前記RAM13には、カード保有者
毎に設定された個人用の登録暗証番号が記憶されている
場合を例に挙げて説明したが、例えば、暗証番号入力装
置1が設置される出入口に対応して設定されたゲート暗
証番号を記憶するとともに、入力された入力暗証番号デ
ータが、前記ゲート暗証番号に一致した際に施錠装置に
よるロックを解除する構成としても良い。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1の
暗証番号入力装置にあっては、暗証番号を入力するスイ
ッチと、該スイッチに割り当てられた内容を表示する表
示部とは、独立して設けられているので、スイッチ操作
時において、前記スイッチの表面が指で覆われても、前
記表示部による表示の視認性を確保することができる。
したがって、スイッチと表示部とが一体化され、スイッ
チ操作時において、スイッチ表面に表示された番号等が
指により覆われてしまう従来の暗証番号入力装置と比較
して、表示が隠蔽されてしまうことによる誤入力などの
不安を解消することができる。また、前記スイッチと前
記表示部とは別体なので、スイッチと表示部とが一体化
されている従来と比較して、スイッチ構造の選択肢が増
加するとともに、操作性、耐久性、及びコストを考慮し
た際のスイッチの構造上の自由度を高めることができ
る。
【0045】また、前記各表示部の表示部分を、前記操
作パネルの表面より没入させることにより、前記操作パ
ネルの表面と前記各表示部との間に段差を形成すること
ができ、これにより、前記表示部による表示の左右の視
野角を狭めることができる。したがって、スイッチ操作
時における覗き等による直接的な暗証番号の漏れを未然
に防止することができる。
【0046】また、本発明の請求項2の暗証番号入力装
置においては、外部から通信データが送られるオンライ
ン操作、もしくは内蔵設定スイッチ等により設定データ
が設定されるオフライン操作によりセキュリティレベル
を変更することによって、前記各スイッチに各スイッチ
毎に予め設定された数字が割り当てられた固定配置状態
から、前記各スイッチに所定の数字が無作為に割り当て
られるランダム配置状態へ移行することができる。した
がって、特定スイッチの摩耗や汚れ及び操作手順によ
り、第三者への暗証番号の漏れを未然に防止することが
できる。また、セキュリティレベルに合わせた動作状況
の設定、及び設置後における動作状況の変更を容易に行
うことができるので、使用状況に応じた応用範囲の広い
暗証番号入力装置となり得る。
【0047】さらに、請求項3の暗証番号入力装置で
は、操作者が所有するカード体のカードデータから個人
識別データを特定し、この個人識別データに基づきセキ
ュリティレベルを選択することができる。これにより、
前記各スイッチに各スイッチ毎に予め設定された数字が
割り当てられた固定配置状態から、前記各スイッチに所
定の数字が無作為に割り当てられるランダム配置状態へ
移行することができるので、請求項2の場合と同様に、
特定スイッチの摩耗や汚れ及び操作手順による第三者へ
の暗証番号の漏れを未然に防止することができる。よっ
て、個人毎に設定されたセキュリティレベルに合わせて
動作状況を変更することができる。
【0048】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す図であり、
(a)はオフライン装置のブロック図であり、(b)は
オンライン装置のブロック図である。
【図2】同実施の形態における操作パネルを示す正面図
である。
【図3】図2のB−B断面図である。
【図4】図2のA−A断面図である。
【図5】図2のB−B断面に相当する他の実施の形態を
示す断面図である。
【図6】同実施の形態の動作を示すフローチャートであ
る。
【図7】同実施の形態における暗証番号入力処理の動作
を示すフローチャートである。
【図8】本発明の第2の実施の形態の動作を示すフロー
チャートである。
【符号の説明】
11 CPU 12 ROM 13 RAM 14 リーダ部 15 ロック制御部 16 キーブロック 17 表示ブロック 18 駆動部 19 通信制御部 20 設定スイッチ 21 群制御部 22 リーダ部 23 ロック制御部 24 他の暗証番号入力装置 30 操作パネル 31〜42 第1〜第12のキースイッチ 51〜60 第1〜第10の表示部α 視野角 β 視野角

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 暗証番号が入力される暗証番号入力装置
    において、 複数のスイッチと、各スイッチに対応するとともに、対
    応するスイッチに任意に割り当てられた内容を表示する
    表示部とを独立的に有する操作パネルを備え 前記各表示部を前記操作パネルの表面より没入させ、各
    表示部での視野角を前記表面から表示部分までの没入量
    を利用して制限する一方、前記各スイッチの操作部分
    を、前記各表示部の表示部分より表面側に配置した こと
    を特徴とする暗証番号入力装置。
  2. 【請求項2】 予め設定された登録暗証番号データを記
    憶する記憶手段と、 外部より送られてくる通信データ、もしくは内蔵設定ス
    イッチ等により設定された設定データに基づき、セキュ
    リティレベルが高レベルか低レベルかを選択する選択手
    段と、 該選択手段により低レベルが選択された際に、前記各ス
    イッチに、各スイッチ毎に予め設定された数字を割り当
    てる固定割当手段と、 前記選択手段により高レベルが選択された際に、前記各
    スイッチに、所定の数字を無作為に割り当てるランダム
    割当手段と、 前記各スイッチに割り当てられた数字を、それぞれのス
    イッチに対応した前記各表示部に表示させる表示手段
    と、 前記スイッチが操作された際に、操作されたスイッチに
    割り当てられた数字を入力データとして入力する入力手
    段と、 該入力手段により入力された前記入力データに基づき、
    入力暗証番号データを形成する入力暗証番号データ形成
    手段と、 該入力暗証番号データ形成手段により形成された前記入
    力暗証番号データが、前記記憶手段に記憶された登録暗
    証番号データと一致するか否かを照合する照合手段と、 をさらに備えたことを特徴とする請求項1記載の暗証番
    号入力装置。
  3. 【請求項3】 個人別に予め設定された個人識別データ
    に対応する登録暗証番号データを記憶する記憶手段と、 前記操作パネルの操作者が所有するカード体からカード
    データを読み込み、該カードデータより当該操作者の個
    人識別データを特定する特定手段と、 該特定手段により特定された前記個人識別データに基づ
    き、セキュリティレベルが高レベルか低レベルかを選択
    する選択手段と、 該選択手段により低レベルが選択された際に、前記各ス
    イッチに、各スイッチ毎に予め設定された数字を割り当
    てる固定割当手段と、 前記選択手段により高レベルが選択された際に、前記各
    スイッチに、所定の数字を無作為に割り当てるランダム
    割当手段と、 前記各スイッチに割り当てられた数字を、それぞれのス
    イッチに対応した前記各表示部に表示させる表示手段
    と、 前記スイッチが操作された際に、操作されたスイッチに
    割り当てられた数字を入力データとして入力する入力手
    段と、 該入力手段により入力された前記入力データに基づき、
    入力暗証番号データを形成する入力暗証番号データ形成
    手段と、 該入力暗証番号データ形成手段により形成された前記入
    力暗証番号データが、前記個人識別データに対応する前
    記登録暗証番号データと一致するか否かを照合する照合
    手段と、 をさらに備えたことを特徴とする請求項1記載の暗証番
    号入力装置。
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