JP2022067518A - 機械式駐車設備の識別コード式操作システム - Google Patents

機械式駐車設備の識別コード式操作システム Download PDF

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Abstract

【課題】 機械式駐車設備の利用者が運転操作盤に直接触れることなく入出庫作業を行うことができる機械式駐車設備の識別コード式操作システムを提供する。【解決手段】 機械式駐車設備の識別コード式操作システムであって、機械式駐車設備の操作と契約者に割り当てられた複数の識別コードを記録した媒体と、機械式駐車設備に備えられ、識別コードを読み取る非接触式の読取り部と、読取り部で読み取った識別コードを認識する認識部と、を備え、読取り部で読み取った複数の識別コードに基づいて機械式駐車設備における複数の操作が行われるように構成されている。【選択図】 図1

Description

本発明は、機械式駐車設備の利用を識別コードで行う識別コード式操作システムに関する。
従来、機械式駐車設備(この明細書及び特許請求の範囲の書類中における「機械式駐車設備」は、箱型循環式、水平循環式、平面往復式、縦横移動パズル式、エレベータ式、垂直循環式、多段式、及び平面駐車移動式等、種々の形式の駐車設備を含む)においては、入出庫を行う前の利用者認証として、例えば、暗証番号、IDカード、リモコン及び指紋や静脈などによる認証が行われている。この認証操作の1つとして、バーコードを用いた認証がある。
例えば、バーコードを用いた認証に関する先行技術として、時間貸しの利用者に対してバーコードのID番号が記載されたIDカードを配布するようにした機械式駐車装置の制御方法がある(例えば、特許文献1参照)。
また、他の先行技術として、機械式駐車装置の利用者情報として駐車券にバーコードを記載し、駐車券の利用時にバーコードをバーコードリーダで読み取るようにしたものがある(例えば、特許文献2参照)。
特開2017-96053号公報 特開2018-115501号公報
ところで、近年、不特定多数の人が触れる部分にウイルスが付着し、その部分に他の人が触れることで感染することが問題となっている。このため、多くの人が触れる部分に触ることなく操作ができることが望まれる場合がある。
多くの人が触れるものとして、例えば、機械式駐車設備の運転操作盤がある。運転操作盤では、入出庫を行う前の利用者の認証の他、入出庫部内の安全確認、出入口扉の閉鎖など、複数の操作をボタン操作やタッチパネル操作で実行している。このため、利用者が運転操作盤に直接触れて操作することになる。このことは、上記特許文献1,2においても同様である。
そこで、本発明は、機械式駐車設備の利用者が運転操作盤に直接触れることなく入出庫作業を行うことができる機械式駐車設備の識別コード式操作システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、機械式駐車設備の識別コード式操作システムであって、機械式駐車設備の操作と契約者に割り当てられた複数の識別コードを記録した媒体と、前記機械式駐車設備に備えられ、前記識別コードを読み取る非接触式の読取り部と、前記読取り部で読み取った前記識別コードを認識する認識部と、を備え、前記読取り部で読み取った複数の前記識別コードに基づいて前記機械式駐車設備における複数の操作が行われるように構成されている。この明細書及び特許請求の範囲の書類中における「識別コード」は、例えば、バーコード、2次元コード、電子データのコードなどを含む。また、「記録」は「記載」を含み、バーコードなどの記載、電子データのコードの記録などを含む。
この構成により、契約者は機械式駐車設備に備えられた読取り部に適切な識別コードをかざすことで、機械式駐車設備の運転操作盤に触れることなく操作を行うことができる。よって、車両の入出庫時に感染症に感染するリスクを低減でき、感染症の予防を図ることができる。
また、前記識別コードは、少なくとも前記機械式駐車設備において契約者を認証する第1識別コードと、前記機械式駐車設備の操作に応じた第2識別コードと、を含んでいてもよい。このように構成すれば、契約者の認証と、機械式駐車設備の操作を識別コードによって非接触で行うことができる。
また、前記第1識別コードは、前記契約者を認証する情報と前記機械式駐車設備を特定できる情報を含んでいてもよい。このように構成すれば、同一の契約者であっても、機械式駐車設備に対応した媒体でしか操作できないようにできる。
また、前記識別コードは、前記機械式駐車設備における複数の操作に1つの前記識別コードが割り振られていてもよい。このように構成すれば、同様の操作を1つの識別コードで実行したり、一連の操作などを1つの識別コードで実行することができる。
また、前記識別コードは、前記機械式駐車設備における1つの操作に複数の前記識別コードが割り振られていてもよい。このように構成すれば、安全対策の操作などを複数の識別コードのいずれでも実行可能なようにできる。
また、前記認識部は、前記機械式駐車設備の出入口扉の閉鎖中に前記読取り部で前記識別コードを認識すると前記出入口扉の閉鎖を停止させるように構成されていてもよい。このように構成すれば、閉鎖中の出入口扉を、複数の識別コードのいずれでも停止させることができるので、緊急時などに出入口扉の閉鎖を非接触で停止させることができる。
また、前記識別コードを生成する識別コード生成部をさらに備え、前記機械式駐車設備は、前記識別コード生成部へのアクセスコードを有し、前記識別コード生成部は、前記アクセスコードでアクセスした前記契約者に対し、前記識別コードを生成して付与するように構成されていてもよい。このように構成すれば、識別コードが記録されたカードなどを携帯する必要がなく、携帯端末で識別コード生成部にアクセスし、識別コード生成部から付与された識別コードで機械式駐車設備を操作することができる。
本発明によれば、機械式駐車設備の利用者が運転操作盤に直接触れることなく識別コードを読み取らせることで機械式駐車設備を操作することが可能となる。よって、運転操作盤に直接触れることで感染症に感染するリスクを低減でき、感染症の予防を図ることが可能となる。
図1は、本発明に係る識別コードの一例が記録された第1実施形態の第1操作カードを示す正面図である。 図2は、図1とは異なる識別コードの一例が記録された第2実施形態の第2操作カードを示す正面図である。 図3は、機械式駐車設備における運転操作盤の一例を示す正面図である。 図4は、図3に示す運転操作盤において第1操作カードで機械式駐車設備を操作する例を示す正面図である。 図5は、機械式駐車設備の制御の一例を示すフロー図である。 図6は、図2とは異なる識別コードの一例が記録された第3実施形態の第3操作カードを示す正面図である。 図7は、図6とは異なる識別コードの一例が記録された第4実施形態の第4操作カードを示す正面図である。
以下、一実施形態を図面に基づいて説明する。以下の実施形態では、複数の識別コードの一例が記録された媒体として操作カード10,20,30,40を用いる例を主に説明する。なお、媒体はカードに限定されない。また、「契約者」は、予め機械式駐車設備の制御装置(図示略)に登録された利用者である。
(操作カードの例)
図1は、識別コード12,13の一例が記録された第1実施形態の第1操作カード10を示す正面図である。図2は、図1とは異なる識別コード22,23の一例が記録された第2実施形態の第2操作カード20を示す正面図である。第1操作カード10及び第2操作カード20は、識別コード12,13及び識別コード22,23としてバーコードが記載されることで記録された例である。
また、これらの例は、識別コード12に機械式駐車設備を特定できる情報を追加し、特定の機械式駐車設備しか操作できないようにしている。すなわち、機械式駐車設備に設備を特定できるIDを割り振り、識別コード12にID情報を追加し、ID情報が一致したときのみ操作できるようにして、他のID情報の識別コード12では操作できないようにしている。また、これらの例では、識別コード12に契約者(利用者)の認証情報を追加し、機械式駐車設備に登録された認証情報の識別コード12でしか操作できないようにしている。
図1に示す第1操作カード10は、第1駐車設備(図示略)の契約者である第1契約者のカードであり、この例では図示するカード本体11(例えば、数mmの板材)の上面の上方と下方に第1識別コード12と第2識別コード13とが記載されている。この例では、上方に、駐車設備ごとに異なる駐車設備識別コード(100201)と、契約者ごとに異なる契約者認証コード(1234)とから構成された認証用バーコード12(第1識別コード)が記載されている。また、下方には、駐車設備識別コード(100201)と、全駐車設備において共通の個別操作・安全確認コード(9999)とから構成された安全確認用バーコード13(第2識別コード)が記載されている。安全確認用バーコード13は、例えば、後述するように扉閉操作を行うための識別コードとして割り振って用いることもできる。
この例では、認証用バーコード12の部分の周囲を着色部14としているので、目視で認証用バーコード12と安全確認用バーコード13の位置を容易に認識できる。また、認証用バーコード12と安全確認用バーコード13の記載方向を逆向きとすることで、第1操作カード10を持った状態で読取り部52(図4)にかざす位置の識別コードがいずれの識別コードであるかを認識しやすくしている。
図2に示す第2操作カード20は、第1駐車設備(図示略)の契約者である第2契約者が利用するカードであり、この例では図示するカード本体21の上面の上方と下方に第1識別コード22と第2識別コード23とが記載されている。この例では、上方に、駐車設備ごとに異なる駐車設備識別コード(100201)と、契約者ごとに異なる契約者認証コード(5678)とから構成された認証用バーコード22(第1識別コード)が記載されている。また、下方には、駐車設備識別コード(100201)と、全駐車設備において共通の個別操作・安全確認コード(9999)とから構成された安全確認用バーコード23(第2識別コード)が記載されている。
この例でも、認証用バーコード22の部分の周囲を着色部24としているので、目視で認証用バーコード22と安全確認用バーコード23の位置を容易に確認できる。また、この例でも、認証用バーコード22と安全確認用バーコード23の記載方向を逆向きとすることで、第2操作カード20を持った状態で読取り部52(図4)にかざす位置の識別コードがいずれの識別コードであるかを認識しやすくしている。
なお、第1契約者が第1駐車設備とは異なる第2駐車設備の操作カード(図示略)を持つこともできる。この場合の操作カードは、例えば、カード本体の上方には駐車設備ごとに異なる駐車設備識別コード(100202)と、契約者ごとに異なる契約者認証コード(1234)とから構成された認証用バーコード(認証用バーコード12と一部が異なる)が記載される。また、下方には、駐車設備識別コード(100202)と、全駐車設備において共通の個別操作・安全確認コード(9999)とから構成された安全確認用バーコード(安全確認用バーコード13とは一部が異なる)が記載されたものとすればよい。この実施形態では、操作しようとする駐車設備の駐車設備識別コードと一致しなければ、契約者認証コードや個別操作・安全確認コードが一致するか否かに関わらず、その操作カードで認証されることはなく、または操作を実行することはできないようになっている。
また、第1契約者及び第2契約者とは異なる第3契約者が第2駐車設備の操作カード(図示略)を持つこともできる。この場合、例えば、カード本体の上方には駐車設備ごとに異なる駐車設備識別コード(100202)と、契約者ごとに異なる契約者認証コード(6543)とから構成された認証用バーコード(認証用バーコード22と一部が異なる)を記載することができる。また、下方には、駐車設備識別コード(100202)と、全駐車設備において共通の個別操作・安全確認コード(9999)とから構成された安全確認用バーコード(安全確認用バーコード23と一部が異なる)を記載することができる。
上記した第1操作カード10及び第2操作カード20では、2つのバーコードを記載した例を説明したが、後述するように、識別コード12,13,22,23の数は2つに限定されない。個別操作・安全確認コードは、扉開(例えば「9998」)、扉閉(例えば「9997」)など、通常の運転操作盤50(図3)に設けられる各種ボタンに対応したものを設けてもよい。
なお、各コードの桁数は一例である。例えば、通常4桁で運用される契約者認証コードを、先頭に「0」を付加した5桁とし、個別操作・安全確認コードを、それぞれ先頭を「1」とした5桁に設定すれば、契約者認証コードの数字は4桁全てを従来通り自由に利用できる。
(運転操作盤と操作例)
図3は、機械式駐車設備における運転操作盤50の一例を示す正面図である。図4は、図3に示す運転操作盤50において第1操作カード10で機械式駐車設備を操作する例を示す正面図である。
図3に示すように、この実施形態の運転操作盤50には、タッチパネル式の表示部51と、識別コード12,13を読み取る非接触式の読取り部52と、安全確認ボタン55、終了扉閉ボタン56、及び非常停止ボタン57が備えられている。表示部51には、利用者が行う操作の案内や、「入口番号」、「呼番号」、「待ち時間」などの情報が表示される。識別コード12,13の読取り部52には、認証可能状態で点灯している緑ランプ53と、識別コード12,13をかざした時に点灯する赤ランプ54とが設けられている。読取り部52で読み取られた識別コード12,13は、制御装置などの認識部(図示略)で認識される。
なお、読取り部52は図示する形態に限定されない。例えば、運転操作盤50に凹部を設け、凹部内に第1操作カード10を挿入することで、上方又は下方から識別コード12,13を読み取る非接触式の読取り部とすることもできる。また、読取り部52は、運転操作盤50とは分離して、乗車した利用者が操作しやすい位置に独立して設けてもよい。この場合、読取り部52に隣接して非常停止ボタンを設けるのが好ましい。この実施形態の運転操作盤50は一例であり、運転操作盤50はこの例に限定されるものではない。
図4に示すように、この運転操作盤50で第1操作カード10を使用する場合、利用者が運転操作盤50の読取り部52に第1操作カード10の識別コード12(説明上、識別コード12を上面に示している)をかざして読み取らせる。読取り部52で識別コード12が読み取られると、その識別コード12の情報が図示しない制御装置の認識部で認識され、記憶部に記憶された利用者の情報に基づいて認証部(図示略)で認証される。ここで、識別コード12に含まれる駐車設備識別コードを照合して一致した後で契約者認証コードで認証してもよいし、駐車設備識別コードと契約者認証コードを一体のものとして記憶部に記憶された情報に基づいて認証してもよい。これは、安全確認用バーコード等の操作に応じた第2識別コードにおいても同様である。制御装置は、プロセッサ、揮発性メモリ、不揮発性メモリ及びI/Oインターフェース等を有する。読み取られた識別コード12の認証は、不揮発性メモリに保存されたプログラムに基づいてプロセッサが揮発性メモリを用いて演算処理することで実現される。
(機械式駐車設備の操作例)
図5は、機械式駐車設備の制御の一例を示すフロー図である。この図に基づいて、上記第1操作カード10を用いた機械式駐車設備の操作フロー例を説明する。
開始後、第1認証操作が実行されたか否か判定される(S1)。この第1認証操作は、第1操作カード10にバーコードを記載することで記録されている認証用バーコード12を運転操作盤50の読取り部52にかざすことで実行される(a)。よって、第1認証操作を、運転操作盤50に直接触れることなく実行できる。
上記第1認証操作が実行されると、その第1認証データが登録された利用者の認証データと一致するか否かが判定される(S2)。登録された利用者の認証データと一致しない場合、エラー表示処理がなされて(S3)、第1認証操作を待つ状態(S1)に戻る。第1認証操作の第1認証データが登録された利用者の認証データと一致することが照合されると、内部の機械が動作して搬送呼出処理が行われ、呼出しパレットが入出庫部まで搬送される(S4)。呼出しパレットが入出庫部に到着すると、扉開処理が実行されて(S5)、出入口扉が自動的に開放される。その後、入庫であれば、車両を呼出しパレットに搭載する。出庫であれば、呼出しパレットの車両に乗り込んで退出する。なお、出入口扉の扉開処理が実行された後は、少なくとも非常停止の操作以外は受け付けない運転操作機能ロック状態とすることができる。これにより、出入口扉を開放した後の入出庫操作中に、他の人が誤って安全確認操作を行っても無効にすることができる。
また、出入口扉が開放された後は、安全確認報知処理が行われる(S6)。安全確認報知処理としては、安全確認操作と扉閉操作を行った後、第2認証操作を行い、その第2認証操作の第2認証データが第1認証操作の第1認証データと一致した場合は出入口扉の閉鎖が開始されることが報知される。
そして、安全確認操作が実行されたか否かが判定される(S7)。安全確認操作としては、第1操作カード10の安全確認用バーコード13を運転操作盤50の読取り部52にかざすことで実行される(b)。よって、安全確認操作も、運転操作盤50に直接触れることなく実行できる。
また、この実施形態では、この安全確認操作が実行されたか否かの判定の後、扉閉操作が実行されたか否かの判定が行われる(S8)。この扉閉操作は、この実施形態では、第1操作カード10に記載されている安全確認用バーコード13を運転操作盤50の読取り部52にかざすことで実行される(c)。これは、第1操作カード10の安全確認用バーコード13が、扉閉操作用バーコードとしても割り振られているためである。よって、扉閉操作も、運転操作盤50に直接触れることなく実行できる。
なお、扉閉操作が実行されたか否かの判定(S8)を無くし、「安全確認操作」と「扉閉操作」を1つの操作にすることができる(図中、点線「h」で示す部分)。この場合、第1操作カード10の安全確認用バーコード13を運転操作盤50の読取り部52に1回かざすことで実行されるようにできる。
この実施形態では、扉閉操作が実行されたと判定されると(S8)、扉閉処理開始のための第2認証操作を促すアナウンスがなされる(S9)。音声によるアナウンスの他、タッチパネル式の表示部51にその旨表示するなど、種々の方法を用いてもよい。
その後、第2認証操作が実行されたか否かが判定される(S10)。第2認証操作は、第1操作カード10に記載されている認証用バーコード12を運転操作盤50の読取り部52にかざすことで実行される(d)。よって、第2認証操作も、運転操作盤50に直接触れることなく実行できる。
第2認証操作が実行されると、第2認証データと第1認証データとが一致するか否かの照合処理がされる(S11)。第1認証データと第2認証データとが一致しない場合、エラー表示処理がなされて(S12)、第2認証操作を促すアナウンスの状態に戻る(S9)。なお、エラー表示処理をした後、安全確認報知処理(S6)まで戻るようにしてもよい。また、安全確認操作(b)及び扉閉操作(c)と第2認証操作(d)の順序を入れ替えて、照合処理(S11)の後でS6~S8の処理を行うようにしてもよい。
そして、照合処理(S11)において、第1認証データと第2認証データとが一致した場合、扉閉処理(扉閉動作)が開始されて(S13)、出入口扉の閉鎖が始まる。この実施形態では、出入口扉の閉鎖が開始された後、運転操作盤50の読取り部52に第1操作カード10のいずれかの識別コード12,13がかざされて読み取られたか否かの判定がなされる(S14)。この判定は、出入口扉の閉鎖が始まった後、人の再入室や忘れ物に気付いた場合など、出入口扉の閉鎖を止めるためのものである。そして、出入口扉の閉鎖中にいずれかの識別コード12,13が読取り部52で読み取られると、扉閉動作が停止され(S15)、安全確認報知処理の状態に戻る(S6)。これは、出入口扉の閉鎖中における「扉開」の1つの操作に、2つ以上の識別コード12,13を割り振ることによってできる。この操作も、運転操作盤50に直接触れることなく実行できる。扉閉動作停止(S15)は、出入口扉の閉鎖の動作を単に停止させるだけでも、停止させた後に出入口扉を開放するようにしてもよい。
出入口扉の閉鎖が開始された後(S13)、出入口扉の閉鎖が完了するまで読取り部52で識別コード12,13が読み取られない場合(S14)、出入口扉が閉鎖されて(S16)、終了する。
このように、複数の識別コード12,13が記録された第1操作カード10を用いて機械式駐車設備を操作するシステムが、機械式駐車設備の識別コード式操作システムである。この識別コード式操作システムによれば、利用者の認証及び機械式駐車設備を動作させる複数の操作について、第1操作カード10に記録された複数の識別コード12,13を運転操作盤50の読取り部52にかざすことによって非接触で実行することができる。なお、第2操作カード20でも同様である。
よって、利用者が機械式駐車設備の運転操作盤50に直接触れることがなく、入出庫作業を行うことができ、多くの人が触れる運転操作盤50を介して感染症に感染するおそれを低減することができる。
(その他の変形例)
図6は、図2とは異なる識別コードの一例が記録された第3実施形態の第3操作カード30を示す正面図である。図7は、図6とは異なる識別コードの一例が記録された第4実施形態の第4操作カード40を示す正面図である。なお、上記した第1操作カード10と同様の構成には、同様の符号を付して説明する。
図6に示す第3操作カード30は、識別コードを記録するために2次元コード(例えば、QRコード(登録商標))が用いられた例を示している。カード本体31には、認証用2次元コード32(第1識別コード)と安全確認用2次元コード33(第2識別コード)が記載されることで記録されている。認証用2次元コード32及び安全確認用2次元コード33は、上記した第1操作カード10又は第2操作カード20と同じ情報とすることができる。2次元コードの場合、バーコードよりも情報量を多く持たせることができるため、例えば、全ての2次元コードに契約者情報や登録されている車両の情報などを含めることもできる。第3操作カード30も、認証用2次元コード32の部分の周囲を着色部34としているので、目視で認証用2次元コード32と安全確認用2次元コード33の位置を容易に確認できる。
図7に示す第4操作カード40は、カード本体41に3つの識別コードが記録された例であり、認証用2次元コード42(第1識別コード)と安全確認用バーコード43(第2識別コード)及び扉閉操作用バーコード45(第3識別コード)が記載されることで記録されている。認証用2次元コード42及び安全確認用バーコード43は、上記した第1操作カード10又は第2操作カード20と同じ情報とすることができる。扉閉操作用バーコード45は、安全確認用バーコード43とは異なるバーコードが用いられる。この第4操作カード40によれば、「安全確認」は安全確認用バーコード43で行い、「扉閉操作」は扉閉操作用バーコード45で行うこととなる。連続して行う「安全確認」と「扉閉操作」に異なるバーコードを用いることで、例えば1回の操作で同じバーコードが2回認識されて意図せずに2つの操作を行ったように動作することを防止することもできる。
第4操作カード40でも、認証用2次元コード42に登録されている車両の情報などを含めることができる。第4操作カード40も、認証用2次元コード42の部分の周囲を着色部44としているので、目視で認証用2次元コード42と安全確認用バーコード43及び扉閉操作用バーコード45の位置を容易に確認できる。
なお、上記した実施形態では、識別コード12,13,22,23,32,33,42,43,45としてバーコードと2次元コードを例に説明したが、機械式駐車設備の制御装置において識別できる手段であれば、識別コード12,13,22,23,32,33,42,43,45は上記実施形態に限定されない。
また、識別コード12,13,22,23,32,33,42,43,45の数、種類などは、上記した実施形態に限定されるものではない。識別コード12,13,22,23,32,33,42,43,45の数は、機械式駐車設備における操作の数に応じて決めることができる。例えば、利用者が、「認証」、「起動(スタート)」、「扉開」、「扉閉」、「安全確認」の合計5種類の操作を行う機械式駐車設備であれば、それぞれの操作に対応した5つの識別コードとすることができる。
また、機械式駐車設備の操作がこのような操作の場合、1つの識別コードを2つの操作に割り振ってもよい。例えば、「扉開」と「扉閉」を同じ識別コードとし、その識別コードは扉開放中は扉閉、扉閉鎖中は扉開として認識するようにすればよい。
また、1つの操作で複数のボタンを使用する一連の操作について、操作と順番を1つの識別コードに含め、1つの識別コードを運転操作盤50の読取り部52にかざすことで一連の操作を実行するようにしてもよい。例えば、認証用の暗証番号4桁の番号ボタンを押した後に「起動ボタン」を押すという一連の操作を、その順番を含めて1つの識別コードに含めることができる。
また、認証用バーコード(認証コード)と安全確認用バーコード(個別操作コード)を、カード本体11,21,31,41の表裏に分けて記載することもできる。
また、1つの識別コードで操作する数に応じて識別コードの数を決めてもよい。識別コードの種類、識別コードの数、種類などの組み合わせは、上記した実施形態に限定されるものではない。
また、上記した実施形態ではカードに識別コード12,13,22,23,32,33,42,43,45を記載しているが、識別コード12,13,22,23,32,33,42,43,45を携帯端末などの画面に表示させるようにしてもよい。例えば、携帯端末(スマートフォンなど)の画面に識別コード12,13,22,23,32,33,42,43,45(バーコード、二次元コード)を表示させ、その画面の識別コードを運転操作盤50の読取り部52で読み取らせるようにできる。
例えば、機械式駐車設備の運転操作盤50の近くに識別コードを生成・表示するサイトのアクセスコードを表示させる。そして、利用者がそのサイトにアクセスすることで、予め利用契約して登録されている契約者であれば、識別コード生成部で識別コードが生成され、画面に表示されるようにできる。そして、画面に表示された識別コードを運転操作盤50の読取り部52にかざせば、運転操作盤50に直接触れることなく操作することができる。
また、認証用のICカードを有している場合、ICカードのICチップに記録された契約者を認証する第1識別コードで認証した後の機械式駐車設備の操作時に、携帯端末に記録された操作用の識別コード13,23,33,43,45を携帯端末の画面に表示させて、各操作を携帯端末の画面に表示させた識別コードで操作することもできる。
このようにすれば、利用者は識別コード12,13,22,23,32,33,42,43,45が記載された物を携帯する必要がなくなる。また、操作カードを携帯することを忘れた場合でも、機械式駐車設備の操作時に識別コードを入手することができる。なお、識別コード12,13,22,23,32,33,42,43,45の生成と表示は、例えば、専用のアプリとすることで、より操作性や利便性を高めることができる。
また、認証用のICカードと識別コードを組み合わせて操作するようにしてもよい。例えば、ICカードに識別コードを印刷し、認証はICカードの読み取りで行い、「扉開」などの操作はICカードに印刷された識別コードで行うようにできる。さらに、ICカードに認証用ICチップ(第1識別コード)、安全確認用ICチップ(第2識別コード)など、複数のICチップを備えさせて、認証と個別操作をそれぞれのICチップで行えるようにしてもよい。
また、媒体への識別コードの記録は、印刷の他、識別コードを印刷したシールを媒体に貼り付けてもよい。例えば、識別コードが印刷されたシールをリモコンキーに貼り付ければ、リモコンキーを媒体とすることができる。
なお、識別コードをバーコードや2次元コードなどの光学式の読取り部52で読み取るコードとすれば、読取り部52などの構成費用を抑えることができる。
さらに、上記した実施形態は一例を示しており、各例を組み合わせてもよく、本発明の要旨を損なわない範囲で種々の変更は可能であり、本発明は上記した実施形態に限定されるものではない。
(総括)
以上のように、複数の識別コード12,13,22,23,32,33,42,43,45を用いて機械式駐車設備を操作するようにすれば、運転操作盤50に直接触れることなく機械式駐車設備を操作することが可能となる。よって、感染症に感染するおそれを低減させ、感染症の予防を図ることが可能となる。
また、複数の識別コードを1枚の操作カード10,20,30,40に記載することで、利用者が記憶しておく情報量を減らすことができ、利用者の負担軽減を図ることも可能となる。
10 第1操作カード
12 認証用バーコード(第1識別コード)
13 安全確認用バーコード(第2識別コード)
20 第2操作カード
22 認証用バーコード(第1識別コード)
23 安全確認用バーコード(第2識別コード)
30 第3操作カード
32 認証用2次元コード(第1識別コード)
33 安全確認用2次元コード(第2識別コード)
40 第4操作カード
42 確認用2次元コード(第1識別コード)
43 安全確認用バーコード(第2識別コード)
45 扉閉操作用バーコード(第3識別コード)
50 運転操作盤
52 読取り部

Claims (7)

  1. 機械式駐車設備の識別コード式操作システムであって、
    機械式駐車設備の操作と契約者に割り当てられた複数の識別コードを記録した媒体と、
    前記機械式駐車設備に備えられ、前記識別コードを読み取る非接触式の読取り部と、
    前記読取り部で読み取った前記識別コードを認識する認識部と、を備え、
    前記読取り部で読み取った複数の前記識別コードに基づいて前記機械式駐車設備における複数の操作が行われるように構成されている、
    ことを特徴とする機械式駐車設備の識別コード式操作システム。
  2. 前記識別コードは、少なくとも前記機械式駐車設備において契約者を認証する第1識別コードと、前記機械式駐車設備の操作に応じた第2識別コードと、を含んでいる、
    請求項1に記載の機械式駐車設備の識別コード式操作システム。
  3. 前記第1識別コードは、前記契約者を認証する情報と前記機械式駐車設備を特定できる情報を含んでいる、
    請求項2に記載の機械式駐車設備の識別コード式操作システム。
  4. 前記識別コードは、前記機械式駐車設備における複数の操作に1つの前記識別コードが割り振られている、
    請求項1に記載の機械式駐車設備の識別コード式操作システム。
  5. 前記識別コードは、前記機械式駐車設備における1つの操作に複数の前記識別コードが割り振られている、
    請求項1に記載の機械式駐車設備の識別コード式操作システム。
  6. 前記認識部は、前記機械式駐車設備の出入口扉の閉鎖中に前記読取り部で前記識別コードを認識すると前記出入口扉の閉鎖を停止させるように構成されている、
    請求項1~5のいずれか1項に記載の機械式駐車設備の識別コード式操作システム。
  7. 前記識別コードを生成する識別コード生成部をさらに備え、
    前記機械式駐車設備は、前記識別コード生成部へのアクセスコードを有し、
    前記識別コード生成部は、前記アクセスコードでアクセスした前記契約者に対し、前記識別コードを生成して付与するように構成されている、
    請求項1~6のいずれか1項に記載の機械式駐車設備の識別コード式操作システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2024043173A1 (ja) * 2022-08-23 2024-02-29 Ihi運搬機械株式会社 機械式駐車装置の操作方法及び操作装置

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