JP3310462B2 - 受体の取付装置 - Google Patents
受体の取付装置Info
- Publication number
- JP3310462B2 JP3310462B2 JP14719194A JP14719194A JP3310462B2 JP 3310462 B2 JP3310462 B2 JP 3310462B2 JP 14719194 A JP14719194 A JP 14719194A JP 14719194 A JP14719194 A JP 14719194A JP 3310462 B2 JP3310462 B2 JP 3310462B2
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- Japan
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- receiver
- elastic fixing
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は収納庫、例えばファイリ
ングキャビネット等に取り付ける受体を抽斗容器の出し
入れに際して、円滑な出し入れを可能にすると同時に、
固定が簡単にできるスライダーを兼用にした弾性固定部
材で取り付けた、受体の取付装置に関するものである。
ングキャビネット等に取り付ける受体を抽斗容器の出し
入れに際して、円滑な出し入れを可能にすると同時に、
固定が簡単にできるスライダーを兼用にした弾性固定部
材で取り付けた、受体の取付装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、キャビネット等において、この種
の受体に代わる固定用サスペンションは、上がり防止機
構が設けてなく、単に本体側の孔と、固定用サスペンシ
ョンの切り起こし爪との引っ掛け係合により行っている
ものが知られている（実開昭５７−４７９５０号公報参
照）。
の受体に代わる固定用サスペンションは、上がり防止機
構が設けてなく、単に本体側の孔と、固定用サスペンシ
ョンの切り起こし爪との引っ掛け係合により行っている
ものが知られている（実開昭５７−４７９５０号公報参
照）。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
技術においては、キャビネット本体に設けた後側と前側
の孔に固定用サスペンションを単に取り付ける場合、作
業性が悪く、さらに抽斗の出し入れにより固定用サスペ
ンションの上がり現象が起き外れてしまう等の問題があ
り、これに対する対策も十分ではなかった。本発明は、
この事情に鑑み、簡単な構成により、収納庫本体内壁に
相対向して設けられた、本体側板または支柱の上下方向
に複数設けられた略矩形状の係止孔に、前後端に前記略
矩形状の係止孔に係止可能に切り起こし爪を設けた受体
と、前記略矩形状の係止孔に弾挿可能な弾性固定部材で
係合固定する受体の取付装置を提供することを目的とす
るものである。
技術においては、キャビネット本体に設けた後側と前側
の孔に固定用サスペンションを単に取り付ける場合、作
業性が悪く、さらに抽斗の出し入れにより固定用サスペ
ンションの上がり現象が起き外れてしまう等の問題があ
り、これに対する対策も十分ではなかった。本発明は、
この事情に鑑み、簡単な構成により、収納庫本体内壁に
相対向して設けられた、本体側板または支柱の上下方向
に複数設けられた略矩形状の係止孔に、前後端に前記略
矩形状の係止孔に係止可能に切り起こし爪を設けた受体
と、前記略矩形状の係止孔に弾挿可能な弾性固定部材で
係合固定する受体の取付装置を提供することを目的とす
るものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題の解
決を図ったもので、受体の取付装置において、収納庫本
体内壁に相対向して設けられた、本体側板または支柱の
上下方向に複数設けた略矩形状の係止孔に、前、後端に
前記係止孔に係止可能な切り起こし爪を設けた受体と、
前記係止孔に弾挿可能な弾性部と、該弾性部の一側端に
係止片を、他側端に溝部を有する弾性固定部材を係合し
て取り付けるという技術手段を採用した。
決を図ったもので、受体の取付装置において、収納庫本
体内壁に相対向して設けられた、本体側板または支柱の
上下方向に複数設けた略矩形状の係止孔に、前、後端に
前記係止孔に係止可能な切り起こし爪を設けた受体と、
前記係止孔に弾挿可能な弾性部と、該弾性部の一側端に
係止片を、他側端に溝部を有する弾性固定部材を係合し
て取り付けるという技術手段を採用した。
【０００５】
【作用】本発明は、以上の技術手段を採用することによ
り、簡単な構成で、収納庫本体内壁に設けられた本体側
板または支柱に受体を取り付け、取り外す際、特殊な弾
性固定部材を採用したので、取り付けにカシメ等の必要
がなく、しかも特別な工具を使用せずに、指あるいは硬
貨、ドライバー等で簡単に取り外せる、作業性が極めて
良好なものである。
り、簡単な構成で、収納庫本体内壁に設けられた本体側
板または支柱に受体を取り付け、取り外す際、特殊な弾
性固定部材を採用したので、取り付けにカシメ等の必要
がなく、しかも特別な工具を使用せずに、指あるいは硬
貨、ドライバー等で簡単に取り外せる、作業性が極めて
良好なものである。
【０００６】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面で詳細に説
明する。図１に示したものは、一実施例の概略要部斜視
図で、１は収納庫本体、２は支柱、３は支柱２に穿設し
た略矩形状の係止孔、４は受体５の両端に設けた切り起
こし爪、５は受体、６は弾性固定部材９の略中央部に設
けた薄肉部を備えた弾性部、７は弾性固定部材９の側部
に設けた係止片、８は同じく弾性固定部材９の他側部に
形成した溝部である。
明する。図１に示したものは、一実施例の概略要部斜視
図で、１は収納庫本体、２は支柱、３は支柱２に穿設し
た略矩形状の係止孔、４は受体５の両端に設けた切り起
こし爪、５は受体、６は弾性固定部材９の略中央部に設
けた薄肉部を備えた弾性部、７は弾性固定部材９の側部
に設けた係止片、８は同じく弾性固定部材９の他側部に
形成した溝部である。
【０００７】さらに、具体的な構成を詳細に説明する
と、先ず、図１に示すように、断面略コ字形に屈曲形成
した適宜長さの受体５を説明すると、収納庫本体１内壁
に相対向して設けられた本体側板または支柱２に取り付
けるもので、受体５の立壁部１０の前部、後部に各１箇
所の前部、後部切り起こし爪４を設ける。該前部切り起
こし爪４近傍の適宜位置にナイロン等の合成樹脂材から
なる弾性固定部材９の一側部に設けた係止片７を挿入で
きる係止孔１１が形成してある。また、同じように後部
にも切り起こし爪４が形成される。
と、先ず、図１に示すように、断面略コ字形に屈曲形成
した適宜長さの受体５を説明すると、収納庫本体１内壁
に相対向して設けられた本体側板または支柱２に取り付
けるもので、受体５の立壁部１０の前部、後部に各１箇
所の前部、後部切り起こし爪４を設ける。該前部切り起
こし爪４近傍の適宜位置にナイロン等の合成樹脂材から
なる弾性固定部材９の一側部に設けた係止片７を挿入で
きる係止孔１１が形成してある。また、同じように後部
にも切り起こし爪４が形成される。
【０００８】また、収納庫本体１に受体５を弾性固定部
材９で固定した際の説明を図１〜図３で示したものに基
づいて行うと、収納庫本体１内壁に相対向して本体側板
または支柱２が設けられている。これらの本体側板また
は支柱２には図１に示されているように、受体５の前部
の切り起こし爪４が係合するように平面部に略矩形状の
係止孔３が穿設されている。この収納庫本体１の内壁に
相対向して設けられた本体側板または支柱２と受体５の
前、後部の切り起こし爪４との係合状態は、先ず後部支
柱（図示は省略）に設けた略矩形状の係止孔３に、受体
５の後部切り起こし爪４を係合挿入し、続いて受体５の
前部を収納庫本体１内壁の前部本体側板または支柱２の
略矩形状の係止孔３に合致させて押し込み、後方へ押し
入れて固定される。
材９で固定した際の説明を図１〜図３で示したものに基
づいて行うと、収納庫本体１内壁に相対向して本体側板
または支柱２が設けられている。これらの本体側板また
は支柱２には図１に示されているように、受体５の前部
の切り起こし爪４が係合するように平面部に略矩形状の
係止孔３が穿設されている。この収納庫本体１の内壁に
相対向して設けられた本体側板または支柱２と受体５の
前、後部の切り起こし爪４との係合状態は、先ず後部支
柱（図示は省略）に設けた略矩形状の係止孔３に、受体
５の後部切り起こし爪４を係合挿入し、続いて受体５の
前部を収納庫本体１内壁の前部本体側板または支柱２の
略矩形状の係止孔３に合致させて押し込み、後方へ押し
入れて固定される。
【０００９】この状態になった所で、さらに、受体５の
前部切り起こし爪４の近傍に形成した係止孔１１に、弾
性固定部材９の一側部に設けた係止片７を挿入し、さら
に、弾性固定部材９の中央部に形成した薄肉部を備えた
弾性部６が、丁度、前部本体側板または支柱２に穿設し
た略矩形状の係止孔３と合致するようになっているの
で、ここに弾性固定部材９を押し込むと、前記薄肉部を
強制的に湾曲させたようになって略矩形状の係止孔３に
挿入され、それと同時に弾性固定部材９の他側部に形成
した溝部８が本体側板または支柱２の略矩形状の係止孔
３の側端肉厚部分に嵌り込んだようになり、本体側板ま
たは支柱２の略矩形状の係止孔３に挿入嵌合固定され、
受体５のガタを防止するものである。なお、抽斗は、弾
性固定部材９により円滑にスライドするように、スライ
ダーの役目を兼用できるものである。
前部切り起こし爪４の近傍に形成した係止孔１１に、弾
性固定部材９の一側部に設けた係止片７を挿入し、さら
に、弾性固定部材９の中央部に形成した薄肉部を備えた
弾性部６が、丁度、前部本体側板または支柱２に穿設し
た略矩形状の係止孔３と合致するようになっているの
で、ここに弾性固定部材９を押し込むと、前記薄肉部を
強制的に湾曲させたようになって略矩形状の係止孔３に
挿入され、それと同時に弾性固定部材９の他側部に形成
した溝部８が本体側板または支柱２の略矩形状の係止孔
３の側端肉厚部分に嵌り込んだようになり、本体側板ま
たは支柱２の略矩形状の係止孔３に挿入嵌合固定され、
受体５のガタを防止するものである。なお、抽斗は、弾
性固定部材９により円滑にスライドするように、スライ
ダーの役目を兼用できるものである。
【００１０】また、弾性固定部材９の弾性部６の形状に
ついては、押し縮めて押し込んで放すことにより、弾性
力で復元して固定状態になるものであれば、種々の形状
に設計変更できることはいうまでもない。
ついては、押し縮めて押し込んで放すことにより、弾性
力で復元して固定状態になるものであれば、種々の形状
に設計変更できることはいうまでもない。
【００１１】
【発明の効果】本発明は、以上の構成に基づき次の効果
を得ることができる。 （１）弾性固定部材を受体の切り起こし爪を形成してで
きた孔と、支柱の略矩形状の係止孔とを利用して固定で
きるようにしてあるので、他の複雑な係止部材、加工が
不要で簡単に組立が完了でき、作業性並びに受体のガタ
を解消できるものである。 （２）受体を収納庫本体に取り付けるのに前、後の両方
を同時に注意しながら取り付けなくとも、先ず後部の取
付けを行って、前部は本体側板または支柱の略矩形状の
係止孔に合致させて押し込み、そして、後方に押し入れ
て弾性固定部材を受体側から押圧挿入するだけで完了で
きるので極めて作業性が優れている。
を得ることができる。 （１）弾性固定部材を受体の切り起こし爪を形成してで
きた孔と、支柱の略矩形状の係止孔とを利用して固定で
きるようにしてあるので、他の複雑な係止部材、加工が
不要で簡単に組立が完了でき、作業性並びに受体のガタ
を解消できるものである。 （２）受体を収納庫本体に取り付けるのに前、後の両方
を同時に注意しながら取り付けなくとも、先ず後部の取
付けを行って、前部は本体側板または支柱の略矩形状の
係止孔に合致させて押し込み、そして、後方に押し入れ
て弾性固定部材を受体側から押圧挿入するだけで完了で
きるので極めて作業性が優れている。
【図１】本発明の一実施例を示す概略要部斜視図であ
る。
る。
【図２】本発明の弾性固定部材を示す側面図である。
【図３】前記実施例における弾性固定部材を示す正面図
である。
である。
１‥‥収納庫本体 ２‥‥支柱 ３‥‥略矩形状の係止孔 ４‥‥切り起こし
爪 ５‥‥受体 ６‥‥弾性部 ７‥‥係止片 ８‥‥溝部 ９‥‥弾性固定部材 １０‥‥立壁部 １１‥‥係止孔
爪 ５‥‥受体 ６‥‥弾性部 ７‥‥係止片 ８‥‥溝部 ９‥‥弾性固定部材 １０‥‥立壁部 １１‥‥係止孔
Claims (1)
- 【請求項１】 収納庫本体１内壁に相対向して設けられ
た、本体側板または支柱２の上下方向に複数設けた略矩
形状の係止孔３に、前、後端に前記係止孔３に係止可能
な切り起こし爪４を設けた受体５と、前記係止孔３に弾
挿可能な弾性部６と、該弾性部６の一側端に係止片７
を、他側端に溝部８を有する弾性固定部材９を係合して
取り付けるようにしたことを特徴とする受体の取付装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14719194A JP3310462B2 (ja) | 1994-06-06 | 1994-06-06 | 受体の取付装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14719194A JP3310462B2 (ja) | 1994-06-06 | 1994-06-06 | 受体の取付装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07327761A JPH07327761A (ja) | 1995-12-19 |
| JP3310462B2 true JP3310462B2 (ja) | 2002-08-05 |
Family
ID=15424628
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14719194A Expired - Fee Related JP3310462B2 (ja) | 1994-06-06 | 1994-06-06 | 受体の取付装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3310462B2 (ja) |
-
1994
- 1994-06-06 JP JP14719194A patent/JP3310462B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07327761A (ja) | 1995-12-19 |
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Legal Events
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