JP3310322B2 - モップ用キャンバス地 - Google Patents

モップ用キャンバス地

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JP3310322B2
JP3310322B2 JP07773392A JP7773392A JP3310322B2 JP 3310322 B2 JP3310322 B2 JP 3310322B2 JP 07773392 A JP07773392 A JP 07773392A JP 7773392 A JP7773392 A JP 7773392A JP 3310322 B2 JP3310322 B2 JP 3310322B2
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耕一 冨松
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  • Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はモップ用キャンバス地に
関するもので、より詳細には、清掃使用時の耐汚染性や
洗浄時の耐再汚染性に優れていると共に、洗浄再使用に
よるキャンバス地の収縮が防止され、耐久性及び外観の
良好なモップ用キャンバス地に関する。
【0002】
【従来の技術】床面の清掃等に使用されるモップの基布
としては、一般に厚手のキャンバス類が使用され、これ
らのモップキャンバス用生地には、木綿帆布、綿綾織帆
布、ビニロン帆布、又はこれらに塩ビ、NBR等をコー
トしたもの等が多く用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこれら従
来の素材を用いたキャンバス地は、脱水性、乾燥性が悪
い、重たい、洗浄再生時に黒ずみが発生する等再汚染が
生じやすい、洗浄、洗濯による強度劣下が大きい、洗
浄、再洗浄による収縮が大きい、等の数々の不都合があ
った。
【0004】特にモップのような主としてレンタル商品
として扱われる物品の場合、再汚染や収縮率の大きいこ
とは、投資回収の為に品質の基準を下げることにつなが
り、モップ全体の品質のバラツキ、低下をもたらす直接
的な要因となる。
【0005】一般にキャンバス地は比較的織目の詰った
厚手の生地であるが、これらのキャンバス地は清掃時に
おいて必然的に汚れ、洗浄時においてその汚れが十分に
除去されず、清掃及び洗浄再生のサイクルを何回も繰り
返し行っている間に、見苦しくなり、使用に耐えないも
のとなる。
【0006】これらのキャンバス地が汚染されやすい理
由は、ほこりや汚れがキャンバス織物の織目乃至は空間
に入り込むこと及び洗浄時にモップコード糸等から離脱
する汚れがキャンバスに再付着したり、或はキャンバス
織物が汚れに対してフィルターとして作用し、キャンバ
ス内に汚れがめり込むことが原因であると推定される。
【0007】更に、清掃及び洗浄再生を反復する内に、
キャンバス地の収縮が進行することも、汚れの落ちにく
さを助長する一因となっているものと認められる。
【0008】本発明者は、乾燥性が良く、再汚染性の少
ない素材について種々検討、研究を重ねた結果ナイロン
マルチフィラメント糸から成る織布が上記目的に適した
素材であることを知得した。
【0009】しかしながら、ナイロンマルチフィラメン
トそのものの織布は、その素材自体の特性に基因して、
いわゆるコシが弱く、縫製時等に問題を生じること、及
びナイロン織布は目ずれを起しやすいこと等の欠点があ
る。又、前者の問題点を解決するため、通常の樹脂コー
ト等の処理を施しても、この性能は十分に改善されな
い。
【0010】本発明者は、この問題点を解決するため鋭
意研究を重ねた結果ナイロンマルチフィラメント織布の
一方の表面に水性ポリエステル樹脂またはポリアミド樹
脂から成るコート層をコーティングすることにより上記
した問題点を解決し得ることを見出した。
【0011】更に、該織布の他面上に特定ニトリルゴム
系組成物をコーティングすることにより前記した目はず
れが回避されると共に、汚染防止及び再汚染防止性能が
著しく向上することを見出し、本発明を完成した。
【0012】従って本発明の目的は、上記した従来のキ
ャンバス素材の諸欠点が改善され、特に汚染、再汚染防
止性能に優れ、しかも収縮率のきわめて少ないモップキ
ャンバス地を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、繊維織
布から成る基布と基布表面に設けた高分子重合体のコー
ト層とから成る清掃用モップに用いるキャンバス地にお
いて、ナイロンマルチフィラメント糸から成る織布と、
該織布の一方の表面に設けられたカルボキシル変性ニト
リル・ブタジエンゴムとメラミン系硬化剤との組成物か
ら成る第一のコート層と、該織布の他方の表面に設けら
れた水性ポリエステル樹脂またはポリアミド樹脂から成
る第二のコート層とから成ることを特徴とするモップ用
キャンバス地が提供される。
【0014】
【作用】本発明のモップ用キャンバス地は、ナイロンマ
ルチフィラメント糸からなる織布の一表面上に、メラミ
ン架橋剤配合カルボキシル変性ニトリル・ブタジエンゴ
ムよりなる第1コート層がコーティングされているこ
と、及び該織布の他面側に水性ポリエステル樹脂又はポ
リアミド樹脂の第2コート層がコートされていることが
構成上の特徴である。
【0015】ナイロンマルチフィラメント糸織布はそれ
自体強度が強く、軽くて乾燥性に優れてをり、しかも洗
浄性・再汚染防止性能にも優れているためダストコント
ロールモップ用素材としてきわめて適した織布である。
(表1参照)
【0016】
【表1】
【0017】しかしながらこのナイロン織布はすでに前
記したようにいわゆる繊維のコシが弱く、そのままでは
縫製時に問題が生ずる、又目ずれが起りやすい等の欠点
がある。
【0018】このコシの弱さは、通常の樹脂コートのみ
では十分に改善することが出来ず、この改善には一般に
織布の硬仕上げ処理等の処理を必要とするが、この場合
において、一般にナイロン織布の硬仕上げ処理剤として
使用する樹脂、たとえばメラミン樹脂などで仕上げ処理
した場合には織布の再汚染防止性能を低下させてしまう
という不都合を生じる。(表2参照)
【0019】
【表2】
【0020】上記表2から明らかなように、本発明で使
用する水性ポリエステル樹脂又はポリアミド樹脂で硬仕
上げ処理したナイロン織布のみが、再汚染性を阻害する
ことなく、上述の欠点を解消することができる。
【0021】本発明においては、ナイロン織布のもう一
方の表面にメラミン系硬化剤配合カルボキシル変性ニト
リル・ブタジエンゴムのコート層が設けられるが、この
コート層は、ナイロン織布のもう一つの欠点である目ず
れの発生を防止する作用、キャンバス生地の再汚染防止
性能を一層顕著に向上させる作用、及び上述した硬仕上
げ処理コート層と相互に協働してキャンバス地の収縮を
防止する作用をする。
【0022】ニトリル−ブタジエンゴムは、一般に耐油
性、及び耐洗浄性に優れたエラストマーであるが、本発
明において使用するメラミン系硬化剤配合カルボキシル
変性ニトリル・ブタジエンゴムは単に耐油性に優れてい
るだけでなく、再汚染防止性能が特に優れてをり又ナイ
ロン織布との接着性がきわめて良好で、しかも耐熱水性
や機械的諸特性にも優れているためこれをコート層とし
て施したナイロン織布は、ナイロン織布の欠点である目
ずれ等の不都合が解消されると共に、洗浄性、再汚染性
及び耐久性に優れ、更に洗浄、再洗浄のくり返しによる
織布の収縮を防止するという数多くの効果を綜合的に奏
する。
【0023】実施例中の表3に示した通り、上述の顕著
な諸効果は、本発明のナイロン織布、及び水性ポリエス
テル又はポリアミド樹脂コート層、に上述のメラミン系
硬化剤配合カルボキシル変性ニトリル・ブタジエンゴム
層を組合せたことによってのみ奏されるものであって、
その他の組合せ、たとえばナイロン織布とポリエーテル
型2液ウレタン層等その他の樹脂層との組合せでは達す
ることができない。
【0024】
【発明の好適態様】本発明を、その好適態様について以
下に詳細に説明する。
【0025】本発明のモップ用キャンバス地の断面構造
を示す図1において、該キャンバス地1はナイロンマル
チフィラメント糸織布3と、その一方の表面にコーティ
ングされたメラミン架橋剤配合カルボキシル変性ニトリ
ル・ブタジエンゴムの第1コート層2及び層2の上面と
他方の表面にコーティングされた水性ポリエステル樹脂
またはポリアミド樹脂の第2コート層4から成ってい
る。
【0026】基布としての織布3はナイロンマルチフィ
ラメント糸よりなる織布であるが、該ナイロン糸として
はたとえばナイロン−6,ナイロン−6,6ナイロン
6,10,ナイロン−11,ナイロン−12等のポリア
ミドホモポリマー及びそれらを主体としたコポリマーを
溶融紡糸又はその他の方法で紡糸して得られたマルチフ
ィラメントヤーンが用いられる。
【0027】マルチフィラメント糸の太さは、通常のキ
ャンバス生地として織布できる程度のものであればよ
く、特に限定されるものではないが5デニール乃至20
デニール程度の単糸太さのものが好ましい。このフィラ
メントを平織、綾織等に織布して基布とする。又基布の
厚さは通常モップ用キャンバス生地として使用される厚
さのものであればよく、0.2mm乃至2.0mm程度の厚
さのものが好適に使用される。
【0028】本発明に使用するナイロンマルチフィラメ
ント織布として好適なものとしては、具体的には特にこ
れに限定されるものではないがたとえばナイロン−6,
6の6デニール単糸織布(厚さ0.4mm商品名ナイロン
オックス(840d)東レ社製)等を挙げることができ
る。
【0029】本発明の第1コート層の素材エラストマー
であるニトリル・ブタジエンゴムは、それ自体公知のも
のが使用され得るが、本発明においては特にその耐油
性、耐摩耗性、耐老化性、強度等の観点から高ニトリル
ゴムの使用が好ましく、その組成は必ずしも臨界的では
ないがアクリルニトリル含有量30乃至50%程度のも
のが好適である。
【0030】本発明の第1コート層には上記素材エラス
トマーをフマル酸、マレイン酸又はその無水物、アクリ
ル酸、メタクリル酸等の不飽和カルボン酸又はその誘導
体等で変性したいわゆるカルボキシル変性ニトリル・ブ
タジエンゴムにメラミン樹脂等を架橋剤として配合した
ものが使用される。
【0031】該変性ゴム成分に対するメラミン架橋剤の
配合割合は、通常ゴム成分100重量部に対して20乃
至1重量部の割合、好ましくは15乃至5重量部の割合
で配合される。
【0032】メラミン配合量が上記範囲より少ない場合
はナイロン織布に対する接着性が低下し、一方上記範囲
より多い場合は再汚染性が若干低下する。
【0033】本発明で使用する第1コート層に用いる樹
脂組成物としてはカルボキシル変性高ニトリル・ブタジ
エンゴムのラテックスタイプのものに該ゴム固型分10
0重量部に対し約10重量部のメラミン変性剤を配合し
たもの又はカルボキシル変性高ニトリル・ブタジエンゴ
ムに10重量部程度のメラミン変性剤を配合し、これを
180℃附近の温度で約8分間程度架橋硬化させたもの
が特に好適で使用される。
【0034】本発明における第2コート層にはナイロン
繊維或いはナイロン織布の硬仕上げ処理用に用いられる
ポリアミド樹脂あるいは変性ポリアミド樹脂たとえば溶
剤で乳化重合させたポリアミドエマルジョン(帝国化学
産業(株)商品名「トレジン」FS−500)等が好適
に使用され、又水性ポリエステル樹脂としては、溶剤で
乳化重合させたポリエステルエマルジョン(互応化学
(株)商品名「プラスコート」RZ−105)等を例示
することができる。
【0035】キャンバス生地の織布であるナイロンマル
チフィラメント織布3に設ける第1コート層2のコーテ
ィング量は、最小限キャンバス織布の織目を充填するよ
うに定められ、一方その上限はキャンバス地の風合いや
経済的見地から定められる。この量はキャンバス地の織
目の粗密の程度によっても変化するが、一般的に言って
30乃至200g/m2 、特に50乃至100g/m2
の範囲にあればよい。
【0036】第2コート層のコーティング量は織布の硬
仕上げ処理に通常用いられる範囲の量でよく、一般的に
は1乃至10g/m2 の範囲である。
【0037】本発明のモップ用キャンバス地は、水で濡
らして使用する所謂水モップ用の基布としても使用し得
るが、水を使用しないで清掃に使用する所謂ドライモッ
プとして特に適している。
【0038】この場合、基布に縫付けられたモップコー
ドを、鉱油系、合成油系或は植物油系の潤滑油で含油処
理するが、本発明で用いるキャンバス地は、このような
含油処理と洗浄処理との多数回の反復にも耐えるという
利点を有している。
【0039】
【実施例】本発明を次の例で説明する。
【0040】実施例1 経糸及び緯糸にナイロン6,6,6デニール単糸のフィ
ラメントヤーンを使用し、経方向36本/2.5cm及び
緯方向26本/2.5cmの繊密度を有するキャンバス生
地(ナイロンオックス(840d))に、第1コート層
として、カルボキシル変性高ニトリル・ブタジエンゴム
のラテックス(ニトリル含有率35〜40%不飽和カル
ボン酸変性ラテックス、日本ゼオン社製NBR)100
重量部に対しメラミン樹脂架橋剤10重量部を配合した
ものを用い、これを固形分基準の塗工量が80〜90g
/m2 となるように塗布し、架橋温度180℃で加熱、
乾燥して第1コート層を織布の一面にコーティングし
た。
【0041】この織布の他面側に水性ポリエステル(互
応化学「プラスコート」RZ−105)を用いて、常法
により硬仕上げ処理を行い、第2コート層を形成させ、
モップ用キャンバス地を作製した。
【0042】このモップ用キャンバス地を用いて図2に
示す形状のモップを製作し、このモップに対して、特公
昭53−37471号公報の実施例1記載の方法により
含油処理を行った。このモップを、1ケ月間清掃に供
し、汚れた含油モップを洗濯機(600FLA:稻本製
作所製)で洗浄した。
【0043】この洗浄工程は、40〜60℃での洗剤を
入れた洗浄工程が3回と常温でのすすぎ工程が6回、及
び最終工程でモップに油をしみ込ませる工程を含んでい
る。
【0044】この操作を20回繰り返し(但し毎回汚れ
たモップを使う)行なってモップのキャンバス部がどの
様に再汚染されるかを目視で調べた。併せて該モップキ
ャンバス部のキャンバス地の一部を切り取り、ナイロン
織布部とコート部との密着の状態を調べた。結果を表3
に示す。
【0045】実施例2 実施例1において、第1コート層として、カルボキシル
変性高ニトリル・ブタジエンゴム(DICI高ニトリル
DN−704大日本インキ社製NBR)100重量部に
メラミン樹脂10重量部を配合したものを用い、塗工量
80〜90g/m2 で架橋温度180℃8分間加熱乾燥
させた以外は実施例1と同様にしてキャンバス地を作製
し、これを実施例1と同様に処理してその再汚染性及び
接着性を評価した。結果を表3に示す。
【0046】比較例1〜4 実施例1において、第1コート層として、各々表3に記
載したコート樹脂を用いて、織布の表面を被覆した以外
は実施例1と同様に処理し、又評価を実施した。結果を
表3に示す。
【0047】表3の樹脂接着性及び再汚染性の評価結果
より明らかなように、比較例1〜3のキャンバス地はい
ずれも接着性、再汚染性が共に劣っており比較例4のキ
ャンバス地は再汚染性が劣っている。
【0048】比較例5〜13 実施例1において、第1コート層として、各々表3に記
載したコート樹脂を用いて、織布の表面を被覆し、第2
コート層を省略した以外は実施1と同様に処理し、又評
価を実施した。結果を表3に示す。
【0049】これらのキャンバス地はいずれも樹脂接着
性及び再汚染性が十分でないことがわかった。
【0050】実施例3〜5 実施例2において、第1コート層に配合するメラミン樹
脂架橋剤の配合量、及び架橋時間を各々表4に示す量及
び時間とした以外は実施例2と同様に処理し、又評価し
た。結果を表4に示す。
【0051】
【キャンバス地の収縮率評価試験】実施例1で作製した
キャンバス地(cm×cm)の試験片(5)、平織帆布の同
様な試験片(6)織布に市販ニトリル・ブタジエンゴム
(ニトリル含有率35〜40%)を80〜90g/m2
の塗工量でコートしたもの試験片(7)を70℃72時
間連続して洗浄試験機にかけて収縮促進テストを行い、
その縦方向の収縮率を測定した、結果を図3に示す。
【0052】
【表3】
【0053】
【表4】
【0054】
【発明の効果】本発明のモップ用キャンバス地はこのよ
うにナイロンマルチフィラメント織布を基布とし、その
両面が特定ニトリル・ブタジエンゴム層と水性ポリエス
テル樹脂又はポリアミド樹脂層によりサンドウイッチ状
にコートティングされていることにより、それらの相互
作用に基いて、いわゆるコシが強く、基布とコート層の
密着性が良好で耐久性があり、長期間使用しても収縮を
生ずることがないことは勿論、再汚染防止性能に顕著に
優れ、又外観上も美しくモップ用キャンバス地としてき
わめて好適な諸性質を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のモップ用キャンバス地の拡大断面図で
ある。
【図2】本発明のキャンバス地を使用したモップの一例
を示す斜視図である。
【図3】本発明のキャンバス地と従来のモップ用キャン
バス地との収縮率を比較した線図である。
【符号の説明】
1 キャンバス地 2 第1コート層 3 ナイロンマルチフィラメント織布(基布) 4 第2コート層

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 繊維織布から成る基布と基布表面に設け
    た高分子重合体のコート層とから成る清掃用モップに用
    いるキャンバス地において、 ナイロンマルチフィラメント糸から成る織布と、該織布
    の一方の表面に設けられたカルボキシル変性ニトリル・
    ブタジエンゴムとメラミン系硬化剤との組成物から成る
    第一のコート層と、該織布の他方の表面に設けられた水
    性ポリエステル樹脂またはポリアミド樹脂から成る第二
    のコート層とから成ることを特徴とするモップ用キャン
    バス地。
  2. 【請求項2】 前記第1のコート層の組成物が30乃至
    200g/m2 の塗工量で施されたものである請求項1
    記載のキャンバス地。
  3. 【請求項3】 前記第1のコート層の組成物がアクリロ
    ニトリル含有率30乃至45%のカルボキシル変性高ニ
    トリル・ブタジエンゴムと該ゴムに対して20乃至1重
    量部のメラミン架橋剤とからなる請求項1乃至2のいず
    れか記載のキャンバス地。
JP07773392A 1992-03-31 1992-03-31 モップ用キャンバス地 Expired - Lifetime JP3310322B2 (ja)

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FR2840523B1 (fr) * 2002-06-11 2005-05-13 J S O Article multicouche absorbant et recurant
DE102008051317B4 (de) * 2008-10-08 2013-07-25 Perick Management Gmbh Verfahren zur Herstellung einer Reinigungstextilie

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