JP3310286B2 - ワイヤーコーティング用途用熱可塑性ポリブチレンテレフタレート組成物 - Google Patents

ワイヤーコーティング用途用熱可塑性ポリブチレンテレフタレート組成物

Info

Publication number
JP3310286B2
JP3310286B2 JP50788393A JP50788393A JP3310286B2 JP 3310286 B2 JP3310286 B2 JP 3310286B2 JP 50788393 A JP50788393 A JP 50788393A JP 50788393 A JP50788393 A JP 50788393A JP 3310286 B2 JP3310286 B2 JP 3310286B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
ethylene
alkyl
acrylate
composition
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP50788393A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07500369A (ja
Inventor
ハウスマン,カールハインツ
フイン−バ,ギア
Original Assignee
イー・アイ・デユポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by イー・アイ・デユポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー filed Critical イー・アイ・デユポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー
Publication of JPH07500369A publication Critical patent/JPH07500369A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3310286B2 publication Critical patent/JP3310286B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01BCABLES; CONDUCTORS; INSULATORS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR CONDUCTIVE, INSULATING OR DIELECTRIC PROPERTIES
    • H01B3/00Insulators or insulating bodies characterised by the insulating materials; Selection of materials for their insulating or dielectric properties
    • H01B3/18Insulators or insulating bodies characterised by the insulating materials; Selection of materials for their insulating or dielectric properties mainly consisting of organic substances
    • H01B3/30Insulators or insulating bodies characterised by the insulating materials; Selection of materials for their insulating or dielectric properties mainly consisting of organic substances plastics; resins; waxes
    • H01B3/42Insulators or insulating bodies characterised by the insulating materials; Selection of materials for their insulating or dielectric properties mainly consisting of organic substances plastics; resins; waxes polyesters; polyethers; polyacetals
    • H01B3/421Polyesters
    • H01B3/422Linear saturated polyesters derived from dicarboxylic acids and dihydroxy compounds
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G81/00Macromolecular compounds obtained by interreacting polymers in the absence of monomers, e.g. block polymers
    • C08G81/02Macromolecular compounds obtained by interreacting polymers in the absence of monomers, e.g. block polymers at least one of the polymers being obtained by reactions involving only carbon-to-carbon unsaturated bonds
    • C08G81/024Block or graft polymers containing sequences of polymers of C08C or C08F and of polymers of C08G
    • C08G81/027Block or graft polymers containing sequences of polymers of C08C or C08F and of polymers of C08G containing polyester or polycarbonate sequences
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L67/00Compositions of polyesters obtained by reactions forming a carboxylic ester link in the main chain; Compositions of derivatives of such polymers
    • C08L67/02Polyesters derived from dicarboxylic acids and dihydroxy compounds

Description

【発明の詳細な説明】 関連出願に対する交差参照 これは、1991年10月24日出願の米国出願連続番号07/7
81,459の部分的継続である。
発明の背景 発明の分野 本発明は、ワイヤーコーティング用途で有効な熱可塑
性組成物に関するものであり、より詳細には、高温抵抗
力を示すワイヤーコーティング用途で有効な、ハロゲン
が入っていない上記組成物に関する。
背景となる問題および技術 今日の高性能自動車のフードの下に存在している構成
要素の密度が増大してきたことから、上記用途で用いら
れるワイヤーおよびケーブルの絶縁材料に対する温度要
求が益々強要されてきている。これは、これらの用途で
現在よく使用されているポリ塩化ビニル(PVC)が環境
を脅かすものであるとして益々見なされてきていること
から、上記が更に重要になってきており、従って、この
産業は、今日の自動車に関する要求を満足させると同時
にPVCに置き換わり得るところの、ハロゲンが入ってい
ない、高温抵抗力を示す熱可塑性材料を探し求めてい
る。今日の要求は、変色が最小限であり、良好な化学抵
抗力を示し、そして良好な低温柔軟性を示すと共に、13
5℃で3000時間後でも充分な伸びを維持していることで
ある。
ヨーロッパ特許出願公開第EP−209 588−A号(Saltm
an)の中に記述されている材料のいくつかは上記要求に
合致することが見いだされた。この特許出願には、3つ
の成分:即ちエンジニアリング熱可塑材(例えばナイロ
ン、ポリエステル、コポリエステルエーテル、コポリエ
ステルエステルまたはポリカーボネート)とアイオノマ
ーとポリマー状グラフト化剤とを溶融グラフト化させる
ことによって製造される、エラストマー状熱可塑性ポリ
マー類が記述されている。特に、この特許出願には、一
般に a)少なくとも1種の熱可塑性樹脂を25−50体積%; b)少なくとも1種のエチレン共重合体E/X/Y[ここ
で、Eは>50重量%でエチレンであり、Xは1−35重量
%で酸含有不飽和モノカルボン酸であり、そしてYは0
−49重量%で、少なくとも1種のアルキルアクリレー
ト、アルキルメタアクリレート、ビニルエーテル、一酸
化炭素、二酸化硫黄またはそれらの混合物から誘導され
る部分であり、そしてここで、このアルキルおよびエー
テル基は1−12個の炭素原子を含んでおり、そして更に
ここで、この酸含有部分内の酸基の0−100%が金属イ
オンで中和されている]を10−74体積%; c)エポキシド類、イソシアネート類、アジリジンシラ
ン類、アルキル化剤[これらは、成分b)内の酸含有部
分と反応しそして追加的に成分a)の反応性グラフト部
位と反応する]の少なくとも1つから選択される反応性
基を含んでいる少なくとも1種のポリマー状グラフト化
剤を1−50体積%; 含んでいるポリマーアロイが記述されている。
上述したEP−290 588−Aには、良好な高温特性を示
す種々のエラストマー状熱可塑性ポリマー組成物が記述
されている。ワイヤーおよびケーブル(WおよびC)コ
ーティング物に関して、135℃で3000時間老化させた後
の上記コーティングが示す特性劣化は、最小限である必
要がある。如何なる反応性基も含んでいない他の熱可塑
性樹脂が米国特許第4,871,810号(Saltman)の中に記述
されている。
EP−290 588のアロイ[ここでのエンジニアリング熱
可塑材はナイロン6またはナイロン6.6を基としてお
り、そしてエンジニアリング熱可塑性樹脂を約50%、成
分c)を5%そして成分b)を45%含んでいる]は、優
れた老化特性、良好な耐摩耗性、優れた低温柔軟性およ
び良好な加水分解抵抗力を示す。また、化学抵抗力も際
だっている。これらの材料は、上記特性を有することか
ら、135−140℃の連続サービス温度が必要とされている
フード用途で用いられ得る。
より高い温度、即ち約150℃では、ナイロンを基とす
る材料は際だった特性劣化を示すことから、これのフー
ド用途における有効性は低い。従って、EP−290 588−
A内の、より高い温度抵抗力を示すエンジニアリングポ
リマー、例えばポリエステルを基とするアロイを用いる
必要がある。摩耗抵抗力が低いことは公知の方法である
が、ポリブチレンテレフタレート(PBT)はより高い温
度抵抗力およびより良好な湿潤電気特性を示すと共に、
老化後の変色が低いことが認識されていることから、こ
れを基本例にエンジニアリング熱可塑材としてを選択す
る。しかしながら、押し出したワイヤーコーティング物
では、このPBTを基とするアロイが示す老化性能は、組
成的に同じプラークストックよりも劣っていることが見
いだされた。
発明の要約 本発明に従い、 a)ポリ(1,4−ブチレン)テレフタレートを40−65重
量%; b)少なくとも50重量%がエチレンであり、(i)4−
11個の炭素原子を有する不飽和エポキシド、(ii)2−
11個の炭素原子を有する不飽和イソシアネート、(ii
i)アルキル基が1−12個の炭素原子であるアルコキシ
またはアルキルシラン、(iv)ハロゲン化アルキル、
(v)アルキルアルファ−ハロケトンまたはアルデヒド
および(vi)オキサゾリンから成る群から選択される少
なくとも1種の反応性部分が0.5−15重量%であり、そ
してアルキルおよびエーテル基が1−12個の炭素原子を
有するアクリル酸アルキル、メタアクリル酸アルキル、
ビニルエーテル、一酸化炭素および二酸化硫黄の少なく
とも1種から選択される部分が0−49重量%である、非
重合体であるポリマー状グラフト化剤を1−30重量%; c)エチレンを少なくとも50重量%、酸含有不飽和モノ
カルボン酸を1−35重量%、およびアクリル酸アルキ
ル、メタアクリル酸アルキル、ビニルエーテル、一酸化
炭素および二酸化硫黄の少なくとも1種から選択される
部分を0−49重量%含んでおり、そして更に、これらの
酸基の0−100%が金属イオンで中和されている、エチ
レン共重合体を5−20重量%;および d)コポリエステルエステルおよびコポリエーテルエス
テルから成る群から選択される熱可塑性エラストマーを
0−25重量%; 含んでいるが、但しここで、 (1)(a)−(d)の全体が100%であり、 (2)(a)と(d)の全ポリエステル含有量が70%以
下である、 溶融ブレンドすることで生じさせた部分グラフト化され
ている柔軟性を示す熱可塑性組成物を提供する。
上述した組成物の1つを被覆した、電気導電性を示す
ワイヤーを含んでいる絶縁ワイヤーも提供する。
発明の詳述 本発明の組成物は、ポリ(1,4−ブチレン)テレフタ
レート(PBT)を基とする、部分グラフト化されてい
る、柔軟性を示す熱可塑性3−もしくは4−成分アロイ
である。これらのPBTアロイは、ワイヤーのコーティン
グ物として押し出された時、それが示す変色は最小限で
あると共に、150℃で3000時間老化させた後でも機械特
性を維持している(例えば、破壊伸びの少なくとも50%
を維持している)。
このフレーズ「部分グラフト化」は、本発明の組成物
内のグラフト化剤が制限された成分であること、即ち本
発明の定義で容認される以上のグラフト化剤を加えると
さらなるグラフト化が生じると共に、取り扱いずらい組
成物が作り出されることを示すことを意味している。
特に、本発明は、PBTを基とする、部分グラフト化さ
れている、柔軟性を示す熱可塑性組成物に関する。
上に記述した3種もしくは4種の成分を高せん断下で
互いに溶融ブレンドする。「塩と胡椒」ブレンド物と通
常呼ばれている、即ち材料各々のペレットブレンド物と
して、種々の材料を最初に互いに一緒にするか、或は種
々の成分を同時にか或は個々に計量してこれらを互いに
一緒にするか、或はこれらを分割して、押出し機、バン
バリーミキサー、バスニーダー、ファレル連続ミキサー
または他の混合装置などの如き混合装置に備わっている
1つ以上の部分の中に1回以上通すことで、ブレンドを
行うことができる。例えば、これらの材料の1種以上を
逐次的に添加することが可能な2カ所以上の供給ゾーン
が備わっている押出し機を用いることができる。この場
合、最初に該熱可塑材とポリマー状グラフト化成分とを
一緒にした後、その下流に該酸含有共重合体を加えるの
が特には有利である。これは、このポリマー状グラフト
化成分と酸含有共重合体との反応が生じるに先立って、
その熱可塑材とポリマー状グラフト化成分との間のグラ
フト化反応を生じさせるのを助長する。しかしながら、
この添加順序は、本発明で記述する高温特性に対して如
何なる効果も示さない。その高いせん断が、このグラフ
ト化反応を生じさせるに必要とされるような、全成分の
適当な分散を保証している。加うるに、本発明の組成物
に必要とされる形態を達成するには充分な混合が必須で
ある。本発明の組成物に必要とされる形態は、連続相の
少なくとも1相が熱可塑材、即ち成分(a)でなくては
ならないことである。
本発明で有効なPBTベース熱可塑性樹脂(a)の数平
均分子量は、7500以上、好適には10,000以上である。こ
のような樹脂は商業的に入手可能である。本発明の組成
物は、PBTを一般に40−65重量%含んでおり、そしてそ
の好適な含有量は、他の3種成分の組成および含有量に
依存している。好適には、これらの組成物はPBTを50か
ら65重量%含んでおり、そしてこれらの組成物が有する
全ポリエステル含有量は65%以下である、さもなけれ
ば、これらの組成物があまりにも堅くなると共にその老
化特性が劣る。
本発明の組成物で有効なポリマー状グラフト化剤
(b)は、4−11個の炭素原子を有する不飽和エポキシ
ド、例えばアクリル酸グリシジル、メタアクリル酸グリ
シジル、アリルグリシジルエーテル、ビニルグリシジル
エーテルおよびイタコン酸グリシジルなど、2−11個の
炭素原子を有する不飽和イソシアネート類、例えばビニ
ルイソシアネートおよびメタアクリル酸イソシアナト−
エチルなど、アジリジン、シラン類、例えばアルコキシ
またはアルキルシラン類など、アルキル化剤、例えばハ
ロゲン化アルキルまたはアルファ−ハロケトン類など、
或はアルデヒド類またはオキサゾリンなどから選択され
る1種以上の反応性部分と共重合させたエチレン共重合
体であり、これらは、アクリル酸アルキル、メタアクリ
ル酸アルキル、一酸化炭素、二酸化硫黄および/または
ビニルエーテルを追加的に含んでいてもよく、ここで、
このアルキル基は1−12個の炭素原子である。特に、こ
のポリマー状グラフト化剤は、少なくとも50重量%がエ
チレンであり、(i)4−11個の炭素原子を有する不飽
和エポキシド、(ii)2−11個の炭素原子を有する不飽
和イソシアネート、(iii)アルキル基が1−12個の炭
素原子であるアルコキシまたはアルキルシラン、(iv)
ハロゲン化アルキル、(v)アルキルアルファ−ハロケ
トンまたはアルデヒドおよび(vi)オキサゾリンから成
る群から選択される少なくとも1種の反応性部分が0.5
−15重量%であり、そしてアルキルおよびエーテル基が
1−12個の炭素原子を有するアクリル酸アルキル、メタ
アクリル酸アルキル、ビニルエーテル、一酸化炭素およ
び二酸化硫黄の少なくとも1種から選択される部分が0
−49重量%である、非重合体である。
本発明の組成物で用いるに好適なポリマー状グラフト
化剤には、エチレン/アクリル酸グリシジル、エチレン
/アクリル酸n−ブチル/アクリル酸グリシジル、エチ
レン/メチルアクリレート/アクリル酸グリシジル、エ
チレン/メタアクリル酸グリシジル、エチレン/アクリ
ル酸n−ブチル/メタアクリル酸グリシジルおよびエチ
レン/メチルアクリレート/メタアクリル酸グリシジル
の共重合体が含まれる。本発明の組成物で用いるに最も
好適なグラフト化剤は、エチレン/アクリル酸n−ブチ
ル/メタアクリル酸グリシジルおよびエチレン/メタア
クリル酸グリシジルから誘導される共重合体である。
好適なポリマー状グラフト化剤は、エチレンが少なく
とも55重量%であり、4−11個の炭素原子を有する不飽
和エポキシドが1−10重量%であり、そしてアルキル基
が1−18個の炭素原子を含んでいる少なくとも1種のア
クリル酸アルキル、メタアクリル酸アルキルまたはそれ
らの混合物が0−35重量%である、共重合体である。好
適な不飽和エポキシド類は、メタアクリル酸グリシジル
およびアクリル酸グリシジルであり、これらは、1−7
重量%のレベルでその共重合体内に存在している。好適
には、エチレン含有量は60重量%以上であり、そしてそ
の第三部分は、アクリル酸メチル、アクリル酸イソブチ
ルおよびアクリル酸n−ブチルから選択される。
本発明の組成物内のポリマー状グラフト化剤濃度は、
他の成分の性質および含有量に応じて1−30重量%、好
適には2または5から15または20重量%か、或は30重量
%に及んでいる。
本発明で有効なエチレン共重合体(c)は、エチレン
を少なくとも50重量%、酸含有不飽和モノカルボン酸を
1−35重量%、およびアクリル酸アルキル、メタアクリ
ル酸アルキル、ビニルエーテル、一酸化炭素および二酸
化硫黄の少なくとも1種から選択される部分を0−49重
量%含んでおり、そして更に、これらの酸基の0−100
%が金属イオンで中和されている。
好適なエチレン共重合体は、エチレンを少なくとも60
重量%、アクリル酸またはメタアクリル酸を5−15重量
%、およびアクリル酸メチル、アクリル酸イソブチルお
よびアクリル酸n−ブチルの少なくとも1つから選択さ
れる部分を0−25重量%含んでおり、そして更に、これ
らの酸基の0−70%、好適には30−70%が、リチウム、
カリウム、ナトリウム、亜鉛、マグネシウム、アルミニ
ウムおよびカルシウムから選択される少なくとも1種の
金属イオンで中和されている。
適切な好適エチレン共重合体には、エチレン/アクリ
ル酸、エチレン/メタアクリル酸、エチレン/アクリル
酸/アクリル酸n−ブチル、エチレン/メタアクリル酸
/アクリル酸n−ブチル、エチレン/メタアクリル酸/
アクリル酸イソブチル、エチレン/アクリル酸/アクリ
ル酸イソブチル、エチル/メタアクリル酸/メタアクリ
ル酸n−ブチル、エチレン/アクリル酸/メタアクリル
酸メチル、エチレン/アクリル酸/エチルビニルエーテ
ル、エチレン/メタアクリル酸/ブチルビニルエーテ
ル、エチレン/アクリル酸/アクリル酸メチル、エチレ
ン/メタアクリル酸/アクリル酸メチル、エチレン/メ
タアクリル酸/メタアクリル酸メチル、エチレン/アク
リル酸/メタアクリル酸n−ブチル、エチレン/メタア
クリル酸/エチルビニルエーテルおよびエチレン/アク
リル酸/ブチルビニルエーテルが含まれる。本発明の組
成物で用いるに最も好適なエチレン共重合体は、エチレ
ン/メタアクリル酸、エチレン/アクリル酸の共重合
体、エチレン/メタアクリル酸/アクリル酸n−ブチル
およびエチレン/メタアクリル酸/メチルアクリレート
のターポリマーである。
本発明の組成物内のエチレン共重合体濃度は5−20重
量%であるが、存在しているエチレン共重合体が15重量
%以上である場合、熱可塑性エラストマー(d)がこの
組成物内に存在していなくてはならない。本発明の組成
物内の好適なエチレン共重合体濃度は、他の成分の性質
および含有量に依存しているが、一般に5−15重量%で
ある。
本発明の組成物で有効な熱可塑性エラストマー類
(d)はコポリエステルエステル類およびコポリエーテ
ルエステル類である。コポリエーテルエステル類が好適
であり、これらはHoescheleの米国特許第4,221,703号
(これの開示は引用することによって本明細書に組み入
れられる)の中に記述されている。好適なコポリエーテ
ルエステル類は、テレフタル酸ジメチルと、1,4−ブタ
ジンオールと、分子量が約600−2000のポリ(テトラメ
チレンオキサイド)グリコールまたは分子量が約600−1
500のポリ(エチレンオキサイド)グリコールとから製
造される。任意に、これらのポリマー類の中に入ってい
るテレフタル酸ジメチルの約30モル%以下、好適には5
−20モル%をフタル酸ジメチルまたはイソフタル酸ジメ
チルで置き換えてもよい。他の好適なコポリエステル類
は、テレフタル酸ジメチルと、1,4−ブタンジオール
と、分子量が約600−1600のポリ(プロピレンオキサイ
ド)グリコールとから製造されるものである。このテレ
フタル酸ジメチルの30モル%以下、好適には10−25モル
%をイソフタル酸ジメチルで置き換えてもよいか、或は
これらのポリ(プロピレンオキサイド)グリコールポリ
マー類の中に入っている短鎖エステル単位の約30%以
下、好適には10−25%がネオペンチルグリコールから誘
導されるまでブタンジオールをネオペンチルグリコール
で置き換えてもよい。
コポリエステルエステルのエラストマー類は、Huntje
nsのヨーロッパ特許第013461号(これの開示は引用する
ことによって本明細書に組み入れられる)の中に記述さ
れている。好適なコポリエステルエステル類は、種々の
分子量を有するポリブチレンアジペートと脂肪族もしく
は芳香族のジイソシアネート類、特にトルエンジイソシ
アネートから製造され、500−5000の範囲の分子量を有
する。
この組成物内の熱可塑性エラストマー類の濃度は0−
25重量%である。一般に、これらのエラストマー類は、
エチレン共重合体(c)を15重量%以上の濃度で用いる
場合用いられる。これらのエラストマー類は、より高い
耐摩耗性、より高い柔軟性、より低い変色、押し出し後
の改良された老化性能、および改良された化学抵抗力を
得るように、その熱可塑性PBT相を補う目的で用いられ
る。この全ポリエステル含有量は、ワイヤーコーティン
グ用途で用いられる場合70%を超えてはならない。ワイ
ヤーコーティング用途に特に有益な組成物は、 (a)PBTを40−65重量%; (b)好適なポリマー状グラフト化剤を2−30重量%; (c)好適なエチレン共重合体を5−20重量%;および (d)好適なコポリエーテルエステルを10−25重量%; 含んでいる。
別の特に有益な組成物は、 (a)PBTを40−65重量%; (b)好適なポリマー状グラフト化剤を5−20重量%; (c)好適なエチレン共重合体を10−20重量%;および (d)好適なコポリエーテルエステルを10−20重量%; 含んでいる。
更に別のものは、 (a)PBTを40−65重量%; (b)好適なポリマー状グラフト化剤を2−30重量%; (c)好適なエチレン共重合体を5−20重量%; (d)(i)好適なコポリエーテルエステルを5−15重
量%;および (ii)以下に記述する如きポリマーを基とする好
適なアクリル改質エラストマーを5−15重量%; 含んでいる。
そして更に別のものは、 (a)PBTを40−65重量%; (b)好適なポリマー状グラフト化剤を2−30重量%; (c)好適なエチレン共重合体を5−20重量%; (d)好適なコポリエーテルエステルを5−15重量%; 含んでいる。
この組成物内のスチレン/ジエンブロック共重合体
(d)(ii)の濃度は0−45重量%である。一般に、 本発明の組成物は成分(a)−(d)で100%にな
る。勿論、これらの組成物は、熱可塑材を通常にコンパ
ンド化する時に通常用いられる如き他の材料を含有して
いてもよいが、但し、上記他の材料は、成分(a)−
(d)100重量部当たり100重量部以上でないことを条件
とする。上記他の材料の例にはカーボンブラック、金属
不活性化剤、ガラス繊維、グラファイト繊維、KEVLAR
(商標)(アラミド)繊維、ガラス球、可塑剤、滑剤、
シリカ、二酸化チタン、顔料、粘土、マイカおよび他の
鉱物充填材、難燃材、抗酸化剤、紫外線安定剤、熱安定
剤、加工助剤、接着剤および粘着付与剤などが含まれ
る。
以下に示す実施例により本発明が更に理解され得るで
あろう。ここで、部およびパーセントは特に明記されて
いない限り重量であり、そして温度は摂氏度である。
本発明は、グラフト化成分を含んでいるPBTを基とす
る熱可塑性エラストマー組成物であり、これは、溶融ブ
レンドで調製され、そして好適には、自動車のフードの
下で用いることが意図されているワイヤーおよびケーブ
ル絶縁用途で用いられる。これらの組成物は、高い温度
抵抗力、良好な低温柔軟性、優れた化学抵抗力、並びに
高い耐摩耗性を示す。
これらの組成物およびそのワイヤーの絶縁体の製造工
程には、下記が含まれる: 1. 主要材料の全てを注意深く乾燥し、 2. タンブルブレンダーの中で抗酸化剤と一緒にペレッ
トブレンド物を調製し、 3. 2軸押出し機内でこのブレンド物の溶融ブレンドお
よび溶融グラフト化を行い、 4. これらのストランドをストランドカッターで切断し
てペレット化し、 5. これらのペレットを乾燥し、 6. これらのブレンド物をワイヤーの上に押し出し、 7. 試験プラークを射出成形する。
上述したブレンド物は、ワイヤーコーティング用途以外
の射出成形でも利用され、そして粘土が高いことから、
ブロー成形用途でも用いられる。
工程段階の説明 1.ペレットブレンド物の製造を下記の様式で行った: 通常、ポリエステルは真空下110℃で3時間、熱可塑性
コポリエステルは100℃で3時間、エラストマー状材料
は80℃で数時間、そしてアイオノマーは乾燥窒素パージ
下40℃で少なくとも24時間乾燥させる。これらの材料の
いずれも0.05%以上の水分含有量を有しているべきでな
い。
2.乾燥後、これらの成分の重量を測定し、そしてペレッ
トブレンドを行った後、抗酸化剤を添加した。次に、こ
れらをタンブルブレンダー内で混合した。
3.溶融ブレンドでは、24mmのBerstorff2軸押出し機を用
いた。
これらの成分の密な混合および好ましい特性を得る目的
で、高せん断スクリュー設計を用いてこれらの組成物の
溶融ブレンドを行った。
本発明の組成物に適用した温度プロファイルは下記の通
りであった: 通常、180−200rpmのスクリュー速度を用いたが、これ
は、約7−14kg/時のコンパンド化速度をもたらした。
溶融グラフト化させた組成物はまた、異なる大きさの2
軸押出し機、内部ミキサー(ブラベンダー)、バンバリ
ーおよびファレル連続ミキサーなどを用い、これらの混
合装置の異なる口にこれらの組成物の成分を供給するこ
とによっても製造され得る。
4.これらの押し出したストランドを水浴の中で冷却した
後、ストランドカッターを用いて切断してペレットを生
じさせた。
5.このペレット化した樹脂を110℃で少なくとも3時間
乾燥させることにより、水分レベルを0.05%未満にした
後、熱シールしたバッグの中に入れた。
6.下記の如くワイヤーの上に押し出した: これらの組成物をワイヤーの上に押し出す目的で、30mm
のMailleferワイヤーコーティングラインを用いた。通
常、押し出しではバリヤースクリュー(デザイン「ELIS
E」)を用いたが、圧縮比が2:1から4:1の範囲の計量ス
クリュー、並びにMaddox Mixingヘッドが備わっている
計量スクリューが好適である。最大スクリュー速度にお
けるこの押出し機の生産量は約7.5kg/時であった。
コーティング過程では、圧力押し出しセットアップを取
り付けたB+1175クロスヘッドを用いた。管状物押し出
しを用いることも可能であり良好な結果をもたらすこと
が見いだされた。圧力押し出しでは、ワイヤー直径より
も通常20%大きい直径を有するダイスを選択した。
下記の温度プロファイルを用いた: ストランドにした裸の銅ワイヤーの上にこれらの材料を
押し出した。2種の構成を用いた:即ちAWG20、7s(OD
0.97mm)および19X、23(0.75mm*2)(OD 1.12mm)。
次に、絶縁除去装置を用いて、この銅ワイヤーからその
組成物を取り外した。この方法で得られる管(0.25−0.
35mmの壁厚)を、室温(50%のR.H.)で24時間、空気循
環オーブン内で老化させた。
各組成物に関して数多くの物性を測定した。特に明記
されていない限り、下記の如くサンプルを調製して試験
した。ASTM D−1238に従って、エチレン共重合体および
グラフト化剤のメルトインデックスを測定した。操作IE
C 540−5.1.を用いて、室温、150℃、165℃および180℃
における引張り特性(弾性モジュラス、引張り強度およ
び伸び)を測定した。室温の読みと比較した時の上昇さ
せた温度で行った個々の読みから、破壊引張り強度の保
持パーセントを計算した。これらのサンプルを全て50%
RH下で少なくとも24時間条件付けした。
実施した他の試験には、ラップテスト(DIN 72551−
パート5アイテム3.4.8)およびスクレープ摩耗試験(D
IN 72551−パート5アイテム3.3.3)が含まれる。これ
らの実施例で用いた熱可塑材、グラフト化剤、エチレン
共重合体および添加剤を以下に挙げる。
以下に示す実施例では、成分a−dのパーセントを全
て重量で示す。全ての添加剤を、成分a−dの重量を基
準にした100部当たりの部で示す。
これらの実施例で用いた成分および添加剤は下記の通
りである: a=1.34の密度(g/cc)と8@240℃のメルトインデッ
クス(2160g重量)を示すポリブチレンテレフタレー
ト、 b=エチレンが64.9重量%であり、アクリル酸n−ブチ
ルが28重量%でありそしてメタアクリル酸グリシジルが
5.25重量%である、0.94の密度(g/cc)と20.0のメルト
インデックス(190℃/2.16kgにおける)(g/10分)を示
す共重合体、 c=エチレンが66.9重量%であり、アクリル酸n−ブチ
ルが24.5重量%であり、そしてNaイオンで約50%中和し
たメタアクリル酸が8.6重量%である共重合体。このポ
リマーは、0.94の密度(g/cc)と1.0のメルトインデッ
クス(190℃/2.16kgにおける)(g/10分)を示す、 d(1)=Akzo N.V.がArnitel(商標)UM 550として市
販しているコポリエステルエステルエラストマー、 (2)=ブチレンテレフタレート単位が75重量%であ
り、ポリテトラメチレンエーテル(1000Mn)テレフタレ
ートが25重量%であり、そして220℃におけるメルトイ
ンデックス(2160g)が13であるコポリエーテルエステ
ルエラストマー、 (3)=Shell ChemicalsがKraton(商標)FG 1902X
として市販しているスチレン/ジエンブロック共重合
体、 (4)=エチレンが約68重量%であり、プロピレンが
26重量%であり、1,4−ヘキサジエンが6.3重量%であ
り、そしてフマル酸でグラフト化した2,5−ノルボルナ
ジエンが0.13重量%であり、無水マレイン酸を1.5−2
%含んでいる、エチレン共重合体と無水マレイン酸との
付加体(1−5g/10分のメルトインデックス)、 (5)=Rohm and Haas CompanyがParaloid(商標)E
XL 3373として市販しているアクリル改質ポリカーボン
アミドエラストマー。
使用した添加剤:即ち商業的に入手可能な一次および
二次抗酸化剤のブレンド物および金属不活性化剤は全て
の実施例で同じである。
そしてSb2O3が4%含まれている。
これらの組成物から製造した試験プラークおよびコート
したワイヤーに関する物性を測定した。その結果を表II
に示す。
上述した実施例の結果は、本発明の組成物は対照組成
物に比較して、ワイヤー上で老化させた後の伸び保持率
が良好であることを示している。本発明の組成物はまた
対照組成物よりも良好な色保持を示している。成分
(c)の量を低くして部分的に成分(d)および/また
は(b)で置き換えると、ワイヤー上のコーティング物
が示す老化後特性(特に伸びおよび変色)が、プラーク
を用いて行った同じ特性に関する測定値よりも改良され
ていることは驚くべきことである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−250044(JP,A) 特開 昭62−34951(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08L 67/00 - 67/02

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)ポリ(1,4−ブチレン)テレフタレ
    ートを40−65重量%; (b)少なくとも50重量%がエチレンであり、(i)4
    −11個の炭素原子を有する不飽和エポキシド、(ii)2
    −11個の炭素原子を有する不飽和イソシアネート、(ii
    i)アルキル基が1−12個の炭素原子であるアルコキシ
    またはアルキルシラン、(iv)ハロゲン化アルキル、
    (v)アルキルアルファ−ハロケトンまたはアルデヒド
    および(vi)オキサゾリンから成る群から選択される少
    なくとも1種の反応性部分が0.5−15重量%であり、そ
    してアルキルおよびエーテル基が1−12個の炭素原子を
    有するアクリル酸アルキル、メタアクリル酸アルキル、
    ビニルエーテル、一酸化炭素および二酸化硫黄の少なく
    とも1種から選択される部分が0−49重量%である、共
    重合体であるポリマー状グラフト化剤を1−30重量%; (c)エチレンを少なくとも50重量%、酸含有不飽和モ
    ノカルボン酸を1−35重量%、およびアクリル酸アルキ
    ル、メタアクリル酸アルキル、ビニルエーテル、一酸化
    炭素および二酸化硫黄の少なくとも1種から選択される
    部分を0−49重量%含んでおり、そして更に、これらの
    酸基の0−100%が金属イオンで中和されている、エチ
    レン共重合体を5−20重量%;および (d)コポリエステルエステルおよびコポリエーテルエ
    ステルから成る群から選択される熱可塑性エラストマー
    を0−25重量%; 含んでいるが、但しここで、 (1)(a)−(d)の全体が100%であり、 (2)(a)と(d)の全ポリエステル含有量が70%以
    下である、 ことを条件とする、 溶融ブレンドすることで生じさせた部分グラフト化され
    ている柔軟性を示す熱可塑性組成物。
  2. 【請求項2】該ポリブチレンテレフタレート(a)の数
    平均分子量が少なくとも7500である請求の範囲1の組成
    物。
  3. 【請求項3】該ポリマー状グラフト化剤(b)が、エチ
    レンを少なくとも55重量%、4−11個の炭素原子を有す
    る不飽和エポキシドを1−10重量%、そして各々のアル
    キル基が1−18個の炭素原子である少なくとも1種のア
    クリル酸アルキルまたはメタアクリル酸アルキルを0−
    35重量%含んでいる共重合体である、請求の範囲1の組
    成物。
  4. 【請求項4】該ポリマー状グラフト化剤(b)が、エチ
    レンを少なくとも55重量%、4−11個の炭素原子を有す
    る不飽和エポキシドを1−10重量%、そして各々のアル
    キル基が1−18個の炭素原子である少なくとも1種のア
    クリル酸アルキルまたはメタアクリル酸アルキルを0−
    35重量%含んでいる共重合体である、請求の範囲2の組
    成物。
  5. 【請求項5】該ポリマー状グラフト化剤(b)が、エチ
    レン/アクリル酸n−ブチル/メタアクリル酸グリシジ
    ルの共重合体およびエチレン/メタアクリル酸グリシジ
    ルの共重合体から成る群から選択される請求の範囲1、
    2、3または4のいずれかの組成物。
  6. 【請求項6】エチレン共重合体(c)が、エチレンを少
    なくとも60重量%、アクリル酸またはメタアクリル酸を
    5−15重量%、およびアクリル酸メチル、アクリル酸イ
    ソブチルおよびアクリル酸n−ブチルの少なくとも1つ
    から選択される部分を0−25重量%含んでおり、そして
    更に、これらの酸基の30−70%が、リチウム、カリウ
    ム、ナトリウム、亜鉛、マグネシウム、アルミニウムお
    よびカルシウムから選択される少なくとも1種の金属イ
    オンで中和されている、請求の範囲1、2、3または4
    のいずれかの組成物。
  7. 【請求項7】エチレン共重合体(c)が、エチレンを少
    なくとも60重量%、アクリル酸またはメタアクリル酸を
    5−15重量%、およびアクリル酸メチル、アクリル酸イ
    ソブチルおよびアクリル酸n−ブチルの少なくとも1つ
    から選択される部分を0−25重量%含んでおり、そして
    更に、これらの酸基の30−70%が、リチウム、カリウ
    ム、ナトリウム、亜鉛、マグネシウム、アルミニウムお
    よびカルシウムから選択される少なくとも1種の金属イ
    オンで中和されている、請求の範囲5の組成物。
  8. 【請求項8】(a)少なくとも7500の数平均分子量を有
    するポリ(1,4−ブチレン)テレフタレートを40−65重
    量%; (b)少なくとも55重量%がエチレンであり、1−10重
    量%がメタアクリル酸グリシジルであり、そして0−35
    重量%がアクリル酸n−ブチルである、共重合体である
    ポリマー状グラフト化剤を2−30重量%; (c)エチレンを少なくとも60重量%、アクリル酸また
    はメタアクリル酸を5−15重量%、およびアクリル酸メ
    チル、アクリル酸イソブチルおよびアクリル酸n−ブチ
    ルの少なくとも1種から選択される部分を0−25重量%
    含んでおり、そして更に、これらの酸基の30−70%がナ
    トリウム、亜鉛、マグネシウムおよびカルシウムから選
    択される少なくとも1種の金属イオンで中和されてい
    る、エチレン共重合体を5−20重量%;および (d)ブチレンテレフタレート単位を75%そしてポリテ
    トラメチレンエーテル(1000Mn)テレフタレートを25%
    有するコポリエーテルエステルを含んでいるコポリエー
    テルエステルを10−25重量%; 含んでいるが、但しここで、 (1)(a)−(d)の全体が100%であり、そして (2)(a)と(d)の全ポリエステル含有量が70%以
    下である、 ことを条件とする、 請求の範囲1、2、3または4のいずれかの組成物。
  9. 【請求項9】全ポリエステル含有量が65重量%以下であ
    る請求の範囲1−8のいずれかの組成物。
  10. 【請求項10】請求の範囲1−8のいずれかの組成物を
    その上にコーティングした電気導電性ワイヤーが含まれ
    ている絶縁ワイヤー。
JP50788393A 1991-10-24 1992-10-26 ワイヤーコーティング用途用熱可塑性ポリブチレンテレフタレート組成物 Expired - Fee Related JP3310286B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US78145991A 1991-10-24 1991-10-24
US07/781,459 1991-10-24
PCT/US1992/008956 WO1993008234A1 (en) 1991-10-24 1992-10-26 Thermoplastic polybutylene terephthalate compositions for wire coating applications

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07500369A JPH07500369A (ja) 1995-01-12
JP3310286B2 true JP3310286B2 (ja) 2002-08-05

Family

ID=25122813

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP50788393A Expired - Fee Related JP3310286B2 (ja) 1991-10-24 1992-10-26 ワイヤーコーティング用途用熱可塑性ポリブチレンテレフタレート組成物

Country Status (12)

Country Link
EP (1) EP0614475B1 (ja)
JP (1) JP3310286B2 (ja)
KR (1) KR100242280B1 (ja)
AT (1) ATE157385T1 (ja)
AU (1) AU661069B2 (ja)
BR (1) BR9206782A (ja)
CA (1) CA2122042C (ja)
DE (1) DE69221889T2 (ja)
ES (1) ES2106201T3 (ja)
MX (1) MX9206110A (ja)
TW (1) TW257781B (ja)
WO (1) WO1993008234A1 (ja)

Families Citing this family (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1995012636A1 (en) * 1993-11-04 1995-05-11 Raychem Corporation Stabilized thermoplastic polyester alloy compositions
DE4420318C2 (de) * 1994-06-11 1996-04-11 Schulman A Gmbh Zusammensetzung auf Polymerbasis zur Herstellung von magnetischen und magnetisierbaren Formkörpern
BR9807207A (pt) * 1997-12-08 2000-05-23 Acome Soc Coop Travailleurs Fio elétrico que possui um isolante fino á base de polibutilenotereftalato
US6797222B2 (en) 1999-04-15 2004-09-28 E. I. Du Pont De Nemours And Company Slush molding process
JP2002542359A (ja) * 1999-04-15 2002-12-10 イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー スラッシュ成形可能な熱可塑性組成物
US6608136B1 (en) 1999-07-26 2003-08-19 E. I. Du Pont De Nemours And Company Polyphenylene sulfide alloy composition
JP4343407B2 (ja) 2000-07-17 2009-10-14 三井化学株式会社 摺動性に優れる熱可塑性樹脂組成物
US6805956B2 (en) 2000-07-20 2004-10-19 E.I. Du Pont De Nemours And Company Process for coating a wire or cable with polyphenylene sulfide alloy and resulting coated wire
US6645623B2 (en) 2000-07-20 2003-11-11 E. I. Du Pont De Nemours And Company Polyphenylene sulfide alloy coated wire
DE10064336A1 (de) * 2000-12-21 2002-06-27 Degussa Polyesterformmasse
JP2002358837A (ja) 2001-06-01 2002-12-13 Teijin Ltd フラットケーブルおよび被覆用ポリエステル樹脂組成物
US20040132895A1 (en) * 2002-08-30 2004-07-08 Ambrose Ronald R. Compositions and methods for coating food cans
US20050252679A1 (en) * 2004-05-13 2005-11-17 Hsing-Hua Chang Multi-layer insulated wire, processes for preparing the same, and its applications
US20060223923A1 (en) 2005-02-07 2006-10-05 Serge Cavalli Thermoplastic vulcanisate blend
KR102466728B1 (ko) * 2016-03-07 2022-11-15 다우 글로벌 테크놀로지스 엘엘씨 광섬유 케이블 부품을 위한 중합체 조성물
KR102432504B1 (ko) * 2016-09-14 2022-08-16 바스프 에스이 프로파일 압출용 및/또는 파이프 압출용 폴리에스테르

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0670168B2 (ja) * 1985-08-08 1994-09-07 東レ株式会社 ポリエステル樹脂組成物
JP2662704B2 (ja) * 1986-11-14 1997-10-15 イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー 部分的にグラフトした熱可塑性組成物
AU627176B2 (en) * 1988-05-13 1992-08-20 E.I. Du Pont De Nemours And Company Thermoplastic elastomeric compositions
DE3932360A1 (de) * 1989-09-28 1991-04-11 Basf Ag Schlagzaeh modifizierte thermoplastische polyurethan-polyester-formmassen, verfahren zu ihrer herstellung und ihre verwendung
WO1991013119A1 (en) * 1990-02-21 1991-09-05 Exxon Chemical Limited Impact modified thermoplastic polyester
WO1991019767A1 (en) * 1990-06-18 1991-12-26 E.I. Du Pont De Nemours And Company Thermoplastic blow moldable polyester compositions

Also Published As

Publication number Publication date
MX9206110A (es) 1993-08-01
BR9206782A (pt) 1995-05-30
CA2122042C (en) 2004-02-24
AU661069B2 (en) 1995-07-13
DE69221889D1 (de) 1997-10-02
KR100242280B1 (ko) 2000-03-02
JPH07500369A (ja) 1995-01-12
EP0614475B1 (en) 1997-08-27
ATE157385T1 (de) 1997-09-15
DE69221889T2 (de) 1998-04-02
TW257781B (ja) 1995-09-21
AU2898992A (en) 1993-05-21
ES2106201T3 (es) 1997-11-01
WO1993008234A1 (en) 1993-04-29
EP0614475A1 (en) 1994-09-14
CA2122042A1 (en) 1993-04-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3310286B2 (ja) ワイヤーコーティング用途用熱可塑性ポリブチレンテレフタレート組成物
JP4388721B2 (ja) ポリフェニレンスルフィドアロイ組成物
CA2736234C (en) Crack-resistant, flame retardant, halogen-free, cable assembly and coating composition
EP1923429B1 (en) Flame-retardant resin composition, and electric wire and insulating tube using same
EP0290588B1 (en) Partially grafted thermoplastic compositions
US5824412A (en) Thermoplastic polybutylene terephthalate compositions for wire coating applications
US6645623B2 (en) Polyphenylene sulfide alloy coated wire
JP3706208B2 (ja) 塩化ビニル系樹脂組成物
AU583559B2 (en) Electrical wire and cable
US6805956B2 (en) Process for coating a wire or cable with polyphenylene sulfide alloy and resulting coated wire
JPS61168644A (ja) 難燃性樹脂組成物
US6506841B2 (en) Composition having improved thermomechanical properties, and a method of cross-linking it
US4913964A (en) Covering material for electric transmission lines, and electric transmission line
JP2000038497A (ja) 黒色ポリエステル樹脂組成物及びその成形体
JP2002124140A (ja) 絶縁電線
JP2004158465A (ja) 塩化ビニル系樹脂被覆電線
WO1995012636A1 (en) Stabilized thermoplastic polyester alloy compositions
JPH11217500A (ja) ポリマーブレンド
JP2003123546A (ja) ワイヤハーネス

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080524

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090524

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090524

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100524

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees