JP3309756B2 - 窒化ガリウム系化合物半導体素子 - Google Patents

窒化ガリウム系化合物半導体素子

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JP3309756B2 JP4706497A JP4706497A JP3309756B2 JP 3309756 B2 JP3309756 B2 JP 3309756B2 JP 4706497 A JP4706497 A JP 4706497A JP 4706497 A JP4706497 A JP 4706497A JP 3309756 B2 JP3309756 B2 JP 3309756B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、p型の窒化ガリウ
ム系化合物半導体層上に透光性電極とパッド電極を備え
た素子に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、化合物半導体においては、その半
導体表面に金属を形成しただけではオーミックコンタク
トが得られないので、熱処理による合金化処理を行うこ
とにより、金属を半導体内に拡散させてオーミックコン
タクトを得るようにしている。p型の窒化ガリウム(Ga
N) 系化合物半導体においては、電子線照射等の低抵抗
化処理を行っても、その抵抗率はn型のGaN 系化合物半
導体の抵抗率に比べて高いため、p型層内での横方向へ
の電流の広がりがほとんどなく、電極直下しか発光しな
い。そのため、ニッケル(Ni)と金(Au)を各々数十Å積層
させ、熱処理して形成した透光性とオーミック特性とを
有した電流拡散電極が提案されている(特開平6−31
4822号公報)。この場合、電流拡散電極が薄いため
に電流拡散電極上にNi/Au 又はAuから成るパッド電極が
形成され、ボンディング用に用いられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術ではパッド電極と電流拡散電極との密着性が不十
分であり、電流拡散電極上にパッド電極を形成する際
に、電流拡散電極の表面が汚染されていると、パッド電
極の剥離や発光パターンの不良などの不具合を生じると
いう問題がある。加えて、密着性の良好な場合であって
も、ボンディングパッド下の発光はパッドの影になり、
直接的に観測することができず、発光ロスを避けること
ができない。
【0004】従って、本発明の目的は、上記課題に鑑
み、パッド電極と電流拡散電極との密着性を向上させ、
パッド電極の剥離を防止すると同時に、パッド下を高抵
抗化することにより電流拡散電極のパッド以外の領域へ
選択的に電流を流すことができ、パッド下の発光を抑
え、発光の有効利用を図るものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1に記載の手段を採用することができる。
この手段によると、コバルト(Co)合金、パラジウム(P
d)、又はパラジウム(Pd)合金を用いて、透光性を有した
電流拡散電極がp型の窒化ガリウム系化合物半導体上に
形成され、この上に窒素に対して反応性を有する金属を
含んだパッド電極が形成される。これにより、合金化処
理の際にパッド電極中の窒素に対して反応性を有する金
属がp型のGaN 系化合物半導体と反応するので、パッド
電極と電流拡散電極との密着性が向上し、パッド電極の
剥離を防止できる。又、パッド電極中の窒素に対して反
応性を有する金属がGaN 系化合物半導体と反応すること
により、GaN 系化合物半導体内に窒素の空孔が発生し、
その部分において空孔によるドナーがアクセプタを補償
するため、この部分に高抵抗領域が形成される。よっ
て、電流はパッド電極下を流れずに、横方向の電流拡散
電極の方に流れることになる。元来、パッド電極の領域
は膜厚が厚いので透光性がなく、実質的に光をパッド電
極を通して外部に取り出したり、外部から半導体に入射
させることはできない。従って、光を有効に利用できる
部分のみの電流密度を向上させることができるので、そ
の結果、電気−光、又は光−電気の変換効率が向上す
る。
【0006】請求項2に記載の手段によると、透光性を
有した電流拡散電極がp型の窒化ガリウム系化合物半導
体上に形成され、この上に窒素に対して反応性を有する
金属を含んだパッド電極が形成される。パッド電極は、
窒素に対して反応性を有する金属から成る第1金属層
と、第1金属層を構成する金属とは異なる金属から成
り、第1金属層上に形成された第2金属層とで構成され
る。これにより、第1金属層を構成する金属が熱処理に
より拡散し、GaN 系化合物半導体と良好に反応すること
ができる。よって、パッド電極と電流拡散電極との密着
性が向上し、パッド電極の剥離を防止できる。又、パッ
ド電極中の窒素に対して反応性を有する金属がGaN 系化
合物半導体と反応することにより、GaN 系化合物半導体
内に窒素の空孔が発生し、その部分において空孔による
ドナーがアクセプタを補償するため、この部分に高抵抗
領域が形成される。よって、電流はパッド電極下を流れ
ずに、横方向の電流拡散電極の方に流れることになる。
元来、パッド電極の領域は膜厚が厚いので透光性がな
く、実質的に光をパッド電極を通して外部に取り出した
り、外部から半導体に入射させることはできない。従っ
て、光を有効に利用できる部分のみの電流密度を向上さ
せることができるので、その結果、電気−光、又は光−
電気の変換効率が向上する。
【0007】窒素に対して反応性を有する金属として
は、請求項3に記載の手段の如くクロム(Cr)、バナジウ
ム(V) 、チタン(Ti)、ニオブ(Nb)、タンタル(Ta)、ジル
コニウム(Zr)のうちいずれか1つ又は複数が好適であ
る。また、請求項4に記載の手段によると、透光性を有
した電流拡散電極がp型の窒化ガリウム系化合物半導体
上に形成され、この上に窒素に対して反応性を有するク
ロム(Cr)、バナジウム(V)、ニオブ(Nb)、タンタル(T
a)、ジルコニウム(Zr)のうちいずれか1つ又は複数の金
属を含んだパッド電極が形成される。 これにより、合金
化処理の際にパッド電極中の窒素に対して反応性を有す
るクロム(Cr)、バナジウム(V)、ニオブ(Nb)、タンタル
(Ta)、ジルコニウム(Zr)のうちいずれか1つ又は複数の
金属がp型のGaN 系化合物半導体と反応するので、パッ
ド電極と電流拡散電極との密着性が向上し、パッド電極
の剥離を防止できる。又、パッド電極中の窒素に対して
反応性を有する金属がGaN 系化合物半導体と反応するこ
とにより、GaN 系化合物半導体内に窒素の空孔が発生
し、その部分において空孔によるドナーがアクセプタを
補償するため、この部分に高抵抗領域が形成される。よ
って、電流はパッド電極下を流れずに、横方向の電流拡
散電極の方に流れることになる。元来、パッド電極の領
域は膜厚が厚いので透光性がなく、実質的に光をパッド
電極を通して外部に取り出したり、外部から半導体に入
射させることはできない。従って、光を有効に利用でき
る部分のみの電流密度を向上させることができるので、
その結果、電気−光、又は光−電気の変換効率が向上す
る。 請求項5に記載の手段によると、パッド電極は、窒
素に対して反応性を有するクロム(Cr)、バナジウム
(V)、ニオブ(Nb)、タンタル(Ta)、ジルコニウム(Zr)の
うちいずれか1つ又は複数の金属から成る第1金属層
と、第1金属層を構成する金属とは異なる金属から成
り、第1金属層上に形成された第2金属層とで構成され
る。 これにより、第1金属層を構成する金属が熱処理に
より拡散し、GaN 系化合物半導体と良好に反応すること
ができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体的な実施例に
基づいて説明する。図1は、サファイア基板11上に形
成されたGaN 系化合物半導体で形成された発光素子10
0の模式的な断面構成図である。発光素子100は、有
機金属気相成長法(以下「MOVPE」と略す)による
気相成長により製造された。用いられたガスは、アンモ
ニア(NH3) 、キャリアガス(H2,N2) 、トリメチルガリウ
ム(Ga(CH3)3)(以下「TMG 」と記す)、トリメチルアル
ミニウム(Al(CH3)3)(以下「TMA 」と記す)、トリメチ
ルインジウム(In(CH3)3)(以下「TMI 」と記す)、シラ
ン(SiH4)とシクロペンタジエニルマグネシウム(Mg(C
5H5)2) (以下「CP2Mg 」と記す)である。サファイア
基板11の上には窒化アルミニウム(AlN) から成る膜厚
約25nmのバッファ層12が設けられ、その上にシリコン
(Si)ドープのGaN から成る膜厚約4.0 μmの高キャリア
濃度n+ 層13が形成されている。この高キャリア濃度
+層13の上にSiドープのn型GaN から成る膜厚約0.5
μmのクラッド層14が形成されている。
【0009】そして、クラッド層14の上に膜厚約35Å
のGaN から成るバリア層151と膜厚約35ÅのIn0.20
Ga0.80N から成る井戸層152とが交互に積層された多
重量子井戸構造(MQW)の発光層15が形成されてい
る。バリア層151は6層、井戸層152は5層であ
る。発光層15の上にはp型Al0.15Ga0.85N から成る膜
厚約50nmのクラッド層16が形成されている。さらに、
クラッド層16の上にはp型GaN から成る膜厚約100nm
のコンタクト層17が形成されている。
【0010】又、コンタクト層17の上には金属蒸着に
よる透光性の電流拡散電極18Aが、エッチングにより
一部露出されたn+ 層13上には電極18Bが形成され
ている。透光性の電極18Aは、コンタクト層17に接
合する膜厚15Åのコバルト(Co)と、そのCoに接合する膜
厚60Åの金(Au)とで構成されている。電極18Bは膜厚
200 Åのバナジウム(V) と膜厚1.8 μmのアルミニウム
(Al)又はアルミニウム合金で構成されている。電極18
A上の一部には、膜厚約300 Åのクロム(Cr)から成る第
1金属層201と、膜厚約1000ÅのCo層と膜厚約1.5 μ
mのAu層との2層構成の第2金属層202とから成るパ
ッド電極20が形成されている。
【0011】尚、n+ 層13上に電極を形成するため
に、コンタクト層17の上にエッチングマスクを形成
し、所定領域のマスクを除去して、マスクで覆われてい
ない部分のコンタクト層17、クラッド層16、発光層
15、クラッド層14、n+ 層13の一部を塩素を含む
ガスによる反応性イオンエッチングによりエッチングし
て、n+ 層13の表面を露出させた。このn+ 層13の
露出面上に、膜厚200 Åのバナジウム(V) と膜厚1.8 μ
mのAl又はAl合金を蒸着し、電極18Bを形成する。次
に、コンタクト層17上の電極形成部分に、膜厚15Åの
Coから成る金属層81と膜厚60ÅのAuから成る金属層8
2を順次積層し、透光性の電極18Aが形成される。こ
の電極18A上の一部に膜厚約300 ÅのCrを成膜させて
第1金属層201を形成し、第1金属層201上に膜厚
約1000ÅのCo、膜厚約1.5 μmのAuを順次成膜させて第
2金属層202を形成する。これによりパッド電極20
が形成される。電極18A、18B、20の形成の後、
試料雰囲気を真空ポンプで排気し、O2ガスを供給して圧
力 3Paとし、その状態で雰囲気温度を約 550℃にして、
3 分程度、加熱し、コンタクト層17、クラッド層16
をp型低抵抗化すると共にコンタクト層17と金属層8
1、82、第1金属層201、第2金属層202との合
金化処理、電極18Bとn+ 層13との合金化処理を行
った。
【0012】上記実施例に示されるように、電極18A
と接合するパッド電極20の第1金属層201は、窒素
に対して反応性を有するCrから構成されているので、合
金化処理時においてCrがコンタクト層17のGaN と反応
し、パッド電極20と電極18Aとの密着性が向上し、
パッド電極20の剥離を防止できる。又、Crとコンタク
ト層17のGaN とが反応することにより、コンタクト層
17内に窒素の空孔が発生し、この空孔によるドナーが
アクセプタを補償することにより正孔濃度が減少するた
め、図2に示すようにパッド電極20下におけるコンタ
クト層17と電極18Aとの接合面近傍に高抵抗領域1
71が形成される。この高抵抗領域171が形成される
ことで、電流はパッド電極20下を流れずに、水平方向
の電極18Aの方に流れていく。パッド電極20は厚膜
であるので透光性がなく実質的に光を外部に取り出すこ
とはできない部分であるので、この部分を流れる電流を
光を外部に出力できる電極18Aの方に流すことで、電
極18Aの電流密度が高まり、発光輝度を向上できる。
尚、本実施例では、第1金属層201にCrを用いたが、
膜厚約300 Åのバナジウム(V) を第1金属層201に用
いることで、Crの場合と同様に強固な密着性が得られる
と共に、電流がパッド電極20下に流れずに電極18A
に選択的に流れることが観察された。
【0013】上記実施例では、第1金属層201にCr或
いはV を用いたが、Cr、V 、チタン(Ti)、ニオブ(Nb)、
タンタル(Ta)、ジルコニウム(Zr)のうちいずれか1つ又
は複数で構成してもよい。又、第2金属層202にCoと
Auを用いたが、Co、Ni、Al、Auのうちいずれか1つ又は
複数で構成してもよい。又、これら材料を用いて、同時
蒸着によりパッド電極20を単層構造としてもよい。
又、本実施例では、Coから成る金属層81上にAuから成
る金属層82を形成し、合金化処理により電極18Aを
Co合金としたが、この他に電極18AにPd、又はPd合金
を用いてもよい。これら材質を用いれば電極18Aを単
層構造としてもよく、3層以上の積層構造としてもよ
い。
【0014】上記実施例において、合金化処理の加熱温
度を550 ℃としたが、400 〜700 ℃の範囲で使用可能で
あり、望ましくは450 〜650 ℃の範囲がよい。400 ℃未
満で熱処理されると電極はオーミック特性を示さず、70
0 ℃より高い温度で熱処理されるとp型のコンタクト層
17は低抵抗値を示すが、電極の接触抵抗が増加し、表
面モフォロジーが悪化し、この後のワイヤボンディング
工程においてボンディング不良の原因になる。このた
め、熱処理温度は400 〜700 ℃の範囲がよい。又、上記
実施例ではO2ガス雰囲気中で熱処理を行ったが、熱処理
雰囲気としては、O2、O3、CO、CO2 、NO、N2O 、NO2
又は、H2O の少なくとも1種又はこれらの混合ガスを用
いることができる。又は、O2、O3、CO、CO2 、NO、N2O
、NO2、又は、H2O の少なくとも1種と不活性ガスとの
混合ガス、又は、O2、O3、CO、CO2 、NO、N2O 、NO2
又は、H2O の混合ガスと不活性ガスとの混合ガスを用い
ることができる。要するに熱処理雰囲気は酸素原子、酸
素原子を有する分子を含んでいればよい。これによりコ
ンタクト層17内においてp型不純物原子と結合してい
る水素原子が酸素を含むガス中で熱処理されることで水
素電子とp型不純物原子とが解離され、コンタクト層1
7のより低抵抗化できる。又、上記実施例では圧力3Pa
のO2ガス雰囲気で合金化処理を行ったが、熱処理時の雰
囲気の圧力は、熱処理温度において、GaN 系化合物半導
体が熱分解しない圧力以上であれば良い。酸素を含むガ
スは、O2ガスだけを用いた場合には、窒化ガリウム系化
合物半導体の分解圧以上の圧力で導入すればよく、他の
不活性ガスと混合した状態で用いた場合には、全ガスを
GaN 系化合物半導体の分解圧以上の圧力とし、O2ガスは
全ガスに対して10-6程度以上の割合を有しておれば十
分である。例えば、N2ガスに対して1%のO2ガスを含ま
せ、そのO2ガスの分圧を100Paとした雰囲気中での熱
処理によって同様な効果が得られた。尚、酸素を含むガ
スの導入量の上限値は、p型低抵抗化及び電極合金化の
特性からは、特に、制限されるものではない。要は、製
造が可能である範囲まで使用できる。
【0015】本実施例では、発光素子100の発光層1
5はMQW構造としたが、SQWやInGaN 等から成る単
層、その他、任意の混晶比の4元、3元系のAlInGaN と
しても良い。又、p型不純物としてMgを用いたが、これ
に代えて、ベリリウム(Be)、カルシウム(Ca)、ストロン
チウム(Sr)、バリウム(Ba)、亜鉛(Zn)、カドミウム(Cd)
などの2族元素を用いてもよい。又、金属層81と金属
層82とを合わせた電極18Aの膜厚は、それぞれ5 〜
200 Åの膜厚に形成されていればよいが、透光性を得る
ために200 Å以下の範囲内にあることが望ましく、密着
性と透光性及び電極抵抗の面から40〜200 Åの範囲内に
あることがより好ましい。又、本発明は発光素子や受光
素子に適用できると共に、その他の窒化ガリウム系化合
物半導体素子の展開が予想される高温デバイスやパワー
デバイス等の電子デバイスにも適用できる。
【0016】上記に示されるように、本発明によれば、
p型の窒化ガリウム系化合物半導体上に、透光性とオー
ミック性を兼有した電流拡散電極と、窒素に対して反応
性を有する金属を含んだパッド電極を積層形成すること
により、パッド電極の剥離を防止すると共に、電流拡散
電極内の電流密度を高め、発光輝度を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の具体的な実施例に係わる窒化ガリウム
系化合物半導体素子の構成を示した模式図。
【図2】本発明の具体的な実施例に係わる窒化ガリウム
系化合物半導体素子において電極近傍の電流の流れを示
した模式図。
【符号の説明】
11 サファイア基板 12 バッファ層 13 高キャリア濃度n+ 層 14、16 クラッド層 15 発光層 17 コンタクト層 18A、18B 電極 20 パッド電極 81、82 金属層 100 発光素子 171 高抵抗領域 201 第1金属層 202 第2金属層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−250768(JP,A) 特開 平9−129921(JP,A) 特開 平10−56206(JP,A) 特開 平10−12921(JP,A) 特開 平8−250769(JP,A) 特開 平10−144962(JP,A) 特開 平10−51028(JP,A) J.Electronic Mate rials,25[5](1996)p.811 −818 Semicon.Sci.,11[10 ](1996),p.1464−1467 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 33/00 H01L 5/00 - 5/50 JICSTファイル(JOIS)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 p型の窒化ガリウム系化合物半導体を有
    する素子において、 前記p型の窒化ガリウム系化合物半導体上に形成された
    透光性を有した電流拡散電極と、 窒素に対して反応性を有する金属を含み、前記電流拡散
    電極上に形成されたボンディング用のパッド電極とを備
    え、前記透光性を有した電流拡散電極は、コバルト(Co)合
    金、パラジウム(Pd)、又はパラジウム(Pd)合金を用いて
    形成され、 合金化処理により前記金属と前記p型の窒化ガリウム系
    化合物半導体とが反応し、前記p型の窒化ガリウム系化
    合物半導体上の前記パッド電極下に高抵抗領域が形成さ
    れたことを特徴とする窒化ガリウム系化合物半導体素
    子。
  2. 【請求項2】 p型の窒化ガリウム系化合物半導体を有
    する素子において、 前記p型の窒化ガリウム系化合物半導体上に形成された
    透光性を有した電流拡散電極と窒素に対して反応性を有する金属を含み、前記電流拡散
    電極上に形成されたボンディング用のパッド電極と を備
    え、 前記パッド電極は 素に対して反応性を有する前記金属から成る第1金属
    層と 記金属とは異なる組成から成り、前記第1金属層上に
    形成された第2金属層とから成り、 合金化処理により前記金属と前記p型の窒化ガリウム系
    化合物半導体とが反応し、前記p型の窒化ガリウム系化
    合物半導体上の前記パッド電極下に高抵抗領域が形成さ
    れたことを特徴とする窒化ガリウム系化合物半導体素
    子。
  3. 【請求項3】 窒素に対して反応性を有する前記金属
    は、クロム(Cr)、バナジウム(V) 、チタン(Ti)、ニオブ
    (Nb)、タンタル(Ta)、ジルコニウム(Zr)のうちいずれか
    1つ又は複数より成ることを特徴とする請求項1又は請
    求項2に記載の窒化ガリウム系化合物半導体素子。
  4. 【請求項4】 p型の窒化ガリウム系化合物半導体を有
    する素子において、 前記p型の窒化ガリウム系化合物半導体上に形成された
    透光性を有した電流拡散電極と、 窒素に対して反応性を有するクロム(Cr)、バナジウム
    (V)、ニオブ(Nb)、タンタル(Ta)、ジルコニウム(Zr)の
    うちいずれか1つ又は複数の金属を含み、前記電流拡散
    電極上に形成されたボンディング用のパッド電極とを備
    え、合金化処理により前記金属と前記p型の窒化ガリウ
    ム系化合物半導体とが反応し、前記p型の窒化ガリウム
    系化合物半導体上の前記パッド電極下に高抵抗領域が形
    成されたことを特徴とする窒化ガリウム系化合物半導体
    素子。
  5. 【請求項5】 前記パッド電極は、窒素に対して反応性
    を有するクロム(Cr)、バナジウム(V)、ニオブ(Nb)、タ
    ンタル(Ta)、ジルコニウム(Zr)のうちいずれか1つ又は
    複数の金属から成る第1金属層と、前記金属とは異なる
    組成から成り、前記第1金属層上に形成された第2金属
    層とから成ることを特徴とする請求項4に記載の窒化ガ
    リウム系化合物半導体素子。
JP4706497A 1996-11-29 1997-02-14 窒化ガリウム系化合物半導体素子 Expired - Fee Related JP3309756B2 (ja)

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