JP3309433B2 - 回転検出装置 - Google Patents

回転検出装置

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JP3309433B2 JP21522392A JP21522392A JP3309433B2 JP 3309433 B2 JP3309433 B2 JP 3309433B2 JP 21522392 A JP21522392 A JP 21522392A JP 21522392 A JP21522392 A JP 21522392A JP 3309433 B2 JP3309433 B2 JP 3309433B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回転体の回転速度等を
検出するための回転検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、テープレコーダやビデオカメラ
等に内蔵されるキャプスタン等は、テープを一定の速さ
で送る必要があることから、常にその回転速度が回転検
出装置によって検出されるようになされている。
【0003】かかる回転検出装置としては、例えば図1
0及び図11に示すように、回転軸101に固定された
円盤状をなす回転体102の主面に光を反射する白パタ
ーン(又は光沢のパターン)103と、光を吸収する黒
パターン104を所定パターンに形成した投射面に、発
光部と受光部を一体化してなるフォトリフレクター10
5を相対向して設けることにより構成されている。これ
ら白パターン103と黒パターン104は、いずれも回
転軸101を中心として放射線状に扇形状をなすパター
ンとして等間隔で交互に形成されている。
【0004】上記回転検出装置では、発光部から出射さ
れた光は、これに対向する回転体102の投射面に投射
される。そして、白パターン103に投射された場合に
は、発光部からの光は、この白パターン103によって
反射せしめられ、受光部で受光される。一方、黒パター
ン104に投射された場合には、光は吸収されて受光部
では受光されない。この白パターン103と黒パターン
104の交互の光の受光により、出力パルスが得られ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記回転検
出装置においては、十分な出力変化を得るために、白パ
ターン103と黒パターン104の大きさをフォトリフ
レクター105と略同じ大きさとする必要がある。
【0006】しかしながら、そうすると回転体102が
大きくなり、しかも1回転当たりに得られるパルス数を
多くすることができなくなる。
【0007】また、白パターン103と黒パターン10
4は、通常、印刷等によって形成されている。このた
め、印刷時におけるパターン寸法精度が悪いと、回転体
102の1回転中の出力パルス幅が変化する虞れがあ
る。この結果、正確なパルスが得られなくなり、キャプ
スタン等の速度制御を精密に行えなくなる。
【0008】そこで本発明は、かかる従来の技術的な課
題を解消するべく提案されたものであって、回転体の小
型化が図れると共に、正確でしかもより多くのパルスを
発生させることのできる回転検出装置を提供することを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明の回転検出装置においては、回転軸を中心
に回転される回転体と、上記回転体の上記回転軸と直交
する面に設けられ、光を反射させる反射面と、上記反射
面に上記回転軸の軸方向に突出するように設けられる遮
蔽板と、発光装置と受光装置を一体化してなるフォトリ
フレクタと、上記フォトリフレクタに設けられ、上記発
光装置と上記受光装置を分離する隔壁とを備え、上記隔
壁と上記遮蔽板とが対向するように上記フォトリフレク
タを上記回転体に対向配置し、上記回転体が回転される
に伴い、上記隔壁と上記遮蔽板が一致する状態と、一致
しない状態とを交互に繰り返すことを特徴とする。
【0010】また、本発明の回転検出装置においては、
上記遮蔽板が上記回転体の上記回転軸上に設けられるこ
とを特徴とする。
【0011】さらに、本発明の回転検出装置において
は、上記遮蔽板が上記回転体に複数設けられたことを特
徴とする。
【0012】そしてさらに、本発明の回転検出装置にお
いては、上記反射面が曲面形状であることを特徴とす
る。
【0013】
【作用】本発明に係る回転検出装置においては、隔壁と
遮蔽板とが対向するようにフォトリフレクタを回転体に
対向配置しているので、隔壁と遮蔽板を一致させること
により発光装置から出射された光を遮り受光装置に受光
されるのを阻止する状態と、隔壁と遮光板を一致させな
いことにより発光装置から出射された光が反射面で反射
し受光装置に受光される状態とを交互に繰り返す。
【0014】また、本発明の回転検出装置においては、
遮蔽板が回転軸上に設けられているので回転体をフォト
リフレクタと略同程度の大きさにすることが可能とな
り、回転検出装置をさらに小型化することができるとと
もに、正確な周期信号を一回転に数回得ることが可能と
なるため正確な出力パルスを得られる。
【0015】さらに、本発明の回転検出装置において
は、遮蔽板が回転体に複数設けられているので、これら
遮蔽板の数の倍の数の出力パルスを得られる。
【0016】そしてさらに、本発明の回転検出装置にお
いては、反射面が曲面形状であるので、発光装置から出
射された光を効率良く受光装置で受光されることが可能
となる。
【0017】
【実施例】以下、本発明を適用した具体的な実施例につ
いて図面を参照しながら詳細に説明する。
【0018】本実施例の回転検出装置は、図1及び図2
に示すように、回転体1と、この回転体1の回転速度を
検出するための発光装置2と受光装置3が一体化されて
なるフォトリフレクター4とから構成される。
【0019】上記回転体1は、例えばテープレコーダや
ビデオカメラ等に内蔵されるキャプスタン5の基端部等
に固定され、このキャプスタン5と共に回転するように
なっている。かかる回転体1は、発光装置2から出射さ
れる光を反射させるべく反射率の高い材料、例えばダイ
キャスト等の如き金属材料や樹脂材料等によって円盤形
状として形成されている。
【0020】そして、この回転体1には、発光装置2か
ら出射される光を遮る遮蔽板6が設けられている。上記
遮蔽板6は、フォトリフレクター2との対向面に、この
回転体1の軸上(センター上)に厚みの比較的薄い凸条
をなす突起として形成されている。したがって、上記遮
蔽板6が設けれらることにより、上記回転体1のフォト
リフレクター4との対向面1a,1bは2つに分離され
る。これら対向面1a,1bの面積は、上記遮蔽板6が
回転体1のセンターに設けられることから同一面積とな
されている。また、これら対向面1a,1bは、発光装
置2から出射される光を反射させる反射面として機能す
る。特に、この反射面として機能する対向面1a,1b
を図9に示すように円弧状とすれば、発光装置2から出
射された光が効率良く受光装置3で受光されることにな
る。
【0021】一方、フォトリフレクター4は、上記回転
体1の反射面1a,1bに光を投射する発光装置2と、
この反射面1a,1bからの戻り光を受光する受光装置
3とが一体化されて構成されている。これら発光装置2
と受光装置3は、凸条をなす隔壁7によってそれぞれ分
離された形となされている。発光装置2としては、例え
ば発光ダイオード等から構成される。一方、受光装置3
は、例えばフォトトランジスタからなる。
【0022】上述のように構成された回転体1とフォト
リフレクター4とからなる回転検出装置においては、上
記回転体1の軸上にフォトリフレクター4が対向配置さ
れるとともに、上記発光装置2と受光装置3の境界線で
ある隔壁7上に遮蔽板6が対向するようにして設けられ
る。このときの回転体1のフォトリフレクター4に対す
る対向距離Hは、最も出力の良く得られる距離となさ
れ、例えば0.7mm程度とされる。そして、上記回転
体1が回転することにより、図2に示す遮蔽板6とフォ
トトランジスタの隔壁7が一致した状態と、図3に示す
遮蔽板6と隔壁7が直交した状態とが交互に得られる。
遮蔽板6と隔壁7が一致する状態と直交する状態は、い
ずれも回転体1が1回転する毎に2回づつ得られる。つ
まり、遮蔽板6と隔壁7が一致する状態は、例えば18
0度と360度のときに得られる。一方、遮蔽板6と隔
壁7が直交する状態は、例えば90度と270度のとき
に得られる。
【0023】遮蔽板6と隔壁7が一致した状態では、発
光装置2から出射された光は、この遮蔽板6によって遮
られるため、上記発光装置2の隣に設けられる受光装置
3では受光されない。一方、遮蔽板6と隔壁7が直交し
た状態では、発光装置2から出射された光は、遮蔽板6
の両側に設けられる反射面1a,1bで反射し、受光装
置3で受光される。このとき、遮蔽板6の厚みは十分薄
いため、受光装置3に得られる出力には影響がない。
【0024】ところで、上述の回転検出装置の回路構成
は、図4に示すようになっている。電圧Vなる電源とア
ース間に直流抵抗Rを介して接続された発光ダイオー
ド8と、上記電源とアース間に負荷抵抗Rを介して接
続されたフォトトランジスタ9と、所定のしきい値(例
えば電源電圧の1/2)と、上記フォトトランジスタ9
のコレクタの電圧を比較する差動増幅器10とから構成
される。
【0025】前記した発光装置2からの反射された光が
フォトトランジスタ9のベースに入力されると、フォト
トランジスタ9がオン状態となり、かかるフォトトラン
ジスタ9のコレクタ電圧が下がる。この一方、フォトト
ランジスタ9のベースに光が入らない場合には、コレク
タ電圧は電源電圧と等しくなる。この結果、回転体1が
1回転する毎に、図5に示すような出力波形が得られ
る。なお、図5では、出力波形の下にそのときの回転体
1の向きを示してある。そして、上記差動増幅器10
は、フォトトランジスタ9のコレクタ電圧としきい値を
比較することにより、図6に示すような矩形波状をなす
パルス信号を出す。
【0026】以上のように本実施例の回転検出装置にお
いては、回転体1の軸上にフォトリフレクター4を対向
配置しているので、当該回転体1を上記フォトリフレク
ター4と略同じ程度の大きさとすることができる。した
がって、回転体1の小型化を図ることができる。また、
この実施例の回転検出装置においては、遮蔽板6を高精
度に且つ正確な位置に設けることにより、例えば回転体
1が180度と360度の状態でフォトリフレクター4
に対してほとんど同じ条件となるので、正確な周期信号
を1回転に2回得ることができる。また、この回転検出
装置では、従来のような印刷によるパターンを形成した
ものではないので、印刷ズレ等によって生ずる出力の変
動が起こることがない。
【0027】なお、上述の実施例では、遮蔽板6を回転
体1に1つだけ設けたが、例えば図7に示すように、か
かる遮蔽板6を2つ以上設けて出力パルス数を増やすよ
うにしてもよい。遮蔽板6を増やした場合には、図8に
示すように、フォトリフレクター4を回転体1の軸芯よ
りずれた位置に設ける必要がある。このように構成すれ
ば、小さな回転体1の割に多くのパルスを得ることがで
きる。
【0028】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明の回転検出装置においては、隔壁と遮蔽板を一致させ
ることにより発光装置から出射された光を遮り受光装置
に受光されるのを阻止する状態と、隔壁と遮蔽板を一致
させないことにより発光装置から出射された光が反射面
で反射し受光装置に受光される状態とを交互に繰り返す
ことにしたため、非反射面を設けることなく回転検出の
ための出力パルスを得ることができ、回転検出装置の小
型化が可能となる。
【0029】また、本発明の回転検出装置においては、
従来のように印刷等の面倒な作業をする必要がなく、回
転体に遮蔽板を設けることのみで、簡単に回転体を作製
することができる。特に、この回転体を反射率の高い樹
脂材料により射出成形すれば、非常に簡単にしかも安価
に作製できる。また、遮蔽板を高精度に作製すれば、回
転体が1回転するに際して得られるパルスの変化が生じ
ない。
【0030】さらに、本発明の回転検出装置において
は、遮蔽板を複数設けることにより、回転体の大きさを
それ程大きくする必要がなく、より多くの出力パルスを
得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】回転検出装置の分解斜視図である。
【図2】回転体の遮蔽板とフォトリフレクターの隔壁が
一致したときの回転検出装置を一部破断して示す側面図
である。
【図3】回転体の遮蔽板とフォトリフレクターの隔壁が
直交したときの回転検出装置を一部破断して示す側面図
である。
【図4】回転検出装置の回路構成を示す回路図である。
【図5】回転検出装置によって得られる出力波形図であ
る。
【図6】回転検出装置によって得られるパルス波形図で
ある。
【図7】遮蔽板を回転体に複数設けた例を示す回転検出
装置の分解斜視図である。
【図8】遮蔽板を回転体に複数設けた例を示す回転検出
装置を一部破断して示す側面図である。
【図9】回転体の反射面が曲面形状となされた回転検出
装置を一部破断して示す側面図である。
【図10】従来の回転検出装置を示す側面図である。
【図11】従来の回転検出装置を示す正面図である。
【符号の説明】
1・・・回転体 1a,1b・・・反射面 2・・・発光装置 3・・・受光装置 4・・・フォトリフレクター 5・・・キャプスタン 6・・・遮蔽板 7・・・隔壁

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸を中心に回転される回転体と、 上記回転体の上記回転軸と直交する面に設けられ、光を
    反射させる反射面と、 上記反射面に上記回転軸の軸方向に突出するように設け
    られる遮蔽板と、 発光装置と受光装置を一体化してなるフォトリフレクタ
    と、 上記フォトリフレクタに設けられ、上記発光装置と上記
    受光装置を分離する隔壁とを備え、 上記隔壁と上記遮蔽板とが対向するように上記フォトリ
    フレクタを上記回転体に対向配置し、上記回転体が回転
    されるに伴い、上記隔壁と上記遮蔽板が一致する状態
    と、一致しない状態とを交互に繰り返すことを特徴とす
    る回転検出装置。
  2. 【請求項2】 上記遮蔽板が上記回転体の上記回転軸上
    に設けられることを特徴とする請求項1記載の回転検出
    装置。
  3. 【請求項3】 上記遮蔽板が上記回転体に複数設けられ
    たことを特徴とする請求項1記載の回転検出装置。
  4. 【請求項4】 上記反射面が曲面形状であることを特徴
    とする請求項1記載の回転検出装置。
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