JP3307752B2 - 水槽掃除装置 - Google Patents

水槽掃除装置

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JP3307752B2
JP3307752B2 JP34272893A JP34272893A JP3307752B2 JP 3307752 B2 JP3307752 B2 JP 3307752B2 JP 34272893 A JP34272893 A JP 34272893A JP 34272893 A JP34272893 A JP 34272893A JP 3307752 B2 JP3307752 B2 JP 3307752B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
【0002】本発明は、水槽掃除装置に関する。
【0003】
【従来の技術】
【0004】水産増養殖に当たって水産生物の種苗を生
育するためには、ふ化した仔稚魚を飼育槽、すなわち水
槽において数カ月間飼育する。
【0005】この種の水槽は、稚魚の飼育中に、投入す
る飼料や、稚魚の排泄物・残餌・死魚・藻類その他が水
槽の底部に沈殿して、水槽内の環境を阻害して、飼育中
の仔稚魚を死滅させるなどの危険がある。
【0006】したがって、こうした水槽の底部の沈殿物
を定期的に除去する必要がある。
【0007】また、培養槽・汚泥処理槽・沈殿槽の沈殿
物も、定期的に除去する必要がある。
【0008】従来、水槽掃除装置として、例えば、特開
昭60−110229号公報に開示されたものが知られ
ている。
【0009】この水槽掃除装置は、水槽の形状に応じて
適宜水槽堤上に架設した走行用レール上を、走行モータ
ーの作動により自由に移動し得る駆動用台車と、該台車
に積載しかつ電気的,光学的若しくは音響的センサーと
制御装置との作動により、該水槽の側壁ならびに底面と
の距離を検知して一定距離を保ちながら前後,左右,上
下の各方向に移動し得ると共に、先端部にはゴム,ブラ
スチックなどの如く弾力性に富む材質よりなる鋸の歯状
に成形加工したスカートと吸引管とを具備し、これらの
組合せにより吸引管の先端を自動的に、しかも任意の速
度で底面をくまなく移動させると共に、鋸の歯型スカー
トの先端凸部を水槽底部に接触させて附着した沈殿物や
汚れをこすり落とし、歯型の形状に応じて局部的に夫々
異なった流速の水流を起こさせることにより、最も少な
い水の吸引量をもって夫々比重、粒形の異なるあらゆる
沈殿物をねこそぎ吸引排除し、しかも稚魚に与える打撃
を少なくし、極めて効果的な掃除を行うことができるも
のである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】しかしながら、上記の従来の水槽掃除装置
は、下記のような解決すべく課題を有していた。
【0012】(1) 水槽掃除装置を設置する際に、予め専
用の金属製走行用レールを水槽堤上に敷設する必要があ
るので、水槽掃除装置の設置が容易でなく、コストがか
かる。
【0013】(2) 走行用レールの敷設には、水槽堤上端
面の傾きなどにかなりの精度が要求されるので、水槽堤
の上端面の凹凸や水槽堤の曲がりのため、走行用レール
の敷設ができず、そのため、水槽掃除装置が設置できな
いことがある。
【0014】(3) 駆動用台車は、金属製車輪が水槽堤上
に敷設した金属製の走行用レール上に乗っているだけの
状態で移動するので、車輪のスリップや脱線の恐れがあ
る。
【0015】従って、水槽掃除装置の設置が容易であ
り、コストがかからず、水槽堤の上端面に直接水槽掃除
装置の設置が可能であり、車輪のスリップや脱線の恐れ
が少ない、水槽掃除装置が求められていた。
【0016】
【課題を解決するための手段】
【0017】本発明の課題を解決するための手段は、下
記のとおりである。
【0018】第1に、水槽の水槽堤の側面上部に接触す
るガイドローラと、水槽堤の上端面に接触する駆動輪と
を有し、ガイドローラで水槽堤の上部を挟みつつ駆動輪
によって水槽堤を移動可能な水槽堤移動台車によって、
水槽の一水槽堤から対向側の水槽堤間に架設するフレー
ムを支持し、該フレームに、水槽上方を横方向に移動可
能な横移動台車を組み合わせ、該横移動台車に、水槽底
面の堆積物等を吸い込み可能な吸引ノズルを有する吸引
管と、吸引ポンプとを設けた、水槽掃除装置。
【0019】ここで、水槽堤とは、水槽を形成する側壁
や、水槽の全部或いは上部を仕切る仕切壁等の板状のも
のを示す。
【0020】なお、仕切用水槽堤としては、予め水槽を
分割するように設けたものの他に、水槽に柱を立設し、
該立設した柱の上部に仕切用水槽堤となる板体を取り付
けたものも含まれる。
【0021】また、水槽中央部に仕切板を設けた巡流式
水槽(レースウェー水槽)にも適用できる。
【0022】
【作用】
【0023】本発明の水槽掃除装置によれば、水槽堤移
動台車と横移動台車との組み合わせにより、水槽上の任
意の箇所において、吸引ポンプによる吸引力によって、
吸引ノズルから吸引管を介して堆積物等を吸引し、水槽
の掃除を行う。
【0024】水槽の底全面を掃除するには、吸引ノズル
が水槽底面全面に接触するように、水槽堤移動台車によ
る移動と横移動台車による移動とを調節する。
【0025】なお、水槽堤移動台車が移動する際には、
ガイドローラで水槽堤の上部を挟みつつ駆動輪によって
移動する。
【0026】ここで、水槽堤がコンクリート製やFRP
製等であって、駆動輪がゴム製または樹脂製の場合に
は、駆動輪が滑りにくくなるので、より確実に移動す
る。
【0027】そして、吸引ノズルから吸引され、吸引管
を介して排水溝に排水された堆積物等の含有水は、排水
溝から外部へ導かれる。
【0028】
【実施例】
【0029】以下、図面を参照しながら、各種の水槽の
形状に対応した、本発明の水槽掃除装置の各実施例につ
いて説明する。
【0030】
【実施例1】
【0031】本実施例は、長方形状の水槽に対応した水
槽掃除装置であり、図1は、実施例1の水槽掃除装置の
概略正面図、図2は実施例1の水槽掃除装置の概略平面
図、図3は実施例1の水槽掃除装置の一部の概略側面図
である。
【0032】本実施例の水槽掃除装置は、コンクリート
製の長方形状水槽10の両側壁10aの水槽堤に各々設
置する2台の水槽堤移動台車11によって、一方の側壁
10aから対向する側壁10aに向けて架設するフレー
ム12を支持すると共に、該フレーム12に、制御装置
(図示せず)からの信号等により、長方形状水槽10の
上方を横方向に移動可能な横移動台車13を組み合わせ
たものである。
【0033】各水槽堤移動台車11は、図2に示すよう
に、水槽堤の側面上部に接触する4個のガイドローラ1
4と、水槽堤の上端面に接触するゴム製または樹脂製の
2個の駆動輪15とを有し、ガイドローラ14で水槽堤
の上部を挟みつつ、駆動装置(図示せず)によって駆動
する駆動輪15によって水槽堤を移動可能なものであ
る。
【0034】フレーム12は、横移動台車13のレール
となる2本の横部材16の両端部に、連結部材17を取
り付けたものである。
【0035】横移動台車13には、図1に示すように、
フレーム12の横部材16と組み合う片側2個の車輪1
9と、水槽底面の堆積物等を吸い込み可能な吸引ノズル
18を先端に有する吸引管20と、吸引ポンプ21とを
備えている。
【0036】そして、図2に示すように、フレーム12
の前方側の横部材16には、該横部材16に沿って、吸
引管20で吸引した排水を、一方の側壁10aに沿って
形成された集水溝22へ導く排水溝23が取り付けられ
ている。
【0037】図中、24は、吸引ポンプ21からの排水
を排水溝23へ導く配管を示している。
【0038】また、図中において、駆動装置、制御装
置、電源装置、配線等は、省略されている。
【0039】本実施例の水槽掃除装置によれば、水槽堤
移動台車11と横移動台車13との組み合わせにより、
長方形状水槽10の任意の箇所において、吸引ポンプ2
1による吸引力によって、吸引ノズル18から吸引管2
0を介して堆積物等を吸引し、配管24、排水溝23を
経て、外部の集水溝22へ排水することで、水槽の掃除
を行う。
【0040】この際、吸引ノズル18が長方形状水槽1
0の底面全面に接触するように、水槽堤移動台車11に
よる前後方向移動と、横移動台車13による左右方向の
移動とを調節することで、長方形状水槽10の底面全面
の掃除を行う。
【0041】ここで、水槽堤移動台車11は、ガイドロ
ーラ14で水槽堤の上部を挟みつつ駆動輪15によって
移動するが、駆動輪15がゴム製または樹脂製なので、
駆動輪15が滑りにくく、より確実に移動できる。
【0042】また、上記の水槽掃除装置は、吸引ノズル
18と吸引管20とが水中を移動し、可動部分や装置部
品が水中にないので故障しにくい。
【0043】
【実施例2】
【0044】本実施例は、長方形状で中央に仕切用水槽
堤を有する水槽に対応した水槽掃除装置であり、図4
は、実施例2の水槽掃除装置の概略正面図、図5は実施
例2の水槽掃除装置の概略平面図である。
【0045】本実施例の水槽掃除装置は、コンクリート
製の長方形状水槽30の中央の仕切壁30aの仕切用水
槽堤に設置する1台の水槽堤移動台車31によって、各
側壁30bから対向する仕切壁30aに向けて架設する
2個のフレーム32の仕切壁30a側を支持すると共
に、該各フレーム32に、制御装置(図示せず)からの
信号等により、仕切壁30aを境に、長方形状水槽30
の上方を横方向に移動可能な横移動台車33を各々組み
合わせたものである。
【0046】なお、図中、30cは、仕切壁30aを支
える支柱を示している。
【0047】水槽堤移動台車31は、図5に示すよう
に、仕切壁30aの側面上部に接触する4個のガイドロ
ーラ34と、仕切壁30aの水槽堤の上端面に接触する
ゴム製または樹脂製の2個の駆動輪35とを有し、ガイ
ドローラ34で水槽堤の上部を挟みつつ、駆動装置(図
示せず)によって駆動する駆動輪35によって水槽堤を
移動可能なものである。
【0048】各フレーム32は、横移動台車33のレー
ルとなる2本の横部材36の両端部に、連結部材37を
取り付けたものである。
【0049】各横移動台車33には、図4に示すよう
に、フレーム32の横部材36と組み合う片側2個の車
輪39と、水槽底面の堆積物等を吸い込み可能な吸引ノ
ズル38を先端に有する吸引管40と、吸引ポンプ41
とを備えている。
【0050】そして、図5に示すように、各フレーム3
2の前方側の横部材36には、該横部材36に沿って、
吸引管40で吸引した排水を、一方の側壁30bに沿っ
て形成された集水溝42へ導く排水溝43が取り付けら
れている。
【0051】図中、44は、吸引ポンプ41からの排水
を排水溝43へ導く第1配管を示し、45は、排水溝4
3からの排水を集水溝42へ導く第2配管を示し、46
は、フレーム32の側壁30b側端を支持する支持輪を
示しており、該支持輪46は、側壁30b側の連結部材
37の底面側に取り付けられている。
【0052】また、図中において、駆動装置、制御装
置、電源装置、配線等は、省略されている。
【0053】本実施例の水槽掃除装置によれば、水槽堤
移動台車31と各横移動台車33との組み合わせによ
り、長方形状水槽30の任意の箇所において、吸引ポン
プ41による吸引力によって、吸引ノズル38から吸引
管40を介して堆積物等を吸引し、第1配管44、排水
溝43、第2配管45を経て、外部の集水溝42へ排水
することで、水槽の掃除を行う。
【0054】この際、吸引ノズル38が長方形状水槽3
0の底面全面に接触するように、水槽堤移動台車31に
よる前後方向移動と、横移動台車13による左右方向の
移動とを調節することで、長方形状水槽30の底面全面
の掃除を行う。
【0055】ここで、水槽堤移動台車31は、ガイドロ
ーラ34で仕切壁30aの水槽堤の上部を挟みつつ駆動
輪35によって移動するが、駆動輪35がゴム製または
樹脂製なので、駆動輪35が滑りにくく、より確実に移
動できる。
【0056】
【実施例3】
【0057】本実施例は、長方形状で中央で完全に仕切
る仕切用水槽堤を有する水槽に対応した水槽掃除装置で
あり、図6は、実施例3の水槽掃除装置の概略正面図、
図7は実施例3の水槽掃除装置の概略平面図である。
【0058】本実施例の水槽掃除装置は、コンクリート
製の長方形状水槽50の両側の側壁50aの水槽堤に各
々設置する水槽堤移動台車51によって、一方の側壁5
0aから中央の仕切壁50bに向けて各々架設する各フ
レーム52の側壁50a側を支持すると共に、該各フレ
ーム52に、制御装置(図示せず)からの信号等によ
り、長方形状水槽50の上方を横方向に移動可能な横移
動台車53を各々組み合わせたものである。
【0059】各水槽堤移動台車51は、図7に示すよう
に、側壁50aの側面上部に接触する4個のガイドロー
ラ54と、側壁50aの水槽堤の上端面に接触するゴム
製または樹脂製の2個の駆動輪55とを有し、ガイドロ
ーラ54で水槽堤の上部を挟みつつ、駆動装置(図示せ
ず)によって駆動する駆動輪55によって水槽堤を移動
可能なものである。
【0060】各フレーム52は、横移動台車53のレー
ルとなる2本の横部材56の両端部に、連結部材57を
取り付けたものである。
【0061】各横移動台車53には、図6に示すよう
に、フレーム52の横部材56と組み合う片側2個の車
輪59と、水槽底面の堆積物等を吸い込み可能な吸引ノ
ズル58を先端に有する吸引管60と、吸引ポンプ61
とを備えている。
【0062】そして、図7に示すように、各フレーム5
2の前方側の横部材56には、該横部材56に沿って、
吸引管60で吸引した堆積物等を含む排水を、中央の仕
切壁50bの上に形成された集水溝62へ導く排水溝6
3が取り付けられている。
【0063】図中、64は、吸引ポンプ61からの排水
を排水溝63へ導く配管を示し、65は、フレーム52
の仕切壁50b側を支持する支持輪を示しており、該支
持輪65は、仕切壁50b側の連結部材57の底面側に
取り付けられている。
【0064】該支持輪65は、図6に示すように、仕切
壁50bの上に形成された集水溝62上に位置し、フレ
ーム52の仕切壁50b側を支持する。
【0065】また、図中において、駆動装置、制御装
置、電源装置、配線等は、省略されている。
【0066】本実施例の水槽掃除装置によれば、水槽堤
移動台車51と各横移動台車53との組み合わせによ
り、長方形状水槽50の任意の箇所において、吸引ポン
プ61による吸引力によって、吸引ノズル58から吸引
管60を介して堆積物等を吸引し、配管64、排水溝6
3を経て、集水溝62へ排水することで、水槽の掃除を
行う。
【0067】この際、吸引ノズル58が長方形状水槽5
0の底面全面に接触するように、水槽堤移動台車51に
よる前後方向移動と、横移動台車53による左右方向の
移動とを調節することで、長方形状水槽50の底面全面
の掃除を行う。
【0068】ここで、水槽堤移動台車51は、ガイドロ
ーラ54で側壁50aの水槽堤の上部を挟みつつ駆動輪
55によって移動するが、駆動輪55がゴム製または樹
脂製なので、駆動輪55が滑りにくく、より確実に移動
できる。
【0069】本実施例のように、一方のみの水槽堤の駆
動輪で移動可能であり、中央の仕切壁50bの上に集水
溝62を設けた場合には、水槽の周囲に集水溝62を形
成する場合と比較して、溝の全長を大幅に低減すること
ができる。
【0070】また、仕切壁50bを有する場合には、仕
切壁50bの上に、集水溝62を設けることができる他
に、外周でないので安全なため給電機構を設置すること
ができ、その結果、水槽の周囲に、レールや設置物が存
在せず、集水溝62等を形成する必要もないので、水槽
の管理や作業性が向上する。
【0071】
【実施例4】
【0072】本実施例は、長円形状で中央に仕切用水槽
堤を有する水槽に対応した水槽掃除装置であり、図8
は、実施例4の水槽掃除装置の概略平面図である。
【0073】本実施例の水槽掃除装置は、コンクリート
製の長円形状水槽70の片側の側壁70aの水槽堤に設
置する1台の水槽堤移動台車71によって、一方の側壁
70aから中央の仕切壁70bに向けて架設するフレー
ム72の側壁70a側を支持すると共に、該フレーム7
2に、制御装置(図示せず)からの信号等により、長円
形状水槽70の上方を側壁70aから仕切壁70b側に
向けて横方向に移動可能な横移動台車73を組み合わせ
たものである。
【0074】水槽堤移動台車71は、側壁70aの側面
上部に接触する4個のガイドローラ74と、側壁70a
の水槽堤の上端面に接触するゴム製または樹脂製の2個
の駆動輪75とを有し、ガイドローラ74で水槽堤の上
部を挟みつつ、駆動装置(図示せず)によって駆動する
駆動輪75によって水槽堤を移動可能なものである。
【0075】フレーム72は、横移動台車73のレール
となる2本の横部材76の両端部に、連結部材77を取
り付けたものである。
【0076】横移動台車73には、フレーム72の横部
材76と組み合う片側2個の車輪79と、水槽底面の堆
積物等を吸い込み可能な吸引ノズル(図示せず)を先端
に有する吸引管80と、吸引ポンプ81とを備えてい
る。
【0077】そして、フレーム72の前方側の横部材7
6には、該横部材76に沿って、吸引管80で吸引した
堆積物等を含む排水を、中央の仕切壁70bの上に形成
された集水溝82へ導く排水溝83が取り付けられてい
る。
【0078】図中、84は、吸引ポンプ81からの排水
を排水溝83へ導く配管を示し、85は、フレーム72
の仕切壁70b側端に取り付けられた回転自在な支持輪
を示し、86は、集水溝82の排水を外部へ導く排水管
を示している。
【0079】該支持輪85は、仕切壁70b上に位置
し、フレーム72の仕切壁70b側を支持する。
【0080】また、図中において、駆動装置、制御装
置、電源装置、配線等は、省略されている。
【0081】本実施例の水槽掃除装置によれば、水槽堤
移動台車71と横移動台車73との組み合わせにより、
長円形状水槽70の任意の箇所において、吸引ポンプ8
1による吸引力によって、吸引ノズル78から吸引管8
0を介して堆積物等を吸引し、配管84、排水溝83を
経て、集水溝82へ排水することで、水槽の掃除を行
う。
【0082】この際、吸引ノズル78が長円形状水槽7
0の底面全面に接触するように、水槽堤移動台車71に
よる前後方向移動と、横移動台車13による左右方向の
移動とを調節することで、長方形状水槽70の底面全面
の掃除を行う。
【0083】また、水槽堤移動台車71が水槽堤の長円
部分を移動する際には、支持輪85側を中心として旋回
する。
【0084】ここで、水槽堤移動台車71は、ガイドロ
ーラ74で側壁70aの水槽堤の上部を挟みつつ駆動輪
75によって移動するが、駆動輪75がゴム製または樹
脂製なので、駆動輪75が滑りにくく、より確実に移動
できる。
【0085】
【発明の効果】
【0086】本発明の水槽掃除装置は、以上説明したと
おりなので、次のような効果を得ることができる。
【0087】(1) 従来の専用の走行用レールの替わりに
水槽堤を使用するので、走行用レールの敷設が不要なた
め簡単に設置可能であり、コストダウンが図れる。
【0088】(2) 水槽堤移動台車が、水槽堤の上端側の
両側面をガイドタイヤで挟みつつ、水槽堤の上面に接触
する駆動輪で移動するので、車輪のスリップや脱線の恐
れが少ない上に、水槽堤上にレールを敷設するものと比
較してあまり精度が要求されず、水槽堤の上端面に多少
の凹凸がある場合や、水槽堤に多少の曲がりがある場合
でも使用できる。
【0089】(3) 特に、駆動輪がゴム製または樹脂製で
あって、水槽堤との接触面がコンクリート製等である場
合には、従来の金属レールを敷設する場合と比較して、
スリップが少なく、走行移動がより安定する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の水槽掃除装置の概略正面図
【図2】実施例1の水槽掃除装置の概略平面図
【図3】実施例1の水槽掃除装置の一部の概略側面図
【図4】実施例2の水槽掃除装置の概略正面図
【図5】実施例2の水槽掃除装置の概略平面図
【図6】実施例3の水槽掃除装置の概略正面図
【図7】実施例3の水槽掃除装置の概略平面図
【図8】実施例4の水槽掃除装置の概略平面図
【符号の説明】
10 長方形状水槽 10a側壁 11 水槽堤移動台車 12 フレーム 13 横移動台車 14 ガイドローラ 15 駆動輪 16 横部材 17 連結部材 18 吸引ノズル 19 車輪 20 吸引管 21 吸引ポンプ 22 集水溝 23 排水溝 24 配管 30 長方形状水槽 30a仕切壁 30b側壁 30c支柱 31 水槽堤移動台車 32 フレーム 33 横移動台車 34 ガイドローラ 35 駆動輪 36 横部材 37 連結部材 38 吸引ノズル 39 車輪 40 吸引管 41 吸引ポンプ 42 集水溝 43 排水溝 44 第1配管 45 第2配管 46 支持輪 50 長方形状水槽 50a側壁 50b仕切壁 51 水槽堤移動台車 52 フレーム 53 横移動台車 54 ガイドローラ 55 駆動輪 56 横部材 57 連結部材 58 吸引ノズル 59 車輪 60 吸引管 61 吸引ポンプ 62 集水溝 63 排水溝 64 配管 65 支持輪 70 長円形状水槽 70a側壁 70b仕切壁 71 水槽堤移動台車 72 フレーム 73 横移動台車 74 ガイドローラ 75 駆動輪 76 横部材 77 連結部材 79 車輪 80 吸引管 81 吸引ポンプ 82 集水溝 83 排水溝 84 配管 85 支持輪 86 排水管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−110229(JP,A) 特開 昭61−132124(JP,A) 特開 昭64−71429(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01K 63/04

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水槽の水槽堤の側面上部に接触するガイ
    ドローラと、水槽堤の上端面に接触する駆動輪とを有
    し、ガイドローラで水槽堤の上部を挟みつつ駆動輪によ
    って水槽堤を移動可能な水槽堤移動台車によって、 水槽の一水槽堤から対向側の水槽堤間に架設するフレー
    ムを支持し、 該フレームに、水槽上方を横方向に移動可能な横移動台
    車を組み合わせ、 該横移動台車に、水槽底面の堆積物等を吸い込み可能な
    吸引ノズルを有する吸引管と、吸引ポンプとを設けた、 水槽掃除装置。
JP34272893A 1993-12-16 1993-12-16 水槽掃除装置 Expired - Fee Related JP3307752B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101479846B1 (ko) * 2013-06-08 2015-01-12 주식회사 네오엔비즈 가이드레일을 갖는 바이오플락용 자동 양식 수조

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