JP3306962B2 - 露光装置 - Google Patents

露光装置

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JP3306962B2
JP3306962B2 JP04652093A JP4652093A JP3306962B2 JP 3306962 B2 JP3306962 B2 JP 3306962B2 JP 04652093 A JP04652093 A JP 04652093A JP 4652093 A JP4652093 A JP 4652093A JP 3306962 B2 JP3306962 B2 JP 3306962B2
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    • G03F7/70858Environment aspects, e.g. pressure of beam-path gas, temperature
    • G03F7/70866Environment aspects, e.g. pressure of beam-path gas, temperature of mask or workpiece

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は露光装置に関し、更に詳
細には紫外域の光を射出する光源を有する露光装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】半導体素子又は液晶基板等を製造するた
めのリソグラフィ工程において、レチクル(フォトマス
ク等)のようなマスクのパターン像を投影光学系を介し
て感光基板上に露光する露光装置が使用されている。近
年、半導体集積回路は微細化の方向で開発が進み、リソ
グラフィ工程においては、より微細化を求める手段とし
てリソグラフィ光源の露光波長を短波長化する方法が考
えられている。
【0003】現在、波長248nmのKrFエキシマレ
ーザをステッパー光源として採用した露光装置がすでに
開発されている。また、Ti−サファイアレーザ等の波
長可変レーザの高調波、波長266nmのYAGレーザ
の4倍高調波、波長213nmのYAGレーザの5倍高
調波、波長220nm近傍または184nmの水銀ラン
プ、波長193nmのArFエキシマレーザ等が短波長
光源の候補として注目されている。
【0004】従来のg線、i線、KrFエキシマレーザ
あるいは波長250nm近傍の光を射出する水銀ランプ
を光源とした露光装置では、これらの光源の発光スペク
トル線は図3に示すような酸素の吸収スペクトル領域と
は重ならず、酸素の吸収による光利用効率の低下および
酸素の吸収によるオゾンの発生に起因する不都合はなか
った。したがって、これらの露光装置では基本的に大気
雰囲気での露光が可能であった。
【0005】しかしながら、図示のように、ArFエキ
シマレーザのような光源では、発光スペクトル線は酸素
の吸収スペクトル領域と重なるため、上述の酸素の吸収
による光利用効率の低下および酸素の吸収によるオゾン
の発生に起因する不都合が発生する。たとえば、真空中
または窒素あるいはヘリウムのような不活性ガス中での
ArFエキシマレーザ光の透過率を100%/mとすれ
ば、フリーラン状態(自然発光状態)すなわちArF広
帯レーザでは約90%/m、図示のようにスペクトル幅
を狭め且つ酸素の吸収線を避けたArF狭帯レーザを使
用した場合でさえ、約98%/mと透過率が低下する。
【0006】透過率の低下は、酸素による光の吸収およ
び発生したオゾンの影響によるものと考えられる。オゾ
ンの発生は透過率(光利用効率)に悪影響を及ぼすばか
りでなく、光学材料表面や他の部品との反応による装置
性能の劣化および環境汚染を引き起こす。
【0007】このように、ArFエキシマレーザのよう
な光源を有する露光装置では、光の透過率の低下やオゾ
ンの発生を回避するために光路全体を窒素等の不活性ガ
スで満たす必要があることはよく知られている。一般に
露光装置は、光源の光でレチクルを均一に照明するため
の照明光学系と、レチクルに形成された回路パターンを
ウェハ上に結像させるための投影光学系と、ウェハを支
持し且つ適宜移動させて位置決めするためのステージ手
段とからなっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述のような構成の露
光装置では、照明光学系、レチクルおよび投影光学系を
それぞれ容器で密封包囲し、各容器内の空気を窒素ガス
のような不活性ガスで置換して露光投影を行っていた。
照明光学系および投影光学系は基本的に駆動しないユニ
ット部から構成されているので、一度不活性ガス雰囲気
が形成されると所定の露光投影工程中に不活性ガス雰囲
気が破られることはない。しかしながら、レチクル部で
はレチクルの交換の度に不活性ガス雰囲気が破られるの
で、再度真空引きを行い不活性ガスを充填して所望の不
活性ガス雰囲気を形成する時間がかかり、スループット
が著しく低下するという不都合があった。また、1つの
ウェハに対して複数のレチクルを使用するような場合に
は、レチクル交換頻度はさらに高くなりスループットが
さらに低下するという不都合があった。
【0009】さらに、レチクルを載置したレチクルテー
ブルの周りには、アライメントセンサ等のレチクルのア
ライメントに係わる部材が多く配設されており、不活性
ガスの再導入に伴う気体の流れによるゆらぎが雰囲気の
屈折率変化を生起させ、ひいてはアライメントエラーを
誘発する可能性がある。このため、不活性ガスを再導入
した後、雰囲気が落ち着くまでレチクルのアライメント
を待機しなければならず、所望の不活性ガス雰囲気を再
形成するのにさらに時間がかかるという不都合があっ
た。
【0010】さらに、従来の露光装置では、レチクルケ
ース物質が帯電し易くその電荷がレチクルに移る。この
ため、レチクルに静電気が発生しこの静電気に起因して
レチクル上に形成された回路パターンが破損し易いとい
う不都合があった。本発明は、前記の課題に鑑みてなさ
れたものであり、不活性ガス雰囲気を破ることなくレチ
クルを交換することができ、さらに好ましくはレチクル
に発生する静電気を除去することによりレチクルの損傷
を回避することのできる、露光装置を提供することを目
的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、請求項1に記載の本発明においては、パターンが形
成されたマスクを照明光で照明する照明光学系と、前記
パターンの像を基板に転写する投影光学系とを備える
光装置において、前記照明光学系を包囲する第1容器
と、前記投影光学系を包囲する第2容器と、前記照明光
学系と前記投影光学系との間に配置され、前記マスクを
保持するステージの周囲を包囲する第1室と、前記第1
容器及び前記第2容器に接続された供給路とは異なる供
給路を介して、前記第1室内に不活性ガスを供給する第
1の供給手段と、前記第1室に隣接した第2室と、前記
第2室内に不活性ガスを供給する第2の供給手段と、
記第1室と前記第2室との間で、前記マスクを搬送する
搬送機構と、前記マスクの搬送に伴い、前記第1室と前
記第2室との連通を遮断又は開放する開閉手段とを有す
ることを特徴とする露光装置を提供する。
【0012】本発明の好ましい実施態様によれば、前記
搬送機構は、前記第1室と前記第2室との間で前記マス
クを搬送するアームを備え、前記アームは、前記第2室
内に配置される。また、複数のマスクを収容するための
手段を包囲する第3室と、前記マスクの搬送に伴い、前
記第2室と前記第3室との連通を遮断又は開放する第2
の開閉手段とを有する。また、前記第3室に不活性ガス
を供給する第3の供給手段を有する。また、前記第2室
又は前記第3室に供給される前記不活性ガスをイオン化
するイオン化手段を有する。さらに、前記不活性ガス
は、窒素ガス又はヘリウムである
【0013】
【作用】本発明では、露光波長が紫外域の露光装置にお
いて、投影露光すべき第1のレチクルを密封包囲する第
1室と、この第1室に隣接した第2室とを備えている。
第1室と第2室との間には例えば機械式の開閉機構(シ
ャッター)が備えられ、各室には真空ポンプ等の排気系
および不活性ガスの供給系が接続されている。第2室に
は、レチクル搬送機構が設けられ次に投影露光すべき第
2のレチクルが待機状態にある。
【0014】このように、本発明の露光装置では2つの
独立した密閉可能な室を有し、各室内において個別に所
望の不活性ガス雰囲気を形成することができる。レチク
ルの交換時には、まず第1室と第2室との間の開閉機構
を開放して第1室と第2室を連通させ、次いでレチクル
搬送機構を作動させて第1のレチクルと第2のレチクル
を交換する。レチクルの交換終了後、開閉機構を閉止し
て第1室と第2室との連通を遮断する。第1室および第
2室にはともに不活性ガスが充填されているので、上述
の工程中に第1室の不活性ガス雰囲気が破られることは
ない。また、第1室内にはレチクルの搬送に伴う最小限
の気体流動しか発生しないので、気体流動に起因する雰
囲気の屈折率変化は実質的に回避され、レチクルのアラ
イメント動作も迅速に行われる。したがって、レチクル
交換後、直ちに次の投影露光を開始することができる。
【0015】交換した第2のレチクルで投影露光中、レ
チクル搬送機構を作動させて第2室内に残された露光済
の第1のレチクルを次に投影露光すべき第3のレチクル
と交換する。このとき、第2室の不活性ガス雰囲気は破
られるが、交換した第2のレチクルでの投影露光が終了
するまでの時間を利用して、所望の不活性ガス雰囲気を
再形成すればよい。
【0016】また、第2室にイオン化した不活性ガスを
供給することにより、第2室内に搬入されたレチクルの
静電気を除去しさらに待機中もレチクルの帯電を防止す
ることができるので、レチクルに形成された回路パター
ンの損傷が回避される。第2室内に適当にイオン化した
不活性ガス雰囲気を形成することにより、レチクル交換
時に第1室と第2室とを連通させた際、イオン化した不
活性ガスが第1室内に流入する。こうして、第1室内で
のレチクルの帯電を防止してその損傷を避けることがで
きる。
【0017】
【実施例】本発明の実施例を、添付図面に基づいて説明
する。図1は、本発明の実施例にかかる露光装置の構成
を模式的に説明する図である。図示の装置は、例えばA
rFエキシマレーザのような短波長レーザ光を射出する
光源EXLを備えている。光源EXLを発した光ビーム
は、適宜配置された複数のミラーで反射され適当な照明
光学部材を介してレチクルRを均一に照明する。光源E
XLからレチクルRに至る光路は照明光学系ILを構成
している。照明光学系ILは容器に包囲され、この容器
にはバルブV5を介して不活性ガスたとえば窒素ガスが
供給されるようになっている。
【0018】レチクルRを透過した光は、投影光学系P
Lを構成する種々の光学部材を介して図示を省略したウ
ェハステージに載置されたウェハWの表面上に到達し、
レチクルR上のパターンを結像する。投影光学系PLも
また容器に包囲され、この容器にはバルブV1を介して
窒素ガスが供給されるようになっている。さらにレチク
ルもまた容器に包囲され、この容器にはバルブV3を介
して窒素ガスが供給されるようになっている。
【0019】照明光学系ILを包囲している容器は、バ
ルブV6、酸素センサSおよびロータリーポンプRPを
介して排気ダクトに連通している。一方、投影光学系P
Lを包囲している容器は、バルブV2、酸素センサSお
よびロータリーポンプRPを介して排気ダクトに連通し
ている。また、レチクルを包囲している容器は、バルブ
V4、酸素センサSおよびロータリーポンプRPを介し
て排気ダクトに連通している。
【0020】投影光学系PLの最終光学部材とウェハW
との間にも適当な方法により、所望の不活性ガス雰囲気
が形成されるようになっている。具体的には、投影光学
系PLの下端からウェハWが載置されたステージ装置全
体を容器で包囲しその容器に不活性ガスを充填する方法
や、投影光学系PLの下端とウェハWとの間の開放空間
に不活性ガスを連続的に供給して不活性ガス雰囲気を形
成する方法等がある。
【0021】図2は、図1の露光装置のレチクル部の構
成を概略的に示す図である。図2に示すように、図1の
装置は投影露光すべき第1のレチクルR1を密封包囲す
るための第1室1を備えている。第1室1内において、
レチクルR1はアライメント部Aの作用によりレチクル
テーブルRT上に位置決めされている。図示の装置は第
1室1に隣接して第2室2を備えている。第1室1と第
2室2との間は開閉自在の機械式のシャッターS1によ
って仕切られている。第2室2内にはレチクル搬送機構
Mの2つのアーム5、6が設けられ、第1のアーム5は
何も把持することなく第2のアーム6は次に投影露光す
べきレチクルR2を把持し待機している。
【0022】前述したように、第1室1はバルブを介し
て排気系およびガス供給系に接続されているが、第2室
2にはバルブV7およびイオン化ガス発生器4を介して
イオン化した窒素ガスが供給されるようになっている。
イオン化ガス発生器4では、たとえば紫外光照射による
2光子吸収作用によって窒素ガスをイオン化する。ま
た、第2室2は、バルブV8、酸素センサSおよびロー
タリーポンプを介して排気ダクトに連通している。
【0023】さらに、第2のシャッターS2を介して第
3室3が第2室2に隣接している。第3室3内には、複
数のレチクルを収容するためのレチクルカセット(レチ
クルライブラリ)RCが設けられ、このレチクルカセッ
トRC内には順次投影露光すべきレチクルR3乃至RN
が収容されている。
【0024】以上のように構成された本発明の実施例に
かかる露光装置では、装置の立ち上げ時には、第1室1
および第2室2は大気雰囲気であり、シャッターS1お
よびS2は開いている。次いで、搬送機構Mの第1およ
び第2のアーム5、6を作動させ、第3室3内のレチク
ルカセットRC内からそれぞれレチクルR1およびR2
を把持して取り出す。レチクルR1を把持した第1のア
ーム5は、第2室2を通過して第1室1内のレチクルテ
ーブルRT上にレチクルR1を載置した後第2室2に戻
る。一方、レチクルR2を把持した第2のアーム6は、
第2室2内に戻ると第1室1に向かうことなく待機状態
に入る。
【0025】第1および第2のアーム5、6がそれぞれ
レチクルR1およびR2を把持して第3室3を退去する
とシャッターS2が閉じられ、第1室1内にレチクルR
1が搬送され且つ第1のアーム5が第1室1を退去する
とシャッターS1が閉じられる。シャッターS1および
S2が閉じられると、第1室1および第2室2をそれぞ
れ個別に真空引きし、第1室1には窒素ガスを第2室2
には適当にイオン化した窒素ガスを充填する。充填圧力
は大気圧以上とする。
【0026】第1室1内に窒素ガスが充填され所望の不
活性ガス雰囲気が形成されると、アライメント部Aを作
動してレチクルR1をレチクルテーブルRT上で位置決
めする。レチクルR1の位置決め終了後、所定の投影露
光を行う。すなわち、レチクルR1上に形成された回路
パターンをウェハWの各露光領域に転写する。
【0027】レチクルR1の投影露光が終了するとシャ
ッターS1を開き、搬送機構Mを作動させて露光済のレ
チクルR1と次に露光すべきレチクルR2とを交換す
る。具体的には、第1のアーム5を第1室1内に導入し
て露光済のレチクルR1を把持し第2室2内に搬入する
とともに、次に露光すべきレチクルR2を把持した第2
のアーム6を第1室内に導入しレチクルR2をレチクル
テーブルRTに載置する。レチクルR2がレチクルテー
ブルRTに載置され且つ第2のアーム6が第1室1を退
去して第2室2に戻ると、シャッターS1を閉じる。
【0028】シャッターS1が開かれてから再び閉じら
れる間、第1室1内に第2室2内のイオン化された窒素
が流入するが、第1室1内の不活性ガス雰囲気は実質的
に破られることがなく、雰囲気の流動もほとんど発生す
ることはない。したがって、シャッターS1を閉じた
後、直ちにレチクルR2の位置決めを行い、所定の投影
露光を開始することができる。
【0029】一方、シャッターS1を閉じた後直ちにシ
ャッターS2を開き、露光済のレチクルR1を把持した
第1のアーム5を第3室3内に導入し、レチクルR1を
レチクルカセットRC内の所定の位置に戻すとともに、
第2のアーム6を第3室3内に導入して次の露光のため
に第2室2内で待機すべきレチクルR3を把持して第2
室2内に搬送する。
【0030】第1のアーム5およびレチクルR3を把持
した第2のアーム6が第2室2内に戻ると、シャッター
S2を閉じる。シャッターS2が閉じられると、第2室
2を真空引きし適当にイオン化した窒素ガスを大気圧以
上に充填して所望の不活性ガス雰囲気を再形成する。第
2室2の不活性ガス雰囲気の再形成はレチクルR2の投
影露光中に行われる。
【0031】上述の工程を繰り返すことにより、第1室
1内の不活性ガス雰囲気を実質的に破ることなく、順次
レチクルを交換して投影露光を行うことができる。
【0032】本実施例では、第2室2および第1室1
(第1回目のレチクル交換後徐々に)内にイオン化活性
ガス雰囲気が形成されるようになっている。レチクルカ
セットRCおよびレチクルRは、洗浄工程および搬送工
程において帯電し易く、レチクル上の回路パターンが静
電気により破損する可能性がある。本実施例では、イオ
ン化した不活性ガスの作用により電荷を中和してレチク
ルの静電気を除去することができるので、レチクルの回
路パターンが静電気に起因する損傷を受けることがな
い。
【0033】また、本実施例では第3室3は大気雰囲気
となっているが、第3室3に排気系およびガス供給系を
接続して第3室3内で不活性ガス雰囲気を形成すること
ができるようにしてもよい。また、本実施例では2アー
ムの搬送機構を例にとって説明したが、第2室内にレチ
クル待機用のテーブルを設置して1アームでレチクルの
交換動作を行うことができることは明らかである。
【0034】さらに、本実施例では不活性ガスとして窒
素ガスを使用する例を示したが、露光波長領域に酸素の
吸収スペクトルを有しない不活性ガスであれば、例えば
ヘリウム等のガスを使用してもよい。また、投影光学系
PLは、反射系、反射屈折系、屈折系のいずれでも本発
明を有効に適用できる。
【0035】
【効果】以上説明したごとく、本発明においては、不活
性ガス雰囲気を実質的に破ることなくマスクを搬送する
ことができるので、不活性ガス雰囲気を再形成する必要
がない。また、マスクの搬送に伴う最小限の気体流動し
か発生しないので、気体流動に起因する雰囲気の屈折率
変化は実質的に回避され、レチクルのアライメント動作
も迅速に行われる。したがって、装置のスループットが
著しく向上する。
【0036】また、イオン化した不活性ガス雰囲気にす
ることにより、レチクルの静電気を除去することができ
る。このため、レチクルに形成された回路パターンの損
傷が回避され、装置の信頼性が著しく向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例にかかる露光装置の構成を模式
的に説明する図である。
【図2】図1のレチクル部の構成を概略的に示す図であ
る。
【図3】酸素の吸収スペクトルを示す図である。
【符号の説明】
1 第1室 2 第2室 3 第3室 4 イオン化ガス発生器 5 第1のアーム 6 第2のアーム R レチクル RT レチクルテーブル A アライメント部 S1 シャッター S2 シャッター M 搬送機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/027 G03F 7/20 521

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】パターンが形成されたマスクを照明光で照
    明する照明光学系と、前記パターンの像を基板に転写す
    る投影光学系とを備える露光装置において、前記照明光学系を包囲する第1容器と、 前記投影光学系を包囲する第2容器と、 前記照明光学系と前記投影光学系との間に配置され、前
    記マスクを保持するステージの 周囲を包囲する第1室
    と、前記第1容器及び前記第2容器に接続された供給路とは
    異なる供給路を介して、前記第1室内に不活性ガスを供
    給する第1の供給手段と、 前記第1室に隣接した第2室と、前記第2室内に不活性ガスを供給する第2の供給手段
    と、 前記第1室と前記第2室との間で、前記マスクを搬送す
    る搬送機構と、 前記マスクの搬送に伴い、前記第1室と前記第2室との
    連通を遮断又は開放する開閉手段とを有することを特徴
    とする露光装置。
  2. 【請求項2】前記搬送機構は、前記第1室と前記第2室
    との間で前記マスクを搬送するアームを備え、 前記アームは、前記第2室内に配置されることを特徴と
    する請求項1に記載の露光装置。
  3. 【請求項3】複数のマスクを収容するための手段を包囲
    する第3室と、 前記マスクの搬送に伴い、前記第2室と前記第3室との
    連通を遮断又は開放する第2の開閉手段とを有すること
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の露光装置。
  4. 【請求項4】前記第3室に不活性ガスを供給する第3の
    供給手段を有することを特徴とする請求項3に記載の露
    光装置。
  5. 【請求項5】前記第2室又は前記第3室に供給される前
    記不活性ガスをイオン化するイオン化手段を有すること
    を特徴とする請求項4に記載の露光装置。
  6. 【請求項6】前記不活性ガスは、窒素ガス又はヘリウム
    であることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記
    載の露光装置。
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