JP3305827B2 - 半導体集積回路 - Google Patents

半導体集積回路

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JP3305827B2
JP3305827B2 JP22195993A JP22195993A JP3305827B2 JP 3305827 B2 JP3305827 B2 JP 3305827B2 JP 22195993 A JP22195993 A JP 22195993A JP 22195993 A JP22195993 A JP 22195993A JP 3305827 B2 JP3305827 B2 JP 3305827B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はセンスアンプを具備して
構成される記憶装置等の半導体集積回路に係り、特に、
同一の集積回路で外部電源電圧が異なる場合に、センス
アンプの充電による動作マージンの低下を防いだ半導体
集積回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、Pチャネル型トランジスタで構成
されるセンスアンプに対して、同一集積回路で低電圧
(例えば、3.3[V])、並びに高電圧(例えば、5
[V])の動作に適したソース充電特性を確保すること
は困難であった。
【0003】電源電圧が高電圧側では、トランジスタの
駆動能力が高まるため、Pチャネル型センスアンプを駆
動する駆動回路の能力もアップし、Pチャネル型センス
アンプの充電速度が速くなる。この際、特に問題となる
のがPチャネル型センスアンプを充電する時の充電ノイ
ズであり、この充電ノイズが非常に大きくなって回路の
誤動作を引き起こす等の重大な問題を生じていた。更
に、近年のダイナミックRAMに代表されるような高集
積化と多ビット化により、一度に活性化されるセンスア
ンプの数が増大しており、ますます充電ノイズの影響が
深刻になってきている。
【0004】電源電圧が低電圧側では、トランジスタの
駆動能力が低下し、Pチャネル型センスアンプの充電速
度が遅くなり、ダイナミックRAMで言えば、セルデー
タのリストア時間の遅れに伴うサイクル時間の遅れ等の
問題が生じる。そこで低電圧側では、高電圧側に比べ、
Pチャネル型センスアンプの駆動能力を高めることが望
ましい。しかし、従来の回路では、このような特性を得
ることが困難であった。
【0005】従来のPチャネル型センスアンプに対する
充電回路用の基準電圧発生回路30の一構成例を図6に
示す。
【0006】一端が電源電圧Vccに接続された抵抗R2
0と、抵抗R20に直列に接続された抵抗R21と、抵
抗R21にアノードを、接地電位Vssにカソードをそれ
ぞれ接続したダイオードD21とで構成されている。ま
た、本回路の基準電圧VB は抵抗R20と抵抗R21の
中間ノードより取り出されている。
【0007】基準電圧VB は、図2(a)に示すよう
に、Pチャネル型センスアンプの駆動回路に供給され
る。
【0008】図2(a)における駆動回路では、Pチャ
ネル型センスアンプ10の活性化信号φs が”L”レベ
ルの時には、Nチャネル型トランジスタN30はカット
オフ状態、Pチャネル型トランジスタP30はオン状態
となる。従って、Pチャネル型トランジスタP31及び
P32のゲート電圧がVccとなるために、該トランジス
タP31及びP32はカットオフし、出力であるセンス
アンプ駆動信号φp には電荷が供給されない(フローテ
ィング状態)。
【0009】次に、活性化信号φs が”L”レベルか
ら”H”レベルに遷移すると、Pチャネル型トランジス
タP30がカットオフし、Nチャネル型トランジスタN
30がオン状態となる。ここで、ノードAの電位はNチ
ャネル型トランジスタN31のゲート電圧VB の値を調
節することにより、トランジスタN31のコンダクタン
ス変化を利用し制御することができる。
【0010】このように、従来の駆動回路では、基準電
圧VB の調節によってノードAの電位を制御し、結果的
にPチャネル型センスアンプ駆動用トランジスタP32
のコンダクタンス変化により、Pチャネル型センスアン
プの充電能力が変化する。例えば、基準電圧VBを高く
するとノードAの電位が下がりPチャネル型センスアン
プ駆動用トランジスタP32のコンダクタンスが大きく
なる。つまり充電能力が高くなる。図2(b)に、Pチ
ャネル型センスアンプ10の回路図を示す。Pチャネル
型トランジスタP33及びP34のソースにセンスアン
プ駆動信号φpが接続されている。
【0011】また、図6に示した基準電圧発生回路30
の電源電圧Vccに対する基準電圧VB の変化を図7に示
す。電源電圧Vccを上げていくと、基準電圧VB はダイ
オードD21のしきい値電圧までは電源電圧Vccとほぼ
同レベルとなり、該しきい値を越えると抵抗R20及び
R21の分圧比により、電源電圧Vccに追従して上昇す
る。
【0012】本従来例の回路では、電源電圧Vccに比例
して基準電圧VB が上昇するため、低電圧側では充電速
度を遅くし、高電圧側ではより充電速度を速める作用を
する。前記理由から低電圧側ではサイクル時間等の遅れ
を冗長し高電圧側では充電ノイズを大きくする方向に働
く為動作マージンを下げてしまう。従って、上述のよう
な特性を有する基準電圧発生回路30(図6)を用い
て、同一集積回路で低電圧時、並びに高電圧時に適した
Pチャネル型センスアンプ10の充電特性を得ることが
困難であった。
【0013】つまり、低電圧側での基準電圧VB は、電
源電圧Vccに追従して(ほぼ同電位で)上昇し、所望の
電源電圧に到達した時に、徐々に基準電圧VB のレベル
を下げるような特性を得ることが望まれる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
半導体集積回路では、電源電圧に比例してセンスアンプ
駆動用の基準電圧が上昇し動作マージンを下げる方向に
働くので、同一集積回路で低電圧時、並びに高電圧時に
適したセンスアンプの充電特性を得ることが難かしかっ
た。
【0015】本発明は、上記問題点を解決するもので、
同一の集積回路で特に外部電源電圧が異なる場合にも、
電荷供給回路の駆動能力を電源電圧と逆依存の関係で制
御することにより、電荷供給回路の充電による動作マー
ジンの低下を防いだ半導体集積回路を提供することを目
的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の第1の特徴は、図1及び図2に示す如く、
電荷供給回路10と、前記電荷供給回路10の駆動能力
を電源電圧Vccと逆依存の関係で制御する制御手段20
とを具備することである。
【0017】また、本発明の第2の特徴は、請求項1に
記載の半導体集積回路において、前記制御手段20は、
前記電源電圧Vccが低電圧の時には前記電荷供給回路と
してのセンスアンプ10の充電能力を高め、前記電源電
圧Vccが高電圧の時には前記センスアンプ10の充電能
力を低電圧時と比較して抑制することである。
【0018】また、本発明の第3の特徴は、請求項2に
記載の半導体集積回路において、前記制御手段20は、
前記低電圧時と高電圧時の切り替わり点の近傍では、特
性上で不連続点が現われないようアナログ的に変化させ
ることである。
【0019】更に、本発明の第4の特徴は、請求項2ま
たは3に記載の半導体集積回路において、前記制御手段
20は、前記電源電圧を分圧する分圧抵抗R01及びR
02と、前記分圧抵抗R01及びR02間に接続される
トランジスタN01とを具備し、前記トランジスタN0
1のゲートに前記電源電圧Vccの帰還をかけることであ
る。
【0020】
【作用】本発明の第1、第2、及び第4の特徴の半導体
集積回路では、図2(b)に示すようなPチャネル型セ
ンスアンプ10に対し、該センスアンプ10のソースを
例えば図2(a)に示されるセンスアンプ駆動回路(制
御手段)20により駆動する。更に、該センスアンプ駆
動回路20の基準電圧VA またはVD を、例えば図1
(a)及び(b)、または図4に示す基準電圧発生回路
30により生成するものである。
【0021】即ち、同一集積回路で、特に外部電源電圧
Vccが異なる場合において、基準電圧発生回路30は、
センスアンプ10の充電能力を最適化するべく、センス
アンプを駆動するセンスアンプ駆動回路20における基
準電圧として低電圧時と高電圧時とで異なる特性を備
え、センスアンプ駆動回路20は、電源電圧Vccが低電
圧の時にはセンスアンプ10の充電能力を高めてサイク
ル時間の遅れを抑制し得る方向に動作させ、また高電圧
時にはセンスアンプ10の充電能力を低電圧時に比べて
抑制して充電ノイズによる誤動作を抑さえている。
【0022】このように本発明によれば、同一の集積回
路で特に外部電源電圧が異なる場合にも、センスアンプ
の駆動能力を電源電圧と逆依存の関係で制御することに
より、センスアンプの充電による動作マージンの低下を
防ぐことができる。
【0023】また、特に本発明の第3及び第4の特徴の
半導体集積回路では、低電圧時と高電圧時の切り替わり
点の近傍において、特性上に不連続点が現われないよう
に、実質的に制御手段(センスアンプ駆動回路)20の
基準電圧をアナログ的に変化させており、これにより、
切り替わり点近傍における切り替わりノイズの発生やア
クセス時間が急激に変化すること等を防ぐことができ
る。
【0024】
【実施例】次に、本発明に係る実施例を図面に基づいて
説明する。
【0025】(第1の実施例)図1(a)及び(b)に
本発明の第1の実施例に係る半導体集積回路の構成図を
示す。尚、図1に示す回路は基準電圧発生回路30であ
り、従来例と同様に、図2(a)に示すセンスアンプ駆
動回路20に組み込まれるものであり、該センスアンプ
駆動回路20は図2(b)に示すセンスアンプ10のP
チャネル型トランジスタP33及びP34のソースを駆
動するセンスアンプ駆動信号φp を生成する。
【0026】本実施例の基準電圧発生回路30は、図1
(a)及び(b)に示す部分回路から構成されており、
図1(a)において、抵抗R01及びR02、Nチャネ
ル型トランジスタN01、並びにダイオードD01を備
え、また図1(b)において、抵抗R03及びR04、
並びにPチャネル型トランジスタP01を備えて構成さ
れている。
【0027】先ず図1(a)において、一端が電源電圧
Vccに接続された抵抗R01と、該抵抗R01の他端に
Nチャネル型トランジスタN01のドレインが接続され
ている。該Nチャネル型トランジスタN01のソースに
は抵抗R02が接続され、該抵抗R02の他端にはダイ
オードD01のアノードが接続され、該ダイオードD0
1のカソードには接地電位が各々接続されている。基準
電圧VA は、抵抗R01とNチャネル型トランジスタN
01との中間ノードより取り出している。
【0028】また、Nチャネル型トランジスタN01の
ゲート電圧には、図1(b)に示される回路の出力電圧
VG が入力されている。図1(b)の回路は、Pチャネ
ル型トランジスタP01のソースに電源電圧Vccが接続
され、ドレインとゲート間は短絡されて抵抗R03に接
続され、該抵抗R03に直列に抵抗R04が接地電位V
ssとの間に挿入されている。
【0029】図1(a)及び(b)における電源電圧V
ccに対する出力電圧VG 及び基準電圧VA の特性を図3
に示す。
【0030】図1(b)の回路の出力電圧VG の電源電
圧Vccに対する依存性は、電源電圧VccがPチャネル型
トランジスタP01のしきい値電圧よりも低い場合は、
Pチャネル型トランジスタP01がカットオフしている
ため、出力電圧VG は接地電位Vssに等しくなる。電源
電圧VccがPチャネル型トランジスタP01のしきい値
電圧よりも高くなると、Pチャネル型トランジスタP0
1がオンし始めるため、出力電圧VG は抵抗R03及び
R04の分圧比(抵抗比)により電源電圧Vccに比例し
て上昇して行く。
【0031】次に、基準電圧VA の電源電圧Vccに対す
る依存性は、Nチャネル型トランジスタN01のゲート
電圧VG がしきい値電圧よりも低い場合は、Nチャネル
型トランジスタN01はカットオフしているため、基準
電圧VA は電源電圧Vccに等しい値となる。Nチャネル
型トランジスタN01のゲート電圧VG がしきい値電圧
よりも高くなると、Nチャネル型トランジスタN01が
オンし始め、電源電圧VccがPチャネル型トランジスタ
P01のしきい値電圧以上の場合には、Nチャネル型ト
ランジスタN01のゲート電圧が電源電圧Vccに比例し
てアナログ的に変化する。
【0032】このため、Nチャネル型トランジスタN0
1のしきい値近傍では、Nチャネル型トランジスタN0
1のコンダクタンスが徐々に大きくなる。つまり前述の
理由により、Nチャネル型トランジスタN01のしきい
値近傍では、抵抗R01とNチャネル型トランジスタN
01のオン抵抗+抵抗R02の抵抗比により基準電圧V
A が変化する。該Nチャネル型トランジスタN01のオ
ン抵抗はゲート電圧VG が高くなるにつれて徐々に減少
し、Nチャネル型トランジスタN01が完全にオン状態
になり一定のオン抵抗を示すまで、基準電圧VA は実質
的にアナログ的に下がって行く。
【0033】更に、電源電圧Vccを高くすると、Nチャ
ネル型トランジスタN01のオン抵抗が抵抗R01及び
R02に比較して無視でき得る程度に小さいとすれば、
基準電圧VA は、従来の基準電圧発生回路と同様に、ダ
イオードD01のしきい値電圧と、抵抗R01と抵抗R
02の抵抗比によって決定される。
【0034】以上のように、本実施例における基準電圧
VA は、電源電圧Vccが低電圧側ではほぼ電源電圧Vcc
と等しい値が得られ、また、所望の電圧よりも高い高電
圧側では、低電圧側に比べて基準電圧VA を低く抑さえ
られる。即ち、電源電圧Vcc応じて2つの特性を有する
こととなる。
【0035】つまり、電源電圧Vccが低電圧側にある時
には、Pチャネル型センスアンプ10の駆動回路の基準
電圧であるVA が高いため、Pチャネル型センスアンプ
10の充電速度を速める方向に働き、低電圧側で顕著な
Pチャネル型センスアンプ10の充電速度の遅れを小さ
くし、ダイナミックRAM(DRAM)で言えば、セル
データのリストア時間の短縮によるサイクル時間の短縮
が図れる。
【0036】また、電源電圧Vccが高電圧側にある時に
は、Pチャネル型センスアンプ10の充電速度を抑制
し、特に高電圧側で重大な問題となっている充電ノイズ
の影響による誤動作等を抑さえることができる。更に、
低電圧側と高電圧側での切り替わり点での不連続点の問
題は、基準電圧VA が急峻に変化するのではなく、実質
的にアナログ的に変化するので、動作上での影響が無視
できるレベルとなる。
【0037】(第2の実施例)図4に本発明の第2の実
施例に係る半導体集積回路の構成図を示す。同図の回路
は、第1の実施例と同様に、図2(a)に示すセンスア
ンプ駆動回路20に組み込まれる基準電圧発生回路30
であり、該センスアンプ駆動回路20は図2(b)に示
すセンスアンプ10のPチャネル型トランジスタP33
及びP34のソースを駆動するセンスアンプ駆動信号φ
p を生成する。
【0038】図4において、本実施例の基準電圧発生回
路30は、抵抗R11、R12、及びR13、Nチャネ
ル型トランジスタN11、並びにダイオードD11を備
えて構成されている。
【0039】一端が電源電圧Vccに接続された抵抗R1
1と、直列に抵抗R12が挿入されている。該抵抗R1
2の他端にはNチャネル型トランジスタN11のドレイ
ンが接続され、該Nチャネル型トランジスタN11のソ
ースに抵抗R13が接続されている。また該抵抗R13
の他端には、ダイオードD11のアノードが接続され、
該ダイオードD11のカソードは接地電位Vssに接続さ
れている。更に、抵抗R11と抵抗R12の接続点は、
Nチャネル型トランジスタN11のゲートに接続されて
いる。また当該基準電圧発生回路30の出力である基準
電圧VD は、Nチャネル型トランジスタN11のドレイ
ンから取り出される。
【0040】基準電圧発生回路30における電源電圧V
ccに対する基準電圧VD 、並びに抵抗R11と抵抗R1
2の接続点の電位VA1の特性を図5に示す。
【0041】先ず、電源電圧Vccが低電圧時でNチャネ
ル型トランジスタN11のゲート電圧VA1がNチャネル
型トランジスタN11のしきい値よりも低い場合には、
Nチャネル型トランジスタN11がカットオフしている
ため、基準電圧VD は電源電圧Vccにほぼ等しい値が得
られる。
【0042】電源電圧Vccが高くなり、前記N11のゲ
ート電圧VA1がNチャネル型トランジスタN11のしき
い値電圧よりも高くなると、Nチャネル型トランジスタ
N11が徐々にオンし始める。この境界領域では、Nチ
ャネル型トランジスタN11のコンダクタンスが徐々に
大きくなる(抵抗が小さくなる)。この時の基準電圧V
D は、抵抗R11、R12、及びR13と、Nチャネル
型トランジスタN11の抵抗成分の抵抗比と、ダイオー
ドD11のしきい値によって決定されるので、電源電圧
Vccが上昇しNチャネル型トランジスタN11が完全に
オン状態になるまで、基準電圧VD は電源電圧Vccの上
昇に反して下がる特性を示す。
【0043】更に、電源電圧Vccが高電圧側では、Nチ
ャネル型トランジスタN11が完全にオン状態になって
いるため、抵抗R11、R12、及びR13に対してN
チャネル型トランジスタN11のオン抵抗が無視し得る
値であるとすれば、基準電圧VD は、抵抗(R11+R
12)と抵抗R13の抵抗比と、ダイオードD11のし
きい値によって決まる。従って高電圧側では、基準電圧
VD は前記抵抗の分圧比により、電源電圧Vccに伴って
僅かに上昇する特性を示す(抵抗比により可変)。
【0044】また本実施例の基準電圧発生回路30の特
徴の1つとして、抵抗R11と抵抗R12の抵抗比を変
えることにより、容易に低電圧側と高電圧側との切り替
わりポイントをシフトすることが可能である。例えば、
抵抗R12に対して抵抗R11の抵抗比を高めに設定し
ていくことにより、切り替わりポイントを高電圧側にシ
フトさせることができる。
【0045】以上のように、本実施例における基準電圧
VD は、電源電圧Vccが低電圧側ではほぼ電源電圧Vcc
と等しい値が得られ、また、所望の電圧よりも高い高電
圧側では、低電圧側に比べて基準電圧VD を低く抑さえ
られる。即ち、電源電圧Vcc応じて2つの特性を有する
こととなる。
【0046】つまり、電源電圧Vccが低電圧側にある時
には、Pチャネル型センスアンプ10の駆動回路の基準
電圧であるVD が高いため、Pチャネル型センスアンプ
10の充電速度を速める方向に働き、低電圧側で顕著な
Pチャネル型センスアンプ10の充電速度の遅れを小さ
くし、ダイナミックRAM(DRAM)で言えば、セル
データのリストア時間の短縮によるサイクル時間の短縮
が図れる。
【0047】また、電源電圧Vccが高電圧側にある時に
は、Pチャネル型センスアンプ10の充電速度を抑制
し、特に高電圧側で重大な問題となっている充電ノイズ
の影響による誤動作等を抑さえることができる。更に、
低電圧側と高電圧側での切り替わり点での不連続点の問
題は、基準電圧VD が急峻に変化するのではなく、実質
的にアナログ的に変化するので、動作上での影響が無視
できるレベルとなる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
同一集積回路で、特に外部電源電圧が異なる場合におい
て、センスアンプの充電能力を最適化するべく、センス
アンプを駆動する制御手段における基準電圧として低電
圧時と高電圧時とで異なる特性を備え、電源電圧が低電
圧の時にはセンスアンプの充電能力を高めてサイクル時
間の遅れを抑制し得る方向に動作させ、また高電圧時に
はセンスアンプの充電能力を低電圧時に比べて抑制して
充電ノイズによる誤動作を抑さえることとしたので、セ
ンスアンプの充電による動作マージンの低下を防ぎ得る
半導体集積回路を提供することができる。
【0049】また、低電圧時と高電圧時の切り替わり点
の近傍において、特性上に不連続点が現われないよう
に、実質的に制御手段の基準電圧をアナログ的に変化さ
せることにより、切り替わり点近傍における切り替わり
ノイズの発生やアクセス時間が急激に変化すること等を
防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)及び(b)は本発明の第1の実施例
に係る半導体集積回路におけるセンスアンプ駆動回路の
基準電圧発生回路の回路図である。
【図2】図2(a)はセンスアンプ駆動回路の回路構成
図、図2(b)はセンスアンプの回路図である。
【図3】第1の実施例の基準電圧発生回路の電源電圧V
ccに対する出力電圧VG 及び基準電圧VA の特性図であ
る。
【図4】本発明の第2の実施例に係る半導体集積回路に
おけるセンスアンプ駆動回路の基準電圧発生回路の回路
図である。
【図5】第2の実施例の基準電圧発生回路における電源
電圧Vccに対する基準電圧VD、並びに抵抗R11と抵
抗R12の接続点の電位VA1の特性図である。
【図6】従来のPチャネル型センスアンプに対する充電
回路用の基準電圧発生回路の構成図である。
【図7】従来の基準電圧発生回路における電源電圧Vcc
に対する基準電圧VB の特性図である。
【符号の説明】
10 センスアンプ 20 センスアンプ駆動回路(制御手段) 30 基準電圧発生回路 Vcc 電源電圧 Vss 接地電位 VA 基準電圧 VG 図1(b)の回路の出力電圧 R01,R02,R03,R04 抵抗 N01 Nチャネル型トランジスタ D01 ダイオード P01 Pチャネル型トランジスタ VD 基準電圧 VA1 抵抗R11と抵抗R12の接続点の電位 R11,R12,R13 抵抗 N11 Nチャネル型トランジスタ D11 ダイオード φs Pチャネル型センスアンプの活性化信号 φp センスアンプ駆動信号 N30,N31 Nチャネル型トランジスタ P30,P31,P32,P33,P34 Pチャネル
型トランジスタ VB 基準電圧 R20,R21 抵抗 D21 ダイオード
フロントページの続き (72)発明者 村岡 一芳 神奈川県川崎市幸区堀川町580番1号 株式会社東芝 半導体システム技術セン ター内 (56)参考文献 特開 平5−109276(JP,A) 特開 平4−243092(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11C 11/409

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 センスアンプと、 前記センスアンプに接続され、前記センスアンプに駆動
    信号を供給する駆動回路と、 前記駆動回路に接続され、前記駆動信号を調整するため
    の基準電圧を生成して、前記基準電圧を前記駆動回路に
    供給する基準電圧発生回路と、 を備え、 前記基準電圧発生回路は、 電源電圧を分圧したゲート電圧をゲートに印加するトラ
    ンジスタと、 前記トランジスタと前記電源電圧との間に直列に接続さ
    れる抵抗とを含み、前記トランジスタと前記抵抗との間
    から、前記抵抗に対する前記トランジスタの抵抗成分の
    比に対応した前記基準電圧が取り出され、前記基準電圧
    は、前記ゲート電圧が前記トランジスタのしきい値より
    も低い場合には、前記電源電圧の上昇に比例して上昇し
    前記センスアンプの充電速度を速め、前記ゲート電圧が
    前記しきい値を超えた場合は、前記電源電圧の上昇に反
    比例して下降し前記センスアンプの充電速度を抑制する
    ことを特徴とする半導体集積回路。
  2. 【請求項2】 センスアンプと、 前記センスアンプに接続され、前記センスアンプに駆動
    信号を供給する駆動回路と、 前記駆動回路に接続され、前記駆動信号を調整するため
    の基準信号を生成して、この基準信号を前記駆動回路に
    供給する基準電圧発生回路と、 を備え、 前記基準電圧発生回路は、 第1のトランジスタと、 前記第1のトランジスタと第1の電源電圧との間に直列
    に接続される第1の抵抗と、 前記第1のトランジスタと第1の接地電圧との間で、当
    該トランジスタおよび前記第1の抵抗と直列に接続され
    る第2の抵抗とを含み、前記第1のトランジスタと前記
    第1の抵抗との間から、前記基準電圧が取り出されて、
    前記駆動回路に供給され、 第3の抵抗と、 前記第3の抵抗と第2の接地電圧との間に直列に接続さ
    れた第4の抵抗と、 前記第3の抵抗と第2の電源電圧との間に直列に接続さ
    れた第2のトランジスタとを備える第2回路をさらに含
    み、前記第3抵抗と第4抵抗の間から取り出される電圧
    が、前記第1トランジスタのゲートに印加されることを
    特徴とする半導体集積回路。
  3. 【請求項3】 センスアンプと、 前記センスアンプに接続され、前記センスアンプに駆動
    信号を供給する駆動回路と、 前記駆動回路に接続され、前記駆動信号を調整するため
    の基準信号を生成して、この基準信号を前記駆動回路に
    供給する基準電圧発生回路と、 を備え、 前記基準電圧発生回路は、 第1のトランジスタと、 前記第1のトランジスタと第1の電源電圧との間に直列
    に接続される第1の抵抗と、 前記第1のトランジスタと第1の接地電圧との間で、当
    該トランジスタおよび前記第1の抵抗と直列に接続され
    る第2の抵抗とを含み、前記第1のトランジスタと前記
    第1の抵抗との間から、前記基準電圧が取り出されて、
    前記駆動回路に供給され、 前記第1の抵抗と前記電源電圧との間に直列に接続され
    た第3の抵抗をさらに含み、前記第1の抵抗と前記第3
    の抵抗との間から取り出される電圧が、前記第1トラン
    ジスタのゲートに印加されることを特徴とする半導体集
    積回路。
  4. 【請求項4】 前記基準電圧発生回路は、前記第2の抵
    抗と、前記接地電圧との間に直列に接続されたダイオー
    ドをさらに有することを特徴とする請求項2又は請求項
    3に記載の半導体集積回路。
  5. 【請求項5】 センスアンプに接続し前記センスアンプ
    を駆動する駆動回路 に接続可能であり、基準電圧を前記
    駆動回路に供給可能である基準電圧発生回路であって、 電源電圧を分圧したゲート電圧をゲートに印加するトラ
    ンジスタと、 前記トランジスタと前記電源電圧との間に直列に接続さ
    れる抵抗とを含み、前記トランジスタと前記抵抗との間
    から、前記抵抗に対する前記トランジスタの抵抗成分の
    比に対応した前記基準電圧が取り出され、 前記基準電圧は、前記ゲート電圧が、前記トランジスタ
    のしきい値よりも低い場合には、前記電源電圧の上昇に
    比例して上昇し、前記センスアンプの充電速度を速め、
    前記ゲート電圧が前記しきい値を超えた場合は、前記電
    源電圧の上昇に反比例して下降し、前記センスアンプの
    充電速度を抑制することを特徴とする基準電圧発生回
    路。
  6. 【請求項6】 第1回路と、第2回路とを含む基準電圧
    発生回路であって、前記第1回路は、 第1トランジスタと、 前記第1トランジスタと電源電圧との間に直列に接続さ
    れる第1の抵抗と、 前記第1トランジスタと接地電圧との間で、当該第1ト
    ランジスタおよび第1抵抗と直列に接続される第2の抵
    抗とを含み、 前記第2回路は、 第3の抵抗と、 前記第3の抵抗の一端と前記接地電圧との間に直列に接
    続された第4の抵抗と、 前記第3の抵抗の他端と前記電源電圧との間に直列に接
    続され、前記第3抵抗の前記他端にゲートが接続される
    第2のトランジスタとを含み、前記第2回路の第3抵抗
    と第4抵抗の間から取り出される電圧が、前記第1回路
    の第1トランジスタのゲートに印加され、前記第1回路
    の第1トランジスタと第1抵抗の間から、前記第1抵抗
    に対する、前記第1トランジスタおよび第2抵抗の抵抗
    比に応じた基準電圧が取り出されることを特徴とする基
    準電圧発生回路。
  7. 【請求項7】 センスアンプに接続し前記センスアンプ
    を駆動する駆動回路 に接続可能であり、基準電圧を前記
    駆動回路に供給可能である基準電圧発生回路であって、 トランジスタと、 前記トランジスタと電源電圧との間に直列に接続される
    第1の抵抗と、 前記トランジスタと第1の接地電圧との間で、前記トラ
    ンジスタおよび第1抵抗と直列に接続される第2の抵抗
    とを含み、 前記第1の抵抗と前記電源電圧との間に直列に接続され
    た第3の抵抗をさらに含み、前記第1の抵抗と前記第3
    の抵抗との間から取り出されるゲート電圧が、前記トラ
    ンジスタのゲートに印加され、前記第1抵抗と前記トラ
    ンジスタとの間から、前記第1抵抗と第3抵抗の和に対
    する、前記トランジスタの抵抗成分と第2抵抗との和の
    抵抗比に応じた前記基準電圧が取り出され、 前記基準電圧は、前記ゲート電圧が、前記トランジスタ
    のしきい値よりも低い場合には、前記電源電圧の上昇に
    比例して上昇し、前記センスアンプの充電速度を速め、
    前記ゲート電圧が前記しきい値を超えた場合は、前記電
    源電圧の上昇に反比例して下降し、前記センスアンプの
    充電速度を抑制することを特徴とする基準電圧発生回
    路。
  8. 【請求項8】 前記第2の抵抗と前記接地電圧との間に
    直列に接続されたダイオードをさらに有することを特徴
    とする請求項6又は請求項7に記載の基準電圧発生回
    路。
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