JP3305715B2 - 高速縦単列装置 - Google Patents

高速縦単列装置

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JP3305715B2 JP50448492A JP50448492A JP3305715B2 JP 3305715 B2 JP3305715 B2 JP 3305715B2 JP 50448492 A JP50448492 A JP 50448492A JP 50448492 A JP50448492 A JP 50448492A JP 3305715 B2 JP3305715 B2 JP 3305715B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、飲料容器のような多数の空の円筒形物品を
単列に移動させる装置に関し、特に、容器を高速で単列
に移動させ、物品の損傷および詰まりを最小にする装置
に関する。
背景技術 缶製造工場では、容器に又は容器について作業を行な
わければならない工場内のデコレータ(decorator),
ベースコーター(base coaters)及び他の装置に容器を
供給するために、多数の容器を単一の列に送入する必要
がある場合が多い。これらの機能のすべてを行う高速装
置の開発と共に、高速で容器を装置に提供する装置を開
発することが必要となっている。使用される単列整列は
種々の機械的な単列装置によって行なわれる。空気コン
ベアーの開発と共に、容器を空気層上に支持し、そして
容器を操作し移動させるための推進力として空気を用い
る単列装置が開発された。これはかなり高い単列能力を
与える。
そのような単列装置の1つが、本出願人の米国特許第
4,462,720号の「空気テーブル装置」に開示されてい
る。この装置は、単列コンベヤーゾーンの方に下流の方
向に傾斜した空気ジェットで与えられる空気層によっ
て、テーブル上に容器を支持する。無孔のカバーが、移
送される容器の長手方向の寸法より僅かに大きい間隔を
へだててテーブル面の上方に置かれており、そして単列
搬送ゾーンの少くとも1部分上に位置決めされる。物体
の標準の流れの方向と反対に、単列搬送ゾーンに空気を
供給するために、ブローバックジェットが空気圧力源に
連結されている。この装置の使用によって、多数の容器
を、テーブルの下流端に排出するため、単列の配列に再
配列できる。
他の単列装置が、本出願人の米国特許第4,561,806号
「縦単列コンベアー装置(Vertical Single Filer Conv
eyor System)に示されている。この装置では、容器は
多数の容器から、上流の位置から延びている少くとも3
つのゾーンを有するテーブル上に送られる。容器は浮揚
空気ジェットの予め配置されたパターンによって支持さ
れ、かつ移動する。加えて、大きさが浮揚ジェットより
も大きい加速ジェット列が、テーブルの搬送側に隣接
し、かつ平行に間隔をへだててテーブルに配置されて、
加速ジェットの2つの搬送列を形成する。物体がテーブ
ルに沿って上流位置から下流位置に移動する時、物体を
加速し、長手方向に分離するため、上流の位置から下流
の位置に3つのゾーンの各々の間の加速ジェットを通る
空気の量および速度を増分的に増加する手段が設けら
れ、側部の先細り部(converge)が加速ジェットと協動
して長手方向に分離した容器を予め配列されたパターン
に先細りにし、それらの容器を単列にする。この装置
は、平滑に塗装された容器を比較的高速で単列に配置す
るのには、非常に満足するものであると思われる。
これらの装置のいづれも、高度にエッチングされた容
器には使用されない。製造工程中、容器は、容器の外面
をエッチングする酸洗い装置を通り流れるので、装飾コ
ーティングが容器の表面に付着する。さらに、環境問題
のため、酸は自由に投棄できず、したがって、今まで可
能であったように、容器上のエッチングの量を制御する
ことは不可能である。換言すれば、酸溶液は、必要な最
小エッチングを行なうのに十分な程濃く強力でなければ
ならないが、しかしラインに区画室(stall)があっ
て、容器があまり長くエッチング溶液内に滞留している
と、酸を投棄できなくなるばかりでなく、容器はさらに
高度にエッチングされる。このことによって、エッチン
グした容器の接触する縁が小さい歯車の歯のように作用
し、互に連結し、容器は個々移動し互に滑って送られる
のではなく互に回転しようとするので、容器の操作に大
きな問題を生ずる。
又、他の単列装置が、本出願人の米国特許第4,730,95
6号「衝撃吸収式単列装置」に示されている。この装置
では、多数の列の容器が整列ゾーンに入れられ、集合し
た関係で配列され、整列ゾーン内の集合部分で互に側縁
を接触して正三角形形状に合体され、整列ゾーンの高圧
バッファー部分内に加速して送られ、そこで容器は互に
分離されて単列に収斂される。1実施例では、バッファ
ー部分の無孔の側縁は、無孔の頂部カバーから離れて下
方に傾斜していて、バッファー部分内の空気圧力の徐々
の解放を与える。他の実施例では、無孔の側壁は、空気
テーブルのジェット開口部の上に位置決めされたジェッ
ト開口部列を有しているプレナムの形態で、頂部カバー
と隣接する上側縁を有している。無孔の側壁は、空気バ
ッファーゾーンが2つの容器の直径よりも幅が小さい箇
所まで、下流に延びている。容器は自己弁作用(self−
valving action)を備えていて、ほとんどの下流の容器
は、一方の側の一方の側壁上の無孔側壁から離れて移動
し、そして空気圧力を解放するので、次の上流の容器が
下流に移動する。この装置はその意図した目的に適して
いるが、複雑な構造であり、かつ容器上の空気圧力を制
御し調節するため、上側プレナムおよび下側プレナムの
両方に調節可能なダンパーを必要とする。
発明の開示 本発明によれば、各物品が隣接する物品に対して高摩
擦係数を備えた外面を有している直立円筒形物品の搬送
方法が提供される。物品は、上流位置における密集部か
ら、下流位置における単列部におくられる。この方法
は、多数の物品を空気テーブルのデッキの送入部に運ぶ
段階を含む。低空気圧力ゾーンが上流位置と下流位置と
の間のデッキプレートの第1の側部分上に作られ、これ
が物品を送入部から第1の側部分に引き込む。高空気圧
力ゾーンがデッキプレートの第2の側部分上に作られ
て、物品を第1の側部分の単列に移動させるのを助け
る。速度空気圧力が、単列の物品を下流の位置に移動さ
せるのに用いられる。さらにこの方法は、所定方向の多
量の空気で単列の物品を保持することと、送入部におけ
る物品の密集部を変えるため、高圧力ゾーンと低圧力ゾ
ーンとの間の圧力差を調節することとを含む。高空気圧
力ゾーンが下流の単列領域に作られていて、単列でない
物品を、上流の低圧力ゾーン内に移動させて単列に配置
させる。
この方法を達成する装置は、上流位置における送入部
から下流位置まで延びており、かつ上面、両側縁及び、
下側とを有している空気テーブルを含む。垂直に間隔を
へだてた平行な側部レールが、側縁の一方の上方に設け
られている。実質的に無孔のカバーが、物品の高さより
も僅かに大きい間隔でテーブル上方に設けられており、
このカバーは底面、側縁、及び頂部側とを有している。
長手方向の開口部の底部列が、テーブルの上面と下側を
連通しており、かつ第1の側縁に隣接し、平行に位置決
めされている。開口部の長手方向の底部列は、上流の位
置から下流の位置に延びており、かつ容器を単列でレー
ルに沿って循環ゾーンおよび単列ゾーンを通り下流の位
置まで支持し、かつ移動させるように形成されている。
第1のセットの斜めの開口部列は、上流の循環ゾーンに
おいてテーブルの表面と下側を連通していて、循環ゾー
ンを横切って横に延びており、かつ下流の方向に傾斜し
ている。この第1のセットは、第1の側縁に最も近い循
環ゾーンの部分の下に大きな密集部の開口部を有してい
て、第1の側縁から最も遠くの循環ゾーンの部分の上の
空気の運動よりも高速で側部レールの方に流れるよりも
多量の空気を与えて、側部レールの方向に減少する空気
圧力勾配を作って、物品を側部レールの方に移動させ
て、単列になる。低空気圧力によって、物品を送入部か
ら循環ゾーン内に引き込む。第2のセットの斜めの列の
開口部は、下流の単列ゾーンにおいてテーブルの表面と
下側と連通しており、そして単列ゾーンを横切って延び
ていて、かつ下流の方向に傾斜しているが、2つの物品
の直径よりも大きい間隔だけ側部レールから間隔をへだ
てられている。このことが、単列ゾーンに高圧力領域を
つくり出す。単列でない単列ゾーンにおけるどんな物品
も、単列ゾーン高圧力領域から単列に配置されるべき循
環ゾーンの低圧力領域内に引かれる傾向がある。
長手方向の頂部開口部列は、長手方向の底部開口部列
の上方でカバーの底面および頂部側と連通しており、そ
して物品を連続単列関係に保持するかつそれらの物品を
下流の位置の方に移動させるのに十分な速度圧力で下流
方向に空気を供給するように形成されている。下側プレ
ナムがテーブルの下側に取付けられていて、そして上側
プレナムがカバーに取付けられており、双方が共通の空
気圧源に連結されている。テーブルの他方の縁に沿った
無孔の側壁は、循環ゾーンおよび単列ゾーンの全長に延
びており、かつテーブルとカバーとの間の間隔に少くと
も等しい高さを有している。横に延びた無孔の障壁が循
環ゾーンと単列ゾーンとの間に位置されており、この障
壁は、テーブルとカバーとの間の間隔に少くとも等しい
高さを有し、無孔の側壁に対する第1の端部と、2つの
物品の直径よりも大きい間隔だけ側部レールから間隔を
へだてている第2端部とを備えている。
カバーの側縁は、単列装置からの空気の排出を容易に
するため、空気テーブルの第1の側縁から内方に偏って
いる。加えて、最下方の側部レールは、上側デッキ面の
上方で間隔をへだてられていて、その下へ空気の逃がす
ことができ、単列の物品を最下側のレールに対して保持
する。物品が循環ゾーンから単列ゾーンに通るとき、長
手方向の頂部開口部列を通る空気の速度圧力によって、
各物品の頂部を下流の方向に傾斜させる。
調節可能なベントが循環ゾーンに沿って設けられてい
て、高圧力ゾーンと低圧力ゾーンとの間の圧力差を制御
して、送入部における物品の密集度および単列に配列さ
れる速度を変える。ベントは、送入部から障壁に延びて
おり、デッキとカバーとの間の間隔よりも実質的に低い
高さを有している無孔の下側パネルと、下側パネルと実
質的に同じ長さを有し、かつ上側パネルと下側パネルが
重なるように下側パネルの頂部とカバーとの間の間隔よ
りも僅かに大きい高さを有している無孔の上側パネルと
を含む。上側パネルとカバーとの間隔を変えるため、上
側パネルを下側パネルに取付けるための手段を解放可能
に、かつ調節可能に設けられている。
この調節手段は、パネルの一方の両端に隣接する1列
の水平な開口部と、他方のパネルの両端に隣接する1列
の斜めの開口部とを有してもよい。その手段は、カバー
に対する第2のパネルの高さを調節して、循環ゾーン内
の空気圧力を調節するため、パネルの一方の開口部を通
り他方のパネルの開口部内に延ばすことができる。この
手段は、螺刻されたシャンクを備えた蝶ねじを含み、こ
の場合に、パネルの一方は、シャンクを螺着可能に受け
入れるタップねじを切った開口部を有し、そしてパネル
の他方は、シャンクを摺動可能に受け入れるような大き
さの開口部を有している。
上記の方法および装置により、高速で操作でき、比較
的簡単な構造であり、かつダンパー制御を必要としない
単列装置が提供される。
本発明の追加の利点は、添付図面と共に次の説明から
明らかになるであろう。
図面の簡単な説明 図1は、本発明により構成された高速単列装置の平面
図である。
図2は、図1の単列装置の側面図である。
図3は、上側プレナムおよび下側プレナムに供給され
る空気を示す、図2の線3−3における拡大縦断面図で
ある。
図4は、循環ゾーンにおける物品の配列を示す、図2
の線4−4線における拡大縦断図である。
図5は、循環ゾーン内の容器の循環および単列ゾーン
を通る容器の移動を示している、図2の線5−5におけ
る水平断面図である。
図6は、単列の物品の移動を示している、図5の線6
−6における拡大水平断面図である。
図7は、図5の単列装置の循環ゾーンの拡大部分平面
図である。
図8は、開口部の細部を示している。図7の線8−8
における拡大水平断面図である。
図9は、下側プレナムに対する上側プレナムの偏りを
示す、図4の線9−9における水平断面図である。
図10は、循環ゾーン用のベントの側面図である。
図11は、構造の追加の細部を示す図10のベントの分解
図である。
実施例 図1および図2で最もよくわかるように、送入コンベ
アー12から送入部14に多量のアルミニウム飲料容器のよ
うな物品10を受け入れる単列装置Fが設けられている。
コンベアーは両側縁を備えたデッキプレート16を有し、
このプレート16に下側プレナム(plenum)18が連結され
ている。全体的に無孔の上側カバー20は、デッキプレー
ト16の上方に物品10の高さよりも僅かに大きい間隔をへ
だてられており、かつそれに連結された上側プレナム22
を有している。以下により詳細に述べるように、デッキ
プレート16およびカバー20に開口部が設けられている。
物品は、物品が単列で進行する速度を計るスターホイ
ール(star wheel)24に単列で排出される。スターホイ
ールに送入する代わりに、物品を、特定の機能が各容器
に行なわれるデコレータ(decorator)または他の装置
に送入することもできる。
空気は、ベルト30を介してモータ28によって駆動され
るブロワー26によってプレナムに供給される。移送ダク
ト32が、下側プレナム18に連結された下側ダクト34に圧
力空気を導く。同様に、垂直ダクト36が、空気を上側プ
レナム22に供給する上側ダクト38に圧力空気を運ぶ。プ
レナム内に空気圧力は静圧力18.0インチにすることがで
き、そしてその圧力は、12オンスのアルミ容器を単列に
配列するのに十分であると思われる。1インチの静圧力
は摂氏70゜Fにおいて水柱1インチを上昇させる。異な
る重量、直径および他の物理的特性を有している異なる
サイズの容器に対して他の圧力を使用することは当業者
に明らかであろう。
図5で最もよくわかるように、物品10は、多量に送入
部14内に送入され、以下により詳細に説明するように、
上流の循環ゾーンCを横切り異なる空気圧をつくり出す
多量の空気流の影響下で空気テーブルの一方側に移動す
る。図4で最もよくわかるように、容器は、下側の側部
レール40と上側の側部レール42とに係合する。側部レー
ル40は、空気が間に流れることができるようにデッキ16
と間隔をへだてられているのが都合がよく、この間隔は
調節ねじ44によって調節できる。上側レール42は、物品
10の側部に係合し、かつ調節ねじ46によって調節でき
る。2つのレール間の間隔は、下流への物品が空気圧力
の作用でレール間を転がり、排出されるようになってい
る。デッキプレート16は、図7に示すように側部レール
40および42に平行であり、かつ側部レール40および42か
ら内方に物品直径の約半分だけ間隔をへだてている一列
の長手方向の開口部48が設けられているのが都合がよ
い。これらの開口部は、物品を支持し、かつ物品を下流
に移動する下流への力成分を与えるように垂直から65゜
ないし70゜の角度に下流の方に傾斜されている。同様
に、カバー20は、開口部48のすぐ上方に位置決めされた
1列の長手方向の開口部50が設けられている。これらの
開口部50は下側開口部48と同じ角度に傾斜されており、
そして容器が循環ゾーンCから単列ゾーンSを通り移動
するように、容器を連続単一配列に保つ高速空気圧力を
与える。
論述の便宜上、単列装置を、図1および図5に最もよ
く示す部分Aないし部分Eに分割する。18インチの静圧
力のとき、12オンスのアルミニウム飲料容器を移送する
ため下側開口部48から放出され、かつ十分であると思わ
れる1分当たりの立方フィートの適切な空気量(CFM)
は、部分Aで1.73CFM、部分Bで1.78CFM;部分Cで1.10C
FM、部分Dで1.14CFM、そして部分Eで1.19CFMである。
上側開口部50からのCFMは、部分Aで1.50CFM;部分Bで
1.53CFM;部分Cで2.33CFM;部分Dで2.36CFM;そして部分
Eで0.95CFMである。これらの部分の各々は長さ約24イ
ンチである。図6に最もよく示すように、下側開口部48
に比べて上側開口部50を通る単列装置の所定の部分CFM
を大きくすることによって、容器10を前方に傾斜させ
る。このことは、容器の前方の上側縁がカバー20上に停
止することなく、容器を後方に傾けてコンベアー上を下
ることを保証する。容器の上側縁は時々ぎざぎざにな
り、望ましくない状態を生ずる。したがって、容器を、
直立方向に保持するか、又は僅かに前方に傾けて、容器
の上側縁がカバー20に係合すると、それがカバー20の表
面に係合する容器の後部縁であって、容器を転倒させな
いようにしなければならない。
開口部の配列は、図7で最もよくわかるようにデッキ
プレート16を横切って設けられており、開口部が容器を
支持し、そして側部レール40および42の方に減少する圧
力勾配を有する横の空気流をつくる。デッキプレート16
の遠い方の側に複数列の開口部52があり、これらの開口
部は、長手方向に中心距離11/2″のところにあって、下
流の方に約15゜傾斜し、かつ垂直に対して65゜ないし70
゜の角度をなしている。側部レール40および42に最も近
い中心線の側に、5列の開口部54があり、これらの開口
部は長手方向に中心を1/4″へだてられておりかつまた
下流の方に15゜そして垂直に対して65゜ないし70゜の角
度をなしている。開口部52に比べて開口部54を通るより
多量の空気量のために、空気圧力は、側部レールの方向
にデッキプレート16を横切って降下し、それによって容
器を多量の空気流および空気圧力の変化に応じてその方
向に移動させる。容器の間の開きは、側部レール40及び
42に沿って開いているので、圧力が実質的に下がり、そ
の開きに隣接する循環ゾーンのいかなる容器をも、側部
レール40および42に沿って単列に引き込む。
便宜上、開口部の列は、図7の左側に沿って1から13
に番号が付けられている。静的圧力の18インチのとき、
列1の12オンスのアルミニウム容器に対する1開口部当
りの十分なCFMは、部分AおよびBの開口部当り、1.53C
FMであり、列2および3は部分AおよびBの開口部当り
1.24CFM、列4ないし13は部分Aの開口部当り0.92CFM、
そして部分Bの開口部当り0.82CFMである。
この空気圧勾配によって、物品を図5に示したように
ほぼ時計方向に循環させる。その場合に、物品は、側部
レールに沿って物品間に生ずる任意の空間内に移動す
る。物品が循環ゾーンCの下流端に達したときに、それ
らの物品は実質的に単一の列の配列であり、そして下側
開口部48および上側開口部50からの空気からそれらの容
器への速度空気圧力のために互に連続している。
循環ゾーンC内の容器の循環および密集部は、ベント
Vによって制御される、このベントは、図10および図11
で最もよくわかるように、送入部14から無孔の斜めの障
壁58まで延びている所定長さを有している全体的に無孔
の下側パネル56を有し、そして図5に示すように、約45
゜の角度にパネル56から横に延びており、かつ循環ゾー
ンCと単列ゾーンSとの間に仕切りをなす。障壁の高さ
は実質的にデッキ16とカバー20との間の距離に等しい。
障壁の反対の端部は、以下に論述する目的のために、2
物品の直径よりも少くとも僅かに大きい距離レール40お
よび42から間隔をへだてられている。
ベントVは又、無孔の上側パネル60を含み、このパネ
ル60は、下側パネル56と同じ長さであり、そしてパネル
60の上側縁とカバー20との間に可変な大きさの空気排出
スロット62を作るように、両端を垂直方向に調節可能に
取付けできる、斜めの列の開口部64が、タップねじを切
られているパネル56の両端に設けられており、そして水
平な列の開口部66が上側パネル60の両端に設けられてい
る。開口部66は、蝶ねじ70のねじを切ったシャンク68を
摺動可能に受け入れられる大きさであり、そしてこの蝶
ねじがタップねじを切った開口部64にねじで止められ
る。公知の所定の作動条件に対する正確な調節のため、
ねじを切ったシャンク68についての適切な位置に位置決
めする都合のよい手段を与えるため、開口部64に隣接し
て下側プレート56上のしるし72、および開口部66に隣接
して、上側プレート60上のしるし74のようなしるしを設
けてもよい。
単列ゾーンSは、容器10の単列に隣接して、デッキプ
レート16上に無孔領域76が設けられる。横に間隔をへだ
てた斜め列の開口部78は、無孔の側壁80から、障壁58の
内側端と実質的に整列し、下流の方に5゜傾斜した位置
まで延び、かつ垂直に対し65゜ないし70゜である。換言
すれば、開口部78の列は、側部レール40および42から、
2つの物品の直径よりも僅かに大きい距離で終わってい
る。障壁58と側部レールとの間にある開口部78は、18イ
ンチの静的圧力での12オンスのアルミニウム容器につい
ての単列装置の満足すべき十分な作動のために、開口部
当り0.85CFMを出し、そして障壁58の他方の側にあっ
て、そこから下流の開口部は開口部当り2.19CFMの空気
を排出する。
側壁80の下流端は、無孔の端部壁82で終わっており、
そしてこの端部壁82が無孔の弧状部材84まで内方に延び
ている、そしてこの弧状部材84がさらに単列装置の下流
端に延びている無孔の側壁86に連結されている。この壁
86は側部レール40および42に平行であり、かつ側部レー
ル40および42から、物品の直径よりも僅かに大きく間隔
をへだてられている。
この装置では、単列ゾーンは循環ゾーンに比べて高圧
力領域となる。この圧力差は通常、単列でない物品が単
列ゾーンS内に移動するのを防止する。しかしながら、
このゾーンに入るかも知れないいかなる物品も、無孔の
障壁58の下流にある開口部78からの空気によって生じた
低圧力によって、単列の物品10から無孔の側壁80の方に
横に引き出される。開口部78から出た空気量が、単列の
物品10に隣接する無孔領域76に高圧力を生じ、それによ
って、ゾーンSに入る物品が単列の物品10に係合して詰
まりを引き起こす可能性を最小にする。物品は、開口部
78によって生じた空気圧および無孔領域76の上方の単列
の物品よってふさがれたときの空気の背圧が実質的に等
しい位置に保持される。かくして、整列していない物品
はこの位置で平衡状態に保持される。ゾーンにおける空
気圧力を減少するため十分な大きさの循環ゾーンにおけ
るレールに沿って開口部が起きるとすぐに、単列ではな
い単列ゾーンにおけるいかなる物品も、矢印88で示すよ
うに、上流に移動し、障壁58の端部を通り、循環ゾーン
C内に戻され、そこで物品は他の物品と一緒に時計方向
の流れに入り、そして最終的に側部レール40および42に
沿って単列内に移動される。
前述したように、異なる作動条件に対しては、開口部
の大きさ、その角度および特殊空気ジェットから排出さ
れるCFMを変更するのが望ましい。また、これらの変更
は、異なる直径、重量または他の特性を有している物品
に対しても必要である。また、開口部の数および間隔
も、必要により修正することができる。
上記から、本発明の利点は容易に明らかであり、詰ま
りもなく、しかも構造が簡単であり、高速で作動できる
単列装置が提供される。物品の単列間の間隔の開きが、
循環ゾーンにおける空気圧力を減少させ、そしてこれ
が、上記の送入口から循環ゾーン内に物品を引き入れ、
そして上流の単列ゾーンの整列していない物品を循環ゾ
ーン内に引き入れる2重機能を有している。ダンパーま
たは他の制御装置を必要とせず、そしてデッキプレート
の開口部の配列によって生ずる圧力勾配によって、容器
は単一の列にされるときに容器の損傷を最小にするよう
に穏やかに取扱われ、そして送入部から下流端部に送ら
れる。
本発明を、その特定の実施例に関して詳細に説明した
が、本発明の精神および範囲内で、種々の他の変更を行
なうことができることは理解されるであろう。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65G 51/03 B65G 47/22 - 47/32

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】底部と、開放頂部と、隣接する物品に対し
    高摩擦係数有している外面とを有する直立円筒形物品
    を、上流の位置の密集部から下流の位置の単列部に搬送
    する方法において、 密集部の物品を、送入口から、空気テーブルのデッキプ
    レート上の循環ゾーン内に運ぶ段階と、 上流の位置と下流の位置との間のデッキプレートの第1
    の横部分の上方に、低空気圧ゾーンを作る段階と、 デッキプレートの第2の横部分上方に高空気圧ゾーンを
    作って、循環ゾーンの物品を、第2の横部分から、第1
    の横部分の単列内に移動させる段階と、及び 単列の物品を下流の位置に移動させるために、速度空気
    圧力を用いる段階であって、速度空気圧力は、物品が前
    記デッキプレートの一部分に沿って単列で移動するとき
    に、物品の頂部を下流の位置の方へ傾ける段階を有する
    直立円筒物品を搬送する方法。
  2. 【請求項2】単列の物品を下流の位置へ移動させるため
    に速度空気圧力を用いる段階と、 多数の物品を送入口から循環ゾーン内に引き込み、か
    つ、単列ゾーン内の如何なる整列していない物品をも上
    流に向かって循環ゾーン内に引き込むのに十分なよう
    に、低空気圧力ゾーンの空気圧力を減ずるために、循環
    ゾーンの単列物品間に長手方向の分離させる段階と、 を更に有する請求項1に記載の直立円筒物品を搬送する
    方法。
  3. 【請求項3】空気単列装置の単列ゾーン内の整列してい
    ない直立円筒物品を操作する方法において、整列してい
    ない物品を単列の物品から離して保持する、単列の物品
    に隣接した高圧力領域を発生させる段階と、 整列していない物品を単列から横方向に離して移動させ
    る傾向のある単列の反対側に、高圧力領域の側部の単列
    ゾーン内に低圧力領域を発生させる段階と、 整列していない物品を、単列の物品の方へ移動させる傾
    向があり、単列ゾーン内の単列の物品の方へ、横方向に
    流れる多量の空気に当て、整列していない物品が、単列
    によって作られた背圧と多量の空気とによって、整列し
    ていない物品上に生み出される対向した力によって、単
    列から間隔を隔てた位置で平衡状態に保持される段階
    と、 を有する前記方法。
  4. 【請求項4】単列ゾーンから上流の循環ゾーン内に低圧
    力領域を作り、整列していない物晶が、単列ゾーンの平
    衡状態の位置から上流へ、循環ゾーンの低圧力領域に移
    動するようにする更なる段階を有する請求項3に記載の
    方法。
  5. 【請求項5】上流の位置から、下流の位置の単列の配列
    に、多数の直立円筒物品を搬送し、前記上流の位置と前
    記下流の位置との間に単列ゾーンと物品循環ゾーンとを
    連続して備える単列装置において、 前記上流の位置の送入口から、前記下流の位置に延び、
    上側面両側縁と下側とを有する空気テーブルと、 前記側縁の一方の上方に配置された、少なくとも1つの
    側部レールと、 物品の高さより僅かに大きい間隔で前記テーブルの上方
    にあり、底面と、側縁と、上側とを有する無孔カバー
    と、 前記テーブルの前記上側面と前記下側とを連通し、前記
    上側面両側縁のうちの第1の側縁に隣接し、かつ、平行
    な、開口部の長手方向の底部列であって、前記上流の位
    置から前記下流の位置へ延び、容器を支持し、かつ、容
    器を前記循環ゾーンと前記単列ゾーンとを通って前記下
    流の位置へ、単列で、前記レールに沿って移動させる、
    前記開口部の長手方向の底部列と、 前記テーブルの前記表面と前記下側とを連通し、前記循
    環ゾーンを横切って横方向に延び、前記下流の方向に傾
    斜した第1のセットの斜めの列の開口部であって、前記
    第1のセットは、前記第1の側縁に最も近い前記循環ゾ
    ーンの部分の下では、より大きな密集部の開口部を有
    し、前記第1の側縁から最も遠い前記循環ゾーンの部分
    の上方の空気の移動よりも速い速度の、前記側縁を向い
    たより大量の空気の移動を提供し、前記側部レールの方
    向に徐々に減圧し、前記物品を、前記側部レールの方及
    び単列へ移動させる前記第1のセットと、 前記テーブルの前記表面と前記下側とを連通し、前記単
    列ゾーンを横切って横方向に延び、前記下流の方向に傾
    斜しているが、物品の直径の2つ分よりも大きな距離を
    前記側部レールから隔てられた第2のセットの斜めの列
    の開口部と、 前記カバーの前記底面と前記頂部側とを連通し、前記長
    手方向の底部開口列の上方の長手方向の頂部開口部列で
    あって、物品を接触した単列の関係に保持し、前記下流
    の位置の方へ移動させるのに十分な速度圧力で下流方向
    に空気を供給するように形成された前記長手方向の頂部
    開口部列と、 圧力空気源に連結可能で、前記テーブルの前記下側に取
    付けられた下側プレナムと、 圧力空気源に連結可能で、前記カバーに取付けられた上
    側プレナムと、 前記テーブルの前記上側面両側縁のうちの他方の側縁に
    沿った無孔側壁であって、前記循環ゾーン及び前記単列
    ゾーンの全長に亘って延び、少なくとも前記テーブルと
    前記カバーとの間の距離に等しい高さを有する前記無孔
    側壁と、 前記循環ゾーンと前記単列ゾーンとの間に配置された横
    方向に延びる無孔障壁であって、少なくとも前記テーブ
    ルと前記カバーとの間の距離に等しい高さを有し、前記
    無孔側壁に対する第1の端部と、前記側部レールから、
    物品の直径2つ分よりも長い距離隔てられた第2の端部
    とを有する前記無孔障壁と、を有する前記単列装置。
  6. 【請求項6】前記単列装置からの空気の排出を容易にす
    るために、前記カバーの第1の側縁が、前記空気テーブ
    ルの前記第1の側縁から内方にずれている請求項5に記
    載の装置。
  7. 【請求項7】側部レールの下から空気が逃げるのを可能
    にし、単列の物品を最も下側のレールに当てて保持する
    ために、前記の最も下側の前記側部レールが、前記テー
    ブルの上側デッキ面から間隔を隔てられている請求項5
    に記載の装置。
  8. 【請求項8】物品が前記循環ゾーンと前記単列ゾーンと
    を通過するときに、前記長手方向の頂部開口部列を通る
    空気の圧力速度が、物品の頂部を下流の方向に傾斜させ
    ることを更に含む請求項5に記載の装置。
  9. 【請求項9】前記循環ゾーンに沿った前記無孔側壁の一
    部の、調節可能なベントであって、前記送入口の物品の
    密集部と、物品が単列に配列される際の速度とを変化さ
    せるために、高圧力ゾーンと低圧力ゾーンとの間の圧力
    差を制御する前記ベントとを更に有する請求項5に記載
    の装置。
  10. 【請求項10】前記調節可能なベントが、 前記送入口から前記障壁に延び、前記テーブルのデッキ
    パネルと前記カバーとの間の距離よりも実質的に低い高
    さを有する無孔の下側パネルと、 前記下側パネルと実質的に等しい長さを有し、前記上側
    パネルと下側パネルとが重なるように、前記下側パネル
    の頂部と前記カバーとの間の距離よりも僅かに大きな高
    さを有する無孔の上側パネルと、 前記カバーと前記上側パネルとの間隔を変化させるため
    の、前記上側パネルを前記下側パネルに開放可能に、か
    つ、調節可能に取付ける手段と、を有する請求項9に記
    載の装置。
  11. 【請求項11】前記取付ける手段が、 前記パネルの一方の、両端部に隣接した水平な一列の開
    口部と、 前記パネルの他方の、両端部に隣接した斜めの一列の開
    口部と、 前記循環ゾーン内の空気圧力を調節するために、前記カ
    バーに対する前記第2のパネルの高さを調節する、前記
    一方のパネルの前記開口部を通り、前記他方のパネルの
    前記開口部の中に延びる手段と、を有する請求項10に記
    載の装置。
  12. 【請求項12】上流の位置から、下流の位置の単列の配
    列まで、多数の直立円筒物品を搬送し、前記上流の位置
    と前記下流の位置との間に単列ゾーンと物品循環ゾーン
    とを連続して備える単列装置において、 前記上流の位置の送入口から前記下流の位置まで延び、
    上面、第1の側縁、第1の側縁と対向する第2の側縁を
    有する空気テーブルを有し、 上流の位置から第1の側縁の近くの下流の位置まで前記
    空気テーブルの表面に沿って縦方向に延びた複数の開口
    をさらに有し、該開口は物品を前記空気テーブルの表面
    に沿った単列に支持し移動させ、 前記上流の位置から下流の位置まで前記空気テーブルの
    表面に沿って縦方向に延びた高圧ゾーンを発生させる手
    段をさらに有し、該高圧ゾーンは縦方向に延びた開口と
    前記第2の側縁の間に位置し、及び 物品循環ゾーンをさらに有し、 前記物品循環ゾーンは、 前記上流の位置から下流の位置まで前記空気テーブルの
    表面に沿って縦方向に延びた第1列の開口を有し、該第
    1列の開口は前記高圧ゾーンと前記第2の側縁の間に位
    置し、付勢された空気速度によって前記高圧ゾーンの方
    向に物品を移動させるために空気を放出するように形成
    され、それによって低圧ゾーンを形成し、 前記上流の位置から下流の位置まで前記空気テーブルの
    表面に沿って縦方向に延びた第2列の開口をさらに有
    し、前記第2列の開口は前記第1列の開口と前記第2の
    側縁の間に位置し、前記第2列の開口は付勢された空気
    速度によって前記高圧ゾーンの方向に物品を移動させる
    ように形成され、それによって第1列の開口の低圧ゾー
    ンに対する高圧ゾーンを形成し、 これによって物品が第2列の開口の高圧ゾーンから第1
    列の開口の低圧ゾーンの方向に移動することを特徴とす
    る単列装置。
  13. 【請求項13】前記高圧ゾーンを形成する手段が、前記
    上流位置から前記下流位置まで前記空気テーブルの表面
    に位置する無孔ゾーンを包含する請求項12に記載の単列
    装置。
  14. 【請求項14】前記第2列の開口の高圧ゾーンと前記第
    1列の開口の前記低圧ゾーンの差圧は、送入口の物品の
    密集状態を変化させるために調節可能である請求項12に
    記載の単列装置。
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