JP2000053223A - 物品の搬送装置及び物品の搬送方法 - Google Patents

物品の搬送装置及び物品の搬送方法

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JP2000053223A
JP2000053223A JP10224945A JP22494598A JP2000053223A JP 2000053223 A JP2000053223 A JP 2000053223A JP 10224945 A JP10224945 A JP 10224945A JP 22494598 A JP22494598 A JP 22494598A JP 2000053223 A JP2000053223 A JP 2000053223A
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清孝 寺島
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Abstract

(57)【要約】 【課題】物品をスムーズに次工程に高速搬送できる物品
の搬送装置及び物品の搬送方法を提供する。 【解決手段】搬送装置1は物品排出装置部2を備えてい
る。物品排出装置部2は、前段に設けられた整列装置部
から列状のボトルBO を受け入れた後、1列に整列させ
た状態で次工程に搬出するための装置である。物品排出
装置部2の整列ガイド部14は、整列装置部から送り出
されたボトルBO を吊下げ支持した状態でガイドする。
物品排出機構6は、押し出し片29及びエア吹付装置4
1を備えている。エア吹付装置41のノズル44から列
の最後尾ボトルBO の下部に向かってエアを吹き付けて
該ボトルBO を後傾させる。その状態で、押し出し片2
9にてボトルBO の上部を押圧して、その列のボトルB
O 群を列単位で通路装置71に排出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、物品の搬送装置及
び物品の搬送方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】飲料水用に使用される物品としてのボト
ルは、最近は、プラスチックボトルが多く使用されてい
る。これらは軽いため、吊下げ支持した状態で搬入搬出
した方が倒ボトルの虞がなく好ましい。
【0003】図9は本出願人が提案しているプラスチッ
クボトルの搬送装置において、プラスチックボトルを吊
下げ支持した状態を示す正面図であり、図10は同状態
を示す側面図である。図9において、該搬送装置のベー
ス枠12上に設けられた整列ガイド部14は、複数の把
持板支持部材15を備えている。
【0004】把持板支持部材15の互いに対向する側面
には、同側面中央部から下部に亘ってガイド板16が取
付固定されているとともに、側面上部には把持板17が
固定されている。互いに対向する把持板17間は、所定
間隔開けられており、互いに対向する両把持板17にて
ボトルBO のフランジFの下面が係止(把持)されてい
る。ガイド板16のボトルBO と対向する側面には、上
下に複数個の突条18が設けられている。同突条18の
上下間隔は、搬送されるボトルBO の高さが異なる場合
でも対応できるように設定されている。
【0005】一対の把持板17にて列単位で吊下げ支持
された複数のボトルBO は、図10に示すように、押し
出し片29が矢印方向に作動することにより、列の最後
尾に位置するボトルBO の上部が押圧されて、その列の
ボトルBO は列単位で次工程に搬送される。
【0006】従来、一旦、列状にためられたボトルBO
群を一斉に搬出する場合、次のような問題があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】例えば、なで肩ボトル
を高速搬送する場合には、次のような問題がある。尚、
なで肩ボトルとは、該ボトルの長手方向(上下方向)の
中央付近から下側に亘っては同径(ストレート部)とさ
れているとともに、中央付近から上側に亘っては徐々に
縮径形成(なで肩部)されているボトルをいう。
【0008】このようなボトルBO を搬送する過程にお
いて、押し出し片29による排出工程では、該押し出し
片29にて列の最後尾のボトルBO の上部を押すと、図
11に示すように、該最後尾のボトルBO が前傾してフ
ランジF下側のなで肩部が、一対の把持板17間に入り
込むことがある。すると、該最後尾ボトルBO のなで肩
部が両把持板17間にくい込んで、その列のボトルBO
群が次工程に搬送できなくなるという問題があった。
【0009】又、上記のような最後尾ボトルBO が前傾
する問題を解決するために、押し出し片29にて最後尾
ボトルBO のストレート部を押すことが考えられる。こ
の場合、図12に示すように、前側のボトルBO が後傾
してなで肩部Kが、両把持板17間にかみ込んで、その
列のボトルBO 群が次工程に搬送できなくなるという問
題があった。
【0010】さらに、背が高いボトルBO を搬送する場
合には、なで肩形状でなくても、次のような問題があ
る。このようなボトルBO を搬送する過程において、押
し出し片29にて最後尾ボトルBO の上部を押すと、図
13に示すように、該最後尾のボトルBO が前傾するこ
とがある。この場合、フランジFの先端部と把持板1
7、ボトルBO の胴部と把持板17がそれぞれ強く接触
(図13におけるA部、B部)してしまう。すると、そ
の列のボトルBO 群が次工程に搬送できなくなるという
問題があった。
【0011】本発明の目的は、物品をスムーズに次工程
に高速搬送できる物品の搬送装置及び物品の搬送方法を
提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに請求項1の発明では、側部に被把持部を有する物品
を、その被把持部にて吊下げ支持し、前記物品を吊下げ
支持した状態で搬出方向にガイドするガイド手段を備え
たガイド装置と、前記ガイド手段にて吊下げ支持された
物品を搬出する搬出手段とを備えた物品の搬送装置にお
いて、前記搬出手段は、前記ガイド手段にて吊下げ支持
された物品を押圧する第2プッシャー手段と、前記第2
プッシャー手段の押圧位置よりも上方位置にて該物品を
押圧し、該物品を前記ガイド手段から外部へ送出する第
1プッシャー手段とを備え、前記第1プッシャー手段と
前記第2プッシャー手段とが協働して、物品を直立状態
又は後傾した状態で送出することを特徴とする物品の搬
送装置をその要旨としている。
【0013】請求項2の発明は、請求項1に記載の物品
の搬送装置において、前記第2プッシャー手段は、前記
第1プッシャー手段が物品を押圧する前に該物品を押圧
して後傾させるものであることをその要旨としている。
【0014】請求項3の発明は、請求項1又は請求項2
に記載の物品の搬送装置において、前記ガイド手段は、
列状に並んだ物品を吊下げ支持するものであることをそ
の要旨としている。
【0015】請求項4の発明は、請求項3に記載の物品
の搬送装置において、前記第2プッシャー手段は、前記
ガイド手段にて列単位で吊下げ支持された複数の物品の
最後尾に位置する物品を後傾させるものであることをそ
の要旨としている。
【0016】請求項5の発明は、請求項1乃至4のうち
いずれかに記載の物品の搬送装置において、前記第1プ
ッシャー手段は、前記後傾された物品の上部を押圧する
ものであることをその要旨としている。
【0017】請求項6の発明は、請求項1乃至5のうち
いずれかに記載の物品の搬送装置において、前記第2プ
ッシャー手段は、流体を物品に吹き付けることにより、
該物品を押圧するものであることをその要旨としてい
る。
【0018】請求項7の発明は、請求項6に記載の物品
の搬送装置において、前記第2プッシャー手段は、エア
を物品に吹き付けることにより、該物品を押圧するエア
吹付装置であることをその要旨としている。
【0019】請求項8の発明は、請求項1に記載の物品
の搬送装置において、前記第1プッシャー手段は、前記
第2プッシャー手段による物品の押圧タイミングと同じ
タイミングで物品を押圧するものであることをその要旨
としている。
【0020】請求項9の発明は、側部に被把持部を有す
る物品の被把持部をガイド手段にて吊下げ支持した状態
で、ガイド手段がガイドする搬出方向に該物品を搬送す
る物品の搬送方法において、前記物品に対し、第2プッ
シャー手段にて搬出方向に押圧した後、第1プッシャー
手段にて、前記第2プッシャー手段の押圧位置よりも上
方位置を搬出方向に押圧駆動することにより、該物品を
搬送する物品の搬送方法をその要旨としている。
【0021】請求項10の発明は、請求項9に記載の物
品の搬送方法において、前記第2プッシャー手段は、流
体を物品に吹き付けることにより、該物品を押圧するも
のであることをその要旨としている。
【0022】請求項11の発明は、請求項9又は請求項
10に記載の物品の搬送方法において、前記第2プッシ
ャー手段は、押圧時に物品を後傾させるものであること
をその要旨としている。
【0023】(作用)請求項1の発明では、ガイド手段
にて吊下げ支持された物品は、搬出手段の第2プッシャ
ー手段によって押圧される。該物品は、搬出手段の第1
プッシャー手段によって、第2プッシャー手段の押圧位
置よりも上方位置が押圧され、ガイド手段から外部へ送
出される。即ち、物品は第1プッシャー手段と第2プッ
シャー手段とが協働することにより直立状態又は後傾し
た状態でガイド手段から外部へ送出されるため、該物品
はスムーズに次工程(ガイド手段の外部)に高速搬送さ
れる。
【0024】特に、物品が後傾した状態(物品とガイド
手段との接触面積は、後傾していない場合よりも小さく
なる)でガイド手段から外部へ送出されるときには、送
出時における物品とガイド手段との摩擦抵抗は小さくな
り、該物品はスムーズに次工程(ガイド手段の外部)に
高速搬送される。
【0025】請求項2の発明では、物品は、第1プッシ
ャー手段にて押圧される前に、第2プッシャー手段にて
押圧され後傾される。請求項3の発明では、ガイド手段
にて列単位で吊下げ支持された物品は、列単位で第1プ
ッシャー手段によって該ガイド手段から外部へ送出され
る。
【0026】請求項4の発明では、ガイド手段にて列単
位で吊下げ支持された複数の物品の最後尾に位置する物
品は、第2プッシャー手段によって後傾される。該後傾
された物品が第1プッシャー手段によって押圧される
と、その列の物品は列単位でガイド手段から外部へ送出
される。
【0027】請求項5の発明では、第2プッシャー手段
によって後傾された物品は、その上部が第1プッシャー
手段によって押圧されることにより、ガイド手段から外
部へ送出される。
【0028】請求項6の発明では、物品に対して第2プ
ッシャー手段にて流体が吹き付けられることにより、該
物品は押圧される。請求項7の発明では、物品に対して
エア吹付装置にてエアが吹き付けられることにより、該
物品は押圧される。
【0029】請求項8の発明では、ガイド手段にて吊下
げ支持された物品は、第2プッシャー手段による物品の
押圧タイミングと同じタイミングで第1プッシャー手段
によって押圧される。
【0030】請求項9の発明では、ガイド手段にて吊下
げ支持された物品は、まず、第2プッシャー手段によっ
て搬出方向に押圧されて後傾される。そして、該後傾さ
れた物品は、第1プッシャー手段によって、第2プッシ
ャー手段の押圧位置よりも上方位置が搬出方向に押圧駆
動されて搬送される。物品が後傾した状態(物品とガイ
ド手段との接触面積は、後傾していない場合よりも小さ
くなる)で、該物品は第1プッシャー手段によって押圧
駆動されて搬送されるため、搬送時における物品とガイ
ド手段との摩擦抵抗は小さくなる。
【0031】請求項10の発明では、物品に対して第2
プッシャー手段にて流体が吹き付けられることにより、
該物品は押圧される。請求項11の発明では、物品は第
2プッシャー手段によって後傾される。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明をウーロン茶用プラ
スチックボトル(500ミリリットルサイズ)を列にし
て搬送する搬送装置に具体化した一実施形態を図面に従
って説明する。搬送装置1は物品排出装置部2を備えて
いる。物品排出装置部2は、前段に設けられた図示しな
い整列装置部から列状の物品としてのプラスチックボト
ル(以下、単にボトルという)BO を受け入れた後、1
列に整列させた状態で次工程に搬出するための装置であ
る。尚、本実施形態では、列方向とはX方向をいい、従
って、列とはX方向に沿ったボトルBO の群をいう。
【0033】図1は物品排出装置部2の平面図、図2は
物品排出装置部2の側面図、図3は物品排出装置部2の
背面図である。図1〜図3に示すように、機枠3の上部
には物品排出装置部2が設けられている。物品排出装置
部2は、整列ガイド装置4、整列ガイド移動機構5、物
品排出機構6を備えている。
【0034】(整列ガイド装置)まず、整列ガイド装置
4について説明する。整列ガイド装置4は、本発明のガ
イド装置を構成する。
【0035】図1〜図3に示すように、機枠3の上部に
は、一対のレール11がY方向に延設され、同レール1
1上に整列ガイド装置4のベース枠12がスライダ13
を介して往復移動自在に配置されている。ベース枠12
上には、X方向に延出された整列ガイド部14が複数列
設けられている。整列ガイド部14は、図3に示すよう
に、ベース枠12上にY方向の所定間隔毎に立設された
複数の把持板支持部材15を備えている。
【0036】整列ガイド部14はガイド手段を構成して
いる。図4に示すように同把持板支持部材15の互いに
対向する側面には、同側面中央部から下部に亘ってガイ
ド板16が取付固定されているとともに、側面上部には
把持板17が固定されている。互いに対向する把持板1
7間は、所定間隔開けられており、互いに対向する両把
持板17にてボトルBO の上部に設けられた、首部から
突設された被把持部としてのフランジFの下面を係止
(把持)可能とされている。又、同把持板17の上面
は、係止されたボトルBO のフランジFをX方向へ滑走
可能な平面とされている。
【0037】前記ガイド板16は、物品排出装置部2の
X方向側に位置する後記通路装置71迄延出されてい
る。又、前記把持板17も同様に通路装置71迄延出さ
れている。前記ガイド板16のボトルBO と対向する側
面には、上下に複数個の突条18が設けられている。同
突条18の上下間隔は、搬送されるボトルBO の高さが
異なる場合でも対応できるように設定されている。同突
条18はX方向に延出され、ボトルBO の側部に当接し
て、同ボトルBO のY、反Y方向の揺れを防止するとと
もに、X方向へガイド可能とされている。
【0038】(物品排出機構)次に物品排出機構6につ
いて説明する。物品排出機構6は搬出手段を構成する。
【0039】図1〜図3に示すように機枠3の上部中央
には、X方向に配置された枠21が立設されている。同
枠21の下方には、前記レール11上の整列ガイド装置
4が移動可能な空間が形成されている。枠21の上部両
端間において、反Y方向側には、梁材22が連結固定さ
れている。又、枠21上部のX方向側端部には、出力軸
が減速ギヤボックス23の入力軸に連結された駆動モー
タ24が配置されている。
【0040】前記梁材22には、X方向側及び反X方向
側の両端部が開口した略ボックス状の箱体25が吊下げ
支持されている。箱体25において、X方向側及び反X
方向側端部内にはプーリ26、27が回動自在に支持さ
れている。反X方向側端部のプーリ27は、整列ガイド
部14の把持板17の反X方向側端部を直下に位置する
ように配置されている。又、X方向側端部のプーリ26
は、整列ガイド部14の把持板17のX方向側端部より
もさらにX方向側寄りに位置するように配置されてい
る。
【0041】両プーリ26、27間には、無端状の作動
タイミングベルト28が巻回されている。作動タイミン
グベルト28には、一対の押し出し片29が連結されて
いる。同押し出し片29は、作動タイミングベルト28
に対して外方へ直角に突出するように配置されている。
前記両押し出し片29は、作動タイミングベルト28の
全周長の1/2の間隔をおいて離間されている。前記押
し出し片29の先端は、前記整列ガイド部14の両把持
板17間のスペース(ボトルBO の首部が通過するスペ
ース)を通過可能な幅を有し、図2に示す移動軌跡Kを
描く。即ち、第1プッシャー手段としての押し出し片2
9の作動時に、整列ガイド部14の把持板17にて把持
される反X方向側端部に位置するボトルBO のフランジ
Fを押圧することにより、同ボトルBO をX方向側へ排
出可能とされている。
【0042】前記減速ギヤボックス23の出力軸には駆
動プーリ30が固定されている。同駆動プーリ30と、
プーリ26の回転軸26aに固定された被動プーリ31
との間には、無端状の駆動タイミングベルト32が巻装
されている。
【0043】尚、前記両押し出し片29は、非作動時、
すなわち待機時には、図2に示すように、整列ガイド部
14内に位置するボトルBO 群に干渉しない位置である
待機位置に位置している。
【0044】従って、駆動モータ24が図2に示す矢印
方向に回転すると、駆動プーリ30、駆動タイミングベ
ルト32、被動プーリ31、回転軸26a、プーリ2
6、27を介して作動タイミングベルト28が回転さ
れ、作動タイミングベルト28の下行部に位置した押し
出し片29がX方向側へ駆動されるようになっている。
【0045】又、物品排出機構6はエア吹付装置41を
備えている。エア吹付装置41は、機枠3の上部におい
て、最もY方向側の整列ガイド部14と相対向する位置
に配置されている。第2プッシャー手段としてのエア吹
付装置41は、図5に示すように、空気圧を発生するコ
ンプレッサ42、該コンプレッサ42にて発生したエア
の風量を制御する電磁弁43、該電磁弁43にて制御さ
れたエアをボトルBOに吹き付けるノズル44を備えて
いる。
【0046】前記エア吹付装置41は、昇降機構46を
介して上下移動可能に支持されている。そして、ノズル
44は、前記整列装置部から整列ガイド部14へボトル
BOが送り出されるときには、予め該ボトルBO と干渉
しない位置に下降移動されるとともに、ボトルBO が整
列ガイド部14に搬出された後には、該ボトルBO の下
部にエアを吹き付け可能な位置に上昇移動される。
【0047】(整列ガイド移動機構)次に整列ガイド移
動機構5について説明する。図2に示すように、前記一
対のレール11の下方において、機枠3には、サーボモ
ータからなる駆動モータ51が固定されている。同駆動
モータ51の出力軸は減速ギヤボックス52の入力軸に
連結され、減速ギヤボックス52の出力軸には、駆動プ
ーリ53が固定されている。機枠3には、前記一対のレ
ール11間において、前記駆動モータ51の上方及びY
方向側に位置するように、一対のプーリ54、55が回
動自在に支持されている。
【0048】そして、両プーリ54、55間には、無端
状のタイミングベルト56が巻装されている。前記タイ
ミングベルト56の上行部には、連結部材57を介して
前記ベース枠12が連結されている。又、前記プーリ5
4の回転軸54aの一端には、従動プーリ58が固定さ
れている。前記駆動プーリ53と従動プーリ58との間
には、駆動タイミングベルト59が巻装されている。
【0049】又、図1に示すように、最もY方向側の整
列ガイド部14を除いた残りの整列ガイド部14のX方
向側の開口に相対して、ストッパ板60が機枠3に設け
られている。同ストッパ板60により、前記整列装置部
から整列ガイド部14に移動してきたボトルBO を停止
可能としている。尚、最もY方向側の整列ガイド部14
に移動してきたボトルBO は、前記物品排出機構6にお
ける、待機位置に位置する一方の押し出し片29に当接
することにより、停止する。
【0050】図示しない制御部は、前記駆動モータ51
を往復回転制御及び停止制御して、上記ベース枠12上
の整列ガイド部14を所定の位置に移動停止する。又、
制御部は、ボトルBO を前記整列装置部から各整列ガイ
ド部14に受け入れた後、最初の整列ガイド部(最もY
方向側の整列ガイド部)14が物品排出機構6に相対し
た状態から、駆動モータ51の駆動及び停止を順次所定
回数繰り返して、最終的に最も反Y方向側の整列ガイド
部14が物品排出機構6に相対する状態にベース枠12
を位置させる。尚、図1においては、最もY方向側の整
列ガイド部14が物品排出機構6に相対した状態を示し
ている。
【0051】(通路装置)次に通路装置71を説明す
る。通路装置71は、図1及び図2に示すように、機枠
3において、前記搬送装置1の物品排出機構6のX方向
側の延長線上に設けられている。
【0052】通路装置71は、ボトルBO が通過可能な
通路空間の両側に配置された一対のエアダクト72を備
えている。同エアダクト72には、図示しないブロアか
ら空気が供給されている。エアダクト72の上部には、
前記整列ガイド部14の把持板17と同一高さを有する
一対の係止板73がX方向に延設されている。一対の係
止板73は、前記把持板17と同様に互いに対向して離
間配置されており、両係止板73間をボトルBO の首部
が通過可能とされるとともに、該係止板73の上面にて
ボトルBO のフランジFの下面を係止(把持)可能とさ
れている。又、同係止板73の上面は、係止されたボト
ルBO のフランジFをX方向へ滑走可能な平面とされて
いる。
【0053】前記エアダクト72の内側面には、X方向
に亘って所定間隔毎に長四角板状の整風板74が内方に
斜状に切起し形成されており、同整風板74により、エ
アがエアダクト72内からX方向に向かって吹出すよう
にされている。そして、エアの風量は、係止板73に係
止されたボトルBO をX方向に移動できる大きさに設定
されている。
【0054】エアダクト72の内側面には、X方向に延
びたガイド部材75が上下に複数個配置されており、該
ガイド部材75にて通路装置71を通過するボトルBO
の側部をガイドするようになっている。尚、ガイド部材
75を上下に複数個配置したのは、ボトルBO の高さが
異なった場合でも、該ボトルBO をガイド可能にするた
めである。
【0055】又、同通路装置71はX方向に延出され、
図示しない他の通路装置と連結されている。尚、以上説
明した各装置、機構等の作動は制御部45(図5参照)
にて制御される。
【0056】次に、上記のように構成した搬送装置1の
作用について説明する。整列装置部から受け入れた列状
のボトルBO 群は、整列ガイド部14の一対の把持板1
7にて吊下げ支持される。整列装置部から整列ガイド部
14へボトルBO 群が送り出されるときには、エア吹付
装置41は昇降機構46を介して、予め該ボトルBO 群
と干渉しない位置に下降移動される。
【0057】ボトルBO 群が各整列ガイド部14に受け
入れられると、エア吹付装置41は前記昇降機構46を
介して上昇移動され、該エア吹付装置41のノズル44
は、図6に示すように、該ボトルBO の下部にエアを吹
き付け可能な位置に位置設定される。そして、ノズル4
4から列の最後尾ボトルBO の下部に向かって流体とし
てのエアが吹き付けられる。すると、図7に示すよう
に、エアの噴出圧力によって該ボトルBO は押圧されて
後傾する。即ち、ボトルBO のフランジFは、把持板1
7に対して、図7に示すS部にて支持される。
【0058】そして、該ボトルBO が後傾した状態で、
図示しない制御部は、駆動モータ24を制御して、該駆
動モータ24を図2に示す矢印方向に回転させる。この
結果、駆動プーリ30、駆動タイミングベルト32、被
動プーリ31、回転軸26a、プーリ26、27を介し
て作動タイミングベルト28が回転され、作動タイミン
グベルト28の上行部から下行部に移動した押し出し片
29がX方向へ駆動され、先ほどまで他の押し出し片2
9が待機していた位置まで移動する。
【0059】即ち、列の最後尾ボトルBO が後傾した状
態で、押し出し片29にて該ボトルBO の上部が押圧さ
れることにより、その列のボトルBO 群は押し出され
て、通路装置71へ排出される。本実施形態では、図8
(a)に示すように、押し出し片29によってボトルB
O の上部が押圧されるときのボトルBO の移動速度と、
ボトルBO の下部が押圧されるときのボトルBO の移動
速度とが同じとなるように、ノズル44からのエアの噴
出圧力が設定されているとともに、ノズル44からのエ
アによるボトルBO の移動開始タイミングは、押し出し
片29によるボトルBO の移動開始タイミングよりも
0.1秒〜0.2秒前に設定されている。そして、押し
出し片29がボトルBO の上部を押圧する前(0.1秒
〜0.2秒前)に、ノズル44からのエアの噴出圧力に
よって該ボトルBO を後傾させるようになっている。
【0060】通路装置71へ移動したボトルBO 群は、
係止板73にてフランジFが係止されて吊下げられた状
態で、整風板74にてX方向へ向かうエアにより下流の
通路装置へと移送される。
【0061】以下、1つの整列ガイド部14のボトルB
O 群の排出が終了した後、前記制御部は、順次隣接する
整列ガイド部14が物品排出機構6に相対するように駆
動モータ51を駆動及び停止する毎に、以後、駆動モー
タ24を駆動して、各整列ガイド部14のボトルBO 群
を順次通路装置71へと排出する。
【0062】従って、本実施形態によれば、以下のよう
な効果を得ることができる。 (1)本実施形態では、エア吹付装置41のノズル44
から、整列ガイド部14にて列単位で吊下げ支持された
ボトルBO の最後尾に位置するボトルBO の下部に向か
って、エアを吹き付けて、該最後尾ボトルBO を後傾さ
せた。そして、その状態で、該最後尾ボトルBO の上部
を押し出し片29にて押圧して、その列のボトルBO を
列単位で整列ガイド部14から通路装置71へ送出し
た。即ち、ボトルBO を押し出し片29とエア吹付装置
41との協働によって整列ガイド部14から通路装置7
1へ送出したため、ボトルBO が両把持板17間にくい
込むことがなくなって、ボトルBO を列単位でスムーズ
に次工程(通路装置71)に高速搬送できる。
【0063】特に、列の最後尾ボトルBO を後傾させた
状態(フランジFと把持板17との接触面積は、後傾し
ていない場合よりも小さくなる)で、押し出し片29に
て該最後尾ボトルBO の上部を押圧したため、押圧時
(送出時)におけるフランジFと把持板17との摩擦抵
抗は小さくなる。その結果、ボトルBO が両把持板17
間にくい込むことがなくなって、ボトルBO を列単位で
スムーズに次工程(通路装置71)に高速搬送できる。
【0064】(2)本実施形態では、ボトルBO を整列
ガイド部14にて吊下げ支持した状態で通路装置71へ
搬出したため、該ボトルBO を倒さずに搬出できる。 (3)本実施形態では、列の最後尾ボトルBO の下部に
対してエア吹付装置41にてエアを吹き付けて、該ボト
ルBO を押圧して後傾させたため、ボトルBOを押圧し
て後傾させるときに該ボトルBO が傷つくことはない。
【0065】(4)本実施形態では、ウーロン茶用ボト
ルBO (500ミリリットルサイズ)において、(1)
〜(3)に記載の効果が得られる。 なお、本発明の実施形態は以下のように変更してもよ
い。
【0066】・前記実施形態では、物品としてのボトル
BO を搬送する搬送装置1に具体化したが、物品はプラ
スチックボトルに限定するものではなく、ガラス瓶、缶
等の他の物品の搬送装置に具体化してもよい。このよう
にした場合には、前記実施形態における(1)〜(3)
に記載の効果が得られる。
【0067】・また、前記実施形態では、ボトルBO の
首部に設けたフランジFを把持するようにしたが、被把
持部とは、単に物品の上部に限定するものではなく、物
品の重心から上方の部分を意味する。従って、重心位置
が物品の底の方にある場合には、底よりも若干上方であ
る物品の下部に被把持部があってもよい。このようにし
た場合には、前記実施形態における(1)〜(4)に記
載の効果が得られる。
【0068】・さらに、前記実施形態では、ウーロン茶
用ボトルBO (500ミリリットルサイズ)を搬送する
搬送装置1としたが、ウーロン茶用ボトルBO (500
ミリリットルサイズ)の代わりに図11及び図12に示
すなで肩ボトルBO を搬送してもよい。このようにした
場合には、前記実施形態における(1)〜(3)に記載
の効果が得られる。
【0069】又、図13に示す背が高いボトルBO
(1.5リットルサイズや2リットルサイズ)を搬送し
てもよい。このようにした場合には、前記実施形態にお
ける(1)〜(3)に記載の効果が得られる。
【0070】・さらに又、前記実施形態では、図8
(a)に示すように、押し出し片29によってボトルB
O の上部が押圧されるときのボトルBO の移動速度と、
ボトルBO の下部が押圧されるときのボトルBO の移動
速度とが同じとなるように、ノズル44からのエアの噴
出圧力を設定したとともに、ノズル44からのエアによ
るボトルBO の移動開始タイミングを、押し出し片29
によるボトルBO の移動開始タイミングよりも0.1秒
〜0.2秒前に設定した。そして、押し出し片29がボ
トルBO の上部を押圧する前(0.1秒〜0.2秒前)
に、ノズル44からのエアの噴出圧力によって該ボトル
BO を後傾させた。これを次のように変更してもよい。
【0071】ノズル44からのエアの噴出圧力によって
ボトルBO の下部が押圧されるときのボトルBO の移動
速度を、押し出し片29によってボトルBO の上部が押
圧されるときのボトルBO の移動速度よりも小さくする
とともに、ノズル44からのエアによるボトルBO の移
動開始タイミングを、押し出し片29によるボトルBO
の移動開始タイミングよりも0.1秒〜0.2秒前に設
定してもよい。ただし、この場合、ノズル44からのエ
アの噴出圧力は、該ボトルBO を後傾させるために必要
な大きさに設定する。
【0072】又、図8(b)に示すように、押し出し片
29によってボトルBO の上部が押圧されるときのボト
ルBO の移動速度を、ノズル44からのエアの噴出圧力
によってボトルBO の下部が押圧されるときのボトルB
O の移動速度よりも小さくするとともに、ノズル44か
らのエアによるボトルBO の移動開始タイミングと、押
し出し片29によるボトルBO の移動開始タイミングと
を同時に設定してもよい。即ち、押し出し片29による
ボトルBO の移動の開始と、ノズル44からのエアの噴
出圧力によるボトルBO の移動の開始とが同時に行われ
ても、ボトルBO の下部が押圧されるときのボトルBO
の移動速度の方を大きくして、ノズル44からのエアの
噴出圧力によって該ボトルBO を後傾させてもよい。
尚、この場合、エアの噴出圧力は、X方向に行けば行く
ほどその圧力は漸減するため、最終的には押し出し片2
9によってボトルBO を押し出すものとする。
【0073】さらに、図8(c)に示すように、押し出
し片29によってボトルBO の上部が押圧されるときの
ボトルBO の移動速度を、ノズル44からのエアの噴出
圧力によってボトルBO の下部が押圧されるときのボト
ルBO の移動速度よりも小さくするとともに、ノズル4
4からのエアによるボトルBO の移動開始タイミング
を、押し出し片29によるボトルBO の移動開始タイミ
ングよりも後に設定してもよい。即ち、押し出し片29
によるボトルBO の移動の開始が、ノズル44からのエ
アの噴出圧力によるボトルBO の移動の開始よりも先に
行われても、ボトルBO が両把持板17間にくい込む前
に、ボトルBO の下部をエアの大きな噴出圧力によって
押圧して、該ボトルBO を後傾させてもよい。この場合
においても、上記図8(b)と同様に、エアの噴出圧力
は、X方向に行けば行くほどその圧力は漸減するため、
最終的には押し出し片29によってボトルBO を押し出
すものとする。
【0074】このようにした場合には、前記実施形態に
おける(1)〜(4)に記載の効果が得られる。 ・また、前記実施形態では、流体としてのエアをボトル
BO の下部に吹き付ける搬送装置1に具体化したが、流
体としての水等の液体をボトルBO の下部に吹き付ける
搬送装置に具体化してもよい。このようにした場合に
は、前記実施形態における(1)〜(4)に記載の効果
が得られる。
【0075】又、第2プッシャー手段としてのエア吹付
装置41にてボトルBO を押圧するようにしたが、エア
吹付装置41の代わりに押し出し片29と同様のメカプ
ッシャーを設けて、該メカプッシャーにてボトルBO を
押圧するような構成にしてもよい。このようにした場合
には、前記実施形態における(1)、(2)、(4)に
記載の効果が得られる。
【0076】さらに、第1プッシャー手段としての押し
出し片29にてボトルBO を押圧するようにしたが、押
し出し片29の代わりにエア吹付装置41と同様のエア
吹付装置を設けて、該エア吹付装置にてボトルBO を押
圧するような構成にしてもよい。この場合、第1プッシ
ャー手段としてのエア吹付装置からのエアによってボト
ルBO の上部が押圧されるときのボトルBO の移動速度
と、ノズル44からのエアによってボトルBO の下部が
押圧されるときのボトルBO の移動速度とが同じとなる
ように、エア吹付装置からのエアの噴出圧力を設定す
る。又、エア吹付装置からのエアによるボトルBO 上部
の移動開始タイミング(押圧タイミング)を、ノズル4
4からのエアによるボトルBO 下部の移動開始タイミン
グ(押圧タイミング)と同じに設定する。
【0077】そして、整列ガイド部14にて列単位で吊
下げ支持されたボトルBO をエア吹付装置41とエア吹
付装置との協働によって押圧し、該ボトルBO を直立状
態で整列ガイド部14から通路装置71へ送出する。こ
のようにした場合には、ボトルBO が両把持板17間に
くい込むことがなくなって、該ボトルBO を列単位でス
ムーズに次工程(通路装置71)に高速搬送できる。
【0078】次に、前記実施形態及び別例から把握でき
る請求項に記載した発明以外の技術的思想について、そ
れらの効果と共に以下に記載する。 (1)請求項1乃至8のうちいずれかに記載の物品の搬
送装置において、前記物品はプラスチックボトルである
ことを特徴とする。従って、この(1)に記載の発明に
よれば、プラスチックボトルにおいて、請求項1乃至8
のうちいずれかに記載の発明の効果を奏する。
【0079】(2)請求項9乃至11のうちいずれかに
記載の物品の搬送方法において、前記物品はプラスチッ
クボトルであることを特徴とする。従って、この(2)
に記載の発明によれば、プラスチックボトルにおいて、
請求項9乃至11のうちいずれかに記載の発明の効果が
得られる。
【0080】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1に記載の発
明によれば、物品を第1プッシャー手段と第2プッシャ
ー手段との協働によって直立状態又は後傾した状態でガ
イド手段から外部へ送出したため、物品がガイド手段に
くい込むことがなくなって、該物品をスムーズに次工程
(ガイド手段の外部)に高速搬送できる。
【0081】特に、物品が後傾した状態(物品とガイド
手段との接触面積は、後傾していない場合よりも小さく
なる)でガイド手段から外部へ送出されるときには、送
出時における物品とガイド手段との摩擦抵抗は小さくな
り、物品がガイド手段にくい込むことがなくなって、該
物品をスムーズに次工程(ガイド手段の外部)に高速搬
送できる。
【0082】請求項2に記載の発明によれば、物品を、
第1プッシャー手段にて押圧する前に、第2プッシャー
手段にて押圧して後傾させたため、請求項1に記載の発
明の効果を奏する。
【0083】請求項3に記載の発明によれば、ガイド手
段にて列単位で吊下げ支持された物品を列単位で高速搬
送できる。請求項4に記載の発明によれば、ガイド手段
にて列単位で吊下げ支持された複数の物品の最後尾に位
置する物品を第2プッシャー手段にて後傾させた状態
で、該最後尾の物品を第1プッシャー手段にて押圧する
ことにより、その列の物品を列単位でスムーズに次工程
(ガイド手段の外部)に高速搬送できる。
【0084】請求項5に記載の発明によれば、第2プッ
シャー手段にて後傾された物品の上部を第1プッシャー
手段にて押圧することにより、該物品をスムーズに次工
程(ガイド手段の外部)に高速搬送できる。
【0085】請求項6に記載の発明によれば、物品に対
して第2プッシャー手段にて流体を吹き付けて該物品を
押圧することにより、請求項1乃至5のうちいずれかに
記載の発明の効果を奏する。請求項7に記載の発明によ
れば、物品に対してエア吹付装置にてエアを吹き付けて
該物品を押圧するため、物品を押圧するときに該物品が
傷つくことはない。
【0086】請求項8に記載の発明によれば、ガイド手
段にて吊下げ支持された物品を、第2プッシャー手段に
よる物品の押圧タイミングと同じタイミングで第1プッ
シャー手段によって押圧し、直立状態でガイド手段から
外部へ送出したため、物品がガイド手段にくい込むこと
がなくなって、該物品をスムーズに次工程(ガイド手段
の外部)に高速搬送できる。
【0087】請求項9に記載の発明によれば、まず、物
品を第2プッシャー手段にて後傾させた後、該後傾され
た物品を第1プッシャー手段にて押圧駆動して搬送した
ため、搬送時における物品とガイド手段との摩擦抵抗は
小さくなり、該物品をスムーズに次工程(ガイド手段の
外部)に高速搬送できる。
【0088】請求項10に記載の発明によれば、物品に
対して第2プッシャー手段にて流体を吹き付けて該物品
を押圧することにより、請求項9に記載の発明の効果を
奏する。
【0089】請求項11に記載の発明によれば、物品を
第2プッシャー手段によって後傾させることにより、請
求項9又は請求項10に記載の発明の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態の物品排出装置部の平面図。
【図2】 同じく物品排出装置部の側面図。
【図3】 同じく物品排出装置部の背面図。
【図4】 同じく整列ガイド部の要部正面図。
【図5】 エア吹付装置及び昇降機構の概略構成を示す
ブロック図。
【図6】 エアをボトルに吹き付けた瞬間の要部側面
図。
【図7】 エアの噴出圧力によってボトルが後傾したと
きの要部側面図。
【図8】 (a)〜(c)は押し出し片によるボトルの
移動速度とノズルからのエアによるボトルの移動速度、
及びノズルからのエアによるボトルの移動開始タイミン
グと押し出し片によるボトルの移動開始タイミングを説
明するための模式図。
【図9】 本出願人が提案している搬送装置の要部正面
図。
【図10】 同じく搬送装置の要部側面図。
【図11】 同じく搬送装置におけるボトルの搬送状態
を示す要部側面図。
【図12】 同じく搬送装置におけるボトルの搬送状態
を示す要部側面図。
【図13】 同じく搬送装置におけるボトルの搬送状態
を示す要部側面図。
【符号の説明】
1…搬送装置、4…ガイド装置としての整列ガイド装
置、6…搬出手段としての物品排出機構、14…ガイド
手段としての整列ガイド部、29…第1プッシャー手段
としての押し出し片、41…第2プッシャー手段として
のエア吹付装置、F…被把持部としてのフランジ、BO
…物品としてのボトル。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 側部に被把持部(F)を有する物品(B
    O )を、その被把持部(F)にて吊下げ支持し、前記物
    品(BO )を吊下げ支持した状態で搬出方向にガイドす
    るガイド手段(14)を備えたガイド装置(4)と、 前記ガイド手段(14)にて吊下げ支持された物品(B
    O )を搬出する搬出手段(6)とを備えた物品の搬送装
    置において、 前記搬出手段(6)は、前記ガイド手段(14)にて吊
    下げ支持された物品(BO )を押圧する第2プッシャー
    手段(41)と、 前記第2プッシャー手段(41)の押圧位置よりも上方
    位置にて該物品(BO)を押圧し、該物品(BO )を前
    記ガイド手段(14)から外部へ送出する第1プッシャ
    ー手段(29)とを備え、 前記第1プッシャー手段(29)と前記第2プッシャー
    手段(41)とが協働して、物品(BO )を直立状態又
    は後傾した状態で送出することを特徴とする物品の搬送
    装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の物品の搬送装置におい
    て、 前記第2プッシャー手段(41)は、前記第1プッシャ
    ー手段(29)が物品(BO )を押圧する前に該物品
    (BO )を押圧して後傾させるものである物品の搬送装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の物品の搬
    送装置において、 前記ガイド手段(14)は、列状に並んだ物品(BO )
    を吊下げ支持するものである物品の搬送装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の物品の搬送装置におい
    て、 前記第2プッシャー手段(41)は、前記ガイド手段
    (14)にて列単位で吊下げ支持された複数の物品(B
    O )の最後尾に位置する物品(BO )を後傾させるもの
    である物品の搬送装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のうちいずれかに記載の
    物品の搬送装置において、 前記第1プッシャー手段(29)は、前記後傾された物
    品(BO )の上部を押圧するものである物品の搬送装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5のうちいずれかに記載の
    物品の搬送装置において、 前記第2プッシャー手段(41)は、流体を物品(BO
    )に吹き付けることにより、該物品(BO )を押圧す
    るものである物品の搬送装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の物品の搬送装置におい
    て、 前記第2プッシャー手段は、エアを物品(BO )に吹き
    付けることにより、該物品(BO )を押圧するエア吹付
    装置(41)である物品の搬送装置。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載の物品の搬送装置におい
    て、 前記第1プッシャー手段(29)は、前記第2プッシャ
    ー手段(41)による物品(BO )の押圧タイミングと
    同じタイミングで物品(BO )を押圧するものである物
    品の搬送装置。
  9. 【請求項9】 側部に被把持部(F)を有する物品(B
    O )の被把持部(F)をガイド手段(14)にて吊下げ
    支持した状態で、ガイド手段(14)がガイドする搬出
    方向に該物品(BO )を搬送する物品の搬送方法におい
    て、 前記物品(BO )に対し、第2プッシャー手段(41)
    にて搬出方向に押圧した後、第1プッシャー手段(2
    9)にて、前記第2プッシャー手段(41)の押圧位置
    よりも上方位置を搬出方向に押圧駆動することにより、
    該物品(BO )を搬送する物品の搬送方法。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の物品の搬送方法にお
    いて、 前記第2プッシャー手段(41)は、流体を物品(BO
    )に吹き付けることにより、該物品(BO )を押圧す
    るものである物品の搬送方法。
  11. 【請求項11】 請求項9又は請求項10に記載の物品
    の搬送方法において、 前記第2プッシャー手段(4
    1)は、押圧時に物品(BO )を後傾させるものである
    物品の搬送方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN108190509A (zh) * 2018-02-05 2018-06-22 东莞市宏浩智能机械科技有限公司 一种可直接旋转对接塑料杯成型机架的机械手搬运装置

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CN108190509A (zh) * 2018-02-05 2018-06-22 东莞市宏浩智能机械科技有限公司 一种可直接旋转对接塑料杯成型机架的机械手搬运装置

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