JP3305396B2 - 脱水装置 - Google Patents

脱水装置

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JP3305396B2
JP3305396B2 JP06703193A JP6703193A JP3305396B2 JP 3305396 B2 JP3305396 B2 JP 3305396B2 JP 06703193 A JP06703193 A JP 06703193A JP 6703193 A JP6703193 A JP 6703193A JP 3305396 B2 JP3305396 B2 JP 3305396B2
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井 隆 夫 石
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相模サーボ株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は泥水等から水分を分離
し、残渣はケーキとして回収する脱水装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば湾岸工事や河川工事等において掘
削排土される土砂は多量の水分を含み、泥水状態で排出
される。このうな泥水は掘削後脱水し、土砂のみを排出
して回収を図るようにして処理される。
【0003】従来、このような水分を多量に含む泥水の
脱水は、バッチ方式あるいは連続脱水方式によっている
が、バッチ方式による処理は一定量ずつ間欠的に行なわ
れる関係上、作業性をはじめ作業能率が低いことから、
近時は連続脱水方式によるものが多く用いられるように
なっている。
【0004】従来の連続脱水装置は、表面に濾布を有す
る上下のベルト間に排泥水を供給し、これら上下のベル
ト間における圧搾作用により水分を搾り、土砂のみを取
出すようになされたものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかる上記従来の連続
脱水装置では、上部のベルトを下部のベルトに押圧させ
ることにより圧搾するので、上部のベルトの下端走行部
に大きな加圧力を負荷させにくく、そのため水分の十分
な分離がなされず、しかも高速脱水が難しい。またベル
ト間で土砂を搬送しながら圧搾するので、ベルトの表面
の濾布が早期に損傷してしまい、濾布の消耗が激しく、
ランニングコストが嵩むなどの種々の問題点を有してい
た。
【0006】本発明はこれに鑑み、ベルト等の搬送手段
を用いることなく、連続的に水分を分離することがで
き、かつ脱水状況の変動に対し即応して濾過状態の均一
化を可能とし、構造上の故障が少なく、現場での作業性
を向上させることができる脱水装置を提供することを目
的としてなされたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記従来の技術が有する
問題点を解決するための手段として、本発明は、泥水か
ら水分を分離する脱水装置において、泥水タンクと、こ
の泥水タンクから泥水を圧送する加圧ポンプと、この加
圧ポンプに下端が接続され上端にケーキ排出部が接続さ
れた断面逆円錐形の濾過筒とを備え、この濾過筒は周面
に多数の小孔を有する外筒と、この外筒の内周面に添設
された濾過材とで構成され、前記ケーキ排出部は内部に
回転駆動自在に縦設されたケーキ排出用スクリューと、
このスクリューにより搬送されるケーキを排出するケー
キ排出口を有してなり、泥水を逆円錐形の濾過筒内を圧
送する間に水分をその外面に濾過排出するようにしたこ
とを特徴とする。
【0008】
【作用】掘削した泥水状の土砂を泥水タンクに充填し、
加圧ポンプを駆動すると、泥水は加圧されて濾過筒の下
部からその内部に圧入される。濾過筒に入った泥水は次
第に上昇する間に水分が濾過材を通って外筒の小孔から
外部に排出され、土砂のみが押上げられる。
【0009】この濾過筒は断面逆円錐形を有するので下
方になるにしたがって圧密され、圧力が高められて急速
に濾過速度が増し、水分の分離が良好になされる。
【0010】土砂が濾過筒の上端にまで達すると、スク
リューにより運ばれ、その間にケーキ状となって排出口
から外部に排出される。
【0011】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例を参照して
説明する。図1は本発明による脱水装置の一実施例を示
す断面図であり、掘削された泥水状の土砂を貯溜する泥
水タンク1の下部に泥水取出管2が接続され、この取出
管2の配管中に加圧ポンプ3が接続されている。この加
圧ポンプ3は吐出量可変型のものとされる。
【0012】上記取出管2の末端は濾過筒4の下端に接
続されている。この濾過筒4は装置本体5(詳細は図示
省略)内に縦設されるもので、断面が逆円錐形状を有
し、その下端がフランジ6,7により前記取出管2に接
続されている。
【0013】この濾過筒4は、図2に図1のA部を拡大
断面として示すように、周面に多数の小孔8,8…が穿
設された逆円錐形断面を有する金属製の外筒9と、この
外筒9の内周面に張装された濾過材10(フィルタ)と
で構成されている。
【0014】濾過筒4の上端はケーキ排出部11にフラ
ンジ12,13により接続されている。このケーキ排出
部11は、前記濾過筒4の上端の外径と略同径の円筒状
のケース14と、このケース14内に縦設され軸受部1
5,15により回転自在に支持されたケーキ排出用スク
リュー16と、このスクリュー16を回転駆動するモー
タ17とを有し、このモータ17により駆動されるスプ
ロケット18と、前記ケース14の上端から突出するス
クリュー16の軸に固定されたスプロケット19とにチ
ェン20が巻回され、モータ17の回転がスクリュー1
4に伝達されるようになっている。このモータ17はイ
ンバータ制御により回転数が可変とされるインバータモ
ータが用いられている。しかしこの回転数制御は変速機
によるものであってもよい。
【0015】前記ケーキ排出部11のケース14の側面
上方部には、ケーキ状となった土砂の排出口21が開口
されている。また前記濾過筒4の下部は排水回収タンク
22内におかれ、排水された水を回収し、排水口23か
ら外部に排出するようになっている。24は圧力計を示
す。
【0016】次に上記実施例の作用説明する。掘削した
水分を多量に含む泥水状の土砂を泥水タンク1内に充填
し、加圧ポンプ3を駆動すると、泥水は加圧されて濾過
筒4の下部からその内部に圧入される。濾過筒4に入っ
た泥水は次第に水位が上昇する間に水分が濾過材10を
透過して外筒9の小孔8,8…から外部に排出され、土
砂のみが押上げられる。
【0017】この濾過筒4は断面逆円錐形をなしている
ので、下方が圧密され、圧力が高められて急速に濾過速
度が増す。土砂が濾過筒4の上端にまで至るとスクリュ
ー16により上方へ運ばれ、その間にケーキ状とされて
排出口21から外部に排出される。
【0018】具体的な使用の一例としては、加圧ポンプ
3による圧入圧力が例えば6kg/cm2 程度になったとき
スクリュー16の回転を開始し、圧力が上昇するにつれ
てスクリュー16の回転数を高め、8kg/cm2 程度で最
大回転数とする。また加圧ポンプ3の回転は、圧力が6
kg/cm2 以下では低速運転とし、6kg/cm2 を超えたと
き処理目標速度で運転する。処理中に圧力が6kg/cm2
以下に降下したときはスクリュー16を止め、また8kg
/cm2 以上になったときは加圧ポンプ3を低速に切換え
る。このスクリュー16の回転制御はインバータにより
行なわれ、加圧ポンプ3の吐出量については吐出量可変
型のポンプの使用により行なうことができる。
【0019】なお泥水タンク1については特別な構造を
有する必要はなく、タンクに代り得るものであれば天然
の槽であってもよい。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、泥
水から水分を分離するための濾過筒を断面逆円錐形の縦
型とし、その下部から泥水を圧入し上部からスクリュー
によりケーキを排出するようにしたので、濾過筒内を上
昇する間に脱水されて上昇する土砂は、上昇するにした
がって濾過筒の断面積が増大することから濾過筒内周面
の濾過材との強い擦れがなく、濾過材の損耗を少なくす
ることができる。また、濾過筒の断面積が上方に向け次
第に拡大していることにより、下方から押し上げられる
泥水が上昇するにつれて濾過材面への廻り込みが良好に
なされ、濾過速度を高めることができる。さらに濾過状
況に応じ加圧ポンプによる排出量(圧力)およびケーキ
排出部のスクリューの回転数を制御することで最適濾過
状態を得ることが容易にでき、高能率に脱水処理を行な
うことができる。加えて縦型構造であるから、従来のベ
ルト方式に較べ現場での設置面積が小さくてすみ、どの
ような場所へも容易に設置して使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による脱水装置の一実施例を示す略示断
面図。
【図2】図1のA部の拡大図。
【符号の説明】
1 泥水タンク 3 加圧ポンプ 4 濾過筒 8 小孔 9 外筒 10 濾過材 11 ケーキ排出部 16 ケーキ排出用スクリュー 17 モータ 21 ケーキ排出口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B01D 29/25 B01D 29/94 C02F 11/12 E02F 7/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】泥水から水分を分離する脱水装置におい
    て、泥水タンクと、この泥水タンクから泥水を圧送する
    加圧ポンプと、この加圧ポンプに下端が接続され上端に
    ケーキ排出部が接続された断面逆円錐形の濾過筒とを備
    え、この濾過筒は周面に多数の小孔を有する外筒と、こ
    の外筒の内周面に添設された濾過材とで構成され、前記
    ケーキ排出部は内部に回転駆動自在に縦設されたケーキ
    排出用スクリューと、このスクリューにより搬送される
    ケーキを排出するケーキ排出口を有してなり、泥水を逆
    円錐形の濾過筒内を圧送する間に水分をその外面に濾過
    排出するようにしたことを特徴とする脱水装置。
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JP5899340B1 (ja) * 2015-01-30 2016-04-06 月島機械株式会社 縦型濾過濃縮機を用いた濃縮方法
JP6072320B2 (ja) * 2016-01-22 2017-02-01 月島機械株式会社 縦型濾過濃縮機、該縦型濾過濃縮機を用いた濃縮設備および濃縮方法
CN113445563A (zh) * 2021-08-31 2021-09-28 江苏晟通固废环保处置有限公司 一种污泥综合化再利用自动化输送设备

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