JP3304461B2 - 照明器具のカバー係止装置 - Google Patents

照明器具のカバー係止装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】本発明はクラッチ部材を用いてカ
バーの着脱を行う照明器具のカバー係止装置に関する。
【従来の技術】カバーをシャーシ側に対してクラッチ方
式により着脱を行う従来のこの種装置においては、カバ
ーを直接係止するための構成部品はシャーシ側に取付
け、係止を解除しカバーを外すためのクラッチレバーは
一方のカバーの側にそれぞれ別個に組み込んだ器具構造
を採用する。また、クラッチ構成部品を一方のシャーシ
側に全て組み込んだものも知られている。
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術において
は、カバーを係止ならびに係止解除のためのクラッチ構
成部品をそれぞれシャーシ、カバー側に別個に組み込む
方式となっているので、器具組立を合理的かつ安価に行
うことが難しい。また、クラッチ構成部品を一方のシャ
ーシの側に全て組み込む方式のものでも、係止を解除す
るクラッチレバーをシャーシ周縁立ち上がり部の穴に挿
入し組み立てなければならない等の、組立合理化上の問
題がなお残る。本発明の目的は、クラッチ構成部品点数
をなるべく少なくするとともに、クラッチ構成部品を予
め前作業的に組立完成品となし、それをシャーシに対
し、一方向からの組付け作業のみで組立てを完了させる
ことにより、組立ての合理化をはかり、より安価なもの
を提供することである。
【課題を解決するための手段】先ず、器具組み立てを簡
便にするためには、クラッチ構成部品のみを予め前作業
的に組み立て完成品となるような形態とし、かつ該完成
品をシャーシに対して一方向からの組み付け作業で完成
する構造とする。本発明においては、以上の趣旨に沿っ
た構造とする。次に、部品コストならびに組み立て作業
時間低減のためには、当然に部品点数を少なくすること
も必要であり、クラッチレバーのしゅう動ガイドおよび
クラッチレバーの飛び出し防止用の押え部品は特定のも
のを用いず、クラッチ構成部品を取付けるシャーシ下面
平坦部にその機能を持たせるようにした。さらに、重量
のあるカバーを安全に係止保持させるためには、シャー
シ下面に取付けたクラッチ構成部品の姿勢保持の安定
性、すなわち外力によりクラッチ構成部品が倒れたりす
ることのないようにクラッチ構成部品取付け部をも補強
することが肝要となるが、この補強手段に関しても特定
部品を用いず、シャーシ自体の補強を主目的として押し
出し加工により形成した突状の溝部の中にクラッチ構成
部品を取付けることで、あわせて倒れ防止を図るように
した。
【作用】シャーシの外縁に沿って施した補強用の溝奥部
に、板状のクラッチレバーが溝と直交するようにクラッ
チ構成部品を取付ける。シャーシの溝の幅はクラッチケ
ースの幅寸法より幾分大き目とすることで、ケースを取
付ける部分の補強が図れる。 また、シャーシの溝両側
平坦部は同一高さとすることにより、溝に直交配置する
板状クラッチレバーの前後方向のしゅう動ガイドの機
能、ならびに板状クラッチレバー飛び出し防止の機能の
三者を備えることができる。
【実施例】図1以下に示す本発明実施例について説明す
る。1はほぼ平板状の器具シャーシである。2は光源で
ある。3は光源2の点灯部品である。4はソケットを示
す。5は光源2の保持部品である。6はシャーシ1の外
縁部より少し内側の全周にわたってシャーシ1裏面側に
凸となるように押し出し加工により施した溝部である。
7および8は前記溝部6に隣接するシャーシ1の平坦部
であり、それぞれの高さは同一とする。9および10は
カバー11を係止するための一対のクラッチ構成部品で
ある。クラッチ構成部品9、10は箱状ケース12、板
状クラッチレバー13、カバー引掛具14、図2以下に
示すばね部材15およびねじ16等で構成される。1
7、18はクラッチ構成部品9、10とほぼ直交する位
置に取付けられたカバーガイドである。クラッチ構成部
品9、10およびカバーガイド17、18は図1に示す
通りシャーシ1に形成した溝6の奥部のそれぞれの位置
に固定する。図1の19はカバー11の上部の枠部材を
示す。カバー11と枠部材19は一体のものでも良い。
20は枠部材19の中央開口端を示す。図2は図1に示
したクラッチ構成部品9、10の分解斜視図であり、ま
たそれらを取付けるシャーシ溝部6の詳細図である。図
2において、シャーシ1の外縁近傍全周にわたって押し
出し加工により施した溝部6の奥部は図示の通り平面部
21を形成し、両垂直部22、23を介して両側平坦部
7、8へとつながる。12はその上面が開口したほぼ箱
状を呈する前記クラッチケースである。24はケース1
2の前壁、25は後壁である。各々の上部にはほぼ同一
形状の切り欠き26、27を形成する。28はケース前
壁24に形成した窓孔である。29は前壁24の下端部
に形成した、カバー11取付けを容易にするガイド斜面
である。30、31はクラッチケース12側壁であり、
その上部にはクラッチケース12をシャーシ1に取付け
るための取付面32、33を設けてある。34、35は
取付面32、33に形成した取付穴であり、シャーシ1
の溝奥部の平面部21に形成したケース取付爪36、3
7を挿入固定するための孔である。13は板状のクラッ
チレバーである。38はねじ挿通孔である。39は先端
に取付けるキャップを示す。14はカバー引掛具であ
り、その前方部にはカバー係止具29を一体的に形成す
る。40は該カバー係止具29の下側に形成したガイド
斜面部である。41はねじ止めの穴を示す。15はカバ
ー引掛具14の背面とクラッチケース12の後壁25の
間に嵌入され、カバー引掛具14をケース前壁24方向
に常に押圧させておくためのばね部材である。図2にお
いて、先ずシャーシ1の溝部に連接する両平坦部7、8
の高さh、h’は同一高さとする。次に、クラッチケー
ス12に形成した切り欠き26、27の取付け面32、
33上面からの深さHは切り欠き底42に板状のクラッ
チレバー13の下面43が当接した状態において、クラ
ッチレバー13の板厚をTとしたとき、h+Tより幾分
大き目の深さとする。また、切り欠き26、27の幅W
1はクラッチレバー13の幅W2より幾分大き目とす
る。図3は前述の構成部品を用いて組み込んだ状態の要
部断面図を示す。実線で示したものは、カバー11の係
止後の状態である。二点鎖線で示したものは、カバー1
1をまさにガイド斜面に沿って押し上げ取付けようとす
る直前の状態を示したものである。カバー11を押し上
げて取付けを行う過程においては、開口端20がカバー
引掛具14のガイド傾斜部40に沿ってカバー引掛具1
4を徐々に矢印A方向へ押しやる状態となる。この際、
ばね部材15の反発力によりクラッチケース12を矢印
B方向に倒そうとする力が作用する。また、実線で示す
カバー11係止後の状態にあってもカバー11重量によ
りクラッチケース12を同じB方向へ倒そうとする力が
作用する。図4は板状クラッチレバー13の先端を器具
中心方向(矢印C方向)に押すことにより、カバー引掛
具14を移動させ、カバー11を外した状態を示すもの
であるが、この際にもクラッチケース12を矢印B方向
に倒そうとする力が作用する。以上に述べたごとく、ク
ラッチケース12にはカバー取付け時、カバー取付け
後、カバー取り外し時のいずれの際にも、クラッチケー
ス12を矢印B方向へ倒そうとする力が作用するため、
これらに対する補強補助として、先ずクラッチケース1
2を取付けるシャーシ1の側の補強が必要であるが、本
発明においてはシャーシ1自体の補強を施した溝部6の
奥部(図1に示した垂直部22、23が近接しているた
め、溝部6そのものが一般平坦面と比較し格段に補強さ
れている)に取付けることで取付部の強度を確保すると
ともに、図3および図4に示す通りクラッチケース12
に外力が作用する際に、イおよびロに示す板状クラッチ
レバー13の器具中心寄り先端部がシャーシ1下面に当
たり、クラッチケース12の倒れに対する突っ張りの役
目を担う。また、同じく図4に示すごとく各々のクラッ
チ構成部品9、10をシャーシ側に取付けた状態にあっ
ては、シャーシ1下面が板状クラッチレバー13の飛び
出し防止蓋の代用ともなるため、何ら特別の押え部品を
必要とせず、部品点数が少なくなる。
【発明の効果】以上述べたように、本発明は以下の効果
を持つ。 (1)シャーシ自体の補強として形成した溝部に取付け
ることにより、クラッチケースの取付けが強固になり、
倒れ防止が図れる。 (2)板状レバー先端部がシャーシ下面に当接する構造
とすることで、クラッチケースの倒れ防止が図れる。 (3)以上の2点により、カバー取付けの安定性、信頼
性が確保できる。 (4)シャーシ下面を板状クラッチレバーの飛び出し防
止に活用できるため、部品点数の削減が図れる。 (5)クラッチ構成部品を予め前作業的に組み立て完了
品とし、それを組付けることができる。 (6)上記完了品を、シャーシの一方の側からの組付け
で取付け作業をすることができる。 (7)以上の(4)〜(6)により、器具組み立ての作
業性の向上、コスト低減が図れるので、安価な商品を提
供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した照明器具を示す分解斜視図で
ある。
【図2】同器具の要部を拡大して示す分解斜視図であ
る。
【図3】同器具の要部を示す拡大断面図である。
【図4】カバー着脱操作を説明する前記同様の拡大断面
図である。
【符号の説明】
1…シャーシ、6…溝部、9と10…クラッチ構成部
品、11…カバー、12…クラッチケース、13…クラ
ッチレバー、14…カバー引掛具、15…押しばね、2
0…カバー開口部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ほぼ平板状シャーシの外縁より少し内側に
    位置する部分を全周にわたってシャーシ裏面側に凸とな
    る溝状の押出し加工を施し、前記平板状シャーシにおけ
    る該溝をはさんだ両側の平坦部を同一高さとし、該溝の
    奥部にセードを係止させるクラッチ構造部品を嵌入固定
    し、該クラッチ構造部品は上部に開口を有したほぼ箱状
    ケースと、板状レバーおよび板状レバー下面に固定され
    箱状ケース内に収納されるとともに板状レバーと一体的
    に内外方向にしゅう動するカバー引掛具ならびにケース
    内にあってカバー引掛具を外方向に押圧するばね部材か
    ら構成され、前記箱状ケースの内壁、外壁の上部開口端
    には板状レバーの幅より少し大き目の幅を有する切欠き
    部を形成し、外壁のほぼ中央部にはカバー引掛具形成し
    たカバー係止突起を突出させる窓孔を設け、前記切欠き
    部の開口端からの深さはケースの前壁、後壁に設けた切
    欠き部に板状レバーを嵌入した状態の箱状ケースの開口
    部をシャーシの溝奥部に当接固定した状態において溝両
    側のシャーシ平坦部と板状レバー上面部との間に少しの
    隙間が生じ、板状レバーが両平坦部に沿って内外方向に
    しゅう動可能となる程度の深さとしたことを特徴とする
    照明器具のカバー係止装置。
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