JP3304252B2 - 印刷機へのセット用パンチ孔を有する刷版の作成方法 - Google Patents

印刷機へのセット用パンチ孔を有する刷版の作成方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、印刷機に正しくセット
されるようにするためのパンチ孔が設けられている刷版
を作成する方法に関するもので、特に、両面に多色印刷
を行う場合に適した、印刷機へのセット用パンチ孔を有
する刷版の作成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】多色印刷を行う場合には、少なくとも
赤、藍、墨、黄の4色用の刷版が用いられる。それらの
刷版は多色印刷機に順にセットされ、各色のインクによ
り重ね刷りされる。その場合、印刷機にセットされた刷
版の絵柄の位置が少しでもずれていると、得られる印刷
物は色ずれしたものとなってしまう。そのために、従来
は、本印刷を行う前に試し刷りを繰り返し行って、各刷
版の絵柄の位置を合わせるという作業が必要となってい
た。
【0003】このようなことから、各刷版の一辺(くわ
え辺)の、その絵柄に対して一定の位置に一対のU字形
パンチ孔を形成し、そのパンチ孔を利用して各刷版を印
刷機にセットするようにしたものが、本出願人らにより
開発され(特公平7−78633号)、実用化されるに
至っている。そのものにおいては、まず、刷版が刷版支
持テーブル上に載置され、そのテーブル上においてセン
タリングされる。そして、その刷版に絵柄とともに焼き
付けられている左右のトンボのうちのいずれか、例えば
左側のトンボが検出され、そのトンボの位置が記憶され
る。次いで、右側のトンボが検出され、そのトンボの天
地方向の位置が左側のトンボと一致するように刷版が移
動される。そして、その位置で刷版が固定され、その刷
版の下辺(くわえ辺)に所定の間隔で一対のU字形パン
チ孔が形成される。多色印刷の場合には、2版目以降は
1版目で記憶された左右のトンボの位置が基準位置とさ
れ、その基準位置に各刷版の左右のトンボが合致するよ
うに刷版が位置決めされて、その位置でパンチングが行
われ、一対のU字形パンチ孔が形成される。
【0004】このようにしてパンチ孔を形成することに
より、そのパンチ孔の位置は各刷版の絵柄に対して一定
となるので、印刷機に設けられている位置決めピンにそ
のパンチ孔が差し込まれるようにして刷版を印刷機にセ
ットすれば、各刷版の絵柄の位置は一定となり、色ずれ
を生ずることがなくなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、そのよ
うにしてパンチ孔の位置を定めたとしても、刷版に焼き
付けられている絵柄の中心線がパンチ孔間の中心線に一
致するとは限らない。一方、印刷物には表裏両面に印刷
されることが多い。そのような両面印刷の場合、上述の
ようにして表用の刷版と裏用の刷版とにそれぞれパンチ
孔を形成し、それらを印刷機にセットして両面印刷を行
うと、表の絵柄と裏の絵柄との位置が数mm程度ずれるこ
とがある。そのように表裏両面で絵柄の位置がずれる
と、印刷後の断裁や折り畳みによって絵柄が欠けてしま
うおそれがある。そのために、表裏の絵柄の中心線合わ
せが必要となり、その作業に多大な労力と時間を要する
という問題がある。
【0006】本発明は、このような実情に鑑みてなされ
たものであって、その目的は、刷版に形成されているパ
ンチ孔を利用してその刷版を印刷機にセットするだけ
で、各刷版の絵柄の位置を一致させることのできる、印
刷機へのセット用パンチ孔を有する刷版の作成方法を得
ることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本願の請求項1の発明では、1版目の刷版を作成す
るときには、その刷版に絵柄とともに焼き付けられてい
る左右のトンボ間の中心線と形成しようとする一対のパ
ンチ孔間の中心線とが一致するように刷版を移動させ
て、そのときのトンボの位置を記憶させるとともに、そ
の位置で刷版を固定した後、その刷版のくわえ辺に一対
のU字形パンチ孔を形成し、2版目以降の刷版を作成す
るときには、その刷版に焼き付けられているトンボの位
置が、記憶されている1版目の刷版のトンボの位置に合
致するように刷版を位置決めして固定した後、その刷版
のくわえ辺に一対のU字形パンチ孔を形成するようにし
ている。
【0008】また、本願の請求項2の発明では、あらか
じめ、刷版に絵柄とともに焼き付けられている左右のト
ンボ間の中心線と形成しようとする一対のパンチ孔間の
中心線とが一致するトンボの位置を記憶させておき、刷
版を作成するときには、その刷版に焼き付けられている
トンボの位置が、記憶されているトンボの位置に合致す
るようにその刷版を位置決めして固定した後、その刷版
のくわえ辺に一対のU字形パンチ孔を形成するようにし
ている。
【0009】さらに、本願の請求項3の発明では、あら
かじめ、未露光の刷版のくわえ辺に一対のU字形パンチ
孔を形成しておき、それらのパンチ孔によりその刷版を
位置決めして固定した後、それらのパンチ孔間の中心線
と絵柄の中心線とが一致し、かつ、その絵柄がパンチ孔
から所定の距離に位置するようにしてその刷版に絵柄を
焼き付けるようにしている。
【0010】このように構成することにより、刷版に焼
き付けられている絵柄の中心が、常に一対のパンチ孔間
の中心線上に位置することになるので、そのパンチ孔を
利用して各刷版を印刷機にセットするようにすれば、印
刷される絵柄の中心は常に一定位置となる。したがっ
て、両面印刷を行っても、表裏で絵柄のずれが生ずるよ
うなことはなくなる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態を説明する。図中、図1は本発明による刷版の作
成方法を実施するために用いられる刷版パンチ装置の一
例を示す概略斜視図である。このパンチ装置は、前述し
た特公平7−78633号の発明と同様の構成を有する
もので、刷版1が載置される縦形の刷版支持テーブル2
を備えている。その刷版支持テーブル2の下部には、そ
のテーブル2の上下方向の中心線O−Oから左右等距離
の位置に、刷版1の下縁を支持するとともに、その刷版
1の左右部分をそれぞれ天地方向に移動させる刷版受け
台3,3′が設けられている。それらの刷版受け台3,
3′は、ステップモータによりそれぞれ独立して上下移
動されるようになっている。また、その刷版受け台3,
3′に隣接する位置には、その受け台3,3′に支持さ
れている刷版1の下辺をU字形にカットしてU字形のパ
ンチ孔を形成するパンチ器4,4′が設けられている。
それらのパンチ器4,4′はテーブル2の中心線O−O
から等距離の位置に配置されており、その間の間隔は所
定の大きさに段階的に調整されるようになっている。ま
た、刷版支持テーブル2上の左右両側下部には、刷版1
のセンタリングを行うとともに、その刷版1を左右に移
動させる刷版移動機構5,5′が設けられている。その
刷版移動機構5,5′は、刷版1を左右両側から挟み付
けてそのまま刷版1を左右に移動させるもので、ラック
アンドピニオン機構から構成されている。刷版支持テー
ブル2の表面は、図示されていない真空ポンプにより真
空吸引可能とされており、それによって刷版1がテーブ
ル2の表面上に吸着固定されるようになっている。
【0012】さらに、刷版支持テーブル2の表面上に
は、その左右両側に、一対のCCDカメラ6,6′が配
置されている。それらのカメラ6,6′は、左右移動機
構7と上下移動機構8,8′とにより、それぞれ上下左
右に移動されるようになっている。また、それらのカメ
ラ6,6′により撮影された画像は、刷版支持テーブル
2の側部に配置されているモニタ9,9′にそれぞれ表
示されるようになっている。そのモニタ9,9′は、演
算機構を内蔵した制御盤10に取り付けられている。ま
た、そのモニタ9,9′には、十字形の基準線が表示さ
れている。
【0013】次に、このように構成されたパンチ装置を
用いて刷版1に一対のU字形パンチ孔を形成する手順に
ついて説明する。刷版1には、絵柄11と、その絵柄1
1の中心位置を示す左右のトンボ12,12′及び上下
のトンボ13,13′とが焼き付けられている。一般に
は、その絵柄11は、図2(A)に示されているように
(ただし、説明の都合上、かなり誇張されている)、刷
版1に対してねじれ、しかも刷版1の中心からずれた状
態で焼き付けられている。しかしながら、その絵柄11
に対するトンボ12,12′;13,13′の位置は正
確である。この例では、それらのトンボ12,12′;
13,13′は十字形とされている。
【0014】両面に多色印刷する刷版1,1,…にパン
チ孔を形成するときには、まず、表面印刷用の1版目の
刷版1を刷版支持テーブル2上に載置し、その下縁(く
わえ辺)を刷版受け台3,3′に支持させる。そして、
その状態で、パンチ装置のスイッチをオンにする。する
と、刷版移動機構5,5′が作動して、刷版1のセンタ
リングが行われる。センタリングが終わると、その刷版
移動機構5,5′は一旦解放される。次いで、左側のC
CDカメラ6を移動させ、刷版1の左側のトンボ12上
に位置させる。そして、そのトンボ12を左側のモニタ
9に表示させ、そのトンボ12の中心(交点)がモニタ
9に記されている水平基準線上に位置するようにカメラ
6の位置を調整する。一方、右側のCCDカメラ6′
は、左側のカメラ6と同じ高さ位置まで移動させた状態
で、刷版1の右側のトンボ12′上に移動させ、そのト
ンボ12′を右側のモニタ9′に表示させる。そして、
右側の刷版受け台3′を作動させ、刷版1の右側部分を
上下に微動させて、トンボ12′の中心をモニタ9′に
記されている水平基準線上に位置させる。次に、左側の
CCDカメラ6を左右に微動させ、左側のトンボ12の
中心とモニタ9に記されている基準線の中心(交点)と
を合致させる。そして、そのときのカメラ6の位置を、
左右方向及び天地方向の座標として、制御盤10内のメ
モリに一旦記憶させる。また、右側のCCDカメラ6′
も左右に微動させ、右側のトンボ12′の中心がモニタ
9′に記されている基準線の中心に一致するようにカメ
ラ6′の左右方向位置を微調整する。そして、そのとき
のカメラ6′の位置を制御盤10内のメモリに記憶させ
る。
【0015】この状態では、刷版1の絵柄11は刷版支
持テーブル2の水平線に対して平行となる。しかしなが
ら、図2(B)に示されているように、絵柄11の左右
の中心線、すなわち左右のトンボ12,12′間の中心
線P−Pは、パンチ器4,4′間の中心線、すなわちテ
ーブル2の上下方向の中心線O−Oからはaだけずれて
いる。そこで、制御盤10内の演算機構により、メモリ
に記憶されているカメラ6,6′の位置、すなわち左右
のトンボ12,12′の位置から、そのずれaが算出さ
れる。そして、そのずれaがなくなるようにカメラ6,
6′が左右方向に移動し、その位置が補正される。その
ときのカメラ6,6′の位置は、基準位置としてメモリ
に記憶される。その後、刷版移動機構5,5′を駆動し
て刷版1を左右方向に移動させ、左右のトンボ12,1
2′の中心とモニタ9,9′の基準線の中心とを合致さ
せる。このようにすることにより、絵柄11の中心線P
−Pとパンチ器4,4′間の中心線O−Oとが一致す
る。そこで、真空ポンプを作動させ、刷版1をテーブル
2の表面上に吸着固定する。そして、パンチ器4,4′
を作動させ、図2(C)に示されているように、刷版1
下辺のくわえ辺に一対のU字形パンチ孔14,14′を
形成する。
【0016】2版目以降の刷版にパンチ孔を形成すると
きには、その刷版1を1版目と同様にテーブル2上に載
置し、左右のカメラ6,6′を制御盤10内のメモリに
記憶されている基準位置に移動させる。そして、刷版受
け台3,3′及び刷版移動機構5,5′により刷版1を
上下左右に移動させ、モニタ9,9′上に表示される左
右のトンボ12,12′をモニタ9,9′の基準線に合
致させる。次いで、その位置で刷版1を吸着固定し、パ
ンチ器4,4′を作動させて、各刷版1にそれぞれパン
チ孔14,14′を形成する。
【0017】また、裏面印刷用の刷版にパンチ孔を形成
するときには、その1版目の刷版1に焼き付けられてい
る左右のトンボ12,12′を検出し、それらのトンボ
12,12′の天地方向の位置が表用の刷版1の左右の
トンボ12,12′の天地方向の位置と一致するように
刷版1を移動させる。次いで、上述の場合と同様にし
て、それらのトンボ12,12′間の中心線P−Pがパ
ンチ器4,4′間の中心線O−Oに合致するように刷版
1の位置決めを行い、その後、表用の刷版1と同じ間隔
でパンチ孔14,14′を形成する。そして、2版目以
降の刷版1は、1版目で記憶された左右のトンボ12,
12′の位置を基準位置とし、その基準位置に各刷版1
の左右のトンボ12,12′が合致するように刷版1を
位置決めして、その位置でパンチングを行う。
【0018】このようにして各刷版1,1,…にパンチ
孔14,14′を形成すると、そのパンチ孔14,1
4′は、いずれも、各刷版1,1,…の絵柄11,1
1,…の中心に対して一定位置に形成されることにな
る。したがって、そのパンチ孔14,14′を利用して
各刷版1,1,…を印刷機にセットするようにすれば、
印刷される絵柄はその中心がすべて一致することにな
り、両面印刷を行ったときにも、表裏で絵柄の位置がず
れるようなことがなくなる。
【0019】以上、手動でCCDカメラ6,6′等を移
動させて調整する例について説明したが、このパンチ装
置を用いれば、半自動でパンチ孔14,14′が形成さ
れるようにすることもできる。その場合には、あらかじ
め、刷版1のサイズから左右のトンボ12,12′間の
距離を求め、その間の中心線がパンチ器4,4′間の中
心線に一致するように左右のトンボ12,12′の左右
方向の座標を定める。また、くわえ代などを加味して左
右のトンボ12,12′の天地方向の座標を定める。そ
して、その座標を制御盤10に入力しておく。多色印刷
用の刷版1,1,…にパンチ孔を形成するときには、上
述の例と同様に、まず、1版目の刷版1を刷版支持テー
ブル2上に載置し、その下縁(くわえ辺)を刷版受け台
3,3′に支持させる。そして、その状態で、パンチ装
置の自動モードスイッチをオンにする。すると、最初
に、刷版移動機構5,5′による刷版1のセンタリング
が行われる。次いで、左右のCCDカメラ6,6′がそ
れぞれの座標位置まで移動する。そこで、刷版受け台
3,3′及び刷版移動機構5,5′により刷版1を上下
左右に移動させ、モニタ9,9′上に表示される左右の
トンボ12,12′をモニタ9,9′の基準線に合致さ
せる。そして、その位置で刷版1を吸着固定し、パンチ
器4,4′を作動させて、その刷版1にパンチ孔14,
14′を形成する。2版目以降の刷版1にパンチ孔を形
成するときにも、その刷版1を刷版支持テーブル2上に
載置してスタートボタンを押せば、同様に刷版1のセン
タリングが行われ、左右のCCDカメラ6,6′が1版
目のときと同じ位置まで移動する。したがって、同様に
してパンチ孔14,14′を形成することができる。
【0020】また、最近では、ディスプレイ画面上で絵
柄のレイアウト等を行い、そのデータをディジタル信号
に変換してコンパクトディスク等に保存しておき、製版
時、そのデータを未露光の刷版上に直接出力して、その
刷版を現像処理するようなことも行われているが、その
ような手段を用いれば、一対のパンチ孔の中心線と絵柄
の中心線とを合致させることがより容易となる。その場
合には、図3(A)に示されているように、まず、未露
光の刷版101の一辺(くわえ辺)に、所定の間隔で一
対のU字形パンチ孔104,104′を形成する。そし
て、図3(B)に示されているように、その刷版101
を、印刷機の位置決めピンと同じ間隔で一対のピン10
5,105′が設けられている版台102上に、そのピ
ン105,105′を利用して位置決めしてセットし、
その版台102に固定する。次いで、パンチ孔104,
104′間の中心線と絵柄の中心線とが合致するように
制御しながら、コンパクトディスク等に保存されている
データを刷版101上に直接出力し、図3(C)に示さ
れているように絵柄111を焼き付ける。そして、その
刷版101を現像処理して印刷用の刷版を製版する。こ
のような方法によれば、製版された刷版がいずれも極め
て精度の高いものとなり、印刷機にセットしたときにも
各刷版の絵柄が確実に合致するので、色ずれの全くない
断裁の容易な両面印刷物を得ることができる。
【0021】この場合、版台102としては、平板状の
もののみでなく、ドラム状のものも用いることができ
る。また、刷版101の固定方法としては、ピンシステ
ム、真空吸着、接着、貼着などのいずれをも採用するこ
とができる。特に、版台102がドラム状のものである
場合には、刷版101を巻き付けて固定することも可能
である。絵柄データは、原版をスキャナやディジタルカ
メラ等によって読み取り、それを色分解した上で、ディ
ジタル信号に変換してコンパクトディスクやフロッピー
ディスク等に保存したものを用いることもできる。
【0022】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、刷版の絵柄の中心線と左右一対のパンチ孔間
の中心線とを一致させるようにしているので、そのパン
チ孔を利用して刷版を印刷機にセットすれば、印刷され
る絵柄の中心は常にパンチ孔間の中心に位置することに
なる。したがって、両面印刷した場合にも、表裏で絵柄
がずれるようなことがなくなり、断裁や折り畳みが容易
となる。その結果、印刷機の稼働率を高めることが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による刷版の作成方法を実施するのに用
いられるパンチ装置の一例を示す斜視図である。
【図2】本発明による刷版の作成方法の手順を説明する
ための説明図である。
【図3】本発明による刷版の作成方法の異なる手順を説
明するための説明図である。
【符号の説明】
1 刷版 2 刷版支持テーブル 3,3′ 刷版受け台 4,4′ パンチ器 5,5′ 刷版移動機構 6,6′ CCDカメラ 7 カメラ左右移動機構 8,8′ カメラ上下移動機構 9,9′ モニタ 10 制御盤 11 絵柄 12,12′ トンボ 14,14′ パンチ孔 101 未露光の刷版 102 版台 104,104′ パンチ孔 111 絵柄
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−91250(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41F 27/00 B41F 33/14

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 くわえ辺に、印刷機にセットするための
    一対のU字形パンチ孔が設けられている多色印刷用刷版
    を作成する方法であって;1版目の刷版を作成するとき
    には、その刷版に絵柄とともに焼き付けられている左右
    のトンボ間の中心線と前記一対のパンチ孔間の中心線と
    が一致するように刷版を移動させて、そのときの前記ト
    ンボの位置を記憶させるとともに、その位置で刷版を固
    定した後、その刷版のくわえ辺に前記パンチ孔を形成
    し、 2版目以降の刷版を作成するときには、その刷版に焼き
    付けられているトンボの位置が、記憶されている前記1
    版目の刷版のトンボの位置に合致するように刷版を位置
    決めして固定した後、その刷版のくわえ辺に前記パンチ
    孔を形成することを特徴とする、 印刷機へのセット用パンチ孔を有する刷版の作成方法。
  2. 【請求項2】 くわえ辺に、印刷機にセットするための
    一対のU字形パンチ孔が設けられている多色印刷用刷版
    を作成する方法であって;あらかじめ、刷版に絵柄とと
    もに焼き付けられている左右のトンボ間の中心線と前記
    一対のパンチ孔間の中心線とが一致する前記トンボの位
    置を記憶させておき、 刷版を作成するときには、その刷版に焼き付けられてい
    るトンボの位置が、記憶されている前記トンボの位置に
    合致するようにその刷版を位置決めして固定した後、そ
    の刷版のくわえ辺に前記パンチ孔を形成することを特徴
    とする、 印刷機へのセット用パンチ孔を有する刷版の作成方法。
  3. 【請求項3】 くわえ辺に、印刷機にセットするための
    一対のU字形パンチ孔が設けられている多色印刷用刷版
    を作成する方法であって;あらかじめ、未露光の刷版の
    くわえ辺に前記一対のパンチ孔を形成しておき、 それらのパンチ孔によりその刷版を位置決めして固定し
    た後、それらのパンチ孔間の中心線と絵柄の中心線とが
    一致し、かつ、その絵柄が前記パンチ孔から所定の距離
    に位置するようにしてその刷版に絵柄を焼き付けること
    を特徴とする、 印刷機へのセット用パンチ孔を有する刷版の作成方法。
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