JP3304043B2 - 鋳物砂循環使用設備 - Google Patents
鋳物砂循環使用設備Info
- Publication number
- JP3304043B2 JP3304043B2 JP27730596A JP27730596A JP3304043B2 JP 3304043 B2 JP3304043 B2 JP 3304043B2 JP 27730596 A JP27730596 A JP 27730596A JP 27730596 A JP27730596 A JP 27730596A JP 3304043 B2 JP3304043 B2 JP 3304043B2
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、型ばらし後回収し
て得た戻り砂を再び生型砂として使用すべく再生処理を
行い、その後鋳型造型機に送り込むようにした一連の鋳
物砂循環使用設備の改良に関する。
て得た戻り砂を再び生型砂として使用すべく再生処理を
行い、その後鋳型造型機に送り込むようにした一連の鋳
物砂循環使用設備の改良に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に鋳物工場で捕集したダストには、
生型砂に不要な微粉の外に、生型砂に有用な各種の添加
剤や、再使用可能な硅砂が多量に含まれており、このた
め、従来は捕集したダストの一部を、戻り砂を一時貯め
ておく砂貯蔵槽に戻して再利用することが行われてい
る。
生型砂に不要な微粉の外に、生型砂に有用な各種の添加
剤や、再使用可能な硅砂が多量に含まれており、このた
め、従来は捕集したダストの一部を、戻り砂を一時貯め
ておく砂貯蔵槽に戻して再利用することが行われてい
る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このように構
成された従来の戻り砂再利用設備では、ダストが砂貯蔵
槽に戻されたとき、戻されたダストは砂貯蔵槽内の戻り
砂に対して一所に偏った状態で溜るなどの問題があっ
た。本発明は上記の事情に鑑みて為されたもので、その
目的は、砂貯蔵槽内に戻されたダストが、砂貯蔵槽内の
戻り砂に対して一所に偏った状態で溜ることのない鋳物
砂循環使用設備を提供することにある。
成された従来の戻り砂再利用設備では、ダストが砂貯蔵
槽に戻されたとき、戻されたダストは砂貯蔵槽内の戻り
砂に対して一所に偏った状態で溜るなどの問題があっ
た。本発明は上記の事情に鑑みて為されたもので、その
目的は、砂貯蔵槽内に戻されたダストが、砂貯蔵槽内の
戻り砂に対して一所に偏った状態で溜ることのない鋳物
砂循環使用設備を提供することにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明の鋳物砂循環使用設備は、型ばらし後回収し
て得た戻り砂を再び生型砂として使用すべく再生処理を
行い、その後鋳型造型機に送り込むようにした一連の鋳
物砂循環使用設備において、型ばらし装置および複数の
ベルトコンベヤの真上に配設した複数のフードと集塵機
とを連通する複数の支流ダクトに、捕集したダストのう
ち所定値以上の重さを有するダストを遠心分離する複数
のサイクロンをそれぞれ配設し、これら複数のサイクロ
ンのそれぞれの分離物排出口を、前記型ばらし装置の下
方に配設したベルトコンベヤおよび前記ベルトコンベヤ
に、水添加機構付き混合機を介してそれぞれ臨ませたこ
とを特徴とする。
めに本発明の鋳物砂循環使用設備は、型ばらし後回収し
て得た戻り砂を再び生型砂として使用すべく再生処理を
行い、その後鋳型造型機に送り込むようにした一連の鋳
物砂循環使用設備において、型ばらし装置および複数の
ベルトコンベヤの真上に配設した複数のフードと集塵機
とを連通する複数の支流ダクトに、捕集したダストのう
ち所定値以上の重さを有するダストを遠心分離する複数
のサイクロンをそれぞれ配設し、これら複数のサイクロ
ンのそれぞれの分離物排出口を、前記型ばらし装置の下
方に配設したベルトコンベヤおよび前記ベルトコンベヤ
に、水添加機構付き混合機を介してそれぞれ臨ませたこ
とを特徴とする。
【０００５】
【作用】このように構成されたものは、複数のフードを
介してそれぞれ捕集されたダストから複数のサイクロン
により所定値以上の重さを有するダストをそれぞれ遠心
分離し、分離されたダストはこれに所要の水を添加して
発塵を防止した後、それぞれの下方に配設したベルトコ
ンベヤにそれぞれ戻す。すなわち、フードを介して捕集
されたダストは、小分けされて戻り砂に戻されることと
なる。
介してそれぞれ捕集されたダストから複数のサイクロン
により所定値以上の重さを有するダストをそれぞれ遠心
分離し、分離されたダストはこれに所要の水を添加して
発塵を防止した後、それぞれの下方に配設したベルトコ
ンベヤにそれぞれ戻す。すなわち、フードを介して捕集
されたダストは、小分けされて戻り砂に戻されることと
なる。
【０００６】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例について
図１〜図３に基づき詳細に説明する。図１に示すよう
に、型ばらし装置１の下方に、戻り砂を回収して搬送す
る第１ベルトコンベヤ２が右上がり状に傾斜して配設し
てあり、第１ベルトコンベヤ２の右端の下方には第２ベ
ルトコンベヤ３の左部が、また、第２ベルトコンベヤ３
の右端の下方には第３ベルトコンベヤ４の左部が、それ
ぞれ右上がり状に傾斜して配設してある。これにより、
前記型ばらし装置１および前記第１〜第３ベルトコンベ
ヤ２〜４は、いわゆる鋳物砂循環使用設備の一部を構成
することとなる。
図１〜図３に基づき詳細に説明する。図１に示すよう
に、型ばらし装置１の下方に、戻り砂を回収して搬送す
る第１ベルトコンベヤ２が右上がり状に傾斜して配設し
てあり、第１ベルトコンベヤ２の右端の下方には第２ベ
ルトコンベヤ３の左部が、また、第２ベルトコンベヤ３
の右端の下方には第３ベルトコンベヤ４の左部が、それ
ぞれ右上がり状に傾斜して配設してある。これにより、
前記型ばらし装置１および前記第１〜第３ベルトコンベ
ヤ２〜４は、いわゆる鋳物砂循環使用設備の一部を構成
することとなる。
【０００７】また、前記型ばらし装置１および、第１・
第２ベルトコンベヤ２、３の各右端の真上には、第１〜
第３フード５〜７がそれぞれ配設してあり、これら第１
〜第３フード５〜７は、第１〜第３支流ダクト８〜１０
および本流ダクト１１を介してバグフィルタ式集塵機１
２に連通してある。これら第１〜第３支流ダクト８〜１
０のそれぞれには、ダストのうち所定値以上の重さを有
するダストを遠心分離するサイクロン１３が配設してあ
る。
第２ベルトコンベヤ２、３の各右端の真上には、第１〜
第３フード５〜７がそれぞれ配設してあり、これら第１
〜第３フード５〜７は、第１〜第３支流ダクト８〜１０
および本流ダクト１１を介してバグフィルタ式集塵機１
２に連通してある。これら第１〜第３支流ダクト８〜１
０のそれぞれには、ダストのうち所定値以上の重さを有
するダストを遠心分離するサイクロン１３が配設してあ
る。
【０００８】このサイクロン１３は、図２および図３に
示すように、横向きの円筒体を成しかつ円周の下部に開
口１４を有するサイクロン本体１５と、このサイクロン
本体１５に移動調節可能に装着されて前記開口１４の開
閉度を調節する板部材１６と、前記サイクロン本体１５
に一体的に装着されて前記開口１４から排出された分離
物を一時貯蔵するタンク１７と、このタンク１７の下端
の排出口を開閉するロータリーフィーダー１８と、で構
成してある。そして、前記サイクロン１３のロータリー
フィーダー１８は、それぞれスクリュー式混合機１９を
介して前記第１〜第３ベルトコンベヤ２〜４の真上にそ
れぞれ臨んでおり、各スクリュー式混合機１９には水添
加機構２０が付設してある。
示すように、横向きの円筒体を成しかつ円周の下部に開
口１４を有するサイクロン本体１５と、このサイクロン
本体１５に移動調節可能に装着されて前記開口１４の開
閉度を調節する板部材１６と、前記サイクロン本体１５
に一体的に装着されて前記開口１４から排出された分離
物を一時貯蔵するタンク１７と、このタンク１７の下端
の排出口を開閉するロータリーフィーダー１８と、で構
成してある。そして、前記サイクロン１３のロータリー
フィーダー１８は、それぞれスクリュー式混合機１９を
介して前記第１〜第３ベルトコンベヤ２〜４の真上にそ
れぞれ臨んでおり、各スクリュー式混合機１９には水添
加機構２０が付設してある。
【０００９】なお、図中２１はロータリーフィーダー、
２２はスクリュー式混合機である。
２２はスクリュー式混合機である。
【００１０】このように構成されたものは、集塵機１２
の駆動により、型ばらし装置１および第１・第２ベルト
コンベヤ２、３で発生したダストが、フード５〜７を介
して吸引され、その後第１〜第３支流ダクト８〜１０お
よび本流ダクト１１を通ってバグフィルタ式集塵機１２
に誘導される。そして、その途中、各サイクロン１３に
おいては、図３に示すように、ダストのうち比較的軽量
のものは集塵機１２による吸引力によって浮上されるよ
うにしてそのままサイクロン本体１５内に止まった後集
塵機１２に吸引され、他方所定値以上の重さを有してい
て再使用可能な添加剤含有の硅砂を有するダストは、遠
心力により開口１４から落下する。この結果、サイクロ
ン１３は、ダストのうち所定値以上の重さを有していて
再使用可能な添加剤含有の硅砂を有するダストを遠心分
離し、分離されたダストは一時サイクロン１３のタンク
１７内に貯蔵される。次いで、各タンク１７内のダスト
は、サイクロン１３のロータリーフィーダー１８の間歇
駆動により、各スクリュー式混合機１９に投入されると
ともに水添加機構２０によって水を添加されて発塵を防
止されながら混合されて第１〜第３ベルトコンベヤ２〜
４にそれぞれ戻されることとなる。すなわち、フード５
〜７を介して捕集されたダストは、小分けされて戻り砂
に戻されることとなる。
の駆動により、型ばらし装置１および第１・第２ベルト
コンベヤ２、３で発生したダストが、フード５〜７を介
して吸引され、その後第１〜第３支流ダクト８〜１０お
よび本流ダクト１１を通ってバグフィルタ式集塵機１２
に誘導される。そして、その途中、各サイクロン１３に
おいては、図３に示すように、ダストのうち比較的軽量
のものは集塵機１２による吸引力によって浮上されるよ
うにしてそのままサイクロン本体１５内に止まった後集
塵機１２に吸引され、他方所定値以上の重さを有してい
て再使用可能な添加剤含有の硅砂を有するダストは、遠
心力により開口１４から落下する。この結果、サイクロ
ン１３は、ダストのうち所定値以上の重さを有していて
再使用可能な添加剤含有の硅砂を有するダストを遠心分
離し、分離されたダストは一時サイクロン１３のタンク
１７内に貯蔵される。次いで、各タンク１７内のダスト
は、サイクロン１３のロータリーフィーダー１８の間歇
駆動により、各スクリュー式混合機１９に投入されると
ともに水添加機構２０によって水を添加されて発塵を防
止されながら混合されて第１〜第３ベルトコンベヤ２〜
４にそれぞれ戻されることとなる。すなわち、フード５
〜７を介して捕集されたダストは、小分けされて戻り砂
に戻されることとなる。
【００１１】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明
は、型ばらし装置および複数のベルトコンベヤの真上に
配設した複数のフードと集塵機とを連通する複数の支流
ダクトに、捕集したダストのうち所定値以上の重さを有
するダストを遠心分離する複数のサイクロンをそれぞれ
配設し、これら複数のサイクロンのそれぞれの分離物排
出口を、前記型ばらし装置１の下方に配設したベルトコ
ンベヤおよび前記ベルトコンベヤに、水添加機構付き混
合機を介してそれぞれ臨ませたから、フードを介して捕
集されたダストは、小分けされて戻り砂に戻されるた
め、砂貯蔵槽の戻り砂に対しほぼ均一の状態で貯蔵され
るなどの優れた効果を奏する。
は、型ばらし装置および複数のベルトコンベヤの真上に
配設した複数のフードと集塵機とを連通する複数の支流
ダクトに、捕集したダストのうち所定値以上の重さを有
するダストを遠心分離する複数のサイクロンをそれぞれ
配設し、これら複数のサイクロンのそれぞれの分離物排
出口を、前記型ばらし装置１の下方に配設したベルトコ
ンベヤおよび前記ベルトコンベヤに、水添加機構付き混
合機を介してそれぞれ臨ませたから、フードを介して捕
集されたダストは、小分けされて戻り砂に戻されるた
め、砂貯蔵槽の戻り砂に対しほぼ均一の状態で貯蔵され
るなどの優れた効果を奏する。
【図１】本発明の一実施例を示す概略図である。
【図２】図１の主要部であるサイクロンの一部断面拡大
詳細図である。
詳細図である。
【図３】図２のＡ部断面拡大詳細図である。
２、３ ベルトコンベヤ ５〜７ フード ８〜１１ ダクト １２ 集塵機 １３ サイクロン １９ 混合機 ２０ 水添加機構
Claims (2)
- 【請求項１】 型ばらし後回収して得た戻り砂を再び生
型砂として使用すべく再生処理を行い、その後鋳型造型
機に送り込むようにした一連の鋳物砂循環使用設備にお
いて、型ばらし装置１および複数のベルトコンベヤ２、
３の真上に配設した複数のフード５〜７と集塵機１２と
を連通する複数の支流ダクト８〜１０に、捕集したダス
トのうち所定値以上の重さを有するダストを遠心分離す
る複数のサイクロン１３、１３をそれぞれ配設し、これ
ら複数のサイクロン１３、１３のそれぞれの分離物排出
口を、前記型ばらし装置１の下方に配設したベルトコン
ベヤ２および前記ベルトコンベヤ３、４に、水添加機構
２０付き混合機１９を介してそれぞれ臨ませたことを特
徴とする鋳物砂循環使用設備。 - 【請求項２】請求項１において、各サイクロン１３にお
ける所定値以上の重さを有するダストを遠心分離して排
出させる開口１４に、これの開口度を調節する移動可能
な板部材１６を設けたことを特徴とする鋳物砂循環使用
設備。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27730596A JP3304043B2 (ja) | 1996-09-27 | 1996-09-27 | 鋳物砂循環使用設備 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27730596A JP3304043B2 (ja) | 1996-09-27 | 1996-09-27 | 鋳物砂循環使用設備 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1099939A JPH1099939A (ja) | 1998-04-21 |
| JP3304043B2 true JP3304043B2 (ja) | 2002-07-22 |
Family
ID=17581691
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27730596A Expired - Fee Related JP3304043B2 (ja) | 1996-09-27 | 1996-09-27 | 鋳物砂循環使用設備 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3304043B2 (ja) |
-
1996
- 1996-09-27 JP JP27730596A patent/JP3304043B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH1099939A (ja) | 1998-04-21 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090510 Year of fee payment: 7 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090510 Year of fee payment: 7 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100510 Year of fee payment: 8 |
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| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |