JP3303908B2 - 微小冷陰極およびその製造方法 - Google Patents

微小冷陰極およびその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フラットパネルデ
ィスプレイ、CRT等の各種電子ビーム装置の電子ビー
ム源として利用可能な微小冷陰極に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体微細加工技術を用いて、導
電性基板、絶縁層、ゲート電極層およびそれらの開口部
内に先端が尖った陰極エミッタを一体化して形成される
電界放出型冷陰極の研究開発が活発に行われ、高性能な
電子銃への応用が期待されている。
【0003】従来の電界放出型冷陰極の代表例にSpi
ndt型冷陰極がある。図5にその製造方法を示す。
【0004】まずシリコン基板1上に酸化シリコン膜2
とゲート膜3を順次堆積する(図5(a))。次いでレ
ジスト4を形成後、エッチングにより円形の開口部を設
ける(図5(b))。その後、基板を回転させながら斜
め蒸着によりアルミニウムからなる犠牲層5を形成する
(図5(c))。犠牲層5を形成後、エミッタ材料を高
真空中で蒸着等の手法により、基板に対して垂直に堆積
させる。エミッタ材料の堆積が進行すると、犠牲層の開
口部周辺でエミッタ材料が凝縮し、開口径が徐々に小さ
くなって最終的には開口部が閉ざされる。これと同時に
導電性基板上には円錐形状のエミッタが形成される(図
5(d))。最後に犠牲層5およびその上に堆積したエ
ミッタ材料層6をエッチング除去して冷陰極を完成す
る。(図5(e))。
【0005】次にシリコン冷陰極の製造方法について図
6を参照して説明する。まずシリコン基板の所定部分に
シリコンマスクを形成する(図(a))。ついで等方
エッチングを行った後(図(b))、酸化を行い、円
錐状エミッタを形成する(図(c))。その後、基板
全面に酸化シリコン膜2とゲート膜3を順次堆積する
(図(d))。最後に酸化シリコン膜2をエッチング
除去して冷陰極を完成する。(図(e))。
【0006】ところが上記のいずれの構造の冷陰極も、
使用中に浮遊金属粒子やイオン衝撃により円錐状のエミ
ッタがスパッタされ、絶縁膜(シリコン酸化膜)側面に
導電性膜が付着するという問題があった。このため、エ
ミッタとゲートとの間に電流リークが発生し、冷陰極が
破壊される場合もあった。
【0007】そこで、エミッタ−ゲート間の絶縁性を確
保するための構造として、特開平8−321255号公
報には以下のものが提案されている。
【0008】図3はその一例を示す。絶縁膜をエッチン
グすることにより、絶縁膜の側面をエミッタおよびゲー
ト穴から奥に遠ざけた構造とし、これにより絶縁膜側面
に浮遊金属粒子等の付着の防止を図ったものである。
【0009】他の例を図4に示す。これは、絶縁膜形成
工程においてエッチングレートの異なる2種類の絶縁膜
を交互に形成し、エッチング時に凹凸形状を付与したも
のである。これにより、側面の沿面距離を大きくし、電
流リークの防止を図っている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述した電流
リークの防止を図った冷陰極の構造も、電流リークの防
止は十分でなかった。そのためリークを十分に防ぐため
には横方向の絶縁膜のエッチング量を増やす必要がある
が、この場合、エミッタアレイのエミッタ間のピッチが
大きくなり、電流密度が小さくなるという問題があっ
た。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明によれば、シリコン基板と、該シリコン基板の表面上
に形成された絶縁膜と、その上に形成された導電性ゲー
ト膜とを有し、該絶縁膜および該導電性ゲート膜に前記
基板に達する開口部が設けられ、該開口部にエミッタ電
極が形成された微小冷陰極において、前記エミッタ電極
と前記絶縁膜との間に壁部が設けられ、該壁部が、電圧
印加時に前記エミッタ電極より飛来する金属粒子から前
記絶縁膜の一部のみを空間的に遮蔽するように設けら
、その遮蔽される部分は空間に露出していることを特
徴とする微小冷陰極が提供される。
【0012】
【0013】本発明の冷陰極は、絶縁膜側面と円錐状エ
ミッタとの間に壁部からなる遮蔽体を設けられ、絶縁膜
の少なくとも一部がエミッタ電極から空間的に遮蔽され
ている。このため、エミッタ電極から飛来する金属粒子
等の絶縁膜側面への導電性膜の付着が効果的に防止され
る。これにより電流リークの発生を抑えることができ
る。
【0014】また本発明によれば、エミッタ電極と絶縁
膜との間に壁部が設けられた微小冷陰極の製造方法にお
いて、 (a)シリコン基板上に第一の絶縁膜を形成した後、該
第一の絶縁膜にリング状の溝を形成する工程、 (b)前記第一の絶縁膜の上面に前記溝を埋めるように
第二の絶縁膜を形成する工程、 (c)前記第二の絶縁膜上にゲート膜を形成する工程、 (d)前記第一の絶縁膜、前記第二の絶縁膜、および前
記ゲート膜の側面を露出させるように、前記溝の内側
に、前記基板に達する開口部を設けた後、前記開口部周
辺に犠牲層を斜め蒸着し、さらにエミッタ材料を蒸着し
て円錐状エミッタを形成した後、前記犠牲層をエッチン
グ除去する工程、および (e)前記第一の絶縁膜、前記第二の絶縁膜をウエット
エッチングし、エミッタの脇に壁部を形成する工程を含
むことを特徴とする微小冷陰極の製造方法が提供され
る。ここで上記(c)の工程で、第二の絶縁膜とゲート
膜との間に窒化シリコン膜を設けてもよい。これにより
沿面距離を長くし、ゲート膜下面と基板との間のリーク
を防止することができる。
【0015】さらに本発明によれば、シリコン基板と、
該シリコン基板の表面上に形成された絶縁膜と、その上
に形成された導電性ゲート膜とを有し、該絶縁膜および
該導電性ゲート膜に前記基板に達する開口部が設けら
れ、該開口部にエミッタ電極が形成され、前記エミッタ
電極と前記絶縁膜との間に段差部が設けられ、該段差部
が、電圧印加時に前記エミッタ電極より飛来する金属粒
子から前記絶縁膜の一部を空間的に遮蔽するように設け
られ、その遮蔽される部分は空間に露出している微小冷
陰極の製造方法であって、 (a)シリコン基板上に窒化膜、第一の絶縁膜を形成し
た後、フォトレジストをマスクとして該窒化膜および該
第一の絶縁膜をエミッタ形成用マスクに形成する工程、 (b)前記エミッタ形成用マスクを用いて、シリコン基
板をエッチングしてシリコン柱状構造を形成する工程、 (c)前記シリコン柱状構造を酸化し、前記シリコン柱
状構造中央部にくびれ部を形成する工程、 (d)前記窒化膜をマスクとして、前記シリコン基板を
エッチングして、くびれの下部に前記シリコン柱状構造
を延長して形成する工程、 (e)前記(d)工程で得られた前記シリコン柱状構造
を酸化し、前記くびれ部において、このシリコン柱状構
造を上下に2分割するとともに、前記シリコン基板表面
にシリコン酸化膜を形成する工程、 (f)前記窒化膜と、前記くびれ部より上部のシリコン
と、をエッチングにより除去し、前記シリコン柱状構造
からなるエミッタを形成した後、該エミッタの周囲の前
記シリコン酸化膜にリング状の溝を形成する工程、 (g)前記溝を埋めるように前記シリコン酸化膜上に
二の絶縁膜を形成し、その上にゲート膜、それに続いて
第三の絶縁膜を形成する工程、 (h)前記ゲート膜および前記第三の絶縁膜の一部をエ
ッチング除去して、前記エミッタ上部において前記ゲー
ト膜の側面を露出させる工程、及び (i)前記第二の絶縁膜および前記シリコン酸化膜をウ
エットエッチングして前記エミッタ先端を露出させ、前
記シリコン酸化膜の段差部を形成する工程を含むことを
特徴とする微小冷陰極の製造方法が提供される。
【0016】上述した本発明の微小冷陰極の製造方法
は、いずれも、溝を利用してエミッタ電極の脇に遮蔽体
を設けるものである。
【0017】なお、請求項4記載の微小冷陰極の製造方
法において、シリコン酸化膜は、第二の絶縁膜よりもウ
エットエッチングを行う際のエッチングレートの低い材
料からなることが好ましい。このようにすることによ
り、壁部あるいは段差部を容易に形成できるからであ
る。シリコン酸化膜と第二の絶縁膜の組み合わせとして
は、例えば、第一の絶縁膜を熱酸化膜、第二の絶縁膜を
HTO(High Temparature Oxid
e)膜とする組み合わせがある。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明における壁部または段差部
は、エミッタ電極と絶縁膜との間に設けられ、絶縁膜を
エミッタ電極から空間的に遮蔽するものである。すなわ
ち、絶縁膜を電圧印加時にエミッタ電極より飛来する金
属粒子等から空間的に遮蔽するものである。具体的に
は、例えば図1(g)に示されているような、エミッタ
電極と絶縁膜との間に設けられた壁部13をいう。ある
いは、図2(j)に示されているような、エミッタ電極
と絶縁膜との間に設けられた段差部12をいう。このよ
うな遮蔽体を設けることにより、絶縁膜、すなわち図1
(g)、図2(j)における絶縁膜7の側面の一部が、
遮蔽体によって遮られることとなり、エミッタ電極より
飛来する金属粒子等が絶縁膜に付着するのを防止するこ
とができる。遮蔽体は、通常、絶縁体からなるものとす
る。絶縁体でなければ冷陰極の機能が害される場合があ
るからである。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0020】第一の実施例について図1により説明す
る。まずシリコン基板1上に第一の絶縁膜として熱酸化
膜2を3000Å形成する(図1(a))。次にレジス
ト4を用いて熱酸化膜2にリング状溝(外径12000
Å、内径8000Å)を形成する(図1(b))。図に
はリング状溝の断面部が示されている。つづいてリング
状溝を第二の絶縁膜(HTO膜)7で埋めた後、表面を
平坦化する(図1(c))。その上に窒化シリコン膜8
を形成した後(図1(d))、WSiからなるゲート膜
3を形成する(図1(e))。つづいてシリコン基板に
達する開口部(5000Å径)を設けた後、犠牲層を斜
め蒸着し、さらにエミッタ材料を蒸着して円錐状エミッ
タを形成する。その後、犠牲層をエッチング除去する
(図1(f))。次に酸化膜ウエットエッチングを行
い、HTO膜7を5000Åエッチングする。このとき
熱酸化膜2は1000Å程度しかエッチングされず、エ
ッチングレートの相違により図1(g)のようなエミッ
タの脇に壁を有する冷陰極構造が形成される。
【0021】このような構造の冷陰極において、エミッ
タの脇の熱酸化膜からなる壁は、円錐状エミッタがスパ
ッタされた場合に発生する金属粒子に対しリークパスを
切断する壁としての役割を果たす。このため、エミッタ
−ゲート間の電流リークを効果的に防止できる。
【0022】次に第二の実施例について図2により説明
する。まずシリコン基板の所定部分に窒化シリコン8a
を800Å、酸化シリコン膜2を5000Å形成した
後、エミッタ形成用円盤状マスクとしてレジスト4を5
000Å径として形成する(図2(a))。ついでシリ
コンエッチングを3000Å行い、シリコン柱状構造を
形成する(図2(b))。その後、酸化を行い、酸化シ
リコン膜2を2500Å形成し、柱状構造中央部にくび
れを設ける(図2(c))。つづいて酸化シリコン膜2
を2600Å異方性エッチングし、シリコン部分を40
00Å異方性エッチングし、くびれの下部にシリコン柱
状構造を形成する。つづいてくびれ部分においてシリコ
ンが上下に2分割されるまで酸化を行う。酸化膜2は3
000Åである。次に窒化シリコン膜8およびくびれ上
部のシリコンをエッチング除去した後、熱酸化膜にリン
グ状溝(外径12000Å、内径8000Å)を形成す
る(図2(f))。このリング状溝をHTO膜で埋めた
後、窒化シリコン膜8b、ゲート膜3を形成する(図2
(g))。次に酸化シリコン膜を6000Å形成し、リ
フローさせる(図2())。リフローによりエミッタ
上部の酸化シリコン膜が薄くなる。つづいて酸化シリコ
ンリフロー膜9をドライエッチングした後、エミッタ上
部のゲート膜を露出される(図2(i))。最後にゲー
ト膜3、窒化シリコン膜8bをドライエッチングし、酸
化シリコン膜2をウエットエッチングしてエミッタ先端
および酸化膜中の溝を露出させる(図2(j))。
【0023】以上のようにして得られた図2(j)の構
造の冷陰極は、第一の絶縁膜(酸化シリコン膜)と第二
の絶縁膜(HTO膜)とのウエットエッチング時のエッ
チングレートの相違により、段差部が形成される。この
ため絶縁膜への導電性膜の付着による電流リークが起こ
りにくい構造となっている。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、絶縁膜側面と円錐状エ
ミッタとの間に壁部を設けているため、絶縁膜側面への
導電性膜の付着が効果的に防止され、電流リークを効果
的に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における微小冷陰極の製造工程を説明す
る図である。
【図2】本発明における微小冷陰極の製造工程を説明す
る図である。
【図3】従来の微小冷陰極の断面構造を示す図である。
【図4】従来の微小冷陰極の断面構造を示す図である。
【図5】従来の微小冷陰極の製造工程を説明する図であ
る。
【図6】従来の微小冷陰極の製造工程を説明する図であ
る。
【符号の説明】
1 シリコン基板 2 酸化シリコン膜 3 ゲート膜 4 レジスト 5 犠牲層 6 エミッタ材料層 7 HTO膜 8、8a、8b 窒化シリコン膜 9 酸化シリコンリフロー膜 10 第一の絶縁膜 11 第二の絶縁膜 12 段差部 13 壁部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01J 1/304 H01J 9/02

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリコン基板と、該シリコン基板の表面
    上に形成された絶縁膜と、その上に形成された導電性ゲ
    ート膜とを有し、該絶縁膜および該導電性ゲート膜に前
    記基板に達する開口部が設けられ、該開口部にエミッタ
    電極が形成された微小冷陰極において、 前記エミッタ電極と前記絶縁膜との間に壁部が設けら
    れ、該壁部が、電圧印加時に前記エミッタ電極より飛来
    する金属粒子から前記絶縁膜の一部のみを空間的に遮蔽
    するように設けられ、その遮蔽される部分は空間に露出
    ていることを特徴とする微小冷陰極。
  2. 【請求項2】 前記壁部が絶縁体からなる請求項1に記
    載の微小冷陰極。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の微小冷陰極の
    製造方法であって、 (a)シリコン基板上に第一の絶縁膜を形成した後、該
    第一の絶縁膜にリング状の溝を形成する工程、 (b)前記第一の絶縁膜の上面に前記溝を埋めるように
    第二の絶縁膜を形成する工程、 (c)前記第二の絶縁膜上にゲート膜を形成する工程、 (d)前記第一の絶縁膜、前記第二の絶縁膜および前記
    ゲート膜の側面を露出させるように、前記溝の内側に、
    前記基板に達する開口部を設けた後、前記開口部周辺に
    犠牲層を斜め蒸着し、さらにエミッタ材料を蒸着して円
    錐状エミッタを形成した後、前記犠牲層をエッチング除
    去する工程、および (e)前記第一の絶縁膜および前記第二の絶縁膜をウエ
    ットエッチングし、エミッタの脇に壁部を形成する工程
    を含むことを特徴とする微小冷陰極の製造方法。
  4. 【請求項4】 シリコン基板と、該シリコン基板の表面
    上に形成された絶縁膜と、その上に形成された導電性ゲ
    ート膜とを有し、該絶縁膜および該導電性ゲート膜に前
    記基板に達する開口部が設けられ、該開口部にエミッタ
    電極が形成され、前記エミッタ電極と前記絶縁膜との間
    に段差部が設けられ、該段差部が、電圧印加時に前記エ
    ミッタ電極より飛来する金属粒子から前記絶縁膜の一部
    を空間的に遮蔽するように設けられ、その遮蔽される部
    分は空間に露出している微小冷陰極の製造方法であっ
    て、 (a)シリコン基板上に窒化膜、第一の絶縁膜を形成し
    た後、フォトレジストをマスクとして該窒化膜および該
    第一の絶縁膜をエミッタ形成用マスクに形成する工程、 (b)前記エミッタ形成用マスクを用いて、シリコン基
    板をエッチングしてシリコン柱状構造を形成する工程、 (c)前記シリコン柱状構造を酸化し、前記シリコン柱
    状構造中央部にくびれ部を形成する工程、 (d)前記窒化膜をマスクとして、前記シリコン基板を
    エッチングして、くびれの下部に前記シリコン柱状構造
    を延長して形成する工程、 (e)前記(d)工程で得られた前記シリコン柱状構造
    を酸化し、前記くびれ部において、このシリコン柱状構
    造を上下に2分割するとともに、前記シリコン基板表面
    にシリコン酸化膜を形成する工程、 (f)前記窒化膜と、前記くびれ部より上部のシリコン
    と、をエッチングにより除去し、前記シリコン柱状構造
    からなるエミッタを形成した後、該エミッタの周囲の前
    記シリコン酸化膜にリング状の溝を形成する工程、 (g)前記溝を埋めるように前記シリコン酸化膜上に
    二の絶縁膜を形成し、その上にゲート膜、それに続いて
    第三の絶縁膜を形成する工程、 (h)前記ゲート膜および前記第三の絶縁膜の一部をエ
    ッチング除去して、前記エミッタ上部において前記ゲー
    ト膜の側面を露出させる工程、及び (i)前記第二の絶縁膜および前記シリコン酸化膜をウ
    エットエッチングして前記エミッタ先端を露出させ、前
    記シリコン酸化膜の段差部を形成する工程を含むことを
    特徴とする微小冷陰極の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記(e)工程で形成される前記シリコ
    ン酸化膜は、前記第二の絶縁膜より前記ウエットエッチ
    ングによるエッチングレートの低い材料からなることを
    特徴とする請求項4に記載の微小冷陰極の製造方法。
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