JP3303790B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体装置の配線と
して用いられる、少量のシリコンまたは銅を含有するア
ルミニウム合金膜または純アルミニウム膜の製造方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年半導体装置は、急激な集積度に伴っ
て素子の微細化が進み、その半導体装置内の配線の微細
化、薄膜化が著しい。これに伴って配線抵抗の低減やエ
レクトロマイグレーション寿命(以下EM寿命と呼ぶ)
の確保が重要な課題となってきている。
【0003】従来から配線材料としては主にアルミニウ
ム合金が用いられており、EM寿命向上のために、現在
は1%前後の少量の銅を含有するものが一般的に多用さ
れている。さらに配線の多くは前記アルミニウム合金層
と、この上下層に高融点金属化合物からなるバリア層を
設けた積層膜構造となっている。
【0004】こうしたアルミニウム膜やその合金膜、バ
リヤ層は通常、高純度材料からなるターゲットを用いた
マグネトロン方式のスパッタリング装置で形成される。
スパッタリングガスはアルゴンである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記バリヤ層を設けた
ことによりEM寿命は向上させられてきたが、さらに配
線の微細化、薄膜化が進むにつれ電流密度が向上し、ま
すますEM寿命の向上が要求される。そのため、積層膜
構造によりEM寿命を向上させるだけでは、このような
要求を満たすことが出来ないため、アルミニウム合金膜
自体のEM寿命の向上が要求される。
【0006】アルミニウム合金配線のEM寿命は、アル
ミニウム合金膜の膜質に依存しており、アルミニウム合
金膜の膜質はその成膜条件に大きく左右されることは従
来から知られている。そのため、量産工程に於けるアル
ミニウム合金膜成膜条件(スパッタリング装置の処理チ
ャンバー圧力、成膜中のアルゴン圧力、ガス流量、成膜
レート)は詳細に管理されてきたが、それでもなお、配
線のEM寿命が大きくばらつくという課題があった。
【0007】以上のようなEM寿命が変化する要因は別
にあると考えられるが、それについては明確に知られて
いない状態にあり、ばらつきを抑制する有効な方法もな
いというのが現状である。
【0008】上記の問題に対し、本発明は良好なEM寿
命を有する配線を実現することが出来るアルミニウムま
たはその合金膜と、EM寿命のばらつきを少なくするこ
とが出来るアルミニウムまたはその合金膜の製造方法を
提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の半導体装置の製造方法の第1は、半導体基板
上に、スパッタリング法でアルミニウム合金からなる膜
を形成するにあたって、スパッタリング成膜中の、スパ
ッタチャンバー内のガス中に含有する窒素および酸素
の、前記ガス全体に対する分圧比が各々51ppm以
、11ppm以下になるように制御して形成するよう
にしたものである。
【0010】また、本発明の半導体装置の製造方法の第
2は、アルミニウム合金からなる膜中に含有する窒素、
酸素、水素が、前記アルミニウム合金からなる膜全体に
対して各々0.006原子%以下、0.01原子%以
、0.003原子%以下になるように制御して、アル
ミニウム合金からなる膜を形成するようにしたものであ
る。
【0011】以上のように各種不純物ガスの濃度を制御
して形成することによって、いつでもEM寿命劣化のな
いアルミニウム合金配線を有する半導体装置が得られる
ことになる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明者らは種々の実験の結果、
アルミニウムまたはその合金膜のEM寿命が、アルゴン
ガス雰囲気でのスパッタリング膜堆積中における不純物
ガスに依存していることを見出した。本発明はこの知見
に基づいて得られたものである。
【0013】以下に、その実験の概要と結果についてま
ず説明する。図1は、スパッタリングによる膜堆積を、
様々な不純物ガスの存在下で行うためのスパッタリング
装置の概略図である。
【0014】アルミニウム合金ターゲット11はマグネ
トロンスパッタチャンバー16内部の上部に取り付けら
れている。このスパッタリングターゲットは通常Si、
Cu、Cr、Ge、Mo、B等の元素が添加された高純
度アルミニウムからなり、これら元素を一種または二種
以上10重量%以下含有するものである。マグネトロン
スパッタチャンバー16内の不純物、不純物ガス圧を評
価するための残留ガス分析装置(以下RGA装置)12
は、フランジ15を介してマグネトロンスパッタチャン
バー16に接続され、故意にチャンバー内に不純物ガス
を導入させるための微少リークバルブ13を備えてい
る。14は配線用金属膜が形成される半導体基板であ
る。
【0015】この実験に用いたターゲット11は、Si
を1%、Cuを0.5%添加した純度99.99%以上
の高純度アルミニウム合金、スパッタリングガスは従来
通りアルゴンであり、スパッタリング堆積中の圧力は2
mTorrである。
【0016】図1のスパッタリング装置によりシリコン
基板14上にアルミニウム合金膜を形成し、微少リーク
バルブ13によりさまざまな不純物をスパッタチャンバ
ー内に導入しアルミニウム合金膜を成膜した。スパッタ
リング堆積中はRGA装置12により不純物、不純物量
をモニタリングすることにより、チャンバー内の不純物
を測定した。
【0017】EM寿命を評価するためのサンプルは、通
常のフォトリソ、ドライエッチング技術を用いて半導体
基板上に評価用配線パターン形成することによって作製
した。このサンプルによりEM耐性を評価した。EM耐
性検査条件は以下の通りである。すなわち、 電流密度:2×106A/cm2 温度 :150℃ 表1は、アルミニウム合金配線のEM寿命(ある一定の
個数の配線が故障するまでの時間)と、スパッタリング
成膜中のチャンバー16内部の不純物ガス濃度との関係
およびアルミニウム合金配線中に含有する不純物ガス濃
度との関係を示す結果である。この表において、それぞ
れのサンプル制作条件のアルミニウム合金配線中に含有
する不純物ガス濃度と、スパッタリング成膜中のチャン
バー内部の不純物ガス濃度は1:1に対応するものであ
る。
【0018】スパッタリング成膜中のチャンバー16内
部の不純物ガス濃度は、RGA装置により測定したスパ
ッタ成膜中の全圧力に対する不純物ガス分圧比として定
義され、また、EM寿命の値は任意単位で示されてお
り、その値1は望ましいEM寿命に対応する。そしてサ
ンプルの制作条件1は、何らの不純物ガスも導入しない
で製作したサンプルのデータである。アルミニウム合金
配線中に含有する不純物ガス濃度は、SIMS分析(二
次イオン質量分析)により測定したアルミニウム合金膜
中のアルミニウム原子数に対する不純物原子数の比(原
子%)として定義している。SIMSで得られた各元素
の信号強度は、RBS(ラザフォード バックスキャッ
タリング)を使って原子数に校正を行ってある。
【0019】
【表1】
【0020】表1条件1、2から、水を不純物ガスとし
て入れない場合のレベル6〜7ppmに保ったとき、ス
パッタリング成膜中のチャンバー内の不純物窒素が51
ppmより大きく、かつ酸素が11ppmより大きい
EM寿命が劣化することが解る。また、条件5〜7に見
られるように窒素、酸素リークのないレベルに保ち、
水の濃度を変化させると、水が65ppm以上存在する
とEM寿命が0.9と若干劣化するが、かなり濃度を増
加させても寿命依存性は極めて小さい。このことから水
はEM寿命にほとんど影響しないと考えられる。
【0021】次にEM寿命評価で用いたサンプル上のア
ルミニウム合金膜中に含有する不純物濃度とEM寿命と
の相関を総合的にみると、アルミニウム合金膜中の水素
が約0.003%以下、酸素が約0.01%以下、窒素
が約0.006%以下の膜中不純物濃度であれば、EM
耐性は劣化しないことが解る。
【0022】ここで水素は、スパッタリング中に不純物
としての水が分解し生成され、膜中に取り込まれると考
えられるが、故意に水を高濃度に導入しても、全く導入
しないときとほとんど同じ濃度になっており、水はアル
ミニウム合金膜中水素濃度変化に寄与しない。
【0023】一方、酸素もまた水から分解されて膜中に
取り込まれると予想される。条件5〜7のデータから分
かるように水の濃度上昇と共に膜中酸素濃度も上昇する
が1から0.9に寿命が減るだけに過ぎず、スパッタリ
ングガス中に含まれる水から生成した酸素はアルミニウ
ム合金膜のEM寿命をほとんど劣化させない事が分かっ
た。
【0024】以上の結果から、生産工程において、アル
ミニウムの成膜工程条件が本来の正常条件が保たれてい
る場合は従来の技術であっても不純物ガス濃度は低く保
たれ問題ないのであるが、従来技術では成膜中の不純物
ガスを管理しなかったために、EM寿命のばらつき原因
の一部は、スパッタ装置の突発的な微小リークや洗浄後
の乾燥不充分な半導体基板のチャンバー内設置などによ
って引き起こされる急激な不純物ガス濃度上昇と推測さ
れる。
【0025】以上実験結果について述べたわけである
が、EM寿命がほとんど劣化せず、寿命のばらつきを抑
制したアルミニウム合金配線を得るために、本発明では
実際の生産工程において、スパッタリング成膜中、チャ
ンバー内の窒素分圧比を約51ppm以下、かつ酸素分
圧比を11ppm以下になるよう管理、制御しつつ成膜
するのである。また、アルミニウム合金膜中の水素が約
0.003原子%以下、酸素が約0.01原子%以下、
窒素が約0.006原子%以下であるように管理、制御
しつつ成膜する。こうして突発的にEM寿命の小さい配
線が形成されることを防止できる。
【0026】アルミニウム合金のスパッタ成膜中不純物
の濃度のモニタリングは、具体的には上に述べたよう
に、スパッタリング装置に取り付けたRGA装置によ
り、成膜中の全圧力に対する不純物ガス分圧比を常時監
視することで可能である。もし濃度に異常があれば、そ
れに対応する半導体基板を除外し、スパッタリング装置
を点検してEM寿命に関する不良品を生産しないように
出来る。
【0027】
【発明の効果】以上述べたように本発明の配線の製造方
法に従えば、高いエレクトロマイグレーション耐性を有
するアルミニウム合金膜からなる配線を安定して形成で
きるため、高い信頼性を持つ半導体装置の製造を可能な
らしめるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】スパッタ装置の概略図
【符号の説明】
11 アルミニウム合金ターゲット 12 RGA装置 13 微少リークバルブ 14 シリコン基板 15 フランジ 16 マグネトロンスパッタチャンバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H01L 21/203 H01L 21/203 S (56)参考文献 特開2000−63971(JP,A) 特開 平8−186084(JP,A) 特開 平8−37185(JP,A) 特開 平5−287518(JP,A) 特開 平3−14227(JP,A) 特開 昭61−124562(JP,A) 特開 昭61−193441(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/285 H01L 21/285 301 C23C 14/34 C23C 14/54 H01L 21/203

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上に、スパッタリング法でア
    ルミニウム合金からなる膜を形成する半導体装置の製造
    方法であって、スパッタリング成膜中のガス中に含有す
    る窒素および酸素の、前記ガス全体に対する分圧比が
    々51ppm以下、11ppm以下になるように制御し
    て、前記アルミニウム合金からなる膜を形成することを
    特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 半導体基板上に、アルミニウム合金から
    なる膜を形成する半導体装置の製造方法であって、前記
    膜中に含有する窒素、酸素、水素が、前記アルミニウム
    合金からなる膜全体に対して各々0.006原子%以
    、0.01原子%以下、0.003原子%以下になる
    ように制御して形成することを特徴とする半導体装置の
    製造方法。
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