JP3303064B2 - 回線接続制御方法 - Google Patents

回線接続制御方法

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JP3303064B2
JP3303064B2 JP28782094A JP28782094A JP3303064B2 JP 3303064 B2 JP3303064 B2 JP 3303064B2 JP 28782094 A JP28782094 A JP 28782094A JP 28782094 A JP28782094 A JP 28782094A JP 3303064 B2 JP3303064 B2 JP 3303064B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は回線接続制御方法に関
し、特に公衆網と私設網との間の回線相互接続制御方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】図1に、公衆網と私設網との相互接続の
基本構成例を示す。なお、これについては、例えば、日
本電信電話(株)編:「電気通信システムの基礎」(NTTラ
ーニングシステムズ 初版昭和62年刊)第2単元および第
4単元の記載を参考にすることができる。図1におい
て、1は公衆網を示している。ここで、本発明で扱う公
衆網とは、PBXを含む有線系端末,無線系端末を収容
し、相互に接続を行う電気通信網を指す。2の交換機A
〜Dは、公衆網エリアにある端末または構内網エリアに
あるPBXを公衆中継回線に接続し、各端末相互接続を
実現する。3の公衆網エリアA,Bは、それぞれ、交換
機AおよびBが公衆通信サービスを提供するエリアであ
る。また、4はPBX、5は該PBX4に収容される構
内網エリアを示しており、構内網エリアCおよびDは、
それぞれ、PBX−CおよびPBX−Dが構内通信サー
ビスを提供するエリアである。
【0003】6は端末を示しており、端末a,bは、交
換機A,Bと有線で接続される場合と、無線で接続され
る場合がある。無線で接続される場合には、無線端末を
携帯し、別の公衆エリアへ移動したとき、そのエリアに
ある交換機とも接続できるものとする。端末c,dも、
PBX−CおよびPBX−Dと有線で接続される場合
と、無線で接続される場合がある。無線で接続される場
合には、無線端末を携帯し、別の構内網エリアへ移動し
たとき、そのエリアにあるPBXとも接続できるものと
する。7は公衆網と構内網のアクセスポイントであり、
交換機とPBXの接続点である。8は構内網を相互接続
する専用線であり、PBX−CおよびPBX−Dとの間
に設けられているものとする。9の私設網は、上述の専
用線8により構内網が複数接続され、複数のアクセスポ
インタを持つたものである。
【0004】10はSCP(サービス制御ポイント:Se
rvice Control Point)で、交換機等に対し、リアルタ
イムで制御を行う。なお、このSCPについては、例え
ば、斉藤 忠夫監修「情報・通信ネットワークの全貌」(日
経BP社1992年刊)の第1部第1章等に記載されている
如く、ITUで標準化が進められているインテリジェン
トネットワークの構成要素の一つである。また、11は
通信路を示しており、12は公衆中継回線網を示してい
る。なお、上述の交換機2〜アクセスポイント7につい
ては、説明の便宜上、A,B,・・・・等の符号を付けて、
区別している。更に、交換機Aと交換機D間の中継距離
は、交換機Aと交換機C間の距離より長いものとし、同
様に、交換機Bと交換機C間の中継距離は、交換機Bと
交換機D間の距離より長いものとする。また、公衆網の
通信コストは、交換機間の中継距離に比例して大きくな
るものとする。上述の如き構成を有する従来の公衆網と
私設網との相互接続構成における動作を、以下、場合を
分けて説明する。
【0005】(1)私設網着信 1)専用線を利用しない接続:公衆網に属する端末aか
ら、構内網に属する端末dに着信させたい場合には、端
末aの発信者は、端末dのダイヤルイン番号をダイヤル
すると、公衆網の交換機A,交換機Dおよび構内網のP
BXの動作により、端末aと端末dは、図2に示す経路
でアクセスポイントDを経由して接続され、通信が開始
される。 2)専用線を利用した接続:一方、PBX−CとPBX
−Dの間に設けられた専用線を利用して、公衆網に属す
る端末aから構内網に属する端末dに着信させたい場合
には、端末aの発信者は、まず、PBX−Cの受付台に
いる交換手を呼び出し、その交換手に端末dの内線番号
を伝える。交換手は、専用線経由でPBX−Dに属する
端末dに接続する操作を行うことにより、端末aと端末
dは図3に示す経路でアクセスポイントCを経由して接
続され、通信が開始される。
【0006】なお、上述の交換手の操作は、PBXの第
2ダイヤルトーンを利用することによって、人手を介さ
ずに自動で接続することも可能である。 3)通信コストの比較:専用線に関わる通信コストは、
私設網の所有者が負担するものと仮定する。このとき、
専用線を利用しない接続と専用線を利用する接続とにつ
いて、端末aの発信者の通信コストを比較すると、公衆
中継回線を利用する距離が短くなる分だけ、専用線を利
用する接続の方が小さい通信コストで済む。 (2)私設網発信 1)専用線を利用しない接続:構内網に属する端末dか
ら、公衆網に属する端末aに着信させたい場合には、端
末dの発信者は、PBX−Dに公衆網に接続するよう指
示を与えた後に、端末aの番号をダイヤルし、公衆網の
交換機D,交換機Aの動作により、端末dと端末aは、
図4に示す経路でアクセスポイントDを経由して接続さ
れ、通信が開始される。
【0007】2)専用線を利用した接続:一方、PBX
−CとPBX−Dの間に設けられた専用線を利用して、
構内網に属する端末dから、公衆網に属する端末aに着
信させたい場合は、端末dの発信者は、まず、PBX−
Dに対して専用線に接続するように指示を与え、更に、
PBX−Cに対して公衆網に接続するように指示を与え
た後に、端末aの番号をダイヤルし、公衆網の交換機
C,交換機Aの動作により、端末dと端末aは、図5に
示す経路でアクセスポイントCを経由して接続され、通
信が開始される。 3)通信コストの比較:私設網の所有者が負担する1回
線当たりの通信コストは、同一中継距離では公衆網よ
り、専用線の方が小さいものと仮定する。このとき、専
用線を利用しない接続と専用線を利用した接続につい
て、私設網所有者の通信コストを比較すると、公衆網を
利用する距離が短くなる分だけ、専用線を利用した接続
の方が小さい通信コストで済む。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術には、以
下の如き問題がある。 1)私設網着信における現状での問題点:公衆網に属す
る端末から専用線で結ばれた構内網に属する端末に発信
するときに、発信者の通信コストを最も小さくするため
には、発信者から見て、私設網の中に設けられた最寄り
のアクセスポイントを狙って発信すればよい。例えば、
構内網に属している端末dに着信したいとき、公衆網エ
リアAにある端末aから発信する場合はアクセスポイン
トCを経由して構内網に入る。また、公衆網エリアBに
ある端末bから発信する場合はアクセスポイントDを経
由して構内網に入るようにすればよい。しかし、上述の
接続を実現するためには、発信者から見て最寄りのアク
セスポイントを経由して構内網に入るため、発信者は着
信端末が属している私設網にアクセスポイントが複数あ
ること、および、それらの代表番号を知っていることが
条件となる。
【0009】すなわち、発信者が移動せずに、特定の場
所に設置された端末からしか発信しないのであれば、そ
の端末から最寄りのアクセスポイントに接続している構
内網の代表番号を知っていなければならない。また、発
信者が移動して任意の場所に設けられた端末(例えば、
公衆電話)から発信する場合や、発信者が無線端末を携
帯して場所を移動して発信する場合には、発信者の位置
によって最寄りのアクセスポイントが変わってくる。こ
の場合には、移動するエリア毎に、最寄りのアクセスポ
イント配下の代表番号リストを用意する必要があり、ア
クセスポイントの数が多くなるに従って、そのリストの
管理も煩雑になる。また、私設網の都合で、アクセスポ
イントが新設されたり撤去されたりする場合も考えられ
る。このような変更にも対応するためには、全アクセス
ポイント配下の代表番号リストを常に更新しておく必要
がある。
【0010】2)私設網発信における現状での問題点:
専用線で結ばれた構内網に属する端末から公衆網に属す
る端末に発信するときに、私設網所有者の通信コストを
最も小さくするためには、私設網に設けられた複数個所
のアクセスポイントの中から着信者に最も近いものを選
び、ここを経由して公衆網に接続すればよい。例えば、
私設網に属している端末dから公衆網に属している端末
aに発信したいとき、アクセスポイントCを経由して公
衆網に接続する。また、公衆網に属している端末bに発
信する場合は、アクセスポイントDを経由して公衆網に
接続するようにすればよい。なお、この場合、専用線は
使用しない。着信端末a,同bが固定端末の場合は、着
信端末が属している公衆網エリアの市外局番から判断し
て、通信コストが最も小さくなる最適なアクセスポイン
トを選択することができる。
【0011】しかしながら、着信端末が公衆網エリアを
移動する無線端末の場合には、私設網に属している発信
者は着信したい無線端末がどこのエリアに属しているか
を知らない場合もある。複数個所のアクセスポイントを
持つ私設網に属する端末dから公衆網に属する無線端末
aに発信するとき、端末dの発信者が無線端末aの在圏
位置を知っているなら着信先は固定端末と同等とみなせ
るため、通信コストが最も小さくなる最適なアクセスポ
イントを選択することができるが、端末dの発信者が無
線端末aの在圏位置を知らないときには、最適なアクセ
スポイントを選択することはできない。また、公衆網側
で、ターミナルモビリティ(端末移動)だけでなく、人の
移動に対して無線/有線端末を追いかけるパーソナルモ
ビリティ(人移動)を提供する場合も、着信者の在圏位置
を発信者が知らないときには、最適なアクセスポイント
を選択することはできない。
【0012】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、従来の技術における上述
の如き問題を解消し、発信者が、通信コストを最小にす
る最適なアクセスポイントに常時接続可能となる、回線
接続制御方法を提供することにある。より具体的には、
公衆網側から発信する場合、着信私設網側の最も発信公
衆網側端末に近いアクセスポイントを選択可能とし、ま
た、私設網側から発信する場合、着信公衆網側端末に近
い私設網側アクセスポイントを選択可能とする、回線接
続制御方法を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、公
衆網から私設網へ着信する回線接続方法において、呼接
続要求を受信した構内交換機に内蔵または外付けされる
第1のアクセスポイントルーチングシステム(以下、「A
PR」という)は、公衆網のSCPに対し、発信端末の位
置情報を要求し、前記SCPは、第1のAPRに発信端
末の位置情報を通知し、該第1のAPRは、発信端末と
着信端末の位置情報を比較し、通信コストが最小となる
アクセスポイントを決定し、該アクセスポイントが前記
第1のAPRを有する構内交換機に接続していない場
合、前記SCPに対し接続先変更と接続先を指示し、該
SCPは、指示された前記アクセスポイント配下の構内
交換機に、私設網から指示された呼接続であることを示
して呼接続要求を行い、前記アクセスポイント配下の第
2のAPRは、呼接続要求の内容を確認し、前記アクセ
スポイント配下の構内交換機により着信端末に接続する
ことを特徴とする回線接続制御方法、または、私設網か
ら公衆網へ発信する回線接続方法において、構内交換機
に内蔵または外付けされる第1のAPRは、公衆網のS
CPに対し、着信端末の位置情報を要求し、前記サービ
ス制御ポイントは、第1のAPRに着信端末の位置情報
を通知し、該第1のAPRは、発信端末と着信端末の位
置情報を比較し、通信コストが最小となるアクセスポイ
ントを決定し、前記アクセスポイント配下に、発信端末
を収容する構内交換機がない場合、前記発信端末を収容
している構内交換機に対して、前記アクセスポイント配
下の構内交換機を経由して公衆網に接続するように指示
し、前記アクセスポイント配下の構内交換機から公衆網
に接続することを特徴とする回線接続制御方法によって
達成される。
【0014】
【作用】本発明に係る回線接続制御方法においては、公
衆網側から複数のアクセスポイントを持つ私設網に対し
て回線接続をする場合、最も発信公衆網側端末に近いア
クセスポイントを経由して接続可能となり、また、複数
のアクセスポイントを持つ私設網側から公衆網に対して
回線接続をする場合、最も着信公衆網側端末に近い私設
網側アクセスポイントを経由して接続可能となる。発信
者は、通信コストを最小にするアクセスポイントを常時
接続可能となるため、公衆網側の中継回線分の通信料を
少なくすることができる。特に、着信側が移動端末や人
が移動して端末に番号を登録した場合に対しての効果が
大きい。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図6に、本発明の基本構成を示す。図中、
記号1〜12は図1に示したと同じ構成要素を示してい
る。また、13は構内網の各PBXに内蔵または外付け
される、APR(アクセスポイントルーティングシステ
ム:Access Point Routingsystem)である。APRは
公衆網側の発着信端末の位置情報と番号情報を前述の
SCPから得て、通信コストが最小となるルーティング
情報をSCPに与え、接続先を変更する(リルーティン
グする)ように指示する。本発明に係る回線接続制御方
法を実施する事前準備として、私設網内に在圏する無線
端末の位置登録をしておく必要がある。図7に、私設網
内に在圏する無線端末の位置情報の登録例を示す。位置
情報は、当該端末が属するエリアのAPRに登録された
後、私設網内のすべてのAPRに登録され、SCPに送
られる。一方、固定端末の位置情報や番号情報は、すべ
てのAPRが私設網内の全端末を登録している。また、
APRには、各PBXと各アクセスポイントの位置(エ
リア)情報、公衆網の位置(エリア)情報と料金情報が登
録されている。
【0016】図8に私設網着信の場合のフローチャート
を、図9にその具体的としての、公衆網に属する端末a
から構内網に属する端末dに着信させる動作の流れを模
式的に示す。なお、図9中の破線は制御信号の流れ、太
い実線は回線接続の流れを示している。以下、両図に基
づいて、私設網着信の場合の動作を詳細に説明する。ま
た、動作説明中、括弧内の丸で囲んだ数字は、図9中の
同じく丸で囲んだ数字に対応している。 ステップ21():公衆網に属する端末aから構内網に属
する端末dに着信させたいとき、端末aの発信者は、端
末dの番号をダイヤルする。この信号は、SCPに送ら
れる。 ステップ22:端末aの番号情報と端末dの番号情報とを
受け取ったSCPは、自分のDBの中から、着信端末d
の位置情報を検索する。 ステップ23():SCPは、検索結果に従って、網の機
能により呼接続要求を送信する。 ステップ24:ここで、着信端末が公衆網内にいるか否か
を判定し、着信端末が公衆網内にいる場合は、公衆網の
交換機を動作させて接続する(ステップ25)。
【0017】ステップ26:また、APRが存在しない私
設網の場合には、PBXの機能により、着信端末に接続
する(ステップ34)。 ステップ27():ステップ24,26における判定の結果、
着信端末がAPRを有する私設網内にいる場合には、呼
接続要求はAPR(ここでは、APR−D)に渡され、A
PR−DはSCPに発信者の位置情報を要求する。 ステップ28():SCPはそれを受けて、発信者位置情
報をAPR−Dに通知する。 ステップ29:APR−Dは、着信端末dの位置と発信端
末aの位置情報を比較して、通信コストが最小となるよ
うな最適アクセスポイントを、自分のDBから探し出す
(ここでは、アクセスポイントCが得られる)。 ステップ30:APR−Dは、ステップ29で得られた最適
アクセスポイントが、呼接続要求を受信したPBXに接
続されている場合には、このアクセスポイントの配下に
あるPBXを動作させて着信端末に接続する(ステップ3
4)。
【0018】ステップ31():また、ステップ29で得ら
れた最適アクセスポイントが、呼接続要求を受信したP
BXに接続されていなければ、APR−Dは、SCPに
対して該当する最適アクセスポイントに接続先を更する
ように指示する。ここでは、アクセスポイントDを接続
先として指定することになる。 ステップ32():アクセスポイントを指示されたSCP
は、該当するアクセスポイントの配下にあるAPR(こ
こでは、APR−C)に呼接続要求を再度発信する。こ
の場合、SCPは当該私設網から指示された呼接続要求
(リルーティング呼)であることを付加して通知する。 ステップ33():APR−Cは、受信した呼接続要求が
当該私設網から指示された呼接続要求(リルーティング
呼)であることを確認後、PBX−C,PBX−Dの機
能により、着信端末dに接続する(ステップ34)。 本実施例によれば、上述の如き動作により、発信端末a
から、交換機A,交換機C,PBX−C,PBX−Dを
経由して、着信端末dに着信される。
【0019】次に、私設網発信の場合の動作を説明す
る。図10に私設網発信の場合のフローチャートを、図
11にその具体的としての、構内網に属する端末dから
公衆網に属する端末aに着信させる動作の流れを模式的
に示す。なお、図9と同様に、図11中の破線は制御信
号の流れ、太い実線は回線接続の流れを示している。以
下、両図に基づいて、私設網着信の場合の動作を詳細に
説明する。また、動作説明中、括弧内の丸で囲んだ数字
は、図11中の同じく丸で囲んだ数字に対応している。 ステップ41():構内網に属する端末dから公衆網に属
する端末aに着信させたいとき、端末dの発信者は、端
末aの番号をダイヤルする。 ステップ42:端末dを収容しているAPR−Dは、私設
網内に着信端末aがいるか否かを、自分のDBの検索に
より判定する。 ステップ43:ここで、着信端末aが私設網内にいる場合
は、PBXの機能により着信端末aに接続する(ステッ
プ45)。
【0020】ステップ44():ここでは、着信端末aは
私設網内に在圏しないので、次に、APR−Dは、SC
Pに着信端末aの位置情報を要求する。 ステップ46():SCPは、これに応じてAPR−Dに
着信端末aの位置情報を通知する。 ステップ47:APR−Dは、発信端末dの位置と着信端
末aの位置情報を比較して、通信コストが最小となるよ
うな最適アクセスポイントを、自分のDBから探し出す
(ここでは、アクセスポイントCが得られる)。 ステップ48:APR−Dは、ステップ47で得られた最適
アクセスポイントCの配下に、発信端末dを収容してい
るPBXがあるか否かを判定する。 ステップ50:ここで、ステップ47で得られた最適アクセ
スポイントの配下に、発信端末を収容しているPBXが
ある場合には、このアクセスポイントの配下にあるPB
Xの機能により、最適アクセスポイントの配下PBXか
ら公衆網に接続し、着信端末に接続する(ステップ51)。
【0021】ステップ49:ここでは、ステップ47で得ら
れた最適アクセスポイントCの配下には、発信端末dを
収容しているPBXがないので、APR−Dは、PBX
−Dに、PBX−Cを経由して公衆網に接続するように
指示する。 ステップ50:これに基づいて、PBX−D,PBX−C
の機能により、最適アクセスポイントCを経由して公衆
網に接続する。 ステップ51:次に、公衆網の機能により、着信端末aに
接続する。本実施例によれば、上述の如き動作により、
発信端末dから、PBX−D,PBX−C,交換機C,
交換機Aを経由して、着信端末aに着信される。 なお、上記実施例は本発明の一例を示したものであり、
本発明はこれに限定されるべきものではないことは言う
までもないことである。例えば、上記実施例において
は、各APRが私設網情報をそれぞれで持ち、独自に制
御する分散制御方式を示したが、これは、各APRが主
・従の関係を持たず、対等の関係になるようにした場合
である。
【0022】これとは別の構成方法として、主たるAP
R(「APR−M」とする)に私設網情報を持たせ、他のA
PR(「APR−S」とする)を従の位置付けとして制御す
る、集中制御方式でも本発明に係る回線接続制御方法を
実現することができる。この場合、前述の分散制御方式
と異なる点は、 (1)APR−Mに全体の情報を集めるため、APR−S
のDBが軽減できるという利点がある。 (2)位置登録をAPR−Mに集中できるため、SCPと
の制御情報の通信路が1本にできるという利点がある。
とともに、 (3)APR−Sの動作は、APR−Mからの制御を必要
とするため、私設網内の通信量は増えることになる。 (4)APR−Mの不具合時には、システム全体が機能し
なくなる。というマイナス面を有する点にある。
【0023】
【発明の効果】以上、詳細に説明した如く、本発明によ
れば、発信者が、通信コストを最小にする最適なアクセ
スポイントに常時接続可能となる、回線接続制御方法を
実現できるという顕著な効果を奏するものである。より
具体的には、公衆網側から発信する場合、着信私設網側
の最も発信公衆網側端末に近いアクセスポイントを選択
可能とし、また、私設網側から発信する場合、着信公衆
網側端末に近い私設網側アクセスポイントを選択可能と
する、回線接続制御方法を実現できるという実用的な効
果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】公衆網と私設網との相互接続の従来の基本構成
例を示す図である。
【図2】図1に示した従来技術において、私設網着信時
に専用線を利用しない接続例を示す図である。
【図3】図1に示した従来技術において、私設網着信時
に専用線を利用する接続例を示す図である。
【図4】図1に示した従来技術において、私設網発信時
に専用線を利用しない接続例を示す図である。
【図5】図1に示した従来技術において、私設網発信時
に専用線を利用する接続例を示す図である。
【図6】本発明の一実施例に係る、公衆網と私設網との
相互接続の基本構成例を示す図である。
【図7】実施例における、私設網内端末の位置情報の登
録例を示す図である。
【図8】実施例における、私設網着信の回線接続方式の
フローチャートである。
【図9】図8に示した回線接続方式の具体的な動作説明
図である。
【図10】実施例における、私設網発信の回線接続方式
のフローチャートである。
【図11】図10に示した回線接続方式の具体的な動作
説明図である。
【符号の説明】
1 公衆網 2 交換機 3 公衆網エリア 4 PBX 5 構内網エリア 6 端末 7 アクセスポイント 8 専用線 9 私設網 10 SCP(サービス制御ポイント:ServiceControl
Point) 11 通信路 12 公衆中継回線網
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04M 3/00 H04M 3/16 - 3/20 H04M 3/38 - 3/42 H04M 3/424 - 3/436 H04M 7/00 - 7/16 H04M 15/00 - 15/38 H04Q 3/58 - 3/62

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 公衆網から私設網へ着信する回線接続方
    法において、呼接続要求を受信した構内交換機に内蔵ま
    たは外付けされる第1のアクセスポイントルーチングシ
    ステム(APR)は、公衆網のサービス制御ポイント(S
    CP)に対し、発信端末の位置情報を要求し、前記SC
    Pは、第1のAPRに発信端末の位置情報を通知し、該
    第1のAPRは、発信端末と着信端末の位置情報を比較
    し、通信コストが最小となるアクセスポイントを決定
    し、該アクセスポイントが前記第1のAPRを有する構
    内交換機に接続していない場合、前記SCPに対し接続
    先変更と接続先を指示し、該SCPは、指示された前記
    アクセスポイント配下の構内交換機に、私設網から指示
    された呼接続であることを示して呼接続要求を行い、前
    記アクセスポイント配下の第2のAPRは、呼接続要求
    の内容を確認し、前記アクセスポイント配下の構内交換
    機により着信端末に接続することを特徴とする回線接続
    制御方法。
  2. 【請求項2】 私設網から公衆網へ発信する回線接続方
    法において、構内交換機に内蔵または外付けされる第1
    のAPRは、公衆網のSCPに対し、着信端末の位置情
    報を要求し、前記サービス制御ポイントは、第1のAP
    Rに着信端末の位置情報を通知し、該第1のAPRは、
    発信端末と着信端末の位置情報を比較し、通信コストが
    最小となるアクセスポイントを決定し、前記アクセスポ
    イント配下に、発信端末を収容する構内交換機がない場
    合、前記発信端末を収容している構内交換機に対して、
    前記アクセスポイント配下の構内交換機を経由して公衆
    網に接続するように指示し、前記アクセスポイント配下
    の構内交換機から公衆網に接続することを特徴とする回
    線接続制御方法。
JP28782094A 1994-11-22 1994-11-22 回線接続制御方法 Expired - Lifetime JP3303064B2 (ja)

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