JP3302632B2 - 組織サンプル採取装置用生検針 - Google Patents
組織サンプル採取装置用生検針Info
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生検針による組織
サンプル採取のための装置に関する。本発明はとくに、
このようなサンプル採取に使用される、針組立体を推進
し操作する装置に関する。 【0002】 【従来の技術】人体および動物の内部組織のサンプル採
取いわゆる生体組織検査は、ますます一般化されてき
た。生検針を用いることにより、肝臓または腎臓のよう
に生体の内部奥深くに位置する器官からサンプルを採取
することも可能である。きわめて痛みの少ないこの種の
サンプル採取は、通常、医者が針組立体を皮膚から所定
のサンプル採取位置まで挿入するという方法で行われ
る。かかる針組立体は、中空外針と、その中に摺動可能
に設けられた内針とからなる。この内針は先端に尖頭部
を有し、先端付近に組織サンプルを受入れるための凹部
が設けられている。サンプル採取自体は、以下のように
して行なわれる。即ち、先ず最初に、周囲の組織が内針
内に設けられた凹部内に膨張するように、内針は当初の
位置より少し内部に押込まれる。その後、中空外針が前
方に押出され内針を被覆して組織サンプルを切断し、こ
れによりサンプルは内針内に設けられた凹部内に採取さ
れ、包囲する外針により保持される。次に、採取組織サ
ンプルを保持する針組立体が引出され、その後サンプル
が取出されて分析される。サンプル採取中の操作は通常
超音波機器を用いて監視され、サンプル採取が正しく行
われていることが確認される。 【0003】このようなサンプル採取は、通常手作業で
行われる。そして、2人の医師の参加を必要とし、一人
が超音波機器を操作し、他の一人がサンプル採取、すな
わちきわめて集中力を要する操作を行なう。さらに、サ
ンプル採取は、針組立体を操作するときに、針組立体全
体が最初に所定の初期位置にセットされ、その後内針が
前方に押出され、最後に外針が内針の上を前方に押出さ
れて同時に組織サンプルを切取るように2本の針の動き
を協働させなければならず、極めて技術と精度とを必要
とする。そのため、切取り工程中に内針が不意に引出さ
れ、その結果組織が内針内の凹部に全く採取できないか
又は極めて僅かな量しか採取できないということが起こ
り易い。 【0004】従って、生体組織検査に対し、一人の医師
だけで針組立体を操作できるようにしてしかも安全性を
高めたいという要望が大きい。この課題を解決する試み
は、本出願と同一出願人によるSE−A−820206
1に記載されており、その発明の着想は、箱内に針組立
体を入れ、この箱内には外針と内針とを推進するための
推進手段が設けられ、針組立体が体内の正しいサンプル
採取位置に配置されたときに、上記の協働運動を実行す
るようにしたことにある。そして、オペレ―タが箱の外
側の解放機構を作動すると、針は所定の運動を実行す
る。 【0005】この既知の装置は、サンプル採取中におけ
る片手操作(医師は片方の手で超音波機器を、他方の手
でサンプル採取装置を操作可能である)を可能にすると
同時に、サンプル採取中の安全性と精度(針の相対運動
はこの装置で自動的に制御される)とを向上させるの
で、技術的進歩に大きな貢献をした。それにも拘らず、
この既知の装置にはいくつかの欠点がある。その中でも
特にこの装置は、安全性の点にやや欠陥があり、又針の
推進手段に圧力を与えると共に針組立体に荷重を与える
手順が比較的複雑で別々のステップで行われ、そのた
め、推進手段は手で締め付けるか又は特殊な工具が必要
であった。さらに既知の装置は、安全性(たとえば装置
が不意にはずれる危険がある)と針組立体の案内とに欠
陥があった。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上述
したタイプの組織サンプル採取装置の改良であって、上
述した従来装置より優れ、このタイプの装置にも実際に
応用可能としたことにある。本発明の目的は、安定性が
高くしかも寿命の長いこのタイプの組織サンプル採取装
置を提供することである。本発明の他の目的は、このタ
イプの既知の装置より、荷重の負荷、操作および解放な
どがより簡単で安全な装置を提供することである。本発
明のさらに別の目的は、前記のこのタイプの組織サンプ
ル採取装置において、負荷装置の不意のはずれを防止す
ると共に、針組立体の好ましくない回転を防止するため
に、とくに装置に荷重が与えられているかいないかが簡
単にわかるようにすることにより、その安全性を向上す
ることにある。本発明のこれらの目的は、本発明の好ま
しい実施例に関する下記の説明から明らかであり、添付
の特許請求の範囲に前記実施例の特徴が開示されてい
る。 【0007】 【課題を解決するための手段】前述の目的を解決するた
め、本発明は、前方端部を備えるハウジングと、前記ハ
ウジング内で長手方向に移動可能に設けた第1の摺動子
と、前記ハウジング内で長手方向に移動可能に設けた第
2の摺動子とを含む組織サンプル採取装置に用いる生検
針であって、基端部と末端部とを有する第1の中空針
と、基端部と末端部とを有し、かつ、前記第1の中空針
の中を延びその中を自由に摺動可能な第2の針と、前記
第1の中空針の基端部に取り付けられた第1の針ヘッド
と、前記第2の針の基端部に取り付けられた第2の針ヘ
ッドとからなり、前記第1の針ヘッドは、前記ハウジン
グの前記前方端部と接近及び離反する両方向に移動させ
るように前記第1の中空針を前記第1の摺動子に連結す
るための第1のフランジ手段を含み、前記第2の針ヘッ
ドは、前記ハウジングの前記前方端部と接近及び離反す
る両方向に移動させるように前記第2の針を前記第2の
摺動子に連結するための第2のフランジ手段を含むこと
を特徴とする。 【0008】又、前記第1の針ヘッドと関連する第1の
フランジ手段は前方フランジと後方フランジを有してお
り、前記ハウジングの前記前方端部と接近及び離反する
両方向に移動させるように前記第1の中空針を前記第1
の摺動子に連結するために、前記前方及び後方フランジ
はそれらの間に前記第1の摺動子を受け入れるように離
隔させて形成されていることを特徴とする。 【0009】さらに、前記第2の針ヘッドと関連する第
2のフランジ手段は前記第2の針ヘッドに形成されたフ
ランジからなり、前記フランジは前記第2の摺動子に形
成された横凹部内に受け入れられるように形成されてお
り、これによって前記ハウジングの前記前方端部と接近
及び離反する両方向に移動させるように前記第2の針が
前記第2の摺動子に連結されることを特徴とする。 【0010】さらに、前記第2の摺動子は前記横凹部を
横切って突出する案内ピンを更に含み、かつ、前記第2
の針ヘッドの前記フランジは前記案内ピンをその中に受
け入れるように形成されたスリットを更に含み、前記第
2の針ヘッドの前記フランジが前記第2の摺動子の横凹
部と係合する際、前記案内ピンが前記スリット内に受け
入れられて前記第2の針が前記第2の摺動子に対して回
転運動しないようにしたことを特徴とする。 【0011】さらに、前記第2の針の末端部近傍に組織
サンプルを入れるための凹部が形成されていることを特
徴とする。 【0012】 【発明の実施の形態】以下に本発明の好ましい実施例の
いくつかを図面を用いて詳細に説明する。しかしながら
本発明はこれらの実施例に限定されるものではなく、特
許請求の範囲内で多くの修正および変更が可能である。 【0013】第1A図ないし第1C図は、本発明による
組織サンプル採取装置とその操作とを略図で示す。針組
立体1は、中空外針2と内針3とからなる。針2,3は
一端(末端部)が尖がっており、内針3の先端にはサン
プルを受け入れるための凹部3b が設けられる。針2,
3の他端(基端部)には、全体を4で示す本発明による
サンプル採取装置内に装着するためのヘッド2a ,3a
が設けられる。実施例のこの略図において装置4は、側
壁5a ,5b と、前後の端壁5c ,5d とからなる箱型
ハウジング5を有する。前方摺動子6と後方摺動子7と
がハウジング5の長手方向に可動に設けられている。各
摺動子6,7は、このそれぞれの摺動子を第1A図に示
す位置に付勢するように作用するそれぞれの少くとも1
個のばね8,9(推進手段または動力手段)により作動
される。ばね8は摺動子6上に設けられたストッパ11
とハウジング5内の固定当接板12との間で作用する
(第1B図参照)。ばね9は摺動子7上のストッパとハ
ウジング5内の後方端壁5dとの間で作用する。ハウジ
ング5内には2本の平行な摺動棒すなわち案内ロッド1
0a ,10b が設けられ、その上を摺動子6,7が摺動
する。 【0014】前方摺動子6は、摺動子から突出する舌状
部材14上に設けられたフックにより引込み位置に保持
され、その場合前記舌状部材は当接板12の底部端と係
合する。また、後方摺動子7も同様に、摺動子から突出
するフック手段15により引込み位置にフックされて保
持され、その場合前記手段はハウジング5の後部壁5d
におけるばねフック部材16と係合する。 【0015】第1A図ないし第1C図に示す組織サンプ
ル採取装置は、以下に示すように負荷されたり解放され
たりする。第1A図は解放された初期位置を示し、この
位置において摺動子6,7はそれぞればね8,9によ
り、第1A図の左方向へ、すなわちハウジング5の前方
端壁5c と横壁12とにそれぞれ圧接される。内針3が
中空外針内を自由に摺動可能に構成されている針組立体
1は、各針ヘッド2a ,3a がそれぞれの摺動子の運動
に追従するようにハウジング5内の正しい位置に配置さ
れる。図示の実施例においてこの配置は、針ヘッド2a
が全体U字状の摺動子6内に定置して前方フランジ2d
と後方フランジ(図示なし)とで前記摺動子を包囲し、
一方針ヘッド3a には摺動子7上の横凹部7a 内に定置
するフランジ3d が設けられる。 【0016】このように針組立体1が装置内に組込まれ
ると、摺動子6,7がオペレ―タにより第1B図に示す
位置へ同時に移動されることにより励起され、このとき
ばね8,9は圧縮されて摺動子6,7を初期位置へ戻す
ように作用する(図面を見やすくするために、励起装置
自体は第1A図にないし第1C図には示されていない
が、これは第2図および第3図との関連で説明する)。
摺動子6,7は、前記のフック機構12,14−16に
より第1B図に示す励起位置に保持される。この状態で
針組立体1は体内の所定のサンプル採取位置まで差込ま
れる。 【0017】針組立体が体内の正しい位置に位置決めさ
れると、解放ボタン18を押すことによりフック手段1
5,16の間の係合がはずれてサンプル採取が実行され
る。ばね9により摺動子7は内針3とともに左方向の初
期位置方向へ圧着される。このとき、摺動子6は外針2
とともになお励起位置に保持されているので内針3は外
針から突出し、したがって凹部3b は露出される。この
位置は第1C図に示されるが、ここでは摺動子7は当接
板12にまだ衝突せず、完全には初期位置には到達して
いない。第1C図に示す位置に到達直後に摺動子7はフ
ックばね14に衝突してそれに当接し、このフックと横
壁12との係合を解放することによりばね8もまた摺動
子6を第1A図に示す初期位置に押戻す。これにより外
針2もまた内針内の凹部3b の上を押戻されて凹部3b
内に採取された組織サンプルを切取る。その後針組立体
1はサンプル採取装置から取出されてサンプルが分析さ
れる。 【0018】サンプル装置の主要機能と針組立体とのそ
の協働状況とを説明したが、ここで組織サンプル採取装
置の好ましい実施例を第2図および第3図でさらに詳細
に説明する。ここで対応部品には第1A図ないし第1C
図と同一番号を使用する。 【0019】第2図および第3図は第1A図に対応する
位置にある本発明による組織サンプル採取装置を示し、
ここでは見やすくするために針組立体は図から省略され
ている。ハウジング5には、側壁5a ,5b および端壁
5c ,5d のほかに底壁5eと蓋5f とが設けられてい
る。この蓋5f は開閉可能で、針組立体1はここから装
置に着脱可能である。この目的のために、蓋は第2図に
示すようにピン13で端壁5c ,5d に装着される。蓋
はたとえばスナップ締めのような適当な(図示なし)固
定機構で密閉位置に固定するのが便利である。その上を
摺動子6,7が走行する案内ロッド10a ,10b は、
図示の例では、たとえば第3図の17で示すようなねじ
とガスケットとにより端壁5c ,5d に装着される。前
記案内ロッドは円形断面を有する。摺動子6,7には対
応の協働部材が設けられ、従って、これらが案内ロッド
10a ,10b により支持されてそれに沿って摺動可能
である。この目的のために、摺動子6,7には案内ロッ
ド10a ,10b の断面形状に適合する貫通孔を設ける
のが好ましい。とくに摺動子の両側に設けられた2本の
平行な案内ロッドにより両摺動子6,7を案内する場合
は、針組立体を操作するとき、極めて優れた安定性と精
度とを有し、装置部品の摩耗が極めてわずかであるとい
う顕著な利点を有する。 【0020】第3図は、ばねブロック(係止手段)14
の好ましい設計をわかりやすく示し、ここでばねブロッ
ク14は、一端がフック14a の形状をなしストッパ面
的機能を有するやや上向きにバイヤスされた板ばねの形
状をなしている。このばね14は、ねじ19で摺動子6
の底部に装着されている。ばね14と協働する(ばね8
の当接板としても機能する)当接板12には底部溝12
a が設けられ、励起のために摺動子6が後方に移動され
るときフック14a はこの溝を通過して当接板12の下
部後端と係合し、これにより摺動子6が初期位置に戻る
のを防止する。フック14a は、摺動子7が初期位置に
戻りながらフック14a に衝突してそれを下に押し下げ
てフックと当接板12との間の係合がはずされるまでは
この位置に保持される。第2図および第3図は、さらに
摺動子7に対する保持機構(係止手段)の好ましい設計
をも示している。摺動子7内に装着されたフック部材1
5は、この実施例においては円錘台形状をなし、その垂
直底部端はフック機構16と係合可能に構成されてい
る。この機構16は、全体がL字型でその隅部の地点2
0のまわりにピボット回転するようにジャ―ナル支持さ
れ、これにより前記L字型部材の一方の脚は解放ボタン
18に連結されている。曲げ板ばね21がフック16に
対し上向き(したがって解放ボタン18に対し外向き)
の付勢力を与える。装置が励起されるとフック16はフ
ック部材15と係合して摺動子7を励起位置に保持す
る。サンプル採取を行なうとき、押ボタン18を押すこ
とによりフック16は下方に移動され、これによりフッ
ク15との係合がはずれて摺動子7はその初期位置に戻
される。サンプル採取中に針組立体の回転を防止するこ
とが重要で、第2図および第3図は内針3の回転を防止
するための特殊装置を示す。第1A図ないし第1C図示
すように、内針のヘッド3a には摺動子7上の横凹部7
a と係合するフランジ3d を設けるのが有利である。こ
のフランジ3d には、前記凹部7a の中または上方に設
けられた案内ピン22と協働するスリットを設けるのが
好ましい。この配置により内針3の好ましくない回転が
防止される。 【0021】本発明によるサンプル採取装置の基本的な
特徴は、特殊工具を使うことなく両方の推進ばね8,9
に同時に付勢力を与える励起機構が設けられていること
である。図示の好ましい実施例においては、励起機構
は、ハウジング5内でたとえば側壁5b 内を長手方向に
走行する励起ロッド23を有する。ロッド23には摺動
子6,7上の突起26,27とそれぞれ協働するスリッ
ト24,25が設けられる。励起ロッド23は端壁5d
を貫通し、その壁の外側にハンドル23a を形成する。
オペレ―タはハンドル23a を引出すことによりサンプ
ル採取装置を励起し、これにより突起26,27はスリ
ット24,25のそれぞれの前方端縁と係合し、したが
って摺動子6,7は励起位置の方向に移動される(第1
B図)。この位置でフックばね14は当接板12と係合
し、ばねフック16がフック機構15と係合することに
より、摺動子6,7は固定される。 【0022】ハンドル23a の自由端は、ハウジング5
内の第2の長手方向の案内、たとえば側壁5a 内で一体
として走行する第2のロッド状部分23bに連続するよ
うに構成するのが好ましい。ロッド部材23b とハウジ
ングとの間で作用する復帰ばね28は、摺動子6,7を
励起位置に固定されたまま、励起機構をその初期位置に
復帰させる。この目的のために、スリット24、25の
摺動行程は、少なくとも初期位置と励起位置との間の長
さを有する。この復帰作用により、サンプル採取をする
間ハンドル23b は邪魔にならず、その結果オペレ―タ
は装置が励起されているか否かが容易に確認できる(復
帰ばねの力は励起ばね8,9よりかなり弱い)ので、安
全性も向上する。 【0023】本発明による組織サンプル採取装置は、不
意の解放を防止する安全機構を設けているので好まし
い。図示の例では、解放ボタン18には横走行安全ピン
30と協働する円形断面形状の溝29が設けられ、ピン
30は端壁5d 内の対応円形横孔内を走行する。 【0024】ピン30には、端壁5d 内の孔内に挿入さ
れたボ―ル33と協働する2つの周縁凹部31,32が
設けられ、前記ボ―ルはばね34によりピン30に圧接
されるよう構成されている。35はばねを孔内に保持す
るねじを示す。ピン30にはまた解放ボタン18内の溝
29と協働する第3の周縁凹部36が設けられている。
図示の位置ではボ―ル33は周縁凹部32と係合し、前
記凹部36は同時に解放ボタン18の直上に配置されて
いる。すなわち、ピン30はボタンを押してサンプル採
取を実行することを妨げない。 【0025】ばね34の力に打勝ってピン30を内方に
押すことにより、ボ―ル33は周縁凹部31と圧接し、
これにより、ボ―ル33は固定位置にくる。この位置で
は、解放ボタン18の溝29にはピンの凹部がきていな
いので、したがってピン30は溝29と係合し、これに
よりボタン18の内方への圧入は阻止される。このよう
にして拘束位置と非拘束位置との間でサンプル採取装置
を容易かつ安全に切換え可能である。ピン30は、非拘
束位置においてはハウジング5の一方の側から突出し
(第2図)、拘束位置においてはその他端が他方の側か
ら突出するように適切に配置される。ピンの端部には、
それぞれの突出端に異なる色、たとえば非拘束位置を示
すには赤色を、拘束位置を示すには他端に緑色で区別す
るのが好ましい。 【0026】前記のように本発明は、上記の図示の実施
例に限定されるものではなく、当業者であれば特許請求
の範囲内で種々に変更また修正が可能であることは明ら
かである。たとえば記載例よりばねの数をふやしたり、
たとえば上記のフック機構とは異なるように、構造詳細
部を他の形態にしたりすることも可能である。 【0027】 【発明の効果】本発明は以上のように構成されているの
で、操作者は、励起ロッドのハンドルをつかみ、それを
後方に引っ張るという簡単な作業のみで、第1及び第2
の摺動子を同時に励起位置にセットすることができる。
さらに、このような励起作業は組織サンプル採取装置の
ハウジングの蓋を閉めたままで行うことができる。又、
本発明に基づく組織サンプル採取装置においては、針を
装置内に配置させてから励起を行うことが可能となるの
で、すでに励起された組織サンプル採取装置に後から針
組立体を入れるという危険な作業を回避することができ
る。さらに、上記励起手段は組織サンプル採取装置の一
部である為、励起のための別の道具が不要となる。
サンプル採取のための装置に関する。本発明はとくに、
このようなサンプル採取に使用される、針組立体を推進
し操作する装置に関する。 【0002】 【従来の技術】人体および動物の内部組織のサンプル採
取いわゆる生体組織検査は、ますます一般化されてき
た。生検針を用いることにより、肝臓または腎臓のよう
に生体の内部奥深くに位置する器官からサンプルを採取
することも可能である。きわめて痛みの少ないこの種の
サンプル採取は、通常、医者が針組立体を皮膚から所定
のサンプル採取位置まで挿入するという方法で行われ
る。かかる針組立体は、中空外針と、その中に摺動可能
に設けられた内針とからなる。この内針は先端に尖頭部
を有し、先端付近に組織サンプルを受入れるための凹部
が設けられている。サンプル採取自体は、以下のように
して行なわれる。即ち、先ず最初に、周囲の組織が内針
内に設けられた凹部内に膨張するように、内針は当初の
位置より少し内部に押込まれる。その後、中空外針が前
方に押出され内針を被覆して組織サンプルを切断し、こ
れによりサンプルは内針内に設けられた凹部内に採取さ
れ、包囲する外針により保持される。次に、採取組織サ
ンプルを保持する針組立体が引出され、その後サンプル
が取出されて分析される。サンプル採取中の操作は通常
超音波機器を用いて監視され、サンプル採取が正しく行
われていることが確認される。 【0003】このようなサンプル採取は、通常手作業で
行われる。そして、2人の医師の参加を必要とし、一人
が超音波機器を操作し、他の一人がサンプル採取、すな
わちきわめて集中力を要する操作を行なう。さらに、サ
ンプル採取は、針組立体を操作するときに、針組立体全
体が最初に所定の初期位置にセットされ、その後内針が
前方に押出され、最後に外針が内針の上を前方に押出さ
れて同時に組織サンプルを切取るように2本の針の動き
を協働させなければならず、極めて技術と精度とを必要
とする。そのため、切取り工程中に内針が不意に引出さ
れ、その結果組織が内針内の凹部に全く採取できないか
又は極めて僅かな量しか採取できないということが起こ
り易い。 【0004】従って、生体組織検査に対し、一人の医師
だけで針組立体を操作できるようにしてしかも安全性を
高めたいという要望が大きい。この課題を解決する試み
は、本出願と同一出願人によるSE−A−820206
1に記載されており、その発明の着想は、箱内に針組立
体を入れ、この箱内には外針と内針とを推進するための
推進手段が設けられ、針組立体が体内の正しいサンプル
採取位置に配置されたときに、上記の協働運動を実行す
るようにしたことにある。そして、オペレ―タが箱の外
側の解放機構を作動すると、針は所定の運動を実行す
る。 【0005】この既知の装置は、サンプル採取中におけ
る片手操作(医師は片方の手で超音波機器を、他方の手
でサンプル採取装置を操作可能である)を可能にすると
同時に、サンプル採取中の安全性と精度(針の相対運動
はこの装置で自動的に制御される)とを向上させるの
で、技術的進歩に大きな貢献をした。それにも拘らず、
この既知の装置にはいくつかの欠点がある。その中でも
特にこの装置は、安全性の点にやや欠陥があり、又針の
推進手段に圧力を与えると共に針組立体に荷重を与える
手順が比較的複雑で別々のステップで行われ、そのた
め、推進手段は手で締め付けるか又は特殊な工具が必要
であった。さらに既知の装置は、安全性(たとえば装置
が不意にはずれる危険がある)と針組立体の案内とに欠
陥があった。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上述
したタイプの組織サンプル採取装置の改良であって、上
述した従来装置より優れ、このタイプの装置にも実際に
応用可能としたことにある。本発明の目的は、安定性が
高くしかも寿命の長いこのタイプの組織サンプル採取装
置を提供することである。本発明の他の目的は、このタ
イプの既知の装置より、荷重の負荷、操作および解放な
どがより簡単で安全な装置を提供することである。本発
明のさらに別の目的は、前記のこのタイプの組織サンプ
ル採取装置において、負荷装置の不意のはずれを防止す
ると共に、針組立体の好ましくない回転を防止するため
に、とくに装置に荷重が与えられているかいないかが簡
単にわかるようにすることにより、その安全性を向上す
ることにある。本発明のこれらの目的は、本発明の好ま
しい実施例に関する下記の説明から明らかであり、添付
の特許請求の範囲に前記実施例の特徴が開示されてい
る。 【0007】 【課題を解決するための手段】前述の目的を解決するた
め、本発明は、前方端部を備えるハウジングと、前記ハ
ウジング内で長手方向に移動可能に設けた第1の摺動子
と、前記ハウジング内で長手方向に移動可能に設けた第
2の摺動子とを含む組織サンプル採取装置に用いる生検
針であって、基端部と末端部とを有する第1の中空針
と、基端部と末端部とを有し、かつ、前記第1の中空針
の中を延びその中を自由に摺動可能な第2の針と、前記
第1の中空針の基端部に取り付けられた第1の針ヘッド
と、前記第2の針の基端部に取り付けられた第2の針ヘ
ッドとからなり、前記第1の針ヘッドは、前記ハウジン
グの前記前方端部と接近及び離反する両方向に移動させ
るように前記第1の中空針を前記第1の摺動子に連結す
るための第1のフランジ手段を含み、前記第2の針ヘッ
ドは、前記ハウジングの前記前方端部と接近及び離反す
る両方向に移動させるように前記第2の針を前記第2の
摺動子に連結するための第2のフランジ手段を含むこと
を特徴とする。 【0008】又、前記第1の針ヘッドと関連する第1の
フランジ手段は前方フランジと後方フランジを有してお
り、前記ハウジングの前記前方端部と接近及び離反する
両方向に移動させるように前記第1の中空針を前記第1
の摺動子に連結するために、前記前方及び後方フランジ
はそれらの間に前記第1の摺動子を受け入れるように離
隔させて形成されていることを特徴とする。 【0009】さらに、前記第2の針ヘッドと関連する第
2のフランジ手段は前記第2の針ヘッドに形成されたフ
ランジからなり、前記フランジは前記第2の摺動子に形
成された横凹部内に受け入れられるように形成されてお
り、これによって前記ハウジングの前記前方端部と接近
及び離反する両方向に移動させるように前記第2の針が
前記第2の摺動子に連結されることを特徴とする。 【0010】さらに、前記第2の摺動子は前記横凹部を
横切って突出する案内ピンを更に含み、かつ、前記第2
の針ヘッドの前記フランジは前記案内ピンをその中に受
け入れるように形成されたスリットを更に含み、前記第
2の針ヘッドの前記フランジが前記第2の摺動子の横凹
部と係合する際、前記案内ピンが前記スリット内に受け
入れられて前記第2の針が前記第2の摺動子に対して回
転運動しないようにしたことを特徴とする。 【0011】さらに、前記第2の針の末端部近傍に組織
サンプルを入れるための凹部が形成されていることを特
徴とする。 【0012】 【発明の実施の形態】以下に本発明の好ましい実施例の
いくつかを図面を用いて詳細に説明する。しかしながら
本発明はこれらの実施例に限定されるものではなく、特
許請求の範囲内で多くの修正および変更が可能である。 【0013】第1A図ないし第1C図は、本発明による
組織サンプル採取装置とその操作とを略図で示す。針組
立体1は、中空外針2と内針3とからなる。針2,3は
一端(末端部)が尖がっており、内針3の先端にはサン
プルを受け入れるための凹部3b が設けられる。針2,
3の他端(基端部)には、全体を4で示す本発明による
サンプル採取装置内に装着するためのヘッド2a ,3a
が設けられる。実施例のこの略図において装置4は、側
壁5a ,5b と、前後の端壁5c ,5d とからなる箱型
ハウジング5を有する。前方摺動子6と後方摺動子7と
がハウジング5の長手方向に可動に設けられている。各
摺動子6,7は、このそれぞれの摺動子を第1A図に示
す位置に付勢するように作用するそれぞれの少くとも1
個のばね8,9(推進手段または動力手段)により作動
される。ばね8は摺動子6上に設けられたストッパ11
とハウジング5内の固定当接板12との間で作用する
(第1B図参照)。ばね9は摺動子7上のストッパとハ
ウジング5内の後方端壁5dとの間で作用する。ハウジ
ング5内には2本の平行な摺動棒すなわち案内ロッド1
0a ,10b が設けられ、その上を摺動子6,7が摺動
する。 【0014】前方摺動子6は、摺動子から突出する舌状
部材14上に設けられたフックにより引込み位置に保持
され、その場合前記舌状部材は当接板12の底部端と係
合する。また、後方摺動子7も同様に、摺動子から突出
するフック手段15により引込み位置にフックされて保
持され、その場合前記手段はハウジング5の後部壁5d
におけるばねフック部材16と係合する。 【0015】第1A図ないし第1C図に示す組織サンプ
ル採取装置は、以下に示すように負荷されたり解放され
たりする。第1A図は解放された初期位置を示し、この
位置において摺動子6,7はそれぞればね8,9によ
り、第1A図の左方向へ、すなわちハウジング5の前方
端壁5c と横壁12とにそれぞれ圧接される。内針3が
中空外針内を自由に摺動可能に構成されている針組立体
1は、各針ヘッド2a ,3a がそれぞれの摺動子の運動
に追従するようにハウジング5内の正しい位置に配置さ
れる。図示の実施例においてこの配置は、針ヘッド2a
が全体U字状の摺動子6内に定置して前方フランジ2d
と後方フランジ(図示なし)とで前記摺動子を包囲し、
一方針ヘッド3a には摺動子7上の横凹部7a 内に定置
するフランジ3d が設けられる。 【0016】このように針組立体1が装置内に組込まれ
ると、摺動子6,7がオペレ―タにより第1B図に示す
位置へ同時に移動されることにより励起され、このとき
ばね8,9は圧縮されて摺動子6,7を初期位置へ戻す
ように作用する(図面を見やすくするために、励起装置
自体は第1A図にないし第1C図には示されていない
が、これは第2図および第3図との関連で説明する)。
摺動子6,7は、前記のフック機構12,14−16に
より第1B図に示す励起位置に保持される。この状態で
針組立体1は体内の所定のサンプル採取位置まで差込ま
れる。 【0017】針組立体が体内の正しい位置に位置決めさ
れると、解放ボタン18を押すことによりフック手段1
5,16の間の係合がはずれてサンプル採取が実行され
る。ばね9により摺動子7は内針3とともに左方向の初
期位置方向へ圧着される。このとき、摺動子6は外針2
とともになお励起位置に保持されているので内針3は外
針から突出し、したがって凹部3b は露出される。この
位置は第1C図に示されるが、ここでは摺動子7は当接
板12にまだ衝突せず、完全には初期位置には到達して
いない。第1C図に示す位置に到達直後に摺動子7はフ
ックばね14に衝突してそれに当接し、このフックと横
壁12との係合を解放することによりばね8もまた摺動
子6を第1A図に示す初期位置に押戻す。これにより外
針2もまた内針内の凹部3b の上を押戻されて凹部3b
内に採取された組織サンプルを切取る。その後針組立体
1はサンプル採取装置から取出されてサンプルが分析さ
れる。 【0018】サンプル装置の主要機能と針組立体とのそ
の協働状況とを説明したが、ここで組織サンプル採取装
置の好ましい実施例を第2図および第3図でさらに詳細
に説明する。ここで対応部品には第1A図ないし第1C
図と同一番号を使用する。 【0019】第2図および第3図は第1A図に対応する
位置にある本発明による組織サンプル採取装置を示し、
ここでは見やすくするために針組立体は図から省略され
ている。ハウジング5には、側壁5a ,5b および端壁
5c ,5d のほかに底壁5eと蓋5f とが設けられてい
る。この蓋5f は開閉可能で、針組立体1はここから装
置に着脱可能である。この目的のために、蓋は第2図に
示すようにピン13で端壁5c ,5d に装着される。蓋
はたとえばスナップ締めのような適当な(図示なし)固
定機構で密閉位置に固定するのが便利である。その上を
摺動子6,7が走行する案内ロッド10a ,10b は、
図示の例では、たとえば第3図の17で示すようなねじ
とガスケットとにより端壁5c ,5d に装着される。前
記案内ロッドは円形断面を有する。摺動子6,7には対
応の協働部材が設けられ、従って、これらが案内ロッド
10a ,10b により支持されてそれに沿って摺動可能
である。この目的のために、摺動子6,7には案内ロッ
ド10a ,10b の断面形状に適合する貫通孔を設ける
のが好ましい。とくに摺動子の両側に設けられた2本の
平行な案内ロッドにより両摺動子6,7を案内する場合
は、針組立体を操作するとき、極めて優れた安定性と精
度とを有し、装置部品の摩耗が極めてわずかであるとい
う顕著な利点を有する。 【0020】第3図は、ばねブロック(係止手段)14
の好ましい設計をわかりやすく示し、ここでばねブロッ
ク14は、一端がフック14a の形状をなしストッパ面
的機能を有するやや上向きにバイヤスされた板ばねの形
状をなしている。このばね14は、ねじ19で摺動子6
の底部に装着されている。ばね14と協働する(ばね8
の当接板としても機能する)当接板12には底部溝12
a が設けられ、励起のために摺動子6が後方に移動され
るときフック14a はこの溝を通過して当接板12の下
部後端と係合し、これにより摺動子6が初期位置に戻る
のを防止する。フック14a は、摺動子7が初期位置に
戻りながらフック14a に衝突してそれを下に押し下げ
てフックと当接板12との間の係合がはずされるまでは
この位置に保持される。第2図および第3図は、さらに
摺動子7に対する保持機構(係止手段)の好ましい設計
をも示している。摺動子7内に装着されたフック部材1
5は、この実施例においては円錘台形状をなし、その垂
直底部端はフック機構16と係合可能に構成されてい
る。この機構16は、全体がL字型でその隅部の地点2
0のまわりにピボット回転するようにジャ―ナル支持さ
れ、これにより前記L字型部材の一方の脚は解放ボタン
18に連結されている。曲げ板ばね21がフック16に
対し上向き(したがって解放ボタン18に対し外向き)
の付勢力を与える。装置が励起されるとフック16はフ
ック部材15と係合して摺動子7を励起位置に保持す
る。サンプル採取を行なうとき、押ボタン18を押すこ
とによりフック16は下方に移動され、これによりフッ
ク15との係合がはずれて摺動子7はその初期位置に戻
される。サンプル採取中に針組立体の回転を防止するこ
とが重要で、第2図および第3図は内針3の回転を防止
するための特殊装置を示す。第1A図ないし第1C図示
すように、内針のヘッド3a には摺動子7上の横凹部7
a と係合するフランジ3d を設けるのが有利である。こ
のフランジ3d には、前記凹部7a の中または上方に設
けられた案内ピン22と協働するスリットを設けるのが
好ましい。この配置により内針3の好ましくない回転が
防止される。 【0021】本発明によるサンプル採取装置の基本的な
特徴は、特殊工具を使うことなく両方の推進ばね8,9
に同時に付勢力を与える励起機構が設けられていること
である。図示の好ましい実施例においては、励起機構
は、ハウジング5内でたとえば側壁5b 内を長手方向に
走行する励起ロッド23を有する。ロッド23には摺動
子6,7上の突起26,27とそれぞれ協働するスリッ
ト24,25が設けられる。励起ロッド23は端壁5d
を貫通し、その壁の外側にハンドル23a を形成する。
オペレ―タはハンドル23a を引出すことによりサンプ
ル採取装置を励起し、これにより突起26,27はスリ
ット24,25のそれぞれの前方端縁と係合し、したが
って摺動子6,7は励起位置の方向に移動される(第1
B図)。この位置でフックばね14は当接板12と係合
し、ばねフック16がフック機構15と係合することに
より、摺動子6,7は固定される。 【0022】ハンドル23a の自由端は、ハウジング5
内の第2の長手方向の案内、たとえば側壁5a 内で一体
として走行する第2のロッド状部分23bに連続するよ
うに構成するのが好ましい。ロッド部材23b とハウジ
ングとの間で作用する復帰ばね28は、摺動子6,7を
励起位置に固定されたまま、励起機構をその初期位置に
復帰させる。この目的のために、スリット24、25の
摺動行程は、少なくとも初期位置と励起位置との間の長
さを有する。この復帰作用により、サンプル採取をする
間ハンドル23b は邪魔にならず、その結果オペレ―タ
は装置が励起されているか否かが容易に確認できる(復
帰ばねの力は励起ばね8,9よりかなり弱い)ので、安
全性も向上する。 【0023】本発明による組織サンプル採取装置は、不
意の解放を防止する安全機構を設けているので好まし
い。図示の例では、解放ボタン18には横走行安全ピン
30と協働する円形断面形状の溝29が設けられ、ピン
30は端壁5d 内の対応円形横孔内を走行する。 【0024】ピン30には、端壁5d 内の孔内に挿入さ
れたボ―ル33と協働する2つの周縁凹部31,32が
設けられ、前記ボ―ルはばね34によりピン30に圧接
されるよう構成されている。35はばねを孔内に保持す
るねじを示す。ピン30にはまた解放ボタン18内の溝
29と協働する第3の周縁凹部36が設けられている。
図示の位置ではボ―ル33は周縁凹部32と係合し、前
記凹部36は同時に解放ボタン18の直上に配置されて
いる。すなわち、ピン30はボタンを押してサンプル採
取を実行することを妨げない。 【0025】ばね34の力に打勝ってピン30を内方に
押すことにより、ボ―ル33は周縁凹部31と圧接し、
これにより、ボ―ル33は固定位置にくる。この位置で
は、解放ボタン18の溝29にはピンの凹部がきていな
いので、したがってピン30は溝29と係合し、これに
よりボタン18の内方への圧入は阻止される。このよう
にして拘束位置と非拘束位置との間でサンプル採取装置
を容易かつ安全に切換え可能である。ピン30は、非拘
束位置においてはハウジング5の一方の側から突出し
(第2図)、拘束位置においてはその他端が他方の側か
ら突出するように適切に配置される。ピンの端部には、
それぞれの突出端に異なる色、たとえば非拘束位置を示
すには赤色を、拘束位置を示すには他端に緑色で区別す
るのが好ましい。 【0026】前記のように本発明は、上記の図示の実施
例に限定されるものではなく、当業者であれば特許請求
の範囲内で種々に変更また修正が可能であることは明ら
かである。たとえば記載例よりばねの数をふやしたり、
たとえば上記のフック機構とは異なるように、構造詳細
部を他の形態にしたりすることも可能である。 【0027】 【発明の効果】本発明は以上のように構成されているの
で、操作者は、励起ロッドのハンドルをつかみ、それを
後方に引っ張るという簡単な作業のみで、第1及び第2
の摺動子を同時に励起位置にセットすることができる。
さらに、このような励起作業は組織サンプル採取装置の
ハウジングの蓋を閉めたままで行うことができる。又、
本発明に基づく組織サンプル採取装置においては、針を
装置内に配置させてから励起を行うことが可能となるの
で、すでに励起された組織サンプル採取装置に後から針
組立体を入れるという危険な作業を回避することができ
る。さらに、上記励起手段は組織サンプル採取装置の一
部である為、励起のための別の道具が不要となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1AないしCは針組立体からなる本発明によ
る組織サンプル採取装置の略平面図であって、前記組立
体はサンプル採取中の3つの異なる位置を示している。 【図2】本発明による組織サンプル採取装置の好ましい
実施例の部分断面平面図である。 【図3】第2図による組織サンプル採取装置の長手方向
断面図を示す。 【符号の説明】 1 針組立体 2 外針 3 内針 2b 凹部 4 組織サンプル採取装置 5 ハウジング 6,7 摺動子 8,9 ばね機構 10a ,10b 案内ロッド 12 当接板 18 解放機構(解放装置) 22 案内ピン 23 励起ロッド 28 復帰ばね 29−34 固定装置
る組織サンプル採取装置の略平面図であって、前記組立
体はサンプル採取中の3つの異なる位置を示している。 【図2】本発明による組織サンプル採取装置の好ましい
実施例の部分断面平面図である。 【図3】第2図による組織サンプル採取装置の長手方向
断面図を示す。 【符号の説明】 1 針組立体 2 外針 3 内針 2b 凹部 4 組織サンプル採取装置 5 ハウジング 6,7 摺動子 8,9 ばね機構 10a ,10b 案内ロッド 12 当接板 18 解放機構(解放装置) 22 案内ピン 23 励起ロッド 28 復帰ばね 29−34 固定装置
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フロントページの続き
(56)参考文献 特開 昭55−54939(JP,A)
特開 昭60−182939(JP,A)
実開 昭48−88691(JP,U)
実開 昭51−116692(JP,U)
国際公開83/3343(WO,A1)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
A61B 10/00 103
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 1.前方端部を備えるハウジングと、前記ハウジング内
で長手方向に移動可能に設けた第1の摺動子と、前記ハ
ウジング内で長手方向に移動可能に設けた第2の摺動子
とを含む組織サンプル採取装置に用いる生検針であっ
て、 基端部と末端部とを有する第1の中空針と、 基端部と末端部とを有し、かつ、前記第1の中空針の中
を延びその中を自由に摺動可能な第2の針と、 前記第1の中空針の基端部に取り付けられた第1の針ヘ
ッドと、 前記第2の針の基端部に取り付けられた第2の針ヘッド
とからなり、 前記第1の針ヘッドは、前記ハウジングの前記前方端部
と接近及び離反する両方向に移動させるように前記第1
の中空針を前記第1の摺動子に連結するための第1のフ
ランジ手段を含み、 前記第2の針ヘッドは、前記ハウジングの前記前方端部
と接近及び離反する両方向に移動させるように前記第2
の針を前記第2の摺動子に連結するための第2のフラン
ジ手段を含むことを特徴とする生検針。 2.前記第1の針ヘッドと関連する第1のフランジ手段
は前方フランジと後方フランジを有しており、前記ハウ
ジングの前記前方端部と接近及び離反する両方向に移動
させるように前記第1の中空針を前記第1の摺動子に連
結するために、前記前方及び後方フランジはそれらの間
に前記第1の摺動子を受け入れるように離隔させて形成
されていることを特徴とする特許請求の範囲第1項に記
載の生検針。 3.前記第2の針ヘッドと関連する第2のフランジ手段
は前記第2の針ヘッドに形成されたフランジからなり、
前記フランジは前記第2の摺動子に形成された横凹部内
に受け入れられるように形成されており、これによって
前記ハウジングの前記前方端部と接近及び離反する両方
向に移動させるように前記第2の針が前記第2の摺動子
に連結されることを特徴とする特許請求の範囲第1項に
記載の生検針。 4.前記第2の摺動子は前記横凹部を横切って突出する
案内ピンを更に含み、かつ、前記第2の針ヘッドの前記
フランジは前記案内ピンをその中に受け入れるように形
成されたスリットを更に含み、前記第2の針ヘッドの前
記フランジが前記第2の摺動子の横凹部と係合する際、
前記案内ピンが前記スリット内に受け入れられて前記第
2の針が前記第2の摺動子に対して回転運動しないよう
にしたことを特徴とする特許請求の範囲第3項に記載の
生検針。 5.前記第2の針の末端部近傍に組織サンプルを入れる
ための凹部が形成されていることを特徴とする特許請求
の範囲第1項に記載の生検針。 6.前方端部を備えるハウジングと、前記ハウジング内
で長手方向に移動可能に設けた第1の摺動子と、前記ハ
ウジング内で長手方向に移動可能に設けた第2の摺動子
と、前記第1の摺動子と第2の摺動子に作用的に結合さ
れた励起手段とを含む組織サンプル採取装置に用いる生
検針であって、 基端部と末端部とを有する第1の中空針と、 基端部と末端部とを有し、かつ、前記第1の中空針の中
を延びその中を自由に摺動可能な第2の針と、 前記第1の中空針の基端部に取り付けられた第1の針ヘ
ッドと、 前記第2の針の基端部に取り付けられた第2の針ヘッド
とからなり、 前記第1の針ヘッドは、前記ハウジングの前記前方端部
と接近及び離反する両方向に移動させるように前記第1
の中空針を前記第1の摺動子に連結するための第1のフ
ランジ手段を含み、 前記第2の針ヘッドは、前記ハウジングの前記前方端部
と接近及び離反する両方向に移動させるように前記第2
の針を前記第2の摺動子に連結するための第2のフラン
ジ手段を含むことを特徴とする生検針。
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