JP3139986B2 - 生検装置 - Google Patents

生検装置

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JP3139986B2
JP3139986B2 JP09361458A JP36145897A JP3139986B2 JP 3139986 B2 JP3139986 B2 JP 3139986B2 JP 09361458 A JP09361458 A JP 09361458A JP 36145897 A JP36145897 A JP 36145897A JP 3139986 B2 JP3139986 B2 JP 3139986B2
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B10/00Other methods or instruments for diagnosis, e.g. instruments for taking a cell sample, for biopsy, for vaccination diagnosis; Sex determination; Ovulation-period determination; Throat striking implements
    • A61B10/02Instruments for taking cell samples or for biopsy
    • A61B10/0233Pointed or sharp biopsy instruments
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B90/00Instruments, implements or accessories specially adapted for surgery or diagnosis and not covered by any of the groups A61B1/00 - A61B50/00, e.g. for luxation treatment or for protecting wound edges
    • A61B90/36Image-producing devices or illumination devices not otherwise provided for

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、CTやMRI
(以下CT等)のガイド下で行われる生検に用いられる
生検装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】CT等のガイド下での生検は、広く臨床
で応用されている方法であり、その有効性、安全性も認
められている。また、近年CT装置の技術進歩により、
画像再構成の処理の高速化が可能となり、撮影画像がリ
アルタイムに表示されつつある。すなわち、撮影画像中
において金属製の生検針とガイド筒針を表示し、その生
検針の先端位置を目標位置(腫瘍等)へ正確に位置決め
できるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の技術にあっては、CT等のガイド下で使用さ
れる生検装置が既存のものであって、CT等の撮影画面
中に表示されることを予定されたものでないため、表示
対象である生検針やガイド筒針の近くに、それらを下方
へ勢い良く突出させるための金属バネが存在しており、
CT等の撮影画面中にこれらの金属バネが生検針等と重
なって表示されて、撮影画面中での生検針の位置の確認
が困難になる場合がある。
【0004】この発明はこのような従来の技術に着目し
てなされたものであり、撮影画面中で生検針とガイド筒
針の位置を明瞭に認識できる生検装置を提供するもので
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明に係る生検装置
は、一方の側面が開口した容器形状をした非金属製のハ
ウジング内に、金属製のガイド筒針と、その中に挿通さ
れる金属製の生検針とをそれぞれ針先を下方に突出させ
た状態で上下動自在に収納し、ハウジングの内部におけ
る生検針とガイド筒針の他方側へオフセットした位置
に、生検針と係合して該生検針を金属スプリングにより
下方へ付勢する第1フック部と、ガイド筒針と係合して
該ガイド筒針を金属スプリングにより下方へ付勢する第
2フック部とをそれぞれ設けることにより、生検針及び
ガイド筒針と、第1フック部及び第2フック部の各金属
スプリングとの間に、放射線面に直交する方向で、所定
の間隔が確保し、前記第1フック部及び第2フック部の
更に他方側へオフセットした位置に、それぞれ突起させ
た一部分のみを第1フック部及び第2フック部の下端に
係合させてそれらの下方移動を阻止する第1ストッパ部
と第2ストッパ部を設けたものであって、前記第1スト
ッパ部はハウジングとの間に形成されたロック機構が解
除されることにより第1フック部ごと下方移動可能で、
第2ストッパ部は所定距離だけ下方移動した第1ストッ
パ部と当接して第2フック部との係合が解除され、第1
フック部と第2フック部とを時間差で解放させることに
より、生検針をガイド筒針よりも先行して下方へ突出さ
せるものである。
【0006】この発明によれば、生検針及びガイド筒針
と、第1フック部及び第2フック部の各金属スプリング
との間に、放射線面に直交する方向で、所定の間隔が確
保されているため、CT等の撮影画面中において、生検
針等と金属バネとが重なって表示されることはなく、生
検針等の位置を確実に認識することができる。
【0007】また、第1ストッパ部はハウジングとの間
に形成されたロック機構が解除されることにより第1フ
ック部ごと下方移動可能で、第2ストッパ部は所定距離
だけ下方移動した第1ストッパ部と当接して第2フック
部との係合が解除される構造になっているため、生検針
をガイド筒針よりも微小な時間差で先行して下方へ突出
させることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好適な実施形態
を図面に基づいて説明する。尚、以下の説明で、Aを前
側(一方)、Bを後側(他方)、Cを右側、Dを左側と
して説明する。
【0009】図1〜図9は、この発明の一実施形態に係
る生検装置1を示している。この生検装置1のハウジン
グ2は樹脂製で、前側が開口した容器形状をしている。
このハウジング2の開口の両端には、互いに向かう合う
溝3が上下方向に沿って形成されている。また、ハウジ
ング2の開口の周囲には、CT等の放射線面Rに合致す
る溝状ライン4が形成されている(尚、突起状ラインで
も良い)。更に、ハウジング2の側面には、前寄り位置
に下側半分の長さの突起5が形成されている。
【0010】ハウジング2の開口は、蓋体6により塞が
れる。この蓋体6の上下端は、スリット7を介して二つ
割り状態になっており、その上端の側面には、前記溝3
内に係合可能な突起8が形成されている。また、蓋体6
の上下端には、スリット7を挟んで一対の突片9が形成
されており、蓋体6の中央には該突片9に間に嵌入して
左右へ押し広げるレバー10が回転自在に軸支されてい
る。
【0011】蓋体6の裏側には、後述する生検針11と
ガイド筒針12を保持する溝13を有したホルダ部14
が上下に形成されている。このホルダ部14の溝13の
幅は、保持する生検針11及びガイド筒針12の太さに
合わせる必要があり、また、ホルダ部14の上下幅によ
り、生検針11及びガイド筒針12の上下ストローク量
が決まるため、ホルダ部14の溝13及び上下幅の異な
る複数の蓋体6が用意され、最適のものが使用される。
【0012】ハウジング2の内部には、第1フック部1
5と第2フック部16が上下に収納されている。そし
て、第1フック部15及び第2フック部16は、それぞ
れ第1金属バネ17及び第2金属バネ18により下方へ
付勢されている。
【0013】そして、この第1フック部15及び第2フ
ック部16は生検針11とガイド筒針12に対して後側
にずれた位置にオフセットしており、上下方向で重なっ
ておらず、それぞれが横へ突起した状態で、金属製の針
先を有する前述の生検針11とガイド筒針12の上部に
係合している。生検針11の針先にはサンプル組織を回
収するためのポケット19が形成されており、該生検針
11の針先は、ガイド筒針12の針先内に挿通された状
態になっている。この生検針11及びガイド筒針12の
各針先は、前後方向において、前記溝状ライン4と合致
している。また、前記第1金属バネ17及び第2金属バ
ネ18は、この生検針11及びガイド筒針12の各針先
に対して、放射線面Rに対する直交方向(前後方向)
で、約10mmの所定間隔L(図6参照)が形成されて
いる。
【0014】第1フック部15及び第2フック部16の
更に後側にオフセットした位置には、横方向に突起させ
た一部分のみをそれぞれ第1フック部15及び第2フッ
ク部16の下端に係合させてそれらの下方移動を阻止す
る第1ストッパ部20と第2ストッパ部21とが設けら
れている。第1ストッパ部20は上下にスライド自在
で、第2ストッパ部21は下端の軸を中心に回動自在に
支持されており、バネ22により第2フック部16と係
合する方向へ付勢されている。第1ストッパ部20の下
端には、第2フック部16の下端と係合可能な突片23
(図4参照)が形成されている。
【0015】第1ストッパ部20と第2ストッパ部21
とは、上下方向で所定間隔だけ離間しており、上下で互
いに向かい合う端部には、係合した場合に、第2ストッ
パ部21の上端を、バネ22に抗して後側へ回転させる
ための斜面24が形成されている。
【0016】第1ストッパ部20の側面には、バネの付
勢によりハウジング2の内面と係合して、該第1ストッ
パ部20の下方移動を規制するロック機構25が設けら
れている。また、このロック機構25の右側には、該ロ
ック機構25を係合解除方向へ押すための発射ボタン2
6が設けられている。尚、この発射ボタン26は通常は
ロック機構25を押さない方向へ付勢されている。更
に、第1ストッパ部20の後面には、下方が斜面で上方
が直面のラッチ溝27が形成されている。また、ハウジ
ング2の右側面の発射ボタン26の下方には、アリ溝形
状に対応した断面形状を有する取付部28が形成されて
いる。尚、この取付部28は後述する。
【0017】そして、第1ストッパ部20の後側には、
上下方向に移動自在なスライダ29が設けられている。
このスライダ29の前面には、前記第1ストッパ部20
の後面のラッチ溝27内に係合するラッチ部30が係合
方向へ付勢された状態で設けられている。スライダ29
の後面には中央から右側に延びる溝31が形成されてい
る。この溝31には、ハウジング2の後壁に回転自在に
設けられたハンドルる32の突起33が係合している。
【0018】更に、34は位置決め用の治具で、中央に
は前記ハウジング2の突起5に係合する溝35が対向状
態で形成されており、左右両方の支持片36には、放射
線面Rに合致させるための溝状ライン37が形成されて
いる。
【0019】次に、この生検装置1の使用方法を説明す
る。
【0020】まず最初に、ハウジング2の後面のハンド
ル32を180°回転させてセットする。そして、生検
針11とガイド筒針12を、ハウジング2の内部に収納
して、生検針11を第1フック部15に、ガイド筒針1
2を第2フック部16に各々係合させる。ハウジング2
内に収納された状態で、生検針11はガイド筒針12内
に挿通された状態になっている。
【0021】次に、蓋体6の上下の突片9を手で持って
狭めながら、左右の突起8をハウジング2の開口の溝3
内に係合させる。突起8を溝3内に係合させた後に、突
片9から手をはなすと、突起8が溝3に係合して、蓋体
6が取付けられた状態となる。更に、レバー10を突片
9に間に嵌入させることにおり、突起8が更に強い力で
溝3と係合することになり、蓋体6でハウジング2の開
口を確実に塞いだ状態となる。
【0022】そして、治具34の溝35を上からハウジ
ング2の突起5に差し込む。この場合、ハウジング2の
側面の突起5がハウジング2の下側半分の長さのため、
治具34をハウジング2よりも上側に持ち上げる必要が
ないため、治具34がハウジング2の上方にある図示せ
ぬCT等の装置部分と当たるおそれがない。
【0023】治具34を取付けたまま、治具34の溝状
ライン37を放射線面Rに合致させて位置決めする。
尚、放射線自体は目で見えないが、放射線と同時に照明
光を出しているため、その照明光を溝状ライン37に合
わせることにより位置決めできる。この治具34による
位置決めにより、ハウジング2を放射線面Rに対して位
置決めすることができる。左右に大きく広がった支持片
36の溝状ライン37に放射線面Rを合わせることによ
り、位置決め精度が高い。位置決めが終わったら、治具
34を取外す。治具34を取外した場合に、ハウジング
2の位置がずれても、ハウジング2自体にも溝状ライン
4が形成されているため、この溝状ライン4と放射線面
Rを合わせることにより、ハウジング2の位置を是正で
きる。
【0024】ハウジング2の溝状ライン4を放射線面R
に合致させることにより、生検針11及びガイド筒針1
2をCT等の撮影画面中にリアルタイムで表示させるこ
とができる。そして、撮影画面中に表示させた後に、放
射線面Rの幅(約5mm)の範囲内で、目標部位(腫瘍
等)に対して生検針11の位置及び向きを微調整する。
この時、撮影画面中に映し出される生検針11及びガイ
ド筒針12と、第1金属バネ17及び第2金属バネ18
とが、放射線面Rの直交方向(前後方向)で、所定間隔
Lだけ離間しているため、両者が重なりあって表示され
ることなく、生検針11とガイド筒針12を撮影画面上
に明瞭に表示することができる。
【0025】生検針11等の位置及び向きの微調整が済
んだら、次にハウジング2の発射ボタン26を押して、
生検針11及びガイド筒針12を人体の目標部位に対し
て刺すことになる。すなわち、ハンドル32を下に回し
てセットした状態では、図7に示すように、ハンドル3
2の突起33により、スライダ29が下方に押し下げら
れるため、そのラッチ部30が、第1ストッパ部20の
ラッチ溝27から下側に外れ、第1ストッパ部20が下
方へ移動可能な状態になる。但し、この状態では、まだ
ロック機構25がハウジング2に対して係合した状態に
なっているため、第1ストッパ部20は下方へ移動しな
い。
【0026】しかし、発射ボタン26を押すと、そのロ
ック機構25が押されてハウジング2との係合状態が解
除されるため、第1ストッパ部20が解放されて、図8
に示すように、第1フック部15の第1金属バネ17の
付勢力により、第1ストッパ部20と第1フック部15
とが、第1フック部15が蓋体6のホルダ部14に当た
るまで下方移動する。第1フック部15の下方移動に伴
って、生検針11が下方へ突出し、人体の目標部位に先
に刺さる。生検針11の先端にはポケット19が形成さ
れているため、ポケット19内に目標部位のサンプル組
織Sが入り込む。
【0027】その後、第1ストッパ部20が下方の第2
ストッパ部21に当たり、第2ストッパ部21を回転さ
せるため、第2フック部16が解放されて、ガイド筒針
12が蓋体6のホルダ部14に当たるまで下方へ突出
し、前記生検針11のポケット19内に入ったサンプル
組織Sを切り取り、ポケット部19を塞ぐ。以上によ
り、サンプル組織Sの採取が完了するため、生検針11
及びガイド筒針12を人体から抜き、生検装置1を人体
から離す。生検針11及びガイド筒針12のハウジング
2からの取外しは、蓋体6を外すことにより容易に行う
ことができる。
【0028】図10〜図14は、術者の放射線による被
爆を回避するために、前記生検装置1を位置の微調整機
構38を介して関節アーム39の先端に支持することに
より遠隔操作可能としたものである。尚、41はエタノ
ール局注装置で、生検装置1に代えて、微調整機構38
に取付けることができる。このエタノール局注装置41
については後述する。また、1aは治具である。
【0029】関節アーム39は、関節となる3つのジョ
イント部42により、先端部40を自在に動かせるよう
になっている。ジョイント部42は、内球部43と外球
部44とを有し、内球部43側には外球部44の内面に
対して、加圧バネ45により押されて圧接するクラッチ
46が設けられている。各ジョイント部42にはエアー
ホース47が通っており、内球部43の中心には、エア
ーホース47の連結筒48が設けられている。この連絡
筒48の端部には、Oリング49にてクラッチ46と密
接するフランジ50が形成されている。連結筒48の反
対側の端部にもOリング49が設けられており、クラッ
チ46に対して密接している。連結筒48には孔51が
形成されており、該孔51からクラッチ46とフランジ
50との間にエアーを圧入できるようになっている。
【0030】エアーが圧入されると、エアーの圧力によ
り、クラッチ46が加圧バネ45に抗して移動し、外球
部44の内面との圧接状態が解除される。この状態でジ
ョイント部42を自由に動かすことができる。エアーの
圧入を止めると、加圧バネ45により再度クラッチ46
が外球部44の内面に圧接し、ジョイント部42がロッ
クされる。このように、常時付勢状態にある加圧バネ4
5で機械的にロックしているため、電気的トラブルによ
りエアーの供給が中断されても、ジョイント部42のロ
ック状態は維持され、安全性の面で好ましい。エアーの
供給・停止は、関節アーム39の本体52に設けられた
フットスイッチ53の操作により行える。
【0031】次に、微調整機構38の構造を、図11に
基づいて説明する。微調整機構38の先端には、上下動
自在なラック54が形成されている。このラック54に
はギア55が係合しており、このギア55に連結されて
いる一対のベベルギア56をフレキシブルな「伝達手
段」としてのワイヤケーブルW1 により回転させること
におり上下動するようになっている。
【0032】このラック54にはL形フレーム57が設
けられおり、該L形フレーム57にアリ溝58が形成さ
れている。このアリ溝58には、生検装置1のハウジン
グ2の側面に形成した取付部28が挿入されて取付けら
れる。ラック54の上部には、ワイヤケーブルW2 によ
り回転する偏心カム58が設けられ、該偏心カム58は
ピン59を突出させる。このピン59は生検装置1の発
射ボタン26を押す位置にある。
【0033】ラック54を支持している部分は、ワイヤ
ケーブルW3 のギア60に係合する大径ギア61により
回転する。大径ギア61が取付けられている回動部材6
2は、上端の軸を中心に下側が回動自在で、且つバネ6
3(図13参照)により前側へ付勢されている。そし
て、回動部材62に先端を当てたツマミ64により、回
動部材62の角度を手動で微調整できるようになってい
る。
【0034】回動部材62が取付けられている部分に
は、アリ溝係合を介して、左右に移動自在なフレーム6
5が設けられている。このフレーム65は、ワイヤケー
ブルW4 の先端の一対のベベルギア66により回転する
ネジ67と係合しており、該ネジ67の回転に伴って左
右へ移動できるようになっている。
【0035】このフレーム65は、アリ溝係合部を介し
て別のフレーム68に前後動自在に係合されている。こ
の別のフレーム68は、ワイヤケーブルW5 の先端の一
対のギア69により回転するネジ70と係合しており、
該ネジ70の回転に伴って前後へ移動できるようになっ
ている。ワイヤケーブルW5 の先端にはツマミ71も設
けられており、該ツマミ71により前後方向への微調整
を手動でも行えるようになっている。更に、この別のフ
レーム68は、ネジ72を回すことにより、関節アーム
39の先端部40に対して水平方向で回転させることが
できる。
【0036】以上のように、関節アーム39により、生
検装置1をある程度の位置にセットした後、微調整機構
38により生検装置の最終的にあ位置決めを遠隔操作で
きると共に、生検装置1の発射ボタン26の操作も、ワ
イヤケーブルW6 により遠隔操作で行えるため、術者が
放射線を被爆することはない。
【0037】尚、前述のように、この微調整機構38に
は、生検装置1に代えて、エタノール局注装置41を取
付けることができる。エタノール局注装置41の取付け
は、ハウジング73の側面に形成した取付部74を、微
調整機構38のアリ溝58に係合させることにより行わ
れる。エタノール局注装置41のハウジング73の中間
位置には、先の実施形態の治具34の溝35に係合可能
な突起75も形成されている。そして、エタノール局注
装置41のハウジング73には、微調整機構38とは別
のワイヤケーブルW7 のベベルギア76により上下動す
るラック77が設けられている。
【0038】このラック77にはスリ割り78を有する
ホルダ79が設けられており、このホルダ79のスリ割
り78内において、エタノールの注入針80が保持され
ている。この注入針80には図示せぬチューブからエタ
ノールを供給できるようになっている。ホルダ79には
スリ割り78を貫通するクランプノブ81が設けられて
おり、該クランプノブ81を回転させることによりスリ
割り78が狭まり、注入針80を保持できる。更に、ホ
ルダ79には注入針80の上部を左右から保持するネジ
82も設けられており、注入針80の回転を防止してい
る。
【0039】ハウジング73の下方にも、同様にスリ割
り83を有するホルダ84が設けられ、該ホルダ84の
スリ割り83にはガイド筒針85が保持されている。こ
のホルダ84にもクランプノブ81が設けられ、ガイド
筒針85の上部を支持する左右一対のネジ86が設けら
れている。
【0040】従って、このようなエタノール局注装置4
1をCT等のガイド下で、目標部位(腫瘍)に対して位
置決めし、注入針80をガイド筒針85のガイドにより
下方へ突出させて、人体の目標部位に刺し、注入針80
の先端からエタノールを注入することにより、該目標部
位(腫瘍)の治療をすることができる。このようなエタ
ノール療法も遠隔操作で行えるため、術者が放射線を被
爆することはない。
【0041】図15は、更に簡略化した遠隔操作が行え
る装置を示すものである。すなわち、この遠隔操作装置
は、主に、術者の腕に取付け可能な支持体87と、該支
持体87の先端部88に取付けられた「微調整機構」と
しての上下動機構89とから成る。
【0042】支持体87はベルト90により術者の腕に
取付可能で、その先端部88は、レバー91の操作によ
りロック及び解除が可能なジョイント部92が設けられ
ており、このジョイント部92により先端部88を角度
を自由に変更できるようになっている。支持体87の中
間位置には握るためのグリップ93が設けられている。
【0043】上下動機構89には生検装置1が取付可能
で、ハンドル94の操作力をワイヤケーブルW8 を介し
て上下動機構89へ伝達することにより、生検装置1を
遠隔操作で上下に移動できる。また、上下機構89には
トリガー部95も設けられており、スイッチレバー96
の操作力をワイヤケーブルW9 を介して該トリガー部9
5へ伝達することにより、生検装置1の図示せぬ発射ボ
タンを遠隔操作で押せるようになっている。
【0044】この遠隔操作装置を用いれば、術者が放射
線を被爆することはない。また、術者の腕に取り付けて
使用するものなので、扱いが簡単である。
【0045】
【発明の効果】この発明によれば、生検針及びガイド筒
針と、第1フック部及び第2フック部の各金属スプリン
グとの間に、放射線面に直交する方向で、所定の間隔が
確保されているため、CT等の撮影画面中において、生
検針等と金属バネとが重なって表示されることはなく、
生検針等の位置を確実に認識することができる。
【0046】また、第1ストッパ部はハウジングとの間
に形成されたロック機構が解除されることにより第1フ
ック部ごと下方移動可能で、第2ストッパ部は所定距離
だけ下方移動した第1ストッパ部と当接して第2フック
部との係合が解除される構造になっているため、生検針
をガイド筒針よりも微小な時間差で先行して下方へ突出
させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態に係る生検装置を示す分解
斜視図。
【図2】生検装置の右側面を示す斜視図。
【図3】ハウジングの後面図。
【図4】第1ストッパ部及び第2ストッパ部を示す斜視
図。
【図5】図1中矢示SA−SA線に沿う断面図。
【図6】ハンドルを回転させる前の段階を示す生検装置
の断面図。
【図7】ハンドルを回転させ、ロック機構を解除する前
の状態を示す生検装置の断面図。
【図8】ハンドルを回転させ、ロック機構を解除した瞬
間の状態を示す生検装置の断面図。
【図9】ロック機構を解除して、下方移動した第1スト
ッパ部が第2ストッパ部に当接して該第2ストッパ部を
回転させた状態を示す生検装置の断面図。
【図10】遠隔装置を示す斜視図。
【図11】微調整機構を示す斜視図。
【図12】関節アームのジョイント部を示す断面図。
【図13】微調整機構の回動部材を示す側面図。
【図14】エタノール局注装置を示す斜視図。
【図15】別の遠隔装置を示す斜視図。
【符号の説明】
1 生検装置 2 ハウジング 4、37 溝状ライン 11 生検針 12 ガイド筒針 15 第1フック部 16 第2フック部 17 第1金属バネ 18 第2金属バネ 20 第1ストッパ部 21 第2ストッパ部 25 ロック機構 38 微調整機構 39 関節アーム 40、88 先端部 41 エタノール局注装置 87 支持体 89 上下機構(微調整機構) W1 〜W9 ワイヤケーブル(伝達手段) R 放射線面 L 所定間隔 S サンプル組織

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の側面が開口した容器形状をした非
    金属製のハウジング内に、金属製のガイド筒針と、その
    中に挿通される金属製の生検針とをそれぞれ針先を下方
    に突出させた状態で上下動自在に収納し、 ハウジングの内部における生検針とガイド筒針の他方側
    へオフセットした位置に、生検針と係合して該生検針を
    金属スプリングにより下方へ付勢する第1フック部と、
    ガイド筒針と係合して該ガイド筒針を金属スプリングに
    より下方へ付勢する第2フック部とをそれぞれ設けるこ
    とにより、生検針及びガイド筒針と、第1フック部及び
    第2フック部の各金属スプリングとの間に、放射線面に
    直交する方向で、所定の間隔が確保し、 前記第1フック部及び第2フック部の更に他方側へオフ
    セットした位置に、それぞれ突起させた一部分のみを第
    1フック部及び第2フック部の底部に係合させてそれら
    の下方移動を阻止する第1ストッパ部と第2ストッパ部
    を設けたものであって、 前記第1ストッパ部はハウジングとの間に形成されたロ
    ック機構が解除されることにより第1フック部ごと下方
    移動可能で、第2ストッパ部は所定距離だけ下方移動し
    た第1ストッパ部と当接して第2フック部との係合が解
    除され、 第1フック部と第2フック部とを時間差で解放させるこ
    とにより、生検針をガイド筒針よりも先行して下方へ突
    出させることを特徴とする生検装置。
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