JP3300627B2 - スクリーン印刷方法及び装置 - Google Patents

スクリーン印刷方法及び装置

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JP3300627B2 JP03838197A JP3838197A JP3300627B2 JP 3300627 B2 JP3300627 B2 JP 3300627B2 JP 03838197 A JP03838197 A JP 03838197A JP 3838197 A JP3838197 A JP 3838197A JP 3300627 B2 JP3300627 B2 JP 3300627B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基板に対して印刷
用ペーストを印刷するスクリーン印刷方法及び装置に係
り、とくに電子部品を基板にはんだ付けするためのクリ
ームはんだを基板に印刷するのに適したスクリーン印刷
方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、基板への電子部品のはんだ付け
処理は、まずスクリーン印刷機で基板上にクリームはん
だを印刷し、そこに電子部品装着機で電子部品を装着
し、電子部品装着後の基板をリフロー炉に送り、リフロ
ー炉でクリームはんだを溶かして電子部品を基板にはん
だ付けしている。
【0003】そのとき、高湿度条件下でリフローはんだ
付け処理を行うと、基板のランド(導体パターン)から
乖離した多数のはんだボールの発生が見られ、基板不良
の原因となることを発明者は見いだした。
【0004】また、はんだの酸化防止の目的で閉じた窒
素雰囲気中でリフローはんだ付けを行うことが従来提案
されている。この場合、密閉型構造となり、設備が高価
となる。
【0005】また、本出願により、ドライエアー雰囲気
中でリフローはんだ付け処理を実施するリフロー炉が提
案されている。この場合、はんだボールの発生が少な
く、密閉構造も不要で、量産性にも優れている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、リフローは
んだ付け処理の前段階であるクリームはんだの基板に対
するスクリーン印刷処理工程は、現状ではオープンエア
ーで実施されている。このため、スクリーン印刷処理中
に水分がクリームはんだ内のフラックス成分に吸収され
たり、基板上に塗布されたクリームはんだ上に水分が結
露したりする問題があり、このような場合には、リフロ
ー炉によるリフローはんだ付け処理をドライエアー中で
実行してもはんだボールが発生する可能性が高くなる。
【0007】ドライエアー雰囲気中でリフローはんだ付
け処理を実施するリフロー炉を使用することを前提とし
て考えた場合、クリームはんだを印刷するスクリーン印
刷装置の印刷処理もドライエアー雰囲気で行うことが望
まれるが、従来は全く無対策であった。
【0008】そこで、本発明は、上記の点に鑑み、スク
リーン印刷処理をドライエアー雰囲気中で実行し、クリ
ームはんだ等の印刷用ペーストが水分を吸収することに
伴う不都合を除去して、各種基板の製造、組立の信頼性
の向上を図ったスクリーン印刷方法及び装置を提供する
ことを目的とする。
【0009】本発明のその他の目的や新規な特徴は後述
の実施の形態において明らかにする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のスクリーン印刷方法は、基板、印刷用スク
リーン、及び印刷用ペーストを塗布するためのスキージ
を含む処理空間を外部よりも僅かに高い圧力のドライエ
アー雰囲気に保つように囲み部分を設け、前記基板にド
ライエアーの流れが直接当たらないように前記処理空間
に湿度20%以下のドライエアーを供給し、前記基板に
対する前記印刷用ペーストのスクリーン印刷処理を前記
ドライエアー雰囲気で実行することを特徴としている。
【0011】前記印刷用ペーストがクリームはんだであ
ってもよい。
【0012】本発明のスクリーン印刷装置は、基板、印
刷用スクリーン、及び印刷用ペーストを塗布するための
スキージを含む処理空間を外部よりも僅かに高い圧力の
ドライエアー雰囲気に保つように囲み部分を設け、前記
基板にドライエアーの流れが直接当たらないように前記
処理空間へのドライエアーの送出口を設け、該送出口よ
り前記処理空間に湿度20%以下のドライエアーを供給
することを特徴としている。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るスクリーン印
刷方法及び装置の実施の形態を図面に従って説明する。
【0014】図1及び図2は本発明の実施の形態で用い
るスクリーン印刷装置、図3はドライエアーを作るドラ
イユニットを示す。
【0015】図1及び図2において、1はスクリーン印
刷装置の基台、2はスキージヘッドを支持するフレー
ム、3は印刷用スクリーン枠を支持するフレーム、4は
印刷用スクリーン枠、5は印刷用スクリーン、6はスキ
ージヘッド、7は基板を載せるためのXYテーブル、8
はXYテーブル上に位置決め載置される基板、9はドラ
イエアーの供給部、10は印刷機の上部開口を気密に塞
ぐプラスチック蓋である。
【0016】スキージヘッドを支持するフレーム2及び
印刷用スクリーン枠を支持するフレーム3は共に基台1
上に設置、固定されている。印刷用スクリーン枠4はフ
レーム3に設けられた昇降手段を介して保持されてお
り、印刷用スクリーン枠4は印刷時に下降位置となって
該印刷用スクリーン枠4に張られた印刷用スクリーン5
を基板8上に重ね、基板交換時又は印刷用スクリーン5
の交換時には上昇位置となる。また、スキージヘッド6
は例えばX方向駆動機構を介して前記フレーム2に支持
されており、下端にスキージ11を有している。このス
キージヘッド6はフレーム2の内側を往復移動して下端
のスキージ11でスクリーン5上のクリームはんだHを
基板8に塗布するものである。
【0017】前記基板8、印刷用スクリーン5、及び印
刷用ペーストを塗布するためのスキージ11を含む処理
空間Sを外部よりも僅かに高い圧力のドライエアーに保
つための囲み部分の主要部は、基台1、フレーム2,
3、プラスチック蓋10で構成され、さらに、印刷装置
の側面部分の隙間を塞ぐための囲み部分としてスポンジ
等の弾性多孔体を用いる。すなわち、前記処理空間S
は、基台1、フレーム2,3、プラスチック蓋10で囲
まれて概ね封止された空間である。この処理空間Sは完
全な気密構造でなくともよいが、外気よりも空間内を僅
かに高い気圧に保持できる程度に囲んで閉鎖した構造で
あり、隙間の開口面積の総和よりもドライエアーの供給
部9の開口面積の総和を大きくしておけばよい。
【0018】前記ドライエアーの供給部9の空気送出口
には燒結金属等の多孔体12が設けられており、できる
だけ流速が発生しないようにドライエアーを基台1、フ
レーム2,3、プラスチック蓋10で囲まれた処理空間
Sに送り込む。なお、ドライエアーの供給部9の開口位
置は基板8にドライエアーの流れが直接触れないよう
に、スキージヘッド6の上部の高さ位置が良い。供給す
るドライエアーは湿度が20%以下に除湿したものであ
る。
【0019】図3のようにドライユニット20では、コ
ンプレッサーからの加圧エアーをフィルタ21を通して
塵埃を除き、さらに除湿装置22を通して除湿し(湿度
20%以下)、流量計23を通してドライエアーの供給
部9に送る。
【0020】需要者の要望によっては、窒素を流量計2
4を通して混合器25に送り、ここで除湿装置22及び
流量計26からのドライエアーに混合してドライエアー
の供給部9に送出してもよい。
【0021】このような実施の形態に示す如く、図1及
び図2のスクリーン印刷装置では、基板8、スクリーン
5、スキージ11を含む処理空間Sを外部よりも僅かに
高い圧力で流速の殆どないドライエアー雰囲気とするこ
とができ、この内部でスキージ11を往復動させてスク
リーン印刷処理を行うことができる。このの結果、スク
リーン印刷処理に伴うクリームはんだの水分による劣化
を防止することができる。すなわち、クリームはんだに
含有されたフラックス成分に水分が吸収されるのを防止
し、後工程のリフローはんだ付け処理において、はんだ
ボールの発生を防止し、ひいては電子部品等を装着後の
基板の無洗浄化に対応可能となる。
【0022】なお、ドライエアーの湿度を20%以下に
保つことで、上記はんだボールの発生防止効果をいっそ
う向上させることができる。
【0023】なお、上記の実施の形態では、印刷用ペー
ストとしてクリームはんだを印刷する場合で説明した
が、その他の湿気を嫌う性質の印刷用ペーストの場合に
も本発明は有効である。
【0024】また、スクリーン印刷装置の構造は種々あ
るが、少なくとも基板、スクリーン、スキージを含む処
理空間を外部よりも僅かに高い圧力で流速の殆どないド
ライエアー雰囲気とする所要の囲み部分を持つ構成とす
ればよい。
【0025】以上本発明の実施の形態について説明して
きたが、本発明はこれに限定されることなく請求項の記
載の範囲内において各種の変形、変更が可能なことは当
業者には自明であろう。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
スクリーン印刷処理をドライエアー中で実行でき、クリ
ームはんだ等の印刷ペーストに水分が吸収されたり、印
刷ペースト表面に結露するのを防止でき、ひいては各種
基板の製造、組立の信頼性の向上を図ることができる。
【0027】また、本発明をクリームはんだのスクリー
ン印刷処理に適用すれば、後工程のリフローはんだ付け
処理をドライエアー雰囲気で実行することで、はんだボ
ールの発生を抑えることが可能となり、基板の無洗浄化
を達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るスクリーン印刷方法及び装置の実
施の形態であって、スクリーン印刷装置を示す正断面図
である。
【図2】同斜視図である。
【図3】実施の形態で用いるドライユニットの構成図で
ある。
【符号の説明】
1 基台 2,3 フレーム 4 印刷用スクリーン枠 5 印刷用スクリーン 6 スキージヘッド 7 XYテーブル 8 基板 9 ドライエアーの供給部 10 プラスチック蓋 11 スキージ 12 多孔体 20 ドライユニット 21 フィルタ 22 除湿装置 23,24,26 流量計 25 混合器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41F 15/00 - 15/44 H05K 3/12

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板、印刷用スクリーン、及び印刷用ペ
    ーストを塗布するためのスキージを含む処理空間を外部
    よりも僅かに高い圧力のドライエアー雰囲気に保つよう
    に囲み部分を設け、前記基板にドライエアーの流れが直
    接当たらないように前記処理空間に湿度20%以下のド
    ライエアーを供給し、前記基板に対する前記印刷用ペー
    ストのスクリーン印刷処理を前記ドライエアー雰囲気で
    実行することを特徴とするスクリーン印刷方法。
  2. 【請求項2】 前記印刷用ペーストがクリームはんだ
    ある請求項1記載のスクリーン印刷方法。
  3. 【請求項3】 基板、印刷用スクリーン、及び印刷用ペ
    ーストを塗布するためのスキージを含む処理空間を外部
    よりも僅かに高い圧力のドライエアー雰囲気に保つよう
    に囲み部分を設け、前記基板にドライエアーの流れが直
    接当たらないように前記処理空間へのドライエアーの送
    出口を設け、該送出口より前記処理空間に湿度20%以
    下のドライエアーを供給することを特徴とするスクリー
    ン印刷装置。
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