JP3300128B2 - マルチディスク再生装置 - Google Patents

マルチディスク再生装置

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JP3300128B2
JP3300128B2 JP23986893A JP23986893A JP3300128B2 JP 3300128 B2 JP3300128 B2 JP 3300128B2 JP 23986893 A JP23986893 A JP 23986893A JP 23986893 A JP23986893 A JP 23986893A JP 3300128 B2 JP3300128 B2 JP 3300128B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、筐体に収納した複数枚
の記録媒体から、任意の1枚を選択して再生可能なマル
チディスク再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】コンパクトディスク(CD)、ミニディ
スク(MD)等の記録媒体(ミュージックソース)を筐
体内に複数枚収納しておき、操作者の指定操作を通じて
任意の1枚を選択して再生するマルチディスク再生装置
が実用化されている。
【0003】マルチディスク再生装置は、例えば、車載
用のオーディオ装置に応用されており、面倒なディスク
交換や場所を取るディスク管理を排除して、気軽かつ容
易に多用な曲選択を可能にしている。
【0004】従来のマルチディスク再生装置では、複数
枚のディスクを格納した専用カセットをマルチディスク
再生装置に装着していた。操作者が選択したディスク
は、マルチディスク再生装置内に設けた搬送機構によっ
て、専用カセットから取り出されて再生部に搬送されて
いた。
【0005】図4は、従来のマルチディスク再生装置の
構成の説明図である。ここでは、コンパクトディスク
(CD)のマルチディスク再生装置が示される。
【0006】図4において、筐体41の底部分には、デ
ィスク40を回転駆動してディスク40の記録内容を読
み取るデッキメカ(再生機構)43が固定される。筐体
41内に設置されたエレベータ(昇降機構)45は、デ
ッキメカ43とカセット42の高さを往復して、カセッ
ト42から取り出したディスク40をデッキメカ43に
搬入し、また、デッキメカ43から取り出したディスク
40をカセット42の空きスペースに搬入する。
【0007】マイコン回路46は、図示しない制御パネ
ルのスイッチ操作を通じて指定されたとおりに、デッキ
メカ43とエレベータ45を制御し、カセット42の指
定された番地に格納されたディスク40を取り出して、
デッキメカ43の高さまで搬送し、デッキメカ43内に
取り込ませる。
【0008】マイコン回路46は、デッキメカ43に搬
送されたディスク40を直ちに回転させ、曲番号が指定
されていれば該当するトラック、曲番号が指定されてな
ければ先頭トラックを自動検索して、記録された音楽の
再生を開始させる。
【0009】カセット42は、6〜10枚のディスク4
0をそれぞれの段に挿入可能な棚状の外観に形成されて
おり、一体として筐体42に挿入装着され、また、一体
として筐体42から取り出される。
【0010】マイコン回路46は、カセット42の各段
に対応させて、複数枚のディスク40をそれぞれ識別し
ており、マルチディスク再生装置内では、カセット42
の特定の段から取り出されて演奏されたディスク40
は、演奏終了後や他のディスク40の演奏が指令された
場合には、再び元の段に戻される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来のマルチディスク
再生装置では、複数のディスクを積み重ねて収納したぶ
厚い専用カセットを、マルチディスク再生装置の前面か
ら出し入れする構成が採用されていた。
【0012】従って、マルチディスク再生装置の前面に
は、専用カセットを出し入れするための幅広い開口を設
ける必要があり、マルチディスク再生装置の内部には、
専用カセット全体を格納するためのかなり大きな体積の
空間を設ける必要がある。
【0013】従って、マルチディスク再生装置の前面パ
ネルにおける表示素子やスイッチ類の配置、筐体内の複
数のメカデッキやエレベータの配置、筐体内の電源ユニ
ットやプリント基板の配置等に関して、設計上の大きな
制約を受けており、全体的な美観上も好ましくない。
【0014】例えば、専用カセットに収納できるディス
クの枚数を増すと、専用カセットの厚さが増してマルチ
ディスク再生装置の薄型化が困難になり、専用カセット
に収納できるディスクの枚数を減らすと曲選択の幅が狭
くなる。
【0015】また、従来のマルチディスク再生装置で
は、専用カセットごとでないと古いディスクを新しいデ
ィスクに交換できない問題がある。すなわち、専用カセ
ット内のディスクの特定の1枚を取り出して、外部の別
の1枚を代わりに装備したい場合、マルチディスク再生
装置から専用カセット全体を取り出して、特定の1枚を
探して取り出し、外部の別の1枚を差し替えることにな
る。
【0016】このような操作は、運転中の片手間では実
施できないため、車載用のマルチディスク再生装置で
は、運転開始時にセットされた複数枚のディスクは、運
転が終了するまでそのまま保持されることになる。従っ
て、カラオケ用のディスク再生のように幅広い曲選択が
必要な場合、普段めったに選局されないディスクまで含
めて膨大な枚数のディスクを専用カセットに格納してお
く必要がある。
【0017】本発明は、予め収納されたディスクを後か
ら容易に交換でき、専用カセットの収納スペース等に関
する設計上の制約が無いマルチディスク再生装置を提供
することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】本願発明は、記録媒体を
挿入又は排出する開口部と、記録媒体を複数収納可能な
収納手段と、記録媒体を再生する再生手段と、記録媒体
の挿入時には前記開口部から前記収納手段又は前記再生
手段に記録媒体を受け渡し、記録媒体の排出時には前記
収納手段又は前記再生手段から前記開口部に記録媒体を
受け渡しする搬送手段とを筐体内に具えるマルチディス
ク再生装置であって、前記搬送手段は、前記開口部から
前記収納手段又は前記再生手段に挿入される記録媒体
を、前記開口部に対向する一端側から受け取って他端側
から受け渡し、前記収納手段又は前記再生手段から前記
開口部に排出される記録媒体を、前記他端側から受け取
って前記一端側から受け渡すものであるマルチディスク
再生装置において、前記再生手段に記録媒体が存在する
状態で、前記収納手段に収納された所定の記録媒体の排
出が指示された場合は、前記再生手段の記録媒体を前記
再生手段から移動させることなく、前記収納手段に収納
された所定の記録媒体を前記開口部から排出させる制御
手段とを具えることを特徴とする。
【0019】また本願発明は、記録媒体を挿入又は排出
する開口部と、記録媒体を複数収納可能な収納手段と、
記録媒体を再生する再生手段と、記録媒体の挿入時には
前記開口部から前記収納手段又は前記再生手段に記録媒
体を受け渡し、記録媒体の排出時には前記収納手段又は
前記再生手段から前記開口部に記録媒体を受け渡しする
搬送手段とを筐体内に具えるマルチディスク再生装置で
あって、前記搬送手段は、前記開口部から前記収納手段
又は前記再生手段に挿入される記録媒体を、前記開口部
に対向する一端側から受け取って他端側から受け渡し、
前記収納手段又は前記再生手段から前記開口部に排出さ
れる記録媒体を、前記他端側から受け取って前記一端側
から受け渡すものであるマルチディスク再生装置におい
て、前記再生手段に記録媒体が存在する状態で、前記開
口部から記録媒体が挿入された場合は、前記再生手段の
記録媒体を前記再生手段から移動させることなく、前記
開口部から挿入された記録媒体を前記収納手段に収納さ
せる制御手段とを具えることを特徴とする
【0020】また本願発明は、記録媒体を挿入又は排出
する開口部と、記録媒体を複数収納可能な収納手段と、
記録媒体を再生する再生手段と、記録媒体の挿入時には
前記開口部から前記収納手段又は前記再生手段に記録媒
体を受け渡し、記録媒体の排出時には前記収納手段又は
前記再生手段から前記開口部に記録媒体を受け渡しする
搬送手段とを筐体内に具えるマルチディスク再生装置で
あって、前記搬送手段は、前記開口部から前記収納手段
又は前記再生手段に挿入される記録媒体を、前記開口部
に対向する一端側から受け取って他端側から受け渡し、
前記収納手段又は前記再生手段から前記開口部に排出さ
れる記録媒体を、前記他端側から受け取って前記一端側
から受け渡すものであるマルチディスク再生装置におい
て、前記収納手段の記録媒体又は前記再生手段の記録媒
体を指定する指定手段と、記録媒体の排出が指示された
場合には、前記指定手段で指定された記録媒体を排出さ
せる制御手段とを具えることを特徴とする。
【0021】また本願発明は、記録媒体を挿入又は排出
する開口部と、記録媒体を複数収納可能な収納手段と、
記録媒体を再生する再生手段と、記録媒体の挿入時には
前記開口部から前記収納手段又は前記再生手段に記録媒
体を受け渡し、記録媒体の排出時には前記収納手段又は
前記再生手段から前記開口部に記録媒体を受け渡しする
搬送手段とを筐体内に具えるマルチディスク再生装置で
あって、前記搬送手段は、前記開口部から前記収納手段
又は前記再生手段に挿入される記録媒体を、前記開口部
に対向する一端側から受け取って他端側から受け渡し、
前記収納手段又は前記再生手段から前記開口部に排出さ
れる記録媒体を、前記他端側から受け取って前記一端側
から受け渡すものであるマルチディスク再生装置におい
て、前記収納手段の所定の収納位置を特定する特定手段
と、記録媒体の排出が指示された場合には、前記特定手
段で特定された前記収納手段の収納位置に存在する記録
媒体を排出させる制御手段とを具え、前記制御手段は、
前記収納手段の記録媒体の排出が指示された場合に、前
記特定手段によって前記収納手段の収納位置が特定され
ていない場合は、前記収納手段に収納された記録媒体よ
り排出すべき記録媒体を選択して排出することを特徴と
する。
【0022】また本願発明は、記録媒体を導入又は排出
する導入部と、記録媒体を複数収納可能な収納手段と、
記録媒体を再生する再生手段と、前記導入部、前記収納
手段、前記再生手段の間で記録媒体を受け渡し可能とす
る搬送手段と、前記収納手段の記録媒体又は前記再生手
段の記録媒体を指定する指定手段と、記録媒体の排出が
指示された場合には、前記指定手段で指定された記録媒
体を排出させる制御手段とを具えたマルチディスク再生
装置において、前記制御手段は、記録媒体の排出が指示
され且つ前記指定手段によって再生手段の記録媒体が指
定されている場合に、前記再生手段に記録媒体が存在し
ない場合は、前記収納手段に収納された記録媒体より排
出すべき記録媒体を選択して排出することを特徴とす
る。また本発明は、上記マルチディスク再生装置におい
て、前記制御手段が、前記収納手段の記録媒体が前記収
納手段に収納された順序に基づいて、排出すべき記録媒
体を選択することを特徴とするまた本発明は、上記マル
チディスク再生装置において、前記制御手段が、前記収
納手段の記録媒体が前記再生手段で最後に再生された時
期に基づいて、排出すべき記録媒体を選択することを特
徴とする。また本発明は、上記マルチディスク再生装置
において、前記制御手段が、前記収納手段の記録媒体が
前記再生手段で最後に再生されてからの経過時間に基づ
いて、排出すべき記録媒体を選択することを特徴とす
る。また本発明は、上記マルチディスク再生装置におい
て、前記制御手段が、前記収納手段の記録媒体が前記再
生手段で再生された回数に基づいて、排出すべき記録媒
体を選択することを特徴とする。
【0023】
【作用】本願発明によれば、再生手段において記録媒体
を再生しながら収納手段の記録媒体を排出することが可
能となる。また本願発明によれば、再生手段において記
録媒体を再生しながら収納手段へ記録媒体を収納するこ
とが可能となる。また本願発明によれば、収納手段の記
録媒体又は再生手段の記録媒体を指定して排出させるこ
とが可能となる。また本願発明によれば、排出する記録
媒体の収納位置が指定されない場合は、収納手段の記録
媒体より排出すべき記録媒体が選択されて排出される。
また本願発明によれば、再生手段の記録媒体の排出が指
示された場合に、再生手段に記録媒体が存在しなけれ
ば、収納手段の記録媒体より排出すべき記録媒体が選択
されて排出される。
【0024】
【実施例】図1に本発明の基本的な構成を示す。図1の
マルチディスク再生装置では、収納手段12をマルチデ
ィスク再生装置の前面から一体に取り出す必要が無い。
収納手段12は、全体を一体に構成する必要すらなく、
筐体11内の空きスペースに分散させて配置してもよ
い。第1搬送手段14と第2搬送手段15は、共通の機
構で構成してもよい。制御手段16によって制御され
て、筐体11の外部と収納手段12との間で記録媒体1
0をやり取りでき、収納手段12と再生手段13の間で
記録媒体10をやり取りできればよい。制御手段16
は、収納手段12の番地に対応させて、収納されたそれ
ぞれの記録媒体10を識別するが、収納手段12から取
り出した記録媒体10を再生後に再び同じ収納手段12
に戻す必要は無い。再生された記録媒体10がどの収納
手段12に収納されたかを記憶しておけば十分である。
【0025】また、図1のマルチディスク再生装置で
は、第1設定手段によって再生が選択されていれば、再
生中の記録媒体に優先させて、外部から供給した記録媒
体を直ちに再生開始する。第1搬送手段と第2搬送手段
が別々の機構で構成されている場合、空いた収納手段を
記録媒体の中継用に使用してもよい。また、第1搬送手
段と第2搬送手段の間で直接に記録媒体を移動できる構
成を採用してもよい。第1設定手段によって収納が選択
されていれば、再生中の記録媒体とは無関係に、外部か
ら供給した記録媒体は、第1搬送手段によって、開いた
収納手段に搬送される。制御手段は、外部から供給した
記録媒体を、この収納手段に対応させて記憶する。
【0026】第1設定手段は、例えば、再生/収納の区
別を設定する専用スイッチで構成してもよい。しかし、
既存の他のスイッチ、センサ、制御手段のフラグ(プロ
グラム上の変数の状態)を組み合わせて構成してもよ
い。
【0027】また、図1のマルチディスク再生装置で
は、第2設定手段によって再生手段の記録媒体が選択さ
れている場合には、再生中の記録媒体を外部に排出す
る。このとき、再生中の記録媒体が無ければ、最も若
い、すなわち、最後に再生された記録媒体を外部に排出
させることとしてもよい。
【0028】一方、第2設定手段によって収納手段の記
録媒体が選択されていれば、再生中の記録媒体とは無関
係に、別途指定された収納手段の記録媒体が外部に排出
される。このとき、収納手段が指定されていなければ、
最も古い、すなわち、最も昔に再生された(あるいは収
納後に1回も再生されていない)記録媒体を外部に排出
させることとしてもよい。
【0029】第2設定手段は、例えば、再生手段側/収
納手段側の区別を設定する専用スイッチで構成してもよ
い。しかし、既存の他のスイッチ、センサ、制御手段の
フラグ(プログラム上の変数の状態)を組み合わせて構
成してもよい。
【0030】図2は実施例の車載用MD再生装置の構成
の説明図である。ここでは、複数枚のミニディスク(M
D:以下ディスクと呼ぶ)を筐体内に収納でき、操作者
が選択したディスクがメカデッキに搬送されて再生され
る。また、制御用のマイコン回路は、収納マガジンの番
地に対応させて収納ディスクを管理しており、操作パネ
ルの表示素子を通じて、再生開始時に読み取られたディ
スクタイトルを番地に対応させた形式で表示する。
【0031】図2において、ディスク搬送メカ24は、
筐体21の外部から挿入されたディスク20を筐体21
内に取込み、ディスク収納マガジン22の所定の番地高
さに搬送し、ディスク収納マガジン22の所定の番地に
格納する。
【0032】保持メカ25は、ディスク収納マガジン2
2の所定の番地からディスク20を取り出し、デッキメ
カニズム23の上に搬送して、デッキメカニズム23に
よる再生を可能にする。
【0033】ディスク収納マガジン22は、筐体21に
固定して据え付けられ、4枚のディスク20を収納可能
である。デッキメカニズム23は、ディスク20を保持
メカ25に格納したままの状態で回転駆動し、ディスク
20に記録されたデジタルデータを読み取る。
【0034】筐体21の前面には、外部から随時にディ
スク20を挿入可能な開口21Hが設けてあり、開口2
1の下方には、ディスク20の挿排、ディスク20の選
択、選曲、演奏/停止等を指令するための操作パネル2
8が配置される。
【0035】回路部26は、操作パネル28を通じた操
作内容に応じて、ディスク搬送メカ24、保持メカ2
5、デッキメカニズム23を制御するマイコン回路と、
操作パネル28、ディスク搬送メカ24、保持メカ2
5、デッキメカニズム23に必要な電力供給を行う電源
ユニットと、を含む。
【0036】操作パネル28には、ディスク20の演奏
状態を制御するスイッチ37、曲番号を指定して選曲す
るスイッチ38、ディスク20の格納を指示するスイッ
チ35、ディスク20の排出を指示するスイッチ36、
ディスク20の格納番地を指定するスイッチ39、スイ
ッチ39に対応して格納されたディスク20のディスク
タイトルを表示する表示素子40が配置される。
【0037】操作パネル28の上部には、また、演奏中
のディスクに優先させて外部から挿入したディスクを直
ちに再生させるスイッチ31、演奏中のディスクをその
ままにして、外部から挿入したディスクをディスク収納
マガジン22の空き番地に格納させるスイッチ32、演
奏中のディスクを直ちに排出させるスイッチ33、ディ
スク収納マガジン22に収納されたディスクを排出させ
るスイッチ34が配置される。
【0038】スイッチ33、34を操作すれば、ディス
ク20の排出モードを2とおりに選択できる。すなわ
ち、筐体21の外部から開口21Hを通じてディスク2
0を挿入すると、ディスク20はディスク搬送メカ24
に取り込まれる。この状態でスイッチ31を操作する
と、挿入されたディスク20は、ディスク搬送メカ24
からディスク収納マガジン22の乗換え番地に格納され
る。
【0039】そして、再生中のディスク20が保持メカ
25によってディスク収納マガジン22の空き番地に格
納された後に、乗換え番地に格納されたディスク20が
保持メカ25に取り込まれ、デッキメカニズム23に搬
送される。
【0040】ここで、再生中であったディスク20は、
再生前に収納されていた同じ格納番地に格納される必要
は無い。マイコン回路は、格納中の複数枚のディスク2
0を格納番地と対応させて管理しており、移動や入替え
があるたびに、表示素子40のディスクタイトルを格納
番地と対応させて書き替える。
【0041】ディスク20は、ディスク搬送メカ24に
格納されたままの状態でデッキメカニズム23にセット
される。ディスク20は、直ちに回転駆動を開始され、
デッキメカニズム23の読取りヘッドがディスク20の
トラックを検索して、最初のディスクデータトラックを
読み取る。
【0042】ディスクデータトラックに記録されたディ
スクタイトルは、マイコン回路26に記憶保存され、後
にディスク20をディスク収納マガジン22に格納した
際には、操作パネル28の表示素子40に格納番地と対
応させて表示される。
【0043】一方、ディスク20がディスク搬送メカ2
4に取り込まれた状態でスイッチ32が操作されると、
再生中のディスク20にそのまま再生を続けさせなが
ら、ディスク搬送メカ24のディスク20は、直ちに、
ディスク収納マガジン22の空き番地に搬送され、格納
される。
【0044】これに対して、スイッチ33、34を操作
すれば、ディスク20の排出モードが選択される。スイ
ッチ33を操作した際に、デッキメカニズム23でディ
スク20が再生状態であれば、再生が直ちに中止され
る。そして、再生途中のディスク20は、ディスク収納
マガジン22の乗換え番地を中継して、保持メカ25か
らディスク搬送メカ24に移動し、開口21Hの高さに
搬送されて、筐体21の外部に排出される。
【0045】しかし、スイッチ33を操作した際に、デ
ッキメカニズム23にディスク20が無ければ、ディス
ク収納マガジン22に格納された最も若い(最後に格納
された)ディスク20がディスク搬送メカ24に搬送さ
れて、筐体21の外部に排出される。
【0046】一方、スイッチ34を操作した際に、ディ
スク20が再生状態であれば、再生途中のディスク20
にそのまま再生を続けさせながら、ディスク収納マガジ
ン22に格納された最も古い(最後に演奏されてから最
も時間が経過した)ディスク20がディスク搬送メカ2
4に搬送されて、筐体21の外部に排出される。
【0047】しかし、スイッチ34が操作された前後の
2秒以内にスイッチ39が操作されて、ディスク収納マ
ガジン22の特定の格納番地が指定されれば、この格納
番地のディスク20が排出される。
【0048】しかし、スイッチ33を操作した際に、デ
ッキメカニズム23にディスク20が無ければ、ディス
ク収納マガジン22に格納された最も若い(最後に格納
された)ディスク20がディスク搬送メカ24に搬送さ
れて、筐体21の外部に排出される。
【0049】図3はMD挿排処理の説明図である。ここ
では、図2の機器構成をそのまま利用した別の挿排処理
が説明される。ここでは、専用の挿排処理スイッチ(図
2の31〜34)が、既存のスイッチとマイコン回路の
フラグ状態の組合せに置き換えられる。
【0050】図3において、図2の筐体21の開口21
Hからディスク20が挿入された際に、既にディスク収
納マガジン22の空きストッカ(格納番地)が指定され
ていれば、挿入されたディスク20はそのまま指定スト
ッカへ格納される。格納されたディスク20は未再生で
あるため、マイコン回路はディスクタイトルを記憶して
おらず、表示素子40には「収納」とだけ表示する。
【0051】一方、空きストッカが指定されていない場
合、挿入されたディスク20をデッキメカニズム23に
セットして直ちに再生開始する。このとき、ディスク2
0に再生中のディスク20が存在していれば、再生中で
あったディスク20が挿入されたディスク20に置き換
えられる。そして、再生中であったディスク20は、デ
ィスク収納マガジン22の空きストッカに格納され、表
示素子40には、格納番地に対応させて、再生中であっ
たディスク20のディスクタイトルが表示される。
【0052】なお、本実施例では、ディスク収納マガジ
ン22が筐体21に固定される構成としたが、例えば、
ディスク収納マガジン22を上下に移動可能な機構に据
え付けて、ディスク収納マガジン22から直接に開口2
1Hにディスク20を吐き出させたり、ディスク収納マ
ガジン22から直接にデッキメカニズムにディスク20
を装着する構成を採用してもよい。
【0053】前記図1のマルチディスク再生装置によれ
ば、ディスクを収納したカセットをマルチディスク再生
装置の前面から出し入れする必要がない。従って、マル
チディスク再生装置の前面パネルにおける表示素子やス
イッチ類の配置、筐体内の複数のメカデッキやエレベー
タの配置、筐体内の電源ユニットやプリント基板の配置
等に関する設計上の自由度が増し、全体的な美観を優先
した機器設計や、全体構成の小型化、軽量化、薄型化が
容易となる。
【0054】また、収納されたディスクをディスク単位
で新規収納し、取り出し、交換することができるから、
普段利用しないディスクは、必要な際に挿入して使用す
ればよく、少ない収納枚数でも選曲の幅が狭くなる心配
が無い。
【0055】また、ディスク入替え操作は、運転中の片
手間でも容易に実施できるから、車載用のマルチディス
ク再生装置に応用した場合、運転操作の注意を奪って危
険をもたらす心配が無い。
【0056】前記図1のマルチディスク再生装置によれ
ば、外部から供給した記録媒体の処理(演奏/格納)の
区別を操作者が明確に把握できるから、操作性が向上
し、誤操作の可能性が減る。
【0057】例えば、挿入ディスクの演奏と、演奏中の
ディスク挿入との切り換えができるから、これまでのC
Dプレイヤー+CDチェンジャーの特徴を合わせて持つ
ことができ、また、ディスクの追加や交換も演奏中に可
能となり、付加価値が向上する。
【0058】前記図1のマルチディスク再生装置によれ
ば、筐体内に格納された記録媒体のどれを排出するのか
を、操作者が明確に把握できるから、操作性が向上し、
誤操作の可能性が減る。
【0059】例えば、通常のディスク排出と、演奏中の
ディスク排出との切り換えができるから、これまでのC
Dプレイヤーの使い勝手を実現でき、また、CDチェン
ジャーの欠点でもある演奏中の排出が可能となり、付加
価値が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本的な構成の説明図である。
【図2】実施例の車載用MD装置の構成の説明図であ
る。
【図3】MD排出処理の説明図である。
【図4】従来のマルチディスク再生装置の構成の説明図
である。
【符号の説明】
10 記録媒体 11 筐体 12 収納手段 13 再生手段 14 第1搬送手段 15 第2搬送手段 16 制御手段

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体を挿入又は排出する開口部と、 記録媒体を複数収納可能な収納手段と、 記録媒体を再生する再生手段と、記録媒体の挿入時には前記開口部から前記収納手段又は
    前記再生手段に記録媒体を受け渡し、記録媒体の排出時
    には前記収納手段又は前記再生手段から前記開口部に記
    録媒体を受け渡しする搬送手段とを筐体内に具えるマル
    チディスク再生装置であって、 前記搬送手段は、 前記開口部から前記収納手段又は前記再生手段に挿入さ
    れる記録媒体を、前記開口部に対向する一端側から受け
    取って他端側から受け渡し、 前記収納手段又は前記再生手段から前記開口部に排出さ
    れる記録媒体を、前記他端側から受け取って前記一端側
    から受け渡すものであるマルチディスク再生装置におい
    て、 前記再生手段に記録媒体が存在する状態で、前記収納手
    段に収納された所定の記録媒体の排出が指示された場合
    は、前記再生手段の記録媒体を前記再生手段から移動さ
    せることなく、前記収納手段に収納された所定の記録媒
    体を前記開口部から排出させる制御手段とを具えること
    を特徴とするマルチディスク再生装置。
  2. 【請求項2】 記録媒体を挿入又は排出する開口部と、 記録媒体を複数収納可能な収納手段と、 記録媒体を再生する再生手段と、記録媒体の挿入時には前記開口部から前記収納手段又は
    前記再生手段に記録媒体を受け渡し、記録媒体の排出時
    には前記収納手段又は前記再生手段から前記開口部に記
    録媒体を受け渡しする搬送手段とを筐体内に具えるマル
    チディスク再生装置であって、 前記搬送手段は、 前記開口部から前記収納手段又は前記再生手段に挿入さ
    れる記録媒体を、前記開口部に対向する一端側から受け
    取って他端側から受け渡し、 前記収納手段又は前記再生手段から前記開口部に排出さ
    れる記録媒体を、前記 他端側から受け取って前記一端側
    から受け渡すものであるマルチディスク再生装置におい
    て、 前記再生手段に記録媒体が存在する状態で、前記開口
    から記録媒体が挿入された場合は、前記再生手段の記録
    媒体を前記再生手段から移動させることなく、前記開口
    部から挿入された記録媒体を前記収納手段に収納させる
    制御手段とを具えることを特徴とするマルチディスク再
    生装置。
  3. 【請求項3】 記録媒体を挿入又は排出する開口部と、 記録媒体を複数収納可能な収納手段と、 記録媒体を再生する再生手段と、記録媒体の挿入時には前記開口部から前記収納手段又は
    前記再生手段に記録媒体を受け渡し、記録媒体の排出時
    には前記収納手段又は前記再生手段から前記開口部に記
    録媒体を受け渡しする搬送手段とを筐体内に具えるマル
    チディスク再生装置であって、 前記搬送手段は、 前記開口部から前記収納手段又は前記再生手段に挿入さ
    れる記録媒体を、前記開口部に対向する一端側から受け
    取って他端側から受け渡し、 前記収納手段又は前記再生手段から前記開口部に排出さ
    れる記録媒体を、前記他端側から受け取って前記一端側
    から受け渡すものであるマルチディスク再生装置におい
    て、 前記収納手段の記録媒体又は前記再生手段の記録媒体を
    指定する指定手段と、 記録媒体の排出が指示された場合には、前記指定手段で
    指定された記録媒体を排出させる制御手段とを具えるこ
    とを特徴とするマルチディスク再生装置。
  4. 【請求項4】 記録媒体を挿入又は排出する開口部と、 記録媒体を複数収納可能な収納手段と、 記録媒体を再生する再生手段と、記録媒体の挿入時には前記開口部から前記収納手段又は
    前記再生手段に記録媒体を受け渡し、記録媒体の排出時
    には前記収納手段又は前記再生手段から前記開口部に記
    録媒体を受け渡しする搬送手段とを筐体内に具えるマル
    チディスク再生装置であって、 前記搬送手段は、 前記開口部から前記収納手段又は前記再生手段に挿入さ
    れる記録媒体を、前記開口部に対向する一端側から受け
    取って他端側から受け渡し、 前記収納手段又は前記再生手段から前記開口部に排出さ
    れる記録媒体を、前記他端側から受け取って前記一端側
    から受け渡すものであるマルチディスク再生装置におい
    て、 前記収納手段の所定の収納位置を特定する特定手段と、 記録媒体の排出が指示された場合には、前記特定手段で
    特定された前記収納手段の収納位置に存在する記録媒体
    を排出させる制御手段とを具え、 前記制御手段は、前記収納手段の記録媒体の排出が指示
    された場合に、前記特定手段によって前記収納手段の収
    納位置が特定されていない場合は、前記収納手段に収納
    された記録媒体より排出すべき記録媒体を選択して排出
    することを特徴とするマルチディスク再生装置。
  5. 【請求項5】 記録媒体を導入又は排出する導入部と、 記録媒体を複数収納可能な収納手段と、 記録媒体を再生する再生手段と、 前記導入部、前記収納手段、前記再生手段の間で記録媒
    体を受け渡し可能とする搬送手段と、 前記収納手段の記録媒体又は前記再生手段の記録媒体を
    指定する指定手段と、 記録媒体の排出が指示された場合には、前記指定手段で
    指定された記録媒体を排出させる制御手段とを具えたマ
    ルチディスク再生装置において、 前記制御手段は、記録媒体の排出が指示され且つ前記指
    定手段によって再生手段の記録媒体が指定されている場
    合に、前記再生手段に記録媒体が存在しない場合は、前
    記収納手段に収納された記録媒体より排出すべき記録媒
    体を選択して排出することを特徴とするマルチディスク
    再生装置。
  6. 【請求項6】 請求項4又は5記載のマルチディスク再
    生装置において、 前記制御手段は、前記収納手段の記録媒体が前記収納手
    段に収納された順序に基づいて、排出すべき記録媒体を
    選択することを特徴とするマルチディスク再生装置。
  7. 【請求項7】 請求項4又は5記載のマルチディスク再
    生装置において、 前記制御手段は、前記収納手段の記録媒体が前記再生手
    段で最後に再生された時期に基づいて、排出すべき記録
    媒体を選択することを特徴とするマルチディスク再生装
    置。
  8. 【請求項8】 請求項4又は5記載のマルチディスク再
    生装置において、 前記制御手段は、前記収納手段の記録媒体が前記再生手
    段で最後に再生されてからの経過時間に基づいて、排出
    すべき記録媒体を選択することを特徴とするマルチディ
    スク再生装置。
  9. 【請求項9】 請求項4又は5記載のマルチディスク再
    生装置において、 前記制御手段は、前記収納手段の記録媒体が前記再生手
    段で再生された回数に基づいて、排出すべき記録媒体を
    選択することを特徴とするマルチディスク再生装置。
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