JP3300019B2 - 腕時計用ブレスレット部材 - Google Patents
腕時計用ブレスレット部材Info
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A44—HABERDASHERY; JEWELLERY
- A44C—PERSONAL ADORNMENTS, e.g. JEWELLERY; COINS
- A44C5/00—Bracelets; Wrist-watch straps; Fastenings for bracelets or wrist-watch straps
- A44C5/02—Link constructions
- A44C5/10—Link constructions not extensible
- A44C5/107—Link constructions not extensible with links made of more than two elements including connecting elements
Description
スレットに係る。さらに具体的には本発明は同一平面内
に配列され、且つ相互に連設する部材としての剛性ブロ
ックを含むバンドに関するものである。
来の実施例では、ブロック間の連設は、例えばこれらの
ブロックを総て横断軸上で連結するように連鎖状に組み
立て、これらのブロックが総て相互に回動できるように
することによって、大きな可撓性が主としてバンドの長
手方向に沿って確実に得られるように配列されている。
これとは逆にこの種のブロックの配列は横断方向と捩れ
に高い剛性を持つので、このことが手首の形にこれらの
バンドを完全になじませるのを妨げており、携帯者に不
快感を与えるということで大きな欠点となっている。
に不快感を与える欠点を是正して、装着感に優れた腕時
計用のブレスレットを提供することを目的とする。
め、本発明に関わる腕時計用ブレスレット部材は、同一
平面内に相互に配列された剛性のブロックと、前記ブロ
ック全体を屈曲し得るようにして保持するために配設さ
れた連結部材とを含み、特に前記ブロックがモザイク状
に配列されており、各ブロックが連結部材を介して隣接
するブロックに連結され、この連結部材がこれと結合す
るブロックを自由度3で相互に回動可能にする機構を含
んでいることを特徴とする。ここで、「自由度3」と
は、腕時計用ブレスレット部材が、長手方向と同じ程度
に横断方向の変形に対しても捻れ変形に対しても大きな
柔軟性を示すことを意味する。
つの利点は、長手方向と同じ程度にブレスレットが横断
方向の変形に対しても捩れ変形に対しても大きな柔軟性
を示すことである。
のもう1つの利点は、ブロックがモザイク配列というこ
とでブレスレットに独特な外観を与えながら、極めて多
様な装飾模様を作り出すことを可能にすることである。
その他の特徴および利点は非限定的な説明として示した
この種の腕時計用ブレスレットの一実施例を表す添付図
面を参照して以下に述べる説明から明らかとなるであろ
う。図面では同じ符号は類似のブロックを示しているも
のとする。
実施例では、符号1は例えば金属製の剛性ブロックを表
す。この実施例では、1はブロックで正三角形の形状を
しており、その1辺はブレスレットの長手方向に垂直に
方向付けされている。このブロックの周りにはその辺と
接触してブロック1と同一の3個のブロック2a,2
b,2cが配列され、そしてその頂点と接触して前のブ
ロックと同一の3個のブロックから成る3組が、つまり
符号3aから3iまでの9個のブロックが配列されてい
る。それゆえ、ブロック1は12個のブロックによって
全体が取巻かれていることになる。これらのブロックは
結局1辺または1頂点でブロック1と接触しており、ブ
ロック1の隣接ブロックと呼ばれる。勿論ブロック1に
隣接する1つのブロック、例えばブロック2aの周りに
は12個の他の隣接ブロックが配列でき、それらの中に
は既に説明したブロック1,3aおよび3iが見られ
る。こうして次々に手順をふむことによって、ブロック
全体でモザイクを形成し、任意の寸法の平面の面積、特
に1本のブレスレットに必要な面積を完全に覆うことが
可能である。
モザイクがブレスレットとして実用に供されるために
は、これらのブロックがひと続きの品物を形成するため
に相互に結合されなければならない。これは例えば各ブ
ロックを1辺に接する隣接ブロックに連結部材を用いて
連結することによって達成される。こうしてブロック1
は図1に示すように、この図に概略的に示す連結部材4
a,4bおよび4cによって隣接ブロック2a,2bお
よび2cにそれぞれ結合される。このように次々に手順
をふむことによってすべての剛性ブロックを相互に一体
的にすることができる。
材はそれを間に挟むブロックがどちらの方向にも互に自
由に折れ曲る、つまり自由度3で回動できるようにして
組み立てられなければならない。回動の許容範囲は方向
によって異なり、辺の周りで20度、ブレスレットの平
面内で数度にもなり得るが、この動きを可能にするに
は、動きが拘束されないように2個の隣接するブロック
の対向する辺の間に遊隙を持たせなければならない。従
ってこのような構造は全方向の曲げ変形および任意の軸
方向のねじれ変形に大きな柔軟性を示す。
ームの形をとることができ、その両端がブロックを結び
付けるつなぎ部材となっている。ブロックの回動を確実
にするため、アームの先端は対応するブロックの受容室
である空洞内に好適に収まる関節継手を含むことがで
き、アームはこのブロックの側面の開口を貫通する。2
個のブロックの周りのアームの回動は欠くべからざるも
のではなく、従って、アームとブロックの1つとの間の
連結の1つには剛性をもたすことができる。連結部材の
他の形状の実施例は勿論可能である。例えば、アームに
薄い金属ブレードまたは合成材料の紐帯を用い、全く伸
びがなく曲げとねじれに優れた柔軟性を示す方法をとる
ことによって、このアームが共に保持するブロックにア
ームの先端をしっかり固定するようにして実施すること
ができる。
a,5b,5cおよび3gを2個ずつ結合することによ
って、別の方法で配列することもでき、これらのブロッ
クは一つの共通点8でそれらの頂点において隣接してい
る。図1で同じ図の中に示したこの変形例では、ブロッ
ク2cはブロック5bにつながれ、ブロック3fはブロ
ック5cに、そしてブロック5aはブロック3gにつな
がれる。すべての連結部材は共通点8で互いに交叉し、
それらはブレスレットの柔軟性を減退させることなくこ
の点で互いを一体にすることができる。
を図2に示す。この実施例ではブロックは全く同一の正
方形で、各正方形の対角線はブレスレットの長手方向に
対して平行と垂直に方向付けされる。ブロックは全部の
ブロックが隣合わせの8個のブロックを含むようにし
て、例えばブロック10が8個のブロック11aから1
1hに取り囲まれるようにして配置されている。連結部
材はこの実施例では図1に示すように、対向する2辺間
または2頂点間に配置されている。
するものであった。縁の部分では、ブレスレットは通例
では図示しない一部を欠いたブロックとなっている。一
部分が欠けたこれらのブロックを所定の位置に保つに
は、それらを少なくとも1個の連結部材でブレスレット
の残りの部分につなげ、これらのブロックと隣合わせの
ブロックとの間の遊隙を充分に小さくして互いに向き合
うそれらの側面を支えとして、ブレスレット面内にブロ
ックが保持できれば充分である。勿論、連結部材を2個
使えば、ブレスレットの縁にあるブロックの保持に何ら
の困難も示さないことがわかる。
隣接するブロック間の隙間ごしには見えない。この隙間
はとても小さいから、連結部材は事実上見ることができ
ない。ところでこれらの連結部材は図3に示すように装
飾的な役割をも持っている。この実施例では、連結部材
12はかなりの距離をとって隔てられた正方形のブロッ
ク13a,13bの間に配置されている。そのため、連
結部材の中央部分が見え、ブレスレットに美観を添えて
いる。
形または正方形のブロックは規則的な形状をもつ。従っ
て、これらブロックの各辺の延長部によって限定される
線はブロックの間にあって、これらブロックの辺に平行
な直線状の網目模様を描く。勿論、網目の線の少なくと
も1部は、斜線または同一の曲線で構成することができ
るから、不規則な形状を持つブロックによって、より多
様な外観のモザイクを作り出すことが可能となる。
施例については、図4を参照しながら以下に詳しく説明
する。この実施例では、ブレスレットは2種類の異なる
形状のブロックを含んでおり、これにより規則的過ぎる
構成の単調さを破ることが可能となる。
各頂点に円形くり抜き部21を含む正方形である。それ
らは図2に示すブレスレットのブロックと同じ方法で配
置され、方向付けされている。この配列から、同じ点を
取り囲む4個のブロック20の4個のくり抜き部21に
よって、この点に中心を持つ円形開口がブレスレット内
に形成されることになる。正方形に代りに、第1ブロッ
クは、頂点をくり抜いた菱形にして、その主対角線をブ
レスレットの長手方向に向けるようにするとよけいに引
き立つようになる。上記2種類の形はブレスレットの構
成の観点からすれば完全に等しいから、あとの説明は正
方形ブロックの例について行う。
って限定される各円形開口の内側に円筒形の第2ブロッ
ク22が配置されている。円筒の対称軸はブレスレット
の面に垂直に方向付けされ、第1および第2ブロックの
間には遊隙が設けられている。正方形ブロックと円筒ブ
ロックとを交互にしたこの配置法によれば、ブレスレッ
トには独自の特徴が表出できる。
ロック20を取囲みまた第1ブロック20に取囲まれた
第2ブロック22の各々は連結部材23によって結合さ
れ、連結部材23の作用で一緒に保持される。本実施例
においては、第2のブロックを中心に集中する連結部材
は、この第2ブロックと一体に形成されている。
することなく、連結部材を様々な方法でブレスレットの
ブロックの間に配置することができる。例えば各第1ブ
ロックを隣接して対向する2個の第1ブロックに結合
し、各第2ブロックを同じく隣接して対向する2個の第
1ブロックに結合することができる。
2個の部品、即ち基部25、および基部を覆う装飾カバ
ー26から成り、これらの部品は図5および図6におい
て、その平面図が(a)に、また側面の断面図が(b)
にそれぞれ示されている。
と反対側の面上に、内壁27によって形成された受容室
28をを含む正方形断面の板である。内壁27には基部
の4つの頂点に側面開口29が設けられている。頂点は
さらにブロック20の既に説明したくり抜き部21に対
応する円形くり抜き部21aを含んでいる。さらに、貫
通孔30が基部の中央部を軸方向に貫通する。一方、カ
バー26は同様に正方形断面の板であり、その上面はブ
レスレットの上から見えるブロック20の部分を構成
し、またその下面は基部25の上面に当接して、これら
の2つの部品を結合したとき基部は隠れる。カバーの下
面は内壁27と同じ高さの突出部31を含む。この突出
部31は、内壁27に嵌挿してカバー26を基部25上
に位置決めするためと、後で説明する連結部材のための
4つの受容室をブロック20の内部に画定するために、
受容室28内に挿設されるようになっている。円形くり
抜き部21bは基部のくり抜き部の延長となるようにし
て、くり抜き部21aおよび21bでブロック20のく
り抜き部21が形成されるようにカバーの4つの頂点に
設けられる。さらに、カバー26はその中央で下面側に
ねじを切った盲穴32を含む。
において平面図が(a)に、また側面の断面図が(b)
に示されている。このブロックは円筒形の胴部35と、
円筒形部品の下面にはめ込まれた4つの連結部材アーム
37を持つ星形部品36を含んでおり、その上面は第2
ブロック22のブレスレットの上から見える面である。
各アームは、図4に23で示されているようにブロック
22に隣接するブロック20との間の連結部材を構成
し、このためその自由端には係止部材、即ち関節継手3
8を備えている。
第2ブロック22と共に組み合わせる方法を図8におい
て(a)に平面図で、(b)に側面の断面図で示す。ブ
ロック20の基部25には、まずその上面側で、関節継
手38を受容室28内に係合させるようにしてブロック
22を配置し、そこで対応する連結部材アーム37を基
部の側面開口29に挿通する。円筒形胴部35は、この
状態でくり抜き部21aに面して位置し、関節継手38
は側面開口29より寸法が大きく、内壁27と係合す
る。次に、カバー26を基部25に被せ、カバーを基部
に位置ぎめするため、突出部31を内壁27と部分的に
接触させて受容室28内に全部押し入れ、くり抜き部2
1bは円筒形胴部35に対向するようにする。さらに突
出部には、各側面開口29に対向して配置され、かつ内
壁27と共に関節継手38を中に受容する内挿室39を
ブロック20内に画定するようにした刳り込みが設けて
ある。ブレスレットに所要の柔軟性を与えるため、遊隙
40が連結部材アーム37と開口29の内壁との間に設
けられ、また関節継手38と内挿室39を画定している
内壁との間には別の遊隙41が、さらにブロック20の
くり抜き部21とブロック22の円筒形胴部35との間
にはまた別の遊隙42が設けられている。これらの遊隙
は、相互に常時連結状態にある第1ブロック20および
第2ブロック22が互いに相手の周りを全方向に充分な
角度で回動できるように、第1ブロック20の中の連結
部材に確実な遊びを保証する。さらに、小ねじ43を貫
通孔30を挿通してねじ穴32に螺合して、カバー26
を基部25に確実に固定することができる。
ず実用的には金属であり、また場合によっては特にブレ
スレットの外観上貴金属が使用されるが、他の材料、例
えば合成材料もまた上手にこれらの部品の全体または1
部に用いることがでる。
明らかなごとく、すでに説明した以外にさらに変更を本
発明の範囲を逸脱することなく加え得ることは明白であ
る。
時計用ブレスレット部材は、上記のような構成であるの
で、長手方向と同じ程度に横断方向の変形に対しても捩
れ変形に対しても大きな柔軟性を示すことができ、極め
て好適な着用感を得ることができる。また、本発明に係
わる腕時計用ブレスレット部材は、ブロックがモザイク
配列であるのでブレスレットに独特な外観を与えなが
ら、極めて多様な装飾模様を作り出すことが可能とな
る。さらに、構成材料として、貴金属を含む金属以外に
合成材料の使用も可能であり、コスト的にも柔軟に対応
することができる。
能な一実施例を示す部分平面図である。
能な他の実施例を示す部分平面図である。
能な更に他の実施例を示す部分平面図である。
観の異なる2種類のブロックで構成されたブレスレット
を示すの好ましい一実施例の部分図である。
4に示すブレスレットの2種類のブロックのうちの1方
のブロックを構成している2つの部品の1つを示すもの
で(a)は平面図であり、(b)は断面図である。
4に示すブレスレットの2種類のブロックのうちの図5
に示す部品と共に1方のブロックを構成しているもう1
つの部品を示すもので(a)は平面図であり、(b)は
断面図である。
4に示すブレスレットの2種類のブロックのうちの他方
のブロックを示すもので(a)は平面図であり、(b)
は断面図である。
4に示す外観の異なる2種類のブロックで構成されたブ
レスレットの連結機構を示すもので(a)は平面図であ
り、(b)は分解して示した断面図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 同一平面内に相互に配列された剛性のブ
ロックと、前記ブロック全体を屈曲し得るようにして保
持するために配設された連結部材とを含み、前記ブロッ
ク20,22がモザイク状に配列されており、各ブロッ
ク20が連結部材23,37,38を介して隣接するブ
ロック22に連結され、この連結部材が曲げとねじれに
優れた柔軟性を有する材料で形成されたアームを有して
なり、該アームの両端の各々は隣接するブロックにそれ
ぞれしっかりと固定されていとを特徴とする腕時計用ブ
レスレット部材。 - 【請求項2】 前記連結部材が、1点で交叉する連結部
材が相互に連係したものであることを特徴とする請求項
1に記載の腕時計用ブレスレット部材。 - 【請求項3】 同一平面内にモザイク状に配列された剛
性の第1ブロックおよび剛性の第2ブロックと、前記第
1ブロックおよび第2ブロック全体を屈曲し得るように
して保持するために配設された連結部材とを含み、各第
1ブロック20が連結部材23,37,38によって遊
隙42を有して隣接する第2ブロック22に連結され;
前記第1ブロック20が、基部25と、カバー26と、
カバーを基部の面に固定するための部材43とからな
り、側面開口29によって各々外側に通じている4個の
受容室39を内部に含み、この受容室がカバーを基部か
ら外すと見られるようになっており、前記第2ブロック
22が1個の主要胴部35と4個の側面連結部材37,
38とを含み、前記主要胴部に連設された前記側面連結
部材が自由端に関節継手38を備えた4個の連結部材ア
ーム37からなり、各第1ブロックが4個の第2ブロッ
クによって取り囲まれる場合、また各第2ブロックが4
個の第1ブロックによって取り囲まれる場合のいずれに
おいても、前記側面連結部材の関節継手38が前記受容
室39の内部に遊挿され、さらに側面連結部材アーム3
7が遊隙40を有して前記側面開口29を貫通するよう
に配列されていることを特徴とする腕時計用ブレスレッ
ト部材。 - 【請求項4】 前記第1ブロック20は各頂点に円弧状
くり抜き部21を備えた菱形であり、この菱形の対角線
の各々がブレスレットの長手方向と横断方向とにそれぞ
れ平行になるように配列される一方、前記第2ブロック
22の主要胴部は円筒形に形成され、対称軸をブレスレ
ットの平面に対して垂直に方向付けされた、それを取り
囲む前記第1ブロックの円弧状くり抜き部21によって
形成される円形開口内で前記胴部を把持するようにした
ことを特徴とする請求項3に記載の腕時計用ブレスレッ
ト部材。
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